訂正有価証券届出書(通常方式)
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届出の対象とした募集(売出)金額、表紙
一般募集 第1回無担保社債(3年債) 20,000百万円
一般募集 第2回無担保社債(5年債) 20,000百万円
一般募集 第3回無担保社債(7年債) 10,000百万円
計 50,000百万円
(注)一般募集の金額は有価証券届出書提出日現在の見込額である。
一般募集 第2回無担保社債(5年債) 20,000百万円
一般募集 第3回無担保社債(7年債) 10,000百万円
計 50,000百万円
(注)一般募集の金額は有価証券届出書提出日現在の見込額である。
新規発行社債(短期社債を除く。)
銘柄 | 楽天カード株式会社第1回無担保社債(社債間限定同順位特約付) |
記名・無記名の別 | ― |
券面総額又は振替社債の総額(円) | 金20,000百万円 |
各社債の金額(円) | 1億円 |
発行価額の総額(円) | 金20,000百万円 |
発行価格(円) | 各社債の金額100円につき金100円 |
利率(%) | 年0.140% |
利払日 | 毎年6月12日及び12月12日 |
利息支払の方法 | 1.利息支払の方法及び期限 (1)本社債の利息は、払込期日の翌日から償還期日(別記「償還の方法」欄第2項第(1)号に定義する。以下同じ。)までこれをつけ、2020年6月12日を第1回の利息支払期日としてその日までの分を支払い、その後毎年6月及び12月の各12日にその日までの前半か年分を支払う。 (2)利息を支払うべき日が銀行休業日にあたるときは、その前銀行営業日にこれを繰り上げる。 (3)半か年に満たない期間につき利息を支払うときは、その半か年の日割をもってこれを計算する。 (4)償還期日後は利息をつけない。 2.利息の支払場所 別記((注)10.「元利金の支払」)記載のとおり。 |
償還期限 | 2022年12月12日 |
償還の方法 | 1.償還金額 各社債の金額100円につき金100円 2.償還の方法及び期限 (1)本社債の元金は、2022年12月12日(以下償還期日という。)にその総額を償還する。 (2)償還すべき日が銀行休業日にあたるときは、その前銀行営業日にこれを繰り上げる。 (3)本社債の買入消却は、払込期日の翌日以降、別記「振替機関」欄記載の振替機関が別途定める場合を除き、いつでもこれを行うことができる。 3.償還元金の支払場所 別記((注)10.「元利金の支払」)記載のとおり。 |
募集の方法 | 一般募集 |
申込証拠金(円) | 各社債の金額100円につき金100円とし、払込期日に払込金に振替充当する。 申込証拠金には利息をつけない。 |
申込期間 | 2019年12月6日 |
申込取扱場所 | 別項引受金融商品取引業者の本店及び国内各支店 |
払込期日 | 2019年12月12日 |
振替機関 | 株式会社証券保管振替機構 東京都中央区日本橋茅場町二丁目1番1号 |
担保 | 本社債には担保及び保証は付されておらず、また本社債のために特に留保されている資産はない。 |
財務上の特約(担保提供制限) | 1 担保提供制限 (1) 当社は、本社債の未償還残高が存する限り、本社債発行後、当社が国内で今後発行する他の無担保社債(ただし、本社債と同時に発行する第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付)及び第3回無担保社債(社債間限定同順位特約付)を含み、別記「財務上の特約(その他の条項)」欄で定義する担付切換条項が特約されている無担保社債を除く。)に担保権を設定する場合には、本社債にも担保付社債信託法に基づき、同順位の担保権を設定する。 (2) 当社が、前号により本社債に担保権を設定する場合は、当社は、直ちに登記その他必要な手続を完了し、かつ、その旨を担保付社債信託法第41条第4項の規定に準じて公告する。 2 担保提供制限の例外 当社が、合併または会社法第2条第29号に定める吸収分割により、担保権の設定されている吸収合併消滅会社または吸収分割会社が国内で発行した社債を承継する場合は、前項は適用されない。 |
財務上の特約(その他の条項) | 本社債には担付切換条項等その他の財務上の特約は付されていない。担付切換条項とは、純資産額維持条項等当社の財務指標に一定の事由が生じた場合に期限の利益を喪失する旨の特約を解除するために担保権を設定する旨の特約または当社が自らいつでも担保権を設定することができる旨の特約をいう。 |
(注) 1 信用格付業者から提供され、もしくは閲覧に供された信用格付
(1) 株式会社日本格付研究所(以下JCRという。)
本社債について、当社はJCRからA(シングルA)の信用格付を2019年12月6日付で取得している。
JCRの信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
JCRの信用格付は、債務履行の確実性の程度に関してのJCRの現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性の程度を完全に表示しているものではない。また、JCRの信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するものではない。JCRの信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外の事項は含まれない。
JCRの信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。また、JCRの信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCRが格付対象の発行体及び正確で信頼すべき情報源から入手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
本社債の申込期間中に本社債に関してJCRが公表する情報へのリンク先は、JCRのホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「ニュースリリース」右端「一覧を見る」をクリックして表示される「ニュースリリース」(https://www.jcr.co.jp/release/)に掲載されている。なお、システム障害等何らかの事情により情報を入手することができない可能性がある。その場合の連絡先は以下のとおり。
JCR:電話番号03-3544-7013
(2) 株式会社格付投資情報センター(以下R&Iという。)
本社債について、当社はR&IからA-(シングルAマイナス)の信用格付を2019年12月6日付で取得している。
R&Iの信用格付は、発行体が負う金融債務についての総合的な債務履行能力や個々の債務等が約定どおりに履行される確実性(信用力)に対するR&Iの意見である。R&Iは信用格付によって、個々の債務等の流動性リスク、市場価値リスク、価格変動リスク等、信用リスク以外のリスクについて、何ら意見を表明するものではない。R&Iの信用格付は、いかなる意味においても、現在・過去・将来の事実の表明ではない。また、R&Iは、明示・黙示を問わず、提供する信用格付、またはその他の意見についての正確性、適時性、完全性、商品性、及び特定目的への適合性その他一切の事項について、いかなる保証もしていない。
R&Iは、信用格付を行うに際して用いた情報に対し、品質確保の措置を講じているが、これらの情報の正確性等について独自に検証しているわけではない。R&Iは、必要と判断した場合には、信用格付を変更することがある。また、資料・情報の不足や、その他の状況により、信用格付を取り下げることがある。
本社債の申込期間中に本社債に関してR&Iが公表する情報へのリンク先は、R&Iのホームページ(https://www.r-i.co.jp/rating/index.html)の「格付アクション・コメント」及び同コーナー右下の「一覧はこちら」をクリックして表示されるリポート検索画面に掲載されている。なお、システム障害等何らかの事情により情報を入手することができない可能性がある。その場合の連絡先は以下のとおり。
R&I:電話番号 03-6273-7471
2 社債、株式等の振替に関する法律の規定の適用
本社債は、その全部について社債、株式等の振替に関する法律(以下社債等振替法という。)第66条第2号の定めに従い社債等振替法の規定の適用を受けることとする旨を定めた社債であり、社債等振替法第67条第2項に定める場合を除き、社債券を発行することができない。
3 社債管理者の不設置
本社債には会社法第702条ただし書に基づき、社債管理者は設置されておらず、社債権者は自ら本社債を管理し、または本社債にかかる債権の実現を保全するために必要な一切の行為を行う。
4 期限の利益喪失に関する特約
当社は、次の各場合に該当したときには、直ちに本社債について期限の利益を喪失し、遅滞なく本(注)5に定める方法により本社債の社債権者にその旨を公告する。
① 当社が別記「利息支払の方法」欄第1項または別記「償還の方法」欄第2項の規定に違背したとき。
② 当社が別記「財務上の特約(担保提供制限)」欄第1項の規定に違背したとき。
③ 当社が本社債以外の社債について期限の利益を喪失し、または期限が到来してもその弁済をすることができないとき。
④ 当社が社債を除く借入金債務について期限の利益を喪失したとき、または当社以外の社債もしくはその他の借入金債務に対して当社が行った保証債務について履行義務が発生したにもかかわらず、その履行をすることができないとき。ただし、当該債務の合計額(邦貨換算後)が5億円を超えない場合は、この限りではない。
⑤ 当社が、破産手続開始、民事再生手続開始もしくは会社更生手続開始の申立てをし、または解散(合併の場合を除く。)の決議を行ったとき。
⑥ 当社が、破産手続開始、民事再生手続開始もしくは会社更生手続開始の決定、または特別清算開始の命令を受けたとき。
5 社債権者に通知する場合の公告の方法
本社債に関して社債権者に対し公告する場合は、法令に別段の定めがあるものを除き、当社の定款所定の電子公告の方法によりこれを行う。ただし、電子公告の方法によることができない事故その他やむを得ない事由が生じたときは、当社の定款所定の新聞紙並びに東京都及び大阪市で発行される各1種以上の新聞紙(ただし、重複するものがあるときは、これを省略することができる。)にこれを掲載する。
6 社債要項の変更
(1) 本社債の社債要項に定められた事項(ただし、本(注)9を除く。)の変更は、法令に定めがあるときを除き、社債権者集会の決議を要する。ただし、社債権者集会の決議は、裁判所の認可を受けなければ、その効力を生じない。
(2) 裁判所の認可を受けた前号の社債権者集会の決議は、本社債の社債要項と一体をなすものとする。
7 社債権者集会に関する事項
(1) 本社債及び本社債と同一の種類(会社法に定めるところによる。)の社債(以下本種類の社債と総称する。)の社債権者集会は、当社がこれを招集するものとし、社債権者集会の日の3週間前までに社債権者集会を招集する旨及び会社法第719条各号所定の事項を本(注)5に定める方法により公告する。
(2) 本種類の社債の社債権者集会は、東京都においてこれを行う。
(3) 本種類の社債の総額(償還済みの額を除く。また、当社が有する本種類の社債の金額の合計額は算入しない。)の10分の1以上にあたる本種類の社債を有する社債権者は、社債等振替法第86条第3項に定める書面を当社に提示のうえ、社債権者集会の目的である事項及び招集の理由を記載した書面を当社に提出して、本種類の社債の社債権者集会の招集を請求することができる。
8 社債要項の公示
当社は、その本店に本社債の社債要項の謄本を備え置き、その営業時間中、一般の閲覧に供する。
9 財務代理人、発行代理人及び支払代理人
株式会社みずほ銀行
10 元利金の支払
本社債にかかる元利金は、社債等振替法及び別記「振替機関」欄記載の振替機関の業務規程その他の規則に従って支払われる。
社債の引受け
(1) 【社債の引受け】
引受人の氏名又は名称 | 住所 | 引受金額 (百万円) | 引受けの条件 |
みずほ証券株式会社 | 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 | 6,000 | 1.引受人は、本社債の全額につき、共同して買取引受を行う。 2.本社債の引受手数料は各社債の金額100円につき金35銭とする。 |
SMBC日興証券株式会社 | 東京都千代田区丸の内三丁目3番1号 | 3,000 | |
大和証券株式会社 | 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号 | 3,000 | |
ゴールドマン・サックス証券株式会社 | 東京都港区六本木六丁目10番1号 | 3,000 | |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 | 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 | 3,000 | |
メリルリンチ日本証券株式会社 | 東京都中央区日本橋一丁目4番1号 | 2,000 | |
計 | ― | 20,000 | ― |
新規発行社債(短期社債を除く。)-2
銘柄 | 楽天カード株式会社第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付) |
記名・無記名の別 | ― |
券面総額又は振替社債の総額(円) | 金20,000百万円 |
各社債の金額(円) | 1億円 |
発行価額の総額(円) | 金20,000百万円 |
発行価格(円) | 各社債の金額100円につき金100円 |
利率(%) | 年0.300% |
利払日 | 毎年6月12日及び12月12日 |
利息支払の方法 | 1.利息支払の方法及び期限 (1)本社債の利息は、払込期日の翌日から償還期日(別記「償還の方法」欄第2項第(1)号に定義する。以下同じ。)までこれをつけ、2020年6月12日を第1回の利息支払期日としてその日までの分を支払い、その後毎年6月及び12月の各12日にその日までの前半か年分を支払う。 (2)利息を支払うべき日が銀行休業日にあたるときは、その前銀行営業日にこれを繰り上げる。 (3)半か年に満たない期間につき利息を支払うときは、その半か年の日割をもってこれを計算する。 (4)償還期日後は利息をつけない。 2.利息の支払場所 別記((注)10.「元利金の支払」)記載のとおり。 |
償還期限 | 2024年12月12日 |
償還の方法 | 1.償還金額 各社債の金額100円につき金100円 2.償還の方法及び期限 (1)本社債の元金は、2024年12月12日(以下償還期日という。)にその総額を償還する。 (2)償還すべき日が銀行休業日にあたるときは、その前銀行営業日にこれを繰り上げる。 (3)本社債の買入消却は、払込期日の翌日以降、別記「振替機関」欄記載の振替機関が別途定める場合を除き、いつでもこれを行うことができる。 3.償還元金の支払場所 別記((注)10.「元利金の支払」)記載のとおり。 |
募集の方法 | 一般募集 |
申込証拠金(円) | 各社債の金額100円につき金100円とし、払込期日に払込金に振替充当する。 申込証拠金には利息をつけない。 |
申込期間 | 2019年12月6日 |
申込取扱場所 | 別項引受金融商品取引業者の本店及び国内各支店 |
払込期日 | 2019年12月12日 |
振替機関 | 株式会社証券保管振替機構 東京都中央区日本橋茅場町二丁目1番1号 |
担保 | 本社債には担保及び保証は付されておらず、また本社債のために特に留保されている資産はない。 |
財務上の特約(担保提供制限) | 1 担保提供制限 (1) 当社は、本社債の未償還残高が存する限り、本社債発行後、当社が国内で今後発行する他の無担保社債(ただし、本社債と同時に発行する第1回無担保社債(社債間限定同順位特約付)及び第3回無担保社債(社債間限定同順位特約付)を含み、別記「財務上の特約(その他の条項)」欄で定義する担付切換条項が特約されている無担保社債を除く。)に担保権を設定する場合には、本社債にも担保付社債信託法に基づき、同順位の担保権を設定する。 (2) 当社が、前号により本社債に担保権を設定する場合は、当社は、直ちに登記その他必要な手続を完了し、かつ、その旨を担保付社債信託法第41条第4項の規定に準じて公告する。 2 担保提供制限の例外 当社が、合併または会社法第2条第29号に定める吸収分割により、担保権の設定されている吸収合併消滅会社または吸収分割会社が国内で発行した社債を承継する場合は、前項は適用されない。 |
財務上の特約(その他の条項) | 本社債には担付切換条項等その他の財務上の特約は付されていない。担付切換条項とは、純資産額維持条項等当社の財務指標に一定の事由が生じた場合に期限の利益を喪失する旨の特約を解除するために担保権を設定する旨の特約または当社が自らいつでも担保権を設定することができる旨の特約をいう。 |
(注) 1 信用格付業者から提供され、もしくは閲覧に供された信用格付
(1) 株式会社日本格付研究所(以下JCRという。)
本社債について、当社はJCRからA(シングルA)の信用格付を2019年12月6日付で取得している。
JCRの信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
JCRの信用格付は、債務履行の確実性の程度に関してのJCRの現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性の程度を完全に表示しているものではない。また、JCRの信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するものではない。JCRの信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外の事項は含まれない。
JCRの信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。また、JCRの信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCRが格付対象の発行体及び正確で信頼すべき情報源から入手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
本社債の申込期間中に本社債に関してJCRが公表する情報へのリンク先は、JCRのホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「ニュースリリース」右端「一覧を見る」をクリックして表示される「ニュースリリース」(https://www.jcr.co.jp/release/)に掲載されている。なお、システム障害等何らかの事情により情報を入手することができない可能性がある。その場合の連絡先は以下のとおり。
JCR:電話番号03-3544-7013
(2) 株式会社格付投資情報センター(以下R&Iという。)
本社債について、当社はR&IからA-(シングルAマイナス)の信用格付を2019年12月6日付で取得している。
R&Iの信用格付は、発行体が負う金融債務についての総合的な債務履行能力や個々の債務等が約定どおりに履行される確実性(信用力)に対するR&Iの意見である。R&Iは信用格付によって、個々の債務等の流動性リスク、市場価値リスク、価格変動リスク等、信用リスク以外のリスクについて、何ら意見を表明するものではない。R&Iの信用格付は、いかなる意味においても、現在・過去・将来の事実の表明ではない。また、R&Iは、明示・黙示を問わず、提供する信用格付、またはその他の意見についての正確性、適時性、完全性、商品性、及び特定目的への適合性その他一切の事項について、いかなる保証もしていない。
R&Iは、信用格付を行うに際して用いた情報に対し、品質確保の措置を講じているが、これらの情報の正確性等について独自に検証しているわけではない。R&Iは、必要と判断した場合には、信用格付を変更することがある。また、資料・情報の不足や、その他の状況により、信用格付を取り下げることがある。
本社債の申込期間中に本社債に関してR&Iが公表する情報へのリンク先は、R&Iのホームページ(https://www.r-i.co.jp/rating/index.html)の「格付アクション・コメント」及び同コーナー右下の「一覧はこちら」をクリックして表示されるリポート検索画面に掲載されている。なお、システム障害等何らかの事情により情報を入手することができない可能性がある。その場合の連絡先は以下のとおり。
R&I:電話番号 03-6273-7471
2 社債、株式等の振替に関する法律の規定の適用
本社債は、その全部について社債、株式等の振替に関する法律(以下社債等振替法という。)第66条第2号の定めに従い社債等振替法の規定の適用を受けることとする旨を定めた社債であり、社債等振替法第67条第2項に定める場合を除き、社債券を発行することができない。
3 社債管理者の不設置
本社債には会社法第702条ただし書に基づき、社債管理者は設置されておらず、社債権者は自ら本社債を管理し、または本社債にかかる債権の実現を保全するために必要な一切の行為を行う。
4 期限の利益喪失に関する特約
当社は、次の各場合に該当したときには、直ちに本社債について期限の利益を喪失し、遅滞なく本(注)5に定める方法により本社債の社債権者にその旨を公告する。
① 当社が別記「利息支払の方法」欄第1項または別記「償還の方法」欄第2項の規定に違背したとき。
② 当社が別記「財務上の特約(担保提供制限)」欄第1項の規定に違背したとき。
③ 当社が本社債以外の社債について期限の利益を喪失し、または期限が到来してもその弁済をすることができないとき。
④ 当社が社債を除く借入金債務について期限の利益を喪失したとき、または当社以外の社債もしくはその他の借入金債務に対して当社が行った保証債務について履行義務が発生したにもかかわらず、その履行をすることができないとき。ただし、当該債務の合計額(邦貨換算後)が5億円を超えない場合は、この限りではない。
⑤ 当社が、破産手続開始、民事再生手続開始もしくは会社更生手続開始の申立てをし、または解散(合併の場合を除く。)の決議を行ったとき。
⑥ 当社が、破産手続開始、民事再生手続開始もしくは会社更生手続開始の決定、または特別清算開始の命令を受けたとき。
5 社債権者に通知する場合の公告の方法
本社債に関して社債権者に対し公告する場合は、法令に別段の定めがあるものを除き、当社の定款所定の電子公告の方法によりこれを行う。ただし、電子公告の方法によることができない事故その他やむを得ない事由が生じたときは、当社の定款所定の新聞紙並びに東京都及び大阪市で発行される各1種以上の新聞紙(ただし、重複するものがあるときは、これを省略することができる。)にこれを掲載する。
6 社債要項の変更
(1) 本社債の社債要項に定められた事項(ただし、本(注)9を除く。)の変更は、法令に定めがあるときを除き、社債権者集会の決議を要する。ただし、社債権者集会の決議は、裁判所の認可を受けなければ、その効力を生じない。
(2) 裁判所の認可を受けた前号の社債権者集会の決議は、本社債の社債要項と一体をなすものとする。
7 社債権者集会に関する事項
(1) 本社債及び本社債と同一の種類(会社法に定めるところによる。)の社債(以下本種類の社債と総称する。)の社債権者集会は、当社がこれを招集するものとし、社債権者集会の日の3週間前までに社債権者集会を招集する旨及び会社法第719条各号所定の事項を本(注)5に定める方法により公告する。
(2) 本種類の社債の社債権者集会は、東京都においてこれを行う。
(3) 本種類の社債の総額(償還済みの額を除く。また、当社が有する本種類の社債の金額の合計額は算入しない。)の10分の1以上にあたる本種類の社債を有する社債権者は、社債等振替法第86条第3項に定める書面を当社に提示のうえ、社債権者集会の目的である事項及び招集の理由を記載した書面を当社に提出して、本種類の社債の社債権者集会の招集を請求することができる。
8 社債要項の公示
当社は、その本店に本社債の社債要項の謄本を備え置き、その営業時間中、一般の閲覧に供する。
9 財務代理人、発行代理人及び支払代理人
株式会社みずほ銀行
10 元利金の支払
本社債にかかる元利金は、社債等振替法及び別記「振替機関」欄記載の振替機関の業務規程その他の規則に従って支払われる。
社債の引受け-2
(1) 【社債の引受け】
引受人の氏名又は名称 | 住所 | 引受金額 (百万円) | 引受けの条件 |
みずほ証券株式会社 | 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 | 6,000 | 1.引受人は、本社債の全額につき、共同して買取引受を行う。 2.本社債の引受手数料は各社債の金額100円につき金40銭とする。 |
SMBC日興証券株式会社 | 東京都千代田区丸の内三丁目3番1号 | 3,000 | |
大和証券株式会社 | 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号 | 3,000 | |
ゴールドマン・サックス証券株式会社 | 東京都港区六本木六丁目10番1号 | 3,000 | |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 | 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 | 3,000 | |
メリルリンチ日本証券株式会社 | 東京都中央区日本橋一丁目4番1号 | 2,000 | |
計 | ― | 20,000 | ― |
新規発行社債(短期社債を除く。)-3
銘柄 | 楽天カード株式会社第3回無担保社債(社債間限定同順位特約付) |
記名・無記名の別 | ― |
券面総額又は振替社債の総額(円) | 金10,000百万円 |
各社債の金額(円) | 1億円 |
発行価額の総額(円) | 金10,000百万円 |
発行価格(円) | 各社債の金額100円につき金100円 |
利率(%) | 年0.420% |
利払日 | 毎年6月12日及び12月12日 |
利息支払の方法 | 1.利息支払の方法及び期限 (1)本社債の利息は、払込期日の翌日から償還期日(別記「償還の方法」欄第2項第(1)号に定義する。以下同じ。)までこれをつけ、2020年6月12日を第1回の利息支払期日としてその日までの分を支払い、その後毎年6月及び12月の各12日にその日までの前半か年分を支払う。 (2)利息を支払うべき日が銀行休業日にあたるときは、その前銀行営業日にこれを繰り上げる。 (3)半か年に満たない期間につき利息を支払うときは、その半か年の日割をもってこれを計算する。 (4)償還期日後は利息をつけない。 2.利息の支払場所 別記((注)10.「元利金の支払」)記載のとおり。 |
償還期限 | 2026年12月11日 |
償還の方法 | 1.償還金額 各社債の金額100円につき金100円 2.償還の方法及び期限 (1)本社債の元金は、2026年12月11日(以下償還期日という。)にその総額を償還する。 (2)償還すべき日が銀行休業日にあたるときは、その前銀行営業日にこれを繰り上げる。 (3)本社債の買入消却は、払込期日の翌日以降、別記「振替機関」欄記載の振替機関が別途定める場合を除き、いつでもこれを行うことができる。 3.償還元金の支払場所 別記((注)10.「元利金の支払」)記載のとおり。 |
募集の方法 | 一般募集 |
申込証拠金(円) | 各社債の金額100円につき金100円とし、払込期日に払込金に振替充当する。 申込証拠金には利息をつけない。 |
申込期間 | 2019年12月6日 |
申込取扱場所 | 別項引受金融商品取引業者の本店及び国内各支店 |
払込期日 | 2019年12月12日 |
振替機関 | 株式会社証券保管振替機構 東京都中央区日本橋茅場町二丁目1番1号 |
担保 | 本社債には担保及び保証は付されておらず、また本社債のために特に留保されている資産はない。 |
財務上の特約(担保提供制限) | 1 担保提供制限 (1) 当社は、本社債の未償還残高が存する限り、本社債発行後、当社が国内で今後発行する他の無担保社債(ただし、本社債と同時に発行する第1回無担保社債(社債間限定同順位特約付)及び第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付)を含み、別記「財務上の特約(その他の条項)」欄で定義する担付切換条項が特約されている無担保社債を除く。)に担保権を設定する場合には、本社債にも担保付社債信託法に基づき、同順位の担保権を設定する。 (2) 当社が、前号により本社債に担保権を設定する場合は、当社は、直ちに登記その他必要な手続を完了し、かつ、その旨を担保付社債信託法第41条第4項の規定に準じて公告する。 2 担保提供制限の例外 当社が、合併または会社法第2条第29号に定める吸収分割により、担保権の設定されている吸収合併消滅会社または吸収分割会社が国内で発行した社債を承継する場合は、前項は適用されない。 |
財務上の特約(その他の条項) | 本社債には担付切換条項等その他の財務上の特約は付されていない。担付切換条項とは、純資産額維持条項等当社の財務指標に一定の事由が生じた場合に期限の利益を喪失する旨の特約を解除するために担保権を設定する旨の特約または当社が自らいつでも担保権を設定することができる旨の特約をいう。 |
(注) 1 信用格付業者から提供され、もしくは閲覧に供された信用格付
(1) 株式会社日本格付研究所(以下JCRという。)
本社債について、当社はJCRからA(シングルA)の信用格付を2019年12月6日付で取得している。
JCRの信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
JCRの信用格付は、債務履行の確実性の程度に関してのJCRの現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性の程度を完全に表示しているものではない。また、JCRの信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するものではない。JCRの信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外の事項は含まれない。
JCRの信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。また、JCRの信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCRが格付対象の発行体及び正確で信頼すべき情報源から入手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
本社債の申込期間中に本社債に関してJCRが公表する情報へのリンク先は、JCRのホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「ニュースリリース」右端「一覧を見る」をクリックして表示される「ニュースリリース」(https://www.jcr.co.jp/release/)に掲載されている。なお、システム障害等何らかの事情により情報を入手することができない可能性がある。その場合の連絡先は以下のとおり。
JCR:電話番号03-3544-7013
(2) 株式会社格付投資情報センター(以下R&Iという。)
本社債について、当社はR&IからA-(シングルAマイナス)の信用格付を2019年12月6日付で取得している。
R&Iの信用格付は、発行体が負う金融債務についての総合的な債務履行能力や個々の債務等が約定どおりに履行される確実性(信用力)に対するR&Iの意見である。R&Iは信用格付によって、個々の債務等の流動性リスク、市場価値リスク、価格変動リスク等、信用リスク以外のリスクについて、何ら意見を表明するものではない。R&Iの信用格付は、いかなる意味においても、現在・過去・将来の事実の表明ではない。また、R&Iは、明示・黙示を問わず、提供する信用格付、またはその他の意見についての正確性、適時性、完全性、商品性、及び特定目的への適合性その他一切の事項について、いかなる保証もしていない。
R&Iは、信用格付を行うに際して用いた情報に対し、品質確保の措置を講じているが、これらの情報の正確性等について独自に検証しているわけではない。R&Iは、必要と判断した場合には、信用格付を変更することがある。また、資料・情報の不足や、その他の状況により、信用格付を取り下げることがある。
本社債の申込期間中に本社債に関してR&Iが公表する情報へのリンク先は、R&Iのホームページ(https://www.r-i.co.jp/rating/index.html)の「格付アクション・コメント」及び同コーナー右下の「一覧はこちら」をクリックして表示されるリポート検索画面に掲載されている。なお、システム障害等何らかの事情により情報を入手することができない可能性がある。その場合の連絡先は以下のとおり。
R&I:電話番号 03-6273-7471
2 社債、株式等の振替に関する法律の規定の適用
本社債は、その全部について社債、株式等の振替に関する法律(以下社債等振替法という。)第66条第2号の定めに従い社債等振替法の規定の適用を受けることとする旨を定めた社債であり、社債等振替法第67条第2項に定める場合を除き、社債券を発行することができない。
3 社債管理者の不設置
本社債には会社法第702条ただし書に基づき、社債管理者は設置されておらず、社債権者は自ら本社債を管理し、または本社債にかかる債権の実現を保全するために必要な一切の行為を行う。
4 期限の利益喪失に関する特約
当社は、次の各場合に該当したときには、直ちに本社債について期限の利益を喪失し、遅滞なく本(注)5に定める方法により本社債の社債権者にその旨を公告する。
① 当社が別記「利息支払の方法」欄第1項または別記「償還の方法」欄第2項の規定に違背したとき。
② 当社が別記「財務上の特約(担保提供制限)」欄第1項の規定に違背したとき。
③ 当社が本社債以外の社債について期限の利益を喪失し、または期限が到来してもその弁済をすることができないとき。
④ 当社が社債を除く借入金債務について期限の利益を喪失したとき、または当社以外の社債もしくはその他の借入金債務に対して当社が行った保証債務について履行義務が発生したにもかかわらず、その履行をすることができないとき。ただし、当該債務の合計額(邦貨換算後)が5億円を超えない場合は、この限りではない。
⑤ 当社が、破産手続開始、民事再生手続開始もしくは会社更生手続開始の申立てをし、または解散(合併の場合を除く。)の決議を行ったとき。
⑥ 当社が、破産手続開始、民事再生手続開始もしくは会社更生手続開始の決定、または特別清算開始の命令を受けたとき。
5 社債権者に通知する場合の公告の方法
本社債に関して社債権者に対し公告する場合は、法令に別段の定めがあるものを除き、当社の定款所定の電子公告の方法によりこれを行う。ただし、電子公告の方法によることができない事故その他やむを得ない事由が生じたときは、当社の定款所定の新聞紙並びに東京都及び大阪市で発行される各1種以上の新聞紙(ただし、重複するものがあるときは、これを省略することができる。)にこれを掲載する。
6 社債要項の変更
(1) 本社債の社債要項に定められた事項(ただし、本(注)9を除く。)の変更は、法令に定めがあるときを除き、社債権者集会の決議を要する。ただし、社債権者集会の決議は、裁判所の認可を受けなければ、その効力を生じない。
(2) 裁判所の認可を受けた前号の社債権者集会の決議は、本社債の社債要項と一体をなすものとする。
7 社債権者集会に関する事項
(1) 本社債及び本社債と同一の種類(会社法に定めるところによる。)の社債(以下本種類の社債と総称する。)の社債権者集会は、当社がこれを招集するものとし、社債権者集会の日の3週間前までに社債権者集会を招集する旨及び会社法第719条各号所定の事項を本(注)5に定める方法により公告する。
(2) 本種類の社債の社債権者集会は、東京都においてこれを行う。
(3) 本種類の社債の総額(償還済みの額を除く。また、当社が有する本種類の社債の金額の合計額は算入しない。)の10分の1以上にあたる本種類の社債を有する社債権者は、社債等振替法第86条第3項に定める書面を当社に提示のうえ、社債権者集会の目的である事項及び招集の理由を記載した書面を当社に提出して、本種類の社債の社債権者集会の招集を請求することができる。
8 社債要項の公示
当社は、その本店に本社債の社債要項の謄本を備え置き、その営業時間中、一般の閲覧に供する。
9 財務代理人、発行代理人及び支払代理人
株式会社みずほ銀行
10 元利金の支払
本社債にかかる元利金は、社債等振替法及び別記「振替機関」欄記載の振替機関の業務規程その他の規則に従って支払われる。
社債の引受け-3
(1) 【社債の引受け】
引受人の氏名又は名称 | 住所 | 引受金額 (百万円) | 引受けの条件 |
みずほ証券株式会社 | 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 | 3,000 | 1.引受人は、本社債の全額につき、共同して買取引受を行う。 2.本社債の引受手数料は各社債の金額100円につき金40銭とする。 |
SMBC日興証券株式会社 | 東京都千代田区丸の内三丁目3番1号 | 1,500 | |
大和証券株式会社 | 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号 | 1,500 | |
ゴールドマン・サックス証券株式会社 | 東京都港区六本木六丁目10番1号 | 1,500 | |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 | 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 | 1,500 | |
メリルリンチ日本証券株式会社 | 東京都中央区日本橋一丁目4番1号 | 1,000 | |
計 | ― | 10,000 | ― |
新規発行による手取金の額
(1) 【新規発行による手取金の額】
(注) 上記金額は、第1回無担保社債、第2回無担保社債及び第3回無担保社債の合計金額である。
払込金額の総額(百万円) | 発行諸費用の概算額(百万円) | 差引手取概算額(百万円) |
50,000 | 235 | 49,765 |
(注) 上記金額は、第1回無担保社債、第2回無担保社債及び第3回無担保社債の合計金額である。
手取金の使途
(2) 【手取金の使途】
上記差引手取概算額49,765百万円は、全額を2019年12月末までに信用購入あっせんに係る立替代金に充当する予定である。
上記差引手取概算額49,765百万円は、全額を2019年12月末までに信用購入あっせんに係る立替代金に充当する予定である。
連結経営指標等
(1) 連結経営指標等
(注) 1.第19期より国際会計基準(以下、IFRS)に基づいて連結財務諸表を作成しています。なお、第18期もIFRSに基づいた連結経営指標等をあわせて記載しています。
2.売上収益には、消費税等は含まれていません。
3.親会社の所有者に帰属する希薄化後1株当たり当期利益については、希薄化効果を有する潜在株式が存在しないため記載していません。
4.従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数で、取締役、監査役、臨時従業員を含んでいません。
5.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員です。
6.臨時従業員には、派遣社員、パートタイマー、アルバイト及び嘱託契約の従業員を含みます。
7.株価収益率は当社株式が非上場であるため記載していません。
8.第18期及び第19期の連結財務諸表については、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、EY新日本有限責任監査法人により監査を受けています。
回次 | 第18期 | 第19期 | |
決算年月 | 2017年12月 | 2018年12月 | |
売上収益 | (百万円) | 161,765 | 188,756 |
税引前当期利益 | (百万円) | 33,804 | 38,474 |
当期利益 | (百万円) | 23,599 | 27,252 |
当期包括利益 | (百万円) | 24,083 | 27,084 |
親会社の所有者に帰属する持分 | (百万円) | 107,763 | 89,597 |
資産合計 | (百万円) | 1,426,875 | 1,755,603 |
1株当たり親会社所有者帰属持分 | (円) | 1,370,174.00 | 1,139,194.23 |
親会社の所有者に帰属する基本的1株当たり当期利益 | (円) | 300,050.34 | 346,511.17 |
親会社の所有者に帰属する希薄化後1株当たり当期利益 | (円) | ― | ― |
親会社所有者帰属持分比率 | (%) | 7.55 | 5.10 |
親会社所有者帰属持分利益率 | (%) | 24.65 | 27.62 |
株価収益率 | (倍) | ― | ― |
営業活動による キャッシュ・フロー | (百万円) | △150,276 | △242,292 |
投資活動による キャッシュ・フロー | (百万円) | △7,094 | △13,559 |
財務活動による キャッシュ・フロー | (百万円) | 172,520 | 307,102 |
現金及び現金同等物の 期末残高 | (百万円) | 97,321 | 148,510 |
従業員数 [ほか、平均臨時従業員数] | (名) | 1,269 [435] | 1,330 [474] |
(注) 1.第19期より国際会計基準(以下、IFRS)に基づいて連結財務諸表を作成しています。なお、第18期もIFRSに基づいた連結経営指標等をあわせて記載しています。
2.売上収益には、消費税等は含まれていません。
3.親会社の所有者に帰属する希薄化後1株当たり当期利益については、希薄化効果を有する潜在株式が存在しないため記載していません。
4.従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数で、取締役、監査役、臨時従業員を含んでいません。
5.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員です。
6.臨時従業員には、派遣社員、パートタイマー、アルバイト及び嘱託契約の従業員を含みます。
7.株価収益率は当社株式が非上場であるため記載していません。
8.第18期及び第19期の連結財務諸表については、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、EY新日本有限責任監査法人により監査を受けています。
提出会社の経営指標等
(2) 提出会社の経営指標等
(注) 1.営業収益には、消費税等は含まれていません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載していません。
3.第15期から第17期及び第19期の1株当たり配当額、配当性向については、無配のため記載していません。
4.株価収益率は当社株式が非上場であるため記載していません。
5.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数で、取締役、監査役、臨時従業員を含んでいません。
6.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員です。
7.臨時従業員には、派遣社員、パートタイマー、アルバイト及び嘱託契約の従業員を含みます。
8.第18期及び第19期の財務諸表については、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、EY新日本有限責任監査法人により監査を受けていますが、第15期、第16期及び第17期の財務諸表については、同法に基づく監査を受けていません。
(参考情報)
当社は、2019年4月1日付の会社分割による楽天グループ企業の組織再編に伴い、当社を承継会社とする吸収分割方式により、楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社、及び楽天投信投資顧問株式会社の株式を当社の親会社である楽天株式会社より承継しました。以上の経緯から第19期(2018年12月期)以前の連結業績については当該組織再編により増加した子会社の業績が反映されないため、主要な連結子会社である楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、及び楽天インシュアランスホールディングス株式会社の主要子会社である楽天生命保険株式会社、楽天損害保険株式会社の主要な経営指標を参考情報(日本基準)として、以下のとおり記載しております。
(楽天銀行株式会社の経営指標)
(楽天証券株式会社の経営指標)
(楽天生命保険株式会社の経営指標)
(楽天損害保険株式会社の経営指標)
(注)参考情報として記載した上記4社の経営指標について
1 当該各数値については、楽天損害保険株式会社の第65期、第66期、第67期を除き、金融商品取引法第193条の2第1項の規定による監査証明を受けておりません。
2 楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社および楽天生命株式会社の潜在株式調整後1株当たりの当期純利益金額については、潜在株式が存在していないため記載しておりません。
3 楽天損害保険株式会社の第68期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。
4 株価収益率については、同社株式が非上場であるため記載しておりません。
5 楽天証券株式会社の第17期(2015年3月期)の経営指標については、連結財務諸表を作成していないため記載しておりません
6 従業員数は、各社から他社への出向者を除き、他社から各社への出向者を含む就業人員数で、取締役、監査役、臨時従業員を含んでいません。
7 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員です。
8 臨時従業員には、派遣社員、パートタイマー、アルバイト及び嘱託契約の従業員を含みます。
回次 | 第15期 | 第16期 | 第17期 | 第18期 | 第19期 | |
決算年月 | 2014年12月 | 2015年12月 | 2016年12月 | 2017年12月 | 2018年12月 | |
営業収益 | (百万円) | 133,619 | 170,619 | 201,548 | 234,580 | 273,745 |
経常利益 | (百万円) | 10,993 | 16,403 | 22,599 | 23,846 | 26,195 |
当期純利益 | (百万円) | 6,592 | 10,345 | 14,237 | 16,640 | 18,265 |
資本金 | (百万円) | 19,323 | 19,323 | 19,323 | 19,323 | 19,323 |
発行済株式総数 | (株) | 78,649 | 78,649 | 78,649 | 78,649 | 78,649 |
純資産額 | (百万円) | 54,739 | 65,072 | 79,255 | 96,253 | 104,553 |
総資産額 | (百万円) | 853,739 | 995,001 | 1,182,952 | 1,412,874 | 1,764,662 |
1株当たり純資産額 | (円) | 696,002.59 | 827,380.05 | 1,007,715.17 | 1,223,836.05 | 1,329,371.36 |
1株当たり配当額 (1株当たり中間配当額) | (円) | ― | ― | ― | 127,148 | ― |
(―) | (―) | (―) | (―) | (―) | ||
1株当たり 当期純利益金額 | (円) | 83,815.68 | 131,538.26 | 181,024.58 | 211,575.55 | 232,235.75 |
潜在株式調整後 1株当たり 当期純利益金額 | (円) | ― | ― | ― | ― | ― |
自己資本比率 | (%) | 6.41 | 6.54 | 6.70 | 6.81 | 5.92 |
自己資本利益率 | (%) | 12.83 | 17.27 | 19.73 | 18.96 | 18.19 |
株価収益率 | (倍) | ― | ― | ― | ― | ― |
配当性向 | (%) | ― | ― | ― | 60.10 | ― |
従業員数 [ほか、平均臨時従業員数] | (名) | 924 [253] | 972 [443] | 1,135 [447] | 1,183 [435] | 1,235 [474] |
(注) 1.営業収益には、消費税等は含まれていません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載していません。
3.第15期から第17期及び第19期の1株当たり配当額、配当性向については、無配のため記載していません。
4.株価収益率は当社株式が非上場であるため記載していません。
5.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数で、取締役、監査役、臨時従業員を含んでいません。
6.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員です。
7.臨時従業員には、派遣社員、パートタイマー、アルバイト及び嘱託契約の従業員を含みます。
8.第18期及び第19期の財務諸表については、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、EY新日本有限責任監査法人により監査を受けていますが、第15期、第16期及び第17期の財務諸表については、同法に基づく監査を受けていません。
(参考情報)
当社は、2019年4月1日付の会社分割による楽天グループ企業の組織再編に伴い、当社を承継会社とする吸収分割方式により、楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社、及び楽天投信投資顧問株式会社の株式を当社の親会社である楽天株式会社より承継しました。以上の経緯から第19期(2018年12月期)以前の連結業績については当該組織再編により増加した子会社の業績が反映されないため、主要な連結子会社である楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、及び楽天インシュアランスホールディングス株式会社の主要子会社である楽天生命保険株式会社、楽天損害保険株式会社の主要な経営指標を参考情報(日本基準)として、以下のとおり記載しております。
(楽天銀行株式会社の経営指標)
回次 | 第16期 | 第17期 | 第18期 | 第19期 | 第20期 | |
決算年月 | 2015年3月 | 2016年3月 | 2017年3月 | 2018年3月 | 2019年3月 | |
連結経常収益 | (百万円) | 54,165 | 64,584 | 70,591 | 79,720 | 87,720 |
連結経常利益 | (百万円) | 11,287 | 15,716 | 19,083 | 23,660 | 27,329 |
連結当期純利益 | (百万円) | 8,559 | 10,105 | 13,526 | 16,433 | 19,039 |
連結純資産額 | (百万円) | 70,240 | 80,362 | 93,660 | 110,367 | 129,538 |
連結総資産額 | (百万円) | 1,341,915 | 1,717,470 | 1,876,770 | 2,353,510 | 2,997,205 |
1株当たり純資産額 | (百万円) | 29,896.29 | 34,204.40 | 39,864.26 | 46,975.20 | 55,134.71 |
1株当たり 当期純利益金額 | (百万円) | 3,643.07 | 4,300.94 | 5,757.20 | 6,994.57 | 8,103.51 |
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益金額 | (円) | ― | ― | ― | ― | ― |
自己資本比率 | (%) | 5.23 | 4.68 | 4.99 | 4.69 | 4.32 |
連結自己資本比率 (国内基準) | (%) | 10.22 | 10.25 | 11.15 | 11.03 | 11.00 |
自己資本利益率 | (%) | ― | 13.42 | 15.55 | 16.11 | 15.87 |
株価収益率 | (倍) | ― | ― | ― | ― | ― |
営業活動によるキャッシュ・フロー | (百万円) | 92,958 | 170,990 | △172,644 | 124,087 | 320,541 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | (百万円) | △5,673 | △4,033 | 48,433 | △6,576 | 17,127 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | (百万円) | ― | △90 | ― | ― | △4,000 |
現金及び現金同等物の期末残高 | (百万円) | 297,641 | 464,508 | 340,296 | 457,807 | 791,476 |
従業員数 [ほか、平均臨時従業員数] | (名) | 494 [435] | 563 [480] | 608 [421] | 656 [340] | 724 [308] |
(楽天証券株式会社の経営指標)
回次 | 第17期 | 第18期 | 第19期 | 第20期 | 第21期 | |
決算年月 | 2015年3月 | 2016年3月 | 2017年3月 | 2018年3月 | 2018年12月 | |
連結営業収益 | (百万円) | ― | 55,006 | 46,687 | 55,884 | 45,106 |
連結純営業収益 | (百万円) | ― | 52,645 | 44,241 | 52,709 | 42,810 |
連結経常利益 | (百万円) | ― | 24,603 | 16,368 | 20,079 | 14,934 |
連結当期純利益 | (百万円) | ― | 15,299 | 12,010 | 13,102 | 10,157 |
連結純資産額 | (百万円) | ― | 80,423 | 87,435 | 92,836 | 95,636 |
連結総資産額 | (百万円) | ― | 872,814 | 990,650 | 1,607,980 | 1,566,846 |
1株当たり純資産額 | (円) | ― | 1,135,946.13 | 1,234,983.63 | 1,311,262.64 | 1,350,813.99 |
1株当たり 当期純利益金額 | (円) | ― | 216,098.72 | 169,641.36 | 185,063.29 | 143,475.41 |
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益金額 | (円) | ― | ― | ― | ― | ― |
自己資本比率 | (%) | ― | 9.21 | 8.83 | 5.77 | 6.10 |
自己資本利益率 | (%) | ― | ― | 14.31 | 14.54 | 10.78 |
株価収益率 | (倍) | ― | ― | ― | ― | ― |
営業活動によるキャッシュ・フロー | (百万円) | ― | 31,754 | 22,666 | 31,108 | 18,986 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | (百万円) | ― | △18,262 | △5,053 | △258 | △7,883 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | (百万円) | ― | △14 | △5,011 | △7,500 | △7,500 |
現金及び現金同等物の期末残高 | (百万円) | ― | 50,568 | 62,967 | 87,036 | 90,367 |
従業員数 [ほか、平均臨時従業員数] | (名) | ― [―] | 364 [214] | 395 [269] | 408 [244] | 416 [236] |
(楽天生命保険株式会社の経営指標)
回次 | 第8期 | 第9期 | 第10期 | 第11期 | 第12期 | |
決算年月 | 2015年3月 | 2016年3月 | 2017年3月 | 2018年3月 | 2019年3月 | |
保険料等収入 | (百万円) | 32,705 | 31,867 | 31,371 | 32,304 | 29,705 |
資産運用収益 | (百万円) | 270 | 574 | 1,595 | 563 | 527 |
保険金等支払金 | (百万円) | 15,528 | 14,660 | 13,440 | 12,595 | 9,850 |
基礎利益又は 基礎損失(△) | (百万円) | 1,711 | 391 | 59 | △1,914 | △2,319 |
経常利益又は 経常損失(△) | (百万円) | 1,775 | 714 | 1,357 | △2,444 | △2,126 |
契約者配当準備金繰入額 | (百万円) | ― | ― | ― | ― | ― |
当期純利益又は 当期純損失(△) | (百万円) | 1,879 | 189 | △470 | △2,869 | △2,119 |
資本金 | (百万円) | 2,500 | 2,500 | 2,500 | 2,500 | 5,000 |
発行済株式総数 | (株) | 6,629 | 6,629 | 6,629 | 6,629 | 13,258 |
純資産額 | (百万円) | 6,145 | 6,872 | 5,774 | 3,118 | 3,442 |
総資産額 | (百万円) | 29,615 | 32,488 | 34,661 | 37,577 | 41,105 |
1株当たり純資産額 | (円) | 927,120.94 | 1,036,783.82 | 871,113.11 | 470,392.91 | 259,691.04 |
1株当たり配当額 (1株当たり中間配当額) | (円) | ― (―) | ― (―) | ― (―) | ― (―) | ― (―) |
1株当たり当期純利益金額又は当期純損失金額(△) | (円) | 283,508.79 | 28,512.41 | △70,966.85 | △432,904.62 | △225,715.53 |
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益金額 | (円) | ― | ― | ― | ― | ― |
自己資本比率 | (%) | 20.75 | 21.15 | 16.66 | 8.30 | 8.38 |
自己資本利益率 | (%) | 30.58 | 2.75 | △8.15 | △92.03 | △61.56 |
株価収益率 | (倍) | ― | ― | ― | ― | ― |
配当性向 | (%) | ― | ― | ― | ― | ― |
従業員数 [ほか、平均臨時従業員数] | (名) | 240 [57] | 280 [108] | 277 [172] | 297 [243] | 383 [146] |
(楽天損害保険株式会社の経営指標)
回次 | 第65期 | 第66期 | 第67期 | 第68期 | 第69期 | |
決算年月 | 2015年3月 | 2016年3月 | 2017年3月 | 2018年3月 | 2019年3月 | |
経常収益 | (百万円) | 88,862 | 90,157 | 99,136 | 91,387 | 92,098 |
正味収入保険料 | (百万円) | 31,506 | 32,196 | 36,619 | 37,005 | 36,296 |
経常利益又は 経常損失(△) | (百万円) | 8,188 | 1,578 | 1,454 | △3,947 | 438 |
当期純利益又は 当期純損失(△) | (百万円) | 1,035 | 486 | 555 | △3,125 | 377 |
資本金 | (百万円) | 5,153 | 5,153 | 5,153 | 5,153 | 5,153 |
発行済株式総数 (普通株式) (甲種優先株式) | (株) | 8,970,264 2,084,000 | 8,970,264 2,084,000 | 8,970,264 2,084,000 | 8,970,264 2,084,000 | 16,891,288 ― |
純資産額 | (百万円) | 43,896 | 43,743 | 38,325 | 33,267 | 32,220 |
総資産額 | (百万円) | 401,894 | 379,358 | 368,905 | 346,204 | 317,484 |
1株当たり純資産額 | (円) | 4,391.48 | 4,468.12 | 3,866.61 | 3,303.91 | 1,907.49 |
1株当たり配当額 (普通株式) (甲種優先株式) (1株当たり中間配当額) | (円) | 6.00 48.00 (―) | 6.00 48.00 (―) | 6.00 48.00 (―) | ― ― (―) | ― ― (―) |
1株当たり当期純利益金額 又は純損失金額(△) | (円) | 105.34 | 44.28 | 52.84 | △364.80 | 22.40 |
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益金額 | (円) | 60.14 | 28.50 | 32.75 | ― | 22.40 |
自己資本比率 | (%) | 10.92 | 11.53 | 10.39 | 9.61 | 10.15 |
自己資本利益率 | (%) | 2.74 | 1.11 | 1.35 | △8.73 | 1.15 |
株価収益率 | (倍) | ― | ― | ― | ― | ― |
配当性向 | (%) | 5.70 | 13.55 | 11.35 | ― | ― |
従業員数 [ほか、平均臨時従業員数] | (名) | 520 [187] | 518 [200] | 515 [269] | 546 [256] | 595 [227] |
(注)参考情報として記載した上記4社の経営指標について
1 当該各数値については、楽天損害保険株式会社の第65期、第66期、第67期を除き、金融商品取引法第193条の2第1項の規定による監査証明を受けておりません。
2 楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社および楽天生命株式会社の潜在株式調整後1株当たりの当期純利益金額については、潜在株式が存在していないため記載しておりません。
3 楽天損害保険株式会社の第68期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。
4 株価収益率については、同社株式が非上場であるため記載しておりません。
5 楽天証券株式会社の第17期(2015年3月期)の経営指標については、連結財務諸表を作成していないため記載しておりません
6 従業員数は、各社から他社への出向者を除き、他社から各社への出向者を含む就業人員数で、取締役、監査役、臨時従業員を含んでいません。
7 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員です。
8 臨時従業員には、派遣社員、パートタイマー、アルバイト及び嘱託契約の従業員を含みます。
沿革
年月 | 概要 |
2001年12月 | 株式会社あおぞらカードを設立 |
2004年9月 | 全株式を楽天株式会社が譲受、楽天グループ子会社化 金融事業カンパニーにおけるパーソナルファイナンス部門としてインターネット中心のサービスを提供 楽天クレジット株式会社に社名変更 |
2009年4月 | 楽天クレジット株式会社を分割会社とする吸収分割により、カードローン事業をイーバンク銀行株式会社(現 楽天銀行株式会社)に承継 イーバンク銀行株式会社のカードローンの保証委託提携を開始 |
2011年8月 | 楽天KC株式会社(現 Jトラストカード株式会社)の楽天カード部門を事業承継 楽天カード株式会社に社名変更 |
2012年4月 | 楽天カードサービス株式会社を設立 |
2014年6月 | 台灣樂天信用卡股份有限公司を設立 |
2015年6月 | 本社を東京都世田谷区に移転 |
2017年7月 | 基幹システムを全面刷新 |
2018年10月 | みんなのビットコイン株式会社(現 楽天ウォレット株式会社)の株式を取得 |
2019年4月 | 楽天株式会社を分割会社とする吸収分割により、楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社、楽天投信投資顧問株式会社を承継 当社を分割会社とする吸収分割により、楽天ウォレット株式会社を、楽天ペイメント株式会社に承継 |
(注) 参考情報として、2019年4月1日付で当社に承継された、楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社の沿革は以下のとおりです。
①楽天銀行株式会社
年月 | 概要 |
2000年1月 | 東京都千代田区に銀行の設立を目的として、日本電子決済企画株式会社を設立 |
2001年6月 | 銀行免許予備審査終了、イーバンク銀行株式会社に商号変更 |
2001年7月 | 銀行業の免許(金監第3912号)を取得し開業 |
2005年2月 | 証券業務を行う金融機関として関東財務局に登録(関東財務局長(金)第609号) |
2005年3月 | 有価証券の元引受け業務に係る認可(関東財務局長(金)第609号)を取得 |
2006年2月 | VISA International Service Associationの「プリンシパル・メンバー」の資格を取得 |
2007年6月 | 金融先物取引業者として関東財務局に登録(関東財務局長(金先)第176号) |
2008年9月 | 保証付個人向け無担保貸出業務について金融庁より承認 |
2008年9月 | 楽天株式会社と資本・業務提携 |
2009年2月 | 楽天株式会社がイーバンク銀行株式会社の主要株主認可を取得し、同社の子会社化 |
2009年3月 | 個人向け与信業務について金融庁より承認 |
2009年4月 | 楽天クレジット株式会社が運営するカードローン事業の一部を承継し、個人向けカードローンサービスを開始 |
年月 | 概要 |
2009年7月 | 本店を東京都品川区に移転 |
2010年5月 | 楽天銀行株式会社に商号変更 |
2010年7月 | 楽天証券株式会社への金融商品仲介業業務を開始 |
2010年10月 | 楽天株式会社の子会社化 |
2013年1月 | 国内籍投資信託の販売事業を楽天証券株式会社へ継承 |
2014年9月 | トランスバリュー信託株式会社を子会社化 |
2015年8月 | 本店を東京都世田谷区に移転 |
2016年8月 | 楽天銀行ビジネスローンの取り扱いを開始 |
2019年4月 | 楽天株式会社を分割会社とする吸収分割により、楽天カード株式会社の子会社化 |
②楽天証券株式会社
年月 | 概要 |
1999年3月 | 証券業を目的とし、東京都千代田区にディーエルジェイディレクト・エスエフジー証券株式会社を設立 |
1999年4月 | 証券業の登録 |
1999年6月 | インターネットその他電気通信設備を利用した有価証券の売買及び売買の取次業務等の営業を開始 |
2000年4月 | 東京証券取引所に正会員として加入 |
2000年6月 | 新規公開株の引受業務へ参入 |
2001年12月 | 大阪証券取引所の正取引参加者資格を取得 |
2003年11月 | 楽天株式会社による株式の追加取得により同社の子会社化 |
2004年4月 | JASDAQ制度信用の取扱いを開始 |
2004年7月 | 楽天証券株式会社に社名変更 本店所在地を東京都港区に移転 |
2005年4月 | 名古屋証券取引所に加入 |
2005年10月 | イーバンク銀行株式会社(現 楽天銀行株式会社)と資本移動に関する提携サービスを実施 |
2006年3月 | 金融先物取引業者登録、金融先物取引業協会加入 |
2009年1月 | 本店所在地を東京都品川区に移転 |
2009年10月 | 楽天証券ホールディングス株式会社および楽天ストラテジックパートナーズ株式会社と合併 楽天株式会社の子会社化 |
2010年7月 | 楽天銀行株式会社に金融商品仲介サービスを提供 |
年月 | 概要 |
2013年1月 | 楽天銀行株式会社の国内籍投資信託の販売事業の簡易吸収分割による楽天証券株式会社への承継を実施 |
2014年7月 | 連結子会社のドットコモディティ株式会社を吸収合併 国内商品先物取引の取扱いを開始 |
2015年7月 | 本店所在地を東京都世田谷区に移転 |
2015年8月 | 連結子会社のFXCMジャパン証券株式会社を吸収合併 |
2015年9月 | FXCM Asia Limited(香港)の株式100%を取得 |
2016年4月 | 投資運用業および投資助言・代理業の登録 香港FX事業子会社名を「Rakuten Securities Hong Kong Limited」に変更 マレーシアでのネット専業リテール証券事業開始に向けた現地大手証券会社との合弁会社設立 |
2016年7月 | 銀行代理業の許可取得 |
2016年8月 | FXAsia Pty Ltd(豪州)の株式100%を取得 |
2016年10月 | 豪州FX事業子会社名を「Rakuten Securities Australia Pty Limited」に変更 |
2017年5月 | マレーシアでネット専業証券会社営業開始 |
2019年2月 | 香港で金・銀の証拠金取引を提供する子会社、Rakuten Securities Bullion Hong Kong Limitedを新設 |
2019年4月 | 楽天株式会社を分割会社とする吸収分割により、楽天カード株式会社の子会社化 |
③楽天インシュアランスホールディングス株式会社
楽天インシュアランスホールディングス株式会社は、2018年7月2日に、楽天生命保険株式会社、楽天損害保険株式会社(旧、朝日火災海上保険株式会社)等を子会社とする中間持株会社として設立されました。
楽天生命保険株式会社、楽天損害保険株式会社の沿革は以下のとおりです。
<楽天生命保険株式会社>
年月 | 概要 |
2007年10月 | 東京都千代田区丸の内に生命保険準備会社として「エキスパートアライアンス保険準備株式会社」設立 |
2008年2月 | 本社を東京都港区に移転 |
2008年8月 | 生命保険業の免許を取得し、「アイリオ生命保険株式会社」に商号変更 「エキスパートアライアンス株式会社」より生命共済事業を吸収分割し承継 |
2008年10月 | 営業を開始 |
2010年7月 | 楽天株式会社との間で資本・業務提携契約を締結 |
2010年12月 | 楽天株式会社による株式の一部取得により同社の関連会社化 |
2012年2月 | エキスパートグループホールディングス株式会社を吸収合併 |
2012年10月 | 楽天株式会社による株式の追加取得により同社の子会社化 |
2013年4月 | 楽天生命保険株式会社に商号変更 |
2015年7月 | 本社を東京都世田谷区に移転 |
2016年6月 | 北海道札幌市にコンタクトセンターを設立 |
年月 | 概要 |
2018年7月 | 楽天の保険グループを構成する5社が共同株式移転の方式により持株会社「楽天インシュアランス ホールディングス株式会社」を設立、同社の子会社化 |
2019年3月 | 楽天カード株式会社が楽天生命保険株式会社の主要株主認可を取得 |
<楽天損害保険株式会社>
年月 | 概要 |
1951年2月 | 本社を東京都千代田区に設立 |
1951年3月 | 火災 ・ 海上 ・ 運送保険事業免許取得 朝日火災海上保険株式会社として営業開始 |
1954年3月 | 自動車保険事業免許取得 傷害保険 ・ 信用保険事業免許取得 |
1955年12月 | 自動車損害賠償責任保険事業免許取得 |
1965年2月 | 興亜火災海上保険株式会社(現 損害保険ジャパン日本興亜株式会社)鉄道保険部と合体 |
1988年9月 | 子会社として朝日火災ビジネス・サービス株式会社を設立 |
2011年5月 | 野村ホールディングス株式会社の子会社化 |
2017年4月 | 子会社の朝日火災ビジネス・サービス株式会社を株式会社みらいの保険に社名変更 |
2018年3月 | 楽天株式会社の子会社化 |
2018年7月 | 楽天損害保険株式会社に社名変更 楽天の保険グループを構成する5社が共同株式移転の方式により持株会社「楽天インシュアランスホールディングス株式会社」を設立、同社の子会社化 |
2019年3月 | 楽天カード株式会社が楽天損害保険株式会社の主要株主認可を取得 |
事業の内容
当社グループは、親会社である楽天株式会社のもと、当社、子会社9社を中心に構成されており楽天グループ全体において、FinTech事業の中核を担う企業として、クレジットカード事業、銀行事業、証券事業、保険事業等を行う事業により構成されており、この4つを報告セグメントとしています。
クレジットカード事業は、主に楽天カード株式会社が運営しており、主にインターネットを通じて個人顧客を対象としたクレジットカード『楽天カード』を発行し、カードショッピングサービス、キャッシングサービス等をカード会員向けに提供しております。また、カード加盟店の開拓や楽天グループへの決済機能提供等の決済関連サービス、事業者向けローン、個人向け銀行カードローンの保証業務等のサービスも提供しております。また、不動産への投資事業も行っております。台湾においては、台灣樂天信用卡股份有限公司が個人向けにクレジットカードを発行しており、カードショッピングサービス等を提供しております。
銀行事業は、楽天銀行株式会社が運営しており、個人、法人顧客を対象に銀行業務(預金、貸出、為替)及び外国為替証拠金取引等のサービスを、主にインターネットを通じて提供しております。
証券事業は、楽天証券株式会社が運営しており、個人顧客を対象に、株式委託売買取引、株式信用取引、外国為替証拠金取引、投資信託販売、債券取引、先物・オプション取引、海外先物取引、商品先物取引等のサービスを主にインターネットを通じて提供しております。
