有価証券報告書-第11期(2024/01/01-2024/12/31)
事業内容
当社グループは「映像から未来をつくる」をビジョンに掲げ、家から街まであらゆるビジネスシーンの映像をデータ化することで、人々の意思決定を支援するクラウド録画型映像プラットフォーム「Safie(セーフィー)」を開発・運営しております。「Safie」は、高画質・安価・安全で、誰でも簡単にスマートフォンやパソコンで使うことができ、防犯カメラサービスとして、小売・飲食・サービス・建設・物流・製造・インフラ・公共・医療などのあらゆる業界で活用いただいております。
「Safie」は自社開発のソフトウエアをカメラ機器をはじめとするハードウエアに組み込んだサービスであり、映像などのデータをクラウドにアップロードするだけではなく、クラウドからの指示に従ったデバイスの制御やデバイス上での画像処理を柔軟に行うことができます。具体的には、対応デバイスによりカメラの首振りやズーム操作、高精細な静止画の取得、GPS情報の取得、接続された外部デバイスの情報取得ができます。一部のタブレット型デバイスにおいては、顔認証の際に、デバイス側で顔検知や特徴点を抽出する処理を行い、クラウドにアップロードして照合することも可能です。
さらに「Safie」はサブスクリプション型サービスとして、録画機能以外にさまざまな映像分析や連携サービスを追加できるプラットフォームです。2015年のサービス提供開始以来、屋内向けクラウドカメラ「Safie PRO(セーフィー プロ)」、屋外向けクラウドカメラ「Safie GO(セーフィー ゴー)」、ウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket(セーフィー ポケット)」などのラインナップの他、付帯する多様なオプションサービスやソリューションを提供・開発しています。これらのサービスは、直販および多くの販売パートナーを通じて、法人・個人のお客様に提供されています。2024年12月末時点で、課金カメラ台数は29.3万台に達し、2024年のクラウドモニタリング・録画サービス市場では、稼働台数ベースで約55.3%(注)のシェアを獲得しています。
「Safie」のソフトウエアモジュールはカメラに限らず、さまざまなハードウエアに組み込むことができ、それぞれのハードウエアメーカーに対して、モノ売りから脱却し、サブスクリプション型のビジネスモデルへの移行を支援しています。通信事業者・サーバー事業者と連携し、固定通信、モバイル通信インフラ、5G、データストレージを活用することで、拡張性が高く、セキュアで安定した映像インフラの構築とサービス提供を実現することができます。
カメラやサービスの提供に関しては、パートナー企業とともに事業成長することを目指しており、自社の直販販売網による販売のほかに、「Safie」のサービスをより迅速に拡大するために、大手企業を中心に100社以上の販売パートナー網を構築しております。特にNTTグループ、Canonグループ、SECOMグループ、関西電力グループなどの企業グループとは資本・業務提携を行い、販売パートナーとして当社グループサービスをOEM提供することで先方のブランド力を生かした「Safie」サービスの拡大を担っていただいております。2024年12月末時点でOEM提供パートナーは9社あり、残りの販売パートナーは「Safie」ブランドのまま再販する販売パートナーとなり、合わせて販売パートナーと称しております。加えて、約20社の工事事業者パートナーと連携することで、大規模な工事を要するエンタープライズ顧客向けのカメラ設置案件にも対応することが可能となっております。
近年高まる防犯カメラとしての用途にとどまらず、遠隔での状況確認や業務ツールとの連携による業務効率化、AIを活用した映像解析による異常検知・予測などのニーズが急速に拡大しており、社会的な課題を解決できるソリューションの開発、提供を進めております。常に変わり続ける多種多様な顧客のニーズに応えるために、当社グループが開発した画像解析サービスを追加したり、他社のサービスや機器と連携したりすることで、新たなソリューションを生み出すことができる「映像プラットフォーム」として進化し続けております。
今後も、映像データを活かし、あらゆる業種業界の現場に最適なカメラデバイスやソリューションを提供し、「現場DX」を推進してまいります。
