有価証券報告書-第25期(2025/04/01-2026/03/31)
(1) 【人材戦略に関する基本方針等】
当社グループは、「食のあるべき姿を追求する」というミッションの実現に向け、持続的な企業価値向上の核となる「人的資本」を最大の成長エンジンとして位置づけております。顧客ニーズの多様化や激しい市場環境の変化に迅速に対応し、常に革新的な価値を提供し続けるため、以下の「人材の育成に関する方針」及び「社内環境整備に関する方針」を定め、グループ一丸となって人的資本経営を強力に推進しております。
なお、当社のサステナビリティ全般に関する戦略の詳細、および「FY2031に向けた5つの重点施策」に基づく具体的な定量的KPIの目標値や実績等の詳細につきましては、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。
① 人材の育成に関する方
針当社グループは、経営陣からの指示を待つのではなく、店舗現場から自発的に課題を発見し、独自の価値を創造できる「自律型人材」の育成を最重要テーマとして掲げております。画一的な教育にとどまらず、個々のポテンシャルを最大限に引き出すため、以下の独自の育成方針を運用しております。
カンテラ採用による次世代リーダーの内製化体制:外部市場からの人材獲得だけに依存する組織構造から脱却し、社内の潜在能力の高いポテンシャル人材を早期に発掘・選抜する独自の育成枠組みを構築しております。アルバイトを含むすべての従業員を対象として、日々のパフォーマンスや挑戦意欲、エンゲージメントを多角的に評価し、次世代の店長や将来の経営中核層へと段階的にステップアップさせる「カンテラ制度」を運用しております。これにより、企業文化を深く理解し、現場感覚を備えた強固な経営人財マネジメントの内製化を実現しております。
生販直結型ビジネスモデルと連動したバリューチェーン習得の推進:当社のコアコンピタンスである「生販直結」モデルを人材育成の基盤として活用しております。店舗における営業(三次産業)の枠にとどまらず、生産地・調達(一次産業)から流通・加工(二次産業)までを横断的に経験させる抜擢人事や実務研修を戦略的に実施しております。フードビジネスの全容を一気通貫で俯瞰できる「大局的な視点と高い専門性を兼ね備えた人材」を育成することで、他社には真似できない商品開発力や店舗運営力の源泉を培っております。
フードクリエイターの育成強化:食のプロフェッショナルとしての専門性を高めるため、食の専門資格(ソムリエ等)の取得支援や社内マイスター制度を強化しております。また、アルバイトリーダー研修や「APキャリアラボ」を通じた学ぶ場の提供を重視し、現場の専門知識およびホスピタリティの底上げを強力に推進しております。
② 社内環境整備に関する方針
従業員一人ひとりが培った専門性や自律性を、日々の店舗営業や事業活動において最大限に発揮できるよう、組織構造のフラット化と、最新テクノロジーを駆使した業務プロセスの抜本的な刷新に取り組んでおります。
主体性と迅速な意思決定を引き出す「連鎖型カンパニー制」の構築:従来の多層的なピラミッド型組織(階層型組織)を見直し、経営層と現場がダイレクトにつながり、かつ各カンパニーが自律的に連携する「連鎖型カンパニー制」を導入しております。中間階層を極小化し、権限委譲を大幅に拡大することで、地域密着型の店舗運営や即座の課題解決を可能にする環境を整備しております。この構造により、現場のボトムアップの提案が瞬時に経営陣へ届くとともに、全従業員が「自らが店舗経営の主役である」という強い当事者意識(オーナーシップ)を持って行動する活気ある風土を醸成しております。
最先端テクノロジー(AI・DX)による業務再配分と創造的環境の実現:推進するAI事業の知見・ノウハウをグループ内へ高度に還流させ、店舗運営における定型業務・事務や付帯業務の徹底的な自動化・効率化を進めております。このテクノロジーの導入は、単なるコスト削減や省力化を目的としたものではなく、「人的資本のポテンシャルを解放するための業務再配分」と位置づけております。デジタルによって創出された余剰時間を、顧客体験(CX)の感動価値向上に向けた対面接客の深化、新たな付加価値を生み出す商品開発、および人財教育といった「人間にしか生み出せない創造的な高付加価値業務」へシフトできる体制の構築を推進しております。