保険事業は、楽天インシュアランスホールディングス株式会社が運営しており、主に楽天生命保険株式会社、楽天損害保険株式会社等で構成されております。楽天生命保険株式会社は、主に個人向け保障性生命保険商品等を主にインターネット及び代理店チャネルを通じて販売しております。楽天損害保険株式会社は、自動車保険、火災保険を中心に、さまざまなリスクを補償する損害保険商品等を主にインターネット及び代理店チャネルを通じて販売しております。
事業の系統図は、次のとおりです。

クレジットカード事業は、主に楽天カード株式会社が運営しており、主にインターネットを通じて個人顧客を対象としたクレジットカード『楽天カード』を発行し、カードショッピングサービス、キャッシングサービス等をカード会員向けに提供しております。また、カード加盟店の開拓や楽天グループへの決済機能提供等の決済関連サービス、事業者向けローン、個人向け銀行カードローンの保証業務等のサービスも提供しております。また、不動産への投資事業も行っております。台湾においては、台灣樂天信用卡股份有限公司が個人向けにクレジットカードを発行しており、カードショッピングサービス等を提供しております。
銀行事業は、楽天銀行株式会社が運営しており、個人、法人顧客を対象に銀行業務(預金、貸出、為替)及び外国為替証拠金取引等のサービスを、主にインターネットを通じて提供しております。
証券事業は、楽天証券株式会社が運営しており、個人顧客を対象に、株式委託売買取引、株式信用取引、外国為替証拠金取引、投資信託販売、債券取引、先物・オプション取引、海外先物取引、商品先物取引等のサービスを主にインターネットを通じて提供しております。
保険事業は、楽天インシュアランスホールディングス株式会社が運営しており、主に楽天生命保険株式会社、楽天損害保険株式会社等で構成されております。楽天生命保険株式会社は、主に個人向け保障性生命保険商品等を主にインターネット及び代理店チャネルを通じて販売しております。楽天損害保険株式会社は、自動車保険、火災保険を中心に、さまざまなリスクを補償する損害保険商品等を主にインターネット及び代理店チャネルを通じて販売しております。
セグメント名 | 主なサービス主体 | 提供する主なサービス |
クレジットカード事業 | 楽天カード(株)、 台灣樂天信用卡股份有限公司 | クレジットカード『楽天カード』の発行及び関連サービスの提供 事業者向けローン 個人向け銀行カードローンの保証業務 不動産への投資事業 |
銀行事業 | 楽天銀行(株) | インターネット・バンキング・サービスの提供 |
証券事業 | 楽天証券(株) | オンライン証券取引サービスの提供 |
保険事業 | 楽天生命保険(株) | 生命保険事業の運営 |
保険事業 | 楽天損害保険(株) | 損害保険事業の運営 |
事業の系統図は、次のとおりです。

関係会社の状況
名称 | 住所 | 資本金 | 主要な事業の内容 | 議決権の所有 (又は被所有)割合(%) | 関係内容 |
(親会社) | |||||
楽天株式会社 (注) 1 | 東京都世田谷区 | 205,924 百万円 | 電子商取引事業、旅行代理店業 | (100.0) | 役務提供及び資金調達役員の兼務あり |
(連結子会社) | |||||
楽天カードサービス株式会社 | 東京都世田谷区 | 5 百万円 | 弁済金、代金及び料金等の収納事業 | 100.0 | 収納業務委託役員の兼務あり |
台灣樂天信用卡股份有限公司 | 中華民国台北市 | 1,450 百万新臺幣 | 台湾におけるクレジットカード及び附帯するサービス | 100.0 | 債務保証役員の兼務あり |
(非連結子会社) | |||||
梶山倉庫株式会社 | 福岡県北九州市 門司区 | 50 百万円 | 倉庫業、港湾運送業、通関業 | 100.0 | 文書保管業務委託役員の兼務あり |
アールビジネスサポート株式会社 | 東京都世田谷区 | 10 百万円 | 楽天カード株式会社の事業の支援 | 100.0 | 事業支援委託役員の兼務あり |
Rakuten Card USA, Inc. | アメリカ合衆国カリフォルニア州 | 8 百万ドル | 米国における提携クレジットカード及び附帯するサービス | 100.0 | 会員サービス業務委託役員の兼務あり |
(注) 1.有価証券報告書の提出会社です。
2.特定子会社に該当する会社はありません。
3.当社は2019年4月1日付で吸収分割による組織再編を行っており、新たに、楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社等が連結子会社となりました。
従業員の状況
(1) 連結会社の状況
2019年9月30日現在
(注) 1.従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数で、取締役、監査役、臨時従業員を含んでいません。
2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員です。
3.臨時従業員には、派遣社員、パートタイマー、アルバイト及び嘱託契約の従業員を含みます。
4.クレジットカード事業における従業員数が、前期末に比べ165名増加しておりますが、これは、当社グループの事業の拡大による人員の増加、及び2019年4月1日付の吸収分割による組織再編に伴い、他社から当社への出向者が増加したためです。
(2) 提出会社の状況
2019年9月30日現在
(注) 1.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数で、取締役、監査役、臨時従業員を含んでいません。
2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員です。
3.臨時従業員には、派遣社員、パートタイマー、アルバイト及び嘱託契約の従業員を含みます。
4.提出会社の従業員は、すべてクレジットカード事業のセグメントに属しております。
(3) 労働組合の状況
当社グループには、労働組合はありません。
なお、労使関係については円滑な関係にあり、特記すべき事項はありません。
2019年9月30日現在
セグメントの名称 | 従業員数(名) |
クレジットカード事業 | 1,492 |
(559) | |
銀行事業 | 757 (289) |
証券事業 | 470 (276) |
保険事業 | 1,318 |
(410) | |
合計 | 4,037 |
(1,534) |
(注) 1.従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数で、取締役、監査役、臨時従業員を含んでいません。
2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員です。
3.臨時従業員には、派遣社員、パートタイマー、アルバイト及び嘱託契約の従業員を含みます。
4.クレジットカード事業における従業員数が、前期末に比べ165名増加しておりますが、これは、当社グループの事業の拡大による人員の増加、及び2019年4月1日付の吸収分割による組織再編に伴い、他社から当社への出向者が増加したためです。
(2) 提出会社の状況
2019年9月30日現在
従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
1,387 (559) | 36.0 | 7.4 | 7,198 |
(注) 1.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数で、取締役、監査役、臨時従業員を含んでいません。
2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員です。
3.臨時従業員には、派遣社員、パートタイマー、アルバイト及び嘱託契約の従業員を含みます。
4.提出会社の従業員は、すべてクレジットカード事業のセグメントに属しております。
(3) 労働組合の状況
当社グループには、労働組合はありません。
なお、労使関係については円滑な関係にあり、特記すべき事項はありません。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
文中の将来に関する事項は、別段の表示がない限り、本書提出日時点において当社グループが判断したものです。
(1) 経営方針
当社グループは、楽天グループが掲げる「イノベーションを通じて人々と社会に力を与えること(エンパワーメント)」という基本理念を共有し、経営の基本方針としています。ユーザー及び取引先企業へ満足度の高いサービスを提供するとともに、多くの人々の成長を後押しすることで、社会を豊かにしていくことに寄与していきます。楽天グループが掲げる「グローバル イノベーション カンパニーであり続ける」というビジョンのもと、当社グループの企業価値・株主価値の最大化を目指します。
(2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標
当社グループの主な経営指標は、売上収益、Non-GAAP営業利益であります。Non-GAAP営業利益は、IFRSに基づく営業利益(以下、IFRS営業利益)から、当社グループが定める非経常的な項目やその他の調整項目を控除したものです。経営者は、Non-GAAP指標を開示することで、ステークホルダーにとって過年度比較が容易になり、当社グループの経営成績や将来の見通しを理解する上で有益な情報を提供できると判断しています。なお、非経常的な項目とは、将来見通し作成の観点から一定のルールに基づき除外すべきと当社グループが判断する一過性の利益や損失のことです。その他の調整項目とは、適用する会計基準等により差異が生じ易く企業間での比較が困難な、株式報酬費用や子会社取得時に認識した無形資産の償却費等を指します。
(注) Non-GAAP指標の開示に際しては、米国証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission)が定める基準を参照していますが、同基準に完全に準拠しているものではありません。
なお、各事業においてKPI(Key Performance Indicator)を設定しその進捗状況を計測しております。主なKPIは、カードショッピング取扱高、カードショッピングリボルビング残高、カードキャッシング残高、クレジットカード会員数、銀行口座数、住宅ローン残高、証券総合口座数、証券預かり資産残高、保険の新規契約件数等であります。
(3) 対処すべき課題
当社グループは、当社グループ間の連携、及び楽天グループ各社との連携をますます強化し、事業の安定的、持続的な拡大に努めてまいります。
①事業戦略
各セグメントにおいての新規会員・新規口座獲得に向けた効率的なプロモーション活動を行っていくことに加え、楽天グループ各社とのシナジーをこれまで以上に強化し、顧客の楽天グループに対するロイヤリティ向上につなげることで、各種KPIの一層の促進に努めてまいります。
一方、各セグメントの高い成長性を支えるオペレーション・システム体制の整備は極めて重要であり、お客様対応部門等のセンター部門の充実に努めてまいります。また、個人情報の適正な管理、コンプライアンス体制の強化、情報システムの安定性の確保、安定的かつ低金利の資金調達などの課題に対しても、継続して取り組んでまいります。
②グループ各社間の連携によるシナジーの発揮
当社は2019年4月1日付の会社分割による楽天グループ企業の組織再編に伴い、新たに、楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社等を連結子会社といたしました。当社を親会社とすることで、当社の顧客基盤を最大限に活用し、クロスユースの促進やAI、音声認識等のテクノロジーの相互の融合を通じて、グループ間のシナジーを一層追求し、楽天グループのFinTech事業の拡大を目指してまいります。
(1) 経営方針
当社グループは、楽天グループが掲げる「イノベーションを通じて人々と社会に力を与えること(エンパワーメント)」という基本理念を共有し、経営の基本方針としています。ユーザー及び取引先企業へ満足度の高いサービスを提供するとともに、多くの人々の成長を後押しすることで、社会を豊かにしていくことに寄与していきます。楽天グループが掲げる「グローバル イノベーション カンパニーであり続ける」というビジョンのもと、当社グループの企業価値・株主価値の最大化を目指します。
(2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標
当社グループの主な経営指標は、売上収益、Non-GAAP営業利益であります。Non-GAAP営業利益は、IFRSに基づく営業利益(以下、IFRS営業利益)から、当社グループが定める非経常的な項目やその他の調整項目を控除したものです。経営者は、Non-GAAP指標を開示することで、ステークホルダーにとって過年度比較が容易になり、当社グループの経営成績や将来の見通しを理解する上で有益な情報を提供できると判断しています。なお、非経常的な項目とは、将来見通し作成の観点から一定のルールに基づき除外すべきと当社グループが判断する一過性の利益や損失のことです。その他の調整項目とは、適用する会計基準等により差異が生じ易く企業間での比較が困難な、株式報酬費用や子会社取得時に認識した無形資産の償却費等を指します。
(注) Non-GAAP指標の開示に際しては、米国証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission)が定める基準を参照していますが、同基準に完全に準拠しているものではありません。
なお、各事業においてKPI(Key Performance Indicator)を設定しその進捗状況を計測しております。主なKPIは、カードショッピング取扱高、カードショッピングリボルビング残高、カードキャッシング残高、クレジットカード会員数、銀行口座数、住宅ローン残高、証券総合口座数、証券預かり資産残高、保険の新規契約件数等であります。
(3) 対処すべき課題
当社グループは、当社グループ間の連携、及び楽天グループ各社との連携をますます強化し、事業の安定的、持続的な拡大に努めてまいります。
①事業戦略
各セグメントにおいての新規会員・新規口座獲得に向けた効率的なプロモーション活動を行っていくことに加え、楽天グループ各社とのシナジーをこれまで以上に強化し、顧客の楽天グループに対するロイヤリティ向上につなげることで、各種KPIの一層の促進に努めてまいります。
一方、各セグメントの高い成長性を支えるオペレーション・システム体制の整備は極めて重要であり、お客様対応部門等のセンター部門の充実に努めてまいります。また、個人情報の適正な管理、コンプライアンス体制の強化、情報システムの安定性の確保、安定的かつ低金利の資金調達などの課題に対しても、継続して取り組んでまいります。
②グループ各社間の連携によるシナジーの発揮
当社は2019年4月1日付の会社分割による楽天グループ企業の組織再編に伴い、新たに、楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社等を連結子会社といたしました。当社を親会社とすることで、当社の顧客基盤を最大限に活用し、クロスユースの促進やAI、音声認識等のテクノロジーの相互の融合を通じて、グループ間のシナジーを一層追求し、楽天グループのFinTech事業の拡大を目指してまいります。
事業等のリスク
有価証券届出書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。
なお、文中の将来に関する事項は、別段の表示がない限り、本書提出日時点において当社グループが判断したものです。
<当社グループ全般に係るリスク>1 事業環境に関するリスク
(1) 経済環境について
当社グループが営むクレジットカード事業、銀行事業、証券事業、保険事業の各セグメントは国内外の経済環境に影響を受けるため、景気後退に伴う雇用環境、所得環境、個人消費等の悪化により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(2) インターネットの利用について
当社グループは、インターネット技術を活用して多様なサービスを提供しています。このため、インターネットの利用を制約するような法規制、個人情報管理の安全性を中心とした情報セキュリティに対する問題意識の拡がり等の外部要因等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループでは、インターネット広告等に係る売上高が一定の比率を占めていますが、インターネット広告等に関する法規制、個人情報管理の安全性を中心とした情報セキュリティに対する問題意識の拡がり等の外部要因等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(3) 業界における技術変化等について
当社グループが営む各事業では、技術分野における進歩及び変化が著しく、当社グループのサービスにおいてもこれらの変化等に対応していく必要があります。しかしながら、何らかの要因により、当社グループにおいて当該変化等への対応が遅れた場合、当社グループ提供サービスの陳腐化、競争力低下等が生じる可能性があります。また、対応可能な場合であったとしても、既存システム等の改良、新たな開発等による費用の増加等が発生する可能性があり、これらの動向及び対応によっては当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループ事業運営の障害となりうる技術が開発される可能性もあり、このような技術が広く一般に普及した場合には当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
2 楽天グループとの関係に関するリスク
(1) 楽天グループとの関係について
・楽天グループにおける位置づけ
楽天株式会社は、当社議決権の100%を有する親会社であります。当社グループは楽天グループに属しており、楽天グループのビジネスセグメントにおいてはFinTechセグメントに属しております。なお、ポイントプログラム等の取引関係があり、当該取引の条件については、アームス・レングス・ルールに基づき適切に決定しております。
・役員の兼任
下記の者は本書提出日現在において、当社の役員と楽天株式会社の役職員を兼務しております。
当社グループに対する楽天株式会社の議決権保有割合の変更などの理由により、当社グループと楽天グループの関係が変動すると、これらの人的関係も変動する可能性があります。
(2) 楽天株式会社との資本関係等に関するリスク
楽天株式会社は、当社議決権の100%を有する親会社でありますので、取締役、監査役の選任・解任や定款の変更および剰余金の処分など、株主総会決議が必要となる事項に関して、重要な影響を及ぼす可能性があります。
(3) 楽天等のブランド利用等に関するリスク
当社、及び当社グループは、楽天株式会社と経営基本契約、並びに経営管理契約を締結し、それに基づき「楽天」等のブランド利用等をしております。それに伴い、楽天株式会社にブランドロイヤリティフィーを支払っております。
当社が楽天株式会社の子会社・関連会社等でなくなった場合等には、「楽天」等のブランド利用等ができない、または利用条件が制限される可能性があり、この場合には、当社、及び当社グループの経営成績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、楽天株式会社や、当社グループを除くその他の楽天グループ会社において、行政処分等に伴うマイナスイメージが生じた場合や、商品やサービス等に関する不信感や不祥事等が生じる等により、楽天グループ全体のブランドに影響した場合には、当社グル―プの経営成績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(4) 楽天グループ間の業務提携に関するリスク
当社グループは、楽天株式会社との間でポイントプログラムでの提携や、楽天ペイメント株式会社との間で決済等に係る様々な提携を行っており、当社が楽天株式会社の子会社・関連会社等でなくなった場合等には、この提携が制限、解除等される可能性があり、その場合には、当社グループの経営成績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、楽天グループとの取引が減少した場合には、当社グループの経営成績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
3 競合に関するリスク
当社グループが営む各セグメントには、多くの企業が参入しておりまた今後参入してくる可能性があり、激しい競合状況にあります。そのため、収益の悪化や各種プロモーションに係る費用等が増加する等の事態により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、引き続き、顧客ニーズ等への対応を図り、サービスを拡大していく方針ですが、競合他社が画期的なサービスを展開する等の結果、これらの取組が予測通りの成果をあげられない可能性があり、当社グループの業績が悪化する可能性がある他、設備投資や広告宣伝費等の費用の増加を余儀なくされる可能性もあり、係る場合には当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
4 法的規制等に関するリスク
当社グループにおいては、「割賦販売法」、「貸金業法」、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」、「利息制限法」、「資金決済に関する法律」、「銀行法」、「金融商品取引法」、「金融商品販売法」、「商品先物取引法」、「信託業法」、「保険業法」、「犯罪収益移転防止法」、「個人情報の保護に関する法律」、「宅地建物取引業法」、「特定商取引に関する法律」、「不当景品類及び不当表示防止法」その他の法令、金融関連諸法規、監督官庁の指針、業界団体等の自主規制機関による諸規則等の適用を受けています。サービスを提供するために必要な許認可につき、将来、何らかの事由により業務の停止、免許等の取消等があった場合、また、法令諸規則、監督官庁の政策、規制、監督指針等が新設され、又はこれらにつき当該サービスにとって不利益な変更等が行われた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
5 金融コングロマリットであることに係るリスク
当社グループにおいては、金融庁組織規則に規定される金融コングロマリットに該当しております。そのため、金融庁の定める、金融コングロマリット監督指針に基づき、グループガバナンス体制を構築し、業務の健全性、適切性を確保しております。しかしながら、何らかの理由により監督官庁から行政処分等を受けた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
6 資金調達に関するリスク
当社グループにおいては、運転資金の調達を顧客からの預金及び金融機関からの借入金、金融市場からの直接調達等により賄っております。したがって経済環境が悪化した場合、顧客からの預金の受け入れが減少することや、金融機関の与信方針が変更されて金融機関からの借入が困難になることや、金融市場の悪化により金融市場からの直接調達が困難になること、等が予想され、係る場合には当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
締結しているコミットメントライン契約等借入に係る契約には財務制限条項が規定されている場合があり、当社グループ及び各社の経営成績、財政状態又は信用力が悪化した場合には、これらの条項に基づき既存借入金の一括返済、金利及び手数料率の引上げ又は新たな担保権の設定を迫られる可能性があります。今後の資金調達については、金融市場が不安定な場合や、当社グループの信用力の悪化により格付機関から当社に付与されている信用格付が引き下げられた場合等においては、当社グループにとって好ましい条件で適時に資金調達をできる保証はなく、当社グループのサービス展開の制約要因となる可能性があるほか、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
7 繰延税金資産に関するリスク
当社及び一部の連結子会社においては、国際会計基準(IFRS)に基づき、将来における税金負担額の軽減効果を繰延税金資産として計上しています。繰延税金資産の計算は、事業の見通しに基づく将来の課税所得に関する見積りを含めた様々な予測・仮定に基づいており、実際の結果がかかる予測・仮定とは異なる可能性があります。将来の課税所得の見積りに基づいて、当社及び当該子会社が繰延税金資産の一部又は全部の回収ができないと判断された場合や税制及び会計基準の変更が行われた場合、当該繰延税金資産は減額され、その結果、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
8 のれんに関するリスク
当社グループは、連結財務諸表について国際会計基準(IFRS)を適用しており、毎期減損テストを実施しております。のれんの対象会社における経営成績悪化等により、回収可能価額がのれんの帳簿価額を下回る場合には、のれんの減損処理を行う必要が生じる可能性があり、かかる場合には当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
9 マーケットに関するリスク
(1) 有価証券等の価格変動リスク
当社グループは、有価証券、金銭信託等の金融商品を多く保有しています。これらの有価証券等は金融商品市場の動向等による価格等が変動するため、これらの価格が減価した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(2) 為替変動リスク
当社グループが行う外貨建投資及び外貨建取引について外貨建で実行するものは、経済動向を注視しつつ、為替変動リスクを適切にヘッジすることを目指しています。また、当社グループの海外関係会社の業績、資産及び負債について現地通貨で発生したものは、円換算した上で連結財務諸表を作成しています。一方で為替変動に伴うリスクを完全に回避することは難しく、外国為替市場における変動等が当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
10 信用リスク
当社グループでは、個人・法人向けに貸付債権を保有している他、国債・社債などの債券を保有しております。経済状況が悪化した場合及び債務者・債券の発行体の信用状況が著しく悪化した場合、当該貸付債権・保有債券の信用力が低下し、元利金の支払いが不履行となる可能性があるとともに、当該貸付債権への引当金計上や保有債券の市場価格に悪影響を及ぼす事で、当社グループの業績および財政状態に悪影響を与える可能性があります。また、市場リスクをヘッジするために行っている金利スワップ、通貨スワップ、為替先物、株式指数オプションなどのデリバティブ取引についても、カウンターパーティリスクがあります。また、デリバティブ取引上のカウンターパーティの義務について不履行が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。
11 リスク管理の有効性について
近年金融市場においては、市場の急激かつ大規模な変動や混乱がたびたび生じています。当社グループにおいては、リスク管理方針及び手続を整備し運用していますが、当社グループにおけるリスク管理方針及び手続の一部は、金融市場において将来発生する種々のリスクを必ずしも正確に予測することができず、有効に機能しない可能性があり、その結果、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
12 コンプライアンスに関するリスク
(1) 法的規制等の適用の可能性について
当社グループでは法令遵守を重要な企業の責務と位置付け、コンプライアンス体制を強化して法令遵守の徹底を図っていますが、役員及び従業員による個人的な不正行為等を含めコンプライアンスに関するリスクもしくは社会的に信用が毀損されるリスクを回避できない可能性があり、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(2) 訴訟等の可能性について
当社グループが提供している各種サービスのご利用者に対し、システム障害等によって損害を与えた場合等においては、当社グループに対して訴訟を提起される可能性、またはその他の請求を受ける可能性があります。また、当社グループのサービスに関連する技術革新のスピードが速く、新たに発生したまたは今まで顕在化しなかったビジネスリスクによって、現在想定されない訴訟等が提起される可能性もあります。
一方、当社グループが第三者に何らかの権利を侵害され、又は損害を被った場合に、当社の権利が保護されない可能性や、訴訟等による当社グループの権利保護のために多大な費用を要する可能性もあります。かかる場合には、その訴訟等の内容又は請求額によっては、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
13 業務委託・提携等に関するリスク
当社グループは、(株)ジェーシービー、米Mastercard, Inc.、米Visa, Inc.、米American Express International, Inc.等のクレジットカードの国際ブランド会社との契約に基づきクレジットカードサービスを提供していますが、これら提携先との関係が悪化した場合には経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、楽天銀行株式会社は、独自のATM網を有していないため、ATMの利用に関わる契約を締結している(株)三菱UFJ銀行、(株)みずほ銀行、(株)セブン銀行、(株)ゆうちょ銀行及び(株)イオン銀行等との関係が悪化した場合又はこれらの業務もしくはシステムに支障が生じた場合等、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
また、当社グループでは海外における事業活動を遂行するために、他の企業との提携を行っております。
楽天銀行株式会社は台湾においてIBF Financial Holdings Co., Ltd.(旧 Waterland Financial Holdings Co., Ltd)と共同で、銀行業務開始に向けた対応を行っております。楽天証券株式会社はマレーシアにおいてKenanga Investment Bank Berhadと合弁会社を設立し、証券業務を行っております。これら業務提携先との関係が悪化した場合、またはこれらの業務に支障が生じた場合等では、当社グループの事業や経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
14 国際事業展開に関するリスク
当社グループは、収益機会の拡大に向けてグローバル展開を主要な経営戦略の一つとして掲げ、今後とも、海外でのサービスの充実を図っていく予定です。
他方、海外でサービスを展開していく上では、言語、地理的要因、法制・税制度を含む各種規制、自主規制機関を含む当局による監督、経済的・政治的不安、通信環境や商慣習の違い等の様々な潜在的リスク及び特定の国や地域又はグローバルにおいて競争力を有する競合他社との競争が熾烈化するリスクが存在します。更には、外国政府及び国際機関により関係する諸規制が突然変更されるリスクも存在します。当社グループが、これらのリスクに対処できない場合、当社グループの国際事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
なお、サービスの国際展開においては、サービスの立上げ時に、現地における法人設立、人材の採用、システム開発等に係る経費が新規に発生するほか、既存サービスにおいても、戦略的にビジネスモデルを変更する場合等においては、追加的な支出が見込まれることから、これらの費用が一時的に当社グループの利益を圧迫する可能性があります。また、新たな拠点において安定的な収益を生み出すためには、一定の期間が必要なことも予想されます。従って、係る投下資本の回収に一定の期間を要する又はできない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
15 人材に関するリスク
当社グループのサービスにおいては、金融及びインターネット等の分野において専門性を有する人材が必要であり、今後とも業容拡大及び国際展開に応じて継続した人材の確保を行うことが欠かせません。今後、各サービス分野及び地域における人材獲得競争の激化や市場ニーズの変化等により、優秀な人材の獲得が困難となる場合や、在職する人材の社外流出が生じた場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
16 情報セキュリティ、システム及び通信ネットワークに関するリスク
当社グループは、顧客に関する情報を有しており、個人情報保護法が定めるところの個人情報取扱事業者にあたります。当社グループは、利用者のプライバシー及び個人情報の保護に最大限の注意を払い、適切な情報管理を行っていますが、不正アクセス等による情報の外部への漏洩や悪用等の可能性を完全に排除することは困難であり、これらが発生した場合に法的紛争に巻き込まれる可能性があるほか、内外監督官庁からの処分を受ける可能性があり、係る場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループサービスの多くは、コンピュータシステムを結ぶ通信ネットワークを通じて提供されていますが、通信ネットワークに生じた障害や、ネットワーク又はコンピュータシステム上のハードウエアもしくはソフトウエアの不具合・欠陥、コンピュータウィルス・マルウェア等外部からの不正な手段によるコンピュータシステム内への侵入等の犯罪行為や役職員の過誤等により、正常なサービスの提供に支障を生じる可能性があるほか、当社グループサービスの不正な利用、重要なデータの消去又は不正取得等が発生する可能性もあります。
これら事由によるサービスの停止や機能低下が生じた場合、収益機会の喪失、当社グループのシステム自体への信頼性低下又は損害賠償請求等が生じる可能性のほか、監督官庁からの処分等を受ける場合があります。
更に、当社グループサービスの不正な利用については、適切な求償先を求めることができない場合、当社グループの損害となります。係る場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
17 事務・オペレーションリスク
当社グループは、業務の遂行において各種情報システムの活用や担当者以外の第三者が業務内容を二重に確認する再鑑制度の実施等、業務の正確性、効率性を高めるための様々な取組を実施しています。しかしながら、一部においては専用の情報システムが導入されておらず人的な対応に委ねられている業務もあり、役職員の誤認識、誤操作等により事務手続のミスが発生する可能性があります。業務の性質によっては、事務手続のミスが安定的なサービスの供給の妨げ、経済的な損失、個人情報等の流出等に繋がる可能性があり、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社グループは、社内規範や事務手続の標準化及び文書化に取り組んでいますが、当社グループの急速な拡大に伴う事務量の増加、新サービスの導入等により、業務遂行に必要な知識の共有、継承が不十分になる可能性があり、その結果生じ得る事務手続のミスの増加や生産性の低下が、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
18 風評リスク
当社グループを対象に、当社グループに関する様々な内容の報道や情報の流布が行われることがあります。これら報道や情報の流布については、必ずしも正確な情報に基づいていないものや、憶測に基づいたものも含まれていますが、それらの内容の正確性や当社グループの該当有無に関わらず、当社グループサービスの利用者や投資者等の認識又は行動に影響を及ぼす可能性が考えられます。これらの報道や情報の流布の内容、規模等によっては、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
19 災害紛争事故に関するリスク
地震、台風、津波等の自然災害、火災、停電、未知の感染症の拡大、国際紛争等が発生した場合、当社グループのサービス運営に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
また、当社グループの主要な拠点において大規模な自然災害等が発生した場合には、サービスの提供等が停止する可能性もあり、係る場合には、当社グループの信頼性やブランドイメージを毀損するだけでなく、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
<各セグメントに係るリスク>1 クレジットカード事業セグメントに係るリスク
クレジットカード事業セグメントは、主として楽天カード株式会社が業務運営をしております。
楽天カード株式会社においては、主に個人顧客を対象とし、また、運転資金の調達を債権流動化と金融機関からの借入金等により賄っていることから、経済環境が悪化し、消費低迷による借入需要の減退、失業率の上昇による自己破産又は多重債務者の増加等が生じた場合、金融市場の情勢変化による金融機関の与信方針の変更があった場合、当社グループの信用状態が悪化した場合等には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、クレジットカード決済等における加盟店契約業務を提供しており、加盟店からの手数料を主な収入源としているため、加盟店契約獲得の減退、競争激化による加盟店の流出等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。その他、クレジットカードの不正利用等の増加により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性や、貸倒リスクを軽減するための与信管理システムの維持・運営や、債権回収のノウハウを持つ人材の確保に重大な問題が生じた場合、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社の2007年12月31日以前の貸付契約のごく一部には、利息制限法上の上限利息を超過する利息の定めがあるため、何らかの要因により、当社の引当金算出の前提となる平均請求額等が増加する場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、クレジットカード事業セグメントでは、不動産への投資も行っており、投資資産の価格は変動する可能性があり、その価値は将来著しく下落する可能性があります。係る場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
2 銀行事業セグメントに係るリスク
銀行事業セグメントは、主として楽天銀行株式会社が業務運営をしております。
楽天銀行株式会社は、銀行法に基づく金融庁の監督を受けております。法令により定められる自己資本比率が、最低自己資本比率を下回るような場合には、金融庁から営業の全部または一部の停止を含む行政上の措置が課される可能性があり、係る場合には当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、金融庁やその他関係当局は、随時楽天銀行株式会社の検査を行う権限を有しております。また、楽天銀行株式会社は登録金融機関として外国為替証拠金取引を取り扱っており、金融商品取引法その他の関係法令および一般社団法人金融先物取引業協会の規則を遵守するとともに、各種禁止行為を行うことが禁じられ、金融商品取引法に基づく金融庁の監督を受けております。
また、楽天銀行株式会社においては、有価証券が当該事業の運用資産の一部を占めており、運用収益に一定程度影響を及ぼす可能性があります。運用資産としては、貸出債権の他に、債券、証券化・流動化商品等の多様な金融商品での運用を行っています。金融商品の運用による収益は、金利、外国為替、市場変動、債務者の信用リスク等により大きく影響を受けることがあり、これらの運用により当該事業が損失を計上した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、貸出債権については、経済動向の悪化、債務者の信用状況の悪化、会計基準の変更、保証会社の信用状況の変化、保証履行状況の変化等により貸倒引当金及び保証料等与信関連費用が増加する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、楽天銀行株式会社では、インターネット・バンキングサービスを行っています。当該サービスにおいては、普通預金の引出し、定期預金の解約、他の金融機関への送金又は振込がインターネット上で行えるため、楽天銀行株式会社及び当社グループのレピュテーションに影響を及ぼす風評が流布される等、不測の事態が発生した場合には、預金の流出が通常の銀行と比較して速いペースで進展する可能性があり、予想を超えた著しい資金流出が起こった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
3 証券事業セグメントに係るリスク
証券事業セグメントは、主として楽天証券株式会社が業務運営をしております。
楽天証券株式会社には、金融商品取引法に基づく金融商品取引業の登録等を受けており、金融商品取引法、及び同法施行令等の関連業法の適用を受けております。法令により定められる自己資本規制比率が、最低自己資本規制比率を下回るような場合には、金融庁から営業の全部または一部の停止を含む行政上の措置が課される可能性があり、係る場合には当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
また、楽天証券株式会社は、個人顧客を対象に、株式信用取引、外国為替証拠金取引、投資信託販売、債券取引、先物・オプション取引、海外先物取引、商品先物取引等のサービスを提供しており、委託手数料をその主要な収入源としているため、証券市場等の金融市況の影響を受けています。金融市況は、経済情勢、世界各国の市場動向、政治動向及び規制動向、並びに投資家心理等の影響を受けており、市場低迷が生じた場合や、株式相場の急激な変動等に伴う信用取引高の減少及び顧客への信用取引貸付金等の未回収等が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
4 保険事業セグメントに係るリスク
保険事業セグメントは、主として楽天生命保険株式会社、楽天損害保険株式会社等が業務運営をしております。
楽天生命保険株式会社は、保険業法やその他関連規制により金融庁の監督を受けております。主として契約者保護を目的とした保険業法やその他関連規制により、業務範囲の制限、資産運用における運用方法の制限、また、準備金、ソルベンシー・マージン比率の維持に関する規定がおかれております。金融庁は、免許の付与・取消しや情報の提供、帳簿や記録の検査など、広範な権限を保持しております。保険商品の導入や改定については、金融庁の許認可が必要となります。このため、上述事項等に対し、金融庁から行政上の措置が課された場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
楽天生命保険株式会社においては主に個人向け保障性生命保険商品を販売しており、保険契約者からの保険料収入を主な収入源としています。当該サービスは、保険料設定時の予測を超えた死亡率・入院率等保険事故発生率の増加、資産運用環境等の変化による運用資産価値の減少、新規契約の減少や解約契約の増加等による保有契約の著しい減少が生じた場合、また法令上求められる将来の保険金・給付金の支払いに備えた責任準備金がその前提となる状況の変化によって積立不足を生じ、繰入額の増加が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
楽天損害保険株式会社は、保険業法やその他関連規制により金融庁の監督を受けております。主として契約者保護を目的とした保険業法やその他関連規制により、業務範囲の制限、資産運用における運用方法の制限、また、準備金、ソルベンシー・マージン比率の維持に関する規定がおかれております。金融庁は、免許の付与・取消しや情報の提供、帳簿や記録の検査など、広範な権限を保持しております。保険商品の導入や改定については、金融庁の許認可が必要となります。このため、上述事項等に対し、金融庁から行政上の措置が課された場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
楽天損害保険株式会社においては自動車保険、火災保険を中心に、さまざまなリスクを補償する損害保険商品を販売しており、保険契約者からの保険料及び資産運用による収益を主な収入源としています。このため、新規契約の減少や解約契約の増加等による保有契約の著しい減少が生じた場合、また安定した資産運用収益を得るため投資を行っている国内外の有価証券等について資産運用環境等の変化による運用資産価値の減少が生じた場合、当社グループの経営成績や財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。また、自然災害の発生等により多額の保険金支払いが生じた場合に備えて再保険の活用や異常危険準備金等の積み立てを行っていますが、予測の範囲を上回る頻度や規模の保険金支払いが生じた場合に、当社グループの経営成績や財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。
(注) 参考情報として、2019年4月1日付で当社に承継された、楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社の連結財務諸表(日本基準)または財務諸表(日本基準)は以下のとおりです。
①楽天銀行株式会社
(1)連結貸借対照表
(2)連結損益計算書
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
連結財務諸表の作成方針
(1)連結の範囲に関する事項
①連結される子会社及び子法人等 22社
会社名
楽天信託株式会社
一般社団法人スーパートラストホールディングス
合同会社スーパートラスト1
合同会社スーパートラスト2
合同会社スーパートラスト3
合同会社スーパートラスト4
合同会社スーパートラスト5
合同会社スーパートラスト6
合同会社スーパートラスト7
合同会社スーパートラスト8
合同会社スーパートラスト9
合同会社スーパートラスト10
合同会社スーパートラスト11
合同会社スーパートラスト12
合同会社スーパートラスト13
合同会社スーパートラスト14
合同会社スーパートラスト15
合同会社スーパートラスト16
合同会社スーパートラスト17
合同会社スーパートラスト18
合同会社スーパートラスト19
合同会社スーパートラスト20
②非連結の子会社及び子法人等 4社
会社名
楽天バンクドメインサービス株式会社
トランスバリュードメインサービス株式会社
東松島「絆」太陽光発電所(実績配当型合同運用指定金銭信託)
東松島「絆」太陽光発電所事業信託(単独運用指定金銭信託)
非連結の子会社及び子法人等は、その資産、経常収益、当期純損益(持分に見合う額)、利益剰余金(持分に見合う額)及びその他の包括利益累計額(持分に見合う額)等からみて、連結の範囲から除いても企業集団の財政状態及び経営成績に関する合理的な判断を妨げない程度に重要性が乏しいため、連結の範囲から除外しております。
(2)持分法の適用に関する事項
①持分法適用の非連結の子会社及び子法人等 0社
②持分法適用の関連法人等 0社
③持分法非適用の非連結の子会社及び子法人等 4社
会社名
楽天バンクドメインサービス株式会社
トランスバリュードメインサービス株式会社
東松島「絆」太陽光発電所(実績配当型合同運用指定金銭信託)
東松島「絆」太陽光発電所事業信託(単独運用指定金銭信託)
持分法非適用の非連結の子会社及び子法人等は、当期純損益(持分に見合う額)、利益剰余金(持分に見合う額)及びその他の包括利益累計額(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象から除いても連結財務諸表に重要な影響を与えないため、持分法の対象から除いております。
④持分法非適用の関連法人等 0社
(3)連結される子会社及び子法人等の事業年度等に関する事項
連結子会社の決算日と連結決算日は一致しております。
(4)のれんの償却に関する事項
10年間の定額法により償却を行っております。
連結注記表
記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
子会社、子法人等及び関連法人等の定義は、銀行法第2条第8項及び銀行法施行令第4条の2に基づいております。
1.会計方針に関する事項
(1)有価証券の評価基準及び評価方法
有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法(定額法)、持分法非適用の非連結子会社・子法人等株式については移動平均法による原価法、その他有価証券については原則として連結決算日の市場価格等に基づく時価法(売却原価は主として移動平均法により算定)、ただし時価を把握することが極めて困難と認められるものについては移動平均法による原価法により行っております。
なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理しております。
(2)デリバティブ取引の評価基準及び評価方法
デリバティブ取引の評価は、時価法により行っております。
(3)固定資産の減価償却の方法
①有形固定資産(リース資産を除く)
当行並びに連結される子会社及び子法人等の有形固定資産は、定額法を採用しております。
また主な耐用年数は次のとおりであります。
建 物:3年~18年
その他:2年~20年
②無形固定資産(リース資産を除く)
無形固定資産は、定額法により償却しております。なお、自社利用のソフトウェアについては、当行並びに連結される子会社及び子法人等で定める利用可能期間(主として5年)に基づいて償却しております。
(4)貸倒引当金の計上基準
貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下、「破綻先」という。)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以下、「実質破綻先」という。)に係る債権については、以下のなお書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しております。また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(以下、「破綻懸念先」という。)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断し必要と認める額を計上しております。
上記以外の債権については、過去の一定期間における貸倒実績から算出した貸倒実績率等に基づき計上しております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関連部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しております。
なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額として債権額から直接減額しており、その金額は252百万円であります。
連結される子会社及び子法人等の貸倒引当金は、貸倒懸念債権等特定の債権について、個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。
(5)賞与引当金の計上基準
賞与引当金は、従業員への賞与の支払いに備えるため、従業員に対する賞与の支給見込額のうち、当連結会計年度に帰属する額を計上しております。
(6)役員賞与引当金の計上基準
役員賞与引当金は、役員への賞与の支払いに備えるため、役員に対する賞与の支給見込額のうち、当連結会計年度に帰属する額を計上しております。
(7)ポイント引当金の計上基準
ポイントサービスの将来の利用による負担に備えるため、未利用の付与済ポイントを金額に換算した残高のうち、将来利用される見込額を合理的に見積もり、必要と認める額を計上しております。
(8)睡眠預金払戻損失引当金の計上基準
睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、預金者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生する損失を見積り必要と認める額を計上しております。
(9)退職給付に係る会計処理の方法
従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債務の見込額に基づき計上しております。
①退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定に当たり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。
②数理計算上の差異の費用処理方法
数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(1年)による定額法により案分した額を発生の翌連結会計年度から費用処理しております。
(10)外貨建の資産・負債の本邦通貨への換算基準
当行並びに連結される子会社及び子法人等の外貨建資産・負債は、連結決算日の為替相場による円換算額を付しております。
(11)重要なヘッジ会計の方法
①ヘッジ会計の方法
繰延ヘッジ処理及び金利スワップの特例処理によっております。
②ヘッジ手段とヘッジ対象
・ヘッジ手段…為替予約、通貨スワップ、円金利スワップ
・ヘッジ対象…外貨建有価証券、日本国債等の円貨建有価証券
③ヘッジ方針
行内規程に基づき、市場リスク等をヘッジしております。
④ヘッジ有効性評価の方法
ヘッジ開始時から有効性判定時点までの期間におけるヘッジ対象の対象リスクから生じる価格変動額と、ヘッジ手段の対象リスクから生じる価格変動額とを比較して判断しております。ただし、金利スワップの特例処理の要件に該当する場合は、その判定をもって有効性の評価を省略しております。
なお、当行の一部の外貨建金融資産から生じる為替変動リスクに対するヘッジ会計の方法は、「銀行業における外貨建取引等の会計処理に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第25号 平成14年7月29日。以下、「業種別監査委員会報告第25号」という。)に規定する繰延ヘッジによっております。ヘッジ有効性評価の方法については、外貨建金銭債権債務等の為替変動リスクを減殺する目的で行う通貨スワップ取引及び為替スワップ取引等をヘッジ手段とし、ヘッジ対象である外貨建金銭債権債務等に見合うヘッジ手段の外貨ポジション相当額が存在することを確認することによりヘッジの有効性を評価しております。
(12)消費税等の会計処理
当行並びに国内の連結される子会社及び子法人等の消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
(連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲)
連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、連結貸借対照表上の「現金預け金」のうち、譲渡性預け金以外のものであります。
注記事項
(連結貸借対照表関係)
1.関係会社の株式総額(連結子会社及び連結子法人等の株式を除く)
1百万円
2.貸出金のうち、破綻先債権額は15百万円、延滞債権額は1,294百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号イからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金であります。
3.貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額はありません。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が、約定支払日の翌日から3月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。
4.貸出金のうち、貸出条件緩和債権額はありません。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものであります。
5.破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は1,309百万円であります。
なお、上記2.から5.に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。
6.担保に供している資産は次のとおりであります。
担保に供している資産
買入金銭債権等 246,816百万円
貸出金 94,963百万円
担保資産に対応する債務
借用金 189,200百万円
上記のほか、為替決済、デリバティブ等の取引の担保として、有価証券83,020百万円を差し入れております。
また、その他資産には、先物取引差入証拠金516百万円、金融商品等差入担保金7,342百万円及び保証金8,167百万円が含まれております。
7.貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契約であります。これらの契約に係る融資未実行残高は、422,350百万円であります。このうち原契約期間が任意の時期に無条件で取消可能なものが422,350百万円あります。
なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行残高そのものが必ずしも当行並びに連結される子会社及び子法人等の将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありません。これらの契約は、金融情勢の変化、債権の保全及びその他相当の事由があるときは、当行並びに連結される子会社及び子法人等が実行申し込みを受けた融資の拒絶又は契約極度額の減額をすることができる旨の条項が付けられております。また、契約後も定期的に予め定めている行内手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。
8.有形固定資産の減価償却累計額 2,052百万円
9.当行においては、資金運用の効率化及び代替流動性の確保を目的として取引銀行と当座借越契約を締結しております。
当連結会計年度末における当座借越契約に係る借入金未実行残高等は次のとおりであります。
(連結損益計算書関係)
1.「その他の経常費用」には、貸出金償却59百万円を含んでおります。
(連結株主資本等変動計算書関係)
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項
該当事項はありません。
3.配当に関する事項
該当事項はありません。
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
1.現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当行グループでは、預金業務、為替業務及び個人向け貸出業務を主たる業務としており、個人・法人顧客の双方に普通預金、一般定期預金、外貨普通預金を、個人顧客向けに新型定期預金及び外貨定期預金を各々提供し、また、当該金融負債を主たる原資として、個人顧客向けに保証付無担保カードローン及び住宅ローン等を提供しているほか、有価証券や買入金銭債権の購入、金銭の信託の設定、コールローン等の市場取引、顧客への金融商品販売に付随して発生するデリバティブ・為替関連取引等を実施し、銀行のもつ社会的責任と公共的使命の重みを常に認識し、過度な利益追求等により経営体力を超える運用を行うことを厳に慎み、とりわけ顧客から預った預金については、十分安全性に配慮した運用を実施しております。また、運用調達業務全般にわたり、資産・負債構成の最適化及び適切な水準の自己資本充実度の確保を目的とし、金利感応度、資金流動性、市場流動性等に留意したALM(資産負債総合管理)運営を行っております。
デリバティブ取引に対しては慎重な態度で臨み、投機的な収益獲得手段としては取扱わない方針としております。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当行グループが保有する金融資産は、主として有価証券、買入金銭債権、貸出金です。
有価証券については、主として国債、地方債、社債、外国証券等であり、これらは、それぞれ発行体の信用リスク、金利の変動リスク、市場価格の変動リスク、為替の変動リスク及び流動性リスクに晒されております。買入金銭債権については、主として各種信託受益権であり、これらは、それぞれ発行体及び原資産の信用リスク及び金利の変動リスクなどに晒されております。貸出金については、主として個人顧客に対する保証付貸出金であり、個人顧客及び保証会社の信用リスクに晒されております。業種や地域などの特定集中リスクには、特段晒されておりません。
金融負債については、個人・法人顧客向の普通預金、一般定期預金、外貨普通預金、個人顧客向け新型定期預金のほか、外貨定期預金といった商品を提供しております。新型定期預金については、金利の変動リスクに晒されておりますが、対応した金利スワップ取引を行うことにより、当該リスクをヘッジしております。外貨普通預金・外貨定期預金については、為替の変動リスクに晒されておりますが、対応した為替予約取引を行うことにより、当該リスクをヘッジしております。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
当行グループでは、リスク管理を行うに際しての基本的事項を、「統合的リスク管理基本規程」として制定しております。この中で、管理すべきリスクの種類を、①信用リスク、②市場リスク、③資金流動性リスク、④市場流動性リスク、⑤決済リスク、⑥オペレーショナルリスク(事務リスク、システムリスク等)と分類・特定し、各リスクの管理の基本方針を定めております。また、自己資本の適切性確保を前提として、外部経済環境を考慮に入れつつ、経営戦略の実現及び収益の最大化を図るための、健全かつ最適な運用・調達ポートフォリオの構築を目的とした「ALM規程」を制定しております。
管理すべきリスクの種類については、随時見直しを行い、環境変化に応じて新たに発生したリスクを、管理すべきリスクとして追加することとしています。これらのリスクを総合的に管理する観点から、グループ全体のリスク管理を統括するリスク管理本部を設置し、各リスクについて網羅的、体系的な管理を行っています。また、ALMについては、ALM本部が所管し、運営に当たっております。
当行グループでは、市場リスク及び信用リスクを、自己資本充実度の評価において最も重視すべきリスクの対象とし、各リスクカテゴリーへの自己資本配賦の実施と、その配賦額内へのリスクの抑制というプロセスにより、適切な自己資本充実度を確保できる範囲内でのみリスクを許容する、リスク管理を実施しております。
(4)市場リスクに係る定量的情報
(金利リスクの管理)
当行グループにおいて、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける金融資産は、主として有価証券、買入金銭債権、貸出金であります。
金融負債については、個人・法人顧客向の普通預金、個人顧客向け一般定期預金、新型定期預金のほか、外貨普通預金や外貨定期預金、デリバティブ取引のうち金利スワップ取引であります。当行グループでは、一定の金利変動下において、これらの金融資産及び金融負債を時価評価し、その相殺後純額(以下、「現在価値」)の影響額を、金利変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しております。
現在価値の影響額の算定にあたっては、対象の金融資産及び金融負債を固定金利群と変動金利群に分け、それぞれ金利期日に応じて適切な期間に残高を分解し、期間ごとの金利変動幅を用いております。例えば、2019年3月31日現在、金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、指標となる金利が全て10ベーシス・ポイント(0.1%)上昇した場合、現在価値が529百万円減少し、逆に10ベーシス・ポイント(0.1%)下落した場合、529百万円増加すると認識しております。
なお、当該影響額は、金利とその他のリスク変数との相関を考慮しておらず、また外貨建資産、負債については、2019年3月31日の為替レートをもとに日本円に換算して算出しております。くわえて、10ベーシス・ポイント下落時に、期間によって金利が負値になる場合については、排除しておりません。
(為替リスクの管理)
当行グループにおいて、主要なリスク変数である為替リスクの影響を受ける金融資産は、外国証券、外国為替であります。
金融負債については、預金のうち外貨建普通預金及び外貨定期預金、デリバティブ取引のうち為替予約取引及び為替スワップ取引等であります。当行グループでは、一定の為替変動下において、これらの金融資産及び金融負債に係る現在価値の影響額を、為替変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しております。
現在価値の影響額の算定にあたっては、対象の金融資産及び金融負債を通貨別に分け、当該通貨ごとの為替変動幅を用いております。例えば、2019年3月31日時点で、為替以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、各通貨に対して円が10%上昇した場合、現在価値が17百万円減少し、逆に円が10%下落した場合、17百万円増加すると認識しております。
なお、当該影響額は、為替とその他のリスク変数との相関を考慮しておらず、また、通貨別の現在価値の影響額を、2019年3月31日の為替レートをもとに、日本円に換算して算出しております。
(5)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
2019年3月31日における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められる非上場株式等は、次表には含めておりません。
(※1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。なお、買入金銭債権に対する貸倒引当金については、重要性が乏しいため、連結貸借対照表計上額から直接減額しております。
(※2)その他資産・負債に計上しているデリバティブ取引を一括して表示しております。
デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で表示しております。
(注1)金融商品の時価の算定方法
資 産
(1)現金預け金
満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。また、譲渡性預け金は、取引金融機関から提示された価格によっております。
(2)コールローン
コールローンについては、残存期間が短期間(1年以内)であり、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
(3)買入金銭債権
買入金銭債権のうち、優先劣後等のように質的に分割されており保有者が複数であるような信託受益権については、取引金融機関から提示された価格によっております。それ以外のものについては、「(5)貸出金」と同様の方法により時価を算定しております。
(4)有価証券
株式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格によっております。
なお、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項については「(有価証券関係)」に記載しております。
(5)貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。一方、固定金利によるものは、貸出金の種類、期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額を同様の新規貸出を行った場合に想定される利率で割り引いて時価を算定しております。なお、残存期間が短期間(1年以内)のものは、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
また、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等については、担保及び保証による回収見込額等に基づいて貸倒見積高を算定しているため、時価は連結決算日における連結貸借対照表価額から現在の貸倒見積高を控除した金額に近似しており、当該価額を時価としております。
(6)外国為替
外国為替は、他の銀行に対する外貨預け金(外国他店預け)であります。これらは、満期のない預け金であり、それぞれ時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
負 債
(1)預金
要求払預金については、連結決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしております。また、定期預金の時価は、一定の期間ごとに区分して、将来のキャッシュ・フローを割り引いて現在価値を算定しております。その割引率は、新規に預金を受け入れる際に使用する利率を用いております。なお、残存期間が短期間(1年以内)のものは、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
(2)借用金
借用金のうち、固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該借用金の元利金の合計額を同様の借入において想定される利率で割り引いて現在価値を算出しております。残存期間が短期間(1年以内)のものは、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
デリバティブ取引
デリバティブ取引は、金利関連取引(金利スワップション)、通貨関連取引(為替予約、通貨オプション)、債券関連取引(債券先物)であり、取引所の価格、割引現在価値やオプション価格計算モデル等により算出した価額によっております。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、金融商品の時価情報の「資産(4)有価証券」には含まれておりません。
(※1)非上場外国証券及び非連結子会社株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから時価開示の対象とはしておりません。
(※2)その他証券のうち、裏付資産が非上場株式など時価を把握することが極めて困難と認められるもので構成されているものについては、時価開示の対象とはしておりません。
(有価証券関係)
連結貸借対照表の「有価証券」のほか、「買入金銭債権」中の信託受益権の一部が含まれております。
1.売買目的有価証券(2019年3月31日現在)
該当事項はありません。
2.満期保有目的の債券(2019年3月31日現在)
3.その他有価証券(2019年3月31日現在)
4.当連結会計年度中に売却した満期保有目的の債券(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
該当事項はありません。
5.当連結会計年度中に売却したその他有価証券(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
6.減損処理を行った有価証券
該当事項はありません。
(1株当たり情報)
1株当たりの純資産額 55,134円71銭
1株当たりの親会社株主に帰属する当期純利益金額 8,103円51銭
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
(企業結合等関係)
該当事項はありません。
セグメント情報
・2017年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)及び2018年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
〈セグメント情報〉
当行グループは、一部で銀行業以外の事業を営んでおりますが、それらの事業は量的に重要性が乏しく、報告セグメントは銀行単一となるため、記載は省略しております。
関連当事者取引
(1)親会社及び法人主要株主等
(注)(※1)電子マネー発行残高について、当行が保証を行っております。
(※2)社債の発行及び債務の保証の取引金額は純額を表示しております。
(2)子会社・子法人等及び関連法人等
(注)(※1)CPの引受けの取引金額は純額を表示しております。
(3)兄弟会社等
(注)(※1)取引条件は、一般の市場情勢を勘案し楽天カード株式会社と協議の上、決定しております。
(※2)受益権の引受けの取引金額は純額を表示しております。
(※3)保証料は、一般に採用される保証料率を勘案し楽天カード株式会社と協議の上、決定しております。
②楽天証券株式会社
(1) 連結貸借対照表
(2) 連結損益計算書及び連結包括利益計算書
① 連結損益計算書
② 連結包括利益計算書
(3) 連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日)
当連結会計年度 (自 平成30年4月1日 至 平成30年12月31日)
(4) 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
①連結の範囲に関する事項
連結子会社の数 2社
Rakuten Securities Hong Kong Limited
Rakuten Securities Australia Pty Ltd
②持分法の適用に関する事項
Rakuten Trade Sdn Bhd
③有価証券及びデリバティブ取引等の評価基準及び評価方法
Ⅰ.トレーディング商品に属する有価証券(売買目的有価証券)等の評価基準及び評価方法
トレーディング商品に属する有価証券及びデリバティブ取引等については、時価法を採用しております。
Ⅱ.トレーディング商品に属さない有価証券等の評価基準及び評価方法
ⅰ.その他有価証券で時価のあるもの…決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)を採用しております。
