有価証券報告書-第17期(2025/04/01-2026/03/31)
① 人材育成方針及び戦略
ア.人材育成方針
「良きクリエイターは良きビジネスパーソンであれ」の考えの下に、新しい面白さを実現するクリエイターと、成長性と収益性を実現するビジネスパーソンの2つの両立を人材育成方針としています。
イ.育成すべき人材像
人材育成方針に基づき、会社の持続的な成長を支えるための育成すべき人材像を3つの視点から定義しております。
a.自立(自律)したプロフェッショナルなクリエイター
・担当する業務に関する知識・技術が卓越しており、また、周辺業務についての知識も有している人材
・ブランド力を向上するクオリティの高い商品を、妥協せず徹底的にチェックを行いながら期限内に仕上げられる人材
b.価値創造を支え、ビジネスを推進・強化する人材
・新分野の開拓や新たなグローバルIPの創造と展開に向けて、自ら新しい企画を立ち上げ、商品化できる人材
・全社的な視点で最大の成果を出すために、自ら動き、必要な支援や仕組みづくりを行うことができる人材
c.グローバルな視点でIPの価値を高める人材
・異文化や多様性を理解・尊重し、グローバルな観点で主体的にビジネスを推進する人材
・コーエーテクモのIPの価値を理解し、海外のパートナー企業やグループ内海外拠点をはじめとした多様な文化背景を持つメンバーと協働して価値を醸成できる人材
ウ.戦略
当社グループでは、人材育成方針に基づく「育成すべき人材像」の実現に向けて、3つの人材戦略を策定し、実行しています。
a.新卒入社者を中心とした多様な人材の確保
・新卒採用への取組
当社グループは長年にわたり新卒採用へ積極的に取組んでいます。変化の激しいゲーム業界で継続して成長するためには、フレッシュな感性や新しい能力・価値観を持った新入社員の存在が必要です。好きな気持ちこそが原動力であるという考えから「ゲームファンの採用」を一貫して続けており、日本のみならず海外においても就職活動イベントへの参加や積極的な学校訪問等の活動を行い、多様な人材の採用に力を入れています。
・経験者採用の取組
当社グループでは、持続的な成長とグローバルでの競争力強化に向け、多様な能力・価値観を持つ人材の確保が不可欠と考えています。そのため、専門性の高い能力と豊かな経験を備えた人材が重要であり、経験者採用に取り組んでいます。
・女性活躍推進の取組
当社グループは、社員への公平な評価・処遇を掲げ、実力本位で平等な昇進、登用の機会の確保を継続することで、性別を問わず優秀な人材が活躍できる会社を目指しています。国内グループ会社では、令和12年度までに女性管理職比率を12%以上にすることを目標として施策を行っています。
・外国籍社員が活躍できるオープンな環境
当社グループは、グローバル市場での成長を見据え、多様な才能や価値観を尊重し合う組織づくりを推進しています。その一環として、外国籍社員の採用も積極的に行っており、国内新卒採用における外国籍社員比率は20%近くに達しています。採用にあたっては、入社当初の生活面での不安を軽減し、スムーズに勤務を開始できるよう、社員寮といった住居支援等を含む福利厚生制度を設け安心して働ける環境を整備しています。最近では管理職やリーダー職として活躍する外国籍社員も増加するなど、多様な人材が活躍できる組織となっており、当社グループの競争力の強化につながっています。
b.成長を実現する人材育成制度
当社グループには、社員の成長を支援するための制度が整備されており、これが卓越したヒューマンパワーを生み出しています。
・成長につながる社内研修
社員の成長を後押しするために、将来的にディレクター・プロデューサーとして必要な基礎知識を補強し、社内のノウハウを共有するための「プロデューサー研修」をはじめとして、様々な研修を実施しています。また、各部署内で社員が講師となり、お互いに必要なスキルを教え合う各部署主幹研修が自発的に行われており、部署全体で成長を促していく風土作りにつながっています。また、各部署が実施した研修を他部署でも受講できるよう、研修のアーカイブ映像や資料などを社内共有しています。
・スキルアップ支援制度
社員の主体的な学習を促進するため、外部研修プログラムや通信教育講座の受講を推奨し、その費用の全額または一部を補助しています。通信教育講座では、ビジネススキル全般に関する講座から、ゲームエンジンやCG制作に関する専門的な講座まで、幅広い講座が受講されています。また、令和6年度からは語学試験受験料補助制度を導入し、英語だけでなく中国語試験の受験料まで支援をしています。意欲ある社員の語学力向上を後押しすることで、グローバルなビジネス展開を支える人材の育成につなげています。その他にも、社員の適性に応じた複線的なキャリアパスを用意し、外部研修や社内講演会、資格・検定試験等の学びをサポートすることで、社員個々人が自分のキャリアを具体的に描けるようにしています。
