有価証券報告書-第105期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/27 14:18
【資料】
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【項目】
146項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、当社及び連結子会社4社により構成されております。主な事業として、熱・温度変化によっ
て電気抵抗値が変化する半導体セラミックスのサーミスタを利用した各種電子部品の製造・販売、並びにそれら
を使用して、顧客である自動車部品メーカーや空調・家電メーカー等が最終製品に取付けて温度測定や制御に利
用出来る温度センサを製造・販売しております。
これら事業を行うにあたり、以下の経営理念等に基づき、経営諸活動を遂行しております。
(経営理念)
「みんなの努力で企業の繁栄と生活の向上を結びつけよう」
当社グループは、社会にとって真に有用な存在でありたいと考えています。
(社是)
「挑戦」
当社グループは、お客様の課題と真摯に向き合い、市場のニーズに応えるために最先端の技術開発に"挑戦"し
続けてきました。今後もサーミスタ温度センサにおけるベストソリューションを提供することで、お客様からの
信頼を高めるとともに、社会の発展と地球環境保護に貢献し続けていきます。
(企業行動憲章)
1.法およびその精神の遵守
すべての企業活動において、法令、社会規範、社内規則の遵守を徹底し、違法行為や規則違反行為には厳
正な姿勢で臨みます。
2.公正で明るい職場作り
当社で働くすべての人々がチームワークに立脚しつつ、個人として社会的良識をもった行動を実践するこ
とを奨励し、公正で明るい職場を作ります。
3.社会と調和のとれた持続的な成長
お客様や社会に有用で高品質な製品を開発し提供することで、社会と調和のとれた持続的な成長を目指し
ます。
これら経営理念等に基づき、当社グループの事業目的を達成するため、以下3点に経営資源を投じてその
機能強化を図ることを経営戦略としております。
・事業三本柱の確立
自動車部品事業:既存顧客+電動化領域、欧州中心に海外拡販
空調・カスタム部品事業:顧客用途の絞り込み、競争力のある原価
エレメント部品事業:半導体レーザーモジュール用とパワー半導体強化
・生産・技術力の強化
競争力のあるグローバル供給体制の確立
各事業のグローバルニーズを捉えた技術開発
・持続可能な経営管理体制確立
財務改善、原価管理・売掛金管理の仕組み改善
企業と人材が共に成長するための人材力強化
業務効率化のためのシステム導入
(2)目標とする経営指標等
当社グループは、2017年度に2020年度を目標年度とした中期事業計画を策定し、2020年度の目標値として連結売上
高140億円、営業利益率8%、自己資本比率30%を設定いたしました。
また、2018年度に下記の経営ビジョンを策定しております。
「大泉製作所グループは、革新的で高品質なサーミスタを通じて地球環境と人々の快適な暮らしに貢献し、世界中
で信頼される企業を目指します。」
(3)経営環境及び対処すべき課題
①経営環境
当連結会計年度における世界経済は、英国のEU離脱問題や、米国発の貿易摩擦の長期化による中国経済の減速
が影響し、先行きは不透明な状況が継続しております。日本においては、企業収益や設備投資に底堅さがみられ雇
用・所得環境の改善がみられるものの、期後半にかけてやや軟調となりました。
このような環境のなか、当社グループの売上高は、堅調に推移いたしました。
自動車部品は既存製品に加え電動化領域の伸長により増加、空調部品は日系空調メーカーのASEANでの増産
等により好調に推移いたしました。一方、カスタム部品の工作機用やエレメント部品は中国経済の減速や次世代移
動通信システム(5G)の立ち上がり遅れ等により減少いたしました。
②対処すべき課題
当社グループは、当社固有の技術を活かした製品開発・改良に磨きをかけ、既存市場の維持拡大とともに新規
市場への参入を図ることが不可欠であると考えております。
また、2020年度に向け、売上高成長率は過去と比べ大幅に上昇していくことを見込んでおり、供給体制の整備
を急ピッチで進めつつ、原価低減を通じた収益力の向上に取り組むことにより、中期事業計画の達成を目指してま
いります。
なお、中期事業計画の目標達成に向けた当連結会計年度での取り組みと成果は下記のとおりです。
(事業三本柱の確立)
自動車部品事業では、拡販活動の成果により既存製品の受注に加え新規製品の受注が積み上がっております。
特に電動化領域においては2020年度以降も更に需要が拡大するものと予測され、国内外各社からの引き合いが増
加しております。
空調・カスタム部品事業では、製品の機能的価値を低下させずに生産コスト、価格低減を行う方法(VE)に
より、当社グループとお客様の双方にメリットのある製品を積極的に提案することでお客様の信頼強化に努める
とともにコスト競争力が向上することによって海外顧客からの引き合いも増加しております。
エレメント部品事業は、5Gの立ち上がりに向け、受注獲得に注力しております。
(生産・技術力の強化)
電動化領域及び5G関連部品の需要増加に対応するため、2019年3月に十和田新工場を竣工し、素子供給能力
の増強を図りました。また、電動化領域の二次電池用の供給体制を確立するための工場整備にも着手しておりま
す。
技術力の強化においては、二次電池用のコア仕様を共通化することにより製品競争力の向上を目指しておりま
す。
(持続可能な経営管理体制確立)
生産管理体制の強化による在庫の適正化やシステム導入による管理の仕組改善を進めるほか、事業拡大に向け
た人材採用及び教育に注力して人材力の強化を図っております。

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