現在、がん治療における世界の製薬企業の関心事として、抗PD-1抗体との併用剤の開発があります。抗PD-1抗体と抗CTLA-4抗体の併用が、それぞれを単剤で使用した場合の2倍以上の奏効率となることは実証済みですが、この免疫チェックポイント阻害剤の先陣を切った小野薬品工業、ブリストルマイヤーズでも、抗CTLA-4抗体による副作用の克服が課題となっています。Ad-SGE-REIC製剤は、抗CTLA-4抗体が持つ重要な作用である「局所における免疫抑制を司る制御性T細胞を抑える働き」に関しては、同様の作用を持っており、Ad-SGE-REIC製剤と抗CTLA-4抗体との併用では相乗効果はないことが明らかになりました。Ad-SGE-REIC製剤と抗PD-1抗体との併用では顕著な相乗効果があり、重篤な副作用の出現頻度の高い抗CTLA-4抗体に代わり、Ad-SGE-REIC製剤を使うことで副作用の少ない最先端のがん治療が可能になると想定されます。
これらの結果、当中間連結会計期間は売上高の計上がありませんでした。利益面につきましては、営業損失は88,388千円(前中間連結会計期間は97,947千円の営業損失)、経常損失は89,726千円(前中間連結会計期間は99,282千円の経常損失)、親会社株主に帰属する中間純損失は89,875千円(前中間連結会計期間は93,777千円の親会社株主に帰属する中間純損失)となりました。
セグメントの業績については、治療薬研究開発事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
2017/08/25 10:30