当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、自然災害の影響により輸出や生産活動等において一時的な減少がみられたものの、影響の収束を受け、いずれも持ち直しの状況がみられるとともに、依然として堅調に推移する企業収益や内需を中心とした設備投資の増加基調、改善が続く雇用情勢及び雇用所得環境を背景とした個人消費の持ち直し等から、景気は緩やかに回復しております。一方、先行きにおいては、高水準な企業収益や人手不足を背景とした設備投資、雇用所得環境改善による個人消費などの国内需要を中心に景気回復が続くと見込まれるものの、米国の通商政策による米中貿易摩擦とそれに伴う中国経済の減速等を背景とした外需の影響、また、英国のEU離脱問題や地政学的リスクの影響等から、依然として不透明な状況にあります。
このような環境下、当社はコールセンター向けに各種クラウドサービスを提供しておりますが、その中でもコールセンターにおいて必要不可欠となる電話系のサービスを中心に売上高を伸ばしました。当社主力商品である@nyplace(IPネットワークを利用した電話交換機機能をクラウドで提供するインバウンド向けのサービス)をはじめ、COLLABOS PHONE(インターネット環境を利用したソフトフォンをベースとした電話交換機機能をクラウドで提供するサービス)においては新規契約獲得等により、契約チャネル数を伸ばしております。また、顧客情報管理系のサービスについては、COLLABOS CRM(コールセンター業務に特化したインバウンド向け顧客管理システムをクラウドで提供するサービス)において契約期間の満了により契約ID数は減少しておりますが、COLLABOS CRM Outbound Edition(コールセンター業務に特化したアウトバウンド向け顧客管理システムをクラウドで提供するサービス)を含め、電話系サービスと組み合わせたトータルソリューションの提供により、当社サービス全体の売上高に寄与しております。これらの結果、当第3四半期累計期間の売上高は、前年同四半期において大型案件の一時売上が計上されていたこと等により1,459,511千円の前年同四半期比2.4%増にとどまりましたが、@nyplaceでは既存顧客の増席や新規契約獲得等による期間平均利用席数が前年同四半期比507席増加(同7.6%増)しており、月額料金売上を中心に売上高は増加しております。また、各段階利益については、当第3四半期累計期間における延べ人員数の増加による人件費の増加並びに株主優待関連費用の増加、移転に伴う事務所増床コストの増加等により、営業利益は201,102千円(同12.8%減)、経常利益は198,954千円(同13.3%減)、四半期純利益は134,390千円(同8.0%減)となりました。
なお、当第3四半期累計期間におきましては、新たな事業開発に向けて、企業におけるWebやメール、電話といった各種コンタクトチャネルにおける情報資産の統合と横断的な分析により、消費者を多角的に捉え、効果的かつ効率的なマーケティング施策を実現するデジタルマーケティング(※1)プラットフォーム(※2)の開発に向けた取り組みを進めております。ひとつは対法人向けサービスにおける実証実験として、インターネット広告業界において国内No.1規模の広告最適化サービス等を提供する株式会社ジーニーと協同し、働く人のキャリア育成を支援するプラットフォームの運営等を手掛ける株式会社グローバルウェイの協力により、転職サイト「キャリコネ転職」での実証実験と効果検証を継続して進めております。もうひとつは、対消費者向けサービスにおける実証実験として、飲食店特化型のコールセンターサービスやクラウド型予約管理システム等を提供する株式会社イデア・レコードと協同し、外食産業において「和民」をはじめとした各種飲食チェーン店等を展開するワタミ株式会社の協力のもと、飲食予約受付業務において実証実験実施の合意に至っており、試験運用に向けての環境整備と連携開発を進めております。
2019/02/06 15:56