訂正有価証券報告書-第8期(令和2年6月1日-令和3年5月31日)
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社は、「ゲームをより楽しめる世界を創る」という経営理念のもと、2013年6月に設立いたしました。本当に知りたいゲームの情報が得られる場所が存在すればもっとゲームを楽しめるようになるという想いから、2013年9月にゲーム攻略情報メディアとしてウェブサイト「GameWith」をリリースいたしました。「GameWith」では現在、ゲーム攻略情報だけでなく、新作ゲームのレビュー、動画配信等を提供しております。また、2019年12月には、ユーザーがプレイしたゲーム攻略情報を直接投稿することができるメディア「@WIKI」を事業譲受しております。
当社グループの事業は、主に、ゲーム情報メディアの運営・管理を行うメディア事業を展開しております。
(2)経営環境
日本国内のインターネット普及率は毎年増加しており、2020年のインターネット普及率は83.4%(注1)となっております。これに伴い、インターネット広告費は、2013年は9,381億円であったものが、2020年では前年比5.6%増の2兆2,290億円となっております。とりわけ運用型広告費(※)は、2013年は4,122億円であったものが、2020年では前年比9.7%増の1兆4,558億円と成長しております(注2)。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大によって当社グループの経営環境に対して、自宅でゲームを楽しむ人が増加し当社グループのメディアの閲覧数が上昇した一方、多くの企業が広告出稿を控え広告単価が下落する等の影響が出ております。
(注1)総務省「令和2年通信利用動向調査」
(注2)株式会社電通「2013年 日本の広告費」、「2020年 日本の広告費」
(※) 運用型広告とは、膨大なデータを処理するプラットフォームにより、広告の最適化を自動的もしくは即時的に支援する広告手法のことであります。
(3)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループが経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標として、売上高及び営業利益を重視しております。
(4)事業戦略方針
① 既存メディア事業の収益拡大
国内のPCゲームユーザーは約1,000万人の規模があります。(注1)当社は、今後ゲーミングPC購入者が増えると予測しており、さらなる伸びが期待できるPCゲームの領域に注力してまいります。マルチプラットフォーム対応のゲームが一般化した現在、ユーザーは家庭用ゲーム機、スマートフォン、PC等様々なデバイスでゲームを楽しんでいます。ただし、それぞれのデバイスにより操作性やスペックに差が生じます。特に、緻密な操作や一瞬の動きが重要になるシューティングゲーム等の対戦ゲームにおいては、操作性やスペックの点でゲーミングPCが優位となります。そういった背景から、「勝ちたい」「うまくなりたい」という気持ちからゲーミングPCを購入するユーザーが増えていくだろうと当社は考えています。このような新たにゲーミングPCを購入する層に接点を多く持っていることがGameWithの強みであります。ゲームメディア国内1位のトラフィックを誇るゲーム攻略やゲーム紹介のメディア利用者だけでなく、ゲーミングPCを普段から使用しているeスポーツ選手のファンに接点を持っており、今後拡大が見込まれるPCゲーム初心者層にリーチするコンテンツを提供することで、既存メディア事業の収益拡大を目指します。
(注1)株式会社KADOKAWA Game Linkage マーケティング部「ファミ通モバイルゲーム白書2021」
② 新規事業領域の収益拡大
国内のeスポーツ市場規模は増加傾向であり、今後も成長することが見込まれています。当社は2018年3月という比較的早いタイミングでeスポーツ事業をスタートし、これまで順調に売上高を成長させてまいりました。一般的に、eスポーツ事業の収益は、主にスポンサー収入が多くを占めており、そちらに依存した収益構成になっております。一方で当社のeスポーツ事業は動画配信に強みを持っており、スポンサー収入に依存せず、自社で十分な収益を生み出すことができるモデルを構築しております。今後は、ファンクラブやグッズ販売などのファンビジネスや大会運営、企業への営業活動の強化等、eスポーツ事業の領域を拡大してまいります。今後の展望としては、ゲーミングPCやインターネット回線等のゲームインフラの領域まで事業を拡げ、例えば当社のeスポーツチームや選手とのコラボ商品を開発する等、広く展開していきたいと考えております。
