有価証券報告書-第39期(2023/04/01-2024/03/31)
対処すべき課題
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社は、NTTグループの一員としての社会的責任と公共的使命を担いつつ幅広いお客さまに金融・決済サービスを提供していくため、コーポレート・ガバナンスの強化を通じてコンプライアンスの徹底を図るとともに、ノウハウ蓄積・人材育成の推進による企業体質の強化に努め、公正・透明な企業活動に邁進してまいります。
なお、当社の存在意義・志を明確にし、全社員一人ひとりが同じ価値観を持って事業にあたるための道標として、以下のとおりパーパス、ビジョン、バリューズを制定しております。
『パーパス』
「信用」をチカラに、社会を支え、豊かな未来をつくる
『ビジョン』
NTTグループ 総合決済・財務プラットフォーマー
『バリューズ』
誠実:金融事業者として高い倫理観のもと、真摯に行動し、お客さまとの「信頼」を築き続けます
チャレンジ:失敗を恐れず挑戦し、一人ひとりが成長し、「進化」し続けます
プロフェッショナル:スキルを磨き、知見を深め、お客さまに「最高のサービス」で応え続けます
チーム力:多様性を認め合い、“個人×チーム”で、「最大限の力」を発揮し続けます
変革力:未来志向で常に考え、実行することで、「新たな価値を創造」し続けます
(2)経営環境及び対処すべき課題
2024年度におきましては、雇用・所得環境が改善する下で、景気の緩やかな回復が続くことが期待される一方、世界的な金融引締めや中国経済の先行き懸念等による景気の下押しリスクもあることから、物価の高騰や中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動といった世界経済動向を十分注視していく必要があると考えています。
このようななか、当社グループは「信用をチカラに、社会を支え、豊かな未来をつくる」というパーパスのもと、ビジョンである「NTTグループ 総合決済・財務プラットフォーマー」の実現に向け、金融決済、財務サービスの経験・知見を活かし、お客さまや社会の課題に誠実に向き合ってまいります。
上記の実現に向け、以下の各種施策に取り組んでまいります。
① DXの更なる推進とビリングソリューションサービスの拡大
ビリング事業におきましては、新たに構築するNTTグループとしての「共通IT(ビリング)」の確実な導入に向けた検討・開発を引き続き進めていくとともに、ユーザビリティ向上に向けた「Webビリングアプリ」の機能拡充などによる「Webビリング」の更なる普及・拡大、コンタクトチャネルのデジタル化の拡大などDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速し、効率化と品質向上に取り組んでまいります。また、2023年10月に提供を開始した適格請求書について、お客さまからのご要望等を踏まえ提供方法の見直しを図るなど、CX(カスタマーエクスペリエンス)推進に向けた取組みを進めてまいります。
ビリングソリューションサービスについては、多様化する法人・自治体などのお客さまのビリングニーズにお応えするために、NTTグループ・一般企業とも連携し「法人“ビリングONE”」や「楽々クラウド決済サービス」などの回収代行サービス、「楽々クラウド電子帳簿保存サービス by ClimberCloud」など、DX支援を通じたお客さまの課題解決と付加価値向上に取り組んでまいります。
さらに、NTTグループ各社が行っている請求・支払い業務の効率化にも貢献していくことで、グループ全体の生産性向上につなげてまいります。
② カード決済ソリューションビジネスの拡大
クレジットカード事業におきましては、定期請求を行っている法人のお客さまへカード決済ソリューションサービス「PaySol」を拡大してまいります。また、中小法人向けビジネスカード「Bizカード」の提供により、キャッシュレス化の推進に貢献してまいります。
③ 高品質・専門的なアカウンティングサービスの提供、及びグループファイナンスにおける資金調達手段
の多様化
アカウンティング・ファイナンス事業におきましては、業務効率化及びトータルコスト削減を目的に2023年4月に導入したNTTグループとしての「共通IT(財務)」の安定運用に向け、グループ全体のサポートを引き続き実施していくほか、高い専門性を活かし、安定した事業運営を行ってまいります。
また、資金調達手段の多様化を図り、国内外のNTTグループ各社の資金需要に対応した安定的かつ低利な資金供給を行うとともに、グループ全体の有利子負債、金融費用の削減に貢献してまいります。
④ 事業活動を通じた持続可能な社会の実現に向けた取組みの推進
当社グループは、金融決済・財務サービスを通じて様々な社会課題の解決に挑み、お客さま、ビジネスパートナー、NTTグループ各社などステークホルダーの皆さまとともに社会を支え、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。また、「さくらプロジェクト(東日本大震災からの復興支援活動)」や「ヴィオラスペース」への協賛等を通じた社会貢献活動にも引き続き取り組んでまいります。