・キャリア支援策の実施
社員の自律的なキャリア形成を支援し、本人の志向や能力に合った業務で最大限に力を発揮できるよう、キャリア支援を行っています。具体的には、キャリア面談、キャリアステージ研修、社内公募制度、自己申告制度等を実施しており、特に社内公募制度では、多くの社員が自発的に異動し、高いモチベーションで活躍しています。これらの取組は、社員のキャリア意識を高めるとともに、社員が自身のキャリアを深く考え、必要なスキルや経験を積む機会を提供しています。
c.安心して働ける環境の構築(社内環境整備方針)
当社グループは、社員が能力を発揮し、長く活躍できるための環境を整備しています。また、業界でも屈指の福利厚生を完備することで、社員の離職防止及びモチベーション向上を図っています。
・働きやすい勤務制度の整備
フレックスタイム制の導入、子どもが小学6年生まで利用できる時短勤務制度や時差出勤(スライド出勤)を導入し、育児と仕事を両立しながら活躍できる職場環境を整備しています。育児・介護のための在宅勤務の制度化、フレックスタイム制におけるコアタイムの短縮により、様々なワークスタイルや柔軟な働き方の拡充をしています。令和7年度には、生理休暇をメディカル休暇へ名称を変更し、その適用範囲を拡張しました。また、各事業所に生理用品(無償)を設置するなど、女性が働きやすい環境作りに取組みました。
・モチベーションを高める支援制度
当社グループは、物価上昇率を踏まえながら令和8年度を含め11年連続のベースアップを実施しています。また、社宅・独身寮の提供により、新卒社員や外国籍社員をはじめとする幅広い人材の生活基盤を支援する施策に加え、報奨金制度、業績表彰制度等、モチベーションを高める支援制度に取組んでいます。
・健康経営の推進
当社グループは、社員が心身ともに健康な状態を保ち、高いパフォーマンスを発揮できることを重要と考えています。CSuOを健康経営責任者として定め、人事部を中心に健康経営を推進しています。また、活動内容は、定期的にサステナビリティ委員会に報告を行っています。
産業医体制の拡充、再検査受診補助、長時間労働者へのケア、メンタルヘルスケアに関する研修、24時間利用可能なメール相談、オンライン産業医面談、ストレスチェック等のサービスを提供し、社員が自身の状況を把握し、カウンセリングを受けられる環境整備をしています。また、令和8年度より勤務間インターバル制度を導入し、社員の健康維持に努めてまいります。経済産業省及び日本健康会議が選出する「健康経営優良法人(大規模法人部門)」にも2年連続で認定されており、今後も積極的に社員の健康増進に取組んでいきます。
・エンゲージメント向上
令和5年度よりエンゲージメントサーベイを実施し、従業員エンゲージメントを測定しています。調査で分かった「強み」と「弱み」に対して全社的取組だけでなく、各部門主導で注力課題を設定し、個別の対応策を検討・実施することで、継続的な改善活動を行っています。令和7年度は、時短勤務の拡大や配偶者出産フォロー休暇の設立、各部署研修やナレッジの共有を進めた結果、特に「多様な働き方」や「成功・失敗事例の共有」スコアが上昇し、全体スコアも53.3と前年比2.9ポイント上昇しました。今後も継続的な取組を実施することでエンゲージメントの更なる向上を図ってまいります。
・多様性を活かす風土の醸成
多様な人材が互いに尊重し合い活躍できる組織を目指し、令和7年度にはダイバーシティとLGBTQ+に関する意識向上を図る研修を全社員対象に行いました。また、国内グループ会社で、同性パートナーを社内規程上の配偶者と同じ扱いとし、慶弔見舞金や慶弔休暇等の対象とするパートナーシップ制度を導入しています。
・人権の尊重に向けた取組
当社グループは、全従業員一人ひとりの人権を尊重することを企業活動の基本としており、行動規範に人権に関する方針を明記しています。また、平成28年度から英国現代奴隷法2015に基づく声明を公表し、毎年更新を行っています。
ハラスメント防止は、人権尊重の取組の一環として重要であると考えております。当社グループでは、快適で安全な職場環境を実現するため、ハラスメント防止に関するグローバル規則の策定、社員を対象とした教育研修の実施など、各種対策を推進しています。また、ハラスメントに関する相談や通報に対して迅速かつ適切に対応できるよう、複数の相談窓口とハラスメント対策委員会を設置し、プライバシーに配慮した対応を行っています。「人権の尊重」の観点から、ハラスメント防止をはじめとした職場環境の整備に努め、今後「人権」に関する取組を更に強化してまいります。