ⅱ.その他有価証券で時価のないもの…移動平均法による原価法を採用しております。
なお、投資事業有限責任組合及びそれに類する組合への出資(金融商品取引法第2条第2項により有価証券とみなされるもの)については、組合契約に規定される決算報告日に応じて入手可能な直近の計算書を基礎とし、持分相当額を純額で取り込む方法によっております。
④固定資産の減価償却の方法
Ⅰ.有形固定資産
定額法を採用しております。なお、主な耐用年数は次のとおりであります。
建物 8年 ~ 18年
器具・備品 2年 ~ 15年
Ⅱ.無形固定資産
定額法を採用しております。なお、ソフトウェア(自社利用分)については、社内における利用可能期間(5年間)に基づく定額法を採用しております。
⑤引当金の計上基準
Ⅰ.貸倒引当金
債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により計上しております。
また、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。
Ⅱ.賞与引当金
従業員に対する賞与の支払に備えるため、支給見込額に基づき計上しております。
Ⅲ.役員賞与引当金
役員に対する賞与の支払に備えるため、支給見込額に基づき計上しております。
Ⅳ.販売促進引当金
顧客サービスの一環として株式委託手数料等をポイントで還元しており、その支出に備えるため、当会計年度末の付与ポイント数に過去の消費実績を勘案し、消費見込額を計上しております。
Ⅴ.金融商品取引責任準備金
証券事故による損失に備えるため、金融商品取引法第46条の5及び「金融商品取引業等に関する内閣府令」第175条に定めるところにより算出した額を計上しております。
Ⅵ.商品取引責任準備金
商品先物取引事故による損失に備えるため、商品取引所法第221条の規定に基づき、同法施行規則に定めるところにより算出した額を計上しております。
⑥退職給付に係る会計処理の方法
Ⅰ.退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定に当たり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については給付算定式基準によっております。
Ⅱ.数理計算上の差異の費用処理方法
数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしています。
⑦のれんの償却方法および償却期間
のれんの償却については、20年以内のその効果が及ぶと見積もられる期間で均等償却することとしております。
⑧消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
⑨決算日の変更に関する事項
当事業年度より、決算日を3月31日から12月31日に変更しております。この変更に伴い、当事業年度は、平成30年4月1日から平成30年12月31日までの9ヵ月間となっております。
(5) 会計方針の変更
該当事項はありません。
(6) 連結財務諸表に関する注記事項
(継続続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準適用指針第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分に表示しております。
※前連結会計年度についても上記を適用し、組み替えをしております。
(連結貸借対照表関係)
①保管有価証券
商品先物取引業における保管有価証券(委託者等の計算による取引にかかる取引証拠金として商品取引清算機関へ預託した有価証券)を計上しております。
②有形固定資産の減価償却累計額
③受入保証金
商品先物取引業における委託者等から取引証拠金等の代用として受け入れた有価証券を含めております。
(連結損益計算書関係)
特別損益の内訳
(連結包括利益計算書関係)
(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日)
①発行済株式の種類及び総数に関する事項
②新株予約権に関する事項
該当事項はありません。
③配当に関する事項
Ⅰ.当連結会計年度中に行った剰余金の配当に関する事項
Ⅱ.基準日が当連結会計年度に属する剰余金の配当のうち、効力発生日が翌連結会計年度となる剰余金の配当に関する事項
当連結会計年度(自 平成30年4月1日 至 平成30年12月31日)
①発行済株式の種類及び総数に関する事項
②新株予約権に関する事項
該当事項はありません。
③配当に関する事項
Ⅰ.当連結会計年度中に行った剰余金の配当に関する事項
Ⅱ.基準日が当連結会計年度に属する剰余金の配当のうち、効力発生日が翌連結会計年度となる剰余金の配当に関する事項
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当社はオンラインによるインターネット金融の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
(1株あたり情報)
(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2 算定上の基礎
1株当たり当期純利益金額
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
③楽天インシュアランスホールディングス株式会社
楽天インシュアランスホールディングス株式会社は、2018年7月2日に、楽天生命保険株式会社、楽天損害保険株式会社(旧、朝日火災海上保険株式会社)等を子会社とする中間持株会社として設立されました。
楽天生命保険株式会社、楽天損害保険株式会社の財務諸表は以下のとおりです。
<楽天生命保険株式会社>1.貸借対照表
2.損益計算書
3.株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
当事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
4.キャッシュ・フロー計算書
(注)現金及び現金同等物の範囲は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっています。
貸借対照表に関する注記
損益計算書に関する注記
株主資本等変動計算書に関する注記
<楽天損害保険株式会社>(1)貸借対照表
(2)損益計算書
(3)株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
当事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(4)キャッシュ・フロー計算書
貸借対照表に関する注記
1. 有価証券の評価基準および評価方法は、次のとおりです。
(1) 子会社等株式の評価は、移動平均法に基づく原価法によります。
(2) 業種別監査委員会報告第21号「保険業における「責任準備金対応債券」に関する当面の会計上及び監査上の取扱い」(2000年11月16日 日本公認会計士協会)に基づく責任準備金対応債券の評価は移動平均法に基づく償却原価法によります。
(3) その他有価証券(時価を把握することが極めて困難と認められるものを除きます。)の評価は、期末日の市場価格等に基づく時価法によります。
なお、評価差額は全部純資産直入法により処理し、また、売却原価の算定は移動平均法に基づいています。
(4) その他有価証券のうち時価を把握することが極めて困難と認められるものの評価は、移動平均法に基づく原価法によります。
2. デリバティブ取引の評価は、時価法によります。
3. 会計方針の変更
有形固定資産の減価償却方法の変更
当社は、有形固定資産の減価償却方法について、従来、主として定率法を採用していましたが、当事業年度より定額法に変更しています。
この変更は、当社の親会社である楽天株式会社の連結グループにおける償却方法の統一の観点から、楽天株式会社の完全子会社となったことを契機として当社の保有する有形固定資産の使用状況を詳細に調査した結果、資産の経済的便益がその耐用年数にわたって平均的に消費されると予測されたため、より実態に則した定額法へ変更したものです。なお、この変更による当事業年度に与える影響は軽微です。
4. 有形固定資産の減価償却は定額法によります。
5. 自社利用のソフトウェアの減価償却は、社内における利用可能期間(主に3年・5年)に基づく定額法によります。
6. 外貨建の資産および負債の本邦通貨への換算は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しています。
7. 貸倒引当金は、債権の貸倒れによる損失に備えるため、資産の自己査定基準および償却・引当基準により、次のとおり計上しています。
破産、特別清算、手形交換所における取引停止処分等、法的・形式的に経営破綻の事実が発生している債務者に対する債権および実質的に経営破綻に陥っている債務者に対する債権については、債権額から担保の処分可能見込額および保証による回収が可能と認められる額等を控除し、その残額を引き当てています。
今後、経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に対する債権については、債権額から担保の処分可能見込額および保証による回収が可能と認められる額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を引き当てています。上記以外の債権については、過去の一定期間における貸倒実績等から算出した貸倒実績率を債権額に乗じた額を引き当てています。
また、全ての債権は資産の自己査定基準に基づき、各資産所管部門が資産査定を実施し、当該部署から独立した内部監査部が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の額を引き当てています。
8. 退職給付に係る会計処理の方法として、退職給付引当金および退職給付費用の処理方法は、次のとおりです。
(1) 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、期間定額基準によります。
(2) 数理計算上の差異の費用処理方法
数理計算上の差異は、翌事業年度に一時の費用として処理しています。
9. 賞与引当金は、従業員賞与に充てるため、支給見込額を基準に計上しています。
10. 価格変動準備金は、株式等の価格変動による損失に備えるため、保険業法第115条の規定に基づき計上しています。
11. ヘッジ会計の方法は、次のとおりです。
(1) ヘッジ会計の方法は繰延ヘッジによります。
(2) ヘッジ手段とヘッジ対象は次のとおりです。
(ヘッジ手段) (ヘッジ対象)
為替予約 外貨建債券
政策投資保有株式の空売り 国内株式
(3) ヘッジ方針は、有価証券の為替リスクと株価の価格変動リスクの減殺を目的とし、デリバティブ取引の執行と管理に関する権限・責任・実務内容等を定めた自社の規程に基づいた運用を実施しています。
(4) ヘッジ有効性評価の方法は、ヘッジ開始時から有効性判定時点までの期間において、ヘッジ対象とヘッジ手段の相場変動の累計を比較し、両者の変動額を基礎にして判断しています。
12. 有形固定資産の減価償却累計額は498百万円です。
13.(1) 貸付金のうち、破綻先債権額および延滞債権額はありません。
破綻先債権とは、元本または利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により、元本または利息の取立てまたは弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸付金(貸倒償却を行った部分を除きます。以下「未収利息不計上貸付金」といいます。)のうち、法人税法施行令(1965年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまで(貸倒引当金勘定への繰入限度額)に掲げる事由または同項第4号に規定する事由が生じている貸付金です。
延滞債権とは、未収利息不計上貸付金であって、破綻先債権および債務者の経営再建または支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸付金以外の貸付金です。
(2) 貸付金のうち、3ヵ月以上延滞債権額はありません。
3ヵ月以上延滞債権とは、元本または利息の支払が、約定支払日の翌日から3ヵ月以上遅延している貸付金で破綻先債権および延滞債権に該当しないものです。
(3) 貸付金のうち、貸付条件緩和債権額はありません。
貸付条件緩和債権とは、債務者の経営再建または支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取り決めを行った貸付金で、破綻先債権、延滞債権および3ヵ月以上延滞債権に該当しないものです。
14. 消費税等の会計処理は主として税抜方式によります。ただし、損害調査費、営業費及び一般管理費等の費用は税込方式によります。
なお、資産に係る控除対象外消費税等は仮払金に計上し、5年間で均等償却をしています。
15. 保険契約に基づく将来の債務の履行に備え、責任準備金等を積み立てています。当初想定した環境・条件等が大きく変動し予期せぬ損害の発生が見込まれる場合には、責任準備金等の必要額が変動する可能性があります。
16. 責任準備金対応債券の貸借対照表計上額および時価ならびにリスク管理方針の概要は次のとおりです。
(1) 責任準備金対応債券の当事業年度末における貸借対照表計上額はありません。
(2) 責任準備金対応債券に係るリスク管理方針の概要は、次のとおりです。
保険商品の特性に応じて小区分を設定し、リスク管理を適切に行うために、小区分を踏まえた全体的な資産運用方針と資金配分計画を策定しています。また、責任準備金対応債券と責任準備金のデュレーションが一定幅の中で一致していることを定期的に検証しています。
なお、当社の小区分は満期戻長期保険の払戻積立金を設定しています。
17. 担保に供している資産は次のとおりです。
株式 15,350百万円(注)
(注) 政策投資保有株式の空売りの担保として差し入れています。
18. 関係会社に対する金銭債権は2,809百万円、金銭債務は90百万円あります。
19. 繰延税金資産の総額は11,077百万円、繰延税金負債の総額は8,071百万円です。
なお、繰延税金資産の総額の算出にあたって、評価性引当額747百万円を控除しています。
繰延税金資産の発生の主な原因別の内訳は、責任準備金4,839百万円、退職給付引当金926百万円、支払備金408百万円、価格変動準備金2,167百万円、有価証券414百万円、為替ヘッジ750百万円、政策投資保有株式の空売り155百万円および繰越欠損金1,446百万円です。
繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は、その他有価証券評価差額金8,071百万円です。
20. 1株当たりの純資産額は1,907円49銭です。算定上の基礎である純資産の部の合計は32,220百万円、期末普通株式数は16,891千株です。
21. 親会社株式の額はありません。
22. 子会社株式の額はありません。
23. 支払備金の内訳は次のとおりです。
24. 責任準備金の内訳は次のとおりです。
25. 上記における親会社、子会社の定義は、会社計算規則第2条に基づいています。
26. 金額は記載単位未満を切り捨てて表示しています。
⦅金融商品に関する注記⦆
(1) 金融商品の状況に関する事項
① 金融商品に対する取組方針
当社は、損害保険事業を行っており、資産の運用に当たっては、損害保険会社の事業が公共性、社会性の高いものであることを鑑み、安全性、流動性を重視しつつ中長期的な収益確保を目指すことを基本とし、債券、特に確定利付債での運用を中心にしています。また、運用に係る各種リスクの抑制を図るため、「統合的リスク管理方針」に定める資産運用リスクの「基本方針」に則り、厳正な運用をしています。
② 金融商品の内容およびそのリスク
当社が保有する金融資産は、債券のほか、株式、投資信託および組合出資金をその他有価証券として中長期的目的で保有しており、これらは、発行体の信用リスク、金利の変動リスクおよび市場価格の変動リスクに晒されています。なお、リスクが高いものとして、流動性に乏しい非上場株式1,278百万円が含まれています。また、外貨建債券および投資信託を保有しており、為替の変動リスクに晒されています。
③ 金融商品に係るリスク管理体制
(ⅰ)信用リスクの管理
当社は、個別取引に際しては、厳正に信用リスクの分析・審査を行ったうえ、投融資を実施しています。
与信管理は、「資産自己査定基準」に従い、各関連部署により行われ、内部監査部がその手続きおよび結果の妥当性について検証をしています。貸付金は、銀行・政府保証および優良有価証券担保(国債等の債券・優良株式)の貸付を基本にしています。有価証券は「資産運用リスク管理規程 実務基準書」に基づき、発行体の格付け等を基準に銘柄の選別を厳しく行い、また、危険分散のため、同一銘柄への投資は過度に集中しないよう努めています。発行体の信用リスクに関しては、その信用情報や時価の把握に努め、適切な管理をしています。
これらの実施状況については資産運用リスク管理部会およびリスク管理委員会を通じ、定期的に取締役会へ報告しています。
(ⅱ)市場リスクの管理
次のリスクについてはVaR等によりリスク量の計測、ストレステストを実施し、適切に管理しています。その管理状況については資産運用リスク管理部会およびリスク管理委員会を通じ、定期的に取締役会へ報告しています。
a.金利リスクの管理
当社は、有価証券の残高、含み損益の把握に加え、保有債券の金利感応度分析等により、リスクの把握・管理をしています。また、「統合的リスク管理規程 実務基準書」および「資産運用リスク管理規程 実務基準書」に基づき、統合的リスク管理部門であるリスク管理部、資産運用リスク管理部門であるリスク管理部において、金融資産および負債の金利や期間を総合的に把握するとともに、資産と負債のギャップ分析や金利感応度分析等のモニタリングをしています。
b.為替リスクの管理
当社は、外貨建債券等については、投資額の総資産に対する割合を抑えながら、また、償還年月を分散することや為替ヘッジを行うことにより、為替リスクに対応しています。
c.価格変動リスクの管理
有価証券を含む投資商品の運用・管理については、半期毎に策定する「投資運用方針」、「職務権限規程」および「資産運用リスク管理規程 実務基準書」に従っています。国内株式の多くは、営業と密接な関係のある政策目的で保有しているものであり、取引先の市場環境や財務状況などをモニタリングしており、価格変動リスクの減殺を目的とし、信用取引を行うことがあります。また、株式ヘッジにより、価格変動のリスクの削減を行っています。
④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれています。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
(2) 金融商品の時価等に関する事項
貸借対照表計上額、時価およびこれらの差額については、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表に含まれていません。((注2)参照)
(単位:百万円)
(*1) 貸付金に対応する一般貸倒引当金を控除しています。
(*2) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しています。
(注1) 金融商品の時価の算定方法
資産
1. 現金及び預貯金
短期であるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によります。
2. 買入金銭債権
買入金銭債権は取引金融機関から提示された価格等によっています。
3. 有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっており、債券は取引所の価格または取引金融機関から提示された価格によります。また、投資信託については、公表されている基準価格等によります。組合出資金については、組合財産を時価評価できるものには時価評価を行ったうえ、当該時価に対する持分相当額を組合出資金の時価とみなして計上しています。
なお、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項は、以下のとおりです。
(1) 売買目的有価証券はありません。
(2) 満期保有目的の債券はありません。
(3) 責任準備金対応債券はありません。
(4) その他有価証券の当事業年度中の売却額は101,507百万円であり、売却益の合計額は7,150百万円、売却損の合計額は1,320百万円です。また、その他有価証券において、種類ごとの貸借対照表計上額、取得原価または償却原価およびこれらの差額については、次のとおりです。
(単位:百万円)
(5) 上記の表中にある「取得原価」は減損処理後の帳簿価額です。当事業年度において、その他有価証券で時価のあるものについて389百万円減損処理しています。
(6) 当事業年度中において、保有目的が変更となった有価証券はありません。
4.貸付金
保険約款貸付は、当該貸付を解約返戻金の範囲内に限るなどの特性により返済期限を設けておらず、返済見込み期間および金利条件等から、時価は帳簿価額と近似しているものと想定されるため、帳簿価額を時価としています。
5.デリバティブ取引
注記事項を参照してください。
(注2) 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は、次のとおりであり、「(Ⅱ)有価証券」には含めていません。
(単位:百万円)
(*1)当事業年度において、その他有価証券で時価を把握することが極めて困難と認められるものについて4百万円減損処理をしています。
(*2)非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、時価開示の対象とはしていません。
(*3)出資証券については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、時価開示の対象とはしていません。
(注3)金銭債権および満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:百万円)
(※) 貸付金のうち、期間の定めのないもの278百万円は含めていません。
損益計算書に関する注記
1. 関係会社との取引による収益総額は5百万円、費用総額は299百万円です。
2. (1) 正味収入保険料の内訳は次のとおりです。
(2) 正味支払保険金の内訳は次のとおりです。
(3) 諸手数料及び集金費の内訳は次のとおりです。
(4) 支払備金繰入額(△は支払備金戻入額)の内訳は次のとおりです。
(5) 責任準備金繰入額(△は責任準備金戻入額)の内訳は次のとおりです。
(6) 利息及び配当金収入の内訳は次のとおりです。
3. 損害調査費並びに営業費及び一般管理費として計上した退職給付費用は179百万円であり、その内訳は次のとおりです。
4. 当期における法定実効税率は28.00%です。
5. 1株当たりの当期純利益は22円40銭です。算定上の基礎である当期純利益は377百万円、普通株式に係る当期純利益は377百万円、普通株式の期中平均株式数は16,868千株です。
6. 関連当事者との重要な取引は下記のとおりです。
(単位:百万円)
(注1) 取引条件および取引条件の決定方針等
貸付利率は市場金利をベースに設定し、貸付期間等についても一般の取引条件と同様に決定しています。
7. 上記における親会社、関係会社の定義は、会社計算規則第2条に基づいています。
8. 金額は記載単位未満を切り捨てて表示しています。
株主資本等変動計算書に関する注記
1. 発行済株式の種類および総数ならびに自己株式の種類および株式数に関する事項
(単位:千株)
(注1) 普通株式の自己株式の株式数の減少414千株は、自己株式の消去による減少です。
(注2) 優先株式の取得請求権の行使により、当社が優先株式2,084千株を取得するのと引換に普通株式8,336千株を交付しています。2018年4月2日に行われた当社取締役会議により当社が取得し保有する種類株式のすべてを消却しています。
2. 新株予約権および自己新株予約権に関する事項
該当事項はありません。
3.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
①金銭による配当金支払額
該当事項はありません。
②金銭以外による配当金支払額
(注) 1株当たり配当額は定めていません。
(2)基準日が当事業年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が当事業年度後となるもの
該当事項はありません。
4.金額は記載単位未満を切り捨てて表示しています。
キャッシュ・フロー計算書に関する注記
1. 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は次のとおりです。
2. 投資活動によるキャッシュ・フローには、保険事業に係る資産運用業務から生じるキャッシュ・フローを含んでいます。
(5)1株当たり配当等
(6)1株当たり純資産額
(単位:円)
(7)従業員1人当たり総資産
(単位:百万円)
なお、文中の将来に関する事項は、別段の表示がない限り、本書提出日時点において当社グループが判断したものです。
<当社グループ全般に係るリスク>1 事業環境に関するリスク
(1) 経済環境について
当社グループが営むクレジットカード事業、銀行事業、証券事業、保険事業の各セグメントは国内外の経済環境に影響を受けるため、景気後退に伴う雇用環境、所得環境、個人消費等の悪化により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(2) インターネットの利用について
当社グループは、インターネット技術を活用して多様なサービスを提供しています。このため、インターネットの利用を制約するような法規制、個人情報管理の安全性を中心とした情報セキュリティに対する問題意識の拡がり等の外部要因等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループでは、インターネット広告等に係る売上高が一定の比率を占めていますが、インターネット広告等に関する法規制、個人情報管理の安全性を中心とした情報セキュリティに対する問題意識の拡がり等の外部要因等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(3) 業界における技術変化等について
当社グループが営む各事業では、技術分野における進歩及び変化が著しく、当社グループのサービスにおいてもこれらの変化等に対応していく必要があります。しかしながら、何らかの要因により、当社グループにおいて当該変化等への対応が遅れた場合、当社グループ提供サービスの陳腐化、競争力低下等が生じる可能性があります。また、対応可能な場合であったとしても、既存システム等の改良、新たな開発等による費用の増加等が発生する可能性があり、これらの動向及び対応によっては当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループ事業運営の障害となりうる技術が開発される可能性もあり、このような技術が広く一般に普及した場合には当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
2 楽天グループとの関係に関するリスク
(1) 楽天グループとの関係について
・楽天グループにおける位置づけ
楽天株式会社は、当社議決権の100%を有する親会社であります。当社グループは楽天グループに属しており、楽天グループのビジネスセグメントにおいてはFinTechセグメントに属しております。なお、ポイントプログラム等の取引関係があり、当該取引の条件については、アームス・レングス・ルールに基づき適切に決定しております。
・役員の兼任
下記の者は本書提出日現在において、当社の役員と楽天株式会社の役職員を兼務しております。
当社グループに対する楽天株式会社の議決権保有割合の変更などの理由により、当社グループと楽天グループの関係が変動すると、これらの人的関係も変動する可能性があります。
氏名 | 当社における役職 | 楽天株式会社における役職 | 就任理由 |
穂坂 雅之 | 代表取締役社長 (常勤) | 楽天株式会社 代表取締役副会長執行役員 | グループ経営全般に係る意思決定と経営の監督を適切に遂行できる知見や経験、判断力を有するため |
廣瀬 研二 | 取締役 (非常勤) | 楽天株式会社 副社長執行役員 CFO | グループ経営全般に係る意思決定と経営の監督を適切に遂行できる知見や経験、判断力を有するため |
氏名 | 当社における役職 | 楽天株式会社における役職 | 就任理由 |
中村 晃一 | 取締役 (非常勤) | 楽天株式会社 常務執行役員 | グループ経営全般に係る意思決定と経営の監督を適切に遂行できる知見や経験、判断力を有するため |
百野 研太郎 | 取締役 (非常勤) | 楽天株式会社 副社長執行役員 COO | グループ経営全般に係る意思決定と経営の監督を適切に遂行できる知見や経験、判断力を有するため |
平本 公秀 | 監査役 (非常勤) | 楽天株式会社 社外監査役(常勤) | グループ全般の経営の監督を適切に遂行できる知見や経験、判断力を有するため |
東林 知隆 | 監査役 (非常勤) | 楽天株式会社 ファンクションCCO 国際部 ジェネラルマネージャー | グループ全般の経営の監督を適切に遂行できる知見や経験、判断力を有するため |
(2) 楽天株式会社との資本関係等に関するリスク
楽天株式会社は、当社議決権の100%を有する親会社でありますので、取締役、監査役の選任・解任や定款の変更および剰余金の処分など、株主総会決議が必要となる事項に関して、重要な影響を及ぼす可能性があります。
(3) 楽天等のブランド利用等に関するリスク
当社、及び当社グループは、楽天株式会社と経営基本契約、並びに経営管理契約を締結し、それに基づき「楽天」等のブランド利用等をしております。それに伴い、楽天株式会社にブランドロイヤリティフィーを支払っております。
当社が楽天株式会社の子会社・関連会社等でなくなった場合等には、「楽天」等のブランド利用等ができない、または利用条件が制限される可能性があり、この場合には、当社、及び当社グループの経営成績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、楽天株式会社や、当社グループを除くその他の楽天グループ会社において、行政処分等に伴うマイナスイメージが生じた場合や、商品やサービス等に関する不信感や不祥事等が生じる等により、楽天グループ全体のブランドに影響した場合には、当社グル―プの経営成績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(4) 楽天グループ間の業務提携に関するリスク
当社グループは、楽天株式会社との間でポイントプログラムでの提携や、楽天ペイメント株式会社との間で決済等に係る様々な提携を行っており、当社が楽天株式会社の子会社・関連会社等でなくなった場合等には、この提携が制限、解除等される可能性があり、その場合には、当社グループの経営成績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、楽天グループとの取引が減少した場合には、当社グループの経営成績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
3 競合に関するリスク
当社グループが営む各セグメントには、多くの企業が参入しておりまた今後参入してくる可能性があり、激しい競合状況にあります。そのため、収益の悪化や各種プロモーションに係る費用等が増加する等の事態により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、引き続き、顧客ニーズ等への対応を図り、サービスを拡大していく方針ですが、競合他社が画期的なサービスを展開する等の結果、これらの取組が予測通りの成果をあげられない可能性があり、当社グループの業績が悪化する可能性がある他、設備投資や広告宣伝費等の費用の増加を余儀なくされる可能性もあり、係る場合には当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
4 法的規制等に関するリスク
当社グループにおいては、「割賦販売法」、「貸金業法」、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」、「利息制限法」、「資金決済に関する法律」、「銀行法」、「金融商品取引法」、「金融商品販売法」、「商品先物取引法」、「信託業法」、「保険業法」、「犯罪収益移転防止法」、「個人情報の保護に関する法律」、「宅地建物取引業法」、「特定商取引に関する法律」、「不当景品類及び不当表示防止法」その他の法令、金融関連諸法規、監督官庁の指針、業界団体等の自主規制機関による諸規則等の適用を受けています。サービスを提供するために必要な許認可につき、将来、何らかの事由により業務の停止、免許等の取消等があった場合、また、法令諸規則、監督官庁の政策、規制、監督指針等が新設され、又はこれらにつき当該サービスにとって不利益な変更等が行われた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
5 金融コングロマリットであることに係るリスク
当社グループにおいては、金融庁組織規則に規定される金融コングロマリットに該当しております。そのため、金融庁の定める、金融コングロマリット監督指針に基づき、グループガバナンス体制を構築し、業務の健全性、適切性を確保しております。しかしながら、何らかの理由により監督官庁から行政処分等を受けた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
6 資金調達に関するリスク
当社グループにおいては、運転資金の調達を顧客からの預金及び金融機関からの借入金、金融市場からの直接調達等により賄っております。したがって経済環境が悪化した場合、顧客からの預金の受け入れが減少することや、金融機関の与信方針が変更されて金融機関からの借入が困難になることや、金融市場の悪化により金融市場からの直接調達が困難になること、等が予想され、係る場合には当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
締結しているコミットメントライン契約等借入に係る契約には財務制限条項が規定されている場合があり、当社グループ及び各社の経営成績、財政状態又は信用力が悪化した場合には、これらの条項に基づき既存借入金の一括返済、金利及び手数料率の引上げ又は新たな担保権の設定を迫られる可能性があります。今後の資金調達については、金融市場が不安定な場合や、当社グループの信用力の悪化により格付機関から当社に付与されている信用格付が引き下げられた場合等においては、当社グループにとって好ましい条件で適時に資金調達をできる保証はなく、当社グループのサービス展開の制約要因となる可能性があるほか、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
7 繰延税金資産に関するリスク
当社及び一部の連結子会社においては、国際会計基準(IFRS)に基づき、将来における税金負担額の軽減効果を繰延税金資産として計上しています。繰延税金資産の計算は、事業の見通しに基づく将来の課税所得に関する見積りを含めた様々な予測・仮定に基づいており、実際の結果がかかる予測・仮定とは異なる可能性があります。将来の課税所得の見積りに基づいて、当社及び当該子会社が繰延税金資産の一部又は全部の回収ができないと判断された場合や税制及び会計基準の変更が行われた場合、当該繰延税金資産は減額され、その結果、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
8 のれんに関するリスク
当社グループは、連結財務諸表について国際会計基準(IFRS)を適用しており、毎期減損テストを実施しております。のれんの対象会社における経営成績悪化等により、回収可能価額がのれんの帳簿価額を下回る場合には、のれんの減損処理を行う必要が生じる可能性があり、かかる場合には当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
9 マーケットに関するリスク
(1) 有価証券等の価格変動リスク
当社グループは、有価証券、金銭信託等の金融商品を多く保有しています。これらの有価証券等は金融商品市場の動向等による価格等が変動するため、これらの価格が減価した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(2) 為替変動リスク
当社グループが行う外貨建投資及び外貨建取引について外貨建で実行するものは、経済動向を注視しつつ、為替変動リスクを適切にヘッジすることを目指しています。また、当社グループの海外関係会社の業績、資産及び負債について現地通貨で発生したものは、円換算した上で連結財務諸表を作成しています。一方で為替変動に伴うリスクを完全に回避することは難しく、外国為替市場における変動等が当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
10 信用リスク
当社グループでは、個人・法人向けに貸付債権を保有している他、国債・社債などの債券を保有しております。経済状況が悪化した場合及び債務者・債券の発行体の信用状況が著しく悪化した場合、当該貸付債権・保有債券の信用力が低下し、元利金の支払いが不履行となる可能性があるとともに、当該貸付債権への引当金計上や保有債券の市場価格に悪影響を及ぼす事で、当社グループの業績および財政状態に悪影響を与える可能性があります。また、市場リスクをヘッジするために行っている金利スワップ、通貨スワップ、為替先物、株式指数オプションなどのデリバティブ取引についても、カウンターパーティリスクがあります。また、デリバティブ取引上のカウンターパーティの義務について不履行が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。
11 リスク管理の有効性について
近年金融市場においては、市場の急激かつ大規模な変動や混乱がたびたび生じています。当社グループにおいては、リスク管理方針及び手続を整備し運用していますが、当社グループにおけるリスク管理方針及び手続の一部は、金融市場において将来発生する種々のリスクを必ずしも正確に予測することができず、有効に機能しない可能性があり、その結果、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
12 コンプライアンスに関するリスク
(1) 法的規制等の適用の可能性について
当社グループでは法令遵守を重要な企業の責務と位置付け、コンプライアンス体制を強化して法令遵守の徹底を図っていますが、役員及び従業員による個人的な不正行為等を含めコンプライアンスに関するリスクもしくは社会的に信用が毀損されるリスクを回避できない可能性があり、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(2) 訴訟等の可能性について
当社グループが提供している各種サービスのご利用者に対し、システム障害等によって損害を与えた場合等においては、当社グループに対して訴訟を提起される可能性、またはその他の請求を受ける可能性があります。また、当社グループのサービスに関連する技術革新のスピードが速く、新たに発生したまたは今まで顕在化しなかったビジネスリスクによって、現在想定されない訴訟等が提起される可能性もあります。
一方、当社グループが第三者に何らかの権利を侵害され、又は損害を被った場合に、当社の権利が保護されない可能性や、訴訟等による当社グループの権利保護のために多大な費用を要する可能性もあります。かかる場合には、その訴訟等の内容又は請求額によっては、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
13 業務委託・提携等に関するリスク
当社グループは、(株)ジェーシービー、米Mastercard, Inc.、米Visa, Inc.、米American Express International, Inc.等のクレジットカードの国際ブランド会社との契約に基づきクレジットカードサービスを提供していますが、これら提携先との関係が悪化した場合には経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、楽天銀行株式会社は、独自のATM網を有していないため、ATMの利用に関わる契約を締結している(株)三菱UFJ銀行、(株)みずほ銀行、(株)セブン銀行、(株)ゆうちょ銀行及び(株)イオン銀行等との関係が悪化した場合又はこれらの業務もしくはシステムに支障が生じた場合等、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
また、当社グループでは海外における事業活動を遂行するために、他の企業との提携を行っております。
楽天銀行株式会社は台湾においてIBF Financial Holdings Co., Ltd.(旧 Waterland Financial Holdings Co., Ltd)と共同で、銀行業務開始に向けた対応を行っております。楽天証券株式会社はマレーシアにおいてKenanga Investment Bank Berhadと合弁会社を設立し、証券業務を行っております。これら業務提携先との関係が悪化した場合、またはこれらの業務に支障が生じた場合等では、当社グループの事業や経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
14 国際事業展開に関するリスク
当社グループは、収益機会の拡大に向けてグローバル展開を主要な経営戦略の一つとして掲げ、今後とも、海外でのサービスの充実を図っていく予定です。
他方、海外でサービスを展開していく上では、言語、地理的要因、法制・税制度を含む各種規制、自主規制機関を含む当局による監督、経済的・政治的不安、通信環境や商慣習の違い等の様々な潜在的リスク及び特定の国や地域又はグローバルにおいて競争力を有する競合他社との競争が熾烈化するリスクが存在します。更には、外国政府及び国際機関により関係する諸規制が突然変更されるリスクも存在します。当社グループが、これらのリスクに対処できない場合、当社グループの国際事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
なお、サービスの国際展開においては、サービスの立上げ時に、現地における法人設立、人材の採用、システム開発等に係る経費が新規に発生するほか、既存サービスにおいても、戦略的にビジネスモデルを変更する場合等においては、追加的な支出が見込まれることから、これらの費用が一時的に当社グループの利益を圧迫する可能性があります。また、新たな拠点において安定的な収益を生み出すためには、一定の期間が必要なことも予想されます。従って、係る投下資本の回収に一定の期間を要する又はできない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
15 人材に関するリスク
当社グループのサービスにおいては、金融及びインターネット等の分野において専門性を有する人材が必要であり、今後とも業容拡大及び国際展開に応じて継続した人材の確保を行うことが欠かせません。今後、各サービス分野及び地域における人材獲得競争の激化や市場ニーズの変化等により、優秀な人材の獲得が困難となる場合や、在職する人材の社外流出が生じた場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
16 情報セキュリティ、システム及び通信ネットワークに関するリスク
当社グループは、顧客に関する情報を有しており、個人情報保護法が定めるところの個人情報取扱事業者にあたります。当社グループは、利用者のプライバシー及び個人情報の保護に最大限の注意を払い、適切な情報管理を行っていますが、不正アクセス等による情報の外部への漏洩や悪用等の可能性を完全に排除することは困難であり、これらが発生した場合に法的紛争に巻き込まれる可能性があるほか、内外監督官庁からの処分を受ける可能性があり、係る場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループサービスの多くは、コンピュータシステムを結ぶ通信ネットワークを通じて提供されていますが、通信ネットワークに生じた障害や、ネットワーク又はコンピュータシステム上のハードウエアもしくはソフトウエアの不具合・欠陥、コンピュータウィルス・マルウェア等外部からの不正な手段によるコンピュータシステム内への侵入等の犯罪行為や役職員の過誤等により、正常なサービスの提供に支障を生じる可能性があるほか、当社グループサービスの不正な利用、重要なデータの消去又は不正取得等が発生する可能性もあります。
これら事由によるサービスの停止や機能低下が生じた場合、収益機会の喪失、当社グループのシステム自体への信頼性低下又は損害賠償請求等が生じる可能性のほか、監督官庁からの処分等を受ける場合があります。
更に、当社グループサービスの不正な利用については、適切な求償先を求めることができない場合、当社グループの損害となります。係る場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
17 事務・オペレーションリスク
当社グループは、業務の遂行において各種情報システムの活用や担当者以外の第三者が業務内容を二重に確認する再鑑制度の実施等、業務の正確性、効率性を高めるための様々な取組を実施しています。しかしながら、一部においては専用の情報システムが導入されておらず人的な対応に委ねられている業務もあり、役職員の誤認識、誤操作等により事務手続のミスが発生する可能性があります。業務の性質によっては、事務手続のミスが安定的なサービスの供給の妨げ、経済的な損失、個人情報等の流出等に繋がる可能性があり、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社グループは、社内規範や事務手続の標準化及び文書化に取り組んでいますが、当社グループの急速な拡大に伴う事務量の増加、新サービスの導入等により、業務遂行に必要な知識の共有、継承が不十分になる可能性があり、その結果生じ得る事務手続のミスの増加や生産性の低下が、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
18 風評リスク
当社グループを対象に、当社グループに関する様々な内容の報道や情報の流布が行われることがあります。これら報道や情報の流布については、必ずしも正確な情報に基づいていないものや、憶測に基づいたものも含まれていますが、それらの内容の正確性や当社グループの該当有無に関わらず、当社グループサービスの利用者や投資者等の認識又は行動に影響を及ぼす可能性が考えられます。これらの報道や情報の流布の内容、規模等によっては、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
19 災害紛争事故に関するリスク
地震、台風、津波等の自然災害、火災、停電、未知の感染症の拡大、国際紛争等が発生した場合、当社グループのサービス運営に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
また、当社グループの主要な拠点において大規模な自然災害等が発生した場合には、サービスの提供等が停止する可能性もあり、係る場合には、当社グループの信頼性やブランドイメージを毀損するだけでなく、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
<各セグメントに係るリスク>1 クレジットカード事業セグメントに係るリスク
クレジットカード事業セグメントは、主として楽天カード株式会社が業務運営をしております。
楽天カード株式会社においては、主に個人顧客を対象とし、また、運転資金の調達を債権流動化と金融機関からの借入金等により賄っていることから、経済環境が悪化し、消費低迷による借入需要の減退、失業率の上昇による自己破産又は多重債務者の増加等が生じた場合、金融市場の情勢変化による金融機関の与信方針の変更があった場合、当社グループの信用状態が悪化した場合等には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、クレジットカード決済等における加盟店契約業務を提供しており、加盟店からの手数料を主な収入源としているため、加盟店契約獲得の減退、競争激化による加盟店の流出等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。その他、クレジットカードの不正利用等の増加により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性や、貸倒リスクを軽減するための与信管理システムの維持・運営や、債権回収のノウハウを持つ人材の確保に重大な問題が生じた場合、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社の2007年12月31日以前の貸付契約のごく一部には、利息制限法上の上限利息を超過する利息の定めがあるため、何らかの要因により、当社の引当金算出の前提となる平均請求額等が増加する場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、クレジットカード事業セグメントでは、不動産への投資も行っており、投資資産の価格は変動する可能性があり、その価値は将来著しく下落する可能性があります。係る場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
2 銀行事業セグメントに係るリスク
銀行事業セグメントは、主として楽天銀行株式会社が業務運営をしております。
楽天銀行株式会社は、銀行法に基づく金融庁の監督を受けております。法令により定められる自己資本比率が、最低自己資本比率を下回るような場合には、金融庁から営業の全部または一部の停止を含む行政上の措置が課される可能性があり、係る場合には当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、金融庁やその他関係当局は、随時楽天銀行株式会社の検査を行う権限を有しております。また、楽天銀行株式会社は登録金融機関として外国為替証拠金取引を取り扱っており、金融商品取引法その他の関係法令および一般社団法人金融先物取引業協会の規則を遵守するとともに、各種禁止行為を行うことが禁じられ、金融商品取引法に基づく金融庁の監督を受けております。
また、楽天銀行株式会社においては、有価証券が当該事業の運用資産の一部を占めており、運用収益に一定程度影響を及ぼす可能性があります。運用資産としては、貸出債権の他に、債券、証券化・流動化商品等の多様な金融商品での運用を行っています。金融商品の運用による収益は、金利、外国為替、市場変動、債務者の信用リスク等により大きく影響を受けることがあり、これらの運用により当該事業が損失を計上した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、貸出債権については、経済動向の悪化、債務者の信用状況の悪化、会計基準の変更、保証会社の信用状況の変化、保証履行状況の変化等により貸倒引当金及び保証料等与信関連費用が増加する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、楽天銀行株式会社では、インターネット・バンキングサービスを行っています。当該サービスにおいては、普通預金の引出し、定期預金の解約、他の金融機関への送金又は振込がインターネット上で行えるため、楽天銀行株式会社及び当社グループのレピュテーションに影響を及ぼす風評が流布される等、不測の事態が発生した場合には、預金の流出が通常の銀行と比較して速いペースで進展する可能性があり、予想を超えた著しい資金流出が起こった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
3 証券事業セグメントに係るリスク
証券事業セグメントは、主として楽天証券株式会社が業務運営をしております。
楽天証券株式会社には、金融商品取引法に基づく金融商品取引業の登録等を受けており、金融商品取引法、及び同法施行令等の関連業法の適用を受けております。法令により定められる自己資本規制比率が、最低自己資本規制比率を下回るような場合には、金融庁から営業の全部または一部の停止を含む行政上の措置が課される可能性があり、係る場合には当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
また、楽天証券株式会社は、個人顧客を対象に、株式信用取引、外国為替証拠金取引、投資信託販売、債券取引、先物・オプション取引、海外先物取引、商品先物取引等のサービスを提供しており、委託手数料をその主要な収入源としているため、証券市場等の金融市況の影響を受けています。金融市況は、経済情勢、世界各国の市場動向、政治動向及び規制動向、並びに投資家心理等の影響を受けており、市場低迷が生じた場合や、株式相場の急激な変動等に伴う信用取引高の減少及び顧客への信用取引貸付金等の未回収等が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
4 保険事業セグメントに係るリスク
保険事業セグメントは、主として楽天生命保険株式会社、楽天損害保険株式会社等が業務運営をしております。
楽天生命保険株式会社は、保険業法やその他関連規制により金融庁の監督を受けております。主として契約者保護を目的とした保険業法やその他関連規制により、業務範囲の制限、資産運用における運用方法の制限、また、準備金、ソルベンシー・マージン比率の維持に関する規定がおかれております。金融庁は、免許の付与・取消しや情報の提供、帳簿や記録の検査など、広範な権限を保持しております。保険商品の導入や改定については、金融庁の許認可が必要となります。このため、上述事項等に対し、金融庁から行政上の措置が課された場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
楽天生命保険株式会社においては主に個人向け保障性生命保険商品を販売しており、保険契約者からの保険料収入を主な収入源としています。当該サービスは、保険料設定時の予測を超えた死亡率・入院率等保険事故発生率の増加、資産運用環境等の変化による運用資産価値の減少、新規契約の減少や解約契約の増加等による保有契約の著しい減少が生じた場合、また法令上求められる将来の保険金・給付金の支払いに備えた責任準備金がその前提となる状況の変化によって積立不足を生じ、繰入額の増加が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
楽天損害保険株式会社は、保険業法やその他関連規制により金融庁の監督を受けております。主として契約者保護を目的とした保険業法やその他関連規制により、業務範囲の制限、資産運用における運用方法の制限、また、準備金、ソルベンシー・マージン比率の維持に関する規定がおかれております。金融庁は、免許の付与・取消しや情報の提供、帳簿や記録の検査など、広範な権限を保持しております。保険商品の導入や改定については、金融庁の許認可が必要となります。このため、上述事項等に対し、金融庁から行政上の措置が課された場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
楽天損害保険株式会社においては自動車保険、火災保険を中心に、さまざまなリスクを補償する損害保険商品を販売しており、保険契約者からの保険料及び資産運用による収益を主な収入源としています。このため、新規契約の減少や解約契約の増加等による保有契約の著しい減少が生じた場合、また安定した資産運用収益を得るため投資を行っている国内外の有価証券等について資産運用環境等の変化による運用資産価値の減少が生じた場合、当社グループの経営成績や財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。また、自然災害の発生等により多額の保険金支払いが生じた場合に備えて再保険の活用や異常危険準備金等の積み立てを行っていますが、予測の範囲を上回る頻度や規模の保険金支払いが生じた場合に、当社グループの経営成績や財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。
(注) 参考情報として、2019年4月1日付で当社に承継された、楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社の連結財務諸表(日本基準)または財務諸表(日本基準)は以下のとおりです。
①楽天銀行株式会社
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円) | ||
前連結会計年度 (2018年3月31日) | 当連結会計年度 (2019年3月31日) | |
資産の部 | ||
現金預け金 | 467,807 | 791,476 |
コールローン | 45,000 | 18,000 |
買入金銭債権 | 844,278 | 1,043,414 |
有価証券 | 133,295 | 113,352 |
貸出金 | 801,841 | 952,178 |
外国為替 | 14,953 | 11,240 |
その他資産 | 36,289 | 56,297 |
有形固定資産 | 2,073 | 1,979 |
建物 | 416 | 378 |
その他の有形固定資産 | 1,656 | 1,601 |
無形固定資産 | 6,777 | 7,814 |
ソフトウェア | 5,454 | 6,171 |
ソフトウェア仮勘定 | 1,084 | 1,438 |
のれん | 238 | 203 |
その他の無形固定資産 | 0 | 0 |
繰延税金資産 | 2,017 | 2,125 |
支払承諾見返 | 570 | 994 |
貸倒引当金 | △1,393 | △1,668 |
資産の部合計 | 2,353,510 | 2,997,205 |
(単位:百万円) | ||
前連結会計年度 (2018年3月31日) | 当連結会計年度 (2019年3月31日) | |
負債の部 | ||
預金 | 2,010,131 | 2,611,219 |
借用金 | 189,750 | 189,750 |
外国為替 | 156 | 192 |
社債 | 4,000 | ― |
その他負債 | 37,966 | 64,747 |
賞与引当金 | 347 | 374 |
役員賞与引当金 | 3 | 3 |
退職給付に係る負債 | ― | 121 |
睡眠預金払戻損失引当金 | 19 | 71 |
ポイント引当金 | 196 | 191 |
支払承諾 | 570 | 994 |
負債の部合計 | 2,243,143 | 2,867,666 |
純資産の部 | ||
資本金 | 25,954 | 25,954 |
資本剰余金 | 2,468 | 2,468 |
利益剰余金 | 81,747 | 100,786 |
株主資本合計 | 110,169 | 129,208 |
その他有価証券評価差額金 | 71 | 504 |
繰延ヘッジ損益 | 125 | △175 |
退職給付に係る調整累計額 | ― | 0 |
その他の包括利益累計額合計 | 197 | 329 |
純資産の部合計 | 110,367 | 129,538 |
負債及び純資産の部合計 | 2,353,510 | 2,997,205 |
(2)連結損益計算書
(単位:百万円) | ||
前連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | |
経常収益 | 79,720 | 87,720 |
資金運用収益 | 52,819 | 57,019 |
貸出金利息 | 42,796 | 44,934 |
有価証券利息配当金 | 260 | 213 |
コールローン利息 | 8 | 3 |
債券貸借取引受入利息 | ― | 0 |
預け金利息 | 234 | 219 |
その他の受入利息 | 9,520 | 11,648 |
役務取引等収益 | 22,386 | 25,339 |
その他業務収益 | 3,400 | 3,869 |
その他経常収益 | 584 | 858 |
償却債権取立益 | 3 | 3 |
その他の経常収益 | 581 | 855 |
信託報酬 | 529 | 633 |
経常費用 | 56,060 | 60,390 |
資金調達費用 | 1,992 | 2,410 |
預金利息 | 1,822 | 2,230 |
コールマネー利息 | △14 | △10 |
債券貸借取引支払利息 | ― | 0 |
借用金利息 | 0 | 0 |
社債利息 | 36 | 19 |
その他の支払利息 | 147 | 169 |
役務取引等費用 | 29,723 | 31,378 |
その他業務費用 | ― | 21 |
営業経費 | 23,484 | 25,881 |
その他経常費用 | 860 | 698 |
貸倒引当金繰入額 | 736 | 444 |
その他の経常費用 | 123 | 254 |
経常利益 | 23,660 | 27,329 |
特別利益 | 2 | ― |
金融商品取引責任準備金取崩額 | 2 | ― |
特別損失 | 106 | 17 |
固定資産処分損 | 52 | 17 |
その他の特別損失 | 54 | ― |
税金等調整前当期純利益 | 23,556 | 27,311 |
法人税、住民税及び事業税 | 6,660 | 8,438 |
法人税等調整額 | 462 | △165 |
法人税等合計 | 7,122 | 8,272 |
当期純利益 | 16,433 | 19,039 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 16,433 | 19,039 |
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円) | ||||
株主資本 | ||||
資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | 株主資本合計 | |
当期首残高 | 25,954 | 2,468 | 65,313 | 93,736 |
当期変動額 | ||||
親会社株主に帰属する 当期純利益 | 16,433 | 16,433 | ||
株主資本以外の項目の 当期変動額(純額) | ― | |||
当期変動額合計 | ― | ― | 16,433 | 16,433 |
当期末残高 | 25,954 | 2,468 | 81,747 | 110,169 |
その他の包括利益累計額 | 純資産合計 | |||
その他有価証券 評価差額金 | 繰延ヘッジ損益 | その他の包括利益 累計額合計 | ||
当期首残高 | △41 | △34 | △75 | 93,660 |
当期変動額 | ||||
親会社株主に帰属する 当期純利益 | ― | 16,433 | ||
株主資本以外の項目の 当期変動額(純額) | 113 | 159 | 273 | 273 |
当期変動額合計 | 113 | 159 | 273 | 16,707 |
当期末残高 | 71 | 125 | 197 | 110,367 |
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円) | ||||
株主資本 | ||||
資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | 株主資本合計 | |
当期首残高 | 25,954 | 2,468 | 81,747 | 110,169 |
当期変動額 | ||||
親会社株主に帰属する 当期純利益 | 19,039 | 19,039 | ||
株主資本以外の項目の 当期変動額(純額) | ― | |||
当期変動額合計 | ― | ― | 19,039 | 19,039 |
当期末残高 | 25,954 | 2,468 | 100,786 | 129,208 |
その他の包括利益累計額 | 純資産合計 | ||||
その他有価証券 評価差額金 | 繰延ヘッジ損益 | 退職給付に係る 調整累計額 | その他の包括 利益累計額合計 | ||
当期首残高 | 71 | 125 | 197 | 110,367 | |
当期変動額 | |||||
親会社株主に帰属する 当期純利益 | 19,039 | ||||
株主資本以外の項目の 当期変動額(純額) | 432 | △301 | 0 | 131 | 131 |
当期変動額合計 | 432 | △301 | 0 | 131 | 19,170 |
当期末残高 | 504 | △175 | 0 | 329 | 129,538 |
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円) | ||
前連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | |
営業活動によるキャッシュ・フロー | ||
税金等調整前当期純利益 | 23,556 | 27,311 |
減価償却費 | 2,494 | 2,573 |
のれん償却額 | 35 | 35 |
貸倒引当金の増減(△) | 611 | 274 |
賞与引当金の増減額(△は減少) | 6 | 27 |
役員賞与引当金の増減額(△は減少) | 0 | ― |
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) | ― | 122 |
ポイント引当金の増減額(△は減少) | 14 | △5 |
睡眠預金払戻損失引当金の増減(△) | 10 | 52 |
その他の引当金の増減額(△は減少) | △2 | ― |
資金運用収益 | △52,819 | △57,019 |
資金調達費用 | 1,992 | 2,410 |
有価証券関係損益(△) | ― | △75 |
固定資産処分損益(△は益) | 52 | 17 |
貸出金の純増(△)減 | △160,874 | △150,337 |
預金の純増減(△) | 403,564 | 601,087 |
借用金の純増減(△) | 40,000 | ― |
預け金(現金同等物を除く)の純増(△)減 | △10,000 | 10,000 |
コールローン等の純増(△)減 | △25,000 | 27,000 |
外国為替(資産)の純増(△)減 | △6,539 | 3,713 |
外国為替(負債)の純増減(△) | △37 | 35 |
買入金銭債権の純増(△)減 | △158,082 | △199,136 |
資金運用による収入 | 52,750 | 56,789 |
資金調達による支出 | △2,232 | △2,504 |
その他 | 17,371 | 6,969 |
小計 | 126,875 | 329,342 |
法人税等の支払額 | △2,787 | △8,801 |
営業活動によるキャッシュ・フロー | 124,087 | 320,541 |
(単位:百万円) | ||
前連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | |
投資活動によるキャッシュ・フロー | ||
有価証券の取得による支出 | △108,125 | △83,550 |
有価証券の売却による収入 | ― | 20,146 |
有価証券の償還による収入 | 104,589 | 83,972 |
有形固定資産の取得による支出 | △787 | △307 |
無形固定資産の取得による支出 | △2,252 | △3,133 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △6,576 | 17,127 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | ||
劣後特約付社債の償還による支出 | ― | △4,000 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | ― | △4,000 |
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 117,510 | 333,668 |
現金及び現金同等物の期首残高 | 340,296 | 457,807 |
現金及び現金同等物の期末残高 | 457,807 | 791,476 |
連結財務諸表の作成方針
(1)連結の範囲に関する事項
①連結される子会社及び子法人等 22社
会社名
楽天信託株式会社
一般社団法人スーパートラストホールディングス
合同会社スーパートラスト1
合同会社スーパートラスト2
合同会社スーパートラスト3
合同会社スーパートラスト4
合同会社スーパートラスト5
合同会社スーパートラスト6
合同会社スーパートラスト7
合同会社スーパートラスト8
合同会社スーパートラスト9
合同会社スーパートラスト10
合同会社スーパートラスト11
合同会社スーパートラスト12
合同会社スーパートラスト13
合同会社スーパートラスト14
合同会社スーパートラスト15
合同会社スーパートラスト16
合同会社スーパートラスト17
合同会社スーパートラスト18
合同会社スーパートラスト19
合同会社スーパートラスト20
②非連結の子会社及び子法人等 4社
会社名
楽天バンクドメインサービス株式会社
トランスバリュードメインサービス株式会社
東松島「絆」太陽光発電所(実績配当型合同運用指定金銭信託)
東松島「絆」太陽光発電所事業信託(単独運用指定金銭信託)
非連結の子会社及び子法人等は、その資産、経常収益、当期純損益(持分に見合う額)、利益剰余金(持分に見合う額)及びその他の包括利益累計額(持分に見合う額)等からみて、連結の範囲から除いても企業集団の財政状態及び経営成績に関する合理的な判断を妨げない程度に重要性が乏しいため、連結の範囲から除外しております。
(2)持分法の適用に関する事項
①持分法適用の非連結の子会社及び子法人等 0社
②持分法適用の関連法人等 0社
③持分法非適用の非連結の子会社及び子法人等 4社
会社名
楽天バンクドメインサービス株式会社
トランスバリュードメインサービス株式会社
東松島「絆」太陽光発電所(実績配当型合同運用指定金銭信託)
東松島「絆」太陽光発電所事業信託(単独運用指定金銭信託)
持分法非適用の非連結の子会社及び子法人等は、当期純損益(持分に見合う額)、利益剰余金(持分に見合う額)及びその他の包括利益累計額(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象から除いても連結財務諸表に重要な影響を与えないため、持分法の対象から除いております。
④持分法非適用の関連法人等 0社
(3)連結される子会社及び子法人等の事業年度等に関する事項
連結子会社の決算日と連結決算日は一致しております。
(4)のれんの償却に関する事項
10年間の定額法により償却を行っております。
連結注記表
記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
子会社、子法人等及び関連法人等の定義は、銀行法第2条第8項及び銀行法施行令第4条の2に基づいております。
1.会計方針に関する事項
(1)有価証券の評価基準及び評価方法
有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法(定額法)、持分法非適用の非連結子会社・子法人等株式については移動平均法による原価法、その他有価証券については原則として連結決算日の市場価格等に基づく時価法(売却原価は主として移動平均法により算定)、ただし時価を把握することが極めて困難と認められるものについては移動平均法による原価法により行っております。
なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理しております。
(2)デリバティブ取引の評価基準及び評価方法
デリバティブ取引の評価は、時価法により行っております。
(3)固定資産の減価償却の方法
①有形固定資産(リース資産を除く)
当行並びに連結される子会社及び子法人等の有形固定資産は、定額法を採用しております。
また主な耐用年数は次のとおりであります。
建 物:3年~18年
その他:2年~20年
②無形固定資産(リース資産を除く)
無形固定資産は、定額法により償却しております。なお、自社利用のソフトウェアについては、当行並びに連結される子会社及び子法人等で定める利用可能期間(主として5年)に基づいて償却しております。
(4)貸倒引当金の計上基準
貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下、「破綻先」という。)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以下、「実質破綻先」という。)に係る債権については、以下のなお書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しております。また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(以下、「破綻懸念先」という。)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断し必要と認める額を計上しております。
上記以外の債権については、過去の一定期間における貸倒実績から算出した貸倒実績率等に基づき計上しております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関連部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しております。
なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額として債権額から直接減額しており、その金額は252百万円であります。
連結される子会社及び子法人等の貸倒引当金は、貸倒懸念債権等特定の債権について、個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。
(5)賞与引当金の計上基準
賞与引当金は、従業員への賞与の支払いに備えるため、従業員に対する賞与の支給見込額のうち、当連結会計年度に帰属する額を計上しております。
