有価証券報告書-第14期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

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2020/06/25 12:36
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注記事項-初度適用、連結財務諸表(IFRS)

35.初度適用
(1)IFRSに基づく財務報告への移行
IFRSは、IFRSを初めて適用する会社に対して、原則としてIFRSで要求される基準を遡及して適用することを求めております。ただし、IFRS第1号は、一部については例外的に遡及適用が禁止され、IFRS移行日から将来に向かって適用されます。当該例外規定のうち当社グループに該当する項目は、「会計上の見積り」、「金融資産及び金融負債の認識の中止」、「ヘッジ会計」、「非支配持分」、「金融資産の分類及び測定」及び「金融資産の減損」であり、当社グループでは移行日より将来に向かって適用します。
また、IFRS第1号では、IFRSで要求される基準の一部について任意に免除規定を適用できることを定めております。当社グループが適用した主な免除規定の内容は以下のとおりであります。
① 企業結合
IFRS移行日より前に行われた企業結合については、IFRS第3号「企業結合」を適用しておりません。
② 在外営業活動体に係る為替換算差額
IFRS移行日現在の累積為替換算差額の全額を、その他の包括利益累計額から利益剰余金に振り替えております。
③ 株式に基づく報酬
IFRS移行日より前に権利が確定しているストック・オプションについては、IFRS第2号「株式に基づく報酬」を適用しておりません。
④ 移行日以前に認識した金融商品の指定
IFRS第1号では、IFRS第9号「金融商品」(以下「IFRS第9号」という。)における分類について、当初認識時点で存在する事実及び状況ではなく、移行日時点の事実及び状況に基づき判断することができます。また、移行日時点に存在する事実及び状況に基づき資本性金融資産の公正価値の変動をその他の包括利益を通じて測定する金融資産として指定することができます。当社は、IFRS第9号における分類について、移行日時点で存在する事実及び状況に基づき判断を行っており、全ての資本性金融資産についてその他の包括利益を通じて測定する金融資産として指定しております。
⑤ 顧客との契約から生じる収益
IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」では、初度適用企業に対して、最初の報告期間の期首現在で完了している契約及び期首以前に条件変更された契約については修正再表示しないことが認められております。当社グループは、当該実務上の便法を適用し、最初の報告期間の期首である2018年4月1日現在完了している契約及び同日よりも前に条件変更された契約については修正再表示を行っておりません。なお、当該便法の適用による連結財政状態計算書及び連結損益計算書に与える影響に重要性はありません。
⑥ リース
IFRS第1号では、初度適用企業は、契約にリースが含まれているか否かの評価をIFRS移行日時点で判断することが認められております。当社グループは、当該免除規定を適用し、移行日時点で存在する事実と状況に基づいて、契約にリースが含まれているかを判断しております。
また、借手のリースにおけるリース負債及び使用権資産を認識する際に、全てのリースについてリース負債及び使用権資産をIFRS移行日現在で測定することが認められております。当社グループは、リース負債をIFRS移行日現在で測定しており、当該リース負債について、残りのリース料をIFRS移行日現在の借手の追加借入利率で割り引いた現在価値としております。また、当社グループは、使用権資産をIFRS移行日現在で測定しており、リース負債と同額としております。なお、リース期間が移行日から12ヶ月以内に終了するリース及び原資産が少額であるリースについて、当該リースに関連したリース料を、リース期間にわたり定額法又は他の規則的な基礎のいずれかにより費用として認識しております。
当社グループは、IFRSによる連結財務諸表を作成するにあたり、既に開示された日本基準による連結財務諸表に対して必要な調整を加えております。
IFRSを初めて適用した連結会計年度において開示が求められる調整表は、以下のとおりであります。
調整表上の「表示組替」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼさない項目を、「認識及び測定の差異」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼす項目を含めて表示しております。
(2)資本に対する調整
IFRS移行日(2018年4月1日)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
千円千円千円千円
資産の部資産
流動資産流動資産
現金及び預金5,555,213△500,0005,055,213現金及び現金同等物
売掛金3,457,30910,150△240,2353,227,224A営業債権及びその他
の債権
商品及び製品770,946△582,10415,658204,500A棚卸資産
原材料及び貯蔵品184,436△184,436
前払費用1,790,904△28,211△1,762,692
その他603,984△97,274506,709その他の金融資産
371,562371,562その他の流動資産
貸倒引当金△257,804257,804
流動資産合計12,104,990△752,510△1,987,2699,365,210流動資産合計
固定資産非流動資産
有形固定資産
建物及び構築物
(純額)
1,245,4788,632,0591,321,92611,199,464C,D有形固定資産
機械装置及び
運搬具(純額)
664,998△664,998
土地415,997△415,997
リース資産(純額)205,200△205,200
建設仮勘定35,581△35,581
レンタル用資産
(純額)
6,479,368△6,479,368
その他(純額)78,401△78,401
無形固定資産
のれん75,62575,625のれん
その他515,002515,002無形資産
投資その他の資産
長期前払費用1,307,774△29,127△1,278,647
繰延税金資産174,359551,416725,775A,EF繰延税金資産
その他743,885△743,885
貸倒引当金△201,701201,701
16,09816,098持分法で会計処理
されている投資
526,086△15,641510,444その他の金融資産
3,728,1713,728,171B契約コスト
29,12729,127その他の
非流動資産
固定資産合計11,739,973752,5104,307,22516,799,709非流動資産合計
資産合計23,844,9642,319,95626,164,920資産合計


