四半期報告書-第18期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)

【提出】
2019/02/06 15:56
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21項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、自然災害の影響により輸出や生産活動等において一時的な減少がみられたものの、影響の収束を受け、いずれも持ち直しの状況がみられるとともに、依然として堅調に推移する企業収益や内需を中心とした設備投資の増加基調、改善が続く雇用情勢及び雇用所得環境を背景とした個人消費の持ち直し等から、景気は緩やかに回復しております。一方、先行きにおいては、高水準な企業収益や人手不足を背景とした設備投資、雇用所得環境改善による個人消費などの国内需要を中心に景気回復が続くと見込まれるものの、米国の通商政策による米中貿易摩擦とそれに伴う中国経済の減速等を背景とした外需の影響、また、英国のEU離脱問題や地政学的リスクの影響等から、依然として不透明な状況にあります。
このような環境下、当社はコールセンター向けに各種クラウドサービスを提供しておりますが、その中でもコールセンターにおいて必要不可欠となる電話系のサービスを中心に売上高を伸ばしました。当社主力商品である@nyplace(IPネットワークを利用した電話交換機機能をクラウドで提供するインバウンド向けのサービス)をはじめ、COLLABOS PHONE(インターネット環境を利用したソフトフォンをベースとした電話交換機機能をクラウドで提供するサービス)においては新規契約獲得等により、契約チャネル数を伸ばしております。また、顧客情報管理系のサービスについては、COLLABOS CRM(コールセンター業務に特化したインバウンド向け顧客管理システムをクラウドで提供するサービス)において契約期間の満了により契約ID数は減少しておりますが、COLLABOS CRM Outbound Edition(コールセンター業務に特化したアウトバウンド向け顧客管理システムをクラウドで提供するサービス)を含め、電話系サービスと組み合わせたトータルソリューションの提供により、当社サービス全体の売上高に寄与しております。これらの結果、当第3四半期累計期間の売上高は、前年同四半期において大型案件の一時売上が計上されていたこと等により1,459,511千円の前年同四半期比2.4%増にとどまりましたが、@nyplaceでは既存顧客の増席や新規契約獲得等による期間平均利用席数が前年同四半期比507席増加(同7.6%増)しており、月額料金売上を中心に売上高は増加しております。また、各段階利益については、当第3四半期累計期間における延べ人員数の増加による人件費の増加並びに株主優待関連費用の増加、移転に伴う事務所増床コストの増加等により、営業利益は201,102千円(同12.8%減)、経常利益は198,954千円(同13.3%減)、四半期純利益は134,390千円(同8.0%減)となりました。
なお、当第3四半期累計期間におきましては、新たな事業開発に向けて、企業におけるWebやメール、電話といった各種コンタクトチャネルにおける情報資産の統合と横断的な分析により、消費者を多角的に捉え、効果的かつ効率的なマーケティング施策を実現するデジタルマーケティング(※1)プラットフォーム(※2)の開発に向けた取り組みを進めております。ひとつは対法人向けサービスにおける実証実験として、インターネット広告業界において国内No.1規模の広告最適化サービス等を提供する株式会社ジーニーと協同し、働く人のキャリア育成を支援するプラットフォームの運営等を手掛ける株式会社グローバルウェイの協力により、転職サイト「キャリコネ転職」での実証実験と効果検証を継続して進めております。もうひとつは、対消費者向けサービスにおける実証実験として、飲食店特化型のコールセンターサービスやクラウド型予約管理システム等を提供する株式会社イデア・レコードと協同し、外食産業において「和民」をはじめとした各種飲食チェーン店等を展開するワタミ株式会社の協力のもと、飲食予約受付業務において実証実験実施の合意に至っており、試験運用に向けての環境整備と連携開発を進めております。
また、当社子会社である株式会社シーズファクトリーにおいては、企業が保有する顧客情報や受注データ、対応履歴などのデータを基にAI(※3)による自動解析により、“購入見込み”を算出し予測するクラウド型AIデータ解析サービス「COLLABOS GOLDEN LIST」を提供しており、サービス提供開始から着実に利用数を伸ばした結果、データの解析社数は約40社まで拡大してきております。当第3四半期においては、今後のさらなる事業拡大に向け、サービスの追加開発と事業推進を目的とした増資を実行しております。
