四半期報告書-第28期第1四半期(平成27年10月1日-平成27年12月31日)

【提出】
2016/02/15 13:13
【資料】
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【項目】
25項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第1四半期累計期間における我が国経済は、政府や日銀による経済政策・金融緩和の効果により、企業業績や雇用情勢の改善等、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、中小企業における賃上げの遅れによる個人消費の不振、海外経済の不確実性は依然として懸念されております。
当社の顧客企業が属する自動車・電気機器・半導体等の製造業界におきましては、業績回復に伴う製造業界各社の研究開発費の増額等、力強く推移しております。また、情報系エンジニアの派遣先となるIT業界においてはインフラ整備等による投資の増額及び人材不足が深刻化しており、今後も堅調に推移する見通しとなっております。
このような事業環境の下、採用・教育面については、若い未経験人材や外国人技術者を積極採用し、研修センターを新規開設する等若い未経験人材を業界の次世代を担うエンジニアに育成する体制を整えている一方、中期経営計画目標である年間500名採用達成に向け採用コストが増加しております。
営業面については、顧客の要望に即したエンジニアを迅速にマッチングする等付加価値の高い人材サービスを提供するとともに、効率化、収益力強化に努めてまいりました。
以上の結果、当第1四半期累計期間の経営成績は、売上高1,330百万円(前年同四半期比20.2%増)、営業利益92百万円(前年同四半期比9.8%減)、経常利益92百万円(前年同四半期比19.8%減)、四半期純利益56百万円(前年同四半期比8.1%減)となりました。
セグメントごとの業績の状況を示すと次のとおりであります。
エンジニアアウトソーシング事業につきましては、主要顧客である自動車・電気機器・半導体等の製造業界におきまして、企業業績回復が見受けられました。国内の自動車販売は、落ち込みに歯止めが掛かっており、今後の買い替え需要を活性化するため、新規モデル投入に向け開発が加速しております。このような事業環境の下、需要が高まっている機械分野の技術者の採用及び育成に注力すると共に、コスト管理の徹底、営業部門の強化に努めてまいりました。
以上の結果、売上高は1,167百万円(前年同四半期比21.8%増)となり、セグメント利益は84百万円(前年同四半期比13.6%減)となりました。
N&Sソリューション事業につきましては、当該事業の主要顧客でありますIT業界の顧客企業群におきましては、データセンター及びインフラ整備等による投資が増加傾向にあり、堅調に推移しております。このような事業環境の下、ネットワーク分野の技術者の育成に注力すると共に、コスト管理の徹底、営業部門の強化に努めてまいりました。
以上の結果、売上高は163百万円(前年同四半期比9.5%増)となり、セグメント利益は8百万円(前年同四半期比58.2%増)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社が対応すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。