日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
千円千円千円千円
負債及び資本
負債の部負債
流動負債流動負債
買掛金493,3383,252,488△34,7813,711,046A営業債務及びその他
の債務
短期借入金1,500,0004,748,8026,248,802有利子負債
1年内償還予定の
社債
11,200△11,200
1年内返済予定の
長期借入金
2,527,453△2,527,453
リース債務255,272△255,272
未払金3,167,990△3,167,990
割賦未払金1,937,596△1,937,596
未払法人税等67,502△8,69958,803未払法人所得税
その他163,410△93,079180,345250,675Fその他の流動負債
流動負債合計10,123,764145,56310,269,328流動負債合計
固定負債非流動負債
社債12,80010,775,6322,980,54713,768,980D,G有利子負債
長期借入金4,125,556△4,125,556
リース債務725,708△725,708
長期割賦未払金5,865,663△5,865,663
資産除去債務39,09839,098引当金
19,52819,528B,C繰延税金負債
その他138,095△58,7033,09982,491その他の非流動負債
固定負債合計10,906,9223,003,17613,910,098非流動負債合計
負債合計21,030,6863,148,73924,179,426負債合計
純資産の部資本
資本金3,929,075△1,400,0002,529,075G資本金
資本剰余金3,138,5759,134△1,384,7941,762,915G資本剰余金
利益剰余金△4,267,6711,963,404△2,304,266A-G利益剰余金
自己株式△173△173自己株式
為替換算調整勘定△11,34711,347
△11,347△7,393△18,741その他の包括利益
累計額
新株予約権9,134△9,134
2,797,594△828,7841,968,810親会社の所有者に帰属
する持分合計
非支配株主持分16,68316,683非支配持分
純資産合計2,814,278△828,7841,985,493資本合計
負債純資産合計23,844,9642,319,95526,164,920負債及び資本合計


前連結会計年度(2019年3月31日)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
千円千円千円千円
資産の部資産
流動資産流動資産
現金及び預金7,334,463△600,0006,734,463現金及び現金同等物
売掛金4,333,299341,340△228,4194,446,221A営業債権及びその他
の債権
商品及び製品207,58948,84512,960269,396A棚卸資産
原材料及び貯蔵品198,663△198,663
前払費用2,091,920△33,952△2,057,967
その他1,103,436△407,822695,613その他の金融資産
342,084342,084その他の流動資産
貸倒引当金△385,752385,752
流動資産合計14,883,621△122,416△2,273,42612,487,779流動資産合計
固定資産非流動資産
有形固定資産
建物及び構築物
(純額)
1,304,4589,918,5971,098,11012,321,166C,D有形固定資産
機械装置及び
運搬具(純額)
717,651△717,651
土地415,997△415,997
リース資産(純額)148,504△148,504
建設仮勘定83,710△83,710
レンタル用資産
(純額)
8,367,589△8,367,589
その他(純額)62,728△62,728
無形固定資産
のれん46,55129,07375,625のれん
その他764,134764,134無形資産
投資その他の資産
長期前払費用1,963,317△20,989△1,942,327
繰延税金資産747,381△471,736275,644A,EF繰延税金資産
その他882,303△882,303
貸倒引当金△39,03539,035
15,48615,486持分法で会計処理
されている投資
827,7821,993829,775その他の金融資産
5,057,5805,057,580B契約コスト
20,98920,989その他の非流動資産
固定資産合計15,465,293122,4163,772,69319,360,402非流動資産合計
資産合計30,348,914-1,499,26731,848,182資産合計