ア.人材育成方針
「良きクリエイターは良きビジネスパーソンであれ」の考えの下に、新しい面白さを実現するクリエイターと、成長性と収益性を実現するビジネスパーソンの2つの両立を人材育成方針としています。
イ.育成すべき人材像
人材育成方針に基づき、会社の持続的な成長を支えるための育成すべき人材像を3つの視点から定義しております。
a.自立(自律)したプロフェッショナルなクリエイター
・担当する業務に関する知識・技術が卓越しており、また、周辺業務についての知識も有している人材
・ブランド力を向上するクオリティの高い商品を、妥協せず徹底的にチェックを行いながら期限内に仕上げられる人材
b.価値創造を支え、ビジネスを推進・強化する人材
・新分野の開拓や新たなグローバルIPの創造と展開に向けて、自ら新しい企画を立ち上げ、商品化できる人材
・全社的な視点で最大の成果を出すために、自ら動き、必要な支援や仕組みづくりを行うことができる人材
c.グローバルな視点でIPの価値を高める人材
・異文化や多様性を理解・尊重し、グローバルな観点で主体的にビジネスを推進する人材
・コーエーテクモのIPの価値を理解し、海外のパートナー企業やグループ内海外拠点をはじめとした多様な文化背景を持つメンバーと協働して価値を醸成できる人材
ウ.戦略
当社グループでは、人材育成方針に基づく「育成すべき人材像」の実現に向けて、3つの人材戦略を策定し、実行しています。
a.新卒入社者を中心とした多様な人材の確保
・新卒採用への取組
当社グループは長年にわたり新卒採用へ積極的に取組んでいます。変化の激しいゲーム業界で継続して成長するためには、フレッシュな感性や新しい能力・価値観を持った新入社員の存在が必要です。好きな気持ちこそが原動力であるという考えから「ゲームファンの採用」を一貫して続けており、日本のみならず海外においても就職活動イベントへの参加や積極的な学校訪問等の活動を行い、多様な人材の採用に力を入れています。
・経験者採用の取組
当社グループでは、持続的な成長とグローバルでの競争力強化に向け、多様な能力・価値観を持つ人材の確保が不可欠と考えています。そのため、専門性の高い能力と豊かな経験を備えた人材が重要であり、経験者採用に取り組んでいます。
・女性活躍推進の取組
当社グループは、社員への公平な評価・処遇を掲げ、実力本位で平等な昇進、登用の機会の確保を継続することで、性別を問わず優秀な人材が活躍できる会社を目指しています。国内グループ会社では、令和12年度までに女性管理職比率を12%以上にすることを目標として施策を行っています。
・外国籍社員が活躍できるオープンな環境
当社グループは、グローバル市場での成長を見据え、多様な才能や価値観を尊重し合う組織づくりを推進しています。その一環として、外国籍社員の採用も積極的に行っており、国内新卒採用における外国籍社員比率は20%近くに達しています。採用にあたっては、入社当初の生活面での不安を軽減し、スムーズに勤務を開始できるよう、社員寮といった住居支援等を含む福利厚生制度を設け安心して働ける環境を整備しています。最近では管理職やリーダー職として活躍する外国籍社員も増加するなど、多様な人材が活躍できる組織となっており、当社グループの競争力の強化につながっています。
b.成長を実現する人材育成制度
当社グループには、社員の成長を支援するための制度が整備されており、これが卓越したヒューマンパワーを生み出しています。
・成長につながる社内研修
社員の成長を後押しするために、将来的にディレクター・プロデューサーとして必要な基礎知識を補強し、社内のノウハウを共有するための「プロデューサー研修」をはじめとして、様々な研修を実施しています。また、各部署内で社員が講師となり、お互いに必要なスキルを教え合う各部署主幹研修が自発的に行われており、部署全体で成長を促していく風土作りにつながっています。また、各部署が実施した研修を他部署でも受講できるよう、研修のアーカイブ映像や資料などを社内共有しています。
・スキルアップ支援制度
社員の主体的な学習を促進するため、外部研修プログラムや通信教育講座の受講を推奨し、その費用の全額または一部を補助しています。通信教育講座では、ビジネススキル全般に関する講座から、ゲームエンジンやCG制作に関する専門的な講座まで、幅広い講座が受講されています。また、令和6年度からは語学試験受験料補助制度を導入し、英語だけでなく中国語試験の受験料まで支援をしています。意欲ある社員の語学力向上を後押しすることで、グローバルなビジネス展開を支える人材の育成につなげています。その他にも、社員の適性に応じた複線的なキャリアパスを用意し、外部研修や社内講演会、資格・検定試験等の学びをサポートすることで、社員個々人が自分のキャリアを具体的に描けるようにしています。
