訂正有価証券報告書-第23期(平成31年1月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/05/13 16:00
【資料】
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注記事項-企業結合、連結財務諸表(IFRS)

46. 企業結合
前連結会計年度(自 2018年1月1日 至 2018年12月31日)
朝日火災海上保険株式会社との企業結合
(1) 企業結合の概要は、以下のとおりです。
① 被取得企業の名称及び事業の内容
被取得企業の名称 朝日火災海上保険株式会社
(注)2018年7月2日付で楽天損害保険株式会社に社名変更しています。
事業の内容 損害保険事業
② 企業結合を行った理由
当社グループは生命保険事業を営んでいますが、同社の子会社化により新たに損害保険を事業に含めることで、顧客に対してより幅広い保険商品の提供が可能になります。また、同社が有する既存契約者に対して当社のサービスを提供することは、新たな会員獲得と当社エコシステムの更なる拡大に繋がります。加えて、当社はECやFinTechなどインターネットを通じた多種多様な事業を営んでいますが、これらの事業を通じて提供するサービス・商品に伴う付随的なリスクに対する損害保険の提供により、当社の顧客に対して商品・サービスをより一層安心かつ快適な形で提供できる、といったシナジー効果の発揮も期待できます。以上の理由により同社を子会社化しました。
③ 企業結合日 2018年3月30日
④ 企業結合の法的形式 株式の取得
⑤ 取得した議決権比率 99.3%
⑥ 取得企業を決定するに至った根拠
当社が現金を対価として株式を取得したことによります。
(2) 被取得企業の取得対価及びその内訳
(単位:百万円)
取得の対価:
現金44,685
取得対価の合計44,685

(3) 取得に直接要した費用は154百万円であり、「営業費用」にて費用処理しています。
(4) 企業結合日に受け入れた資産及び負債の額は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
公正価値
資産の部
現金及び現金同等物47,545
保険事業の有価証券263,063
無形資産17,201
その他77,824
資産合計405,633
負債の部
保険契約準備金321,985
繰延税金負債6,030
その他22,601
負債合計350,616
純資産55,017

第2四半期連結会計期間において、企業結合日における公正価値を基礎として、取得対価を取得した資産および引き受けた負債に配分しています。
これに伴い、第2四半期連結会計期間において、新たに取得契約価値を認識し無形資産を13,735百万円、繰延税金負債を3,883百万円増加する等の修正を行っています。
その結果、負ののれんが9,949百万円発生しました。
(5) 非支配持分
企業結合日に認識した非支配持分は383百万円です。企業結合日における被取得企業の公正価値で測定した純資産に、企業結合日時点の企業結合後の非支配持分比率(0.7%)を乗じて測定しています。
(6) 発生した負ののれんの金額及び発生原因は、以下のとおりです。
① 発生した負ののれんの金額 9,949百万円
② 発生原因
受け入れた資産及び引き受けた負債の純額が株式の取得価額を上回ったため、その差額を割安購入益として処理し「その他の収益」に計上しました。
(7) 企業結合が期首に行われたと仮定した場合の当社グループの売上収益及び当期利益に与える影響は軽微なため、記載を省略しています。
当連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
記載すべき重要な事項はありません。