有価証券報告書-第42期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/29 16:51
【資料】
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【項目】
150項目
(重要な会計上の見積り)
当社の個別財務諸表には、経営者の見積りを含みます。資産・負債及び損益に影響を与える見積りは、過去の実績やその他の様々な要因を勘案し経営者が合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際に生じる結果とは異なる可能性があります。
中でも、新型コロナウイルス感染症の影響は、当事業年度末日における見積りに勘案すべき不確実性の高い事象であり、当該事象は温浴事業に影響を及ぼしているものと認識しております。同業界では、総体として需要の減退が顕著でありコロナ以前までの需要の回復には複数年を要するとの見方があるものの、当社の温浴事業はワクチン接種等により2022年度にかけて回復していくものとの仮定に基づいております。このような仮定に関し、将来の不確実性がさらに高まった場合には、その時点で見積りの修正を行う可能性があります。
上記の他、当社の個別財務諸表に重要な影響を与える可能性のある主な見積りは、以下の通りであります。
・子会社株式評価損
当事業年度に計上した子会社株式評価損の金額は934,770千円であり、当社連結子会社である株式会社極楽湯において財政状態が悪化し実質価額が著しく低下したことによるものであります。
当該実質価額には将来の回収可能額の増加による純資産額に与える影響を考慮しておりますが、回収可能価額には、事業計画に基づく売上高・原価など重要な仮定に不確実性があり、計画に対し遅れが生じた場合、個別財務諸表に影響を与える可能性があります。