有価証券報告書-第22期(2023/01/01-2023/12/31)
10 のれん及び無形資産
のれん及び無形資産の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減、並びに帳簿価額は次のとおりであります。
(注) 1.無形資産の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれております。
2.前連結会計年度及び当連結会計年度において重要な自己創設に該当する無形資産はありません。
3. 特定のゲーム著作権には関連するブランドが含まれております。
4.ゲーム配信権については、その他に含めております。
5. 当社グループは、2021年4月に暗号資産取引所(当社の兄弟会社であるBitstamp Ltd.)を通じてビットコイン(暗号資産)に対する投資を行いました。当該取引は関連当事者取引に該当します。当社グループは、当該暗号資産に対する投資を毎四半期末(期末日の23時59分[日本標準時又は米国太平洋標準時])時点で再評価しております。なお、前第4四半期連結会計期間において、当社が、当該暗号資産に対する投資を当社の連結子会社であるNexon US Holding Inc.に譲渡したことに伴い、再評価時点を期末日の23時59分[日本標準時]時点から期末日の23時59分[米国太平洋標準時]時点に変更しております。当社グループは、当該資産の公正価値ヒエラルキーをレベル2に区分し、主に取引先の暗号資産取引所における相場価格を用いて公正価値測定しております。なお、公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、振替を生じさせた事象又は状況の変化が生じた日に認識します。再評価した無形資産の帳簿価額(取引コスト控除前の公正価値)は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ3,763百万円及び10,341百万円であり、当該無形資産を認識後に原価モデルで測定していたとした場合に認識されていたであろう帳簿価額(処分コスト控除後の公正価値)は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ3,755百万円及び10,320百万円であります。無形資産に係る再評価剰余金は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において発生しておりません。
6. 当社グループにおける重要なゲーム著作権の帳簿価額及び当連結会計年度における残存償却期間は次のとおりであります。
当社グループは、のれんについて、少なくとも年1回減損テストを行っております。さらに、のれん及び無形資産に減損の兆候がある場合には、その都度、減損テストを行っております。のれん及び無形資産の減損テストにおける回収可能価額は使用価値に基づき算定しておりますが、NEXON Games Co., Ltd.については、使用価値と処分コスト控除後の公正価値のうち、いずれか高い金額に基づき算定しております。なお、処分コスト控除後の公正価値は、活発な市場における相場価格に基づいて算定しております。
使用価値は、資金生成単位から生ずると見込まれる将来キャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いて算出しております。
将来キャッシュ・フローの見積りのための基礎として用いるキャッシュ・フローの予測は、経営者によって承認された直近の事業計画を用い、予測期間は正当な理由がない限り5年以内としております。6年目以降については、市場の長期平均成長率を勘案した一定の成長率を用いており、使用価値の測定で使用した成長率は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末においてそれぞれ最大で1%であります。この成長率は市場の長期平均成長率を超過しておりません。
使用価値の測定で使用した税引前割引率は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ14.3%~19.6%及び14.8%~20.4%であります。なお、減損判定に用いた成長率及び割引率が合理的な範囲で変化したとしても、経営者は当該資金生成単位において、重要な減損損失が発生する可能性は低いと判断しております。ただし、一部ののれん残高の重要性が乏しい子会社については、回収可能価額が帳簿価額を上回っている金額が小さく、将来キャッシュ・フローの見積額が減少した場合に、減損損失が発生する可能性があります。
前連結会計年度及び当連結会計年度における減損テストの主な実施結果は、次のとおりであります。
(Embark Studios ABに係るのれん及びゲーム著作権の減損テストの実施結果)
Embark Studios ABは主に欧州における主力拠点として複数のゲームタイトルの開発事業を行っており、2023年12月より同社として初タイトルとなるTHE FINALSをローンチいたしましたが、その他のゲームタイトルについては引き続き開発段階であることから、当該ゲーム開発のマイルストーンの状況及びローンチ後の配信事業から獲得する売上収益の見積りには経営者の判断を伴っております。また、当社グループは、Embark Studios ABのゲームタイトルの内、ゲーム著作権に係るものが開発段階であることから、ゲーム著作権が使用可能になっていないと判断し、償却を開始しておりません。
