当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、「日銀短観」9月調査における企業の業況判断DIによれば、大企業製造業は前回6月調査につづき2期連続プラス6と横ばいになりました。自動車、鉄鋼、電気機械の景況感が上向きつつありますが、3ヶ月後の予想である先行きDIは大企業製造業でプラス6とさらに横ばいが続く見通しとなっており、まだ持ち直しの明確なきっかけをつかめていないということを示唆する結果となりました。
また今年度の想定為替レートを上回る円高が収益を圧迫するため、大企業製造業の経常利益計画は前年度比14.6%減と前回調査に比べ3.3%下振れしましたが、設備投資計画は前年度比12.7%増と依然堅調な伸び率となりました。
一方、総務省統計局9月発表の労働力調査によれば、就業者数は6,465万人と前年同月に比べ86万人の増加と21ヶ月連続の増加、雇用者数も83万人の増加と44ヶ月連続の増加となりました。製造業も対前年同月比16万人の増加となりましたが、「日銀短観」9月調査の雇用人員判断DIでは製造業でマイナス5ポイント、非製造業でマイナス19ポイントとなっており、かつ3ヶ月先の先行きについても製造業・非製造業ともにさらなる不足が見込まれております。
2016/11/11 10:03