eスポーツ事業を、当社にとって既存の3領域とならぶ収益基盤とすることを目指して今後も取り組んでまいります。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
① 新規事業の展開と新たな収益モデルの構築について
当社グループは、ゲーム情報メディア「GameWith」等の運営を行っておりますが、当社グループが今後も継続的に成長していくためには、常にユーザーのニーズを把握し、新規コンテンツや周辺事業の展開を図ることにより、コンテンツを充実させ、かつ新たな収益モデルの構築に取り組むことが重要な課題と認識しております。
そのためには、既存コンテンツの拡充だけでなく、高いシナジーが見込まれる領域を選別し、積極的にその拡充を図る必要があります。
② 人材の確保及び組織力の強化について
当社グループは、今後の継続的な成長のためには、ライター等の確保と社員育成が重要な課題と認識しております。引き続き積極的な採用活動と社内研修体制の強化及び社員が働きやすい環境を整備することで人材の確保及び組織力の強化に取り組んでまいります。
③ 内部管理体制の強化について
当社グループがユーザーに安定したサービスを提供し、継続的に成長し続けるためには、内部統制システムの強化が必要であると認識しております。そのため、事業等のリスクを適切に把握及び対処し、コンプライアンスを重視した経営管理体制に重点をおくことで、引き続き内部管理体制の強化に取り組んでまいります。
④ セキュリティシステム及び保守管理体制について
当社グループの展開する事業は、システムのセキュリティ及び保守管理体制の整備が重要であり、常にこれらの充実が重要な課題であると認識しております。今後も、市場環境の変化に対応したセキュリティの維持及び保守管理体制の整備を進める方針です。
⑤ サービスの健全性と安全性の維持について
当社グループは、利用者が安心して利用できるサービスを提供することが、信頼性の向上及び事業の発展に寄与するものと考えております。これは、当社グループが運営する「GameWith」等が、単なる情報メディアとしてではなく、ユーザー同士のコミュニケーションの場にもなっていることから、当社グループとしてはその健全性と安全性に取り組むことが不可欠であると認識しています。具体的には、個人情報保護等の法令遵守に取り組むだけでなく、サイト自体の安全性を高め、利用規約の徹底やサイトパトロール等の体制強化のためにカスタマーサポート担当を定める等、監視、サービスの健全性の維持に引き続き取り組んでまいります。
(1)経営方針
当社は、「ゲームをより楽しめる世界を創る」という経営理念のもと、2013年6月に設立いたしました。本当に知りたいゲームの情報が得られる場所が存在すればもっとゲームを楽しめるようになるという想いから、2013年9月にゲーム攻略情報メディアとしてウェブサイト「GameWith」をリリースいたしました。「GameWith」では現在、ゲーム攻略情報だけでなく、新作ゲームのレビュー、動画配信等を提供しております。また、2019年12月には、ユーザーがプレイしたゲーム攻略情報を直接投稿することができるメディア「@WIKI」を事業譲受しております。
当社グループの事業は、主に、ゲーム情報メディアの運営・管理を行うメディア事業を展開しております。
(2)経営環境
日本国内のインターネット普及率は毎年増加しており、2020年のインターネット普及率は83.4%(注1)となっております。これに伴い、インターネット広告費は、2013年は9,381億円であったものが、2020年では前年比5.6%増の2兆2,290億円となっております。とりわけ運用型広告費(※)は、2013年は4,122億円であったものが、2020年では前年比9.7%増の1兆4,558億円と成長しております(注2)。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大によって当社グループの経営環境に対して、自宅でゲームを楽しむ人が増加し当社グループのメディアの閲覧数が上昇した一方、多くの企業が広告出稿を控え広告単価が下落する等の影響が出ております。
(注1)総務省「令和2年通信利用動向調査」
(注2)株式会社電通「2013年 日本の広告費」、「2020年 日本の広告費」
(※) 運用型広告とは、膨大なデータを処理するプラットフォームにより、広告の最適化を自動的もしくは即時的に支援する広告手法のことであります。
(3)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループが経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標として、売上高及び営業利益を重視しております。
(4)事業戦略方針
① 既存メディア事業の収益拡大