当社グループは、Embark Studios ABに係るのれん及びゲーム著作権について、少なくとも年1回減損テストを行っております。減損テストを実施するに当たり、のれん及びゲーム著作権の回収可能価額は使用価値に基づき算定しております。使用価値は、資金生成単位から生ずると見込まれる将来キャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いて算出しております。見積将来キャッシュ・フローは、経営者によって承認された直近の事業計画を基礎とし、予測期間は正当な理由がない限り5年以内としております。また、使用価値の測定で使用した税引前割引率は前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ19.6%及び20.4%であります。
使用価値の見積りにおける重要な仮定は、将来キャッシュ・フローに使用される月次アクティブ・ユーザー数、ユーザー1人当たりの平均月間売上高及び営業費用であります。
当社グループは、前第2四半期連結会計期間において、開発中のゲームタイトルの一つであるARC Raidersの開発方針の変更及びリリースの延期を決定したことから、前連結会計年度にのれん及びゲーム著作権において減損の兆候が認められております。当社グループは、Embark Studios ABに係るのれん及びゲーム著作権について減損テストを実施した結果、当初想定していた収益性が見込めなくなったため、前連結会計年度においてゲーム著作権について減損損失2,179百万円を計上しております。
なお、当連結会計年度においては、Embark Studios ABに係るのれん及びゲーム著作権について減損テストを実施しておりますが、使用価値が帳簿価額を上回ると判断し、減損損失を認識しておりません。
企業結合で生じたのれんは、取得日に企業結合から利益がもたらされる資金生成単位に配分しております。のれんの帳簿価額の報告セグメント別内訳は次のとおりであります。
このうち、当社グループにおける報告セグメントごとの重要なのれんは次のとおりであります。
(単位:百万円)
当社グループは、当初想定していた収益性が見込めなくなったため、減損損失を認識しております。当該減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に含まれております。なお、減損損失の主な内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)
当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)
重要性が乏しいため記載を省略しております。
のれん及び無形資産の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減、並びに帳簿価額は次のとおりであります。
| 取得原価 | のれん | 無形資産 | |||||||||
| ゲーム著作権 (注3) | ソフトウェア | 暗号資産に対する投資 (注5) | その他 (注4) | 合計 | |||||||
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | ||||||
| 2022年1月1日 | 72,322 | 104,135 | 8,585 | 9,479 | 7,423 | 129,622 | |||||
| 新規子会社の取得 | 1,498 | - | - | - | - | - | |||||
| 取得 | - | 15 | 1,293 | - | 1,793 | 3,101 | |||||
| 再評価による増減(純損益) | - | - | - | △5,356 | - | △5,356 | |||||
| 除却 | - | - | △126 | - | △146 | △272 | |||||
| 科目振替 | - | 85 | △13 | - | △194 | △122 | |||||
| 在外営業活動体の換算差額 | 4,454 | 9,214 | 740 | △360 | 650 | 10,244 | |||||
| 2022年12月31日 | 78,274 | 113,449 | 10,479 | 3,763 | 9,526 | 137,217 | |||||
| 取得 | - | 85 | 749 | 51 | 1,698 | 2,583 | |||||
| 再評価による増減(純損益) | - | - | - | 6,253 | - | 6,253 | |||||
| 除却 | - | - | △8 | △0 | △7,715 | △7,723 | |||||
| 売却又は処分 | - | △15 | - | △2 | - | △17 | |||||
| 科目振替 | - | 129 | - | △0 | 653 | 782 | |||||
| 在外営業活動体の換算差額 | 5,807 | 5,933 | 526 | 327 | 700 | 7,486 | |||||
| 2023年12月31日 | 84,081 | 119,581 | 11,746 | 10,392 | 4,862 | 146,581 | |||||
| 償却累計額及び減損損失累計額 | のれん | 無形資産 | |||||||||
| ゲーム著作権 (注3) | ソフトウェア | 暗号資産に対する投資 (注5) | その他 (注4) | 合計 | |||||||
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | ||||||
| 2022年1月1日 | △33,384 | △97,617 | △7,624 | - | △6,678 | △111,919 | |||||
| 償却費 | - | △1,207 | △188 | - | △420 | △1,815 | |||||
| 減損損失 | △1,372 | △3,760 | △1 | - | △123 | △3,884 | |||||
| 除却 | - | - | 126 | - | 146 | 272 | |||||
