四半期報告書-第32期第2四半期(平成28年1月1日-平成28年3月31日)

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2016/05/12 9:36
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有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。
(1)経営成績に関する説明
当社グループは、製薬企業の付加価値向上に貢献する当社グループ独自の事業モデルであるPVC(Pharmaceutical Value Creator)を展開し、CRO(医薬品開発支援)事業、CMO(医薬品製造支援)事業、CSO(医薬品営業支援)事業、ヘルスケア事業、IPD(知的財産開発)事業において、製薬企業の開発、製造、営業・マーケティングのバリューチェーンを広範に支援しております。
医薬品業界におきましては、平成27年9月に策定された「医薬品産業強化総合戦略」において、革新的新薬の創出に向けたイノベーションの推進等の施策が示される一方で、社会保障費抑制策の推進に伴うジェネリック医薬品の使用の加速化やグローバルな視点での医薬品産業の将来像について論点が示されるなど、大きな変革期を迎えております。平成28年4月には、長期収載品のジェネリック医薬品への置き換えを促進する薬価制度が導入されたことにより、先発医薬品を扱う製薬企業においては、長期収載品の薬価引下げ等による収益構造の変化の下での経営効率化と新薬創出にむけた研究開発力の一層の強化が求められております。また、ジェネリック医薬品を扱う製薬企業においては、急速な需要の増加に対し、安定供給に向けた生産体制の強化が課題となっております。
当社グループが属する業界におきましては、このような医薬品業界の変化に伴うアウトソーシングニーズの高まりを受け、企業統合や異業種からの新規参入等の業界再編も進む中、市場規模は中期的に拡大傾向にあります。また、産官学連携を通じた迅速な新薬創出を促進する政策を受け、顧客層はこれまでよりも拡大していくと見込まれており、当社グループは支援業務の多様化や顧客との連携強化を図っております。
[売上高及び営業利益]
当第2四半期連結累計期間においては、前年度(平成27年9月期)より開始したProject Phoenix(赤字事業の解消及びコスト構造改革の推進を通じて業績V字回復及び持続的成長の実現を図るプロジェクト)において、CMO、SMO(治験施設支援機関)、IPDの3事業の業績改善に向けてグループ一丸となった取組みを継続しております。加えて、更なる成長の実現を目指し、各事業の経営基盤強化及び事業間シナジーの追求を図るとともに、当社グループ独自の事業モデルであるPVCの進化に向け、サービスの一層の拡充に取り組んでおります。
当第2四半期連結累計期間は、SMO業務が大幅に業績を回復するなど、前年同期に営業損失を計上した3事業全
てが黒字転換し、さらに他の事業においても堅調に伸長したことにより、売上高は30,767百万円(前年同期比16.1%増)、営業利益は2,052百万円(同278.2%増)となりました。
セグメント別の業績は以下のとおりです。
(単位:百万円)
前第2四半期
連結累計期間
当第2四半期
連結累計期間
増減額(増減率%)
売上高12,97114,599+1,627(+12.5%)
営業利益又は営業損失(△)2,4712,423△47(△1.9%)

当事業においては、主に製薬企業の医薬品開発支援に係る業務を行っております。
当第2四半期連結累計期間においては、臨床業務における堅調な引合いに応じた人材の確保と育成に努めるとともに、多様化する顧客ニーズに対応するため、専門性と効率性を一層強化し、グローバル開発案件や治験国内管理人業務等の支援業務を拡大しております。また、近年ニーズが高まっているオンコロジー領域のサービス拡充のため、平成28年1月に、同領域における高度なノウハウを有する株式会社シフトゼロと合弁会社シミック・シフトゼロ株式会社を設立し、同領域に特化した開発から市販後までシームレスに支援できる体制を整えました。
また、非臨床業務の機能強化及び効率化を図るため、株式会社応用医学研究所と株式会社JCLバイオアッセイが平成27年10月に合併し、シミックファーマサイエンス株式会社(以下、CPhS)として新たに営業を開始しました。新薬及びジェネリック医薬品開発に伴う分析化学サービス事業の機会拡大と米国における体制整備を通じて、事業拡充を図っております。
売上高につきましては、モニタリング業務及び市販後調査業務において新規受注及び既存案件が堅調に進捗したこと及び、株式会社JCLバイオアッセイ(現CPhS)の売上高が加わったこと等により前年同期を大幅に上回りました。一方、営業利益につきましては、非臨床業務における受注遅れやのれん償却費の増加等の影響により前年同期比で微減となりましたが、臨床業務等が好調に推移し、計画を上回って推移しております。
なお、平成28年4月に、非臨床業務再編のため、CPhSと株式会社シミックバイオリサーチセンターが合併いたしました。創薬段階での有効性、安全性評価から、開発コンサルティングや承認申請用の様々な試験、商用ステージでの医薬品の出荷検査まで、非臨床分野におけるトータルソリューションを提供できる体制構築を促進しております。
(単位:百万円)
前第2四半期
連結累計期間
当第2四半期
連結累計期間
増減額(増減率%)
売上高6,7086,787+79(+1.2%)
営業利益又は営業損失(△)△287143+431( ― )