MVV・感情移入文化の再点火を通じたエンゲージメント向上:ミッション共有研修や個のVISION設計、産地体感フィールド研修、ならびに各種アワード(Values Award / Creators Award)を効果的に連動させ、全社的なエンゲージメントと帰属意識を高める環境を整備しております。
③ 従業員の給与その他の給付の決定に関する方針
当社グループの事業活動において店舗を支える臨時従業員は極めて重要な役割を担っており、提出会社(株式会社エー・ピーホールディングス)および最大人員会社(株式会社エー・ピーカンパニー)における従業員(臨時従業員を含む)の給与、賞与その他の給付の決定に関する方針を以下のとおり定めております。
正社員については、職務の大きさや役割に基づく19段階のグレード(等級)制度を導入しております。年2回のMBO(自己申告・目標管理)を通じて目標設定と振り返りを行い、自己評価と他者評価を掛け合わせた多角的なクロス評価を実施しております。評価にあたっては、業績のみにとどまらず、個人の自己成長や挑戦のプロセスも重視し、報酬に反映させることで自律的な成長を後押ししております。
臨時従業員については、そのモチベーションと専門性の向上を直接的に処遇へ反映させる仕組みを構築しております。具体的には、前述の「カンテラ制度」でのステップアップや、「社内マイスター制度」の認定、専門資格の取得と連動して段階的に時給が向上する制度を運用しております。
さらにその他の給付として、全社的なモチベーション喚起を目的に、年1回開催する優秀店舗表彰「AP value Award」や個人表彰「Food クリエイター Award」に伴う報奨金を支給しております。加えて、当社の強みである生販直結モデルを体感する「産地研修」の費用補助や、店舗での食事補助などを提供し、働きがいのある環境づくりを推進しております。
④ 指標及び目標
当社グループでは、上記に掲げた人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針の進捗度、および組織への定着性を定量的かつ継続的に測定するため、重要管理指標(KPI)を設定し、その達成に向けて取り組んでおります。
当該指標に関する目標値および実績を含む詳細につきましては、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (4)指標及び目標」に一括して記載しております。
当社グループは、「食のあるべき姿を追求する」というミッションの実現に向け、持続的な企業価値向上の核となる「人的資本」を最大の成長エンジンとして位置づけております。顧客ニーズの多様化や激しい市場環境の変化に迅速に対応し、常に革新的な価値を提供し続けるため、以下の「人材の育成に関する方針」及び「社内環境整備に関する方針」を定め、グループ一丸となって人的資本経営を強力に推進しております。
なお、当社のサステナビリティ全般に関する戦略の詳細、および「FY2031に向けた5つの重点施策」に基づく具体的な定量的KPIの目標値や実績等の詳細につきましては、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。
① 人材の育成に関する方
針当社グループは、経営陣からの指示を待つのではなく、店舗現場から自発的に課題を発見し、独自の価値を創造できる「自律型人材」の育成を最重要テーマとして掲げております。画一的な教育にとどまらず、個々のポテンシャルを最大限に引き出すため、以下の独自の育成方針を運用しております。
カンテラ採用による次世代リーダーの内製化体制:外部市場からの人材獲得だけに依存する組織構造から脱却し、社内の潜在能力の高いポテンシャル人材を早期に発掘・選抜する独自の育成枠組みを構築しております。アルバイトを含むすべての従業員を対象として、日々のパフォーマンスや挑戦意欲、エンゲージメントを多角的に評価し、次世代の店長や将来の経営中核層へと段階的にステップアップさせる「カンテラ制度」を運用しております。これにより、企業文化を深く理解し、現場感覚を備えた強固な経営人財マネジメントの内製化を実現しております。
生販直結型ビジネスモデルと連動したバリューチェーン習得の推進:当社のコアコンピタンスである「生販直結」モデルを人材育成の基盤として活用しております。店舗における営業(三次産業)の枠にとどまらず、生産地・調達(一次産業)から流通・加工(二次産業)までを横断的に経験させる抜擢人事や実務研修を戦略的に実施しております。フードビジネスの全容を一気通貫で俯瞰できる「大局的な視点と高い専門性を兼ね備えた人材」を育成することで、他社には真似できない商品開発力や店舗運営力の源泉を培っております。