(6)役員賞与引当金の計上基準
役員賞与引当金は、役員への賞与の支払いに備えるため、役員に対する賞与の支給見込額のうち、当連結会計年度に帰属する額を計上しております。
(7)ポイント引当金の計上基準
ポイントサービスの将来の利用による負担に備えるため、未利用の付与済ポイントを金額に換算した残高のうち、将来利用される見込額を合理的に見積もり、必要と認める額を計上しております。
(8)睡眠預金払戻損失引当金の計上基準
睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、預金者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生する損失を見積り必要と認める額を計上しております。
(9)退職給付に係る会計処理の方法
従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債務の見込額に基づき計上しております。
①退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定に当たり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。
②数理計算上の差異の費用処理方法
数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(1年)による定額法により案分した額を発生の翌連結会計年度から費用処理しております。
(10)外貨建の資産・負債の本邦通貨への換算基準
当行並びに連結される子会社及び子法人等の外貨建資産・負債は、連結決算日の為替相場による円換算額を付しております。
(11)重要なヘッジ会計の方法
①ヘッジ会計の方法
繰延ヘッジ処理及び金利スワップの特例処理によっております。
②ヘッジ手段とヘッジ対象
・ヘッジ手段…為替予約、通貨スワップ、円金利スワップ
・ヘッジ対象…外貨建有価証券、日本国債等の円貨建有価証券
③ヘッジ方針
行内規程に基づき、市場リスク等をヘッジしております。
④ヘッジ有効性評価の方法
ヘッジ開始時から有効性判定時点までの期間におけるヘッジ対象の対象リスクから生じる価格変動額と、ヘッジ手段の対象リスクから生じる価格変動額とを比較して判断しております。ただし、金利スワップの特例処理の要件に該当する場合は、その判定をもって有効性の評価を省略しております。
なお、当行の一部の外貨建金融資産から生じる為替変動リスクに対するヘッジ会計の方法は、「銀行業における外貨建取引等の会計処理に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第25号 平成14年7月29日。以下、「業種別監査委員会報告第25号」という。)に規定する繰延ヘッジによっております。ヘッジ有効性評価の方法については、外貨建金銭債権債務等の為替変動リスクを減殺する目的で行う通貨スワップ取引及び為替スワップ取引等をヘッジ手段とし、ヘッジ対象である外貨建金銭債権債務等に見合うヘッジ手段の外貨ポジション相当額が存在することを確認することによりヘッジの有効性を評価しております。
(12)消費税等の会計処理
当行並びに国内の連結される子会社及び子法人等の消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
(連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲)
連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、連結貸借対照表上の「現金預け金」のうち、譲渡性預け金以外のものであります。
注記事項
(連結貸借対照表関係)
1.関係会社の株式総額(連結子会社及び連結子法人等の株式を除く)
1百万円
2.貸出金のうち、破綻先債権額は15百万円、延滞債権額は1,294百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号イからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金であります。
3.貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額はありません。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が、約定支払日の翌日から3月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。
4.貸出金のうち、貸出条件緩和債権額はありません。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものであります。
5.破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は1,309百万円であります。
なお、上記2.から5.に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。
6.担保に供している資産は次のとおりであります。
担保に供している資産
買入金銭債権等 246,816百万円
貸出金 94,963百万円
担保資産に対応する債務
借用金 189,200百万円
上記のほか、為替決済、デリバティブ等の取引の担保として、有価証券83,020百万円を差し入れております。
また、その他資産には、先物取引差入証拠金516百万円、金融商品等差入担保金7,342百万円及び保証金8,167百万円が含まれております。
7.貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契約であります。これらの契約に係る融資未実行残高は、422,350百万円であります。このうち原契約期間が任意の時期に無条件で取消可能なものが422,350百万円あります。
なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行残高そのものが必ずしも当行並びに連結される子会社及び子法人等の将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありません。これらの契約は、金融情勢の変化、債権の保全及びその他相当の事由があるときは、当行並びに連結される子会社及び子法人等が実行申し込みを受けた融資の拒絶又は契約極度額の減額をすることができる旨の条項が付けられております。また、契約後も定期的に予め定めている行内手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。
8.有形固定資産の減価償却累計額 2,052百万円
9.当行においては、資金運用の効率化及び代替流動性の確保を目的として取引銀行と当座借越契約を締結しております。
当連結会計年度末における当座借越契約に係る借入金未実行残高等は次のとおりであります。
当座借越極度額の総額 | 10,000百万円 |
借入実行残高 | ―百万円 |
差引額 | 10,000百万円 |
(連結損益計算書関係)
1.「その他の経常費用」には、貸出金償却59百万円を含んでおります。
(連結株主資本等変動計算書関係)
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
(単位:千株) | |||||
当連結会計年度 期首株式数 | 当連結会計年度 増加株式数 | 当連結会計年度 減少株式数 | 当連結会計 年度末株式数 | 摘要 | |
発行済株式 | |||||
普通株式 | 2,349 | ― | ― | 2,349 | |
合計 | 2,349 | ― | ― | 2,349 |
2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項
該当事項はありません。
3.配当に関する事項
該当事項はありません。
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
1.現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
(単位:百万円) | |
現金預け金勘定 | 791,476 |
譲渡性預け金 | ― |
現金及び現金同等物 | 791,476 |
(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当行グループでは、預金業務、為替業務及び個人向け貸出業務を主たる業務としており、個人・法人顧客の双方に普通預金、一般定期預金、外貨普通預金を、個人顧客向けに新型定期預金及び外貨定期預金を各々提供し、また、当該金融負債を主たる原資として、個人顧客向けに保証付無担保カードローン及び住宅ローン等を提供しているほか、有価証券や買入金銭債権の購入、金銭の信託の設定、コールローン等の市場取引、顧客への金融商品販売に付随して発生するデリバティブ・為替関連取引等を実施し、銀行のもつ社会的責任と公共的使命の重みを常に認識し、過度な利益追求等により経営体力を超える運用を行うことを厳に慎み、とりわけ顧客から預った預金については、十分安全性に配慮した運用を実施しております。また、運用調達業務全般にわたり、資産・負債構成の最適化及び適切な水準の自己資本充実度の確保を目的とし、金利感応度、資金流動性、市場流動性等に留意したALM(資産負債総合管理)運営を行っております。
デリバティブ取引に対しては慎重な態度で臨み、投機的な収益獲得手段としては取扱わない方針としております。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当行グループが保有する金融資産は、主として有価証券、買入金銭債権、貸出金です。
有価証券については、主として国債、地方債、社債、外国証券等であり、これらは、それぞれ発行体の信用リスク、金利の変動リスク、市場価格の変動リスク、為替の変動リスク及び流動性リスクに晒されております。買入金銭債権については、主として各種信託受益権であり、これらは、それぞれ発行体及び原資産の信用リスク及び金利の変動リスクなどに晒されております。貸出金については、主として個人顧客に対する保証付貸出金であり、個人顧客及び保証会社の信用リスクに晒されております。業種や地域などの特定集中リスクには、特段晒されておりません。
金融負債については、個人・法人顧客向の普通預金、一般定期預金、外貨普通預金、個人顧客向け新型定期預金のほか、外貨定期預金といった商品を提供しております。新型定期預金については、金利の変動リスクに晒されておりますが、対応した金利スワップ取引を行うことにより、当該リスクをヘッジしております。外貨普通預金・外貨定期預金については、為替の変動リスクに晒されておりますが、対応した為替予約取引を行うことにより、当該リスクをヘッジしております。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
当行グループでは、リスク管理を行うに際しての基本的事項を、「統合的リスク管理基本規程」として制定しております。この中で、管理すべきリスクの種類を、①信用リスク、②市場リスク、③資金流動性リスク、④市場流動性リスク、⑤決済リスク、⑥オペレーショナルリスク(事務リスク、システムリスク等)と分類・特定し、各リスクの管理の基本方針を定めております。また、自己資本の適切性確保を前提として、外部経済環境を考慮に入れつつ、経営戦略の実現及び収益の最大化を図るための、健全かつ最適な運用・調達ポートフォリオの構築を目的とした「ALM規程」を制定しております。
管理すべきリスクの種類については、随時見直しを行い、環境変化に応じて新たに発生したリスクを、管理すべきリスクとして追加することとしています。これらのリスクを総合的に管理する観点から、グループ全体のリスク管理を統括するリスク管理本部を設置し、各リスクについて網羅的、体系的な管理を行っています。また、ALMについては、ALM本部が所管し、運営に当たっております。
当行グループでは、市場リスク及び信用リスクを、自己資本充実度の評価において最も重視すべきリスクの対象とし、各リスクカテゴリーへの自己資本配賦の実施と、その配賦額内へのリスクの抑制というプロセスにより、適切な自己資本充実度を確保できる範囲内でのみリスクを許容する、リスク管理を実施しております。
(4)市場リスクに係る定量的情報
(金利リスクの管理)
当行グループにおいて、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける金融資産は、主として有価証券、買入金銭債権、貸出金であります。
金融負債については、個人・法人顧客向の普通預金、個人顧客向け一般定期預金、新型定期預金のほか、外貨普通預金や外貨定期預金、デリバティブ取引のうち金利スワップ取引であります。当行グループでは、一定の金利変動下において、これらの金融資産及び金融負債を時価評価し、その相殺後純額(以下、「現在価値」)の影響額を、金利変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しております。
現在価値の影響額の算定にあたっては、対象の金融資産及び金融負債を固定金利群と変動金利群に分け、それぞれ金利期日に応じて適切な期間に残高を分解し、期間ごとの金利変動幅を用いております。例えば、2019年3月31日現在、金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、指標となる金利が全て10ベーシス・ポイント(0.1%)上昇した場合、現在価値が529百万円減少し、逆に10ベーシス・ポイント(0.1%)下落した場合、529百万円増加すると認識しております。
なお、当該影響額は、金利とその他のリスク変数との相関を考慮しておらず、また外貨建資産、負債については、2019年3月31日の為替レートをもとに日本円に換算して算出しております。くわえて、10ベーシス・ポイント下落時に、期間によって金利が負値になる場合については、排除しておりません。
(為替リスクの管理)
当行グループにおいて、主要なリスク変数である為替リスクの影響を受ける金融資産は、外国証券、外国為替であります。
金融負債については、預金のうち外貨建普通預金及び外貨定期預金、デリバティブ取引のうち為替予約取引及び為替スワップ取引等であります。当行グループでは、一定の為替変動下において、これらの金融資産及び金融負債に係る現在価値の影響額を、為替変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しております。
現在価値の影響額の算定にあたっては、対象の金融資産及び金融負債を通貨別に分け、当該通貨ごとの為替変動幅を用いております。例えば、2019年3月31日時点で、為替以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、各通貨に対して円が10%上昇した場合、現在価値が17百万円減少し、逆に円が10%下落した場合、17百万円増加すると認識しております。
なお、当該影響額は、為替とその他のリスク変数との相関を考慮しておらず、また、通貨別の現在価値の影響額を、2019年3月31日の為替レートをもとに、日本円に換算して算出しております。
(5)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
2019年3月31日における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められる非上場株式等は、次表には含めておりません。
(単位:百万円) | |||
連結貸借対照表計上額 | 時価 | 差額 | |
(1)現金預け金 | 791,476 | 791,476 | ― |
(2)コールローン | 18,000 | 18,000 | ― |
(3)買入金銭債権(※1) | 1,043,347 | 1,043,771 | 424 |
(4)有価証券 | |||
満期保有目的の債券 | 12,500 | 12,872 | 372 |
その他有価証券 | 100,843 | 100,843 | ― |
(5)貸出金 | 952,178 | ― | ― |
貸倒引当金(※1) | △1,450 | ― | ― |
950,727 | 954,775 | 4,048 | |
(6)外国為替 | 11,240 | 11,240 | ― |
資産計 | 2,928,134 | 2,932,979 | 4,845 |
(1)預金 | 2,611,219 | 2,611,360 | 141 |
(2)借用金 | 189,750 | 189,750 | ― |
負債計 | 2,800,969 | 2,801,110 | 141 |
デリバティブ取引(※2) | |||
ヘッジ会計が適用されて いないもの | 1,134 | 1,134 | ― |
ヘッジ会計が適用されて いるもの | △146 | △146 | ― |
デリバティブ取引計 | 988 | 988 | ― |
(※1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。なお、買入金銭債権に対する貸倒引当金については、重要性が乏しいため、連結貸借対照表計上額から直接減額しております。
(※2)その他資産・負債に計上しているデリバティブ取引を一括して表示しております。
デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で表示しております。
(注1)金融商品の時価の算定方法
資 産
(1)現金預け金
満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。また、譲渡性預け金は、取引金融機関から提示された価格によっております。
(2)コールローン
コールローンについては、残存期間が短期間(1年以内)であり、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
(3)買入金銭債権
買入金銭債権のうち、優先劣後等のように質的に分割されており保有者が複数であるような信託受益権については、取引金融機関から提示された価格によっております。それ以外のものについては、「(5)貸出金」と同様の方法により時価を算定しております。
(4)有価証券
株式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格によっております。
なお、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項については「(有価証券関係)」に記載しております。
(5)貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。一方、固定金利によるものは、貸出金の種類、期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額を同様の新規貸出を行った場合に想定される利率で割り引いて時価を算定しております。なお、残存期間が短期間(1年以内)のものは、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
また、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等については、担保及び保証による回収見込額等に基づいて貸倒見積高を算定しているため、時価は連結決算日における連結貸借対照表価額から現在の貸倒見積高を控除した金額に近似しており、当該価額を時価としております。
(6)外国為替
外国為替は、他の銀行に対する外貨預け金(外国他店預け)であります。これらは、満期のない預け金であり、それぞれ時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
負 債
(1)預金
要求払預金については、連結決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしております。また、定期預金の時価は、一定の期間ごとに区分して、将来のキャッシュ・フローを割り引いて現在価値を算定しております。その割引率は、新規に預金を受け入れる際に使用する利率を用いております。なお、残存期間が短期間(1年以内)のものは、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
(2)借用金
借用金のうち、固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該借用金の元利金の合計額を同様の借入において想定される利率で割り引いて現在価値を算出しております。残存期間が短期間(1年以内)のものは、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
デリバティブ取引
デリバティブ取引は、金利関連取引(金利スワップション)、通貨関連取引(為替予約、通貨オプション)、債券関連取引(債券先物)であり、取引所の価格、割引現在価値やオプション価格計算モデル等により算出した価額によっております。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、金融商品の時価情報の「資産(4)有価証券」には含まれておりません。
(単位:百万円) | |
区 分 | 連結貸借対照表計上額 |
①非上場外国証券 | 0 |
②非連結子会社株式 | 1 |
③その他証券 | 7 |
合 計 | 9 |
(※1)非上場外国証券及び非連結子会社株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから時価開示の対象とはしておりません。
(※2)その他証券のうち、裏付資産が非上場株式など時価を把握することが極めて困難と認められるもので構成されているものについては、時価開示の対象とはしておりません。
(有価証券関係)
連結貸借対照表の「有価証券」のほか、「買入金銭債権」中の信託受益権の一部が含まれております。
1.売買目的有価証券(2019年3月31日現在)
該当事項はありません。
2.満期保有目的の債券(2019年3月31日現在)
種類 | 連結貸借対照表 計上額 (百万円) | 時価 (百万円) | 差額 (百万円) | |
時価が連結貸借対照表計上額を超えるもの | 国債 | ― | ― | ― |
地方債 | ― | ― | ― | |
短期社債 | ― | ― | ― | |
社債 | ― | ― | ― | |
その他 | 12,500 | 12,872 | 372 | |
小計 | 12,500 | 12,872 | 372 | |
時価が連結貸借対照表計上額を超えないもの | 国債 | ― | ― | ― |
地方債 | ― | ― | ― | |
短期社債 | ― | ― | ― | |
社債 | ― | ― | ― | |
その他 | ― | ― | ― | |
小計 | ― | ― | ― | |
合計 | 12,500 | 12,872 | 372 |
3.その他有価証券(2019年3月31日現在)
種類 | 連結貸借対照表 計上額 (百万円) | 取得原価 (百万円) | 差額 (百万円) | |
連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの | 株式 | ― | ― | ― |
債券 | 58,679 | 57,955 | 723 | |
国債 | ― | ― | ― | |
地方債 | ― | ― | ― | |
短期社債 | 999 | 999 | 0 | |
社債 | 57,679 | 56,955 | 723 | |
その他 | 4,148 | 4,144 | 4 | |
小計 | 62,827 | 62,099 | 728 | |
連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの | 株式 | ― | ― | ― |
債券 | 41,925 | 41,927 | △1 | |
国債 | ― | ― | ― | |
地方債 | ― | ― | ― | |
短期社債 | 14,499 | 14,499 | △0 | |
社債 | 27,426 | 27,428 | △1 | |
その他 | 32,303 | 32,332 | △28 | |
小計 | 74,229 | 74,259 | △30 | |
合計 | 137,056 | 136,359 | 697 |
4.当連結会計年度中に売却した満期保有目的の債券(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
該当事項はありません。
5.当連結会計年度中に売却したその他有価証券(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
売却額 (百万円) | 売却益の合計額 (百万円) | 売却損の合計額 (百万円) | |
株式 | ― | ― | ― |
債券 | ― | ― | ― |
国債 | ― | ― | ― |
地方債 | ― | ― | ― |
短期社債 | ― | ― | ― |
社債 | 20,146 | 83 | 7 |
その他 | 4,400 | 6 | ― |
合計 | 24,546 | 89 | 7 |
6.減損処理を行った有価証券
該当事項はありません。
(1株当たり情報)
1株当たりの純資産額 55,134円71銭
1株当たりの親会社株主に帰属する当期純利益金額 8,103円51銭
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
(企業結合等関係)
該当事項はありません。
セグメント情報
・2017年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)及び2018年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
〈セグメント情報〉
当行グループは、一部で銀行業以外の事業を営んでおりますが、それらの事業は量的に重要性が乏しく、報告セグメントは銀行単一となるため、記載は省略しております。
関連当事者取引
(1)親会社及び法人主要株主等
(単位:百万円) | |||||||
種類 | 会社等の名称 | 議決権等の所有 (被所有)割合 | 関連当事者 との関係 | 取引の内容 | 取引金額 | 科目 | 当期末残高 |
親会社 | 楽天株式会社 | 被所有 直接 100.0% | 役員の兼任 従業員出向 | 債務の保証 社債の発行 | ※2 △76 ※2 △4,000 | 支払承諾 社債 | ※1 494 ― |
(注)(※1)電子マネー発行残高について、当行が保証を行っております。
(※2)社債の発行及び債務の保証の取引金額は純額を表示しております。
(2)子会社・子法人等及び関連法人等
(単位:百万円) | |||||||
種類 | 会社等の名称 | 議決権等の所有 (被所有)割合 | 関連当事者 との関係 | 取引の内容 | 取引金額 | 科目 | 当期末残高 |
子会社 | 合同会社スーパー トラスト1 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 △18 77,961 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,985 ― |
合同会社スーパー トラスト2 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 △38 64,975 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,984 ― | |
合同会社スーパー トラスト3 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 △38 64,977 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,982 ― | |
合同会社スーパー トラスト4 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 △20 64,978 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,999 ― | |
合同会社スーパー トラスト5 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 △20 64,975 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,997 ― | |
合同会社スーパー トラスト6 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 △21 51,976 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,995 ― | |
合同会社スーパー トラスト7 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 △20 64,970 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,992 ― | |
合同会社スーパー トラスト8 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 △20 77,973 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,991 ― | |
合同会社スーパー トラスト9 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 △20 64,971 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,989 ― | |
合同会社スーパー トラスト10 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 △18 64,971 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,988 ― | |
合同会社スーパー トラスト11 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 △18 64,967 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,985 ― | |
合同会社スーパー トラスト12 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 △38 51,970 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,983 ― | |
合同会社スーパー トラスト13 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 △38 64,969 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,982 ― | |
合同会社スーパー トラスト14 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 △19 38,978 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,998 ― | |
合同会社スーパー トラスト15 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 △20 38,975 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,996 ― | |
合同会社スーパー トラスト16 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 12,976 51,974 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,994 ― | |
合同会社スーパー トラスト17 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 12,974 64,969 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,992 ― | |
合同会社スーパー トラスト18 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 12,973 64,971 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,990 ― | |
合同会社スーパー トラスト19 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 12,972 64,965 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,988 ― | |
合同会社スーパー トラスト20 | 直接 100.0% | 出資 役員の兼任 | CPの引受け 受益権の譲渡 | ※1 12,971 64,973 | 短期社債 買入金銭債権 | 12,987 ― |
(注)(※1)CPの引受けの取引金額は純額を表示しております。
(3)兄弟会社等
(単位:百万円) | |||||||
種類 | 会社等の名称 | 議決権等の所有 (被所有)割合 | 関連当事者 との関係 | 取引の内容 | 取引金額 | 科目 | 当期末残高 |
親会社の 子会社 | 楽天カード 株式会社 | なし | 債務保証、業務委託、集金代行他 | 受益権の引受け | ※2 183,061 | 買入金銭債権 | ※1 882,838 |
未払金 | ※1 27,876 | ||||||
個人ローン債権に 対する被保証残高 | 349,949 | ― | ― | ||||
保証料の支払 | ※3 19,174 | 未払費用 | ※3 1,642 | ||||
代位弁済受入額 | 18,499 | ― | ― | ||||
受益権の受取利息 | ※1 9,450 | 未収利息 | ※1 950 |
(注)(※1)取引条件は、一般の市場情勢を勘案し楽天カード株式会社と協議の上、決定しております。
(※2)受益権の引受けの取引金額は純額を表示しております。
(※3)保証料は、一般に採用される保証料率を勘案し楽天カード株式会社と協議の上、決定しております。
②楽天証券株式会社
(1) 連結貸借対照表
(単位:百万円) | ||
前連結会計年度 (平成30年3月31日) | 当連結会計年度 (平成30年12月31日) | |
資産の部 | ||
流動資産 | 1,580,566 | 1,537,370 |
現金・預金 | 97,718 | 101,805 |
預託金 | 968,988 | 994,997 |
金銭の信託 | 1,000 | 1,300 |
トレーディング商品 | 28,290 | 33,484 |
商品有価証券等 | 869 | 856 |
デリバティブ取引 | 27,421 | 32,627 |
営業投資有価証券等 | 8 | 8 |
約定見返勘定 | 40 | 1,388 |
信用取引資産 | 440,371 | 344,016 |
信用取引貸付金 | 401,115 | 319,016 |
信用取引借証券担保金 | 39,255 | 25,000 |
立替金 | 180 | 692 |
募集等払込金 | 3,470 | 4,755 |
保管有価証券 | 296 | 229 |
短期差入保証金 | 29,753 | 42,320 |
支払差金勘定 | 2,123 | 3,384 |
前払金 | 644 | 533 |
前払費用 | 359 | 500 |
未収入金 | 1,297 | 1,944 |
未収収益 | 6,153 | 6,102 |
貸倒引当金 | △130 | △92 |
固定資産 | 27,413 | 29,475 |
有形固定資産 | 1,273 | 1,695 |
建物 | 443 | 412 |
器具・備品 | 829 | 1,282 |
無形固定資産 | 24,387 | 25,906 |
のれん | 6,648 | 6,143 |
顧客関連資産 | 1,344 | 1,200 |
ソフトウエア | 14,078 | 16,605 |
ソフトウエア仮勘定 | 2,316 | 1,957 |
投資その他の資産 | 1,752 | 1,873 |
投資有価証券 | 367 | 422 |
長期貸付金 | 263 | 253 |
長期差入保証金 | 923 | 1,209 |
長期前払費用 | 37 | 36 |
繰延税金資産 | 347 | 133 |
その他 | 1,395 | 1,355 |
貸倒引当金 | △1,582 | △1,537 |
資産合計 | 1,607,980 | 1,566,846 |
(単位:百万円) | ||
前連結会計年度 (平成30年3月31日) | 当連結会計年度 (平成30年12月31日) | |
負債の部 | ||
流動負債 | 1,511,191 | 1,467,223 |
トレーディング商品 | 5,539 | 14,802 |
商品有価証券等 | 4 | 0 |
デリバティブ取引 | 5,534 | 14,801 |
信用取引負債 | 83,971 | 67,423 |
信用取引借入金 | 16,604 | 13,688 |
信用取引貸証券受入金 | 67,366 | 53,735 |
有価証券担保借入金 | 261,304 | 246,463 |
有価証券貸借取引受入金 | 261,304 | 246,463 |
預り金 | 772,859 | 765,602 |
受入保証金 | 224,190 | 285,413 |
有価証券等受入未了勘定 | 29 | 36 |
短期借入金 | 155,000 | 82,000 |
前受金 | 224 | 334 |
前受収益 | 1 | 6 |
未払金 | 113 | 99 |
未払費用 | 3,129 | 3,497 |
未払法人税等 | 4,232 | 1,160 |
賞与引当金 | 520 | 227 |
役員賞与引当金 | - | 30 |
販売促進引当金 | 72 | 122 |
その他の流動負債 | 2 | 2 |
固定負債 | 175 | 231 |
退職給付に係る負債 | - | 55 |
資産除去債務 | 175 | 175 |
特別法上の準備金 | 3,777 | 3,755 |
金融商品取引責任準備金 | 3,762 | 3,743 |
商品取引責任準備金 | 15 | 11 |
負債合計 | 1,515,144 | 1,471,210 |
純資産の部 | ||
株主資本 | ||
資本金 | 7,495 | 7,495 |
資本剰余金 | 4,511 | 4,511 |
利益剰余金 | 81,436 | 84,094 |
株主資本合計 | 93,443 | 96,101 |
その他の包括利益累計額 | ||
その他有価証券評価差額金 | 4 | 3 |
為替換算調整勘定 | △612 | △468 |
その他の包括利益累計額合計 | △607 | △465 |
純資産合計 | 92,836 | 95,636 |
負債・純資産合計 | 1,607,980 | 1,566,846 |
(2) 連結損益計算書及び連結包括利益計算書
① 連結損益計算書
(単位:百万円) | ||
前連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成30年4月1日 至 平成30年12月31日) | |
営業収益 | 55,884 | 45,106 |
受入手数料 | 23,715 | 16,115 |
委託手数料 | 17,825 | 11,668 |
引受け・売出し・特定投資家向け 売付け勧誘等の手数料 | 0 | 22 |
募集・売出し・特定投資家向け 売付け勧誘等の取扱手数料 | 1,882 | 1,259 |
その他の受入手数料 | 4,007 | 3,165 |
トレーディング損益 | 9,607 | 11,047 |
営業投資有価証券等損益 | 3 | △0 |
金融収益 | 21,769 | 17,169 |
その他の営業収益 | 787 | 773 |
金融費用 | 3,174 | 2,295 |
純営業収益 | 52,709 | 42,810 |
販売費・一般管理費 | 32,065 | 27,335 |
取引関係費 | 14,289 | 12,748 |
人件費 | 4,193 | 3,485 |
不動産関係費 | 1,652 | 1,502 |
事務費 | 5,073 | 4,126 |
減価償却費 | 5,288 | 4,467 |
租税公課 | 731 | 517 |
のれん償却額 | 568 | 424 |
貸倒引当金繰入 | 95 | △46 |
その他 | 172 | 109 |
営業利益 | 20,643 | 15,474 |
営業外収益 | 66 | 18 |
営業外費用 | 630 | 558 |
経常利益 | 20,079 | 14,934 |
特別利益 | 5 | 32 |
特別損失 | 507 | 138 |
税金等調整前当期純利益 | 19,578 | 14,828 |
法人税、住民税及び事業税 | 6,758 | 4,452 |
法人税等調整額 | △282 | 218 |
法人税等合計 | 6,476 | 4,670 |
当期純利益 | 13,102 | 10,157 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 13,102 | 10,157 |
② 連結包括利益計算書
(単位:百万円) | ||
前連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成30年4月1日 至 平成30年12月31日) | |
当期純利益 | 13,102 | 10,157 |
その他の包括利益 | ||
その他有価証券評価差額金 | △3 | △1 |
為替換算調整勘定 | △197 | 143 |
その他の包括利益合計 | △201 | 142 |
包括利益 | 12,900 | 10,300 |
(内訳) | ||
親会社株主に係る包括利益 | 12,900 | 10,300 |
非支配株主に係る包括利益 | - | - |
(3) 連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日)
(単位:百万円) | ||||
株主資本 | ||||
資本金 | 資本剰余金合計 | 利益剰余金 | 株主資本合計 | |
当期首残高 | 7,495 | 4,511 | 75,834 | 87,841 |
当期変動額 | ||||
剰余金の配当 | △7,500 | △7,500 | ||
当期純利益 | 13,102 | 13,102 | ||
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | ||||
当期変動額合計 | - | - | 5,602 | 5,602 |
当期末残高 | 7,495 | 4,511 | 81,436 | 93,443 |
その他の包括利益累計額 | 純資産合計 | |||
その他有価証券 評価差額金 | 為替換算調整勘定 | その他の包括利益 累計額合計 | ||
当期首残高 | 8 | △414 | △406 | 87,435 |
当期変動額 | ||||
剰余金の配当 | △7,500 | |||
当期純利益 | - | 13,102 | ||
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | △3 | △197 | △201 | △201 |
当期変動額合計 | △3 | △197 | △201 | 5,400 |
当期末残高 | 4 | △612 | △607 | 92,836 |
当連結会計年度 (自 平成30年4月1日 至 平成30年12月31日)
(単位:百万円) | ||||
株主資本 | ||||
資本金 | 資本剰余金合計 | 利益剰余金 | 株主資本合計 | |
当期首残高 | 7,495 | 4,511 | 81,436 | 93,443 |
当期変動額 | ||||
剰余金の配当 | △7,500 | △7,500 | ||
当期純利益 | 10,157 | 10,157 | ||
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | ||||
当期変動額合計 | - | - | 2,657 | 2,657 |
当期末残高 | 7,495 | 4,511 | 84,094 | 96,101 |
その他の包括利益累計額 | 純資産合計 | |||
その他有価証券 評価差額金 | 為替換算調整勘定 | その他の包括利益 累計額合計 | ||
当期首残高 | 4 | △612 | △607 | 92,836 |
当期変動額 | ||||
剰余金の配当 | △7,500 | |||
当期純利益 | - | 10,157 | ||
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | △1 | 143 | 142 | 142 |
当期変動額合計 | △1 | 143 | 142 | 2,800 |
当期末残高 | 3 | △468 | △465 | 95,636 |
(4) 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
①連結の範囲に関する事項
連結子会社の数 2社
Rakuten Securities Hong Kong Limited
Rakuten Securities Australia Pty Ltd
②持分法の適用に関する事項
Rakuten Trade Sdn Bhd
③有価証券及びデリバティブ取引等の評価基準及び評価方法
Ⅰ.トレーディング商品に属する有価証券(売買目的有価証券)等の評価基準及び評価方法
トレーディング商品に属する有価証券及びデリバティブ取引等については、時価法を採用しております。
Ⅱ.トレーディング商品に属さない有価証券等の評価基準及び評価方法
ⅰ.その他有価証券で時価のあるもの…決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)を採用しております。
ⅱ.その他有価証券で時価のないもの…移動平均法による原価法を採用しております。
なお、投資事業有限責任組合及びそれに類する組合への出資(金融商品取引法第2条第2項により有価証券とみなされるもの)については、組合契約に規定される決算報告日に応じて入手可能な直近の計算書を基礎とし、持分相当額を純額で取り込む方法によっております。
④固定資産の減価償却の方法
Ⅰ.有形固定資産
定額法を採用しております。なお、主な耐用年数は次のとおりであります。
建物 8年 ~ 18年
器具・備品 2年 ~ 15年
Ⅱ.無形固定資産
定額法を採用しております。なお、ソフトウェア(自社利用分)については、社内における利用可能期間(5年間)に基づく定額法を採用しております。
⑤引当金の計上基準
Ⅰ.貸倒引当金
債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により計上しております。
また、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。
Ⅱ.賞与引当金
従業員に対する賞与の支払に備えるため、支給見込額に基づき計上しております。
Ⅲ.役員賞与引当金
役員に対する賞与の支払に備えるため、支給見込額に基づき計上しております。
Ⅳ.販売促進引当金
顧客サービスの一環として株式委託手数料等をポイントで還元しており、その支出に備えるため、当会計年度末の付与ポイント数に過去の消費実績を勘案し、消費見込額を計上しております。
Ⅴ.金融商品取引責任準備金
証券事故による損失に備えるため、金融商品取引法第46条の5及び「金融商品取引業等に関する内閣府令」第175条に定めるところにより算出した額を計上しております。
Ⅵ.商品取引責任準備金
商品先物取引事故による損失に備えるため、商品取引所法第221条の規定に基づき、同法施行規則に定めるところにより算出した額を計上しております。
⑥退職給付に係る会計処理の方法
Ⅰ.退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定に当たり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については給付算定式基準によっております。
Ⅱ.数理計算上の差異の費用処理方法
数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしています。
⑦のれんの償却方法および償却期間
のれんの償却については、20年以内のその効果が及ぶと見積もられる期間で均等償却することとしております。
⑧消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
⑨決算日の変更に関する事項
当事業年度より、決算日を3月31日から12月31日に変更しております。この変更に伴い、当事業年度は、平成30年4月1日から平成30年12月31日までの9ヵ月間となっております。
(5) 会計方針の変更
該当事項はありません。
(6) 連結財務諸表に関する注記事項
(継続続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準適用指針第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分に表示しております。
※前連結会計年度についても上記を適用し、組み替えをしております。
(連結貸借対照表関係)
①保管有価証券
商品先物取引業における保管有価証券(委託者等の計算による取引にかかる取引証拠金として商品取引清算機関へ預託した有価証券)を計上しております。
②有形固定資産の減価償却累計額
(前連結会計年度) | (当連結会計年度) |
3,206百万円 | 3,543百万円 |
③受入保証金
商品先物取引業における委託者等から取引証拠金等の代用として受け入れた有価証券を含めております。
(前連結会計年度) | (当連結会計年度) |
296百万円 | 229百万円 |
(連結損益計算書関係)
特別損益の内訳
(前連結会計年度) | (当連結会計年度) | ||
特別利益 | 金融商品取引責任準備金戻入 | - | 18百万円 |
投資有価証券売却益 商品取引責任準備金戻入 | - 5百万円 | 11百万円 3百万円 | |
特別損失 | 金融商品取引責任準備金繰入 | 359百万円 | - |
固定資産除却損 減損損失 その他 | 137百万円 - 10百万円 | 0百万円 138百万円 - |
(連結包括利益計算書関係)
(前連結会計年度) | (当連結会計年度) | |
その他有価証券評価差額金: | ||
当期発生額 | △3百万円 | 2百万円 |
組替調整額 | △1百万円 | △4百万円 |
税効果調整前 | △5百万円 | △1百万円 |
税効果額 | 1百万円 | 0百万円 |
その他有価証券評価差額金 | △3百万円 | △1百万円 |
為替換算調整勘定: | ||
当期発生額 | △197百万円 | 143百万円 |
組替調整額 | - | - |
税効果調整前 | △197百万円 | 143百万円 |
税効果額 | - | - |
為替換算調整勘定 | △197百万円 | 143百万円 |
その他包括利益合計 | △201百万円 | 142百万円 |
(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日)
①発行済株式の種類及び総数に関する事項
当連結会計年度 期首株式数(株) | 当連結会計年度 増加株式数(株) | 当連結会計年度 減少株式数(株) | 当連結会計年度末 株式数(株) | |
発行済株式 | ||||
普通株式 | 70,799 | - | - | 70,799 |
合 計 | 70,799 | - | - | 70,799 |
②新株予約権に関する事項
該当事項はありません。
③配当に関する事項
Ⅰ.当連結会計年度中に行った剰余金の配当に関する事項
決議 | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) | 1株当たり 配当額(円) | 基準日 | 効力発生日 |
平成29年6月27日 定時株主総会 | 普通株式 | 7,500 | 105,933円69銭 | 平成29年3月31日 | 平成29年6月27日 |
Ⅱ.基準日が当連結会計年度に属する剰余金の配当のうち、効力発生日が翌連結会計年度となる剰余金の配当に関する事項
決議 | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) | 1株当たり 配当額(円) | 基準日 | 効力発生日 |
平成30年6月26日 定時株主総会 | 普通株式 | 7,500 | 105,933円69銭 | 平成30年3月31日 | 平成30年6月26日 |
当連結会計年度(自 平成30年4月1日 至 平成30年12月31日)
①発行済株式の種類及び総数に関する事項
当連結会計年度 期首株式数(株) | 当連結会計年度 増加株式数(株) | 当連結会計年度 減少株式数(株) | 当連結会計年度末 株式数(株) | |
発行済株式 | ||||
普通株式 | 70,799 | - | - | 70,799 |
合 計 | 70,799 | - | - | 70,799 |
②新株予約権に関する事項
該当事項はありません。
③配当に関する事項
Ⅰ.当連結会計年度中に行った剰余金の配当に関する事項
決議 | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) | 1株当たり 配当額(円) | 基準日 | 効力発生日 |
平成30年6月26日 定時株主総会 | 普通株式 | 7,500 | 105,933円69銭 | 平成30年3月31日 | 平成30年6月26日 |
Ⅱ.基準日が当連結会計年度に属する剰余金の配当のうち、効力発生日が翌連結会計年度となる剰余金の配当に関する事項
決議 | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) | 1株当たり 配当額(円) | 基準日 | 効力発生日 | 配当の原資 |
平成31年3月25日 定時株主総会 | 普通株式 | 5,000 | 70,622円46銭 | 平成30年12月31日 | 平成31年3月26日 | 利益剰余金 |
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当社はオンラインによるインターネット金融の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
(1株あたり情報)
項目 | 前連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成30年4月1日 至 平成30年12月31日) |
1株当たり純資産額 | 1,311,262.64円 | 1,350,813.99円 |
1株当たり当期純利益金額 | 185,063.29円 | 143,475.41円 |
(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2 算定上の基礎
1株当たり当期純利益金額
項目 | 前連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成30年4月1日 至 平成30年12月31日) |
当期純利益(百万円) | 13,102 | 10,157 |
普通株主に帰属しない金額(百万円) | - | - |
普通株式に係る当期純利益(百万円) | 13,102 | 10,157 |
期中平均株式数(株) | 70,799 | 70,799 |
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
③楽天インシュアランスホールディングス株式会社
楽天インシュアランスホールディングス株式会社は、2018年7月2日に、楽天生命保険株式会社、楽天損害保険株式会社(旧、朝日火災海上保険株式会社)等を子会社とする中間持株会社として設立されました。
楽天生命保険株式会社、楽天損害保険株式会社の財務諸表は以下のとおりです。
<楽天生命保険株式会社>1.貸借対照表
(単位:百万円) | ||
前事業年度 (2018年3月31日) | 当事業年度 (2019年3月31日) | |
資産の部 | ||
現金及び預貯金 | 4,020 | 5,501 |
預貯金 | 4,020 | 5,501 |
買入金銭債権 | 9,182 | 9,058 |
有価証券 | 15,699 | 19,145 |
国債 | 1,183 | 3,196 |
地方債 | 799 | 886 |
社債 | 13,716 | 11,652 |
外国証券 | ― | 3,410 |
貸付金 | 300 | 300 |
一般貸付 | 300 | 300 |
有形固定資産 | 481 | 327 |
建物 | 166 | 99 |
建設仮勘定 | 49 | 17 |
その他の有形固定資産 | 265 | 210 |
無形固定資産 | 2,596 | 3,366 |
ソフトウェア | 2,596 | 3,366 |
代理店貸 | ― | 7 |
再保険貸 | 2,004 | 2 |
その他資産 | 3,292 | 3,395 |
未収金 | 2,401 | 2,698 |
未収還付法人税等 | 73 | ― |
前払費用 | 718 | 601 |
未収収益 | 39 | 48 |
預託金 | 49 | 44 |
仮払金 | 3 | 2 |
その他の資産 | 6 | 0 |
資産の部合計 | 37,577 | 41,105 |
(単位:百万円) | ||
前事業年度 (2018年3月31日) | 当事業年度 (2019年3月31日) | |
負債の部 | ||
保険契約準備金 | 31,324 | 35,295 |
支払備金 | 1,913 | 1,800 |
責任準備金 | 29,411 | 33,494 |
代理店借 | 741 | 791 |
再保険借 | 272 | 8 |
その他負債 | 1,759 | 1,265 |
未払法人税等 | 12 | 28 |
未払金 | 146 | 134 |
未払費用 | 1,432 | 984 |
預り金 | 53 | 66 |
資産除去債務 | 85 | 18 |
仮受金 | 29 | 33 |
退職給付引当金 | 193 | 152 |
価格変動準備金 | 30 | 34 |
繰延税金負債 | 136 | 114 |
負債の部合計 | 34,458 | 37,662 |
純資産の部 | ||
資本金 | 2,500 | 5,000 |
資本剰余金 | 477 | 477 |
資本準備金 | 40 | 40 |
その他資本剰余金 | 437 | 437 |
利益剰余金 | △209 | △2,328 |
利益準備金 | 14 | 14 |
その他利益剰余金 | △223 | △2,342 |
繰越利益剰余金 | △223 | △2,342 |
株主資本合計 | 2,767 | 3,148 |
その他有価証券評価差額金 | 350 | 294 |
評価・換算差額等合計 | 350 | 294 |
純資産の部合計 | 3,118 | 3,442 |
負債及び純資産の部合計 | 37,577 | 41,105 |
2.損益計算書
(単位:百万円) | ||
前事業年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | |
経常収益 | 32,909 | 30,375 |
保険料等収入 | 32,304 | 29,705 |
保険料 | 28,634 | 29,663 |
再保険収入 | 3,669 | 41 |
資産運用収益 | 563 | 527 |
利息及び配当金等収入 | 264 | 277 |
預貯金利息 | 0 | 0 |
有価証券利息・配当金 | 171 | 181 |
貸付金利息 | 3 | 3 |
その他利息配当金 | 89 | 92 |
金銭の信託運用益 | 0 | ― |
有価証券売却益 | 298 | 249 |
その他経常収益 | 41 | 142 |
支払備金戻入額 | ― | 113 |
その他の経常収益 | 41 | 29 |
経常費用 | 35,354 | 32,501 |
保険金等支払金 | 12,595 | 9,850 |
保険金 | 2,544 | 2,928 |
給付金 | 6,564 | 6,835 |
その他返戻金 | 1 | 1 |
再保険料 | 3,484 | 85 |
責任準備金等繰入額 | 5,042 | 4,083 |
支払備金繰入額 | 427 | ― |
責任準備金繰入額 | 4,615 | 4,083 |
資産運用費用 | 206 | 24 |
支払利息 | 1 | 2 |
有価証券売却損 | 205 | 21 |
事業費 | 15,510 | 16,279 |
その他経常費用 | 1,998 | 2,263 |
税金 | 1,196 | 1,270 |
減価償却費 | 800 | 992 |
その他の経常費用 | 0 | 0 |
経常損失 | △2,444 | △2,126 |
特別利益 | ― | 49 |
資産除去債務戻入益 | ― | 27 |
移転補償金 | ― | 21 |
特別損失 | 417 | 14 |
固定資産等処分損 | 0 | 10 |
価格変動準備金繰入額 | 4 | 4 |
貸倒損失 | 2 | ― |
再保険協約解約損 | 410 | ― |
税引前当期純損失 | △2,862 | △2,091 |
法人税及び住民税 | 24 | 28 |
法人税等調整額 | △17 | ― |
法人税等合計 | 7 | 28 |
当期純損失 | △2,869 | △2,119 |
3.株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円) | |||||||
株主資本 | |||||||
資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | |||||
資本準備金 | その他 資本剰余金 | 資本剰余金合計 | 利益準備金 | その他 利益剰余金 | 利益剰余金合計 | ||
繰越 利益剰余金 | |||||||
当期首残高 | 2,500 | 40 | 437 | 477 | 14 | 2,646 | 2,660 |
当期変動額 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
新株の発行 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
剰余金の配当 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
当期純損失(△) | ― | ― | ― | ― | ― | △2,869 | △2,869 |
自己株式の処分 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
株主資本以外の項目の 当期変動額(純額) | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
当期変動額合計 | ― | ― | ― | ― | ― | △2,869 | △2,869 |
当期末残高 | 2,500 | 40 | 437 | 477 | 14 | △223 | △209 |
株主資本 | 評価・換算差額等 | 純資産合計 | ||
株主資本 合計 | その他 有価証券 評価差額金 | 評価・換算 差額等合計 | ||
当期首残高 | 5,637 | 137 | 137 | 5,774 |
当期変動額 | ― | ― | ― | ― |
新株の発行 | ― | ― | ― | ― |
剰余金の配当 | ― | ― | ― | ― |
当期純損失(△) | △2,869 | ― | ― | △2,869 |
自己株式の処分 | ― | ― | ― | ― |
株主資本以外の項目の 当期変動額(純額) | ― | 213 | 213 | 213 |
当期変動額合計 | △2,869 | 213 | 213 | △2,656 |
当期末残高 | 2,767 | 350 | 350 | 3,118 |
当事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円) | |||||||
株主資本 | |||||||
資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | |||||
資本準備金 | その他 資本剰余金 | 資本剰余金合計 | 利益準備金 | その他 利益剰余金 | 利益剰余金合計 | ||
繰越 利益剰余金 | |||||||
当期首残高 | 2,500 | 40 | 437 | 477 | 14 | △223 | △209 |
当期変動額 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
新株の発行 | 2,500 | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
剰余金の配当 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
当期純損失(△) | ― | ― | ― | ― | ― | △2,119 | △2,119 |
自己株式の処分 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
株主資本以外の項目の 当期変動額(純額) | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
当期変動額合計 | 2,500 | ― | ― | ― | ― | △2,119 | △2,119 |
当期末残高 | 5,000 | 40 | 437 | 477 | 14 | △2,342 | △2,328 |
株主資本 | 評価・換算差額等 | 純資産合計 | ||
株主資本 合計 | その他 有価証券 評価差額金 | 評価・換算 差額等合計 | ||
当期首残高 | 2,767 | 350 | 350 | 3,118 |
当期変動額 | ― | ― | ― | ― |
新株の発行 | 2,500 | ― | ― | 2,500 |
剰余金の配当 | ― | ― | ― | ― |
当期純損失(△) | △2,119 | ― | ― | △2,119 |
自己株式の処分 | ― | ― | ― | ― |
株主資本以外の項目の 当期変動額(純額) | ― | △55 | △55 | △55 |
当期変動額合計 | 380 | △55 | △55 | 324 |
当期末残高 | 3,148 | 294 | 294 | 3,442 |
4.キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円) | ||
前事業年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | |
営業活動によるキャッシュ・フロー | ||
税引前当期純利益(△は損失) | △2,862 | △2,091 |
減価償却費 | 800 | 992 |
支払備金の増減額(△は減少) | 427 | △113 |
責任準備金の増減額(△は減少) | 4,615 | 4,083 |
退職給付引当金の増減額(△は減少) | △23 | △41 |
価格変動準備金の増減額(△は減少) | 4 | 4 |
利息及び配当金等収入 | △265 | △203 |
有価証券関係損益(△は益) | △93 | △227 |
支払利息 | 1 | 1 |
有形固定資産関係損益(△は益) | 0 | 10 |
代理店貸の増減額(△は増加) | 0 | △7 |
再保険貸の増減額(△は増加) | △210 | 2,002 |
その他資産(除く投資活動関連・財務活動関連)の増減額(△は増加) | △573 | △9 |
代理店借の増減額(△は減少) | △30 | 49 |
再保険借の増減額(△は減少) | △34 | △263 |
その他負債(除く投資活動関連・財務活動関連)の増減額(△は減少) | 660 | △499 |
小計 | 2,417 | 3,687 |
利息及び配当金等の受取額 | 258 | 217 |
利息の支払額 | △1 | △1 |
法人税等の支払額 | △134 | △12 |
営業活動によるキャッシュ・フロー | 2,540 | 3,890 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | ||
買入金銭債権の取得による支出 | △5,300 | △4,400 |
買入金銭債権の売却・償還による収入 | 4,674 | 4,594 |
有価証券の取得による支出 | △10,856 | △11,365 |
有価証券の売却・償還による収入 | 12,214 | 7,992 |
その他 | △4 | ― |
資産運用活動計 | 728 | △3,178 |
(営業活動及び資産運用活動計) | (3,268) | (711) |
有形固定資産の取得による支出 | △1,340 | △1,730 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △611 | △4,909 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | ||
株式の発行による収入 | ― | 2,500 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | ― | 2,500 |
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 1,928 | 1,481 |
現金及び現金同等物期首残高 | 2,641 | 4,570 |
現金及び現金同等物期末残高 | 4,570 | 6,051 |
(注)現金及び現金同等物の範囲は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっています。
貸借対照表に関する注記
2017年度 (2018年3月31日現在) | 2018年度 (2019年3月31日現在) |
1. 会計方針に関する事項 (1)有価証券の評価基準及び評価方法 有価証券(現金及び預貯金・買入金銭債権のうち有価証券に準じるもの及び金銭の信託において信託財産として運用している有価証券を含む)の評価は、その他有価証券のうち時価のあるものについては、3月末日の市場価格等に基づく時価法(売却原価の算定は移動平均法)、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、取得差額が金利調整差額と認められる公社債については移動平均法による償却原価法(定額法)によっております。 なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理しております。 (2)有形固定資産の減価償却の方法 有形固定資産の減価償却の方法は、次の方法によっております。 ・有形固定資産 定額法を採用しております。 なお、その他の有形固定資産のうち取得価額が10万円以上20万円未満のものについては、3年間で均等償却を行っております。 (3)無形固定資産の減価償却の方法 無形固定資産の減価償却の方法は、次の方法によっております。 ・ソフトウェア 利用可能期間に基づく定額法によっております。 (4)引当金の計上方法 ・退職給付引当金 退職給付引当金は、従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務の見込額に基づき、計上しております。 当社は退職一時金制度の改定により、2014年6月1日時点で在職する支給対象者について、支給額を確定し、退職時に支給するものとしております。 なお、「退職給付制度間の移行等の会計処理に関する実務上の取扱い(実務対応報告第2号)」を適用し、引き続き「退職給付引当金」として計上しております。 (5)価格変動準備金の計上方法 価格変動準備金は、保険業法第115条の規定に基づき算出した額を計上しております。 (6)消費税等の会計処理 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。ただし、資産に係る控除対象外消費税等のうち、税法に定める繰延消費税等については、前払費用に計上し5年間で均等償却し、繰延消費税等以外のものについては、発生年度に費用処理しております。 (7)責任準備金の積立方法 責任準備金は、保険業法第116条の規定に基づく準備金であり、保険料積立金については次の方式により計算しております。 ① 標準責任準備金の対象契約については、金融庁長官が定める方式(平成8年大蔵省告示第48号) ② 標準責任準備金の対象とならない契約については、平準純保険料式 | 1. 会計方針に関する事項 (1)有価証券の評価基準及び評価方法 有価証券(現金及び預貯金・買入金銭債権のうち有価証券に準じるものを含む)の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法(定額法)、その他有価証券については、3月末日の市場価格等に基づく時価法(売却原価の算定は移動平均法)によっております。 なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理しております。 (2)有形固定資産の減価償却の方法 有形固定資産の減価償却の方法は、次の方法によっております。 ・有形固定資産 定額法を採用しております。 なお、その他の有形固定資産のうち取得価額が10万円以上20万円未満のものについては、3年間で均等償却を行っております。 (3)無形固定資産の減価償却の方法 無形固定資産の減価償却の方法は、次の方法によっております。 ・ソフトウェア 利用可能期間に基づく定額法によっております。 (4)退職給付引当金の計上方法 退職給付引当金は、従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務の見込額に基づき、計上しております。当社は退職一時金制度の改定により、2014年6月1日時点で在職する支給対象者について、支給額を確定し、退職時に支給するものとしております。なお、「退職給付制度間の移行等の会計処理に関する実務上の取扱い(実務対応報告第2号)」を適用し、引き続き「退職給付引当金」として計上しております。 (5)価格変動準備金の計上方法 価格変動準備金は、保険業法第115条の規定に基づき算出した額を計上しております。 (6)消費税等の会計処理 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。ただし、資産に係る控除対象外消費税等のうち、税法に定める繰延消費税等については、前払費用に計上し5年間で均等償却し、繰延消費税等以外のものについては、発生年度に費用処理しております。 (7)責任準備金の積立方法 責任準備金は、保険業法第116条の規定に基づく準備金であり、保険料積立金については次の方式により計算しております。 ① 標準責任準備金の対象契約については、金融庁長官が定める方式(平成8年大蔵省告示第48号) ② 標準責任準備金の対象とならない契約については、平準純保険料式 |