(注)Techno Systems Research Co.,Ltd.「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2024)」。調査対象は、ネットワークカメラを利用したクラウドサービスであり、モニタリングもしくは録画サービス機能を提供している有料サービス。OEM提供を含むカメラ登録台数ベースでのシェア。
[事業系統図]

「Safie」は自社開発のソフトウエアをカメラ機器をはじめとするハードウエアに組み込んだサービスであり、映像などのデータをクラウドにアップロードするだけではなく、クラウドからの指示に従ったデバイスの制御やデバイス上での画像処理を柔軟に行うことができます。具体的には、対応デバイスによりカメラの首振りやズーム操作、高精細な静止画の取得、GPS情報の取得、接続された外部デバイスの情報取得ができます。一部のタブレット型デバイスにおいては、顔認証の際に、デバイス側で顔検知や特徴点を抽出する処理を行い、クラウドにアップロードして照合することも可能です。
さらに「Safie」はサブスクリプション型サービスとして、録画機能以外にさまざまな映像分析や連携サービスを追加できるプラットフォームです。2015年のサービス提供開始以来、屋内向けクラウドカメラ「Safie PRO(セーフィー プロ)」、屋外向けクラウドカメラ「Safie GO(セーフィー ゴー)」、ウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket(セーフィー ポケット)」などのラインナップの他、付帯する多様なオプションサービスやソリューションを提供・開発しています。これらのサービスは、直販および多くの販売パートナーを通じて、法人・個人のお客様に提供されています。2024年12月末時点で、課金カメラ台数は29.3万台に達し、2024年のクラウドモニタリング・録画サービス市場では、稼働台数ベースで約55.3%(注)のシェアを獲得しています。
「Safie」のソフトウエアモジュールはカメラに限らず、さまざまなハードウエアに組み込むことができ、それぞれのハードウエアメーカーに対して、モノ売りから脱却し、サブスクリプション型のビジネスモデルへの移行を支援しています。通信事業者・サーバー事業者と連携し、固定通信、モバイル通信インフラ、5G、データストレージを活用することで、拡張性が高く、セキュアで安定した映像インフラの構築とサービス提供を実現することができます。
カメラやサービスの提供に関しては、パートナー企業とともに事業成長することを目指しており、自社の直販販売網による販売のほかに、「Safie」のサービスをより迅速に拡大するために、大手企業を中心に100社以上の販売パートナー網を構築しております。特にNTTグループ、Canonグループ、SECOMグループ、関西電力グループなどの企業グループとは資本・業務提携を行い、販売パートナーとして当社グループサービスをOEM提供することで先方のブランド力を生かした「Safie」サービスの拡大を担っていただいております。2024年12月末時点でOEM提供パートナーは9社あり、残りの販売パートナーは「Safie」ブランドのまま再販する販売パートナーとなり、合わせて販売パートナーと称しております。加えて、約20社の工事事業者パートナーと連携することで、大規模な工事を要するエンタープライズ顧客向けのカメラ設置案件にも対応することが可能となっております。
近年高まる防犯カメラとしての用途にとどまらず、遠隔での状況確認や業務ツールとの連携による業務効率化、AIを活用した映像解析による異常検知・予測などのニーズが急速に拡大しており、社会的な課題を解決できるソリューションの開発、提供を進めております。常に変わり続ける多種多様な顧客のニーズに応えるために、当社グループが開発した画像解析サービスを追加したり、他社のサービスや機器と連携したりすることで、新たなソリューションを生み出すことができる「映像プラットフォーム」として進化し続けております。
今後も、映像データを活かし、あらゆる業種業界の現場に最適なカメラデバイスやソリューションを提供し、「現場DX」を推進してまいります。
(注)Techno Systems Research Co.,Ltd.「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2024)」。調査対象は、ネットワークカメラを利用したクラウドサービスであり、モニタリングもしくは録画サービス機能を提供している有料サービス。OEM提供を含むカメラ登録台数ベースでのシェア。
[事業系統図]