日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
千円千円千円千円
負債及び資本
負債の部負債
流動負債流動負債
買掛金631,6205,028,85217,2265,677,698A営業債務及びその他
の債務
短期借入金6,797,6936,797,693有利子負債
1年内償還予定の
社債
12,800△12,800
1年内返済予定の
長期借入金
3,635,018△3,635,018
リース債務1,058,706△1,058,706
未払金4,752,625△4,752,625
割賦未払金2,008,882△2,008,882
未払法人税等269,861△15,337254,523未払法人所得税
その他558,974△343,174191,448407,249Fその他の流動負債
流動負債合計12,928,490-208,67513,137,165流動負債合計
固定負債非流動負債
社債13,670,1802,960,40316,630,583D,G有利子負債
長期借入金5,116,388△5,116,388
リース債務3,694,972△3,694,972
長期割賦未払金4,549,230△4,549,230
資産除去債務46,16546,165引当金
11,41011,410B,C繰延税金負債
その他394,236△309,58828,351112,999その他の非流動負債
固定負債合計13,800,993-3,000,16516,801,159非流動負債合計
負債合計26,729,484-3,208,84129,938,325負債合計
純資産の部資本
資本金4,014,504△1,400,0002,614,504G資本金
資本剰余金3,224,00443,404△1,369,0921,898,316G資本剰余金
利益剰余金△3,665,3291,048,881△2,616,447A-G利益剰余金
自己株式△204△204自己株式
為替換算調整勘定△14,08714,087
△14,08710,636△3,450その他の包括利益
累計額
新株予約権43,404△43,404
3,602,291-△1,709,5731,892,717親会社の所有者に帰属
する持分合計
非支配株主持分17,13817,138非支配持分
純資産合計3,619,430-△1,709,5731,909,856資本合計
負債純資産合計30,348,914-1,499,26731,848,182負債及び資本合計


(3)損益及び包括利益に対する調整
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
千円千円千円千円
売上高37,732,40811,81637,744,224A売上収益
売上原価5,732,7822,0535,734,836A売上原価
売上総利益31,999,625-9,76232,009,387売上総利益
34,039△26,4157,624その他の収益
販売費及び一般管理費31,283,92319,552△134,64431,168,830A,B,C,D,F販売費及び一般管理費
102,661△68,81133,849その他の費用
営業利益715,702△88,173186,802814,330営業利益
営業外収益48,475△48,475
営業外費用504,314△504,314
特別利益15,155△15,155
特別損失1,557△1,557
27,51927,519金融収益
403,04586,291489,337D,G金融費用
2,0722,072持分法による投資損益
73,50073,500その他の営業外損益
税金等調整前当期純利益273,461△19,387174,011428,086税引前当期利益
法人税等合計△255,834△19,3871,015,034739,811A,B,C,E,F法人所得税費用
当期純利益529,296-△841,022△311,725当期利益(△は損失)
親会社株主に帰属する
当期純利益
528,841△841,022△312,180親会社の所有者
非支配株主に帰属する
当期純利益
455455非支配持分
その他の包括利益その他の包括利益
1,1631,163キャッシュ・フロー・
ヘッジの有効部分
16,86716,867その他の包括利益を
通じて公正価値で
測定する金融資産
為替換算調整勘定△2,739△2,739在外営業活動体の換算
差額
その他の包括利益合計△2,739-18,03015,290税引後その他の包括利益
包括利益526,557-△822,991△296,434当期包括利益
親会社株主に係る
包括利益
526,101△822,991△296,889親会社の所有者
非支配株主に係る
包括利益
455455非支配持分


