当社が属するクラウドサービス市場につきましては、2017年末のクラウドサービス利用企業の割合は前年末より10.0ポイント増加し、56.9%に及んでおります。(出典:総務省「情報通信白書 2018年版」)また、クラウド型CRM市場の市場規模につきましては、2017年度は1,640億円となり、前事業年度1,297億円から26.4%増加しており、これまで主流であったシステムを自社保有及び自社運用するオンプレミスと呼ばれる導入形態から、コストメリット及びスピードメリットの見込まれるクラウドサービスへ移行する企業が着実に増えてきております。具体的には、企業がシステムを自社保有することによって発生する周辺設備費用や、運用における技術者の人件費、保守サポート費用のコスト削減や管理の効率化、また、新たな機能や技術革新の普及・加速に対する迅速な対応、規模拡張やバージョンアップ等に対するリードタイムの短縮化等といったメリットが広く認知されてきていることが挙げられます。今後もクラウドサービスへの移行拡大により、同市場は2018年度も成長率として前事業年度比24.2%増加となる2,037億円、2017年度以降としては平均成長率24.3%と高水準での増加推移が見込まれ、2022年度には4,780億円にまで拡大すると予想されております。(出典:株式会社ミック経済研究所「クラウド型CRM市場の現状と展望 2018年度版」)
これらの事業環境の下、当事業年度につきましては、主に@nyplaceにおいて前事業年度に大型案件の一時売上が計上されていたこと、また、COLLABOS CRMにおいて契約ID数の減少により月額料金売上が減少したこと等から、売上高は前事業年度比1.4%増の1,968,726千円にとどまりましたが、@nyplaceでは期間平均利用席数が前事業年度比385席増加(同5.6%増)、COLLABOS PHONEでは期間平均利用チャネル数が前事業年度比156チャネル増加(同15.9%増)しており、月額料金売上を中心に売上高は増加しております。また、各段階利益については、株主優待制度の導入に伴う関連費用の増加、移転に伴う事務所増床コストの増加等に対し、COLLABOS PHONEの黒字化による利益貢献等により、営業利益は前事業年度を上回る310,398千円(同1.2%増)となり、経常利益は307,822千円(同0.8%増)、当期純利益は210,673千円(同2.3%増)となりました。当事業年度における売上高、売上原価、販売費及び一般管理費の状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(売上高)
2019/06/20 15:00