このような環境のなかで当社グループは、独自に保有する基盤コア技術をベースに、システムマネージ、クラウドマネージ、IoT、IIoT分野に加え、あらゆる物質や細胞までにリーチするIoE(Everything)、そして人間の能力を拡張させるIoA(Abilities)分野における研究開発・ビジネスデザイン及びプロジェクトを、国内だけではなくグローバルにおいても着実に進めております。
当社のクラウド・IoT分野全体を包括するデータコントロール事業の売上は、安定した完全ストック型ビジネス(サブスクリプションモデル及びリカーリングモデル)の継続課金売上と一時的なスポット売上で構成されております。当第1四半期連結累計期間においても、引き続き月額課金案件の受注獲得を推し進め、前年同期と比較して月額課金売上は70,255千円純増しました。これにより、上場以来33四半期連続で過去最高の月額課金売上のプラス成長となり、ウクライナをめぐる国際情勢の長期化及び世界的な金融不安による為替・金利動向などの影響を受けることなく極めて堅調に推移しております。なお、過去最高を超える金額の先行投資を継続して実施しておりますが、当第1四半期連結累計期間における営業利益の前年同期増減率は+28.2%、経常利益の前年同期増減率は+31.6%と大幅な増加となりました。
昨今、IoT市場では、製造機器のサブスクリプションといえるEaaS(Equipment as a service)が注目を集めており、大量生産・大量出荷型モデルからの転換が起こり始めています。このEaaSは、当社がかねてより予測し、志向し続けたIoTビジネスのあり方そのものであり、IoTエンジン「NEQTO」をベースにEaaSを支えるNo.1コアエンジン(IoTソフトウエア)のライセンス及びOEM提供を目指してまいりました。その取り組みを強化させるべく、米国の電子制御メーカーHoneywellグループのTridium社との提携等を契機に、新規プロジェクトが実行フェーズに入っております。また、各種クラウドを包括管理する「JIG-SAW PRIME」は、データコントロール事業に密接に関連し、重要な社会インフラとなっているクラウド環境における企業ニーズを背景に前年同期と比較して取引総額が322,513千円(前年同期比92.2%増)拡大しました。さらに、視覚再生プロジェクト「NEW VISION」につきまして、動物行動解析分野におけるAI算出によるベクトルデータをベースとしたアルゴリズム・システムが日本国特許査定を受領しました。引き続き、今後の高い事業成長を実現すべく、将来に向けた先行投資の金額は過去最高を更新し、前年同期と比較し約28,000千円増加となりました。
2023/05/10 15:01