国内のPCゲームユーザーは約1,000万人の規模があります。(注1)当社は、今後ゲーミングPC購入者が増えると予測しており、さらなる伸びが期待できるPCゲームの領域に注力してまいります。マルチプラットフォーム対応のゲームが一般化した現在、ユーザーは家庭用ゲーム機、スマートフォン、PC等様々なデバイスでゲームを楽しんでいます。ただし、それぞれのデバイスにより操作性やスペックに差が生じます。特に、緻密な操作や一瞬の動きが重要になるシューティングゲーム等の対戦ゲームにおいては、操作性やスペックの点でゲーミングPCが優位となります。そういった背景から、「勝ちたい」「うまくなりたい」という気持ちからゲーミングPCを購入するユーザーが増えていくだろうと当社は考えています。このような新たにゲーミングPCを購入する層に接点を多く持っていることがGameWithの強みであります。ゲームメディア国内1位のトラフィックを誇るゲーム攻略やゲーム紹介のメディア利用者だけでなく、ゲーミングPCを普段から使用しているeスポーツ選手のファンに接点を持っており、今後拡大が見込まれるPCゲーム初心者層にリーチするコンテンツを提供することで、既存メディア事業の収益拡大を目指します。
(注1)株式会社KADOKAWA Game Linkage マーケティング部「ファミ通モバイルゲーム白書2021」
② 新規事業領域の収益拡大
国内のeスポーツ市場規模は増加傾向であり、今後も成長することが見込まれています。当社は2018年3月という比較的早いタイミングでeスポーツ事業をスタートし、これまで順調に売上高を成長させてまいりました。一般的に、eスポーツ事業の収益は、主にスポンサー収入が多くを占めており、そちらに依存した収益構成になっております。一方で当社のeスポーツ事業は動画配信に強みを持っており、スポンサー収入に依存せず、自社で十分な収益を生み出すことができるモデルを構築しております。今後は、ファンクラブやグッズ販売などのファンビジネスや大会運営、企業への営業活動の強化等、eスポーツ事業の領域を拡大してまいります。今後の展望としては、ゲーミングPCやインターネット回線等のゲームインフラの領域まで事業を拡げ、例えば当社のeスポーツチームや選手とのコラボ商品を開発する等、広く展開していきたいと考えております。
eスポーツ事業を、当社にとって既存の3領域とならぶ収益基盤とすることを目指して今後も取り組んでまいります。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
① 新規事業の展開と新たな収益モデルの構築について
当社グループは、ゲーム情報メディア「GameWith」等の運営を行っておりますが、当社グループが今後も継続的に成長していくためには、常にユーザーのニーズを把握し、新規コンテンツや周辺事業の展開を図ることにより、コンテンツを充実させ、かつ新たな収益モデルの構築に取り組むことが重要な課題と認識しております。
そのためには、既存コンテンツの拡充だけでなく、高いシナジーが見込まれる領域を選別し、積極的にその拡充を図る必要があります。
② 人材の確保及び組織力の強化について
当社グループは、今後の継続的な成長のためには、ライター等の確保と社員育成が重要な課題と認識しております。引き続き積極的な採用活動と社内研修体制の強化及び社員が働きやすい環境を整備することで人材の確保及び組織力の強化に取り組んでまいります。
③ 内部管理体制の強化について
当社グループがユーザーに安定したサービスを提供し、継続的に成長し続けるためには、内部統制システムの強化が必要であると認識しております。そのため、事業等のリスクを適切に把握及び対処し、コンプライアンスを重視した経営管理体制に重点をおくことで、引き続き内部管理体制の強化に取り組んでまいります。
④ セキュリティシステム及び保守管理体制について
当社グループの展開する事業は、システムのセキュリティ及び保守管理体制の整備が重要であり、常にこれらの充実が重要な課題であると認識しております。今後も、市場環境の変化に対応したセキュリティの維持及び保守管理体制の整備を進める方針です。
⑤ サービスの健全性と安全性の維持について
当社グループは、利用者が安心して利用できるサービスを提供することが、信頼性の向上及び事業の発展に寄与するものと考えております。これは、当社グループが運営する「GameWith」等が、単なる情報メディアとしてではなく、ユーザー同士のコミュニケーションの場にもなっていることから、当社グループとしてはその健全性と安全性に取り組むことが不可欠であると認識しています。具体的には、個人情報保護等の法令遵守に取り組むだけでなく、サイト自体の安全性を高め、利用規約の徹底やサイトパトロール等の体制強化のためにカスタマーサポート担当を定める等、監視、サービスの健全性の維持に引き続き取り組んでまいります。