| 科目振替 | - | - | 12 | - | - | 12 | |||||
| 在外営業活動体の換算差額 | △3,382 | △9,028 | △637 | - | △563 | △10,228 | |||||
| 2022年12月31日 | △38,138 | △111,612 | △8,312 | - | △7,638 | △127,562 | |||||
| 償却費 | - | △82 | △485 | - | △1,243 | △1,810 | |||||
| 減損損失 | - | - | △12 | - | △441 | △453 | |||||
| 除却 | - | - | 8 | - | 7,715 | 7,723 | |||||
| 売却又は処分 | - | 1 | - | - | - | 1 | |||||
| 在外営業活動体の換算差額 | △2,019 | △5,722 | △397 | - | △514 | △6,633 | |||||
| 2023年12月31日 | △40,157 | △117,415 | △9,198 | - | △2,121 | △128,734 | |||||
| 帳簿価額 | のれん | 無形資産 | |||||||||
| ゲーム著作権 (注3) | ソフトウェア | 暗号資産に対する投資 (注5) | その他 (注4) | 合計 | |||||||
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | ||||||
| 2022年1月1日 | 38,938 | 6,518 | 961 | 9,479 | 745 | 17,703 | |||||
| 2022年12月31日 | 40,136 | 1,837 | 2,167 | 3,763 | 1,888 | 9,655 | |||||
| 2023年12月31日 | 43,924 | 2,166 | 2,548 | 10,392 | 2,741 | 17,847 | |||||
(注) 1.無形資産の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれております。
2.前連結会計年度及び当連結会計年度において重要な自己創設に該当する無形資産はありません。
3. 特定のゲーム著作権には関連するブランドが含まれております。
4.ゲーム配信権については、その他に含めております。
5. 当社グループは、2021年4月に暗号資産取引所(当社の兄弟会社であるBitstamp Ltd.)を通じてビットコイン(暗号資産)に対する投資を行いました。当該取引は関連当事者取引に該当します。当社グループは、当該暗号資産に対する投資を毎四半期末(期末日の23時59分[日本標準時又は米国太平洋標準時])時点で再評価しております。なお、前第4四半期連結会計期間において、当社が、当該暗号資産に対する投資を当社の連結子会社であるNexon US Holding Inc.に譲渡したことに伴い、再評価時点を期末日の23時59分[日本標準時]時点から期末日の23時59分[米国太平洋標準時]時点に変更しております。当社グループは、当該資産の公正価値ヒエラルキーをレベル2に区分し、主に取引先の暗号資産取引所における相場価格を用いて公正価値測定しております。なお、公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、振替を生じさせた事象又は状況の変化が生じた日に認識します。再評価した無形資産の帳簿価額(取引コスト控除前の公正価値)は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ3,763百万円及び10,341百万円であり、当該無形資産を認識後に原価モデルで測定していたとした場合に認識されていたであろう帳簿価額(処分コスト控除後の公正価値)は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ3,755百万円及び10,320百万円であります。無形資産に係る再評価剰余金は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において発生しておりません。
6. 当社グループにおける重要なゲーム著作権の帳簿価額及び当連結会計年度における残存償却期間は次のとおりであります。
| 報告 セグメント | 会社 | 前連結会計年度 (2022年12月31日) | 当連結会計年度 (2023年12月31日) | 残存償却期間 | ||
| 百万円 | 百万円 | 年 | ||||
| その他 | Embark Studios AB | 1,651 | 1,853 | 5 |
当社グループは、のれんについて、少なくとも年1回減損テストを行っております。さらに、のれん及び無形資産に減損の兆候がある場合には、その都度、減損テストを行っております。のれん及び無形資産の減損テストにおける回収可能価額は使用価値に基づき算定しておりますが、NEXON Games Co., Ltd.については、使用価値と処分コスト控除後の公正価値のうち、いずれか高い金額に基づき算定しております。なお、処分コスト控除後の公正価値は、活発な市場における相場価格に基づいて算定しております。
使用価値は、資金生成単位から生ずると見込まれる将来キャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いて算出しております。
将来キャッシュ・フローの見積りのための基礎として用いるキャッシュ・フローの予測は、経営者によって承認された直近の事業計画を用い、予測期間は正当な理由がない限り5年以内としております。6年目以降については、市場の長期平均成長率を勘案した一定の成長率を用いており、使用価値の測定で使用した成長率は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末においてそれぞれ最大で1%であります。この成長率は市場の長期平均成長率を超過しておりません。
