有価証券報告書-第9期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/29 10:37
【資料】
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【項目】
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有報資料

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、政府による経済対策や日本銀行の金融緩和政策を背景に、緩やかな回復基調が続いています。しかしながら、中国をはじめとする新興国経済の先行き、不安定な欧州情勢、米国の政権移行など世界経済の下振れ懸念は残っており、景気の先行きは依然として不透明な状況です。日本企業は、グローバル化、戦略実現のスピードアップ、イノベーション創発、企業間連携の促進、また、それらを実現するためのテクノロジーの活用といったテーマに直面し、激しく変化する市場環境における経営のあり方そのものの見直しを迫られています。
当社はこのような事業環境の中で、顧客企業の競争力向上に貢献すべく、当連結会計年度において以下の取り組みを行いました。
コンサルティング・サービスに関しましては、まず、組織横断の「顧客担当チーム」による顧客企業とのリレーション構築・深耕活動、及びそれらを通じた提案活動を、昨年度に引き続き活発化させてまいりました。各企業における新たな案件を創出し、当社の収益基盤の強化に貢献しております。
あわせて、クラウドサービスやソフトウェア提供会社とのパートナーシップ強化を進めております。2016年9月には米グーグル社とグーグル・クラウド・プラットフォーム(GCP)のサービスパートナー契約を締結、また2017年3月には機械学習プラットフォーム「DataRobot」を提供する、米データロボット社とコンサルティングパートナー契約を締結いたしました。すでに参画しております「IBM Watsonエコパートナープログラム」での活動に加え、GCP、DataRobotを活用した提案が可能になったことで、製造業、流通業、保険業や不動産業といった幅広い業界における、AI(人工知能)を活用した業務改善や新規事業開発案件の受注が、活発化しております。
なお、AIやソフトウェア、クラウドサービスにつきましては、コンサルタント自身の仕事の効率化にも活用するべく実証実験を進めております。当連結会計年度は、主にリサーチや分析業務、システム開発のスピードアップといった領域での活用を検証してまいりました。コンサルタントをより付加価値の高い活動に集中させることで、価値創造の質とスピードを上げることを目指し、来年度も当活動を本格化させてまいります。
また、かねてより注力しておりますサイバーセキュリティ対策の領域につきましては、2016年8月に包括的提携を結びました米イージー・ソリューションズ社との共同提案を通じ、国内大手金融機関に不正検知サービスが採用されました。あわせて同社のフィッシングサイト閉塞サービスも複数の金融機関に導入されるなど、提携の成果が拡がっております。今後も国内外の様々なソリューションを組み合わせて、包括的なサイバーセキュリティ対策サービスの提供を目指してまいります。
2016年4月にアライアンス専任組織を新設し、企業との戦略的な協業関係の構築や、事業投資のさらなる拡大に向けて取り組んでまいりました。2016年9月には、株式会社S&Sインベストメントへの資金提供を実施し、同社の100%子会社で、ITサービス領域のベンチャー企業を投資対象とするベンチャーキャピタル「SXキャピタル」との資本・業務提携を行いました。引き続き、ソフトウェアビジネス及びプラットフォームビジネスへの進出や、顧客を含む各種企業や社員とのジョイント・ベンチャー設立及びSXキャピタルを通じたインキュベーションに焦点を当て、投資を拡大してまいります。
採用に関しましては、経験者54名、新卒25名を採用いたしました。新卒者につきましては、集合研修及びOJT(オンザジョブトレーニング)を完了し、第3四半期から稼働しております。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高10,724,104千円(前連結会計年度比12.8%増)、営業利益759,310千円(同32.3%増)、経常利益725,509千円(同22.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益527,395千円(同55.0%増)となりました。
当社は単一セグメントであるため、セグメント毎の記載はしておりません。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、2,029,845千円(前連結会計年度比472,236千円増)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動により得られた資金は1,074,471千円(同13.1%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益638,529千円、未払金の増加115,971千円、減価償却費262,190千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動により使用した資金は72,352千円(同91.9%減)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出119,216千円、無形固定資産の取得による支出126,338千円、投資有価証券の取得による支出225,000千円、定期預金の払戻による収入200,000千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動により使用した資金は529,061千円(同51.9%増)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出299,854千円、配当金の支払額241,623千円によるものであります。

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