2017年度 (2018年3月31日現在) | 2018年度 (2019年3月31日現在) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2. 金融商品の状況に関する事項及び金融商品の時価等に関する事項 (1)金融商品の状況に関する事項 ① 資産運用方針 保険業法第118条第1項に規定する特別勘定以外の勘定である一般勘定の資産運用については、安全性を第一義とし、流動性と収益性に留意しつつ、負債特性を考慮した健全な運用資産ポートフォリオの構築を図り、中・長期的に安定的な収益を確保することを基本的な方針としております。 ② 運用資産の内容及びそのリスク 資産運用方針に基づき、具体的には預貯金、買入金銭債権、金銭の信託、有価証券、貸付金により資産運用を行っております。買入金銭債権は、国内のクレジットカードローン及び住宅ローン等を裏付資産とする証券化商品に、金銭の信託は国内のリース債権、携帯端末割賦債権、住宅ローン債権等を組み入れた合同運用指定金銭信託に、有価証券は、その他有価証券として国債、地方債、社債(政府保証債を含む)、財投機関債に投資しております。 これらの買入金銭債権、金銭の信託及び有価証券は主なリスクとして、市場リスク及び信用リスクに晒されております。また、貸付金、再保険貸及び未収金については信用リスクに晒されております。なお、デリバティブ取引は行っておりません。 ③ リスク管理体制 資産運用リスク管理規程に従い、市場リスクについては、金利変動等に対する健全性指標(ソルベンシー・マージン比率)の影響の程度を定期的に測定することにより管理しております。信用リスクについては、保有する買入金銭債権、金銭の信託及び有価証券を信用格付け別に分類し、保有状況を定期的に把握することにより管理しております。また、貸付金、再保険貸及び未収金の信用リスクについては、自己査定実施時に相手先の信用調査を行い、リスクを確認しております。 (2)金融商品の時価等に関する事項 主な金融資産にかかる貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次の通りであります。
(注1)金融商品の時価の算定方法 (1)現金及び預貯金、(5)再保険貸及び(6)未収金(未収還付法人税等含む)については、主に短期間で決済される予定であるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。 (2)買入金銭債権及び(3)有価証券については、3月末日の市場価格等によっております。 (4)貸付金は、固定金利貸付の時価について、将来キャッシュ・フローを現在価値へ割り引いた価格によっております。 | 2. 金融商品の状況に関する事項及び金融商品の時価等に関する事項 (1)金融商品の状況に関する事項 ① 資産運用方針 保険業法第118条第1項に規定する特別勘定以外の勘定である一般勘定の資産運用については、安全性を第一義とし、流動性と収益性に留意しつつ、負債特性を考慮した健全な運用資産ポートフォリオの構築を図り、中・長期的に安定的な収益を確保することを基本的な方針としております。 ② 運用資産の内容及びそのリスク 資産運用方針に基づき、具体的には預貯金、買入金銭債権、有価証券、貸付金により資産運用を行っております。買入金銭債権は、国内のクレジットカードローン及び住宅ローン等を裏付資産とする証券化商品に投資しております。有価証券は、満期保有目的、その他の目的として保有しており、国債、地方債、社債(政府保証債を含む)、財投機関債、円建ての外国証券に投資しております。 これらの買入金銭債権、有価証券は主なリスクとして、市場リスク及び信用リスクに晒されております。また、貸付金、再保険貸及び未収金については信用リスクに晒されております。なお、デリバティブ取引は行っておりません。 ③ リスク管理体制 資産運用リスク管理規程に従い、市場リスクについては、金利変動等に対する健全性指標(ソルベンシー・マージン比率)の影響の程度を定期的に測定することにより管理しております。信用リスクについては、保有する買入金銭債権、金銭の信託及び有価証券を信用格付け別に分類し、保有状況を定期的に把握することにより管理しております。また、貸付金、再保険貸及び未収金の信用リスクについては、自己査定実施時に相手先の信用調査を行い、リスクを確認しております。 (2)金融商品の時価等に関する事項 主な金融資産にかかる貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次の通りであります。
(注1)金融商品の時価の算定方法 (1)現金及び預貯金、(5)再保険貸及び(6)未収金については、主に短期間で決済される予定であるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。 (2)買入金銭債権及び(3)有価証券については、3月末日の市場価格等によっております。 (4)貸付金は、固定金利貸付の時価について、将来キャッシュ・フローを現在価値へ割り引いた価格によっております。 |
2017年度 (2018年3月31日現在) | 2018年度 (2019年3月31日現在) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(注2)保有目的ごとの有価証券等に関する事項 ・その他有価証券
| (注2)保有目的ごとの有価証券等に関する事項 ①満期保有目的の債券
②その他有価証券
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(注3)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
| (注3)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
|
2017年度 (2018年3月31日現在) | 2018年度 (2019年3月31日現在) | ||||||||||||||||||||||||||||||
3. 有形固定資産の減価償却累計額 有形固定資産の減価償却累計額は441百万円であります。 4. 関係会社に対する金銭債権及び金銭債務 関係会社に対する金銭債権の総額は2百万円、金銭債務の総額は113百万円であります。 5. 繰延税金資産及び負債の発生の主な原因別の内訳 繰延税金資産の総額は2,519百万円、繰延税金負債の総額は151百万円であります。繰延税金資産のうち評価性引当額として控除した額は2,504百万円であります。 繰延税金資産の発生の主な原因別内訳は、繰越欠損金1,402百万円、危険準備金554百万円、IBNR備金334百万円であります。繰延税金負債の発生の主な原因別内訳は、その他有価証券の評価差額136百万円であります。 当年度における法定実効税率は28.24%であり、法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異の主要な内訳は、評価性引当額の減少12.05%及び繰越欠損金期限切れ△38.20%であります。 | 3. 有形固定資産の減価償却累計額 有形固定資産の減価償却累計額は422百万円であります。 4. 関係会社に対する金銭債権及び金銭債務 関係会社に対する金銭債権の総額は530百万円、金銭債務の総額は220百万円であります。 5. 繰延税金資産及び負債の発生の主な原因別の内訳 繰延税金資産の総額は3,017百万円、繰延税金負債の総額は117百万円であります。繰延税金資産のうち評価性引当額として控除した額は3,014百万円であります。 繰延税金資産の発生の主な原因別内訳は、繰越欠損金1,835百万円、危険準備金564百万円、IBNR備金358百万円であります。繰延税金負債の発生の主な原因別内訳は、その他有価証券の評価差額114百万円であります。 繰延税金資産から評価性引当額として控除された額のうち、税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額は1,835百万円、将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当金額は1,178百万円であります。 税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額は次の通りです。
(※1)税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
6. 保険業法施行規則第73条第3項において準用する同規則第71条第1項に規定する再保険を付した部分に相当する支払備金(以下「出再支払備金」という。)の金額は2百万円であり、同規則第71条第1項に規定する再保険を付した部分に相当する責任準備金(以下「出再責任準備金」という。)の金額は0百万円であります。 7. 1株当たりの純資産額は470,392円91銭であります。 8. 保険業法第259条の規定に基づく生命保険契約者保護機構に対する当年度末における当社の今後の負担見積額は472百万円であります。なお、当該負担金は拠出した年度の事業費として処理しております。 9. 退職給付に関する事項は次のとおりであります。 (1)採用している退職給付制度の概要 当社は退職一時金制度の改定により、2014年6月1日時点で在職する支給対象者について、支給額を確定し、退職時に支給するものとしております。 (2)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表 期首における退職給付債務 217百万円 退職給付の支払額 △23百万円 期末における退職給付債務 193百万円 | 6. 保険業法施行規則第73条第3項において準用する同規則第71条第1項に規定する再保険を付した部分に相当する支払備金(以下「出再支払備金」という。)の金額は5百万円であり、同規則第71条第1項に規定する再保険を付した部分に相当する責任準備金(以下「出再責任準備金」という。)の金額は0百万円であります。 7. 1株当たりの純資産額は259,691円4銭であります。 8. 保険業法第259条の規定に基づく生命保険契約者保護機構に対する当年度末における当社の今後の負担見積額は419百万円であります。なお、当該負担金は拠出した年度の事業費として処理しております。 9. 退職給付に関する事項は次のとおりであります。 (1)採用している退職給付制度の概要 当社は退職一時金制度の改定により、2014年6月1日時点で在職する支給対象者について、支給額を確定し、退職時に支給するものとしております。 (2)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表 期首における退職給付債務 193百万円 退職給付の支払額 △41百万円 期末における退職給付債務 152百万円 |
損益計算書に関する注記
2017年度 (2017年4月1日から 2018年3月31日まで) | 2018年度 (2017年4月1日から 2018年3月31日まで) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1.関係会社との取引による収益の総額は108百万円、費用の総額は1,003百万円であります。 2.有価証券売却益の内訳は国債等債券298百万円であります。有価証券売却損の内訳は国債等債券205百万円であります。 3.支払備金繰入額の計算上、足し上げられた出再支払備金繰入額の金額は220百万円、責任準備金繰入額の計算上、足し上げられた出再責任準備金繰入額の金額は93百万円であります。 4. 1株当たり当期純損失は432,904円62銭であります。 5. 関連当事者との取引は以下のとおりであります。
(注)上記取引については、市場実勢を参考に、当社の資産運用方針に基づき決定しております。 | 1.関係会社との取引による収益の総額は788百万円、費用の総額は1,955百万円であります。 2.有価証券売却益の内訳は国債等債券249百万円であります。有価証券売却損の内訳は国債等債券21百万円であります。 3.支払備金戻入額の計算上、足し上げられた出再支払備金戻入額の金額は2百万円、責任準備金繰入額の計算上、差し引かれた出再責任準備金繰入額の金額は0百万円であります。 4. 1株当たり当期純損失は225,715円53銭であります。 5. 関連当事者との取引は以下のとおりであります。
(注)上記取引については、市場実勢を参考に、当社の資産運用方針に基づき決定しております。 |
株主資本等変動計算書に関する注記
2017年度 (2018年3月31日現在) | 2018年度 (2019年3月31日現在) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1.株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
| 1.株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
|
<楽天損害保険株式会社>(1)貸借対照表
(単位:百万円) | ||
前事業年度 (2018年3月31日) | 当事業年度 (2019年3月31日) | |
資産の部 | ||
現金及び預貯金 | 50,437 | 24,311 |
現金 | 0 | 0 |
預貯金 | 50,437 | 24,311 |
買入金銭債権 | ― | 960 |
有価証券 | 259,788 | 252,024 |
国債 | 2,640 | ― |
地方債 | 1,026 | 718 |
社債 | 51,950 | 53,316 |
株式 | 49,893 | 39,984 |
外国証券 | 138,100 | 135,379 |
その他の証券 | 16,177 | 22,624 |
貸付金 | 255 | 3,078 |
保険約款貸付 | 255 | 278 |
一般貸付 | ― | 2,800 |
有形固定資産 | 268 | 289 |
土地 | 13 | 13 |
建物 | 143 | 168 |
リース資産 | 0 | ― |
その他の有形固定資産 | 109 | 107 |
無形固定資産 | 3,304 | 4,681 |
ソフトウェア | 3,184 | 3,947 |
ソフトウェア仮勘定 | 96 | 711 |
その他の無形固定資産 | 23 | 23 |
その他資産 | 29,500 | 29,246 |
未収保険料 | 98 | 53 |
代理店貸 | 2,571 | 1,954 |
共同保険貸 | 73 | 87 |
再保険貸 | 1,318 | 998 |
外国再保険貸 | 538 | 3,081 |
未収金 | 2,050 | 2,727 |
未収収益 | 884 | 771 |
預託金 | 864 | 868 |
仮払金 | 1,503 | 2,204 |
先物取引差入証拠金 | 4,000 | 4,000 |
金融派生商品 | 766 | ― |
金融商品等差入担保金 | 14,831 | 12,498 |
繰延税金資産 | 2,737 | 3,005 |
貸倒引当金 | △87 | △115 |
資産の部合計 | 346,204 | 317,484 |
(単位:百万円) | ||
前事業年度 (2018年3月31日) | 当事業年度 (2019年3月31日) | |
負債の部 | ||
保険契約準備金 | 281,209 | 253,985 |
支払備金 | 13,994 | 12,229 |
責任準備金 | 267,215 | 241,755 |
その他負債 | 20,264 | 19,861 |
共同保険借 | 98 | 68 |
再保険借 | 1,868 | 1,758 |
外国再保険借 | 91 | 965 |
未払法人税等 | 146 | 92 |
未払金 | 783 | 1,609 |
仮受金 | 1,341 | 1,745 |
借入有価証券 | 15,933 | 13,052 |
金融派生商品 | ― | 569 |
リース債務 | 0 | ― |
退職給付引当金 | 3,236 | 3,308 |
役員退職慰労引当金 | 344 | ― |
賞与引当金 | 344 | 369 |
特別法上の準備金 | 7,537 | 7,739 |
価格変動準備金 | 7,537 | 7,739 |
繰延税金負債 | ― | ― |
負債の部合計 | 312,936 | 285,264 |
純資産の部 | ||
資本金 | 5,153 | 5,153 |
資本剰余金 | 4,903 | 4,903 |
資本準備金 | 4,903 | 4,903 |
利益剰余金 | 3,428 | 3,360 |
利益準備金 | 290 | 290 |
その他利益剰余金 | 3,138 | 3,070 |
繰越利益剰余金 | 3,138 | 3,070 |
自己株式 | △272 | ― |
株主資本合計 | 13,212 | 13,416 |
その他有価証券評価差額金 | 21,673 | 21,132 |
繰延ヘッジ損益 | △1,619 | △2,329 |
評価・換算差額等合計 | 20,054 | 18,803 |
純資産の部合計 | 33,267 | 32,220 |
負債及び純資産の部合計 | 346,204 | 317,484 |
(2)損益計算書
(単位:百万円) | ||
前事業年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | |
経常収益 | 91,387 | 92,098 |
保険引受収益 | 82,559 | 81,066 |
正味収入保険料 | 37,005 | 36,296 |
収入積立保険料 | 20,529 | 15,176 |
積立保険料等運用益 | 2,798 | 2,368 |
支払備金戻入額 | ― | 1,764 |
責任準備金戻入額 | 22,216 | 25,459 |
為替差益 | 10 | ― |
資産運用収益 | 8,555 | 10,819 |
利息及び配当金収入 | 5,717 | 6,002 |
有価証券売却益 | 5,029 | 7,150 |
為替差益 | 528 | ― |
その他運用収益 | 77 | 34 |
積立保険料等運用益振替 | △2,798 | △2,368 |
その他経常収益 | 272 | 212 |
貸倒引当金戻入額 | 11 | ― |
その他の経常収益 | 260 | 212 |
経常費用 | 95,334 | 91,660 |
保険引受費用 | 83,644 | 78,704 |
正味支払保険金 | 20,845 | 32,297 |
損害調査費 | 1,616 | 2,020 |
諸手数料及び集金費 | 8,515 | 8,204 |
満期返戻金 | 50,790 | 36,015 |
契約者配当金 | 83 | 65 |
支払備金繰入額 | 1,749 | ― |
為替差損 | ― | 25 |
その他保険引受費用 | 42 | 76 |
資産運用費用 | 1,878 | 2,165 |
有価証券売却損 | 1,741 | 1,320 |
有価証券評価損 | 29 | 393 |
為替差損 | ― | 324 |
その他運用費用 | 107 | 126 |
営業費及び一般管理費 | 9,748 | 10,716 |
その他経常費用 | 63 | 73 |
支払利息 | ― | ― |
貸倒引当金繰入額 | ― | 27 |
その他の経常費用 | 63 | 46 |
経常利益又は経常損失(△) | △3,947 | 438 |
特別損失 | 499 | 215 |
固定資産処分損 | 7 | 13 |
システム関連費用 | 96 | ― |
特別法上の準備金繰入額 | 395 | 201 |
価格変動準備金繰入額 | 395 | 201 |
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | △4,447 | 222 |
法人税及び住民税 | 217 | 43 |
法人税等調整額 | △1,538 | △198 |
法人税等合計 | △1,321 | △155 |
当期純利益又は当期純損失(△) | △3,125 | 377 |
(3)株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円) | ||||||
株主資本 | ||||||
資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | ||||
資本準備金 | 資本剰余金合計 | 利益準備金 | その他利益剰余金 | 利益剰余金合計 | ||
繰越利益 剰余金 | ||||||
当期首残高 | 5,153 | 4,903 | 4,903 | 290 | 6,415 | 6,705 |
当期変動額 | ||||||
剰余金の配当 | △151 | △151 | ||||
当期純損失(△) | △3,125 | △3,125 | ||||
自己株式の取得 | ||||||
自己株式の消却 | ||||||
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | ||||||
当期変動額合計 | ― | ― | ― | ― | △3,277 | △3,277 |
当期末残高 | 5,153 | 4,903 | 4,903 | 290 | 3,138 | 3,428 |
株主資本 | 評価・換算差額等 | 純資産合計 | ||||
自己株式 | 株主資本 合計 | その他有価証券評価差額金 | 繰延ヘッジ損益 | 評価・換算差額等合計 | ||
当期首残高 | △249 | 16,512 | 25,757 | △3,944 | 21,812 | 38,325 |
当期変動額 | ||||||
剰余金の配当 | △151 | △151 | ||||
当期純損失(△) | △3,125 | △3,125 | ||||
自己株式の取得 | △22 | △22 | △22 | |||
自己株式の消却 | ― | |||||
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | △4,083 | 2,325 | △1,758 | △1,758 | ||
当期変動額合計 | △22 | △3,299 | △4,083 | 2,325 | △1,758 | △5,057 |
当期末残高 | △272 | 13,212 | 21,673 | △1,619 | 20,054 | 33,267 |
当事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円) | ||||||
株主資本 | ||||||
資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | ||||
資本準備金 | 資本剰余金合計 | 利益準備金 | その他利益剰余金 | 利益剰余金合計 | ||
繰越利益 剰余金 | ||||||
当期首残高 | 5,153 | 4,903 | 4,903 | 290 | 3,138 | 3,428 |
当期変動額 | ||||||
剰余金の配当 | △174 | △174 | ||||
当期純利益 | 377 | 377 | ||||
自己株式の消却 | △272 | △272 | ||||
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | ||||||
当期変動額合計 | ― | ― | ― | ― | △68 | △68 |
当期末残高 | 5,153 | 4,903 | 4,903 | 290 | 3,070 | 3,360 |
株主資本 | 評価・換算差額等 | 純資産合計 | ||||
自己株式 | 株主資本 合計 | その他有価証券評価差額金 | 繰延ヘッジ損益 | 評価・換算差額等合計 | ||
当期首残高 | △272 | 13,212 | 21,673 | △1,619 | 20,054 | 33,267 |
当期変動額 | ||||||
剰余金の配当 | △174 | △174 | ||||
当期純利益 | 377 | 377 | ||||
自己株式の消却 | 272 | ― | ― | |||
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | △541 | △709 | △1,251 | △1,251 | ||
当期変動額合計 | 272 | 203 | △541 | △709 | △1,251 | △1,047 |
当期末残高 | ― | 13,416 | 21,132 | △2,329 | 18,803 | 32,220 |
(4)キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円) | ||
前事業年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | |
営業活動によるキャッシュ・フロー | ||
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | △4,447 | 222 |
減価償却費 | 884 | 1,095 |
ソフトウェア除却損 | 96 | ― |
支払備金の増減額(△は減少) | 1,749 | △1,764 |
責任準備金等の増減額(△は減少) | △22,216 | △25,459 |
貸倒引当金の増減額(△は減少) | △11 | 27 |
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) | 97 | △344 |
賞与引当金の増減額(△は減少) | 6 | 25 |
退職給付引当金の増減額(△は減少) | 70 | 72 |
価格変動準備金の増減額(△は減少) | 395 | 201 |
利息及び配当金収入 | △5,957 | △6,351 |
有価証券関係損益(△は益) | △3,295 | △5,237 |
為替差損益 | △528 | 326 |
有形固定資産関係損益(△は益) | 7 | 13 |
その他資産(除く投資活動関連・財務活動関連)の増減額(△は増加) | △1,172 | △2,955 |
その他負債(除く投資活動関連・財務活動関連)の増減額(△は減少) | △1,378 | 1,986 |
小計 | △35,699 | △38,141 |
利息及び配当金の受取額 | 5,754 | 6,233 |
法人税等の還付額 | 134 | 94 |
法人税等の支払額 | △304 | △397 |
営業活動によるキャッシュ・フロー | △30,114 | △32,210 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | ||
買入金銭債権の取得による支出 | ― | △1,000 |
買入金銭債権の売却・償還による収入 | ― | 47 |
有価証券の取得による支出 | △37,707 | △116,695 |
有価証券の売却・償還による収入 | 94,777 | 129,198 |
貸付けによる支出 | △39 | △2,836 |
貸付金の回収による収入 | 7,036 | 19 |
デリバティブ取引による収支(△は支出) | 2,782 | △198 |
先物取引差入証拠金の純増減額(△は増加) | △3,000 | ― |
資産運用に関するその他 | 58 | ― |
資産運用活動計 | 63,906 | 8,534 |
(営業活動および資産運用活動計) | 33,792 | △23,676 |
有形固定資産の取得による支出 | △72 | △100 |
無形固定資産の取得による支出 | △1,838 | △2,407 |
その他 | ― | 1 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | 61,995 | 6,027 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | ||
自己株式の取得による支出 | △22 | ― |
配当金の支払額 | △151 | ― |
その他 | △1 | 0 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | △175 | 0 |
現金及び現金同等物に係る換算差額 | ― | ― |
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 31,705 | △26,184 |
現金及び現金同等物の期首残高 | 18,731 | 50,437 |
現金及び現金同等物の期末残高 | 50,437 | 24,311 |
貸借対照表に関する注記
1. 有価証券の評価基準および評価方法は、次のとおりです。
(1) 子会社等株式の評価は、移動平均法に基づく原価法によります。
(2) 業種別監査委員会報告第21号「保険業における「責任準備金対応債券」に関する当面の会計上及び監査上の取扱い」(2000年11月16日 日本公認会計士協会)に基づく責任準備金対応債券の評価は移動平均法に基づく償却原価法によります。
(3) その他有価証券(時価を把握することが極めて困難と認められるものを除きます。)の評価は、期末日の市場価格等に基づく時価法によります。
なお、評価差額は全部純資産直入法により処理し、また、売却原価の算定は移動平均法に基づいています。
(4) その他有価証券のうち時価を把握することが極めて困難と認められるものの評価は、移動平均法に基づく原価法によります。
2. デリバティブ取引の評価は、時価法によります。
3. 会計方針の変更
有形固定資産の減価償却方法の変更
当社は、有形固定資産の減価償却方法について、従来、主として定率法を採用していましたが、当事業年度より定額法に変更しています。
この変更は、当社の親会社である楽天株式会社の連結グループにおける償却方法の統一の観点から、楽天株式会社の完全子会社となったことを契機として当社の保有する有形固定資産の使用状況を詳細に調査した結果、資産の経済的便益がその耐用年数にわたって平均的に消費されると予測されたため、より実態に則した定額法へ変更したものです。なお、この変更による当事業年度に与える影響は軽微です。
4. 有形固定資産の減価償却は定額法によります。
5. 自社利用のソフトウェアの減価償却は、社内における利用可能期間(主に3年・5年)に基づく定額法によります。
6. 外貨建の資産および負債の本邦通貨への換算は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しています。
7. 貸倒引当金は、債権の貸倒れによる損失に備えるため、資産の自己査定基準および償却・引当基準により、次のとおり計上しています。
破産、特別清算、手形交換所における取引停止処分等、法的・形式的に経営破綻の事実が発生している債務者に対する債権および実質的に経営破綻に陥っている債務者に対する債権については、債権額から担保の処分可能見込額および保証による回収が可能と認められる額等を控除し、その残額を引き当てています。
今後、経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に対する債権については、債権額から担保の処分可能見込額および保証による回収が可能と認められる額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を引き当てています。上記以外の債権については、過去の一定期間における貸倒実績等から算出した貸倒実績率を債権額に乗じた額を引き当てています。
また、全ての債権は資産の自己査定基準に基づき、各資産所管部門が資産査定を実施し、当該部署から独立した内部監査部が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の額を引き当てています。
8. 退職給付に係る会計処理の方法として、退職給付引当金および退職給付費用の処理方法は、次のとおりです。
(1) 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、期間定額基準によります。
(2) 数理計算上の差異の費用処理方法
数理計算上の差異は、翌事業年度に一時の費用として処理しています。
9. 賞与引当金は、従業員賞与に充てるため、支給見込額を基準に計上しています。
10. 価格変動準備金は、株式等の価格変動による損失に備えるため、保険業法第115条の規定に基づき計上しています。
11. ヘッジ会計の方法は、次のとおりです。
(1) ヘッジ会計の方法は繰延ヘッジによります。
(2) ヘッジ手段とヘッジ対象は次のとおりです。
(ヘッジ手段) (ヘッジ対象)
為替予約 外貨建債券
政策投資保有株式の空売り 国内株式
(3) ヘッジ方針は、有価証券の為替リスクと株価の価格変動リスクの減殺を目的とし、デリバティブ取引の執行と管理に関する権限・責任・実務内容等を定めた自社の規程に基づいた運用を実施しています。
(4) ヘッジ有効性評価の方法は、ヘッジ開始時から有効性判定時点までの期間において、ヘッジ対象とヘッジ手段の相場変動の累計を比較し、両者の変動額を基礎にして判断しています。
12. 有形固定資産の減価償却累計額は498百万円です。
13.(1) 貸付金のうち、破綻先債権額および延滞債権額はありません。
破綻先債権とは、元本または利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により、元本または利息の取立てまたは弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸付金(貸倒償却を行った部分を除きます。以下「未収利息不計上貸付金」といいます。)のうち、法人税法施行令(1965年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまで(貸倒引当金勘定への繰入限度額)に掲げる事由または同項第4号に規定する事由が生じている貸付金です。
延滞債権とは、未収利息不計上貸付金であって、破綻先債権および債務者の経営再建または支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸付金以外の貸付金です。
(2) 貸付金のうち、3ヵ月以上延滞債権額はありません。
3ヵ月以上延滞債権とは、元本または利息の支払が、約定支払日の翌日から3ヵ月以上遅延している貸付金で破綻先債権および延滞債権に該当しないものです。
(3) 貸付金のうち、貸付条件緩和債権額はありません。
貸付条件緩和債権とは、債務者の経営再建または支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取り決めを行った貸付金で、破綻先債権、延滞債権および3ヵ月以上延滞債権に該当しないものです。
14. 消費税等の会計処理は主として税抜方式によります。ただし、損害調査費、営業費及び一般管理費等の費用は税込方式によります。
なお、資産に係る控除対象外消費税等は仮払金に計上し、5年間で均等償却をしています。
15. 保険契約に基づく将来の債務の履行に備え、責任準備金等を積み立てています。当初想定した環境・条件等が大きく変動し予期せぬ損害の発生が見込まれる場合には、責任準備金等の必要額が変動する可能性があります。
16. 責任準備金対応債券の貸借対照表計上額および時価ならびにリスク管理方針の概要は次のとおりです。
(1) 責任準備金対応債券の当事業年度末における貸借対照表計上額はありません。
(2) 責任準備金対応債券に係るリスク管理方針の概要は、次のとおりです。
保険商品の特性に応じて小区分を設定し、リスク管理を適切に行うために、小区分を踏まえた全体的な資産運用方針と資金配分計画を策定しています。また、責任準備金対応債券と責任準備金のデュレーションが一定幅の中で一致していることを定期的に検証しています。
なお、当社の小区分は満期戻長期保険の払戻積立金を設定しています。
17. 担保に供している資産は次のとおりです。
株式 15,350百万円(注)
(注) 政策投資保有株式の空売りの担保として差し入れています。
18. 関係会社に対する金銭債権は2,809百万円、金銭債務は90百万円あります。
19. 繰延税金資産の総額は11,077百万円、繰延税金負債の総額は8,071百万円です。
なお、繰延税金資産の総額の算出にあたって、評価性引当額747百万円を控除しています。
繰延税金資産の発生の主な原因別の内訳は、責任準備金4,839百万円、退職給付引当金926百万円、支払備金408百万円、価格変動準備金2,167百万円、有価証券414百万円、為替ヘッジ750百万円、政策投資保有株式の空売り155百万円および繰越欠損金1,446百万円です。
繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は、その他有価証券評価差額金8,071百万円です。
20. 1株当たりの純資産額は1,907円49銭です。算定上の基礎である純資産の部の合計は32,220百万円、期末普通株式数は16,891千株です。
21. 親会社株式の額はありません。
22. 子会社株式の額はありません。
23. 支払備金の内訳は次のとおりです。
支払備金(出再支払備金控除前、(ロ)に掲げる保険を除きます。) | 15,195百万円 |
同上に係る出再支払備金 | 4,062百万円 |
差引(イ) | 11,132百万円 |
地震保険及び自動車損害賠償責任保険に係る支払備金(ロ) | 1,096百万円 |
計(イ+ロ) | 12,229百万円 |
24. 責任準備金の内訳は次のとおりです。
普通責任準備金(出再責任準備金控除前) | 73,413百万円 |
同上に係る出再責任準備金 | 28,211百万円 |
差引(イ) | 45,202百万円 |
その他の責任準備金(ロ) | 196,553百万円 |
計(イ+ロ) | 241,755百万円 |
25. 上記における親会社、子会社の定義は、会社計算規則第2条に基づいています。
26. 金額は記載単位未満を切り捨てて表示しています。
⦅金融商品に関する注記⦆
(1) 金融商品の状況に関する事項
① 金融商品に対する取組方針
当社は、損害保険事業を行っており、資産の運用に当たっては、損害保険会社の事業が公共性、社会性の高いものであることを鑑み、安全性、流動性を重視しつつ中長期的な収益確保を目指すことを基本とし、債券、特に確定利付債での運用を中心にしています。また、運用に係る各種リスクの抑制を図るため、「統合的リスク管理方針」に定める資産運用リスクの「基本方針」に則り、厳正な運用をしています。
② 金融商品の内容およびそのリスク
当社が保有する金融資産は、債券のほか、株式、投資信託および組合出資金をその他有価証券として中長期的目的で保有しており、これらは、発行体の信用リスク、金利の変動リスクおよび市場価格の変動リスクに晒されています。なお、リスクが高いものとして、流動性に乏しい非上場株式1,278百万円が含まれています。また、外貨建債券および投資信託を保有しており、為替の変動リスクに晒されています。
③ 金融商品に係るリスク管理体制
(ⅰ)信用リスクの管理
当社は、個別取引に際しては、厳正に信用リスクの分析・審査を行ったうえ、投融資を実施しています。
与信管理は、「資産自己査定基準」に従い、各関連部署により行われ、内部監査部がその手続きおよび結果の妥当性について検証をしています。貸付金は、銀行・政府保証および優良有価証券担保(国債等の債券・優良株式)の貸付を基本にしています。有価証券は「資産運用リスク管理規程 実務基準書」に基づき、発行体の格付け等を基準に銘柄の選別を厳しく行い、また、危険分散のため、同一銘柄への投資は過度に集中しないよう努めています。発行体の信用リスクに関しては、その信用情報や時価の把握に努め、適切な管理をしています。
これらの実施状況については資産運用リスク管理部会およびリスク管理委員会を通じ、定期的に取締役会へ報告しています。
(ⅱ)市場リスクの管理
次のリスクについてはVaR等によりリスク量の計測、ストレステストを実施し、適切に管理しています。その管理状況については資産運用リスク管理部会およびリスク管理委員会を通じ、定期的に取締役会へ報告しています。
a.金利リスクの管理
当社は、有価証券の残高、含み損益の把握に加え、保有債券の金利感応度分析等により、リスクの把握・管理をしています。また、「統合的リスク管理規程 実務基準書」および「資産運用リスク管理規程 実務基準書」に基づき、統合的リスク管理部門であるリスク管理部、資産運用リスク管理部門であるリスク管理部において、金融資産および負債の金利や期間を総合的に把握するとともに、資産と負債のギャップ分析や金利感応度分析等のモニタリングをしています。
b.為替リスクの管理
当社は、外貨建債券等については、投資額の総資産に対する割合を抑えながら、また、償還年月を分散することや為替ヘッジを行うことにより、為替リスクに対応しています。
c.価格変動リスクの管理
有価証券を含む投資商品の運用・管理については、半期毎に策定する「投資運用方針」、「職務権限規程」および「資産運用リスク管理規程 実務基準書」に従っています。国内株式の多くは、営業と密接な関係のある政策目的で保有しているものであり、取引先の市場環境や財務状況などをモニタリングしており、価格変動リスクの減殺を目的とし、信用取引を行うことがあります。また、株式ヘッジにより、価格変動のリスクの削減を行っています。
④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれています。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
(2) 金融商品の時価等に関する事項
貸借対照表計上額、時価およびこれらの差額については、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表に含まれていません。((注2)参照)
(単位:百万円)
貸借対照表計上額 | 時価 | 差額 | |
(Ⅰ) 現金及び預貯金 | 24,311 | 24,311 | ― |
(Ⅱ) 買入金銭債権 | 960 | 960 | ― |
(Ⅲ) 有価証券 | |||
その他有価証券 | 250,746 | 250,746 | ― |
(Ⅳ) 貸付金 | 3,078 | ||
貸倒引当金(*1) | △6 | ||
3,072 | 3,072 | ― | |
資産計 | 279,091 | 279,091 | ― |
デリバティブ取引(*2) | |||
ヘッジ会計が適用されていないもの | ― | ― | ― |
ヘッジ会計が適用されているもの | △569 | △569 | ― |
デリバティブ取引計 | △569 | △569 | ― |
(*1) 貸付金に対応する一般貸倒引当金を控除しています。
(*2) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しています。
(注1) 金融商品の時価の算定方法
資産
1. 現金及び預貯金
短期であるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によります。
2. 買入金銭債権
買入金銭債権は取引金融機関から提示された価格等によっています。
3. 有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっており、債券は取引所の価格または取引金融機関から提示された価格によります。また、投資信託については、公表されている基準価格等によります。組合出資金については、組合財産を時価評価できるものには時価評価を行ったうえ、当該時価に対する持分相当額を組合出資金の時価とみなして計上しています。
なお、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項は、以下のとおりです。
(1) 売買目的有価証券はありません。
(2) 満期保有目的の債券はありません。
(3) 責任準備金対応債券はありません。
(4) その他有価証券の当事業年度中の売却額は101,507百万円であり、売却益の合計額は7,150百万円、売却損の合計額は1,320百万円です。また、その他有価証券において、種類ごとの貸借対照表計上額、取得原価または償却原価およびこれらの差額については、次のとおりです。
(単位:百万円)
種類 | 貸借対照表計上額 | 取得原価 または償却原価 | 差額 | |
貸借対照表計上額が取得原価または償却原価を超えるもの | (Ⅰ) 買入金銭債権 | 960 | 952 | 7 |
(Ⅱ) 公社債 | 42,737 | 41,746 | 990 | |
(Ⅲ) 株式 | 37,684 | 18,933 | 18,750 | |
(Ⅳ) 外国証券 | 121,133 | 115,670 | 5,463 | |
(Ⅴ) その他 | 20,689 | 16,220 | 4,469 | |
小計 | 223,205 | 193,523 | 29,681 | |
貸借対照表計上額が取得原価または償却原価を超えないもの | (Ⅰ) 買入金銭債権 | ― | ― | ― |
(Ⅱ) 公社債 | 11,298 | 11,300 | △1 | |
(Ⅲ) 株式 | 1,021 | 1,175 | △153 | |
(Ⅳ) 外国証券 | 14,246 | 14,505 | △258 | |
(Ⅴ) その他 | 1,934 | 1,999 | △64 | |
小計 | 28,501 | 28,979 | △478 | |
合計 | 251,706 | 222,503 | 29,203 |
(5) 上記の表中にある「取得原価」は減損処理後の帳簿価額です。当事業年度において、その他有価証券で時価のあるものについて389百万円減損処理しています。
(6) 当事業年度中において、保有目的が変更となった有価証券はありません。
4.貸付金
保険約款貸付は、当該貸付を解約返戻金の範囲内に限るなどの特性により返済期限を設けておらず、返済見込み期間および金利条件等から、時価は帳簿価額と近似しているものと想定されるため、帳簿価額を時価としています。
5.デリバティブ取引
注記事項を参照してください。
(注2) 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は、次のとおりであり、「(Ⅱ)有価証券」には含めていません。
(単位:百万円)
種類 | 貸借対照表計上額 |
有価証券(*1) | |
(Ⅰ)非上場株式(*2) | 1,278 |
(Ⅱ)その他(*3) | 0 |
合計 | 1,278 |
(*1)当事業年度において、その他有価証券で時価を把握することが極めて困難と認められるものについて4百万円減損処理をしています。
(*2)非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、時価開示の対象とはしていません。
(*3)出資証券については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、時価開示の対象とはしていません。
(注3)金銭債権および満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:百万円)
1年以内 | 1年超 5年以内 | 5年超 10年以内 | 10年超 | |
預貯金 | ― | ― | ― | ― |
買入金銭債権 | ― | ― | ― | 952 |
有価証券 | ||||
その他有価証券のうち満期があるもの | ||||
国債 | ― | ― | ― | ― |
地方債 | ― | 700 | ― | ― |
社債 | 600 | 18,800 | 10,400 | 22,600 |
外国証券 | 10,680 | 69,828 | 23,695 | ― |
その他 | 22 | 591 | 650 | ― |
貸付金(※) | ― | ― | 2,800 | ― |
合計 | 11,303 | 89,919 | 37,545 | 23,552 |
(※) 貸付金のうち、期間の定めのないもの278百万円は含めていません。
損益計算書に関する注記
1. 関係会社との取引による収益総額は5百万円、費用総額は299百万円です。
2. (1) 正味収入保険料の内訳は次のとおりです。
収入保険料 | 51,373百万円 |
支払再保険料 | 15,076百万円 |
差引 | 36,296百万円 |
(2) 正味支払保険金の内訳は次のとおりです。
支払保険金 | 47,569百万円 |
回収再保険金 | 15,271百万円 |
差引 | 32,297百万円 |
(3) 諸手数料及び集金費の内訳は次のとおりです。
支払諸手数料及び集金費 | 11,161百万円 |
出再保険手数料 | 2,956百万円 |
差引 | 8,204百万円 |
(4) 支払備金繰入額(△は支払備金戻入額)の内訳は次のとおりです。
支払備金繰入額(出再支払備金控除前、(ロ)に掲げる保険を除きます。) | 1,352百万円 |
同上に係る出再支払備金繰入額 | 2,979百万円 |
差引(イ) | △1,626百万円 |
地震保険及び自動車損害賠償責任保険に係る支払備金繰入額(ロ) | △138百万円 |
計(イ+ロ) | △1,764百万円 |
(5) 責任準備金繰入額(△は責任準備金戻入額)の内訳は次のとおりです。
普通責任準備金繰入額(出再責任準備金控除前) | 1,779百万円 |
同上に係る出再責任準備金繰入額 | 2,363百万円 |
差引(イ) | △584百万円 |
その他の責任準備金繰入額(ロ) | △24,875百万円 |
計(イ+ロ) | △25,459百万円 |
(6) 利息及び配当金収入の内訳は次のとおりです。
預貯金利息 | 0百万円 |
買入金銭債権利息 | 1百万円 |
有価証券利息・配当金 | 5,989百万円 |
貸付金利息 | 11百万円 |
その他利息・配当金 | 0百万円 |
計 | 6,002百万円 |
3. 損害調査費並びに営業費及び一般管理費として計上した退職給付費用は179百万円であり、その内訳は次のとおりです。
勤務費用 | 183百万円 |
利息費用 | 0百万円 |
数理計算上の差異の費用処理額 | △3百万円 |
計 | 179百万円 |
4. 当期における法定実効税率は28.00%です。
5. 1株当たりの当期純利益は22円40銭です。算定上の基礎である当期純利益は377百万円、普通株式に係る当期純利益は377百万円、普通株式の期中平均株式数は16,868千株です。
6. 関連当事者との重要な取引は下記のとおりです。
(単位:百万円)
種類 | 会社等の名称 | 議決権の所有 (被所有)割合(%) | 関連当事者 との関係 | 取引内容 | 取引金額 | 科目 | 期末残高 |
親会社 | 楽天インシュアランスホールディングス株式会社 | (被所有) 直接100.0 | 資金の貸付 | 資金の貸付 | 2,800 | 貸付金 | 2,800 |
利息の受取 | - | 未収収益 | 5 |
(注1) 取引条件および取引条件の決定方針等
貸付利率は市場金利をベースに設定し、貸付期間等についても一般の取引条件と同様に決定しています。
7. 上記における親会社、関係会社の定義は、会社計算規則第2条に基づいています。
8. 金額は記載単位未満を切り捨てて表示しています。
株主資本等変動計算書に関する注記
1. 発行済株式の種類および総数ならびに自己株式の種類および株式数に関する事項
(単位:千株)
当事業年度期首株式数 | 当事業年度増加株式数 | 当事業年度減少株式数 | 当事業年度期末株式数 | |
発行済株式 | ||||
普通株式(注2) | 8,970 | 8,336 | 414 | 16,891 |
優先株式(注2) | 2,084 | ― | 2,084 | ― |
合 計 | 11,054 | 8,336 | 2,498 | 16,891 |
自己株式 | ||||
普通株式(注1) | 414 | ― | 414 | ― |
優先株式(注2) | ― | 2,084 | 2,084 | ― |
合 計 | 414 | 2,084 | 2,498 | ― |
(注1) 普通株式の自己株式の株式数の減少414千株は、自己株式の消去による減少です。
(注2) 優先株式の取得請求権の行使により、当社が優先株式2,084千株を取得するのと引換に普通株式8,336千株を交付しています。2018年4月2日に行われた当社取締役会議により当社が取得し保有する種類株式のすべてを消却しています。
2. 新株予約権および自己新株予約権に関する事項
該当事項はありません。
3.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
①金銭による配当金支払額
該当事項はありません。
②金銭以外による配当金支払額
(決議) | 株式の種類 | 配当財産 の種類 | 配当財産の 帳簿価額 (百万円) | 1株当たり 配当額 (円) | 基準日 | 効力発生日 |
2018年12月5日 株主総会 | 子会社株式 | 有価証券 | 174 | ― | ― | 2018年12月10日 |
(注) 1株当たり配当額は定めていません。
(2)基準日が当事業年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が当事業年度後となるもの
該当事項はありません。
4.金額は記載単位未満を切り捨てて表示しています。
キャッシュ・フロー計算書に関する注記
1. 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は次のとおりです。
現金及び預貯金 | 24,311百万円 |
有価証券 | 252,024百万円 |
預入期間が3ヵ月を超える定期預金 | -百万円 |
現金同等物以外の有価証券 | △252,024百万円 |
現金及び現金同等物 | 24,311百万円 |
2. 投資活動によるキャッシュ・フローには、保険事業に係る資産運用業務から生じるキャッシュ・フローを含んでいます。
(5)1株当たり配当等
区分 | 2017年度 | 2018年度 | |
利益金に関する諸指標 | 1株当たり配当額 | 普通株式 ―円 甲種優先株式 ―円 | 普通株式 ―円 |
1株当たり当期純利益 | △364円80銭 | 22円40銭 | |
配当性向 | ―% | ―% |
(注) 1株当たり当期純利益は | 普通株式に係る当期純利益 | により算出しています。 |
期中平均株式数(加重平均) |
(6)1株当たり純資産額
(単位:円)
区分 | 2017年度 | 2018年度 |
1株当たり純資産額 | 3,303.91 | 1,907.49 |
(7)従業員1人当たり総資産
(単位:百万円)
区分 | 2017年度 | 2018年度 |
従業員1人当たり総資産 | 634 | 533 |
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
1 第19期当連結会計年度における経営成績等の状況
当連結会計年度(自2018年1月1日至2018年12月31日)における当社グループの経営成績等の状況については以下のとおりであります。なお、当連結会計年度においてはクレジットカード事業セグメントのみの単一セグメントであるため、セグメントごとの分析は省略しております。
当連結会計年度における国内経済は、個人消費は雇用・所得環境の改善に伴い回復基調が続いたことに加え、企業の設備投資も企業業績に支えられ好調だったことから、全般として緩やかな拡大状態となりました。海外では米国・欧州経済が回復したことに加え、新興国経済も世界経済の回復に歩調を合わせて緩やかに拡大致しました。一方で米中貿易摩擦の拡大への懸念や、中東の地政学リスク、英国のEU離脱等の不透明要因も今後のリスクとして残りました。このような経済環境のもと、当社の主たる事業であるクレジットカード業界では、緩やかな拡大を続けました。また、貸金業法改正以降、市場規模が縮小を続けてきたパーソナル・ファイナンス業界も底打ち感が出て、ほぼ横這いの状況となりました。
このような環境の中、当社におきましては、クレジットカード事業を中心に、楽天グループにおける中核を担う企業として、着実な成長を果たすことができました。引き続きカード会員が増加し、グループ内外でのショッピング取扱高やリボルビング残高も、業界平均を上回る高い成長を収めました。
具体的には、楽天グループ各社のサイト上に当社のバナー広告の展開や、テレビCMやWebCMの放送による認知度向上に加え、ディズニー・デザイン、YOSHIKIデザイン、ヴィッセル神戸デザイン、イニエスタデザイン等のデザインカードの投入や、新たにAmerican Express International, Inc.ブランドのカード投入等により会員数が伸長し、1,658万人(前期末比10.6%増)となりました。また、積極的なキャンペーン活動を継続的に行った結果、ショッピング取扱高は7兆4,224億42百万円(前期比 22.2%増)、ショッピングリボルビング残高は5,172億48百万円(前期末比21.7%増)、キャッシング残高は1,173億55百万円(前期末比21.9%増)まで伸ばすことができました。
一方で、債権回収におきましては、未収債権の回収強化のため全社を挙げての回収業務を継続実施したことにより、資産の健全性を維持できました。
以上の結果、当期の業績につきましては、売上収益188,756百万円(前期比16.7%増)、営業利益38,473百万円(前期比13.8%増)、当期利益は27,252百万円(前期比15.5%増)を達成致しました。
なお、当社グループは、楽天銀行株式会社に対して信用保証を提供しています。当該顧客に対する売上収益は、前連結会計年度において18,687百万円(連結売上収益の11.6%)、当連結会計年度において19,165百万円(同10.2%)です。
(1) 財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度末の資産合計は1,755,603百万円となり、前連結会計年度末の資産合計1,426,875百万円と比べ、328,728百万円増加しました。これは主に、カード事業の貸付金が240,835百万円増加したことによるものです。なお、カード事業の貸付金の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円)
(負債)
当連結会計年度末の負債合計は1,666,007百万円となり、前連結会計年度末の負債合計1,319,112百万円と比べ、346,895百万円増加しました。これは主に、社債及び借入金が316,897百万円増加したことによるものです。
(資本)
当連結会計年度末の資本合計は89,596百万円となり、前連結会計年度末の資本合計107,763百万円と比べ、18,167 百万円減少しました。これは主に、会計基準変更等により利益剰余金が17,996百万円減少したことによるものです。
(2) 経営成績の分析
当社グループでは、Non-GAAP営業利益を経営成績評価上の重要な指標としております。当連結会計年度におけるNon-GAAP営業利益は33,152百万円となり、前連結会計年度の30,703百万円から2,449百万円(8.0%)増加しました。これは、売上収益が増加した一方で、会計基準の変更に伴い、貸倒引当金繰入額が増加したこと等により営業費用が増加した事によるものです。
その他、当社グループにおける経営成績は以下のとおりです。
(売上収益)
当連結会計年度における売上収益は188,756百万円となり、前連結会計年度の161,765百万円から26,991百万円(16.7%)増加しました。これは、『楽天カード』会員の増加に伴い、ショッピング取扱高やリボルビング残高等が伸長したこと等によるものです。なお、売上収益の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円)
(営業費用)
当連結会計年度における営業費用は150,124百万円となり、前連結会計年度の127,921百万円から22,203百万円(17.4%)増加しました。これは、会計基準の変更に伴い、貸倒引当金繰入額が増加したこと等によるものです。
(営業利益)
当連結会計年度における営業利益は38,473百万円となり、前連結会計年度の33,804百万円から4,669百万円(13.8%)増加しました。これは、積極的な販促活動により費用が増加した一方で、売上収益が増加したこと等にによるものです。
(税引前当期利益)
当連結会計年度における税引前当期利益は38,474百万円となり、前連結会計年度の33,804百万円から4,670百万円(13.8%)増加しました。これは、営業利益で説明した要因等により利益が増加したことによるものです。
(法人所得税費用)
当連結会計年度における法人所得税費用は11,222百万円となり、前連結会計年度の10,205百万円から1,017百万円(10.0%)増加しました。
(当期利益)
以上の結果、当期利益は27,252百万円となり、前連結会計年度の23,599百万円から3,653百万円(15.5%)増加しました。
(親会社の所有者に帰属する当期利益)
以上の結果、親会社の所有者に帰属する当期利益は27,253百万円となり、前連結会計年度の23,599百万円から3,654百万円(15.5%)増加しました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ51,189百万円増加し、148,510百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況及び主な変動要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、242,292百万円の資金流出(前連結会計年度は150,276百万円の資金流出)となりました。これは主に、クレジットカード事業の貸付金の増加によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、13,559百万円の資金流出(前連結会計年度は7,094百万円の資金流出)となりました。これは主に、有形固定資産取得によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、307,102百万円の資金流入(前連結会計年度は172,520百万円の資金流入)となりました。これは主に、取扱高増加に伴う借入金の増加によるものです。
(資本の財源及び資金の流動性に係る情報)
当社グループでは、グループ全体における持続的成長の実現を可能とするために、安定的かつ多様な資金調達手段の確保を行う事、また、各社の高い財務健全性を維持するために、十分な流動性を確保することが重要だと認識しております。具体的な資金調達手法および資金調達については、低利かつ安定的な調達を行い、十分な流動性の確保に努めております。
なお、当社の当連結会計年度末時点の信用格付けは、JCRから、発行体格付け「A(シングルA)」を取得しております。また、R&Iからは発行体格付け「A-(シングルAマイナス)」を取得しております。
(4)重要な会計上の見積及び当該見積りに用いた仮定
当社グループにおける重要な会計上の見積及び当該見積りに用いた仮定につきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 連結財務諸表注記 3.重要な会計上の見積り及び判断 (1) 重要な会計上の見積り及び仮定」に記載しております。
(5)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容及び今後の方針について
楽天グループ各社のサイト上に当社のバナー広告の展開や、テレビCMやWebCMの放送による認知度向上に加え、デザインカードの投入や、新たにAmerican Express International, Inc.ブランドのカード投入等により会員数が伸長しました。加えて積極的なキャンペーン活動を継続的に行った結果、当連結会計年度において、当社グループの主なKPIであるカードショッピング取扱高は7兆4,224億42百万円(前期比22.2%増)、ショッピングリボルビング残高は5,172億48百万円(前期末比21.7%増)、キャッシング残高は1,173億55百万円(前期末比21.9%増)になりました。
カードショッピング取扱高は前期比22.2%増と大幅に増加し、当連結会計年度も引き続き高い成長を維持することができました。ショッピングリボルビング残高・キャッシング残高においても前期比20%超の高い成長率を達成し業界平均を上回る高い成長を収めることができました。
当該KPIの増加により売上収益が拡大し、経営成績評価上の重要な指標としているNon-GAAP営業利益は、当連結会計年度は33,152百万円となり前連結会計年度の30,703百万円から2,449百万円(8.0%)増加しました。
今後の施策として、キャッシュレス決済の業界全体としての追い風を味方につけ、引続き効果的且つ効率的なマーケティング戦略と新規会員の獲得に向けて効率的なプロモーション活動を行っていきます。また、2019年4月1日の組織再編で楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社等が連結子会社になることにより、顧客基盤を最大限に活用したクロスユースの促進を行い、楽天グループの中核企業として各社間のシナジーを更に発揮してまいります。これらにより、当該KPIの拡大に努め収益の増加を図りつつも資産の健全性を維持しNon-GAAP営業利益の更なる増加を目指してまいります。
2 第20期第3四半期における経営成績等の状況
当第3四半期(自2019年1月1日至2019年9月30日)の当社グループの経営成績等の状況については以下のとおりです。
なお、当社は2019年4月1日付の会社分割による楽天グループ企業の組織再編に基づき楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社等を完全子会社としており、そのため、楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、並びに楽天インシュアランスホールディングス株式会社とその主要子会社である楽天生命保険株式会社、楽天損害保険株式会社等の経営成績等については、自2019年4月1日至2019年9月30日の状況であります。
(1) 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は6,654,716百万円となり、前連結会計年度末の資産合計1,755,603百万円と比べ、4,899,113百万円増加しました。これは主に、組織再編により連結子会社が増加したことにより、証券事業の金融資産、銀行事業の有価証券・貸付金、保険事業の有価証券等の資産が増加したことによるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は6,211,859百万円となり、前連結会計年度末の負債合計1,666,007百万円と比べ、4,545,852百万円増加しました。これは資産と同様に組織再編により連結子会社が増加し、銀行事業の預金、証券事業の金融負債及び保険事業の保険契約準備金が増加したことによるものです。
(資本)
当第3四半期連結会計期間末の資本合計は442,857百万円となり、前連結会計年度末の資本合計89,596百万円と比べ、353,261百万円増加しました。これは主に、組織再編により無対価にて子会社株式の分割・吸収を行ったことから、資本剰余金・利益剰余金が増加したことによるものです。
(2) 経営成績の分析
当社グループは2019年4月に組織再編を行っており、前年同四半期の経営成績には、各子会社の損益が含まれておりません。そのため、当社グループの経営成績における前年度比較及びセグメントごとの経営成績における前年同四半期比較の記載を省略しております。
当社グループにおける経営成績は以下の通りであります。
(売上収益)
当第3四半期連結累計期間における売上収益は258,397百万円となっております。これは、『楽天カード』会員の順調な増加に伴うショッピング取扱高、リボルビング残高およびキャッシング残高の増加が売上収益の増加に貢献したこと等によるものです。
(営業費用)
当第3四半期連結累計期間における営業費用は209,854百万円となっております。これは、売上収益の更なる成長を目指した販促活動及び売上収益の増加に伴う貸倒引当金繰入額等の営業費用を計上したことによるものです。
(営業利益)
当第3四半期連結累計期間における営業利益は47,113百万円となっております。これは、積極的な販促活動等により費用が発生した一方で、売上収益の増加が貢献したことによるものです
(税引前四半期利益)
当第3四半期連結累計期間における税引前四半期利益は46,964百万円となっております。これは、主に営業利益で説明した要因によるものです。
(法人所得税費用)
当第3四半期連結累計期間における法人所得税費用は14,043百万円となっております。
(四半期利益)
以上の結果、四半期利益は32,921百万円となっております。
(親会社の所有者に帰属する四半期利益)
以上の結果、親会社の所有者に帰属する四半期利益は32,923百万円となっております。
当社グループにおけるセグメントごとの、セグメントに係る売上収益、セグメント損益(Non-GAAP営業利益)は以下のとおりです。
当第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
(単位:百万円)
当第3四半期連結会計期間(自 2019年7月1日 至 2019年9月30日)
(単位:百万円)
なお、セグメントに係る売上収益から連結上の売上収益への調整は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
(クレジットカード事業)
『楽天カード』会員の順調な増加に伴うショッピング取扱高、リボルビング残高およびキャッシング残高の増加等により、クレジットカード事業セグメントに係る売上収益は167,400百万円、セグメント利益は24,477百万円となりました。
(銀行事業)
住宅ローン等の銀行事業の貸付金及び預金口座数の増加等により、銀行事業セグメントに係る売上収益は44,487百万円、セグメント利益は13,612百万円となりました。
(証券事業)
顧客預り資産及び新規口座数の獲得の増加に伴う顧客基盤の拡大等により、証券事業セグメントに係る売上収益は27,494百万円、セグメント利益は5,437百万円となりました。
(保険事業)
生命保険サービスの保険契約及び損害保険サービスの資金運用収益の増加等により、保険事業セグメントに係る売上収益は36,954百万円、セグメント利益は411百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ888,811百万円増加し、1,037,321百万円となりました。組織再編に伴い、主に楽天銀行等の新規連結子会社による影響で880,018百万円増加しました。当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況及び主な変動要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、69,398百万円の資金流入(前第3四半期連結累計期間は122,439百万円の資金流出)となりました。これは主に、銀行事業の預金の増加によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、117,700百万円の資金流出(前第3四半期連結累計期間は9,737百万円の資金流出)となりました。これは主に、銀行事業の有価証券の売却及び償還による収入が148,130百万円の資金流入になった一方で、銀行事業の有価証券の取得による支出が214,599百万円の資金流出になった影響です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、57,022百万円の資金流入(前第3四半期連結累計期間は175,234百万円の資金流入)となりました。これは主に、長期借入れによる収入が増加したことによる影響です。
当連結会計年度(自2018年1月1日至2018年12月31日)における当社グループの経営成績等の状況については以下のとおりであります。なお、当連結会計年度においてはクレジットカード事業セグメントのみの単一セグメントであるため、セグメントごとの分析は省略しております。
当連結会計年度における国内経済は、個人消費は雇用・所得環境の改善に伴い回復基調が続いたことに加え、企業の設備投資も企業業績に支えられ好調だったことから、全般として緩やかな拡大状態となりました。海外では米国・欧州経済が回復したことに加え、新興国経済も世界経済の回復に歩調を合わせて緩やかに拡大致しました。一方で米中貿易摩擦の拡大への懸念や、中東の地政学リスク、英国のEU離脱等の不透明要因も今後のリスクとして残りました。このような経済環境のもと、当社の主たる事業であるクレジットカード業界では、緩やかな拡大を続けました。また、貸金業法改正以降、市場規模が縮小を続けてきたパーソナル・ファイナンス業界も底打ち感が出て、ほぼ横這いの状況となりました。
このような環境の中、当社におきましては、クレジットカード事業を中心に、楽天グループにおける中核を担う企業として、着実な成長を果たすことができました。引き続きカード会員が増加し、グループ内外でのショッピング取扱高やリボルビング残高も、業界平均を上回る高い成長を収めました。
具体的には、楽天グループ各社のサイト上に当社のバナー広告の展開や、テレビCMやWebCMの放送による認知度向上に加え、ディズニー・デザイン、YOSHIKIデザイン、ヴィッセル神戸デザイン、イニエスタデザイン等のデザインカードの投入や、新たにAmerican Express International, Inc.ブランドのカード投入等により会員数が伸長し、1,658万人(前期末比10.6%増)となりました。また、積極的なキャンペーン活動を継続的に行った結果、ショッピング取扱高は7兆4,224億42百万円(前期比 22.2%増)、ショッピングリボルビング残高は5,172億48百万円(前期末比21.7%増)、キャッシング残高は1,173億55百万円(前期末比21.9%増)まで伸ばすことができました。
