営業利益又は営業損失(△)
連結
- 2021年3月31日
- 1億6200万
- 2022年3月31日 +170.99%
- 4億3900万
有報情報
- #1 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
- 当社グループの主力事業であるリチウムイオン二次電池セパレータ事業においては、このような環境下にあっても脱炭素化の大きな流れは変わらず、欧州車載用電池市場の拡大に伴う需要増の継続と、民生系需要においてもハイスペック電池の需要が安定的に増加していることから、概ね期初計画通りの販売数量となりました。その結果、車載用途電池向けの売上高は3,979百万円となり前年同期比18.9%伸び、民生用途電池向けの売上高は4,920百万円となり前年同期比79.5%の伸びとなりました。これらの要因により、当第1四半期連結累計期間の売上高は8,899百万円となり前年同期比2,811百万円の(同46.2%増)の増収となりました。地域別には、韓国顧客に対しては、車載用及び民生用電池向け共に堅調に推移し、売上高は8,492百万円(前年同期比48.1%増)となりました。次いで昨年より生産を回復した米国顧客向けの売上高が増え271百万円(同602.7%増)となりました。2022/10/19 16:03
営業利益に関しては、売上高が前年同期比2,811百万円の増収となりました。一方、製造原価及び販管費に関しては、販売数量の増加に伴い原材料費503百万円、減価償却費413百万円、人件費252百万円などの増加となりました。これらに加え世界的な燃料高騰の影響を受け、当社の製造子会社2社を運営する韓国でも当第1四半期連結累計期間にはガス代が期中平均で前年同期比70%以上上昇したことから 水道光熱費が前年同期比568百万円の増加となりました。これらの結果、営業利益は前年同期比277百万円増加し、439百万円(同171.1%増)となりました。
製造の状況に関しては、W-SCOPE KOREA CO., LTD.(以下、WSKという。)における製膜ラインの生産性最適化への取り組みが進んだ結果、当第1四半期連結累計期間の生産数量が前年同期比25%強増えております。W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.(以下、WCPという。)においては前第4四半期連結会計期間に量産稼働を開始した累計14/15号製膜ラインの生産も安定しており販売数量が増加しております。さらに両社において需要の高まるコーティング製品の増産対応を早めるべく、生産性改善への取り組みを継続しております。 - #2 重要な後発事象、四半期連結財務諸表(連結)
- Ⅰ.新株予約権の募集の目的及び理由2022/10/19 16:03
当社グループは2021年12月期から営業利益が黒字転換し、2022年12月期からは子会社の株式上場や新規海外工場への大型設備投資を控えております。中長期的な業績拡大を目指すための大きな転換期を迎えており、当社グループの結束力をさらに高めるためのリーダーシップの発揮及び企業価値増加に対するコミットメントを目的として、当社の代表取締役に対して、有償にて新株予約権を発行するものであります。
本新株予約権には、当社株価が一定の水準を下回った場合において、本新株予約権の行使を義務付ける旨の条件が設定されております。これにより、本新株予約権の付与対象者に対し株価下落時に一定の責任を負わせ、既存株主の皆様と株価変動リスクを共有することで、株価下落を招く企業活動を抑制し、新株予約権本来の効果である当社の株価上昇へのインセンティブを付与することが可能となります。 - #3 重要事象等の内容、分析及び対応策、事業等のリスク(連結)
- 当社グループは、前連結会計年度に営業損益が黒字転換し、営業活動によるキャッシュ・フローのプラスを計上しましたが、当社は継続して営業活動によるキャッシュ・フローのマイナスを計上しており、連結子会社を含めた資金繰りを考慮する必要があります。W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.(以下、WCP)は、韓国証券市場であるKOSDAQ(コスダック)市場への株式上場準備中であるため、子会社であるW-SCOPE KOREA CO., LTD.(以下、WSK)を含めた第三者から資金調達を実施する必要がありますが、WSKは前連結会計年度においても営業損失を計上しています。これらの状況から、当第1四半期連結会計期間末においても継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しています。2022/10/19 16:03
当社グループはこのような事象又は状況を解消すべく、顧客との長期供給量の合意に基づくハイエンド車載用電池向け等の出荷拡大により売上を拡大しており、また、WCPの新設大型成膜ラインの稼働によりWSKで生産していた製品をWCPの新設ラインでの製造にシフトして生産品目の切替を行い、生産の最適化を実現してコスト低減を促進した結果、WSKは前第4四半期連結会計期間から営業利益を計上しております。当社グループは、前第4四半期連結会計期間から引き続き、長期供給合意を締結している顧客を中心に売上の拡大を図るとともに生産の最適化を実現して、継続的な利益の創出に取り組んでいます。その結果、当第1四半期連結累計期間での売上高は8,899百万円、営業利益439百万円及び経常利益542百万円となっていることから、当四半期報告書提出日現在において当連結会計年度の営業利益と営業活動によるキャッシュ・フローのプラスの達成可能性は高いと判断しております。また当社の資金面では、WSKの資金を利用しながら、当社の運転資金を賄う計画です。
以上の当社グループによる対応策の結果、当社の資金繰りは改善し、当面の間の運転資金が充分に賄える状況であることから、当社グループは継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況は存在するものの、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。