有価証券報告書-第14期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

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2017/06/27 13:29
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有報資料

(1) 業績
当連結会計年度における世界経済は、欧米等の先進国を中心に緩やかな回復傾向が続きましたが、中国をはじめとする新興国経済の減速懸念や、英国のEU離脱問題・米国新大統領の諸政策などに保護主義的な傾向が見られるなど、先行き不透明な状況で推移しました。国内においては、雇用・所得環境の改善が続き緩やかな回復基調で推移したものの、金利・為替相場の不安定さや海外経済の動向による影響が懸念され、景気の先行きは依然として予断を許さない状況が続いています。
当社が属するライフサイエンス業界においては、少子高齢化を背景として医療経済性の向上や健康寿命の延伸に寄与する医薬品・医療機器・健康関連商品等へのニーズが高まり、同分野の研究開発が活発に行われています。
このような状況の中、当社グループでは、メタボローム解析事業において、学会への出展やキャンペーンといった販促活動を中心に受注拡大に取り組むとともに、海外市場の深耕や新市場の開拓等に注力してまいりました。バイオマーカー事業においては大うつ病性障害(以下、「うつ病」といいます。)検査キットの開発を推進しました。また、平成28年6月にエムスリー株式会社(以下、「エムスリー」といいます。)との間で資本及び業務提携契約を締結するとともに、同社、株式会社平田牧場、株式会社山形銀行並びに株式会社荘内銀行を割当先とする第三者割当増資を実施し、メタボローム解析事業の拡大やうつ病バイオマーカーの実用化・事業化を加速させる活動に取り組んでまいりました。
これらの結果、前連結会計年度末に廃止した人材派遣事業の売上高(前年同期は45,150千円)の剥落等の影響があったものの、メタボローム解析事業の受注が好調に推移したことから、当連結会計年度の売上高は914,180千円(前年同期比17.1%増)と大幅な増収となりました。
一方で、うつ病バイオマーカーの実用化・事業化に向けた投資を加速させたこと等により、研究開発費を中心に販売費及び一般管理費が増加したものの、増収による効果がそれを上回ったため、営業損失は43,332千円(前年同期は70,357千円の営業損失)、経常損失は40,410千円(前年同期は71,007千円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は61,913千円(前年同期は71,469千円の親会社株主に帰属する当期純損失)となり、各段階において赤字幅が縮小しました。
平成28年3月期平成29年3月期増減率
売上高780,377千円914,180千円+17.1%
営業損失(△)△70,357千円△43,332千円-
経常損失(△)△71,007千円△40,410千円-
親会社株主に帰属する当期純損失(△)△71,469千円△61,913千円-

セグメント別の業績は次のとおりであります。
なお、「人材派遣事業」は前連結会計年度末で廃止しており、当連結会計年度より報告セグメントを従来の「メタボローム解析事業」、「バイオマーカー事業」及び「人材派遣事業」の3区分から、「メタボローム解析事業」及び「バイオマーカー事業」の2区分に変更しております。
① メタボローム解析事業
平成28年3月期平成29年3月期増減率
売上高703,937千円913,458千円+29.8%
(内国内売上高)600,665千円798,269千円+32.9%
(内海外売上高)103,271千円115,189千円+11.5%
セグメント利益300,436千円501,010千円+66.8%

当事業セグメントにおいては、前期に引き続き、積極的な販促活動を展開し大口案件獲得に取り組んだ他、機能性表示食品関連等の新市場開拓に注力しました。海外においては、米国において営業担当者を増員したこと等を背景に製薬・臨床分野からの受注が増加した他、韓国・シンガポールなどアジア圏からの受注獲得にも注力しました。この他、試料受領後の解析・分析作業等の生産性向上や新サービスの開発に取り組みました。この結果、売上高は913,458千円(前年同期比29.8%増)、セグメント利益は501,010千円(前年同期比66.8%増)となりました。
② バイオマーカー事業
平成28年3月期平成29年3月期増減率
売上高31,290千円722千円△97.7%
セグメント損失(△)△60,452千円△198,005千円-

(注)本事業においては海外の売上高はありません。
当事業セグメントにおいては、大うつ病性障害バイオマーカーの事業化に向け、かねてより共同研究を進めてまいりましたシスメックス株式会社とライセンス契約を締結したことに伴う一時金収入を計上いたしました。また、精神科専門病院との提携による大うつ病性障害の有償臨床検査受託にも引き続き注力いたしました。
加えて、より多面的な観点からバイオマーカー事業を当社グループの新たな収益源として確立することを目的に、新たに子会社(HMT-B)を設立し、同社の立ち上げに伴い大うつ病性障害バイオマーカーの実用化・事業化に向けた製品開発・臨床開発等の本格的な投資を開始いたしました。この結果、売上高は722千円(前年同期比97.7%減)、セグメント損失は198,005千円(前年同期は60,452千円のセグメント損失)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ367,819千円増加し、1,620,341千円となりました。当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは45,199千円の収入(前年同期は58,028千円の支出)となりました。これは主に税金等調整前当期純損失40,410千円の計上、減価償却費53,245千円の計上、その他前受金の増加等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは34,205千円の支出(前年同期は124,423千円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出31,603千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは354,660千円の収入(前年同期は28,028千円の支出)となりました。これは主に株式の発行による収入382,685千円、リース債務の返済による支出13,604千円、長期借入金の返済による支出14,420千円によるものであります。

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