有価証券報告書-第14期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/23 11:08
【資料】
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【項目】
93項目

研究開発活動

当社グループの研究開発活動は、既存パッケージソフトウェアeBASEシリーズ(基本アプリケーションやミドルウェア等)のバージョンアップと、新規eBASEオプションソフトウェア開発等があります。両者ともに開発部がこれを担当しており、必要に応じて、社外開発会社と共同して開発作業を行うこともありますが、eBASE-PLUS社を含むグループ社内開発を基本としております。当連結会計年度のeBASE事業における研究開発費は、44,861千円となっており、当連結会計年度に以下の開発を完了しリリースしました。
① CMS(Content Management Sysytem)開発プラットフォーム「ミドルウェアeBASE」の機能強化
デバイスに依存せず、Officeファイルが表示できる機能「Officeプレビュー」、デジタルブックを作成することができる機能「eB-Book」や「eB-SmartCamera」を開発する等、スマートフォンを利用したデータベースとの連携機能の強化・開発を行いました。また、ミドルウェア機能として、スマートフォン、タブレット端末対応を行うとともに、顧客管理、名刺管理システムの機能強化を図りました。更に、"eBASE"のノンプログラミング画面作成ツール「eB-designer」に「eB-script」、「eB-用語辞典」の多機能化を継続して追加リリースを行い、ノンプログラミングでより手軽に高機能なアプリケーション構築を図れる機能強化を行いました。
②「eBASE」のクラウド対応機能強化
食品業界向け「FODDS eBASE Cloud」では、オンプレミス環境だけでなく、パブリッククラウド環境でも稼働できるよう機能強化を継続して行いました。また、「FOODS eBASE」を学校給食(スクールランチ)の食物アレルゲン管理に特化したクラウドサービス「あんしん給食えびす」を継続開発するとともに新たな業界分野として、ファッション業界向けに商品情報の一元管理と共有活用ができるクラウドサービス「FASHION eBASE Cloud」を開発しました。更に、食品業界NBセンター(クラウド型サービス「FODDS eBASE NB(ナショナルブランド)商品データベースセンター)の機能強化を継続的に取り組むとともに原材料情報交換プラットフォームとして、サプライヤー企業の原材料詳細情報の提供負荷とバイヤー企業の収集・保管負荷の軽減を目指したデータ交換・保管サービス「原材料DBセンター」の新規開発を行いました。
③ eB-Pointサービスの拡充
eBASEやデータ交換各社の入力アドオンのバージョンアップ負荷を軽減する「eB-Update」を開発し、eB-Pointサービスでの利用が可能となりました。また、「eBASEJr.Drive」、「eB-ExcelDB」等、継続し機能強化を行いました。
④ 「FOODS eBASE」のバージョンアップ
お米の産地情報、品種、産年等を消費者がスマートフォン、タブレットを使用し手軽に確認することを可能とした、お米の「商品・品質検査情報管理・公開システム」や生鮮食品情報管理「eB-fresh」を開発しました。更に、サプライヤーの入力負荷を軽減する為、「eB-foods」のデザイン変更および機能強化を行いました。
⑤ マルチメディアコンテンツ管理機能強化・追加開発
住宅業界向けの施行履歴管理および、メンテナンス部材、部品の管理システムの開発を行いました。また、住所情報に基づく地図連携機能「eB-Zmap」のスマートフォン、タブレット端末対応の機能強化を図りました。