当事業においては、主に製薬企業の医薬品製造支援に係る業務を行っております。
当第2四半期連結累計期間においては、シミックCMO株式会社において前年度より取組みを開始した構造改革を通じ、価格競争力のあるコスト構造への転換を図ることにより業績の早期回復に取り組んでおります。また、新規受託の獲得に向けた営業活動の強化を推進しており、案件の引合いは増加傾向にあります。また、今後の市場規模拡大が見込まれる抗がん剤領域等の新薬の注射剤製造委託ニーズに応えるため、シミックCMO足利株式会社(現シミックCMO株式会社足利工場)において高薬理活性製剤や生物由来製剤に対応可能な新注射剤棟を建設することを決定し、平成30年末の稼働開始を目標にプロジェクトを進めております。
売上高につきましては、シミックCMO株式会社における新規案件の受託生産が堅調に進捗したこと等により前年同期を上回りました。また、コスト構造改革のための取組みを継続的に実施したこと等により前年同期に比べ大幅に採算が改善し、営業黒字を計上いたしました。
なお、平成28年4月に、国内CMO事業再編のため、シミックCMO株式会社とシミックCMO足利株式会社が合併いたしました。各工場が保有する製剤技術力、品質保証力及びコスト対応力を結集し、幅広いクライアントへ高品質なサービスを提供する体制を強化しております。
(単位:百万円)
前第2四半期
連結累計期間
当第2四半期
連結累計期間
増減額(増減率%)
売上高3,9734,851+877( +22.1%)
営業利益又は営業損失(△)176571+395(+224.6%)

当事業においては、主に製薬企業の営業・マーケティング支援及び医療、製薬業界向けBPO(Business Process Outsourcing)・人材サービスに係る業務を行っております。
当第2四半期連結累計期間においては、シミック・アッシュフィールド株式会社において、MR(医薬情報担当者)派遣業務の受注力強化及びサービスモデル拡充に取り組んでおります。製薬企業において営業予算削減とリソース配分の見直しが進められる中、既存大型案件の着実な遂行と新規案件の獲得を図っております。
売上高及び営業利益につきましては、MR派遣業務及びBPOサービス業務において既存案件が順調に進捗したこと等により、前年同期を上回りました。
<ヘルスケア事業>(単位:百万円)
前第2四半期
連結累計期間
当第2四半期
連結累計期間
増減額(増減率%)
売上高2,7723,450+678( +24.5%)
営業利益又は営業損失(△)△60128+629( ― )

当事業においては、SMO業務、ヘルスケア情報サービスなど、主に医療機関や患者、一般消費者の医療や健康維持・増進のための支援業務を行っております。
当第2四半期連結累計期間においては、SMO業務を行うサイトサポート・インスティテュート株式会社(以下、SSI)が、業績の早期回復を図るため、前年度より取り組んでいるコスト削減やプロジェクト管理の徹底等の経営効率化の施策を継続して推進しております。また、営業活動の一層の強化、医療機関ネットワークの拡大への取組みを通じた新規案件の獲得に邁進し、受注は回復傾向にあります。
売上高につきましては、SSIの新規受注及び既存案件が堅調に進捗したこと等により、前年同期を大幅に上回りました。また、既存案件が堅調に進捗したこと、経営効率化のための施策を継続的に実施したこと等により前年同期に比べ大幅に採算が改善し、営業黒字を計上いたしました。
(単位:百万円)
前第2四半期
連結累計期間
当第2四半期
連結累計期間
増減額(増減率%)
売上高4451,441+995(+223.1%)
営業利益又は営業損失(△)△10313+116( ― )