(1)会社の経営の基本方針
当社は、NTTグループの一員としての社会的責任と公共的使命を担いつつ幅広いお客さまに金融・決済サービスを提供していくため、コーポレート・ガバナンスの強化を通じてコンプライアンスの徹底を図るとともに、ノウハウ蓄積・人材育成の推進による企業体質の強化に努め、公正・透明な企業活動に邁進してまいります。
なお、当社の存在意義・志を明確にし、全社員一人ひとりが同じ価値観を持って事業にあたるための道標として、以下のとおりパーパス、ビジョン、バリューズを制定しております。
『パーパス』
「信用」をチカラに、社会を支え、豊かな未来をつくる
『ビジョン』
NTTグループ 総合決済・財務プラットフォーマー
『バリューズ』
誠実:金融事業者として高い倫理観のもと、真摯に行動し、お客さまとの「信頼」を築き続けます
チャレンジ:失敗を恐れず挑戦し、一人ひとりが成長し、「進化」し続けます
プロフェッショナル:スキルを磨き、知見を深め、お客さまに「最高のサービス」で応え続けます
チーム力:多様性を認め合い、“個人×チーム”で、「最大限の力」を発揮し続けます
変革力:未来志向で常に考え、実行することで、「新たな価値を創造」し続けます
(2)経営環境及び対処すべき課題
2024年度におきましては、雇用・所得環境が改善する下で、景気の緩やかな回復が続くことが期待される一方、世界的な金融引締めや中国経済の先行き懸念等による景気の下押しリスクもあることから、物価の高騰や中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動といった世界経済動向を十分注視していく必要があると考えています。
このようななか、当社グループは「信用をチカラに、社会を支え、豊かな未来をつくる」というパーパスのもと、ビジョンである「NTTグループ 総合決済・財務プラットフォーマー」の実現に向け、金融決済、財務サービスの経験・知見を活かし、お客さまや社会の課題に誠実に向き合ってまいります。
上記の実現に向け、以下の各種施策に取り組んでまいります。
① DXの更なる推進とビリングソリューションサービスの拡大
ビリング事業におきましては、新たに構築するNTTグループとしての「共通IT(ビリング)」の確実な導入に向けた検討・開発を引き続き進めていくとともに、ユーザビリティ向上に向けた「Webビリングアプリ」の機能拡充などによる「Webビリング」の更なる普及・拡大、コンタクトチャネルのデジタル化の拡大などDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速し、効率化と品質向上に取り組んでまいります。また、2023年10月に提供を開始した適格請求書について、お客さまからのご要望等を踏まえ提供方法の見直しを図るなど、CX(カスタマーエクスペリエンス)推進に向けた取組みを進めてまいります。
ビリングソリューションサービスについては、多様化する法人・自治体などのお客さまのビリングニーズにお応えするために、NTTグループ・一般企業とも連携し「法人“ビリングONE”」や「楽々クラウド決済サービス」などの回収代行サービス、「楽々クラウド電子帳簿保存サービス by ClimberCloud」など、DX支援を通じたお客さまの課題解決と付加価値向上に取り組んでまいります。
さらに、NTTグループ各社が行っている請求・支払い業務の効率化にも貢献していくことで、グループ全体の生産性向上につなげてまいります。
② カード決済ソリューションビジネスの拡大
クレジットカード事業におきましては、定期請求を行っている法人のお客さまへカード決済ソリューションサービス「PaySol」を拡大してまいります。また、中小法人向けビジネスカード「Bizカード」の提供により、キャッシュレス化の推進に貢献してまいります。
③ 高品質・専門的なアカウンティングサービスの提供、及びグループファイナンスにおける資金調達手段
の多様化
アカウンティング・ファイナンス事業におきましては、業務効率化及びトータルコスト削減を目的に2023年4月に導入したNTTグループとしての「共通IT(財務)」の安定運用に向け、グループ全体のサポートを引き続き実施していくほか、高い専門性を活かし、安定した事業運営を行ってまいります。
また、資金調達手段の多様化を図り、国内外のNTTグループ各社の資金需要に対応した安定的かつ低利な資金供給を行うとともに、グループ全体の有利子負債、金融費用の削減に貢献してまいります。
④ 事業活動を通じた持続可能な社会の実現に向けた取組みの推進
当社グループは、金融決済・財務サービスを通じて様々な社会課題の解決に挑み、お客さま、ビジネスパートナー、NTTグループ各社などステークホルダーの皆さまとともに社会を支え、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。また、「さくらプロジェクト(東日本大震災からの復興支援活動)」や「ヴィオラスペース」への協賛等を通じた社会貢献活動にも引き続き取り組んでまいります。