既存サービスにおいては、顧客・企業間におけるコミュニケーション手段の多様化への対応とコミュニケーション品質並びに顧客満足度の向上を実現するための新たな機能の提供に向け、LINE株式会社が提供するコミュニケーションアプリ「LINE」を活用した法人向けカスタマーサポートサービス「LINE カスタマーコネクト」と、当社が提供するコールセンター向けクラウド型顧客情報管理システム「COLLABOS CRM」との連携機能開発を進めており、今春のサービスリリースを目処として開発を推進しております。
当第3四半期累計期間における財政状態及び経営成績の状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
① 財政状態
(資産)
当第3四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べて112,100千円増加し、2,154,464千円となりました。主な要因は、売掛金の回収が進んだことに伴う売掛金の減少があった一方、売掛金の回収に伴う現金及び預金の増加、@nyplace用設備への投資等に伴う固定資産の増加、関係会社の増資引受による関係会社株式の増加等によるものであります。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べて34,211千円減少し、466,118千円となりました。主な要因は、未払消費税等の増加の一方、未払法人税等の納付による減少及び買掛金の支払いによる減少、賞与、役員賞与支給による賞与引当金及び役員賞与引当金の減少等によるものであります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べて146,312千円増加し、1,688,345千円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加によるものであります。
② 経営成績
(売上高)
当第3四半期累計期間における売上高は1,459,511千円(前年同四半期比2.4%増)となりました。その主な内訳は、以下のとおりであります。
・@nyplaceについては、売上高は1,163,364千円となり、前年同四半期において大型の一時売上が計上されていたこと等により、前年同四半期比4.2%増にとどまりましたが、既存顧客の増席や新規契約の獲得等により、期間平均利用席数は7,217席(同507席増、7.6%増)となるなど、月額料金売上を中心に売上高を伸ばしました。
・COLLABOS PHONEについては、新規契約獲得等により、期間平均利用チャネル数は1,147チャネル(同194チャネル増)、売上高は119,497千円(同26.7%増)となりました。
・COLLABOS CRMについては、契約期間満了に伴う契約ID数の減少により、期間平均利用ID数は2,189ID(同368ID減)、売上高は114,995千円(同23.1%減)となりました。
・COLLABOS CRM Outbound Editionについては、期間平均利用ID数は721ID(同3ID増)、売上高は36,284千円(同1.8%増)となりました。
・その他売上高は25,368千円(同11.2%減)となりました。
(売上原価)
当第3四半期累計期間の売上原価は、776,486千円(同2.0%増)となりました。主な内訳は、各サービスそれぞれで回線料、ネットワーク機器等設備の保守費用、ホスティング費用、顧客毎のコールフロー設定等の作業費用、ソフトウェア及びハードウェアの償却費用等の増加によるものであります。主たる製品・サービス別では、@nyplace関連で587,827千円(同6.3%増)、COLLABOS PHONEで107,361千円(同12.9%増)、COLLABOS CRM(Outbound Edition含む)で65,747千円(同31.6%減)となりました。
(販売費及び一般管理費)
当第3四半期累計期間の販売費及び一般管理費は、481,922千円(同11.3%増)となりました。この主な内訳として、人件費については当第3四半期累計期間における延べ人員数の増加等により246,209千円(同10.2%増)となりました。また、株主優待関連費用の増加、本社機能の増強に伴う家賃の増加、リスティング広告運用等に伴う広告費の増加により、人件費以外の経費は235,713千円(同12.4%増)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社の経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
[用語解説]
※1.デジタルマーケティング
あらゆるデジタルチャネル(Webサイト、Eメール、SNS、モバイルアプリ等)を有効活用して行うマーケティング活動全般のこと。
※2.プラットフォーム
コンピュータにおいて、ソフトウェアやハードウェア、サービスが動作するための基盤または環境のこと。
※3.AI(エーアイ)
言語の理解や推論、問題解決等の知的行動を人間に代わってコンピュータに行わせる技術の総称。
本記載においては、統計的なアプローチで確率を算出し、人間の意思決定を支援・代行する装置をAIと定義。

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