使用価値の測定で使用した税引前割引率は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ14.3%~19.6%及び14.8%~20.4%であります。なお、減損判定に用いた成長率及び割引率が合理的な範囲で変化したとしても、経営者は当該資金生成単位において、重要な減損損失が発生する可能性は低いと判断しております。ただし、一部ののれん残高の重要性が乏しい子会社については、回収可能価額が帳簿価額を上回っている金額が小さく、将来キャッシュ・フローの見積額が減少した場合に、減損損失が発生する可能性があります。
前連結会計年度及び当連結会計年度における減損テストの主な実施結果は、次のとおりであります。
(Embark Studios ABに係るのれん及びゲーム著作権の減損テストの実施結果)
Embark Studios ABは主に欧州における主力拠点として複数のゲームタイトルの開発事業を行っており、2023年12月より同社として初タイトルとなるTHE FINALSをローンチいたしましたが、その他のゲームタイトルについては引き続き開発段階であることから、当該ゲーム開発のマイルストーンの状況及びローンチ後の配信事業から獲得する売上収益の見積りには経営者の判断を伴っております。また、当社グループは、Embark Studios ABのゲームタイトルの内、ゲーム著作権に係るものが開発段階であることから、ゲーム著作権が使用可能になっていないと判断し、償却を開始しておりません。
当社グループは、Embark Studios ABに係るのれん及びゲーム著作権について、少なくとも年1回減損テストを行っております。減損テストを実施するに当たり、のれん及びゲーム著作権の回収可能価額は使用価値に基づき算定しております。使用価値は、資金生成単位から生ずると見込まれる将来キャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いて算出しております。見積将来キャッシュ・フローは、経営者によって承認された直近の事業計画を基礎とし、予測期間は正当な理由がない限り5年以内としております。また、使用価値の測定で使用した税引前割引率は前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ19.6%及び20.4%であります。
使用価値の見積りにおける重要な仮定は、将来キャッシュ・フローに使用される月次アクティブ・ユーザー数、ユーザー1人当たりの平均月間売上高及び営業費用であります。
当社グループは、前第2四半期連結会計期間において、開発中のゲームタイトルの一つであるARC Raidersの開発方針の変更及びリリースの延期を決定したことから、前連結会計年度にのれん及びゲーム著作権において減損の兆候が認められております。当社グループは、Embark Studios ABに係るのれん及びゲーム著作権について減損テストを実施した結果、当初想定していた収益性が見込めなくなったため、前連結会計年度においてゲーム著作権について減損損失2,179百万円を計上しております。
なお、当連結会計年度においては、Embark Studios ABに係るのれん及びゲーム著作権について減損テストを実施しておりますが、使用価値が帳簿価額を上回ると判断し、減損損失を認識しておりません。
企業結合で生じたのれんは、取得日に企業結合から利益がもたらされる資金生成単位に配分しております。のれんの帳簿価額の報告セグメント別内訳は次のとおりであります。
| 報告セグメント | 前連結会計年度 (2022年12月31日) | 当連結会計年度 (2023年12月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | ||
| 日本 | - | - | |
| 韓国 | 14,871 | 15,576 | |
| 中国 | - | - | |
| 北米 | 92 | 98 | |
| その他 | 25,173 | 28,250 | |
| 合計 | 40,136 | 43,924 |
このうち、当社グループにおける報告セグメントごとの重要なのれんは次のとおりであります。
(単位:百万円)
| 報告セグメント | 会社 | 前連結会計年度 (2022年12月31日) | 当連結会計年度 (2023年12月31日) |
| 韓国 | NEXON Games Co., Ltd. | 11,713 | 12,268 |
| その他 | Embark Studios AB | 25,173 | 28,250 |
当社グループは、当初想定していた収益性が見込めなくなったため、減損損失を認識しております。当該減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に含まれております。なお、減損損失の主な内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)
| 種類 | 報告セグメント | 会社 | 減損損失(百万円) |
| ゲーム著作権 | その他 | Embark Studios AB | 2,179 |
| ゲーム著作権 | 韓国 | NEXON Games Co., Ltd. | 1,581 |
| のれん | 韓国 | methinks Co., Ltd | 1,076 |
当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)
重要性が乏しいため記載を省略しております。