一方で、債権回収におきましては、未収債権の回収強化のため全社を挙げての回収業務を継続実施したことにより、資産の健全性を維持できました。
以上の結果、当期の業績につきましては、売上収益188,756百万円(前期比16.7%増)、営業利益38,473百万円(前期比13.8%増)、当期利益は27,252百万円(前期比15.5%増)を達成致しました。
なお、当社グループは、楽天銀行株式会社に対して信用保証を提供しています。当該顧客に対する売上収益は、前連結会計年度において18,687百万円(連結売上収益の11.6%)、当連結会計年度において19,165百万円(同10.2%)です。
(1) 財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度末の資産合計は1,755,603百万円となり、前連結会計年度末の資産合計1,426,875百万円と比べ、328,728百万円増加しました。これは主に、カード事業の貸付金が240,835百万円増加したことによるものです。なお、カード事業の貸付金の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度 (2017年12月31日) | 当連結会計年度 (2018年12月31日) | |
包括信用購入あっせん | 1,159,941 | 1,420,105 |
融資 | 98,171 | 119,971 |
その他のカード事業の貸付金 | 100 | 100 |
カード事業の貸付金総額 | 1,258,212 | 1,540,176 |
貸倒引当金 | △35,017 | △76,146 |
カード事業の貸付金純額 | 1,223,195 | 1,464,030 |
(負債)
当連結会計年度末の負債合計は1,666,007百万円となり、前連結会計年度末の負債合計1,319,112百万円と比べ、346,895百万円増加しました。これは主に、社債及び借入金が316,897百万円増加したことによるものです。
(資本)
当連結会計年度末の資本合計は89,596百万円となり、前連結会計年度末の資本合計107,763百万円と比べ、18,167 百万円減少しました。これは主に、会計基準変更等により利益剰余金が17,996百万円減少したことによるものです。
(2) 経営成績の分析
当社グループでは、Non-GAAP営業利益を経営成績評価上の重要な指標としております。当連結会計年度におけるNon-GAAP営業利益は33,152百万円となり、前連結会計年度の30,703百万円から2,449百万円(8.0%)増加しました。これは、売上収益が増加した一方で、会計基準の変更に伴い、貸倒引当金繰入額が増加したこと等により営業費用が増加した事によるものです。
その他、当社グループにおける経営成績は以下のとおりです。
(売上収益)
当連結会計年度における売上収益は188,756百万円となり、前連結会計年度の161,765百万円から26,991百万円(16.7%)増加しました。これは、『楽天カード』会員の増加に伴い、ショッピング取扱高やリボルビング残高等が伸長したこと等によるものです。なお、売上収益の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円)
主要なサービスライン | 前連結会計年度 (自 2017年1月1日 至 2017年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2018年1月1日 至 2018年12月31日) |
包括信用購入あっせん収益 | 104,768 | 126,711 |
融資収益 | 16,659 | 20,227 |
信用保証収益 | 18,916 | 19,357 |
その他の収益 | 21,422 | 22,461 |
合計 | 161,765 | 188,756 |
(営業費用)
当連結会計年度における営業費用は150,124百万円となり、前連結会計年度の127,921百万円から22,203百万円(17.4%)増加しました。これは、会計基準の変更に伴い、貸倒引当金繰入額が増加したこと等によるものです。
(営業利益)
当連結会計年度における営業利益は38,473百万円となり、前連結会計年度の33,804百万円から4,669百万円(13.8%)増加しました。これは、積極的な販促活動により費用が増加した一方で、売上収益が増加したこと等にによるものです。
(税引前当期利益)
当連結会計年度における税引前当期利益は38,474百万円となり、前連結会計年度の33,804百万円から4,670百万円(13.8%)増加しました。これは、営業利益で説明した要因等により利益が増加したことによるものです。
(法人所得税費用)
当連結会計年度における法人所得税費用は11,222百万円となり、前連結会計年度の10,205百万円から1,017百万円(10.0%)増加しました。
(当期利益)
以上の結果、当期利益は27,252百万円となり、前連結会計年度の23,599百万円から3,653百万円(15.5%)増加しました。
(親会社の所有者に帰属する当期利益)
以上の結果、親会社の所有者に帰属する当期利益は27,253百万円となり、前連結会計年度の23,599百万円から3,654百万円(15.5%)増加しました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ51,189百万円増加し、148,510百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況及び主な変動要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、242,292百万円の資金流出(前連結会計年度は150,276百万円の資金流出)となりました。これは主に、クレジットカード事業の貸付金の増加によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、13,559百万円の資金流出(前連結会計年度は7,094百万円の資金流出)となりました。これは主に、有形固定資産取得によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、307,102百万円の資金流入(前連結会計年度は172,520百万円の資金流入)となりました。これは主に、取扱高増加に伴う借入金の増加によるものです。
(資本の財源及び資金の流動性に係る情報)
当社グループでは、グループ全体における持続的成長の実現を可能とするために、安定的かつ多様な資金調達手段の確保を行う事、また、各社の高い財務健全性を維持するために、十分な流動性を確保することが重要だと認識しております。具体的な資金調達手法および資金調達については、低利かつ安定的な調達を行い、十分な流動性の確保に努めております。
なお、当社の当連結会計年度末時点の信用格付けは、JCRから、発行体格付け「A(シングルA)」を取得しております。また、R&Iからは発行体格付け「A-(シングルAマイナス)」を取得しております。
(4)重要な会計上の見積及び当該見積りに用いた仮定
当社グループにおける重要な会計上の見積及び当該見積りに用いた仮定につきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 連結財務諸表注記 3.重要な会計上の見積り及び判断 (1) 重要な会計上の見積り及び仮定」に記載しております。
(5)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容及び今後の方針について
楽天グループ各社のサイト上に当社のバナー広告の展開や、テレビCMやWebCMの放送による認知度向上に加え、デザインカードの投入や、新たにAmerican Express International, Inc.ブランドのカード投入等により会員数が伸長しました。加えて積極的なキャンペーン活動を継続的に行った結果、当連結会計年度において、当社グループの主なKPIであるカードショッピング取扱高は7兆4,224億42百万円(前期比22.2%増)、ショッピングリボルビング残高は5,172億48百万円(前期末比21.7%増)、キャッシング残高は1,173億55百万円(前期末比21.9%増)になりました。
カードショッピング取扱高は前期比22.2%増と大幅に増加し、当連結会計年度も引き続き高い成長を維持することができました。ショッピングリボルビング残高・キャッシング残高においても前期比20%超の高い成長率を達成し業界平均を上回る高い成長を収めることができました。
当該KPIの増加により売上収益が拡大し、経営成績評価上の重要な指標としているNon-GAAP営業利益は、当連結会計年度は33,152百万円となり前連結会計年度の30,703百万円から2,449百万円(8.0%)増加しました。
今後の施策として、キャッシュレス決済の業界全体としての追い風を味方につけ、引続き効果的且つ効率的なマーケティング戦略と新規会員の獲得に向けて効率的なプロモーション活動を行っていきます。また、2019年4月1日の組織再編で楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社等が連結子会社になることにより、顧客基盤を最大限に活用したクロスユースの促進を行い、楽天グループの中核企業として各社間のシナジーを更に発揮してまいります。これらにより、当該KPIの拡大に努め収益の増加を図りつつも資産の健全性を維持しNon-GAAP営業利益の更なる増加を目指してまいります。
2 第20期第3四半期における経営成績等の状況
当第3四半期(自2019年1月1日至2019年9月30日)の当社グループの経営成績等の状況については以下のとおりです。
なお、当社は2019年4月1日付の会社分割による楽天グループ企業の組織再編に基づき楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社等を完全子会社としており、そのため、楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、並びに楽天インシュアランスホールディングス株式会社とその主要子会社である楽天生命保険株式会社、楽天損害保険株式会社等の経営成績等については、自2019年4月1日至2019年9月30日の状況であります。
(1) 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は6,654,716百万円となり、前連結会計年度末の資産合計1,755,603百万円と比べ、4,899,113百万円増加しました。これは主に、組織再編により連結子会社が増加したことにより、証券事業の金融資産、銀行事業の有価証券・貸付金、保険事業の有価証券等の資産が増加したことによるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は6,211,859百万円となり、前連結会計年度末の負債合計1,666,007百万円と比べ、4,545,852百万円増加しました。これは資産と同様に組織再編により連結子会社が増加し、銀行事業の預金、証券事業の金融負債及び保険事業の保険契約準備金が増加したことによるものです。
(資本)
当第3四半期連結会計期間末の資本合計は442,857百万円となり、前連結会計年度末の資本合計89,596百万円と比べ、353,261百万円増加しました。これは主に、組織再編により無対価にて子会社株式の分割・吸収を行ったことから、資本剰余金・利益剰余金が増加したことによるものです。
(2) 経営成績の分析
当社グループは2019年4月に組織再編を行っており、前年同四半期の経営成績には、各子会社の損益が含まれておりません。そのため、当社グループの経営成績における前年度比較及びセグメントごとの経営成績における前年同四半期比較の記載を省略しております。
当社グループにおける経営成績は以下の通りであります。
(売上収益)
当第3四半期連結累計期間における売上収益は258,397百万円となっております。これは、『楽天カード』会員の順調な増加に伴うショッピング取扱高、リボルビング残高およびキャッシング残高の増加が売上収益の増加に貢献したこと等によるものです。
(営業費用)
当第3四半期連結累計期間における営業費用は209,854百万円となっております。これは、売上収益の更なる成長を目指した販促活動及び売上収益の増加に伴う貸倒引当金繰入額等の営業費用を計上したことによるものです。
(営業利益)
当第3四半期連結累計期間における営業利益は47,113百万円となっております。これは、積極的な販促活動等により費用が発生した一方で、売上収益の増加が貢献したことによるものです
(税引前四半期利益)
当第3四半期連結累計期間における税引前四半期利益は46,964百万円となっております。これは、主に営業利益で説明した要因によるものです。
(法人所得税費用)
当第3四半期連結累計期間における法人所得税費用は14,043百万円となっております。
(四半期利益)
以上の結果、四半期利益は32,921百万円となっております。
(親会社の所有者に帰属する四半期利益)
以上の結果、親会社の所有者に帰属する四半期利益は32,923百万円となっております。
当社グループにおけるセグメントごとの、セグメントに係る売上収益、セグメント損益(Non-GAAP営業利益)は以下のとおりです。
当第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
(単位:百万円)
クレジットカード事業 | 銀行事業 | 証券事業 | 保険事業 | 合計 | |
セグメントに係る売上収益 | 167,400 | 44,487 | 27,494 | 36,954 | 276,335 |
セグメント損益(Non-GAAP営業利益) | 24,477 | 13,612 | 5,437 | 411 | 43,937 |
当第3四半期連結会計期間(自 2019年7月1日 至 2019年9月30日)
(単位:百万円)
クレジットカード事業 | 銀行事業 | 証券事業 | 保険事業 | 合計 | |
セグメントに係る売上収益 | 58,663 | 22,406 | 14,193 | 16,115 | 111,377 |
セグメント損益(Non-GAAP営業利益) | 8,262 | 6,687 | 3,158 | △576 | 17,531 |
なお、セグメントに係る売上収益から連結上の売上収益への調整は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
当第3四半期連結累計期間 (自 2019年1月1日 至 2019年9月30日) | 当第3四半期連結会計期間 (自 2019年7月1日 至 2019年9月30日) | |
セグメントに係る売上収益 | 276,335 | 111,377 |
内部取引等 | △17,938 | △9,010 |
連結上の売上収益 | 258,397 | 102,367 |
(クレジットカード事業)
『楽天カード』会員の順調な増加に伴うショッピング取扱高、リボルビング残高およびキャッシング残高の増加等により、クレジットカード事業セグメントに係る売上収益は167,400百万円、セグメント利益は24,477百万円となりました。
(銀行事業)
住宅ローン等の銀行事業の貸付金及び預金口座数の増加等により、銀行事業セグメントに係る売上収益は44,487百万円、セグメント利益は13,612百万円となりました。
(証券事業)
顧客預り資産及び新規口座数の獲得の増加に伴う顧客基盤の拡大等により、証券事業セグメントに係る売上収益は27,494百万円、セグメント利益は5,437百万円となりました。
(保険事業)
生命保険サービスの保険契約及び損害保険サービスの資金運用収益の増加等により、保険事業セグメントに係る売上収益は36,954百万円、セグメント利益は411百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ888,811百万円増加し、1,037,321百万円となりました。組織再編に伴い、主に楽天銀行等の新規連結子会社による影響で880,018百万円増加しました。当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況及び主な変動要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、69,398百万円の資金流入(前第3四半期連結累計期間は122,439百万円の資金流出)となりました。これは主に、銀行事業の預金の増加によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、117,700百万円の資金流出(前第3四半期連結累計期間は9,737百万円の資金流出)となりました。これは主に、銀行事業の有価証券の売却及び償還による収入が148,130百万円の資金流入になった一方で、銀行事業の有価証券の取得による支出が214,599百万円の資金流出になった影響です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、57,022百万円の資金流入(前第3四半期連結累計期間は175,234百万円の資金流入)となりました。これは主に、長期借入れによる収入が増加したことによる影響です。
経営上の重要な契約等
(1) 吸収分割契約
当社は、2019年2月12日開催の取締役会において、楽天株式会社との間で楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社、及び楽天投信投資顧問株式会社の全株式を当社が承継する吸収分割契約について決議を行い、同日付で吸収分割契約を締結しております。なお、当該吸収分割の効力発生日は2019年4月1日付であります。当社は当該吸収分割に際して楽天株式会社に対して対価を交付しておらず、当社の資本金に変動はありません。
また当社は、2019年2月12日開催の取締役会において、株式会社スポットライト(現 楽天ペイメント株式会社)との間でみんなのビットコイン株式会社(現 楽天ウォレット株式会社)の全株式を株式会社スポットライトに承継させる吸収分割契約について決議を行い、同日付で吸収分割契約を締結しております。なお当該吸収分割の効力発生日は2019年4月1日付であります。株式会社スポットライトは当該吸収分割に際して当社に対して対価を交付しておらず、当社の資本金に変動はありません。
(2) 経営基本契約・経営管理契約
当社および当社グループ各社においては、2019年4月1日付で、楽天株式会社との間で下記の通り経営基本契約、経営管理契約を締結しております。(当社の直接の子会社について記載)。
当該契約に基づき、当社および当社グループ各社は楽天等のブランド利用等の許諾を受けております。
(3) その他の重要な契約
当社および楽天銀行株式会社においては、Waterland Financial Holdings(現 IBF Financial Holdings)と、台湾における銀行業務開始を目的とし、下記契約を締結しております。
当社は、2019年2月12日開催の取締役会において、楽天株式会社との間で楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社、及び楽天投信投資顧問株式会社の全株式を当社が承継する吸収分割契約について決議を行い、同日付で吸収分割契約を締結しております。なお、当該吸収分割の効力発生日は2019年4月1日付であります。当社は当該吸収分割に際して楽天株式会社に対して対価を交付しておらず、当社の資本金に変動はありません。
また当社は、2019年2月12日開催の取締役会において、株式会社スポットライト(現 楽天ペイメント株式会社)との間でみんなのビットコイン株式会社(現 楽天ウォレット株式会社)の全株式を株式会社スポットライトに承継させる吸収分割契約について決議を行い、同日付で吸収分割契約を締結しております。なお当該吸収分割の効力発生日は2019年4月1日付であります。株式会社スポットライトは当該吸収分割に際して当社に対して対価を交付しておらず、当社の資本金に変動はありません。
(2) 経営基本契約・経営管理契約
当社および当社グループ各社においては、2019年4月1日付で、楽天株式会社との間で下記の通り経営基本契約、経営管理契約を締結しております。(当社の直接の子会社について記載)。
当該契約に基づき、当社および当社グループ各社は楽天等のブランド利用等の許諾を受けております。
契約当事者 | 契約の名称 | 契約締結日 | 契約概要 | |
当社/ 楽天㈱ | 経営管理契約 | 2019年4月1日 | 経営管理体制に関する契約 | |
当社/ 楽天銀行㈱/ 楽天㈱ | 経営基本契約 経営管理契約 | 2019年4月1日 | 経営管理体制に関する契約 | |
当社/ 楽天証券㈱/ 楽天㈱ | 経営基本契約 経営管理契約 | 2019年4月1日 | 経営管理体制に関する契約 | |
当社/ 楽天インシュアランスホールディングス㈱/ 楽天㈱ | 経営基本契約 経営管理契約 | 2019年4月1日 | 経営管理体制に関する契約 |
(3) その他の重要な契約
当社および楽天銀行株式会社においては、Waterland Financial Holdings(現 IBF Financial Holdings)と、台湾における銀行業務開始を目的とし、下記契約を締結しております。
契約当事者 | 契約の名称 | 契約締結日 | 契約概要 | |
当社/楽天銀行㈱/Waterland Financial Holdings (現 IBF Financial Holdings) | Definitive Agreement | 2019年1月8日 | 楽天国際商業銀行並びにその準備会社設立のための株主間協定 |
設備投資等の概要
第19期連結会計年度(自2018年1月1日 至2018年12月31日)の当社グループの設備投資額は、12,173百万円であり、主として土地及びソフトウエアの取得・開発によるものです。
なお、当社は2019年4月1日付の会社分割による楽天グループ企業の組織再編に伴い、楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社等を完全子会社としております。
第20期第3四半期(自2019年1月1日 至2019年9月30日)の当社グループの設備投資額は30,840百万円であり、各セグメントの設備投資額は下記のとおりです。
クレジットカード事業セグメントの設備投資額は17,825百万円であり、主として土地及びソフトウエアの取得・開発によるものです。なお、重要な設備の除却又は売却はありません。
銀行事業セグメントの設備投資額は2,141百万円であり、主としてソフトウエアの取得・開発によるものです。なお、重要な設備の除却又は売却はありません。
証券事業セグメントの設備投資額は3,640百万円であり、主としてソフトウエアの取得・開発によるものです。なお、重要な設備の除却又は売却はありません。
保険事業セグメントの設備投資額は7,234百万円であり、主として繰延新契約費の増加及びソフトウエアの取得・開発によるものです。なお、重要な設備の除却又は売却はありません。
なお、当社は2019年4月1日付の会社分割による楽天グループ企業の組織再編に伴い、楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社等を完全子会社としております。
第20期第3四半期(自2019年1月1日 至2019年9月30日)の当社グループの設備投資額は30,840百万円であり、各セグメントの設備投資額は下記のとおりです。
クレジットカード事業セグメントの設備投資額は17,825百万円であり、主として土地及びソフトウエアの取得・開発によるものです。なお、重要な設備の除却又は売却はありません。
銀行事業セグメントの設備投資額は2,141百万円であり、主としてソフトウエアの取得・開発によるものです。なお、重要な設備の除却又は売却はありません。
証券事業セグメントの設備投資額は3,640百万円であり、主としてソフトウエアの取得・開発によるものです。なお、重要な設備の除却又は売却はありません。
保険事業セグメントの設備投資額は7,234百万円であり、主として繰延新契約費の増加及びソフトウエアの取得・開発によるものです。なお、重要な設備の除却又は売却はありません。
主要な設備の状況
(1) 提出会社
2018年12月31日現在
(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。
2.主要な賃借及びリース設備はありません。
なお、当社は2019年4月1日付の会社分割による楽天グループ企業の組織再編に伴い、楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社等を完全子会社としており、第20期第3四半期末の当社グループの主要な設備の状況は以下のとおりです。
(1) 提出会社
2019年9月30日現在
(2) 国内子会社
2019年9月30日現在
2018年12月31日現在
事業所名 (所在地) | セグメント の名称 | 設備の内容 | 帳簿価額(百万円) | 従業員数(名) | |||
建物 | 工具、器具及び備品 | ソフト ウエア | 合計 | ||||
福岡事務所 (福岡県福岡市) | クレジットカード事業 | 全業務に係わる設備 | 302 | 4,559 | 18,268 | 23,129 | 832 |
(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。
2.主要な賃借及びリース設備はありません。
なお、当社は2019年4月1日付の会社分割による楽天グループ企業の組織再編に伴い、楽天銀行株式会社、楽天証券株式会社、楽天インシュアランスホールディングス株式会社等を完全子会社としており、第20期第3四半期末の当社グループの主要な設備の状況は以下のとおりです。
(1) 提出会社
2019年9月30日現在
事業所名 (所在地) | セグメント の名称 | 設備の内容 | 帳簿価額(百万円) | 従業員数 (名) | ||||
建物 | 工具、器具及び備品 | 使用権 資産 | ソフト ウエア | 合計 | ||||
福岡事務所 (福岡県福岡市) | クレジットカード事業 | 全業務に係わる設備 | 285 | 4,125 | 1,386 | 18,206 | 24,002 | 911 |
(2) 国内子会社
2019年9月30日現在
会社名 | 所在地 | セグメントの名称 | 設備の内容 | 帳簿価額(百万円) | 従業員数 (名) | ||||
建物 | 工具、器具及び備品 | 使用権 資産 | ソフト ウエア | 合計 | |||||
楽天証券㈱ | 東京都 世田谷区 | 証券事業 | 全業務に係わる設備 | 321 | 70 | 585 | 17,513 | 18,489 | 391 |
楽天銀行㈱ | 神奈川県 横浜市 | 銀行事業 | データセンター設備 | 1 | 1,127 | 40 | 5,572 | 6,740 | ― |
株式の総数
① 【株式の総数】
種類 | 発行可能株式総数(株) |
普通株式 | 320,000 |
計 | 320,000 |
発行済株式、株式の総数等
② 【発行済株式】
(注) 1.当社は単元株制度を採用しておりません。
2.当社の株式を譲渡により取得するには、取締役会の承認を要する旨定款に定めています。
種類 | 発行数(株) | 上場金融商品取引所名又は 登録認可金融商品取引業協会名 | 内容 |
普通株式 | 78,649 | 非上場 | (注)1,2 |
計 | 78,649 | ― | ― |
(注) 1.当社は単元株制度を採用しておりません。
2.当社の株式を譲渡により取得するには、取締役会の承認を要する旨定款に定めています。
発行済株式総数、資本金等の推移
(3) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
(注) 1.資本準備金の減少は欠損填補によるものです。
2.2019年4月1日付の会社分割による楽天グループ企業の組織再編による、発行済株式総数、資本金及び資本準備金の増減はありません。
年月日 | 発行済株式 総数増減数 (株) | 発行済株式 総数残高 (株) | 資本金増減額 (百万円) | 資本金残高 (百万円) | 資本準備金 増減額 (百万円) | 資本準備金 残高 (百万円) |
2012年5月31日 (注) 1 | ― | 78,649 | ― | 19,323 | △3,177 | 11,822 |
(注) 1.資本準備金の減少は欠損填補によるものです。
2.2019年4月1日付の会社分割による楽天グループ企業の組織再編による、発行済株式総数、資本金及び資本準備金の増減はありません。
所有者別状況
(4) 【所有者別状況】
2019年9月30日現在
(注) 当社は単元株制度を採用しておりません。
2019年9月30日現在
区分 | 株式の状況 | 単元未満 株式の状況 (株) | |||||||
政府及び 地方公共 団体 | 金融機関 | 金融商品 取引業者 | その他の 法人 | 外国法人等 | 個人 その他 | 計 | |||
個人以外 | 個人 | ||||||||
株主数 (人) | ― | ― | ― | 1 | ― | ― | ― | 1 | ― |
所有株式数 (株) | ― | ― | ― | 78,649 | ― | ― | ― | 78,649 | ― |
所有株式数 の割合(%) | ― | ― | ― | 100.00 | ― | ― | ― | 100.00 | ― |
(注) 当社は単元株制度を採用しておりません。
大株主の状況
(5) 【大株主の状況】
2019年9月30日現在
2019年9月30日現在
氏名又は名称 | 住所 | 所有株式数 (株) | 発行済株式(自己株式を除く) の総数に対する 所有株式数 の割合(%) |
楽天株式会社 | 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号 | 78,649 | 100 |
計 | ― | 78,649 | 100 |
発行済株式、議決権の状況
① 【発行済株式】
2018年9月30日現在
2018年9月30日現在
区分 | 株式数(株) | 議決権の数(個) | 内容 |
無議決権株式 | ― | ― | ― |
議決権制限株式(自己株式等) | ― | ― | ― |
議決権制限株式(その他) | ― | ― | ― |
完全議決権株式(自己株式等) | ― | ― | ― |
完全議決権株式(その他) | 普通株式 | 78,649 | ― |
78,649 | |||
単元未満株式 | ― | ― | ― |
発行済株式総数 | 78,649 | ― | ― |
総株主の議決権 | ― | 78,649 | ― |
配当政策
当社は、中長期的な成長に向け財務基盤の安定化のための内部留保の充実を勘案し、配当を行っていきます。必要となる株主資本の水準については、以下の考え方を基本としています。
・拡大する事業機会を迅速かつ確実に捉えるために必要な財務基盤を整えておくこと
・事業活動及び資産のリスクと比較して充分であること
・安定的な資金調達を行う上で必要な格付を維持すること及び監督規制上求められる水準を充足していること
また、当社は、年1回の剰余金の配当を行う事を基本方針としており、当社における剰余金の配当の決定機関は、期末配当、特別配当については株主総会、中間配当については取締役会としています。また、中間配当を行うことができる旨を定款に定めています。
内部留保資金については、将来の事業拡大や生産性向上の実現に向け有効活用してまいります。
第19期においては、2019年4月1日付の会社分割による楽天グループ企業の組織再編における当社グループの剰余金の状況を精査する必要がありましたので、剰余金の配当は行っておりません。
第20期開始の日から届出書提出日までの間に、2019年4月17日の臨時株主総会にて、資本剰余金を配当原資とし、1株当たり381,442円とすることを決定いたしました。当事業年度の剰余金の配当は、以下のとおりです。
・拡大する事業機会を迅速かつ確実に捉えるために必要な財務基盤を整えておくこと
・事業活動及び資産のリスクと比較して充分であること
・安定的な資金調達を行う上で必要な格付を維持すること及び監督規制上求められる水準を充足していること
また、当社は、年1回の剰余金の配当を行う事を基本方針としており、当社における剰余金の配当の決定機関は、期末配当、特別配当については株主総会、中間配当については取締役会としています。また、中間配当を行うことができる旨を定款に定めています。
内部留保資金については、将来の事業拡大や生産性向上の実現に向け有効活用してまいります。
第19期においては、2019年4月1日付の会社分割による楽天グループ企業の組織再編における当社グループの剰余金の状況を精査する必要がありましたので、剰余金の配当は行っておりません。
第20期開始の日から届出書提出日までの間に、2019年4月17日の臨時株主総会にて、資本剰余金を配当原資とし、1株当たり381,442円とすることを決定いたしました。当事業年度の剰余金の配当は、以下のとおりです。
決議年月日 | 配当の総額(百万円) | 1株当たり配当額(円) |
2019年4月17日 臨時株主総会決議 | 30,000 | 381,442 |
役員の状況
男性8名 女性1名(役員のうち女性の比率11.1%)
(注) 1.取締役 穂坂雅之、中村晃一、石崎安雄、井上義文、廣瀬研二の任期は、2019年3月26日開催の定時株主総会終結の時から選任後1年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定時株主総会終結の時までです。
2.取締役 百野研太郎の任期は、2019年4月17日開催の臨時株主総会終結の時から選任後1年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定時株主総会終結の時までです。
3.監査役 丹羽靖子の任期は、2017年3月16日開催の定時株主総会終結の時から選任後4年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定時株主総会終結の時までであった西川義明の補欠として引き継ぐものです。
4.監査役 平本公秀の任期は、2017年8月1日開催の臨時株主総会終結の時から選任後4年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定時株主総会終結の時までであった内田貴秀の補欠として引き継ぐものです。
5.監査役 東林知隆の任期は、2018年3月27日開催の定時株主総会終結の時から選任後4年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定時株主総会終結の時までであった水口直毅の補欠として引き継ぐものです。
役名 | 職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数(株) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
代表取締役社長 | ― | 穂坂 雅之 | 1954年7月31日 |
| (注)1 | ― | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
代表取締役 副社長 | ― | 石崎 安雄 | 1965年6月27日 |
| (注)1 | ― |
役名 | 職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数(株) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 人事・総務本部長 | 井上 義文 | 1961年4月14日 |
| (注)1 | ― | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
取締役 | ― | 廣瀬 研二 | 1962年8月8日 |
| (注)1 | ― |
役名 | 職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数(株) | ||||||||||||||||||||||||||||
取締役 | ― | 中村 晃一 | 1972年9月12日 |
| (注)1 | ― | ||||||||||||||||||||||||||||
取締役 | ― | 百野 研太郎 | 1967年6月6日 |
| (注)2 | ― | ||||||||||||||||||||||||||||
監査役 (常勤) | ― | 丹羽 靖子 | 1953年3月12日 |
| (注)3 | ― |
役名 | 職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数(株) | ||||||||||||||||||||||
監査役 | ― | 平本 公秀 | 1954年1月30日 |
| (注)4 | ― | ||||||||||||||||||||||
監査役 | ― | 東林 知隆 | 1965年6月30日 |
| (注)5 | ― | ||||||||||||||||||||||
計 | ― |
(注) 1.取締役 穂坂雅之、中村晃一、石崎安雄、井上義文、廣瀬研二の任期は、2019年3月26日開催の定時株主総会終結の時から選任後1年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定時株主総会終結の時までです。
2.取締役 百野研太郎の任期は、2019年4月17日開催の臨時株主総会終結の時から選任後1年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定時株主総会終結の時までです。
3.監査役 丹羽靖子の任期は、2017年3月16日開催の定時株主総会終結の時から選任後4年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定時株主総会終結の時までであった西川義明の補欠として引き継ぐものです。
4.監査役 平本公秀の任期は、2017年8月1日開催の臨時株主総会終結の時から選任後4年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定時株主総会終結の時までであった内田貴秀の補欠として引き継ぐものです。
5.監査役 東林知隆の任期は、2018年3月27日開催の定時株主総会終結の時から選任後4年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定時株主総会終結の時までであった水口直毅の補欠として引き継ぐものです。
コーポレート・ガバナンスの状況
(1) 【コーポレート・ガバナンスの状況】
① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社グループは、企業価値の最大化を目指し、コーポレート・ガバナンスの徹底を最重要課題の一つと位置付け様々な施策を講じています。
② 会社の機関の内容及び内部統制システムの整備の状況等
1 会社の機関の基本説明
当社は、株主総会および取締役のほか、取締役会、監査役、会計監査人を設置しております。
当社は、監査役制度を採用しています。また、当社は経営の監督と業務執行の分離を進めるため執行役員制を導入しており、取締役会は経営の意思決定及び監督機能を担い、執行役員が業務執行機能を担うこととしています。
また、当社は2019年4月1日付の会社分割による楽天グループ企業の組織再編に伴い、子会社管理のため、新たに、子会社の管理を行うための経営管理本部を新設し、また、子会社の内部監査、及びリスク管理を行うための組織を新たに設置しており、子会社のガバナンス管理体制を構築しております。
2 内部統制システムの整備の状況、及び当社の子会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況
当社は、取締役会において、取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制、子会社の業務の適正を確保するための体制、その他業務の適正を確保するための体制につき、次のとおり決議しています。
1) 取締役・使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
当社は、「楽天グループ企業倫理憲章」、「楽天カード行動指針」及び各種規程等に則り、法令を遵守することはもとより、高い倫理観をもって事業活動に取り組みます。取締役、執行役員、社員、嘱託社員、パートタイマー及び派遣社員(以下、併せて「役職員」といいます。)の職務執行については、代表取締役社長直轄の独立組織である内部監査部による定常的なモニタリング及び、業務監査を実施するとともに、コンプライアンス委員会によりコンプライアンスに対する取り組みを進め、適正な職務執行を徹底し報告させることで把握いたします。また、取締役会及び監査役等による役職員の職務執行に対する監督を徹底し、法令・定款への適合性の検証を行います。さらに、すべての役職員に対して当社の一員として必要な知識及び倫理観の醸成を図るべく、継続的にコンプライアンス教育を実施するとともに、年2回のコンプライアンスにかかる宣誓を行っております。公益通報システム「楽天カードヘルプライン」を利用した公益通報者保護法に基づいた措置等の適切な運用を推進するものとします。また、監査役は当社の法令遵守体制に問題があると認めるときは、取締役会または代表取締役に対し、意見を述べるとともに、改善策の策定を求めるものとします。法令・定款違反等の行為が発見された場合には楽天カードコンプライアンス細則等に則り、速やかにコンプライアンス担当部署又は指定された外部の機関に通報し、対応策を行うこととします。役職員の法令・定款違反等の行為については懲罰委員会規程・就業規則に基づき処分を審議します。
2) 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
当社における役職員の職務執行に関する文書、電磁的記録等の各種情報は、「文書管理細則」「文書・契約書事務取扱細則」「情報セキュリティ細則」等の社内規程に則り、内部監査部門によるセキュリティ監査の実施による適正性を確保し、且つ適法・適切に所定の期間保存・管理するものとし、取締役及び監査役は当該情報を常時閲覧することができるものとします。また、所定の期間保存・管理した後は、適切な方法にて廃棄することとします。
3) 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
事業活動に伴い生じる各種リスクについては、社内規程、細則及び業務マニュアルに基づきそれぞれの担当部署で適切に対処いたします。特に当社において重要性の高い信用リスク及び情報管理に伴うリスクについては、代表取締役社長の指示のもと、リスク管理グループを中心に、リスク管理を徹底するとともに、当社全体として当該リスクの極小化を図ります。また、緊急報告体制の強化により各種リスク情報の迅速な集約を推進するものとします。当社の社長等によって構成され、四半期に一度開催されるリスク管理委員会にてリスクに関する報告を徹底することにより、リスク情報の集約及びリスク管理の徹底を行います。事業に伴うリスクについては、一定額以上の事業投資案件につき取締役会の承認決議を必要とすることによって、取締役の職務執行を適切に監督するとともに、当社の社長等によって構成される経営会議における事業遂行に係るリスクに関する報告を徹底することにより、リスク情報の集約及びリスク管理の徹底を行います。
4) 役職員の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
役職員の職務執行に関しては、「取締役会規程」、「組織細則」等の社内規程に基づき適切かつ効率的な意思決定体制を構築いたします。また、各種社内手続の電子化を推進することにより、意思決定の明確化・迅速化を図っております。意思決定に基づく業務の執行にあたっては、取締役会において選任された執行役員がその管掌業務の執行を行うことにより、機動的な職務執行を促進いたしております。これらの業務運営状況を把握し、改善を図るため「監査規程細則」に則り、内部監査部による定例内部監査を行い、その結果について改善策を策定・実施する等の適切な措置を講じます。
5) 当社並びにその親会社及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
「Rakuten Group Regulation」(RGR)に則り、親会社の主管部署に対し、重要事項の報告・相談をするほか、子会社に対しては「経営管理に関する規程」及び「関連会社管理規程」に則り、経営管理または経営指導を行い、当社または子会社の内部監査部が年間計画に従い業務監査を実施することにより業務の適正を確保しております。また、主要な子会社と経営基本契約を締結することとし、免許等を受けた金融機関 である 子会社については独立経営を尊重することとします。
6) 子会社の取締役 、執行役、業務を執行する社員、会社法第598条第1項の職務を行うべき者その他これらの者に相当する者 の職務の執行に係る事項の当該株式会社への報告に関する体制
当社は子会社の自主性を尊重しつつ、「経営管理に関する規程」及び「関係会社管理規程」に基づき、当社に対する報告事項を明確にし、執行状況のモニタリングを実施しております。
7) 子会社の損失の危険の管理に関する規程その他の体制
子会社からの報告体制を「楽天カード株式会社リスク管理細則」「Fintechグループ規程」に規定し、四半期に 1 度開催されるリスク管理委員会(当社の社長等で構成)に対応状況を報告するものとします。
8) 子会社の取締役等の職務の執行が効率的に行われていることを確保するための体制
会社の意思決定方法については子会社各社が各決定規程において明文化し、それぞれが重要性に応じた意思決定を行って、子会社各社が「業務分掌規程」「職務権限規程」「その他社内規程」を明文化し、各業務を効率的に遂行しています。これらの業務運営状況について、当社内部監査部による内部監査を実施し、その状況を各社と共有し、協力し、改善のための検証を行います。尚、「経営管理に関する規程」に基づく FinTech グループ各社は、各社の内部監査部による内部監査を実施し、改善のための検証を行います。また必要に応じて当社に報告をすることとします。
9) 子会社の取締役等及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
各子会社は「楽天グループ企業倫理憲章」、「楽天カード行動指針」及び各種規程等に則り法令を遵守することはもとより、高い倫理観をもって事業活動に取り組みます。各子会社の役職員の職務執行については、親会社の独立組織である内部監査部による定常的な業務監査を実施します。また各子会社における内部統制システムの整備は楽天カードの内部統制システムを参考に指導作成を行います。楽天カードの内部監査部より内部監査を実施し、指摘・改善を行います。尚、「経営管理に関する規程」に基づく FinTech グループ各社は、各社の内部監査部より内部監査を実施し、指摘・改善を行います。
10) 監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項、その使用人の取締役からの独立性に関する事項、及び監査役のその職務を補助すべき使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項
監査役が補助使用人の設置を求めた場合には、その職務遂行に必要とされる能力を有する者の確保、指揮命令系統の監査役への帰属及び人事考課等の同意権付与等にて独立性と指示の実効性の確保に努めるものとします。監査役が補助使用人の設置を求めていない当社にあっては、内部監査部が「楽天カード内部監査細則」第4条に則り、監査役との連携強化に努め、定例情報共有会議の開催に加え、監査役からの必要な事項の命令に従い業務を遂行しています。
11) 取締役、その他の使用人及び子会社の取締役、使用人等が監査役等に報告をするための体制、及び子会社の取締役、会計参与、監査役、執行役、業務を執行する社員、会社法第598条第1項の職務を行うべき者その他これらの者に相当する者及び使用人又はこれらの報告を受けた者が監査役に報告をするための体制
役職員(子会社における役職員を含む。)は、監査役に対して法定の報告を行うとともに、重要な事項及び監査役が必要と認め要請した事項については適正に報告する体制を整備するものとします。当社では、各種規程に則り開催される経営、子会社管理、リスク管理、コンプライアンス、情報セキュリティ等の会議体における重要事項について、監査役に報告と情報共有が行われています。また、インシデント、苦情相談報告はワークフロー内で監査役に回付されるとともに重要情報へのアクセスは解放される体制を維持しています。
12) 監査役等への報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制
当社は、監査役等へ報告を行った者に対し、その行為により不当な取扱いを排除するために社内通報制度を設け、本件をその対象事項と認め適正な運用を確保するものとします。社内通報制度における発生状況については通報窓口から定期的に情報共有されることを確保しています。
13) 監査役の職務の執行について生ずる費用の前払又は償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項
当社は、予算計上費用を含め、監査役がその職務の執行について生ずる費用の前払または支出した費用等の償還、負担した債務の弁済を請求したとき、その費用等が監査役の職務の執行について生じたものでないことを証明できる場合を除き、速やかにこれに応じ、監査業務の円滑な遂行を確保しています。
14) その他監査役の監査が実効的に行われていることを確保するための体制
組織として監査役の独立性を周知するとともに、重要会議への参加要請、アクセス権限の解放等監査の実効性を高める環境を確保しております。
15) 財務報告の適正な実施のための体制
経営情報、財務情報等の開示事項等に係る財務報告に関しては、業務の適正を確保するために金融商品取引法に基づく「楽天カード財務報告に係る内部統制構築・評価実施基準」を制定し、内部管理、内部監査、会計監査人による有効性の評価を実施しております。
16) 反社会的勢力に対する体制
当社は、暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人(いわゆる反社会的勢力)による被害を防止するために、「反社会的勢力に対する基本方針」及び「CCOガイドライン」を定め、反社会的勢力と一切関係を持たず、警察等の外部機関と連携し、毅然とした態度で対応し、役職員の安全を確保することとし、当社の社長等によって構成され、四半期に 1 度開催されるコンプライアンス委員会にて対応状況について報告するものとします。
3 内部監査及び監査役監査の状況
代表取締役社長直轄の独立組織である内部監査部(部長以下11名)を設置し、内部監査を実施しています。内部監査は、当社または子会社の内部監査部が年間計画に従い、適法性・妥当性・効率性等の観点から実施しています。内部監査の結果、必要な改善事項を指摘するとともに、改善状況のフォローアップを行い、当社各部門等の業務の適正な執行を確保するよう努めています。内部監査の結果については、取締役会、代表取締役社長及びコンプライアンス委員会に報告されるとともに、監査役にも報告され、監査役監査との連携も図っています。会計監査人とは、定期的に意見交換、情報共有を行っているほか、必要に応じて内部監査結果等を共有しています。
監査役監査については、監査役監査基準、内部統制システムに係る監査の実施基準を定め、実効性のある監査役監査の実現のため体制を整備しています。また、監査役協議会は、相互に情報を共有する目的の為にこれを招集し、監査役協議会規程に基づき運営をしております。当社の監査役は3名(うち常勤監査役1名)で、社外監査役はおりません。監査役協議会は、定期的に開催するほか、必要に応じて随時監査役協議会を開催しています。
監査役は、取締役会その他の重要な会議への出席、取締役、使用人及び会計監査人等から受領した報告内容の検証、会社の業務及び財産の状況に関する調査等を行い、取締役又は使用人に対する助言又は勧告等の意見の表明、取締役の行為の差止め等を実施しています。
4 会計監査の状況
当社は、EY新日本有限責任監査法人と監査契約を締結し、同監査法人が金融商品取引法に基づく会計監査を実施しています。当期において業務を執行した公認会計士は齋田毅、黒木賢治であり、EY新日本有限責任監査法人に所属し、監査業務に係わった補助者は40名です。
5 社外取締役及び社外監査役との関係
当社は現在、取締役6名であり、社外取締役はおりません。監査役3名であり、社外監査役はおりません。
③ リスク管理体制の整備の状況
リスク管理については、「コンプライアンス委員会」、「情報セキュリティ委員会」、及びリスク管理部を中心として、リスク発生の予防及び顕在化による社への影響の極小化に努めています。そのため社内規程の整備を進め、関係者に対し定期的な社内教育・訓練を行い、リスク管理体制の維持に努めています。
④ 役員報酬の内容
⑤ 取締役会で決議できる株主総会決議事項
(中間配当)
当社は、取締役会の決議により、毎年6月30日現在の株主名簿に記載された株主又は登録株式質権者に対し、会社法第454条第5項の規定に基づく中間配当を行うことができる旨を定款に定めています。これは、株主への機動的な利益還元を行う事を目的とするものです。
(取締役の責任免除)
当社は、取締役が期待される役割を十分に発揮できるよう、会社法第426条第1項の規定により、任務を怠ったことによる取締役(取締役であったものを含む)の損害賠償責任を、法令の限度において、取締役会の決議によって免除することができる旨を定款に定めています。
(監査役の責任免除)
当社は、監査役が期待される役割を十分に発揮できるよう、会社法第426条第1項の規定により、任務を怠ったことによる監査役(監査役であったものを含む)の損害賠償責任を、法令の限度において、取締役会の決議によって免除することができる旨を定款に定めています。
⑥ 取締役の定数
当社の取締役は3名以上とする旨定款に定めています。
⑦ 取締役の選任の決議要件
当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨定款に定めています。また、取締役の選任については累積投票によらないものとする旨を定款に定めています。
① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社グループは、企業価値の最大化を目指し、コーポレート・ガバナンスの徹底を最重要課題の一つと位置付け様々な施策を講じています。
② 会社の機関の内容及び内部統制システムの整備の状況等
1 会社の機関の基本説明
当社は、株主総会および取締役のほか、取締役会、監査役、会計監査人を設置しております。
当社は、監査役制度を採用しています。また、当社は経営の監督と業務執行の分離を進めるため執行役員制を導入しており、取締役会は経営の意思決定及び監督機能を担い、執行役員が業務執行機能を担うこととしています。
また、当社は2019年4月1日付の会社分割による楽天グループ企業の組織再編に伴い、子会社管理のため、新たに、子会社の管理を行うための経営管理本部を新設し、また、子会社の内部監査、及びリスク管理を行うための組織を新たに設置しており、子会社のガバナンス管理体制を構築しております。
2 内部統制システムの整備の状況、及び当社の子会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況
当社は、取締役会において、取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制、子会社の業務の適正を確保するための体制、その他業務の適正を確保するための体制につき、次のとおり決議しています。
1) 取締役・使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
当社は、「楽天グループ企業倫理憲章」、「楽天カード行動指針」及び各種規程等に則り、法令を遵守することはもとより、高い倫理観をもって事業活動に取り組みます。取締役、執行役員、社員、嘱託社員、パートタイマー及び派遣社員(以下、併せて「役職員」といいます。)の職務執行については、代表取締役社長直轄の独立組織である内部監査部による定常的なモニタリング及び、業務監査を実施するとともに、コンプライアンス委員会によりコンプライアンスに対する取り組みを進め、適正な職務執行を徹底し報告させることで把握いたします。また、取締役会及び監査役等による役職員の職務執行に対する監督を徹底し、法令・定款への適合性の検証を行います。さらに、すべての役職員に対して当社の一員として必要な知識及び倫理観の醸成を図るべく、継続的にコンプライアンス教育を実施するとともに、年2回のコンプライアンスにかかる宣誓を行っております。公益通報システム「楽天カードヘルプライン」を利用した公益通報者保護法に基づいた措置等の適切な運用を推進するものとします。また、監査役は当社の法令遵守体制に問題があると認めるときは、取締役会または代表取締役に対し、意見を述べるとともに、改善策の策定を求めるものとします。法令・定款違反等の行為が発見された場合には楽天カードコンプライアンス細則等に則り、速やかにコンプライアンス担当部署又は指定された外部の機関に通報し、対応策を行うこととします。役職員の法令・定款違反等の行為については懲罰委員会規程・就業規則に基づき処分を審議します。
2) 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
当社における役職員の職務執行に関する文書、電磁的記録等の各種情報は、「文書管理細則」「文書・契約書事務取扱細則」「情報セキュリティ細則」等の社内規程に則り、内部監査部門によるセキュリティ監査の実施による適正性を確保し、且つ適法・適切に所定の期間保存・管理するものとし、取締役及び監査役は当該情報を常時閲覧することができるものとします。また、所定の期間保存・管理した後は、適切な方法にて廃棄することとします。
3) 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
事業活動に伴い生じる各種リスクについては、社内規程、細則及び業務マニュアルに基づきそれぞれの担当部署で適切に対処いたします。特に当社において重要性の高い信用リスク及び情報管理に伴うリスクについては、代表取締役社長の指示のもと、リスク管理グループを中心に、リスク管理を徹底するとともに、当社全体として当該リスクの極小化を図ります。また、緊急報告体制の強化により各種リスク情報の迅速な集約を推進するものとします。当社の社長等によって構成され、四半期に一度開催されるリスク管理委員会にてリスクに関する報告を徹底することにより、リスク情報の集約及びリスク管理の徹底を行います。事業に伴うリスクについては、一定額以上の事業投資案件につき取締役会の承認決議を必要とすることによって、取締役の職務執行を適切に監督するとともに、当社の社長等によって構成される経営会議における事業遂行に係るリスクに関する報告を徹底することにより、リスク情報の集約及びリスク管理の徹底を行います。
4) 役職員の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
役職員の職務執行に関しては、「取締役会規程」、「組織細則」等の社内規程に基づき適切かつ効率的な意思決定体制を構築いたします。また、各種社内手続の電子化を推進することにより、意思決定の明確化・迅速化を図っております。意思決定に基づく業務の執行にあたっては、取締役会において選任された執行役員がその管掌業務の執行を行うことにより、機動的な職務執行を促進いたしております。これらの業務運営状況を把握し、改善を図るため「監査規程細則」に則り、内部監査部による定例内部監査を行い、その結果について改善策を策定・実施する等の適切な措置を講じます。
5) 当社並びにその親会社及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
「Rakuten Group Regulation」(RGR)に則り、親会社の主管部署に対し、重要事項の報告・相談をするほか、子会社に対しては「経営管理に関する規程」及び「関連会社管理規程」に則り、経営管理または経営指導を行い、当社または子会社の内部監査部が年間計画に従い業務監査を実施することにより業務の適正を確保しております。また、主要な子会社と経営基本契約を締結することとし、免許等を受けた金融機関 である 子会社については独立経営を尊重することとします。
6) 子会社の取締役 、執行役、業務を執行する社員、会社法第598条第1項の職務を行うべき者その他これらの者に相当する者 の職務の執行に係る事項の当該株式会社への報告に関する体制
当社は子会社の自主性を尊重しつつ、「経営管理に関する規程」及び「関係会社管理規程」に基づき、当社に対する報告事項を明確にし、執行状況のモニタリングを実施しております。
7) 子会社の損失の危険の管理に関する規程その他の体制
子会社からの報告体制を「楽天カード株式会社リスク管理細則」「Fintechグループ規程」に規定し、四半期に 1 度開催されるリスク管理委員会(当社の社長等で構成)に対応状況を報告するものとします。
8) 子会社の取締役等の職務の執行が効率的に行われていることを確保するための体制
会社の意思決定方法については子会社各社が各決定規程において明文化し、それぞれが重要性に応じた意思決定を行って、子会社各社が「業務分掌規程」「職務権限規程」「その他社内規程」を明文化し、各業務を効率的に遂行しています。これらの業務運営状況について、当社内部監査部による内部監査を実施し、その状況を各社と共有し、協力し、改善のための検証を行います。尚、「経営管理に関する規程」に基づく FinTech グループ各社は、各社の内部監査部による内部監査を実施し、改善のための検証を行います。また必要に応じて当社に報告をすることとします。
9) 子会社の取締役等及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
各子会社は「楽天グループ企業倫理憲章」、「楽天カード行動指針」及び各種規程等に則り法令を遵守することはもとより、高い倫理観をもって事業活動に取り組みます。各子会社の役職員の職務執行については、親会社の独立組織である内部監査部による定常的な業務監査を実施します。また各子会社における内部統制システムの整備は楽天カードの内部統制システムを参考に指導作成を行います。楽天カードの内部監査部より内部監査を実施し、指摘・改善を行います。尚、「経営管理に関する規程」に基づく FinTech グループ各社は、各社の内部監査部より内部監査を実施し、指摘・改善を行います。
10) 監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項、その使用人の取締役からの独立性に関する事項、及び監査役のその職務を補助すべき使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項
監査役が補助使用人の設置を求めた場合には、その職務遂行に必要とされる能力を有する者の確保、指揮命令系統の監査役への帰属及び人事考課等の同意権付与等にて独立性と指示の実効性の確保に努めるものとします。監査役が補助使用人の設置を求めていない当社にあっては、内部監査部が「楽天カード内部監査細則」第4条に則り、監査役との連携強化に努め、定例情報共有会議の開催に加え、監査役からの必要な事項の命令に従い業務を遂行しています。
11) 取締役、その他の使用人及び子会社の取締役、使用人等が監査役等に報告をするための体制、及び子会社の取締役、会計参与、監査役、執行役、業務を執行する社員、会社法第598条第1項の職務を行うべき者その他これらの者に相当する者及び使用人又はこれらの報告を受けた者が監査役に報告をするための体制
役職員(子会社における役職員を含む。)は、監査役に対して法定の報告を行うとともに、重要な事項及び監査役が必要と認め要請した事項については適正に報告する体制を整備するものとします。当社では、各種規程に則り開催される経営、子会社管理、リスク管理、コンプライアンス、情報セキュリティ等の会議体における重要事項について、監査役に報告と情報共有が行われています。また、インシデント、苦情相談報告はワークフロー内で監査役に回付されるとともに重要情報へのアクセスは解放される体制を維持しています。
12) 監査役等への報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制
当社は、監査役等へ報告を行った者に対し、その行為により不当な取扱いを排除するために社内通報制度を設け、本件をその対象事項と認め適正な運用を確保するものとします。社内通報制度における発生状況については通報窓口から定期的に情報共有されることを確保しています。
13) 監査役の職務の執行について生ずる費用の前払又は償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項
当社は、予算計上費用を含め、監査役がその職務の執行について生ずる費用の前払または支出した費用等の償還、負担した債務の弁済を請求したとき、その費用等が監査役の職務の執行について生じたものでないことを証明できる場合を除き、速やかにこれに応じ、監査業務の円滑な遂行を確保しています。
14) その他監査役の監査が実効的に行われていることを確保するための体制
組織として監査役の独立性を周知するとともに、重要会議への参加要請、アクセス権限の解放等監査の実効性を高める環境を確保しております。
15) 財務報告の適正な実施のための体制
経営情報、財務情報等の開示事項等に係る財務報告に関しては、業務の適正を確保するために金融商品取引法に基づく「楽天カード財務報告に係る内部統制構築・評価実施基準」を制定し、内部管理、内部監査、会計監査人による有効性の評価を実施しております。
16) 反社会的勢力に対する体制
当社は、暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人(いわゆる反社会的勢力)による被害を防止するために、「反社会的勢力に対する基本方針」及び「CCOガイドライン」を定め、反社会的勢力と一切関係を持たず、警察等の外部機関と連携し、毅然とした態度で対応し、役職員の安全を確保することとし、当社の社長等によって構成され、四半期に 1 度開催されるコンプライアンス委員会にて対応状況について報告するものとします。
3 内部監査及び監査役監査の状況
代表取締役社長直轄の独立組織である内部監査部(部長以下11名)を設置し、内部監査を実施しています。内部監査は、当社または子会社の内部監査部が年間計画に従い、適法性・妥当性・効率性等の観点から実施しています。内部監査の結果、必要な改善事項を指摘するとともに、改善状況のフォローアップを行い、当社各部門等の業務の適正な執行を確保するよう努めています。内部監査の結果については、取締役会、代表取締役社長及びコンプライアンス委員会に報告されるとともに、監査役にも報告され、監査役監査との連携も図っています。会計監査人とは、定期的に意見交換、情報共有を行っているほか、必要に応じて内部監査結果等を共有しています。
監査役監査については、監査役監査基準、内部統制システムに係る監査の実施基準を定め、実効性のある監査役監査の実現のため体制を整備しています。また、監査役協議会は、相互に情報を共有する目的の為にこれを招集し、監査役協議会規程に基づき運営をしております。当社の監査役は3名(うち常勤監査役1名)で、社外監査役はおりません。監査役協議会は、定期的に開催するほか、必要に応じて随時監査役協議会を開催しています。
監査役は、取締役会その他の重要な会議への出席、取締役、使用人及び会計監査人等から受領した報告内容の検証、会社の業務及び財産の状況に関する調査等を行い、取締役又は使用人に対する助言又は勧告等の意見の表明、取締役の行為の差止め等を実施しています。
4 会計監査の状況
当社は、EY新日本有限責任監査法人と監査契約を締結し、同監査法人が金融商品取引法に基づく会計監査を実施しています。当期において業務を執行した公認会計士は齋田毅、黒木賢治であり、EY新日本有限責任監査法人に所属し、監査業務に係わった補助者は40名です。
5 社外取締役及び社外監査役との関係
当社は現在、取締役6名であり、社外取締役はおりません。監査役3名であり、社外監査役はおりません。
③ リスク管理体制の整備の状況
リスク管理については、「コンプライアンス委員会」、「情報セキュリティ委員会」、及びリスク管理部を中心として、リスク発生の予防及び顕在化による社への影響の極小化に努めています。そのため社内規程の整備を進め、関係者に対し定期的な社内教育・訓練を行い、リスク管理体制の維持に努めています。
④ 役員報酬の内容
区 分 | 支給人員 | 支給額 |
取締役 | 5名 | 14百万円 |
監査役 | 3名 | 14百万円 |
合 計 | 8名 | 28百万円 |
⑤ 取締役会で決議できる株主総会決議事項
(中間配当)
当社は、取締役会の決議により、毎年6月30日現在の株主名簿に記載された株主又は登録株式質権者に対し、会社法第454条第5項の規定に基づく中間配当を行うことができる旨を定款に定めています。これは、株主への機動的な利益還元を行う事を目的とするものです。
(取締役の責任免除)
当社は、取締役が期待される役割を十分に発揮できるよう、会社法第426条第1項の規定により、任務を怠ったことによる取締役(取締役であったものを含む)の損害賠償責任を、法令の限度において、取締役会の決議によって免除することができる旨を定款に定めています。
(監査役の責任免除)
当社は、監査役が期待される役割を十分に発揮できるよう、会社法第426条第1項の規定により、任務を怠ったことによる監査役(監査役であったものを含む)の損害賠償責任を、法令の限度において、取締役会の決議によって免除することができる旨を定款に定めています。
⑥ 取締役の定数
当社の取締役は3名以上とする旨定款に定めています。
⑦ 取締役の選任の決議要件
当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨定款に定めています。また、取締役の選任については累積投票によらないものとする旨を定款に定めています。
監査公認会計士等に対する報酬の内容
① 【監査公認会計士等に対する報酬の内容】
区分 | 最近連結会計年度の前連結会計年度 | 最近連結会計年度 | ||
監査証明業務に 基づく報酬(百万円) | 非監査業務に 基づく報酬(百万円) | 監査証明業務に 基づく報酬(百万円) | 非監査業務に 基づく報酬(百万円) | |
提出会社 | 27 | 2 | 115 | 112 |
連結子会社 | 3 | 0 | 3 | 0 |
計 | 30 | 2 | 118 | 112 |
監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容
③ 【監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容】
最近連結会計年度の前連結会計年度
当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、主に財務報告に係る内部統制に関する助言及び指導業務を委託し、その対価を支払っています。
最近連結会計年度
当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、主に財務報告に係る内部統制に関する助言及び指導業務を委託し、その対価を支払っています。
最近連結会計年度の前連結会計年度
当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、主に財務報告に係る内部統制に関する助言及び指導業務を委託し、その対価を支払っています。
最近連結会計年度
当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、主に財務報告に係る内部統制に関する助言及び指導業務を委託し、その対価を支払っています。
監査報酬の決定方針
④ 【監査報酬の決定方針】
監査公認会計士等から年度監査計画の提示を受け、その内容について監査公認会計士等と協議の上、当社の規模及び事業の特性、監査日数等を勘案し、適切に決定しています。
なお、監査公認会計士等の独立性を担保する観点から、監査報酬の額の決定に際しては監査役の同意を得ています。
監査公認会計士等から年度監査計画の提示を受け、その内容について監査公認会計士等と協議の上、当社の規模及び事業の特性、監査日数等を勘案し、適切に決定しています。
なお、監査公認会計士等の独立性を担保する観点から、監査報酬の額の決定に際しては監査役の同意を得ています。
提出会社の株式事務の概要
第6 【提出会社の株式事務の概要】
事業年度 | 1月1日から12月31日まで |
定時株主総会 | 3月中 |
基準日 | 12月31日 |
株券の種類 | 該当事項はありません。 |
剰余金の配当の基準日 | 6月30日、12月31日 |
1単元の株式数 | 該当事項はありません。 |
株式の名義書換え | |
取扱場所 | 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号 楽天クリムゾンハウス 楽天カード株式会社 |
株主名簿管理人 | 該当事項はありません。 |
取次所 | 該当事項はありません。 |
名義書換手数料 | 該当事項はありません。 |
新券交付手数料 | 該当事項はありません。 |
単元未満株式の買取り | 該当事項はありません。 |
公告掲載方法 | 当社の公告方法は、電子公告としております。 ただし、事故その他やむを得ない事由によって電子公告による公告をすることができない場合は、日本経済新聞に掲載しております。 当社の公告掲載URLは以下のとおりであります。 https://www.rakuten-card.co.jp/corporate/public/ |
株主に対する特典 | 該当事項はありません。 |
株式の譲渡制限 | 当社の株式を譲渡により取得するには、取締役会の承認を要します。 |
最近の財務諸表の冒頭記載
第1 【最近の財務諸表】
