当連結会計年度における売上高は6,798,990千円と、前連結会計年度比9.2%の増収となりました。IT&コンサルティング事業において、コロナ禍の影響から脱却した前期の流れを引き継いで期初から堅調に推移いたしました。上期は自社パッケージ製品の売上が大きく貢献し、スマートBPOなど我々が注力している大型プロジェクトも新規受注があったことから増収となりました。アウトソーシング事業においては、コンサルティング支援案件が継続してアウトソーシング業務の受託につながるケースが増加したことで堅調に拡大し、さらにコロナ禍特需の大型案件を受託したことで増収となりました。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度における売上原価は前連結会計年度比9.7%増の5,044,386千円となり、売上総利益は1,754,604千円と、同7.9%の増益となりました。売上総利益につきましては、IT&コンサルティング事業において、上期から自社パッケージ製品の売上が伸びたことに加えて、プロジェクト利益率が向上して堅調に推移しました。しかし第4四半期に新たなソリューション分野の特定プロジェクトにおいて仕様認識のズレなどの要因により計画通りに開発が進まない状況が発生し、引当て等を実施したため通期の収益の減速要因となりました。アウトソーシング事業においては、個別プロジェクトの利益率向上が進む中、コロナ禍特需案件が業績を押し上げて大幅な増益で着地しました。
2023/06/28 15:01