当期も、教育を取り巻く近年の環境変化に積極的に対応し、当社の教育理念を具体的な形とする取組みを進めました。小学生から高校生までを対象とした「全国統一テスト」の拡充や、多くの高等学校の先生方にご参加いただいている「教育改革先取り対応セミナー」の開催などの施策を引き続き進めたほか、イトマンスイミングスクールでは、世界で活躍できる選手育成の拠点として、2016年5月に日本初のオリンピック公認仕様の水泳競技用施設「AQIT(アキット)」を開設いたしました。一方で、2017年2月1日付及び同年4月20日付の業績見込の修正で開示いたしましたとおり、高校生部門においては早稲田塾とのシナジーを十二分に発揮できる状況には至っておらず、早稲田塾の校舎展開見直しを含む抜本的な対策を要する状況になりました。
こうしたなか、当連結会計年度の営業収益は、概ね前年並で推移し45,567百万円(前年同期比0.4%減)となりました。これは、早稲田塾関連の減少要因があったものの、今春も東京大学をはじめ、早稲田、慶応など難関大学への現役合格者数が伸長するなど、高い合格実績を背景とした生徒募集活動により、高校生部門全体では、生徒数の増勢を維持したこと、また、小・中学生部門、スイミングスクール部門が堅調に推移したことによるものであります。
費用面では、引き続き校舎現場の指導力強化や教務力充実など、生徒の「大巾な学力向上」に焦点を絞った施策を進めると同時に、各部門において業務改善、効率化に取り組みました。また、学習環境の変化を踏まえたコンテンツの開発や、校舎環境の整備、ブランドイメージ浸透のための広告活動など、将来に向けた取り組みも積極的に進めました。このため費用が先行することとなり、対前年同期691百万円の増加となる39,919百万円(前年同期比1.8%増)となりました。
2017/06/29 15:01