当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づいて作成しています。
当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づいて作成しています。
貸借対照表、最近の財務諸表
(単位:百万円) | ||||||||||||
第15期 (2014年12月31日) | 第16期 (2015年12月31日) | 第17期 (2016年12月31日) | ||||||||||
資産の部 | ||||||||||||
流動資産 | ||||||||||||
現金及び預金 | ※6 34,376 | ※6 39,048 | 35,166 | |||||||||
割賦売掛金 | ※1,2,5,6,7 709,050 | ※1,2,5,6,7 853,577 | ※1,2,5,6,7 1,037,123 | |||||||||
信用保証割賦売掛金 | 1,253 | 1,052 | 843 | |||||||||
流動化受益債権 | 14,607 | 15,897 | 18,305 | |||||||||
前払費用 | 592 | 1,029 | 814 | |||||||||
未収収益 | 2,261 | 2,750 | 2,935 | |||||||||
未収入金 | 67,720 | 55,066 | 55,573 | |||||||||
繰延税金資産 | 3,214 | 4,099 | 6,316 | |||||||||
その他 | 1,845 | 2,658 | 3,522 | |||||||||
貸倒引当金 | △15,748 | △21,021 | △26,367 | |||||||||
流動資産合計 | 819,173 | 954,158 | 1,134,234 | |||||||||
固定資産 | ||||||||||||
有形固定資産 | ||||||||||||
建物 | 233 | 395 | 463 | |||||||||
工具、器具及び備品 | 1,891 | 3,575 | 3,601 | |||||||||
土地 | 197 | 197 | 197 | |||||||||
リース資産 | 29 | 10 | 0 | |||||||||
貸与資産 | 5 | 5 | 5 | |||||||||
有形固定資産合計 | ※3 2,356 | ※3 4,184 | ※3 4,268 | |||||||||
無形固定資産 | ||||||||||||
のれん | 21,865 | 20,547 | 19,228 | |||||||||
ソフトウエア | 1,699 | 2,207 | 2,808 | |||||||||
ソフトウエア仮勘定 | 2,194 | 7,197 | 13,043 | |||||||||
リース資産 | 42 | 18 | 1 | |||||||||
電話加入権 | 28 | 28 | 28 | |||||||||
無形固定資産合計 | 25,830 | 29,999 | 35,110 | |||||||||
投資その他の資産 | ||||||||||||
投資有価証券 | 2,312 | 1,994 | 1,883 | |||||||||
関係会社株式 | 1,596 | 2,400 | 3,654 | |||||||||
関係会社出資金 | 3 | 3 | ― | |||||||||
固定化営業債権 | ※1 5,179 | ※1 4,972 | ※1 10,216 | |||||||||
長期前払費用 | 22 | 303 | 253 | |||||||||
敷金 | 165 | 193 | 252 | |||||||||
差入保証金 | 241 | 739 | 1,608 | |||||||||
繰延税金資産 | 1,471 | ― | 11 | |||||||||
貸倒引当金 | △4,613 | △3,947 | △8,539 | |||||||||
投資その他の資産合計 | 6,378 | 6,658 | 9,339 | |||||||||
固定資産合計 | 34,565 | 40,843 | 48,718 | |||||||||
資産合計 | 853,739 | 995,001 | 1,182,952 |
(単位:百万円) | ||||||||||||
第15期 (2014年12月31日) | 第16期 (2015年12月31日) | 第17期 (2016年12月31日) | ||||||||||
負債の部 | ||||||||||||
流動負債 | ||||||||||||
買掛金 | 109,020 | 129,981 | 146,827 | |||||||||
信用保証買掛金 | 1,253 | 1,052 | 843 | |||||||||
短期借入金 | ※7 190,916 | ※7 251,848 | ※7 321,000 | |||||||||
1年以内償還予定の社債 | 300 | 300 | 300 | |||||||||
1年以内返済予定の長期借入金 | ※7 232,376 | ※7 270,992 | ※7 275,246 | |||||||||
コマーシャル・ペーパー | 19,500 | 14,000 | 16,000 | |||||||||
リース債務 | 44 | 28 | 4 | |||||||||
未払金 | 50,191 | 54,319 | 60,258 | |||||||||
未払費用 | 990 | 1,245 | 1,036 | |||||||||
未払法人税等 | 2,110 | 5,072 | 7,893 | |||||||||
預り金 | 64,796 | 64,326 | 75,890 | |||||||||
割賦利益繰延 | ※2 1,307 | ※2 1,821 | ※2 2,572 | |||||||||
賞与引当金 | 318 | 446 | 449 | |||||||||
債務保証損失引当金 | ※8 1,072 | ※8 1,303 | 1,570 | |||||||||
ポイント引当金 | 4,937 | 6,103 | 7,225 | |||||||||
その他 | 77 | 522 | 481 | |||||||||
流動負債合計 | 679,213 | 803,365 | 917,598 | |||||||||
固定負債 | ||||||||||||
社債 | 750 | 450 | 150 | |||||||||
長期借入金 | ※6,7 118,113 | ※6,7 125,173 | ※6,7 185,182 | |||||||||
リース債務 | 33 | 4 | ― | |||||||||
利息返還損失引当金 | 637 | 516 | 389 | |||||||||
長期預り保証金 | 234 | 234 | 233 | |||||||||
資産除去債務 | 18 | 118 | 142 | |||||||||
繰延税金負債 | ― | 65 | ― | |||||||||
固定負債合計 | 119,786 | 126,563 | 186,098 | |||||||||
負債合計 | 798,999 | 929,928 | 1,103,696 | |||||||||
純資産の部 | ||||||||||||
株主資本 | ||||||||||||
資本金 | 19,323 | 19,323 | 19,323 | |||||||||
資本剰余金 | ||||||||||||
資本準備金 | 11,822 | 11,822 | 11,822 | |||||||||
資本剰余金合計 | 11,822 | 11,822 | 11,822 | |||||||||
利益剰余金 | ||||||||||||
その他利益剰余金 | ||||||||||||
繰越利益剰余金 | 22,761 | 33,106 | 47,344 | |||||||||
その他利益剰余金合計 | 22,761 | 33,106 | 47,344 | |||||||||
利益剰余金合計 | 22,761 | 33,106 | 47,344 | |||||||||
株主資本合計 | 53,907 | 64,252 | 78,490 | |||||||||
評価・換算差額等 | ||||||||||||
その他有価証券評価差額金 | 832 | 819 | 765 | |||||||||
評価・換算差額等合計 | 832 | 819 | 765 | |||||||||
純資産合計 | 54,739 | 65,072 | 79,255 | |||||||||
負債純資産合計 | 853,739 | 995,001 | 1,182,952 |
損益計算書、最近の財務諸表
(単位:百万円) | ||||||||||||
第15期 (自 2014年1月1日 至 2014年12月31日) | 第16期 (自 2015年1月1日 至 2015年12月31日) | 第17期 (自 2016年1月1日 至 2016年12月31日) | ||||||||||
営業収益 | ||||||||||||
事業収益 | ||||||||||||
包括信用購入あっせん収益 | 84,029 | 113,064 | 135,620 | |||||||||
個別信用購入あっせん収益 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
信用保証収益 | 13,095 | 15,814 | 17,633 | |||||||||
融資収益 | 8,514 | 11,248 | 14,363 | |||||||||
その他の収益 | 27,920 | 30,431 | 33,854 | |||||||||
事業収益合計 | 133,560 | 170,559 | 201,472 | |||||||||
金融収益 | ||||||||||||
受取利息 | 12 | 11 | 2 | |||||||||
受取配当金 | 46 | 48 | 73 | |||||||||
金融収益合計 | 59 | 59 | 75 | |||||||||
営業収益合計 | 133,619 | 170,619 | 201,548 | |||||||||
営業費用 | ||||||||||||
販売費及び一般管理費 | ※1 117,840 | ※1 144,781 | ※1 169,174 | |||||||||
金融費用 | ||||||||||||
支払利息 | 3,883 | 8,015 | 8,617 | |||||||||
その他の金融費用 | 964 | 1,515 | 1,224 | |||||||||
金融費用合計 | 4,847 | 9,530 | 9,842 | |||||||||
営業費用合計 | 122,688 | 154,312 | 179,016 | |||||||||
営業利益 | 10,931 | 16,307 | 22,531 | |||||||||
営業外収益 | ||||||||||||
雑収入 | 98 | 106 | 71 | |||||||||
営業外収益合計 | 98 | 106 | 71 | |||||||||
営業外費用 | ||||||||||||
雑損失 | 36 | 9 | 4 | |||||||||
営業外費用合計 | 36 | 9 | 4 | |||||||||
経常利益 | 10,993 | 16,403 | 22,599 | |||||||||
特別利益 | ||||||||||||
投資有価証券売却益 | ― | 839 | 32 | |||||||||
特別利益合計 | ― | 839 | 32 | |||||||||
特別損失 | ||||||||||||
投資有価証券売却損 | ― | 0 | 0 | |||||||||
本社移転費用 | ― | 73 | ― | |||||||||
特別損失合計 | ― | 74 | 0 | |||||||||
税引前当期純利益 | 10,993 | 17,168 | 22,631 | |||||||||
法人税、住民税及び事業税 | 2,520 | 6,023 | 10,627 | |||||||||
過年度法人税等 | ― | 79 | 4 | |||||||||
法人税等調整額 | 1,880 | 720 | △2,238 | |||||||||
法人税等合計 | 4,401 | 6,823 | 8,394 | |||||||||
当期純利益 | 6,592 | 10,345 | 14,237 |
株主資本等変動計算書、最近の財務諸表
第15期(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
第16期(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
第17期(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
(単位:百万円) | |||||||||
株主資本 | 評価・換算差額等 | 純資産合計 | |||||||
資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | 株主資本合計 | その他有価証券評価差額金 | 評価・換算差額等合計 | ||||
資本準備金 | 資本剰余金合計 | その他利益剰余金 | 利益剰余金 合計 | ||||||
繰越利益 剰余金 | |||||||||
当期首残高 | 19,323 | 11,822 | 11,822 | 16,169 | 16,169 | 47,315 | 732 | 732 | 48,047 |
当期変動額 | |||||||||
当期純利益 | 6,592 | 6,592 | 6,592 | 6,592 | |||||
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | 100 | 100 | 100 | ||||||
当期変動額合計 | ― | ― | ― | 6,592 | 6,592 | 6,592 | 100 | 100 | 6,692 |
当期末残高 | 19,323 | 11,822 | 11,822 | 22,761 | 22,761 | 53,907 | 832 | 832 | 54,739 |
第16期(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
(単位:百万円) | |||||||||
株主資本 | 評価・換算差額等 | 純資産合計 | |||||||
資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | 株主資本合計 | その他有価証券評価差額金 | 評価・換算差額等合計 | ||||
資本準備金 | 資本剰余金合計 | その他利益剰余金 | 利益剰余金 合計 | ||||||
繰越利益 剰余金 | |||||||||
当期首残高 | 19,323 | 11,822 | 11,822 | 22,761 | 22,761 | 53,907 | 832 | 832 | 54,739 |
当期変動額 | |||||||||
当期純利益 | 10,345 | 10,345 | 10,345 | 10,345 | |||||
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | △12 | △12 | △12 | ||||||
当期変動額合計 | ― | ― | ― | 10,345 | 10,345 | 10,345 | △12 | △12 | 10,332 |
当期末残高 | 19,323 | 11,822 | 11,822 | 33,106 | 33,106 | 64,252 | 819 | 819 | 65,072 |
第17期(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
(単位:百万円) | |||||||||
株主資本 | 評価・換算差額等 | 純資産合計 | |||||||
資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | 株主資本合計 | その他有価証券評価差額金 | 評価・換算差額等合計 | ||||
資本準備金 | 資本剰余金合計 | その他利益剰余金 | 利益剰余金 合計 | ||||||
繰越利益 剰余金 | |||||||||
当期首残高 | 19,323 | 11,822 | 11,822 | 33,106 | 33,106 | 64,252 | 819 | 819 | 65,072 |
当期変動額 | |||||||||
当期純利益 | 14,237 | 14,237 | 14,237 | 14,237 | |||||
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | △54 | △54 | △54 | ||||||
当期変動額合計 | ― | ― | ― | 14,237 | 14,237 | 14,237 | △54 | △54 | 14,183 |
当期末残高 | 19,323 | 11,822 | 11,822 | 47,344 | 47,344 | 78,490 | 765 | 765 | 79,255 |
注記事項、最近の財務諸表
(重要な会計方針)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
1.資産の評価基準及び評価方法
有価証券の評価基準及び評価方法
その他有価証券
時価のあるもの
決算期末日の市場価格等に基づく時価法
評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定
時価のないもの
移動平均法による原価法
子会社株式
移動平均法による原価法
2.固定資産の減価償却の方法
① 建物
定額法
② 工具、器具及び備品
定額法
③ リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産については、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しています。
④ 貸与資産
見積り処分価額を残存価額とするリース期間に基づく定額法
なお、主な耐用年数は次のとおりです。
建物 3年 ~ 60年
工具、器具及び備品 2年 ~ 20年
リース資産 3年 ~ 5年
貸与資産 4年 ~ 7年
⑤ 無形固定資産
定額法
なお、主な耐用年数は次のとおりです。
リース資産 5年
自社利用のソフトウェア 社内における見込利用可能期間(5年)
のれん 20年
電信電話施設利用権 20年
3.引当金の計上基準
① 貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権及び破産更生債権等については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しています。
② 賞与引当金
従業員の賞与に充てるため、支給見込額のうち当事業年度の負担すべき金額を計上しています。
③ 債務保証損失引当金
債務保証に係る損失に備えるため、損失発生見込額を計上しています。
④ 利息返還損失引当金
将来の利息返還損失に備えるため、合理的見積り期間に係る利息返還請求件数の返還実績率、平均返還額等を勘案し、将来返還が見込まれる額を計上しています。
⑤ ポイント引当金
将来の楽天スーパーポイントサービス制度の利用による費用負担に備えるため、翌事業年度以降に利用されると見込まれるポイントに対する所要額を計上しています。
4.収益の計上基準
収益の計上基準は、次の方法によって部門別に計上しています。
① 顧客手数料
包括信用購入あっせん 主として残債方式
個別信用購入あっせん 7・8分法
信用保証 残債方式
融資 残債方式
残債方式 元本残高に対して所定の料率で利息等を算出し、期日経過のつど収益に計上する方法。
7・8分法 手数料総額を分割回数の積数で按分し、期日到来のつど積数按分額を収益に計上する方法。
② 加盟店手数料
加盟店との立替払契約履行時に一括して収益計上しています。
5.ヘッジ会計の方法
① ヘッジ会計の方法
金利スワップについては特例処理の要件を満たしていますので、特例処理を採用しています。
② ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段・・・金利スワップ
ヘッジ対象・・・借入金
③ ヘッジ方針
借入金の金利変動リスクを回避する目的で金利スワップを行っており、ヘッジ対象の識別は個別契約毎に行っています。
④ ヘッジ有効性評価の方法
金利スワップ取引については特例処理によっているため、有効性の評価を省略しています。
6.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
消費税等の処理方法
税抜方式を採用しています。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
1.資産の評価基準及び評価方法
有価証券の評価基準及び評価方法
その他有価証券
時価のあるもの
決算期末日の市場価格等に基づく時価法
評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定
時価のないもの
移動平均法による原価法
子会社株式
移動平均法による原価法
2.固定資産の減価償却の方法
① 建物
定額法
② 工具、器具及び備品
定額法
③ リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産については、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しています。
④ 貸与資産
見積り処分価額を残存価額とするリース期間に基づく定額法
なお、主な耐用年数は次のとおりです。
建物 3年 ~ 60年
工具、器具及び備品 2年 ~ 20年
リース資産 3年 ~ 5年
貸与資産 4年 ~ 7年
⑤ 無形固定資産
定額法
なお、主な耐用年数は次のとおりです。
リース資産 5年
自社利用のソフトウェア 社内における見込利用可能期間(5年)
のれん 20年
3.引当金の計上基準
① 貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権及び破産更生債権等については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しています。
② 賞与引当金
従業員の賞与に充てるため、支給見込額のうち当事業年度の負担すべき金額を計上しています。
③ 債務保証損失引当金
債務保証に係る損失に備えるため、損失発生見込額を計上しています。
④ 利息返還損失引当金
将来の利息返還損失に備えるため、合理的見積り期間に係る利息返還請求件数の返還実績率、平均返還額等を勘案し、将来返還が見込まれる額を計上しています。
⑤ ポイント引当金
将来の楽天スーパーポイントサービス制度の利用による費用負担に備えるため、翌事業年度以降に利用されると見込まれるポイントに対する所要額を計上しています。
4.収益の計上基準
収益の計上基準は、次の方法によって部門別に計上しています。
① 顧客手数料
包括信用購入あっせん 主として残債方式
個別信用購入あっせん 7・8分法
信用保証 残債方式
融資 残債方式
残債方式 元本残高に対して所定の料率で利息等を算出し、期日経過のつど収益に計上する方法。
7・8分法 手数料総額を分割回数の積数で按分し、期日到来のつど積数按分額を収益に計上する方法。
② 加盟店手数料
加盟店との立替払契約履行時に一括して収益計上しています。
5.ヘッジ会計の方法
① ヘッジ会計の方法
金利スワップについては特例処理の要件を満たしていますので、特例処理を採用しています。
② ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段・・・金利スワップ
ヘッジ対象・・・借入金
③ ヘッジ方針
借入金の金利変動リスクを回避する目的で金利スワップを行っており、ヘッジ対象の識別は個別契約毎に行っています。
④ ヘッジ有効性評価の方法
金利スワップ取引については特例処理によっているため、有効性の評価を省略しています。
6.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
消費税等の処理方法
税抜方式を採用しています。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
1.資産の評価基準及び評価方法
有価証券の評価基準及び評価方法
その他有価証券
時価のあるもの
決算期末日の市場価格等に基づく時価法
評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定
時価のないもの
移動平均法による原価法
子会社株式
移動平均法による原価法
2.固定資産の減価償却の方法
① 建物
定額法
② 工具、器具及び備品
定額法
③ リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産については、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しています。
④ 貸与資産
見積り処分価額を残存価額とするリース期間に基づく定額法
なお、主な耐用年数は次のとおりです。
建物 3年 ~ 50年
工具、器具及び備品 2年 ~ 20年
リース資産 3年 ~ 5年
貸与資産 4年 ~ 7年
⑤ 無形固定資産
定額法
なお、主な耐用年数は次のとおりです。
リース資産 5年
自社利用のソフトウェア 社内における見込利用可能期間(5年)
のれん 20年
3.引当金の計上基準
① 貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権及び破産更生債権等については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しています。
② 賞与引当金
従業員の賞与に充てるため、支給見込額のうち当事業年度の負担すべき金額を計上しています。
③ 債務保証損失引当金
債務保証に係る損失に備えるため、損失発生見込額を計上しています。
④ 利息返還損失引当金
将来の利息返還損失に備えるため、合理的見積り期間に係る利息返還請求件数の返還実績率、平均返還額等を勘案し、将来返還が見込まれる額を計上しています。
⑤ ポイント引当金
将来の楽天スーパーポイントサービス制度の利用による費用負担に備えるため、翌事業年度以降に利用されると見込まれるポイントに対する所要額を計上しています。
4.収益の計上基準
収益の計上基準は、次の方法によって部門別に計上しています。
① 顧客手数料
包括信用購入あっせん 主として残債方式
個別信用購入あっせん 7・8分法
信用保証 残債方式
融資 残債方式
残債方式 元本残高に対して所定の料率で利息等を算出し、期日経過のつど収益に計上する方法。
7・8分法 手数料総額を分割回数の積数で按分し、期日到来のつど積数按分額を収益に計上する方法。
② 加盟店手数料
加盟店との立替払契約履行時に一括して収益計上しています。
5.ヘッジ会計の方法
① ヘッジ会計の方法
金利スワップについては特例処理の要件を満たしていますので、特例処理を採用しています。
② ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段・・・金利スワップ
ヘッジ対象・・・借入金
③ ヘッジ方針
借入金の金利変動リスクを回避する目的で金利スワップを行っており、ヘッジ対象の識別は個別契約毎に行っています。
④ ヘッジ有効性評価の方法
金利スワップ取引については特例処理によっているため、有効性の評価を省略しています。
6.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
消費税等の会計処理
税抜方式を採用しています。
(未適用の会計基準等)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
該当事項はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
該当事項はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
該当事項はありません。
(表示方法の変更)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
(貸借対照表関係)
従来、「ソフトウエア」に含めて表示しておりました「ソフトウエア仮勘定」は、当事業年度において、金額的重要性が増したため、区分掲記しています。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
該当事項はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
該当事項はありません。
(追加情報)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
該当事項はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
該当事項はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
該当事項はありません。
(貸借対照表関係)
※1.割賦売掛金
(注) 割賦売掛金の流動化により、包括信用購入あっせん部門の当期末残高が、各期100百万円、それぞれ減少しています。なお、上記割賦売掛金合計額には固定化営業債権が含まれています。
※2.割賦利益繰延
※3.有形固定資産の減価償却累計額
4.関係会社に対する金銭債権及び債務
※5.コミットメントライン契約
貸出コミットメントライン契約
割賦売掛金には、クレジットカードに附帯するキャッシング及びカードローンに対しての貸付金が含まれています。なお、当該貸付金については、貸出契約の際に設定した額(契約限度額)のうち、当社が与信した額(利用限度額)の範囲内で顧客が随時借入を行うことができる契約となっています。当該契約に係る融資未実行残高は、次のとおりです。
なお、上記貸出コミットメント契約においては融資実行されずに終了するものもあり、かつ、利用限度額についても当社が任意に増減させることができるものであるため、融資未実行残高は必ずしも全額が貸出実行されるものではありません。
借入コミットメントライン契約
運転資金の効率的な調達を行うため取引金融機関とコミットメントライン契約を締結しています。
※6.担保に供している資産及び担保に係る債務
(1)担保に供している資産
(2)担保に係る債務
※7.債権流動化
第15期(2014年12月31日)
債権を流動化したことにより調達した資金のうち、金融取引として会計処理したものについては、短期借入金180,916百万円、1年以内返済予定の長期借入金199,821百万円、長期借入金37,909百万円で、当該債権流動化による資金調達の裏付けとして信託拠出した債権は、割賦売掛金586,242百万円です。
第16期(2015年12月31日)
債権を流動化したことにより調達した資金のうち、金融取引として会計処理したものについては、短期借入金246,848百万円、1年以内返済予定の長期借入金221,805百万円、長期借入金59,184百万円で、当該債権流動化による資金調達の裏付けとして信託拠出した債権は、割賦売掛金714,498百万円です。
第17期(2016年12月31日)
債権を流動化したことにより調達した資金のうち、金融取引として会計処理したものについては、短期借入金315,500百万円、1年以内返済予定の長期借入金222,042百万円、長期借入金110,727百万円で、当該債権流動化による資金調達の裏付けとして信託拠出した債権は、割賦売掛金863,661百万円です。
※8.保証債務
信用保証割賦売掛金及び信用保証買掛金に含まれません。
9.特定金融会社等の会計の整理に関する内閣府令に基づく営業貸付金及び関係会社貸付金に係る不良債権の状況
(1) 破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして、未収利息を計上しなかった債権(以下「未収利息不計上債権」という。)のうち、破産債権、更生債権その他これらに準ずる債権です。
(2) 延滞債権とは、未収利息不計上債権のうち破綻先に該当しない債権等です。ただし、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払猶予等、債務者に有利となる取決めを行った債権を除きます。
(3) 3か月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が3か月以上遅延している債権で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
(4) 貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、利息の支払猶予等、債務者に有利となる取決めを行った債権です。
(損益計算書関係)
※1.販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額並びにおおよその割合は、次のとおりです。
2.関係会社との取引高は、次のとおりです。
(株主資本等変動計算書関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
1.発行済株式の種類及び総数に関する事項
2.自己株式の種類及び株式に関する事項
該当事項はありません。
3.新株予約権等に関する事項
該当事項はありません。
4.配当に関する事項
該当事項はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
1.発行済株式の種類及び総数に関する事項
2.自己株式の種類及び株式に関する事項
該当事項はありません。
3.新株予約権等に関する事項
該当事項はありません。
4.配当に関する事項
該当事項はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
1.発行済株式の種類及び総数に関する事項
2.自己株式の種類及び株式に関する事項
該当事項はありません。
3.新株予約権等に関する事項
該当事項はありません。
4.配当に関する事項
該当事項はありません。
(リース取引関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
1.ファイナンス・リース取引
(借主側)
所有権移転外ファイナンス・リース取引
① リース資産の内容
ホストコンピュータ及び周辺機器一式等
② リース資産の減価償却の方法
重要な会計方針「2.固定資産の減価償却の方法」に記載のとおりです。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
(借主側)
1.ファイナンス・リース取引
(借主側)
所有権移転外ファイナンス・リース取引
① リース資産の内容
ホストコンピュータ及び周辺機器一式等
② リース資産の減価償却の方法
重要な会計方針「2.固定資産の減価償却の方法」に記載のとおりです。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
1.ファイナンス・リース取引
(借主側)
所有権移転外ファイナンス・リース取引
① リース資産の内容
ホストコンピュータ及び周辺機器一式等
② リース資産の減価償却の方法
重要な会計方針「2.固定資産の減価償却の方法」に記載のとおりです。
(金融商品関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
1.金融商品の状況に関する事項
当社は信販事業(包括信用購入あっせん事業(クレジットカード事業)、個別信用購入あっせん事業、信用保証事業、融資事業)を営んでいます。資金運用については短期的な預金等に限定し、銀行等金融機関からの借入のほか、コマーシャルペーパーの発行、社債の発行、債権流動化による直接金融により資金を調達しています。
割賦売掛金に係る顧客の信用リスクは、顧客の契約不履行によってもたらされる信用リスクにさらされています。
借入金の使途は運転資金(主として短期)及び設備投資資金(長期)であり、一部の長期借入金の金利変動リスクに対して金利スワップ取引を実施して支払利息の固定化を実施しています。なお、デリバティブは内部管理規程に従い、実需の範囲で行うこととしています。
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれています。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。また、「2.金融商品の時価等に関する事項」におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。
2.金融商品の時価等に関する事項
2014年12月31日における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりです。
(*1) 営業債権には、割賦売掛金及び流動化受益債権が含まれています。
(内訳)
(*2) 社債には、一年以内償還予定の社債が含まれています。
(*3) 長期借入金には、一年以内返済予定の長期借入金が含まれています。
(*4) 保証債務残高及び債務保証引当金については、貸借対照表注記8に記載しています。
(*5) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については( )で表示しています。
(注1) 金融商品の時価の算定方法並びにデリバティブ取引に関する事項
資 産
(1) 現金及び預金 並びに (3) 未収入金
短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(2) 営業債権
商品種類や対象顧客に基づく類似のキャッシュ・フローを生み出すと考えられる単位毎に、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。なお、残存期間が一年以内のものは、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(4) 固定化営業債権
回収見込額に基づいて貸倒見積高を算定していることから、時価は決算日の貸借対照表価額から貸倒引当金を控除した金額としています。
負 債
(1) 買掛金、(2) 短期借入金、(3) コマーシャルペーパー、(4) 未払金 及び (5) 預り金
短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(6) 社債
社債の時価については、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。
(7) 長期借入金
長期借入金の時価については、借入毎に区分を行い算定しています。変動金利によるものは短期間で市場金利を反映し、また、当社の信用状態は実行後大きく異なっていないため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。固定金利によるものは、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。流動化スキームに係る長期借入金の時価については、同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引くことにより時価を算定しています。なお、残存期間が一年以内のものは、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。また、金利スワップの特例処理の対象とされた長期借入金については、その金利スワップ前の変動金利として時価を算定しており、当該帳簿価額によっています。
(8) 保証債務
契約上の保証料の将来キャッシュ・フローを算定し、債務者の信用リスク等を控除したものを現在価値に割り引く方法により時価を算定しています。
(9) デリバティブ取引
(デリバティブ取引関係)注記に記載しています。
(注2) 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(注) 営業債権及び固定化営業債権のうち、延滞が生じている債権11,452百万円は含めておりません。
(注3) 長期借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
1.金融商品の状況に関する事項
当社は信販事業(包括信用購入あっせん事業(クレジットカード事業)、個別信用購入あっせん事業、信用保証事業、融資事業)を営んでいます。資金運用については短期的な預金等に限定し、銀行等金融機関からの借入のほか、コマーシャルペーパーの発行、社債の発行、債権流動化による直接金融により資金を調達しています。
割賦売掛金に係る顧客の信用リスクは、顧客の契約不履行によってもたらされる信用リスクにさらされています。
借入金の使途は運転資金(主として短期)及び設備投資資金(長期)であり、一部の長期借入金の金利変動リスクに対して金利スワップ取引を実施して支払利息の固定化を実施しています。なお、デリバティブは内部管理規程に従い、実需の範囲で行うこととしています。
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれています。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。また、「2.金融商品の時価等に関する事項」におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。
2.金融商品の時価等に関する事項
2015年12月31日における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりです。
(*1) 営業債権には、割賦売掛金及び流動化受益債権が含まれています。
(内訳)
(*2) 社債には、一年以内償還予定の社債が含まれています。
(*3) 長期借入金には、一年以内返済予定の長期借入金が含まれています。
(*4) 保証債務残高及び債務保証引当金については、貸借対照表注記8に記載しています。
(*5) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については( )で表示しています。
(注1) 金融商品の時価の算定方法並びにデリバティブ取引に関する事項
資 産
(1) 現金及び預金 並びに (3) 未収入金
短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(2) 営業債権
商品種類や対象顧客に基づく類似のキャッシュ・フローを生み出すと考えられる単位毎に、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。なお、残存期間が一年以内のものは、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(4) 固定化営業債権
回収見込額に基づいて貸倒見積高を算定していることから、時価は決算日の貸借対照表価額から貸倒引当金を控除した金額としています。
負 債
(1) 買掛金、(2) 短期借入金、(3) コマーシャルペーパー、(4) 未払金 及び (5) 預り金
短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(6) 社債
社債の時価については、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。
(7) 長期借入金
長期借入金の時価については、借入毎に区分を行い算定しています。変動金利によるものは短期間で市場金利を反映し、また、当社の信用状態は実行後大きく異なっていないため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。固定金利によるものは、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。流動化スキームに係る長期借入金の時価については、同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引くことにより時価を算定しています。なお、残存期間が一年以内のものは、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。また、金利スワップの特例処理の対象とされた長期借入金については、その金利スワップ前の変動金利として時価を算定しており、当該帳簿価額によっています。
(8) 保証債務
契約上の保証料の将来キャッシュ・フローを算定し、債務者の信用リスク等を控除したものを現在価値に割り引く方法により時価を算定しています。
(9) デリバティブ取引
(デリバティブ取引関係)注記に記載しています。
(注2) 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(注) 営業債権及び固定化営業債権のうち、延滞が生じている債権14,221百万円は含めておりません。
(注3) 長期借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
1.金融商品の状況に関する事項
当社は信販事業(包括信用購入あっせん事業(クレジットカード事業)、個別信用購入あっせん事業、信用保証事業、融資事業)を営んでいます。資金運用については短期的な預金等に限定し、銀行等金融機関及び親会社である楽天株式会社からの借入のほか、コマーシャルペーパーの発行、社債の発行、債権流動化による直接金融により資金を調達しています。
割賦売掛金に係る顧客の信用リスクは、顧客の契約不履行によってもたらされる信用リスクにさらされています。
借入金の使途は運転資金(主として短期)及び設備投資資金(長期)であり、一部の長期借入金の金利変動リスクに対して金利スワップ取引を実施して支払利息の固定化を実施しています。なお、デリバティブは内部管理規程に従い、実需の範囲で行うこととしています。
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれています。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。また、「2.金融商品の時価等に関する事項」におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。
2.金融商品の時価等に関する事項
2016年12月31日における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりです。
(*1) 営業債権には、割賦売掛金及び流動化受益債権が含まれています。
(内訳)
(*2) 社債には、一年以内償還予定の社債が含まれています。
(*3) 長期借入金には、一年以内返済予定の長期借入金が含まれています。
(*4) 保証債務残高及び債務保証引当金については、貸借対照表注記8に記載しています。
(*5) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については( )で表示しています。
(注1) 金融商品の時価の算定方法並びにデリバティブ取引に関する事項
資 産
(1) 現金及び預金 並びに (3) 未収入金
短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(2) 営業債権
商品種類や対象顧客に基づく類似のキャッシュ・フローを生み出すと考えられる単位毎に、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。なお、残存期間が一年以内のものは、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(4) 固定化営業債権
回収見込額に基づいて貸倒見積高を算定していることから、時価は決算日の貸借対照表価額から貸倒引当金を控除した金額としています。
負 債
(1) 買掛金、(2) 短期借入金、(3) コマーシャルペーパー、(4) 未払金 及び (5) 預り金
短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(6) 社債
社債の時価については、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。
(7) 長期借入金
長期借入金の時価については、借入毎に区分を行い算定しています。変動金利によるものは短期間で市場金利を反映し、また、当社の信用状態は実行後大きく異なっていないため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。固定金利によるものは、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。なお、残存期間が一年以内のものは、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。また、金利スワップの特例処理の対象とされた長期借入金については、その金利スワップ前の変動金利として時価を算定しており、当該帳簿価額によっています。
(8) 保証債務
契約上の保証料の将来キャッシュ・フローを算定し、債務者の信用リスク等を控除したものを現在価値に割り引く方法により時価を算定しています。
(9) デリバティブ取引
(デリバティブ取引関係)注記に記載しています。
(注2) 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(注) 営業債権及び固定化営業債権のうち、延滞が生じている債権19,163百万円は含めておりません。
(注3) 長期借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
(有価証券関係)
第15期事業年度(2014年12月31日)
その他有価証券
第16期事業年度(2015年12月31日)
その他有価証券
第17期事業年度(2016年12月31日)
その他有価証券
(デリバティブ取引関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引
金利関連
(注) 時価の算定方法
取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しています。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引
金利関連
(注) 時価の算定方法
取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しています。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引
金利関連
(注) 時価の算定方法
取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しています。
(退職給付関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
該当事項はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
該当事項はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
該当事項はありません。
(ストック・オプション等関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
該当事項はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
該当事項はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
該当事項はありません。
(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異が法定実効税率の100分の5以下であるため注記を省略しています。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異が法定実効税率の100分の5以下であるため注記を省略しています。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異が法定実効税率の100分の5以下であるため注記を省略しています。
3.法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
「所得税法等の一部を改正する法律」が2014年3月31日に公布され、2014年4月1日以後に開始する事業年度から復興特別法人税が課されないこととなりました。
これに伴い、当事業年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、2015年1月1日に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異について、前事業年度の38.01%から35.64%に変更されています。
その結果、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)が278百万円減少し、当事業年度に計上された法人税等調整額が278百万円増加しています。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
「所得税法等の一部を改正する法律」が2015年3月31日に公布され、2015年4月1日以後に開始する事業年度から法人税率が引き下げられることになりました。
これに伴い、当事業年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、前事業年度の35.64%から、2016年1月1日に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異については33.10%、2017年1月1日に開始する事業年度以降に解消が見込まれる一時差異については32.34%にそれぞれ変更されています。
その結果、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)が311百万円減少し、当事業年度に計上された法人税等調整額が354百万円、その他有価証券評価差額金額が43百万円それぞれ増加しています。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
「所得税法等の一部を改正する法律」(平成28年法律第15号)及び「地方税法等の一部を改正する等の法律」(平成28年法律第13号)が2016年3月29日に国会で成立し、2016年4月1日以後に開始する事業年度から法人税率が引き下げられることになりました。
これに伴い、当事業年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、前事業年度の32.34%から、2017年1月1日に開始する事業年度及び2018年1月1日に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異については30.86%、2019年1月1日に開始する事業年度以降に解消が見込まれる一時差異については30.62%にそれぞれ変更されています。
その結果、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)が338百万円減少し、当事業年度に計上された法人税等調整額が359百万円、その他有価証券評価差額金額が20百万円それぞれ増加しています。
(企業結合等関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
該当事項はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
該当事項はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
該当事項はありません。
(資産除去債務関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
注記すべき重要な資産除去債務はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
注記すべき重要な資産除去債務はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
注記すべき重要な資産除去債務はありません。
(賃貸等不動産関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
該当事項はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
該当事項はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当社の事業セグメントは、クレジットカード事業のみの単一セグメントであり重要性が乏しいため、セグメント情報の記載を省略しています。
【関連情報】
1.製品及びサービスごとの情報
単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しています。
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦の外部顧客への売上高が損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しています。
(2) 有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が貸借対照表の有形固定資産の90%を超えるため、記載を省略しています。
3.主要な顧客ごとの情報
損益計算書の売上高の10%以上を占める顧客が存在しないため、記載を省略しています。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
当社の事業セグメントは、クレジットカード事業のみの単一セグメントであるため、記載を省略しています。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。
【関連当事者情報】
1.関連当事者との取引
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
(1) 親会社及び法人主要株主等
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.支払ポイント付与料
支払ポイント付与料は、カード利用者及びカード会員入会者に対しポイント付与を行った対価の金額に基づき、双方協議の上決定しています。
2.取引金額には消費税等が含まれていません。期末残高には消費税等が含まれています。
(2) 子会社及び関連会社
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.口座振替手数料の実額に基づき、楽天カードサービス株式会社との協議の上決定しています。
2.取引金額には消費税等が含まれていません。期末残高には消費税等が含まれています。
(3) 兄弟会社等
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.保険料収入
保証料収入は、一般的に採用される保証料率を勘案し、双方協議の上、決定しています。
2.支払利息
支払利息は、長期借入金に関する支払利息であり、市場金利を勘案し、信託契約条項に基づき料率を決定しています。
3.債権の流動化(オンバランス債権)
債権の流動化(オンバランス債権)はABL方式による資金調達の為の割賦売掛金であります。
(4) 役員及び個人主要株主等
※当社親会社の代表取締役である三木谷浩史が、議決権の100%を間接保有しております。
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.広告宣伝費
広告宣伝費は、株式会社クリムゾンフットボールクラブが希望価格を提示し、実勢価格を参考に双方協議の上、条件を決定しています。
2.取引金額には消費税等が含まれていません。期末残高には消費税等が含まれています。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
(1) 親会社及び法人主要株主等
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.支払ポイント付与料
支払ポイント付与料は、カード利用者及びカード会員入会者に対しポイント付与を行った対価の金額に基づき、双方協議の上決定しています。
2.取引金額には消費税等が含まれていません。期末残高には消費税等が含まれています。
(2) 子会社及び関連会社
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.口座振替手数料の実額に基づき、楽天カードサービス株式会社との協議の上決定しています。
2.取引金額には消費税等が含まれていません。期末残高には消費税等が含まれています。
(3) 兄弟会社等
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.保険料収入
保証料収入は、一般的に採用される保証料率を勘案し、双方協議の上、決定しております。
2.支払利息
支払利息は、長期借入金に関する支払利息であり、市場金利を勘案し、信託契約条項に基づき料率を決定しております。
3.債権の流動化(オンバランス債権)
債権の流動化(オンバランス債権)は、ABL方式による資金調達の為の割賦売掛金であります。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
(1) 親会社及び法人主要株主等
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.支払ポイント付与料
支払ポイント付与料は、カード利用者及びカード会員入会者に対しポイント付与を行った対価の金額に基づき、双方協議の上決定しています。
2.取引金額には消費税等が含まれていません。期末残高には消費税等が含まれています。
(2) 子会社及び関連会社
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.口座振替手数料の実額に基づき、楽天カードサービス株式会社との協議の上決定しています。
2.取引金額には消費税等が含まれていません。期末残高には消費税等が含まれています。
(3) 兄弟会社等
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.保険料収入
保証料収入は、一般的に採用される保証料率を勘案し、双方協議の上、決定しています。
2.支払利息
支払利息は、長期借入金に関する支払利息であり、市場金利を勘案し、信託契約条項に基づき料率を決定しています。
3.債権の流動化(オンバランス債権)
債権の流動化(オンバランス債権)は、ABL方式による資金調達の為の割賦売掛金であります。
2.親会社又は重要な関連会社に関する注記
(1) 親会社情報 楽天株式会社(東京証券取引所に上場)
(2) 重要な関連会社の要約財務情報 該当事項はありません。
(1株当たり情報)
(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載していません。
2.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、次のとおりです。
3.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、次のとおりです。
(重要な後発事象)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
該当事項はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
(子会社の増資)
当社は、2016年1月27日開催の取締役会において、当社子会社である台灣樂天信用卡股份有限公司の増資引受を決議しました。
1.増資の目的
台灣樂天信用卡股份有限公司は、日本で成功した楽天のロイヤリティ・プログラムである「楽天スーパーポイント」が貯まるクレジットカードのビジネスモデルを台湾において展開するため、2014年6月18日に設立され、収益基盤の構築に成功しました。
この度、財務体質の強化を図るとともに、確立した収益基盤をより強化することを目的として行うものです。
2.子会社の概要
商号 台灣樂天信用卡股份有限公司
所在地 台北市中山區民生東路3段49號7樓
事業内容 クレジットカード及び附帯するサービス
代表者の役職・氏名 董事長兼總經理 石井 英治
設立年月日 2014年6月18日
増資前の資本金 500,000千新臺幣
出資比率 当社100.00%
3.増資の概要
増資額 350,000千新臺幣
増資後の資本金 850,000千新臺幣
出資比率 当社100.00%
(子会社の借入に係る債務保証)
当社は、2016年1月27日開催の取締役会において、当社子会社である台灣樂天信用卡股份有限公司の短期借入に係る債務保証を決議しました。
1.債務保証の目的
台灣樂天信用卡股份有限公司が株式会社みずほ銀行の短期借入枠を設定継続することを目的としています。
2.債務保証の状況
債務者 台灣樂天信用卡股份有限公司
所在地 台北市中山區民生東路3段49號7樓
事業内容 クレジットカード及び附帯するサービス
代表者の役職・氏名 董事長兼總經理 石井 英治
設立年月日 2014年6月18日
借入枠設定先 株式会社みずほ銀行台北支店
借入枠 1,000,000千新臺幣
債務保証期間 2016年1月27日~2017年1月27日
保証利率 借入枠金額に対して年0.11%
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
(子会社の増資)
当社は、2016年11月22日開催の取締役会において、当社子会社である台灣樂天信用卡股份有限公司の増資引受を決議し増資払込を完了いたしました。
1.増資の目的
台灣樂天信用卡股份有限公司は、日本で成功した楽天のロイヤリティ・プログラムである「楽天スーパーポイント」が貯まるクレジットカードのビジネスモデルを台湾において展開するため、2014年6月18日に設立されました。
この度、カード会員基盤確立の一層の促進、他事業との楽天エコシステム構築の迅速化を行うための財務基盤安定を目的として増資を行うものであります。
2.子会社の概要
商号 台灣樂天信用卡股份有限公司
所在地 台北市中山區民生東路3段49號7樓
事業内容 クレジットカード及び附帯するサービス
代表者の役職・氏名 董事長兼總經理 石井 英治
設立年月日 2014年6月18日
増資前の資本金 850,000千新臺幣
出資比率 当社100.00%
3.増資の概要
増資額 600,000千新臺幣
増資後の資本金 1,450,000千新臺幣
出資比率 当社100.00%
払込日 2017年1月5日
(子会社の借入に係る債務保証)
当社は、2016年12月20日開催の取締役会において、当社子会社である台灣樂天信用卡股份有限公司の短期借入に係る債務保証を決議いたしました。
1.債務保証の目的
台灣樂天信用卡股份有限公司が株式会社みずほ銀行の短期借入枠を設定継続することを目的としています。
2.債務保証の状況
債務者 台灣樂天信用卡股份有限公司
所在地 台北市中山區民生東路3段49號7樓
事業内容 クレジットカード及び附帯するサービス
代表者の役職・氏名 董事長兼總經理 石井 英治
設立年月日 2014年6月18日
借入枠設定先 株式会社みずほ銀行台北支店
借入枠 2,000,000千新臺幣
債務保証期間 2017年1月27日~2018年1月27日
保証利率 借入枠金額に対して年0.11%
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
1.資産の評価基準及び評価方法
有価証券の評価基準及び評価方法
その他有価証券
時価のあるもの
決算期末日の市場価格等に基づく時価法
評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定
時価のないもの
移動平均法による原価法
子会社株式
移動平均法による原価法
2.固定資産の減価償却の方法
① 建物
定額法
② 工具、器具及び備品
定額法
③ リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産については、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しています。
④ 貸与資産
見積り処分価額を残存価額とするリース期間に基づく定額法
なお、主な耐用年数は次のとおりです。
建物 3年 ~ 60年
工具、器具及び備品 2年 ~ 20年
リース資産 3年 ~ 5年
貸与資産 4年 ~ 7年
⑤ 無形固定資産
定額法
なお、主な耐用年数は次のとおりです。
リース資産 5年
自社利用のソフトウェア 社内における見込利用可能期間(5年)
のれん 20年
電信電話施設利用権 20年
3.引当金の計上基準
① 貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権及び破産更生債権等については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しています。
② 賞与引当金
従業員の賞与に充てるため、支給見込額のうち当事業年度の負担すべき金額を計上しています。
③ 債務保証損失引当金
債務保証に係る損失に備えるため、損失発生見込額を計上しています。
④ 利息返還損失引当金
将来の利息返還損失に備えるため、合理的見積り期間に係る利息返還請求件数の返還実績率、平均返還額等を勘案し、将来返還が見込まれる額を計上しています。
⑤ ポイント引当金
将来の楽天スーパーポイントサービス制度の利用による費用負担に備えるため、翌事業年度以降に利用されると見込まれるポイントに対する所要額を計上しています。
4.収益の計上基準
収益の計上基準は、次の方法によって部門別に計上しています。
① 顧客手数料
包括信用購入あっせん 主として残債方式
個別信用購入あっせん 7・8分法
信用保証 残債方式
融資 残債方式
残債方式 元本残高に対して所定の料率で利息等を算出し、期日経過のつど収益に計上する方法。
7・8分法 手数料総額を分割回数の積数で按分し、期日到来のつど積数按分額を収益に計上する方法。
② 加盟店手数料
加盟店との立替払契約履行時に一括して収益計上しています。
5.ヘッジ会計の方法
① ヘッジ会計の方法
金利スワップについては特例処理の要件を満たしていますので、特例処理を採用しています。
② ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段・・・金利スワップ
ヘッジ対象・・・借入金
③ ヘッジ方針
借入金の金利変動リスクを回避する目的で金利スワップを行っており、ヘッジ対象の識別は個別契約毎に行っています。
④ ヘッジ有効性評価の方法
金利スワップ取引については特例処理によっているため、有効性の評価を省略しています。
6.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
消費税等の処理方法
税抜方式を採用しています。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
1.資産の評価基準及び評価方法
有価証券の評価基準及び評価方法
その他有価証券
時価のあるもの
決算期末日の市場価格等に基づく時価法
評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定
時価のないもの
移動平均法による原価法
子会社株式
移動平均法による原価法
2.固定資産の減価償却の方法
① 建物
定額法
② 工具、器具及び備品
定額法
③ リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産については、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しています。
④ 貸与資産
見積り処分価額を残存価額とするリース期間に基づく定額法
なお、主な耐用年数は次のとおりです。
建物 3年 ~ 60年
工具、器具及び備品 2年 ~ 20年
リース資産 3年 ~ 5年
貸与資産 4年 ~ 7年
⑤ 無形固定資産
定額法
なお、主な耐用年数は次のとおりです。
リース資産 5年
自社利用のソフトウェア 社内における見込利用可能期間(5年)
のれん 20年
3.引当金の計上基準
① 貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権及び破産更生債権等については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しています。
② 賞与引当金
従業員の賞与に充てるため、支給見込額のうち当事業年度の負担すべき金額を計上しています。
③ 債務保証損失引当金
債務保証に係る損失に備えるため、損失発生見込額を計上しています。
④ 利息返還損失引当金
将来の利息返還損失に備えるため、合理的見積り期間に係る利息返還請求件数の返還実績率、平均返還額等を勘案し、将来返還が見込まれる額を計上しています。
⑤ ポイント引当金
将来の楽天スーパーポイントサービス制度の利用による費用負担に備えるため、翌事業年度以降に利用されると見込まれるポイントに対する所要額を計上しています。
4.収益の計上基準
収益の計上基準は、次の方法によって部門別に計上しています。
① 顧客手数料
包括信用購入あっせん 主として残債方式
個別信用購入あっせん 7・8分法
信用保証 残債方式
融資 残債方式
残債方式 元本残高に対して所定の料率で利息等を算出し、期日経過のつど収益に計上する方法。
7・8分法 手数料総額を分割回数の積数で按分し、期日到来のつど積数按分額を収益に計上する方法。
② 加盟店手数料
加盟店との立替払契約履行時に一括して収益計上しています。
5.ヘッジ会計の方法
① ヘッジ会計の方法
金利スワップについては特例処理の要件を満たしていますので、特例処理を採用しています。
② ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段・・・金利スワップ
ヘッジ対象・・・借入金
③ ヘッジ方針
借入金の金利変動リスクを回避する目的で金利スワップを行っており、ヘッジ対象の識別は個別契約毎に行っています。
④ ヘッジ有効性評価の方法