当事業においては、主に診断薬や希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)等の開発及び販売に係る業務を行っております。
診断薬事業においては、当社グループが腎疾患の診断を目的として開発した体外診断用医薬品「ヒトL型脂肪酸結合蛋白キット」の販売拡大に努めるとともに簡易検査(Dip-test)キットの開発を行っております。
希少疾病用医薬品等事業においては、株式会社オーファンパシフィックが、自社開発品である希少疾病用医薬品2製品の疾病認知度向上の施策を継続しております。また、アステラス製薬株式会社から製造販売承認の承継を受けた希少疾病用医薬品等3製品の販売及び東レ・メディカル株式会社との共同販促を行うなど、売上規模の拡大を図るとともに、販売経費の削減に取り組んでおります。
売上高につきましては、診断薬及び希少疾病用医薬品等の販売量が大幅に増加したこと等により前年同期を大幅に上回り、営業黒字を計上いたしました。
[経常利益]
当第2四半期連結累計期間の経常利益は1,900百万円(前年同期比397.1%増)となりました。
主な増加要因は、営業利益2,052百万円を計上したことによるものであります。営業外収益として受取補償金及び受取利息等79百万円、営業外費用として為替差損及び支払利息等230百万円を計上しております。
[親会社株主に帰属する四半期純利益]
当第2四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は829百万円(前年同期比628.7%増)となりました。
特別損失として固定資産除却損等33百万円、法人税等合計として912百万円及び非支配株主に帰属する四半期純利益として124百万円をそれぞれ計上しております。
(2)財政状態の説明
資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末比で4,684百万円増加し、60,546百万円となりました。これは、主に有形固定資産及び長期前払費用の増加等であります。
負債合計は、前連結会計年度末比で3,868百万円増加し、39,062百万円となりました。これは、主に長期借入金の増加等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末比で816百万円増加し、21,484百万円となりました。これは、主に利益剰余金の増加によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比で1,273百万円増加し、6,911百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,988百万円の収入(前年同四半期連結累計期間:1,092百万円の支出)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益及び減価償却費による資金増加と、売上債権の増加による資金減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、2,072百万円の支出(前年同四半期連結累計期間:1,968百万円の支出)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、1,397百万円の収入(前年同四半期連結累計期間:2,053百万円の収入)となりました。これは、主に長期借入れによる収入と、長期借入金の返済による支出によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当社グループは、診断薬やオーファンドラッグ等の共同・自社開発や製剤技術開発を通じて、知的財産の蓄積と新たな収益モデルの構築を目指すとともに事業を通じた社会貢献を目指しております。
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、75百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間における主な研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(7)受注の状況
受注実績
(単位:百万円)
報告セグメントの名称前第2四半期連結累計期間
(自 平成26年10月1日
至 平成27年3月31日)
当第2四半期連結累計期間
(自 平成27年10月1日
至 平成28年3月31日)
前連結会計年度
(自 平成26年10月1日
至 平成27年9月30日)
受注高受注残高受注高受注残高受注高受注残高
CRO事業17,37742,68813,41841,31031,58742,430
CMO事業6,6783,6487,6454,11613,3503,240
CSO事業5,6927,4613,4146,01810,1747,247
ヘルスケア事業3,2738,8023,7059,1946,2298,908
IPD事業368881,285215905327
合計33,39062,68929,47060,85662,24762,153

(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
3.CMO事業の受注残高は確定注文を受けているもののみ計上しております。顧客からは、年間ベースの発注計画等の提示を受けていますが、確定注文とは異なりますので受注残高には含めておりません。
4.前第2四半期連結累計期間のCRO事業の受注高には、前第2四半期連結会計期間に連結子会社となった株式会社JCLバイオアッセイ(現 シミックファーマサイエンス株式会社)、CMIC, Inc.の2社の前第2四半期連結会計期間末における受注残高1,959百万円が含まれております。

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