・キャリア支援策の実施
社員の自律的なキャリア形成を支援し、本人の志向や能力に合った業務で最大限に力を発揮できるよう、キャリア支援を行っています。具体的には、キャリア面談、キャリアステージ研修、社内公募制度、自己申告制度等を実施しており、特に社内公募制度では、多くの社員が自発的に異動し、高いモチベーションで活躍しています。これらの取組は、社員のキャリア意識を高めるとともに、社員が自身のキャリアを深く考え、必要なスキルや経験を積む機会を提供しています。
c.安心して働ける環境の構築(社内環境整備方針)
当社グループは、社員が能力を発揮し、長く活躍できるための環境を整備しています。また、業界でも屈指の福利厚生を完備することで、社員の離職防止及びモチベーション向上を図っています。
・働きやすい勤務制度の整備
フレックスタイム制の導入、子どもが小学6年生まで利用できる時短勤務制度や時差出勤(スライド出勤)を導入し、育児と仕事を両立しながら活躍できる職場環境を整備しています。育児・介護のための在宅勤務の制度化、フレックスタイム制におけるコアタイムの短縮により、様々なワークスタイルや柔軟な働き方の拡充をしています。令和7年度には、生理休暇をメディカル休暇へ名称を変更し、その適用範囲を拡張しました。また、各事業所に生理用品(無償)を設置するなど、女性が働きやすい環境作りに取組みました。
・モチベーションを高める支援制度
当社グループは、物価上昇率を踏まえながら令和8年度を含め11年連続のベースアップを実施しています。また、社宅・独身寮の提供により、新卒社員や外国籍社員をはじめとする幅広い人材の生活基盤を支援する施策に加え、報奨金制度、業績表彰制度等、モチベーションを高める支援制度に取組んでいます。
・健康経営の推進
当社グループは、社員が心身ともに健康な状態を保ち、高いパフォーマンスを発揮できることを重要と考えています。CSuOを健康経営責任者として定め、人事部を中心に健康経営を推進しています。また、活動内容は、定期的にサステナビリティ委員会に報告を行っています。
産業医体制の拡充、再検査受診補助、長時間労働者へのケア、メンタルヘルスケアに関する研修、24時間利用可能なメール相談、オンライン産業医面談、ストレスチェック等のサービスを提供し、社員が自身の状況を把握し、カウンセリングを受けられる環境整備をしています。また、令和8年度より勤務間インターバル制度を導入し、社員の健康維持に努めてまいります。経済産業省及び日本健康会議が選出する「健康経営優良法人(大規模法人部門)」にも2年連続で認定されており、今後も積極的に社員の健康増進に取組んでいきます。
・エンゲージメント向上
令和5年度よりエンゲージメントサーベイを実施し、従業員エンゲージメントを測定しています。調査で分かった「強み」と「弱み」に対して全社的取組だけでなく、各部門主導で注力課題を設定し、個別の対応策を検討・実施することで、継続的な改善活動を行っています。令和7年度は、時短勤務の拡大や配偶者出産フォロー休暇の設立、各部署研修やナレッジの共有を進めた結果、特に「多様な働き方」や「成功・失敗事例の共有」スコアが上昇し、全体スコアも53.3と前年比2.9ポイント上昇しました。今後も継続的な取組を実施することでエンゲージメントの更なる向上を図ってまいります。
・多様性を活かす風土の醸成
多様な人材が互いに尊重し合い活躍できる組織を目指し、令和7年度にはダイバーシティとLGBTQ+に関する意識向上を図る研修を全社員対象に行いました。また、国内グループ会社で、同性パートナーを社内規程上の配偶者と同じ扱いとし、慶弔見舞金や慶弔休暇等の対象とするパートナーシップ制度を導入しています。
・人権の尊重に向けた取組
当社グループは、全従業員一人ひとりの人権を尊重することを企業活動の基本としており、行動規範に人権に関する方針を明記しています。また、平成28年度から英国現代奴隷法2015に基づく声明を公表し、毎年更新を行っています。
ハラスメント防止は、人権尊重の取組の一環として重要であると考えております。当社グループでは、快適で安全な職場環境を実現するため、ハラスメント防止に関するグローバル規則の策定、社員を対象とした教育研修の実施など、各種対策を推進しています。また、ハラスメントに関する相談や通報に対して迅速かつ適切に対応できるよう、複数の相談窓口とハラスメント対策委員会を設置し、プライバシーに配慮した対応を行っています。「人権の尊重」の観点から、ハラスメント防止をはじめとした職場環境の整備に努め、今後「人権」に関する取組を更に強化してまいります。