フードクリエイターの育成強化:食のプロフェッショナルとしての専門性を高めるため、食の専門資格(ソムリエ等)の取得支援や社内マイスター制度を強化しております。また、アルバイトリーダー研修や「APキャリアラボ」を通じた学ぶ場の提供を重視し、現場の専門知識およびホスピタリティの底上げを強力に推進しております。
② 社内環境整備に関する方針
従業員一人ひとりが培った専門性や自律性を、日々の店舗営業や事業活動において最大限に発揮できるよう、組織構造のフラット化と、最新テクノロジーを駆使した業務プロセスの抜本的な刷新に取り組んでおります。
主体性と迅速な意思決定を引き出す「連鎖型カンパニー制」の構築:従来の多層的なピラミッド型組織(階層型組織)を見直し、経営層と現場がダイレクトにつながり、かつ各カンパニーが自律的に連携する「連鎖型カンパニー制」を導入しております。中間階層を極小化し、権限委譲を大幅に拡大することで、地域密着型の店舗運営や即座の課題解決を可能にする環境を整備しております。この構造により、現場のボトムアップの提案が瞬時に経営陣へ届くとともに、全従業員が「自らが店舗経営の主役である」という強い当事者意識(オーナーシップ)を持って行動する活気ある風土を醸成しております。
最先端テクノロジー(AI・DX)による業務再配分と創造的環境の実現:推進するAI事業の知見・ノウハウをグループ内へ高度に還流させ、店舗運営における定型業務・事務や付帯業務の徹底的な自動化・効率化を進めております。このテクノロジーの導入は、単なるコスト削減や省力化を目的としたものではなく、「人的資本のポテンシャルを解放するための業務再配分」と位置づけております。デジタルによって創出された余剰時間を、顧客体験(CX)の感動価値向上に向けた対面接客の深化、新たな付加価値を生み出す商品開発、および人財教育といった「人間にしか生み出せない創造的な高付加価値業務」へシフトできる体制の構築を推進しております。
MVV・感情移入文化の再点火を通じたエンゲージメント向上:ミッション共有研修や個のVISION設計、産地体感フィールド研修、ならびに各種アワード(Values Award / Creators Award)を効果的に連動させ、全社的なエンゲージメントと帰属意識を高める環境を整備しております。
③ 従業員の給与その他の給付の決定に関する方針
当社グループの事業活動において店舗を支える臨時従業員は極めて重要な役割を担っており、提出会社(株式会社エー・ピーホールディングス)および最大人員会社(株式会社エー・ピーカンパニー)における従業員(臨時従業員を含む)の給与、賞与その他の給付の決定に関する方針を以下のとおり定めております。
正社員については、職務の大きさや役割に基づく19段階のグレード(等級)制度を導入しております。年2回のMBO(自己申告・目標管理)を通じて目標設定と振り返りを行い、自己評価と他者評価を掛け合わせた多角的なクロス評価を実施しております。評価にあたっては、業績のみにとどまらず、個人の自己成長や挑戦のプロセスも重視し、報酬に反映させることで自律的な成長を後押ししております。
臨時従業員については、そのモチベーションと専門性の向上を直接的に処遇へ反映させる仕組みを構築しております。具体的には、前述の「カンテラ制度」でのステップアップや、「社内マイスター制度」の認定、専門資格の取得と連動して段階的に時給が向上する制度を運用しております。
さらにその他の給付として、全社的なモチベーション喚起を目的に、年1回開催する優秀店舗表彰「AP value Award」や個人表彰「Food クリエイター Award」に伴う報奨金を支給しております。加えて、当社の強みである生販直結モデルを体感する「産地研修」の費用補助や、店舗での食事補助などを提供し、働きがいのある環境づくりを推進しております。
④ 指標及び目標
当社グループでは、上記に掲げた人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針の進捗度、および組織への定着性を定量的かつ継続的に測定するため、重要管理指標(KPI)を設定し、その達成に向けて取り組んでおります。
当該指標に関する目標値および実績を含む詳細につきましては、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (4)指標及び目標」に一括して記載しております。