当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用所得環境の改善や消費税増税前の駆け込み需要の影響もあり個人消費の緩やかな持ち直しの動きがみられたものの、米国と中国の貿易摩擦等を要因とする海外経済の減速により輸出や鉱工業生産が低迷する等力強さに欠ける展開が続きました。また、欧米の政治動向や中東の地政学的リスクが各国経済に影響する懸念が継続し景気の先行きに不透明感が残りました。
当社グループの事業につきましては、中国経済の減速を受けアジア市場における基礎化学品の市況が軟化し、国内市場においても輸入品の影響を受けるようになったこと、原料調達の不調や製造設備の不具合が発生したこと等により事業環境が悪化しました。また、国内需要が底堅く推移するなか大規模な定期修繕のために販売抑制を行った前年同四半期に比べ販売数量、利益は上回ったものの、売上高は前年同四半期を下回りました。なお、前年同四半期にイソノニルアルコールプロジェクト中止に伴う多額の特別損失計上がありましたので、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同四半期に比べ大きく上回りました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高711億11百万円(前年同四半期比1.0%減)、営業利益75億95百万円(前年同四半期比1.8%増)、経常利益79億32百万円(前年同四半期比1.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益55億22百万円(前年同四半期比28.1%増)となりました。
2019/11/07 15:42