金利スワップ取引については特例処理によっているため、有効性の評価を省略しています。
6.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
消費税等の処理方法
税抜方式を採用しています。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
1.資産の評価基準及び評価方法
有価証券の評価基準及び評価方法
その他有価証券
時価のあるもの
決算期末日の市場価格等に基づく時価法
評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定
時価のないもの
移動平均法による原価法
子会社株式
移動平均法による原価法
2.固定資産の減価償却の方法
① 建物
定額法
② 工具、器具及び備品
定額法
③ リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産については、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しています。
④ 貸与資産
見積り処分価額を残存価額とするリース期間に基づく定額法
なお、主な耐用年数は次のとおりです。
建物 3年 ~ 50年
工具、器具及び備品 2年 ~ 20年
リース資産 3年 ~ 5年
貸与資産 4年 ~ 7年
⑤ 無形固定資産
定額法
なお、主な耐用年数は次のとおりです。
リース資産 5年
自社利用のソフトウェア 社内における見込利用可能期間(5年)
のれん 20年
3.引当金の計上基準
① 貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権及び破産更生債権等については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しています。
② 賞与引当金
従業員の賞与に充てるため、支給見込額のうち当事業年度の負担すべき金額を計上しています。
③ 債務保証損失引当金
債務保証に係る損失に備えるため、損失発生見込額を計上しています。
④ 利息返還損失引当金
将来の利息返還損失に備えるため、合理的見積り期間に係る利息返還請求件数の返還実績率、平均返還額等を勘案し、将来返還が見込まれる額を計上しています。
⑤ ポイント引当金
将来の楽天スーパーポイントサービス制度の利用による費用負担に備えるため、翌事業年度以降に利用されると見込まれるポイントに対する所要額を計上しています。
4.収益の計上基準
収益の計上基準は、次の方法によって部門別に計上しています。
① 顧客手数料
包括信用購入あっせん 主として残債方式
個別信用購入あっせん 7・8分法
信用保証 残債方式
融資 残債方式
残債方式 元本残高に対して所定の料率で利息等を算出し、期日経過のつど収益に計上する方法。
7・8分法 手数料総額を分割回数の積数で按分し、期日到来のつど積数按分額を収益に計上する方法。
② 加盟店手数料
加盟店との立替払契約履行時に一括して収益計上しています。
5.ヘッジ会計の方法
① ヘッジ会計の方法
金利スワップについては特例処理の要件を満たしていますので、特例処理を採用しています。
② ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段・・・金利スワップ
ヘッジ対象・・・借入金
③ ヘッジ方針
借入金の金利変動リスクを回避する目的で金利スワップを行っており、ヘッジ対象の識別は個別契約毎に行っています。
④ ヘッジ有効性評価の方法
金利スワップ取引については特例処理によっているため、有効性の評価を省略しています。
6.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
消費税等の会計処理
税抜方式を採用しています。
(未適用の会計基準等)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
該当事項はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
該当事項はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
該当事項はありません。
(表示方法の変更)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
(貸借対照表関係)
従来、「ソフトウエア」に含めて表示しておりました「ソフトウエア仮勘定」は、当事業年度において、金額的重要性が増したため、区分掲記しています。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
該当事項はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
該当事項はありません。
(追加情報)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
該当事項はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
該当事項はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
該当事項はありません。
(貸借対照表関係)
※1.割賦売掛金
第15期 (2014年12月31日) | 第16期 (2015年12月31日) | 第17期 (2016年12月31日) | |
包括信用購入あっせん | 616,191百万円 | 734,881百万円 | 895,163百万円 |
個別信用購入あっせん | 24百万円 | 18百万円 | 17百万円 |
融資 | 98,014百万円 | 123,649百万円 | 152,159百万円 |
合計 | 714,230百万円 | 858,549百万円 | 1,047,340百万円 |
(注) 割賦売掛金の流動化により、包括信用購入あっせん部門の当期末残高が、各期100百万円、それぞれ減少しています。なお、上記割賦売掛金合計額には固定化営業債権が含まれています。
※2.割賦利益繰延
第15期 (2014年12月31日) | 第16期 (2015年12月31日) | |||||||
当期首 残高 (百万円) | 当期 受入額 (百万円) | 当期 実現額 (百万円) | 当期末 残高 (百万円) | 当期首 残高 (百万円) | 当期 受入額 (百万円) | 当期 実現額 (百万円) | 当期末 残高 (百万円) | |
包括信用購入あっせん | 832 | 3,244 | 2,770 | 1,307 | 1,307 | 4,486 | 3,972 | 1,821 |
個別信用購入あっせん | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
合計 | 833 | 3,244 | 2,770 | 1,307 | 1,307 | 4,486 | 3,972 | 1,821 |
第17期 (2016年12月31日) | ||||
当期首 残高 (百万円) | 当期 受入額 (百万円) | 当期 実現額 (百万円) | 当期末 残高 (百万円) | |
包括信用購入あっせん | 1,821 | 6,541 | 5,790 | 2,572 |
個別信用購入あっせん | 0 | 0 | 0 | 0 |
合計 | 1,821 | 6,541 | 5,790 | 2,572 |
※3.有形固定資産の減価償却累計額
第15期 (2014年12月31日) | 第16期 (2015年12月31日) | 第17期 (2016年12月31日) | |
有形固定資産の減価償却累計額 | 1,157百万円 | 1,679百万円 | 2,500百万円 |
(うち貸与資産の減価償却累計額) | 5百万円 | 5百万円 | 4百万円 |
4.関係会社に対する金銭債権及び債務
第15期 (2014年12月31日) | 第16期 (2015年12月31日) | 第17期 (2016年12月31日) | |
短期金銭債権 | 42,446百万円 | 26,312百万円 | 28,053百万円 |
長期金銭債権 | 63百万円 | 63百万円 | ― |
短期金銭債務 | 4,454百万円 | 6,048百万円 | 6,905百万円 |
※5.コミットメントライン契約
貸出コミットメントライン契約
割賦売掛金には、クレジットカードに附帯するキャッシング及びカードローンに対しての貸付金が含まれています。なお、当該貸付金については、貸出契約の際に設定した額(契約限度額)のうち、当社が与信した額(利用限度額)の範囲内で顧客が随時借入を行うことができる契約となっています。当該契約に係る融資未実行残高は、次のとおりです。
第15期 (2014年12月31日) | 第16期 (2015年12月31日) | 第17期 (2016年12月31日) | |
貸出コミットメントラインの総額 | 2,107,406百万円 | 2,335,086百万円 | 2,535,076百万円 |
貸出実行残高 | 49,602百万円 | 65,071百万円 | 78,373百万円 |
差引額 | 2,057,803百万円 | 2,270,015百万円 | 2,456,703百万円 |
なお、上記貸出コミットメント契約においては融資実行されずに終了するものもあり、かつ、利用限度額についても当社が任意に増減させることができるものであるため、融資未実行残高は必ずしも全額が貸出実行されるものではありません。
借入コミットメントライン契約
運転資金の効率的な調達を行うため取引金融機関とコミットメントライン契約を締結しています。
第15期 (2014年12月31日) | 第16期 (2015年12月31日) | 第17期 (2016年12月31日) | |
借入コミットメントラインの総額 | 80,000百万円 | 162,000百万円 | 160,000百万円 |
借入実行残高 | ― | ― | ― |
差引額 | 80,000百万円 | 162,000百万円 | 160,000百万円 |
※6.担保に供している資産及び担保に係る債務
(1)担保に供している資産
第15期 (2014年12月31日) | 第16期 (2015年12月31日) | 第17期 (2016年12月31日) | |
割賦売掛金 | 16,970百万円 | 16,650百万円 | 6,329百万円 |
定期預金 | 1,000百万円 | 1,000百万円 | ― |
小計 | 17,970百万円 | 17,650百万円 | 6,329百万円 |
リース契約債権 | 0百万円 | 0百万円 | 0百万円 |
合計 | 17,971百万円 | 17,650百万円 | 6,330百万円 |
(2)担保に係る債務
第15期 (2014年12月31日) | 第16期 (2015年12月31日) | 第17期 (2016年12月31日) | |
長期借入金 | 9,700百万円 | 6,500百万円 | 3,300百万円 |
合計 | 9,700百万円 | 6,500百万円 | 3,300百万円 |
※7.債権流動化
第15期(2014年12月31日)
債権を流動化したことにより調達した資金のうち、金融取引として会計処理したものについては、短期借入金180,916百万円、1年以内返済予定の長期借入金199,821百万円、長期借入金37,909百万円で、当該債権流動化による資金調達の裏付けとして信託拠出した債権は、割賦売掛金586,242百万円です。
第16期(2015年12月31日)
債権を流動化したことにより調達した資金のうち、金融取引として会計処理したものについては、短期借入金246,848百万円、1年以内返済予定の長期借入金221,805百万円、長期借入金59,184百万円で、当該債権流動化による資金調達の裏付けとして信託拠出した債権は、割賦売掛金714,498百万円です。
第17期(2016年12月31日)
債権を流動化したことにより調達した資金のうち、金融取引として会計処理したものについては、短期借入金315,500百万円、1年以内返済予定の長期借入金222,042百万円、長期借入金110,727百万円で、当該債権流動化による資金調達の裏付けとして信託拠出した債権は、割賦売掛金863,661百万円です。
※8.保証債務
信用保証割賦売掛金及び信用保証買掛金に含まれません。
第15期 (2014年12月31日) | 第16期 (2015年12月31日) | 第17期 (2016年12月31日) | |
回収代行を伴わない保証取引の残高 | 284,393百万円 | 323,201百万円 | 340,054百万円 |
子会社に対する親会社保証 | ― | 2,562百万円 | 5,279百万円 |
債務保証損失引当金 | 1,072百万円 | 1,303百万円 | 1,570百万円 |
差引額 | 283,320百万円 | 324,460百万円 | 343,762百万円 |
9.特定金融会社等の会計の整理に関する内閣府令に基づく営業貸付金及び関係会社貸付金に係る不良債権の状況
第15期 (2014年12月31日) | 第16期 (2015年12月31日) | 第17期 (2016年12月31日) | |
破綻先債権 | 3,310百万円 | 3,793百万円 | 5,330百万円 |
延滞債権 | 9,065百万円 | 10,802百万円 | 17,543百万円 |
3か月以上延滞債権 | 5,139百万円 | 6,337百万円 | 8,125百万円 |
貸出条件緩和債権 | 29,878百万円 | 36,060百万円 | 43,987百万円 |
差引額 | 47,393百万円 | 56,995百万円 | 74,987百万円 |
(1) 破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして、未収利息を計上しなかった債権(以下「未収利息不計上債権」という。)のうち、破産債権、更生債権その他これらに準ずる債権です。
(2) 延滞債権とは、未収利息不計上債権のうち破綻先に該当しない債権等です。ただし、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払猶予等、債務者に有利となる取決めを行った債権を除きます。
(3) 3か月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が3か月以上遅延している債権で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
(4) 貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、利息の支払猶予等、債務者に有利となる取決めを行った債権です。
(損益計算書関係)
※1.販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額並びにおおよその割合は、次のとおりです。
第15期 (自 2014年1月1日 至 2014年12月31日) | 第16期 (自 2015年1月1日 至 2015年12月31日) | 第17期 (自 2016年1月1日 至 2016年12月31日) | |
販売促進費 | 42,292百万円 | 54,206百万円 | 64,624百万円 |
支払手数料 | 24,205百万円 | 27,591百万円 | 31,700百万円 |
貸倒引当金繰入額 | 16,006百万円 | 20,607百万円 | 24,968百万円 |
外注費 | 6,933百万円 | 8,547百万円 | 10,086百万円 |
給料手当 | 5,764百万円 | 6,678百万円 | 7,658百万円 |
広告宣伝費 | 3,733百万円 | 4,367百万円 | 4,235百万円 |
おおよその割合 | |||
販売費 | 87% | 87% | 87% |
一般管理費 | 13% | 13% | 13% |
2.関係会社との取引高は、次のとおりです。
第15期 (自 2014年1月1日 至 2014年12月31日) | 第16期 (自 2015年1月1日 至 2015年12月31日) | 第17期 (自 2016年1月1日 至 2016年12月31日) | |
営業収益 | 6,840百万円 | 8,846百万円 | 11,832百万円 |
営業費用 | 51,073百万円 | 58,180百万円 | 69,521百万円 |
(株主資本等変動計算書関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
1.発行済株式の種類及び総数に関する事項
株式の種類 | 当事業年度期首 | 増加 | 減少 | 当事業年度末 |
普通株式(株) | 78,649 | ― | ― | 78,649 |
2.自己株式の種類及び株式に関する事項
該当事項はありません。
3.新株予約権等に関する事項
該当事項はありません。
4.配当に関する事項
該当事項はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
1.発行済株式の種類及び総数に関する事項
株式の種類 | 当事業年度期首 | 増加 | 減少 | 当事業年度末 |
普通株式(株) | 78,649 | ― | ― | 78,649 |
2.自己株式の種類及び株式に関する事項
該当事項はありません。
3.新株予約権等に関する事項
該当事項はありません。
4.配当に関する事項
該当事項はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
1.発行済株式の種類及び総数に関する事項
株式の種類 | 当事業年度期首 | 増加 | 減少 | 当事業年度末 |
普通株式(株) | 78,649 | ― | ― | 78,649 |
2.自己株式の種類及び株式に関する事項
該当事項はありません。
3.新株予約権等に関する事項
該当事項はありません。
4.配当に関する事項
該当事項はありません。
(リース取引関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
1.ファイナンス・リース取引
(借主側)
所有権移転外ファイナンス・リース取引
① リース資産の内容
ホストコンピュータ及び周辺機器一式等
② リース資産の減価償却の方法
重要な会計方針「2.固定資産の減価償却の方法」に記載のとおりです。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
(借主側)
1.ファイナンス・リース取引
(借主側)
所有権移転外ファイナンス・リース取引
① リース資産の内容
ホストコンピュータ及び周辺機器一式等
② リース資産の減価償却の方法
重要な会計方針「2.固定資産の減価償却の方法」に記載のとおりです。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
1.ファイナンス・リース取引
(借主側)
所有権移転外ファイナンス・リース取引
① リース資産の内容
ホストコンピュータ及び周辺機器一式等
② リース資産の減価償却の方法
重要な会計方針「2.固定資産の減価償却の方法」に記載のとおりです。
(金融商品関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
1.金融商品の状況に関する事項
当社は信販事業(包括信用購入あっせん事業(クレジットカード事業)、個別信用購入あっせん事業、信用保証事業、融資事業)を営んでいます。資金運用については短期的な預金等に限定し、銀行等金融機関からの借入のほか、コマーシャルペーパーの発行、社債の発行、債権流動化による直接金融により資金を調達しています。
割賦売掛金に係る顧客の信用リスクは、顧客の契約不履行によってもたらされる信用リスクにさらされています。
借入金の使途は運転資金(主として短期)及び設備投資資金(長期)であり、一部の長期借入金の金利変動リスクに対して金利スワップ取引を実施して支払利息の固定化を実施しています。なお、デリバティブは内部管理規程に従い、実需の範囲で行うこととしています。
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれています。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。また、「2.金融商品の時価等に関する事項」におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。
2.金融商品の時価等に関する事項
2014年12月31日における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりです。
貸借対照表計上額 (百万円) | 時価 (百万円) | 差額 (百万円) | |
(1) 現金及び預金 | 34,376 | 34,376 | ― |
(2) 営業債権(*1) | 723,657 | ||
貸倒引当金 | △15,748 | ||
707,909 | 715,558 | 7,649 | |
(3) 未収入金 | 67,720 | 67,720 | ― |
(4) 固定化営業債権 | 5,179 | ||
貸倒引当金 | △4,613 | ||
565 | 565 | ― | |
資産合計 | 810,572 | 818,221 | 7,649 |
(1) 買掛金 | 109,020 | 109,020 | ― |
(2) 短期借入金 | 190,916 | 190,916 | ― |
(3) コマーシャル・ペーパー | 19,500 | 19,500 | ― |
(4) 未払金 | 50,191 | 50,191 | ― |
(5) 預り金 | 64,796 | 64,796 | ― |
(6) 社債(*2) | 1,050 | 1,042 | 7 |
(7) 長期借入金(*3) | 350,489 | 350,594 | △105 |
負債合計 | 785,964 | 786,063 | △98 |
(8) 保証債務(*4) | ― | 2,693 | 2,693 |
(9) デリバティブ取引(*5) | |||
ヘッジ会計が適用されているもの | ― | (830) | (830) |
(*1) 営業債権には、割賦売掛金及び流動化受益債権が含まれています。
(内訳)
割賦売掛金 | 709,050 | 百万円 |
流動化受益債権 | 14,607 | 百万円 |
合計 | 723,657 | 百万円 |
(*2) 社債には、一年以内償還予定の社債が含まれています。
(*3) 長期借入金には、一年以内返済予定の長期借入金が含まれています。
(*4) 保証債務残高及び債務保証引当金については、貸借対照表注記8に記載しています。
(*5) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については( )で表示しています。
(注1) 金融商品の時価の算定方法並びにデリバティブ取引に関する事項
資 産
(1) 現金及び預金 並びに (3) 未収入金
短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(2) 営業債権
商品種類や対象顧客に基づく類似のキャッシュ・フローを生み出すと考えられる単位毎に、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。なお、残存期間が一年以内のものは、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(4) 固定化営業債権
回収見込額に基づいて貸倒見積高を算定していることから、時価は決算日の貸借対照表価額から貸倒引当金を控除した金額としています。
負 債
(1) 買掛金、(2) 短期借入金、(3) コマーシャルペーパー、(4) 未払金 及び (5) 預り金
短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(6) 社債
社債の時価については、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。
(7) 長期借入金
長期借入金の時価については、借入毎に区分を行い算定しています。変動金利によるものは短期間で市場金利を反映し、また、当社の信用状態は実行後大きく異なっていないため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。固定金利によるものは、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。流動化スキームに係る長期借入金の時価については、同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引くことにより時価を算定しています。なお、残存期間が一年以内のものは、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。また、金利スワップの特例処理の対象とされた長期借入金については、その金利スワップ前の変動金利として時価を算定しており、当該帳簿価額によっています。
(8) 保証債務
契約上の保証料の将来キャッシュ・フローを算定し、債務者の信用リスク等を控除したものを現在価値に割り引く方法により時価を算定しています。
(9) デリバティブ取引
(デリバティブ取引関係)注記に記載しています。
(注2) 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
1年以内 (百万円) | 1年超5年以内 (百万円) | 5年超10年以内 (百万円) | 10年超 (百万円) | |
営業債権及び固定化営業債権 | 486,654 | 166,938 | 25,100 | 3,721 |
未収入金 | 67,720 | ― | ― | ― |
合計 | 554,374 | 166,938 | 25,100 | 3,721 |
(注) 営業債権及び固定化営業債権のうち、延滞が生じている債権11,452百万円は含めておりません。
(注3) 長期借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
1年以内 (百万円) | 1年超 2年以内 (百万円) | 2年超 3年以内 (百万円) | 3年超 4年以内 (百万円) | 4年超 5年以内 (百万円) | 5年超 (百万円) | |
短期借入金 | 190,916 | ― | ― | ― | ― | ― |
コマーシャル ペーパー | 19,500 | ― | ― | ― | ― | ― |
社債 | 300 | 300 | 300 | 150 | ― | ― |
長期借入金 | 232,376 | 75,972 | 21,516 | 14,325 | 6,300 | ― |
合計 | 443,092 | 76,272 | 21,816 | 14,475 | 6,300 | ― |
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
1.金融商品の状況に関する事項
当社は信販事業(包括信用購入あっせん事業(クレジットカード事業)、個別信用購入あっせん事業、信用保証事業、融資事業)を営んでいます。資金運用については短期的な預金等に限定し、銀行等金融機関からの借入のほか、コマーシャルペーパーの発行、社債の発行、債権流動化による直接金融により資金を調達しています。
割賦売掛金に係る顧客の信用リスクは、顧客の契約不履行によってもたらされる信用リスクにさらされています。
借入金の使途は運転資金(主として短期)及び設備投資資金(長期)であり、一部の長期借入金の金利変動リスクに対して金利スワップ取引を実施して支払利息の固定化を実施しています。なお、デリバティブは内部管理規程に従い、実需の範囲で行うこととしています。
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれています。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。また、「2.金融商品の時価等に関する事項」におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。
2.金融商品の時価等に関する事項
2015年12月31日における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりです。
貸借対照表計上額 (百万円) | 時価 (百万円) | 差額 (百万円) | |
(1) 現金及び預金 | 39,048 | 39,048 | ― |
(2) 営業債権(*1) | 869,474 | ||
貸倒引当金 | △21,021 | ||
848,453 | 856,609 | 8,155 | |
(3) 未収入金 | 55,066 | 55,066 | ― |
(4) 固定化営業債権 | 4,972 | ||
貸倒引当金 | △3,947 | ||
1,024 | 1,024 | ― | |
資産合計 | 943,593 | 951,748 | 8,155 |
(1) 買掛金 | 129,981 | 129,981 | ― |
(2) 短期借入金 | 251,848 | 251,848 | ― |
(3) コマーシャル・ペーパー | 14,000 | 14,000 | ― |
(4) 未払金 | 54,319 | 54,319 | ― |
(5) 預り金 | 64,326 | 64,326 | ― |
(6) 社債(*2) | 750 | 751 | △1 |
(7) 長期借入金(*3) | 396,165 | 396,234 | △68 |
負債合計 | 911,392 | 911,462 | △70 |
(8) 保証債務(*4) | ― | 7,892 | 7,892 |
(9) デリバティブ取引(*5) | |||
ヘッジ会計が適用されているもの | ― | (732) | (732) |
(*1) 営業債権には、割賦売掛金及び流動化受益債権が含まれています。
(内訳)
割賦売掛金 | 853,577 | 百万円 |
流動化受益債権 | 15,897 | 百万円 |
合計 | 869,474 | 百万円 |
(*2) 社債には、一年以内償還予定の社債が含まれています。
(*3) 長期借入金には、一年以内返済予定の長期借入金が含まれています。
(*4) 保証債務残高及び債務保証引当金については、貸借対照表注記8に記載しています。
(*5) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については( )で表示しています。
(注1) 金融商品の時価の算定方法並びにデリバティブ取引に関する事項
資 産
(1) 現金及び預金 並びに (3) 未収入金
短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(2) 営業債権
商品種類や対象顧客に基づく類似のキャッシュ・フローを生み出すと考えられる単位毎に、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。なお、残存期間が一年以内のものは、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(4) 固定化営業債権
回収見込額に基づいて貸倒見積高を算定していることから、時価は決算日の貸借対照表価額から貸倒引当金を控除した金額としています。
負 債
(1) 買掛金、(2) 短期借入金、(3) コマーシャルペーパー、(4) 未払金 及び (5) 預り金
短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(6) 社債
社債の時価については、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。
(7) 長期借入金
長期借入金の時価については、借入毎に区分を行い算定しています。変動金利によるものは短期間で市場金利を反映し、また、当社の信用状態は実行後大きく異なっていないため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。固定金利によるものは、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。流動化スキームに係る長期借入金の時価については、同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引くことにより時価を算定しています。なお、残存期間が一年以内のものは、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。また、金利スワップの特例処理の対象とされた長期借入金については、その金利スワップ前の変動金利として時価を算定しており、当該帳簿価額によっています。
(8) 保証債務
契約上の保証料の将来キャッシュ・フローを算定し、債務者の信用リスク等を控除したものを現在価値に割り引く方法により時価を算定しています。
(9) デリバティブ取引
(デリバティブ取引関係)注記に記載しています。
(注2) 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
1年以内 (百万円) | 1年超5年以内 (百万円) | 5年超10年以内 (百万円) | 10年超 (百万円) | |
営業債権及び固定化営業債権 | 586,712 | 200,468 | 27,894 | 4,284 |
未収入金 | 55,066 | ― | ― | ― |
合計 | 641,778 | 200,468 | 27,894 | 4,284 |
(注) 営業債権及び固定化営業債権のうち、延滞が生じている債権14,221百万円は含めておりません。
(注3) 長期借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
1年以内 (百万円) | 1年超 2年以内 (百万円) | 2年超 3年以内 (百万円) | 3年超 4年以内 (百万円) | 4年超 5年以内 (百万円) | 5年超 (百万円) | |
短期借入金 | 251,848 | ― | ― | ― | ― | ― |
コマーシャル ペーパー | 14,000 | ― | ― | ― | ― | ― |
社債 | 300 | 300 | 150 | ― | ― | ― |
長期借入金 | 270,992 | 91,824 | 21,649 | 10,100 | 1,600 | ― |
合計 | 537,140 | 92,124 | 21,799 | 10,100 | 1,600 | ― |
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
1.金融商品の状況に関する事項
当社は信販事業(包括信用購入あっせん事業(クレジットカード事業)、個別信用購入あっせん事業、信用保証事業、融資事業)を営んでいます。資金運用については短期的な預金等に限定し、銀行等金融機関及び親会社である楽天株式会社からの借入のほか、コマーシャルペーパーの発行、社債の発行、債権流動化による直接金融により資金を調達しています。
割賦売掛金に係る顧客の信用リスクは、顧客の契約不履行によってもたらされる信用リスクにさらされています。
借入金の使途は運転資金(主として短期)及び設備投資資金(長期)であり、一部の長期借入金の金利変動リスクに対して金利スワップ取引を実施して支払利息の固定化を実施しています。なお、デリバティブは内部管理規程に従い、実需の範囲で行うこととしています。
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれています。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。また、「2.金融商品の時価等に関する事項」におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。
2.金融商品の時価等に関する事項
2016年12月31日における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりです。
貸借対照表計上額 (百万円) | 時価 (百万円) | 差額 (百万円) | |
(1) 現金及び預金 | 35,166 | 35,166 | ― |
(2) 営業債権(*1) | 1,055,429 | ||
貸倒引当金 | △26,367 | ||
1,029,062 | 1,040,680 | 11,618 | |
(3) 未収入金 | 55,573 | 55,573 | ― |
(4) 固定化営業債権 | 10,216 | ||
貸倒引当金 | △8,539 | ||
1,676 | 1,676 | ― | |
資産合計 | 1,121,479 | 1,133,097 | 11,618 |
(1) 買掛金 | 146,827 | 146,827 | ― |
(2) 短期借入金 | 321,000 | 321,000 | ― |
(3) コマーシャル・ペーパー | 16,000 | 16,000 | ― |
(4) 未払金 | 60,258 | 60,258 | ― |
(5) 預り金 | 75,890 | 75,890 | ― |
(6) 社債(*2) | 450 | 451 | △1 |
(7) 長期借入金(*3) | 460,428 | 460,460 | △31 |
負債合計 | 1,080,854 | 1,080,887 | △32 |
(8) 保証債務(*4) | ― | 15,044 | 15,044 |
(9) デリバティブ取引(*5) | |||
ヘッジ会計が適用されているもの | ― | (699) | (699) |
(*1) 営業債権には、割賦売掛金及び流動化受益債権が含まれています。
(内訳)
割賦売掛金 | 1,037,123 | 百万円 |
流動化受益債権 | 18,305 | 百万円 |
合計 | 1,055,429 | 百万円 |
(*2) 社債には、一年以内償還予定の社債が含まれています。
(*3) 長期借入金には、一年以内返済予定の長期借入金が含まれています。
(*4) 保証債務残高及び債務保証引当金については、貸借対照表注記8に記載しています。
(*5) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については( )で表示しています。
(注1) 金融商品の時価の算定方法並びにデリバティブ取引に関する事項
資 産
(1) 現金及び預金 並びに (3) 未収入金
短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(2) 営業債権
商品種類や対象顧客に基づく類似のキャッシュ・フローを生み出すと考えられる単位毎に、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。なお、残存期間が一年以内のものは、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(4) 固定化営業債権
回収見込額に基づいて貸倒見積高を算定していることから、時価は決算日の貸借対照表価額から貸倒引当金を控除した金額としています。
負 債
(1) 買掛金、(2) 短期借入金、(3) コマーシャルペーパー、(4) 未払金 及び (5) 預り金
短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
(6) 社債
社債の時価については、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。
(7) 長期借入金
長期借入金の時価については、借入毎に区分を行い算定しています。変動金利によるものは短期間で市場金利を反映し、また、当社の信用状態は実行後大きく異なっていないため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。固定金利によるものは、将来キャッシュ・フローを市場が要求する期待収益率で割り引くことにより時価を算定しています。なお、残存期間が一年以内のものは、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。また、金利スワップの特例処理の対象とされた長期借入金については、その金利スワップ前の変動金利として時価を算定しており、当該帳簿価額によっています。
(8) 保証債務
契約上の保証料の将来キャッシュ・フローを算定し、債務者の信用リスク等を控除したものを現在価値に割り引く方法により時価を算定しています。
(9) デリバティブ取引
(デリバティブ取引関係)注記に記載しています。
(注2) 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
1年以内 (百万円) | 1年超5年以内 (百万円) | 5年超10年以内 (百万円) | 10年超 (百万円) | |
営業債権及び固定化営業債権 | 711,111 | 239,455 | 36,599 | 6,103 |
未収入金 | 55,573 | ― | ― | ― |
合計 | 766,684 | 239,455 | 36,599 | 6,103 |
(注) 営業債権及び固定化営業債権のうち、延滞が生じている債権19,163百万円は含めておりません。
(注3) 長期借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
1年以内 (百万円) | 1年超 2年以内 (百万円) | 2年超 3年以内 (百万円) | 3年超 4年以内 (百万円) | 4年超 5年以内 (百万円) | 5年超 (百万円) | |
短期借入金 | 321,000 | ― | ― | ― | ― | ― |
コマーシャル ペーパー | 16,000 | ― | ― | ― | ― | ― |
社債 | 300 | 150 | ― | ― | ― | ― |
長期借入金 | 275,246 | 151,940 | 23,342 | 7,200 | 2,700 | ― |
合計 | 612,546 | 152,090 | 23,342 | 7,200 | 2,700 | ― |
(有価証券関係)
第15期事業年度(2014年12月31日)
その他有価証券
区分 | 貸借対照表計上額 (百万円) | 取得原価 (百万円) | 差額 (百万円) |
貸借対照表計上額が 取得原価を超えるもの | |||
株式 | 2,090 | 794 | 1,295 |
小計 | 2,090 | 794 | 1,295 |
貸借対照表計上額が 取得原価を超えないもの | |||
株式 | 4 | 5 | △1 |
小計 | 4 | 5 | △1 |
合計 | 2,094 | 800 | 1,294 |
第16期事業年度(2015年12月31日)
その他有価証券
区分 | 貸借対照表計上額 (百万円) | 取得原価 (百万円) | 差額 (百万円) |
貸借対照表計上額が 取得原価を超えるもの | |||
株式 | 1,783 | 568 | 1,214 |
小計 | 1,783 | 568 | 1,214 |
貸借対照表計上額が 取得原価を超えないもの | |||
株式 | 4 | 5 | △1 |
小計 | 4 | 5 | △1 |
合計 | 1,787 | 574 | 1,212 |
第17期事業年度(2016年12月31日)
その他有価証券
区分 | 貸借対照表計上額 (百万円) | 取得原価 (百万円) | 差額 (百万円) |
貸借対照表計上額が 取得原価を超えるもの | |||
株式 | 1,672 | 568 | 1,103 |
小計 | 1,672 | 568 | 1,103 |
貸借対照表計上額が 取得原価を超えないもの | |||
株式 | 3 | 5 | △1 |
小計 | 3 | 5 | △1 |
合計 | 1,676 | 574 | 1,101 |
(デリバティブ取引関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引
金利関連
ヘッジ会計 の方法 | デリバティブ 取引の種類等 | 主なヘッジ対象 | 契約額等 (百万円) | 契約額等のうち 1年超のもの (百万円) | 時価 (百万円) |
金利スワップの 特例処理 | 金利スワップ取引 受取変動・支払固定 | 長期借入金 | 72,097 | 54,095 | △830 |
(注) 時価の算定方法
取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しています。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引
金利関連
ヘッジ会計 の方法 | デリバティブ 取引の種類等 | 主なヘッジ対象 | 契約額等 (百万円) | 契約額等のうち 1年超のもの (百万円) | 時価 (百万円) |
金利スワップの 特例処理 | 金利スワップ取引 受取変動・支払固定 | 長期借入金 | 73,590 | 49,135 | △732 |
(注) 時価の算定方法
取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しています。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引
金利関連
ヘッジ会計 の方法 | デリバティブ 取引の種類等 | 主なヘッジ対象 | 契約額等 (百万円) | 契約額等のうち 1年超のもの (百万円) | 時価 (百万円) |
金利スワップの 特例処理 | 金利スワップ取引 受取変動・支払固定 | 長期借入金 | 77,028 | 49,043 | △699 |
(注) 時価の算定方法
取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しています。
(退職給付関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
該当事項はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
該当事項はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
該当事項はありません。
(ストック・オプション等関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
該当事項はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
該当事項はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
該当事項はありません。
(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
第15期 (2014年12月31日) | 第16期 (2015年12月31日) | 第17期 (2016年12月31日) | |
繰延税金資産 | |||
貸倒引当金限度超過額 | 2,463百万円 | 2,971百万円 | 5,253百万円 |
資産調整勘定 | 1,523百万円 | ― | ― |
賞与引当金 | 113百万円 | 147百万円 | 138百万円 |
債務保証損失引当金 | 382百万円 | 431百万円 | 484百万円 |
利息返還損失引当金 | 227百万円 | 168百万円 | 119百万円 |
事業税 | 154百万円 | 354百万円 | 287百万円 |
繰延消費税 | 92百万円 | 214百万円 | 287百万円 |
未収入金 | ― | 44百万円 | 54百万円 |
資産除去債務 | ― | 38百万円 | 43百万円 |
未払費用 | 60百万円 | ― | ― |
ストック・オプション負担金 | 70百万円 | 126百万円 | 180百万円 |
その他 | 160百万円 | 220百万円 | 152百万円 |
繰延税金資産小計 | 5,248百万円 | 4,717百万円 | 7,002百万円 |
評価性引当額 | △84百万円 | △190百万円 | △238百万円 |
繰延税金資産合計 | 5,163百万円 | 4,527百万円 | 6,764百万円 |
繰延税金負債 | |||
その他有価証券評価差額金 | 432百万円 | 422百万円 | 365百万円 |
その他 | 45百万円 | 71百万円 | 69百万円 |
繰延税金負債合計 | 478百万円 | 493百万円 | 435百万円 |
繰延税金資産・負債の純額 | 4,685百万円 | 4,034百万円 | 6,328百万円 |
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異が法定実効税率の100分の5以下であるため注記を省略しています。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異が法定実効税率の100分の5以下であるため注記を省略しています。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異が法定実効税率の100分の5以下であるため注記を省略しています。
3.法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
「所得税法等の一部を改正する法律」が2014年3月31日に公布され、2014年4月1日以後に開始する事業年度から復興特別法人税が課されないこととなりました。
これに伴い、当事業年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、2015年1月1日に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異について、前事業年度の38.01%から35.64%に変更されています。
その結果、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)が278百万円減少し、当事業年度に計上された法人税等調整額が278百万円増加しています。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
「所得税法等の一部を改正する法律」が2015年3月31日に公布され、2015年4月1日以後に開始する事業年度から法人税率が引き下げられることになりました。
これに伴い、当事業年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、前事業年度の35.64%から、2016年1月1日に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異については33.10%、2017年1月1日に開始する事業年度以降に解消が見込まれる一時差異については32.34%にそれぞれ変更されています。
その結果、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)が311百万円減少し、当事業年度に計上された法人税等調整額が354百万円、その他有価証券評価差額金額が43百万円それぞれ増加しています。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
「所得税法等の一部を改正する法律」(平成28年法律第15号)及び「地方税法等の一部を改正する等の法律」(平成28年法律第13号)が2016年3月29日に国会で成立し、2016年4月1日以後に開始する事業年度から法人税率が引き下げられることになりました。
これに伴い、当事業年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、前事業年度の32.34%から、2017年1月1日に開始する事業年度及び2018年1月1日に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異については30.86%、2019年1月1日に開始する事業年度以降に解消が見込まれる一時差異については30.62%にそれぞれ変更されています。
その結果、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)が338百万円減少し、当事業年度に計上された法人税等調整額が359百万円、その他有価証券評価差額金額が20百万円それぞれ増加しています。
(企業結合等関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
該当事項はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
該当事項はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
該当事項はありません。
(資産除去債務関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
注記すべき重要な資産除去債務はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
注記すべき重要な資産除去債務はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
注記すべき重要な資産除去債務はありません。
(賃貸等不動産関係)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
該当事項はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
該当事項はありません。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当社の事業セグメントは、クレジットカード事業のみの単一セグメントであり重要性が乏しいため、セグメント情報の記載を省略しています。
【関連情報】
1.製品及びサービスごとの情報
単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しています。
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦の外部顧客への売上高が損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しています。
(2) 有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が貸借対照表の有形固定資産の90%を超えるため、記載を省略しています。
3.主要な顧客ごとの情報
損益計算書の売上高の10%以上を占める顧客が存在しないため、記載を省略しています。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
当社の事業セグメントは、クレジットカード事業のみの単一セグメントであるため、記載を省略しています。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。
【関連当事者情報】
1.関連当事者との取引
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
(1) 親会社及び法人主要株主等
種類 | 会社等の名称又は氏名 | 所在地 | 資本金又は出資金 (百万円) | 事業の内容 又は職業 | 議決権等の 所有(被所有)割合(%) | 関連当事者 との関係 | 取引の内容 | 取引金額 (百万円) | 科目 | 期末残高 (百万円) |
親会社 | 楽天(株) | 東京都品川区 | 111,601 | 電子商取引事業、旅行代理店事業 | 被所有 直接 100% | 資金の調達 役員の兼任 | 支払ポイント付与料 (注1,2) | 42,931 (注1,2) | 未払金 | 3,844 (注2) |
ポイント引当金 | 4,937 | |||||||||
資金の返済 | 13,563 | 1年以内返済予定の長期借入金 | ― | |||||||
長期借入金 | ― |
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.支払ポイント付与料
支払ポイント付与料は、カード利用者及びカード会員入会者に対しポイント付与を行った対価の金額に基づき、双方協議の上決定しています。
2.取引金額には消費税等が含まれていません。期末残高には消費税等が含まれています。
(2) 子会社及び関連会社
種類 | 会社等の名称又は氏名 | 所在地 | 資本金又は出資金 (百万円) | 事業の内容 又は職業 | 議決権等の 所有(被所有)割合(%) | 関連当事者 との関係 | 取引の内容 | 取引金額 (百万円) | 科目 | 期末残高 (百万円) |
子会社 | 楽天カードサービス(株) | 東京都品川区 | 5 | 弁済金、代金及び料金等の収納事業 | 所有 直接 100% | 収納業務の委託 役員の兼任 | 収納代行 | 3,321,482 | 未収入金 | 41,716 |
業務委託 手数料 (注1,2) | 3,059 (注1,2) |
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.口座振替手数料の実額に基づき、楽天カードサービス株式会社との協議の上決定しています。
2.取引金額には消費税等が含まれていません。期末残高には消費税等が含まれています。
(3) 兄弟会社等
種類 | 会社等の名称 又は氏名 | 所在地 | 資本金又は出資金 (百万円) | 事業の内容 又は職業 | 議決権等の 所有(被所有)割合(%) | 関連当事者 との関係 | 取引の内容 | 取引金額 (百万円) | 科目 | 期末残高 (百万円) |
親会社の子会社 | 楽天銀行(株) | 東京都品川区 | 25,954 | 電子メディアによる銀行事業 | なし | 債務保証 業務委託 資金の調達 役員の兼任 | 債務保証 | 270,840 | ― | ― |
保証料収入 (注1) | 12,697 (注1) | 未収収益 | 1,187 | |||||||
支払利息 (注2) | 5,175 (注2) | 未払費用 | 473 | |||||||
債権の流動化(オンバランス債権) (注3) | 282,978 (注3) | 短期借入金 | 170,016 | |||||||
一年以内返済予定の長期借入金 | 199,821 | |||||||||
長期借入金 | 37,909 | |||||||||
親会社の孫会社 | トランスバリュー信託(株) | 東京都中央区 | 259 | 信託事業 | なし | 金銭債権の信託 | 金銭信託 | 14,065 | 流動化受益債権 | 14,065 |
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.保険料収入
保証料収入は、一般的に採用される保証料率を勘案し、双方協議の上、決定しています。
2.支払利息
支払利息は、長期借入金に関する支払利息であり、市場金利を勘案し、信託契約条項に基づき料率を決定しています。
3.債権の流動化(オンバランス債権)
債権の流動化(オンバランス債権)はABL方式による資金調達の為の割賦売掛金であります。
(4) 役員及び個人主要株主等
種類 | 会社等の名称又は氏名 | 所在地 | 資本金又は出資金 (百万円) | 事業の内容 又は職業 | 議決権等の 所有(被所有)割合(%) | 関連当事者 との関係 | 取引の内容 | 取引金額 (百万円) | 科目 | 期末残高 (百万円) |
親会社の役員が議決権の過半数を自己の計算において所有している会社 | (株)クリムゾンフットボールクラブ(※) | 兵庫県神戸市 | 98 | プロサッカークラブの運営事業 | なし | 広告委託 | 広告宣伝費 (注1,2) | 34 (注1,2) | 前払費用 | 3 (注2) |
※当社親会社の代表取締役である三木谷浩史が、議決権の100%を間接保有しております。
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.広告宣伝費
広告宣伝費は、株式会社クリムゾンフットボールクラブが希望価格を提示し、実勢価格を参考に双方協議の上、条件を決定しています。
2.取引金額には消費税等が含まれていません。期末残高には消費税等が含まれています。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
(1) 親会社及び法人主要株主等
種類 | 会社等の名称又は氏名 | 所在地 | 資本金又は出資金 (百万円) | 事業の内容 又は職業 | 議決権等の 所有(被所有)割合(%) | 関連当事者 との関係 | 取引の内容 | 取引金額 (百万円) | 科目 | 期末残高 (百万円) |
親会社 | 楽天(株) | 東京都世田谷区 | 203,587 | 電子商取引事業、旅行代理店事業 | 被所有 直接 100% | 資金の調達 役員の兼任 | 支払ポイント付与料 (注1,2) | 47,717 (注1,2) | 未払金 | 4,910 (注2) |
ポイント引当金 | 6,103 |
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.支払ポイント付与料
支払ポイント付与料は、カード利用者及びカード会員入会者に対しポイント付与を行った対価の金額に基づき、双方協議の上決定しています。
2.取引金額には消費税等が含まれていません。期末残高には消費税等が含まれています。
(2) 子会社及び関連会社
種類 | 会社等の名称 又は氏名 | 所在地 | 資本金又は出資金 (百万円) | 事業の内容 又は職業 | 議決権等の 所有(被所有)割合(%) | 関連当事者 との関係 | 取引の内容 | 取引金額 (百万円) | 科目 | 期末残高 (百万円) |
子会社 | 楽天カードサービス(株) | 東京都世田谷区 | 5 | 弁済金、代金及び料金等の収納事業 | 所有 直接 100% | 収納業務の委託 役員の兼任 | 収納代行 | 4,010,700 | 未収入金 | 25,756 |
業務委託 手数料 (注1,2) | 3,672 (注1,2) |
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.口座振替手数料の実額に基づき、楽天カードサービス株式会社との協議の上決定しています。
2.取引金額には消費税等が含まれていません。期末残高には消費税等が含まれています。
(3) 兄弟会社等
種類 | 会社等の名称又は氏名 | 所在地 | 資本金又は出資金 (百万円) | 事業の内容 又は職業 | 議決権等の 所有(被所有)割合(%) | 関連当事者 との関係 | 取引の内容 | 取引金額 (百万円) | 科目 | 期末残高 (百万円) |
親会社の子会社 | 楽天銀行(株) | 東京都世田谷区 | 25,954 | 電子メディアによる銀行事業 | なし | 債務保証 業務委託 資金の調達 役員の兼任 | 債務保証 | 311,918 | ― | ― |
保証料収入 (注1) | 15,483 (注1) | 未収収益 | 1,410 | |||||||
支払利息 (注2) | 6,240 (注2) | 未払費用 | 571 | |||||||
債権の流動化(オンバランス債権) (注3) | 109,190 (注3) | 短期借入金 | 235,948 | |||||||
一年以内返済予定の長期借入金 | 221,805 | |||||||||
長期借入金 | 59,184 | |||||||||
親会社の孫会社 | 楽天信託(株) | 東京都中央区 | 259 | 信託事業 | なし | 金銭債権の信託 | 金銭信託 | 1,297 | 流動化受益債権 | 15,363 |
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.保険料収入
保証料収入は、一般的に採用される保証料率を勘案し、双方協議の上、決定しております。
2.支払利息
支払利息は、長期借入金に関する支払利息であり、市場金利を勘案し、信託契約条項に基づき料率を決定しております。
3.債権の流動化(オンバランス債権)
債権の流動化(オンバランス債権)は、ABL方式による資金調達の為の割賦売掛金であります。
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
(1) 親会社及び法人主要株主等
種類 | 会社等の名称又は氏名 | 所在地 | 資本金又は出資金 (百万円) | 事業の内容 又は職業 | 議決権等の 所有(被所有)割合(%) | 関連当事者 との関係 | 取引の内容 | 取引金額 (百万円) | 科目 | 期末残高 (百万円) |
親会社 | 楽天(株) | 東京都世田谷区 | 204,562 | 電子商取引事業、旅行代理店事業 | 被所有 直接 100% | 資金の調達 役員の兼任 | 支払ポイント付与料 | 57,021 (注1,2) | 未払金 | 5,593 (注2) |
ポイント引当金 | 7,225 |
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.支払ポイント付与料
支払ポイント付与料は、カード利用者及びカード会員入会者に対しポイント付与を行った対価の金額に基づき、双方協議の上決定しています。
2.取引金額には消費税等が含まれていません。期末残高には消費税等が含まれています。
(2) 子会社及び関連会社
種類 | 会社等の名称又は氏名 | 所在地 | 資本金又は出資金 (百万円) | 事業の内容 又は職業 | 議決権等の 所有(被所有)割合(%) | 関連当事者 との関係 | 取引の内容 | 取引金額 (百万円) | 科目 | 期末残高 (百万円) |
子会社 | 楽天カードサービス(株) | 東京都世田谷区 | 5 | 弁済金、代金及び料金等の収納事業 | 所有 直接 100% | 収納業務の委託 役員の兼任 | 収納代行 | 4,809,939 | 未収入金 | 27,545 |
業務委託 手数料 | 4,315 (注1,2) |
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.口座振替手数料の実額に基づき、楽天カードサービス株式会社との協議の上決定しています。
2.取引金額には消費税等が含まれていません。期末残高には消費税等が含まれています。
(3) 兄弟会社等
種類 | 会社等の名称又は氏名 | 所在地 | 資本金又は出資金 (百万円) | 事業の内容 又は職業 | 議決権等の 所有(被所有)割合(%) | 関連当事者 との関係 | 取引の内容 | 取引金額 (百万円) | 科目 | 期末残高 (百万円) |
親会社の子会社 | 楽天銀行(株) | 東京都世田谷区 | 25,954 | 電子メディアによる銀行事業 | なし | 債務保証 業務委託 資金の調達 役員の兼任 | 債務保証 | 330,535 | ― | ― |
保証料収入 (注1) | 17,359 (注1) | 未収収益 | 1,523 | |||||||
支払利息 (注2) | 6,935 (注2) | 未払費用 | 556 | |||||||
債権の流動化(オンバランス債権) (注3) | 114,431 (注3) | 短期借入金 | 298,600 | |||||||
一年以内返済予定の長期借入金 | 222,042 | |||||||||
長期借入金 | 110,727 | |||||||||
親会社の子会社 | 楽天信託(株) | 東京都世田谷区 | 259 | 信託事業 | なし | 金銭債権の信託 | 金銭信託 | 2,413 | 流動化受益債権 | 17,776 |
(取引条件及び取引条件の決定方法)
(注) 1.保険料収入
保証料収入は、一般的に採用される保証料率を勘案し、双方協議の上、決定しています。
2.支払利息
支払利息は、長期借入金に関する支払利息であり、市場金利を勘案し、信託契約条項に基づき料率を決定しています。
3.債権の流動化(オンバランス債権)
債権の流動化(オンバランス債権)は、ABL方式による資金調達の為の割賦売掛金であります。
2.親会社又は重要な関連会社に関する注記
(1) 親会社情報 楽天株式会社(東京証券取引所に上場)
(2) 重要な関連会社の要約財務情報 該当事項はありません。
(1株当たり情報)
第15期 (自 2014年1月1日 至 2014年12月31日) | 第16期 (自 2015年1月1日 至 2015年12月31日) | 第17期 (自 2016年1月1日 至 2016年12月31日) | |
1株当たり純資産額 | 696,002円59銭 | 827,380円5銭 | 1,007,715円17銭 |
1株当たり当期純利益金額 | 83,815円68銭 | 131,538円26銭 | 181,024円58銭 |
(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載していません。
2.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、次のとおりです。
第15期 (2014年12月31日) | 第16期 (2015年12月31日) | 第17期 (2016年12月31日) | |
純資産の部の合計額(百万円) | 54,739 | 65,072 | 79,255 |
純資産の部の合計額から控除する金額 (百万円) | ― | ― | ― |
普通株式に係る期末の純資産額 (百万円) | 54,739 | 65,072 | 79,255 |
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式の数(株) | 78,649 | 78,649 | 78,649 |
3.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、次のとおりです。
第15期 (自 2014年1月1日 至 2014年12月31日) | 第16期 (自 2015年1月1日 至 2015年12月31日) | 第17期 (自 2016年1月1日 至 2016年12月31日) | |
当期純利益金額(百万円) | 6,592 | 10,345 | 14,237 |
普通株主に帰属しない金額(百万円) | ― | ― | ― |
普通株式に係る当期純利益(百万円) | 6,592 | 10,345 | 14,237 |
普通株式の期中平均株式数(株) | 78,649 | 78,649 | 78,649 |
(重要な後発事象)
第15期事業年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)
該当事項はありません。
第16期事業年度(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
(子会社の増資)
当社は、2016年1月27日開催の取締役会において、当社子会社である台灣樂天信用卡股份有限公司の増資引受を決議しました。
1.増資の目的
台灣樂天信用卡股份有限公司は、日本で成功した楽天のロイヤリティ・プログラムである「楽天スーパーポイント」が貯まるクレジットカードのビジネスモデルを台湾において展開するため、2014年6月18日に設立され、収益基盤の構築に成功しました。
この度、財務体質の強化を図るとともに、確立した収益基盤をより強化することを目的として行うものです。
2.子会社の概要
商号 台灣樂天信用卡股份有限公司
所在地 台北市中山區民生東路3段49號7樓
事業内容 クレジットカード及び附帯するサービス
代表者の役職・氏名 董事長兼總經理 石井 英治
設立年月日 2014年6月18日
増資前の資本金 500,000千新臺幣
出資比率 当社100.00%
3.増資の概要
増資額 350,000千新臺幣
増資後の資本金 850,000千新臺幣
出資比率 当社100.00%
(子会社の借入に係る債務保証)
当社は、2016年1月27日開催の取締役会において、当社子会社である台灣樂天信用卡股份有限公司の短期借入に係る債務保証を決議しました。
1.債務保証の目的
台灣樂天信用卡股份有限公司が株式会社みずほ銀行の短期借入枠を設定継続することを目的としています。
2.債務保証の状況
債務者 台灣樂天信用卡股份有限公司
所在地 台北市中山區民生東路3段49號7樓
事業内容 クレジットカード及び附帯するサービス
代表者の役職・氏名 董事長兼總經理 石井 英治
設立年月日 2014年6月18日
借入枠設定先 株式会社みずほ銀行台北支店
借入枠 1,000,000千新臺幣
債務保証期間 2016年1月27日~2017年1月27日
保証利率 借入枠金額に対して年0.11%
第17期事業年度(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
(子会社の増資)
当社は、2016年11月22日開催の取締役会において、当社子会社である台灣樂天信用卡股份有限公司の増資引受を決議し増資払込を完了いたしました。
1.増資の目的
台灣樂天信用卡股份有限公司は、日本で成功した楽天のロイヤリティ・プログラムである「楽天スーパーポイント」が貯まるクレジットカードのビジネスモデルを台湾において展開するため、2014年6月18日に設立されました。
この度、カード会員基盤確立の一層の促進、他事業との楽天エコシステム構築の迅速化を行うための財務基盤安定を目的として増資を行うものであります。
2.子会社の概要
商号 台灣樂天信用卡股份有限公司
所在地 台北市中山區民生東路3段49號7樓
事業内容 クレジットカード及び附帯するサービス
代表者の役職・氏名 董事長兼總經理 石井 英治
設立年月日 2014年6月18日
増資前の資本金 850,000千新臺幣
出資比率 当社100.00%
3.増資の概要
増資額 600,000千新臺幣
増資後の資本金 1,450,000千新臺幣
出資比率 当社100.00%
払込日 2017年1月5日
(子会社の借入に係る債務保証)
当社は、2016年12月20日開催の取締役会において、当社子会社である台灣樂天信用卡股份有限公司の短期借入に係る債務保証を決議いたしました。
1.債務保証の目的
台灣樂天信用卡股份有限公司が株式会社みずほ銀行の短期借入枠を設定継続することを目的としています。
2.債務保証の状況
債務者 台灣樂天信用卡股份有限公司
所在地 台北市中山區民生東路3段49號7樓
事業内容 クレジットカード及び附帯するサービス
代表者の役職・氏名 董事長兼總經理 石井 英治
設立年月日 2014年6月18日
借入枠設定先 株式会社みずほ銀行台北支店
借入枠 2,000,000千新臺幣
債務保証期間 2017年1月27日~2018年1月27日
保証利率 借入枠金額に対して年0.11%