(4)表示の組替に関する注記
以下の項目については、IFRSの規定に準拠するための表示の組替であり、利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼしません。
a.現金及び現金同等物
日本基準において現金及び預金に含めていた預け入れ期間が3ヶ月超の定期預金については、IFRSではその他の金融資産として表示しております。
b.棚卸資産
日本基準において区分掲記していた商品及び製品、原材料及び貯蔵品は、IFRSでは棚卸資産として表示しております。また、日本基準では貯蔵品に含めていた出荷前サーバー等、IFRSでは棚卸資産の定義を満たさないものを、有形固定資産等に振替えております。
c.その他の流動資産
日本基準において区分掲記していた前払費用及びその他(流動資産)に含めていた前渡金などは、IFRSではその他の流動資産として表示しております。
d.営業債権及びその他の債権
日本基準において区分掲記していた売掛金、貸倒引当金(流動)、及びその他(流動資産)に含めていた未収入金などの債権は、IFRSでは営業債権及びその他の債権として表示しております。
e.繰延税金資産及び負債
日本基準において投資その他の資産に含めて表示しておりました繰延税金資産については、IFRSでは繰延税金資産として区分掲記しております。
f.その他の金融資産
日本基準において投資その他の資産に含めて表示しておりました貸付金等についてはIFRSではその他の金融資産として表示しております。日本基準において区分掲記していた貸倒引当金(流動)、貸倒引当金(固定)は、IFRSではその他の金融資産として表示しております。
g.損益項目
日本基準において営業外収益、営業外費用、特別利益及び特別損失として表示されていた金額のうち、支払利息などの金融関連項目については、IFRSでは金融収益及び金融費用として、それ以外の項目については、IFRSでは販売費及び一般管理費、その他の収益、その他の費用、持分法による投資損益及びその他の営業外損益として表示しております。
h.営業債務及びその他の債務
日本基準において区分掲記していた買掛金、未払金及びその他流動負債は、IFRSでは営業債務及びその他の債務として表示しております。
i.有利子負債
日本基準において区分掲記していた短期借入金、割賦未払金、1年以内返済予定の長期借入金及び短期リース債務などの負債は、IFRSでは有利子負債(流動)として表示しております。また、日本基準において区分掲記していた長期借入金、長期割賦未払金及び長期リース債務などの負債は、IFRSでは有利子負債(非流動)として表示しております。
(5)認識及び測定の差異に関する注記
利益剰余金に関する差異調整の主な項目は、以下のとおりであります。
(単位:千円)
IFRS移行日
(2018年4月1日)
前連結会計年度
(2019年3月31日)
日本基準の利益剰余金△4,267,671△3,665,329
認識及び測定の差異
A.営業債権債務及びその他の債権債務△161,565△148,454
B.契約コスト686,8311,057,493
C.直接コスト1,077,601833,540
D.リース-32
E.繰延税金資産及び繰延税金負債531,887△483,146
F.その他の流動負債△154,112△166,214
G.優先株式△28,230△84,230
その他10,99239,861
認識及び測定の差異合計1,963,4041,048,881
IFRSの利益剰余金△2,304,266△2,616,447

主要な差異の内容は、以下のとおりであります。
A.営業債権債務及びその他の債権債務
日本基準では、宅配水事業の収益認識を、出荷基準により認識しておりましたが、IFRSでは着荷基準により認識しております。そのため、営業債権債務及びその他の債権債務を調整しております。
B.契約コスト
代理店手数料等の顧客との契約獲得のための増分コストについて、日本基準では一括費用処理しておりましたが、IFRSでは回収可能であると見込まれる部分について、資産として認識しております。その結果、当該コストに係る前払費用及び販売費及び一般管理費が、契約コストとして資産に振替えられております。
C.直接コスト
顧客にリースされるサーバーの配送費用について、日本基準では一括費用処理しておりましたが、IFRSでは当初直接コストとして、サーバーの帳簿価額に加算しております。その結果、有形固定資産の帳簿価額及び減価償却費が増加しております。
D.リース
日本基準では、借手のリースについてファイナンス・リースとオペレーティング・リースに分類し、オペレーティング・リースについては通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理を行っておりました。IFRSでは、借手のリースについてファイナンス・リース又はオペレーティング・リースに分類することはないため、リース取引についてリース資産(使用権資産)及びリース債務(有利子負債)を両建て計上しております。
E.繰延税金資産及び繰延税金負債
IFRSの適用に伴い、全ての繰延税金資産の回収可能性を再検討したため、繰延税金資産及び法人所得税が増減しております。
F.その他の流動負債
日本基準では負債認識が要求されていない従業員の未消化の有給休暇並びに賦課金について、IFRSでは負債として認識する必要があるため、その他の流動負債が増加しております。
G.優先株式
日本基準では、資本として計上していた優先株式について、将来現金を優先株式の保有者に引き渡す条件付き義務を負っている場合、IFRSでは金融負債として認識しております。その結果、有利子負債が増加し、資本金及び資本剰余金は減少しております。
また、配当金は金融費用として認識しており、その結果、金融費用が増加しております 。
(6)キャッシュ・フローの調整に関する注記
日本基準に基づく連結キャッシュ・フロー計算書とIFRSに基づく連結キャッシュ・フロー計算書との間に、重要な差異はありません。
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