有価証券報告書-第7期(2023/11/01-2024/10/31)

【提出】
2025/01/30 15:30
【資料】
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【項目】
128項目
当連結会計年度よりIAS第12号「法人所得税」(2021年5月改訂)を適用しており、前連結会計年度との比較分析にあたっては、遡及処理の内容を反映させた数値を使用しております。
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態の状況
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べ165百万円減少し、4,025百万円となりました。これは主として、現金及び現金同等物の減少84百万円、営業債権及びその他の債権の増加147百万円、棚卸資産の増加44百万円、その他の流動資産の減少273百万円等によるものであります。
非流動資産は、前連結会計年度末に比べ443百万円増加し、20,722百万円となりました。これは主として、新規出店による有形固定資産の増加77百万円、使用権資産の増加239百万円、その他の金融資産(非流動)の増加49百万円、繰延税金資産の増加61百万円等によるものであります。
この結果、資産は、前連結会計年度末に比べ277百万円増加し、24,747百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べ446百万円増加し、5,589百万円となりました。これは主として、営業債務及びその他の債務の増加52百万円、借入金(流動)の増加279百万円、リース負債(流動)の増加98百万円、未払法人所得税等の減少160百万円、その他の流動負債の増加150百万円等であります。
非流動負債は、前連結会計年度末に比べ50百万円増加し、10,686百万円となりました。これは主として、借入金(非流動)の減少107百万円、リース負債(非流動)の増加122百万円、引当金(非流動)の増加53百万円、繰延税金負債の減少16百万円等によるものであります。
この結果、負債は、前連結会計年度末に比べ497百万円増加し、16,275百万円となりました。
(資本)
資本は、前連結会計年度末に比べ219百万円減少し、8,472百万円となりました。これは主として、自己株式の取得による減少884百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益による利益剰余金の増加1,076百万円と配当に伴う利益剰余金の減少422百万円と差額による利益剰余金の増加654百万円等によるものであります。
② 経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、社会経済活動の正常化により国内消費に力強さが戻るとともに、企業における賃上げや価格転嫁の動きが定着し、景気は緩やかな改善傾向にあります。
一方で、ロシア・ウクライナ情勢及びイスラエル・パレスチナ問題を契機とする国際情勢の不安定さは継続しており、原材料価格やエネルギーコストの高騰を背景として消費者物価の上昇圧力が存在することによる消費者の節約志向の高まりも見られ、景気の先行きに関しては不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当社グループは、企業理念に「スタイリストファーストを信念にお客さまに幸せと喜びを提供する」ことを掲げ、美容室業界の課題であるスタイリストの長時間労働、低賃金、高離職率を是正し、新たなキャリアデザインを創造することでスタイリスト自身の喜びに繋げることが、更なるお客さまの幸せに繋がると考え、その実現に向けて日々の経営に取り組んでおります。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
(直営美容室運営事業)
直営美容室運営事業につきましては、新規出店に伴う直営店舗増加により、美容サービス収益が増加いたしました。また、新規出店及びインボイス制度導入(経過措置適用)が主因で売上原価が増加いたしました。この結果、売上収益は14,847百万円(同7.0%増)、外部収益は14,847百万円(同7.0%増)、セグメント利益は139百万円(同66.1%減)となりました。
(フランチャイズ事業)
フランチャイズ事業につきましては、フランチャイズ店舗の新規出店により、ロイヤリティー収益が増加いたしました。この結果、売上収益は2,693百万円(同18.6%増)、外部収益は1,603百万円(同21.4%増)、セグメント利益は1,097百万円(同17.8%増)となりました。
(インテリアデザイン事業)
インテリアデザイン事業につきましては、直営店舗及びフランチャイズ店舗の新規出店により、内装工事等の受注が増加いたしました。また、外部向けで受注した工事の売上総利益率が低かったことから売上総利益率が悪化いたしました。この結果、売上収益は2,392百万円(同1.7%増)、外部収益は1,732百万円(同9.0%増)、セグメント利益は114百万円(同46.3%減)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ84百万円減少し、当連結会計年度末には2,241百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により増加した資金は3,411百万円(前連結会計年度は2,714百万円の増加)となりました。これは主に増加要因として税引前利益1,581百万円(前年同期比100百万円の減少)、減価償却費及び償却費2,205百万円(前年同期比196百万円の増加)、金融収益及び金融費用158百万円(前年同期比36百万円の増加)、営業債務及びその他の債務の増加175百万円(前年同期比118百万円の増加)、その他373百万円(前年同期比758百万円の増加)等に対し、固定資産除売却損益69百万円(前年同期比87百万円の増加)、営業債権及びその他の債権の増加147百万円(前年同期比31百万円の減少)、棚卸資産の増加44百万円(前年同期比15百万円の減少)、利息の支払額132百万円(前年同期比29百万円の増加)、法人所得税の支払額725百万円(前年同期比223百万円の増加)等の資金減少要因があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により減少した資金は700百万円(前連結会計年度は637百万円の減少)となりました。これは主に増加要因として有形固定資産の売却による収入100百万円(前年同期比57百万円の増加)、差入保証金の回収による収入13百万円(前年同期比10百万円の減少)等に対し、有形固定資産の取得による支出663百万円(前年同期比133百万円の増加)、無形資産の取得による支出67百万円(前年同期比44百万円の増加)、差入保証金の差入による支出59百万円(前年同期比26百万円の減少)等の資金減少要因があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により減少した資金は2,794百万円(前連結会計年度は1,697百万円の減少)となりました。これは主に増加要因として長期借入れによる収入1,958百万円(前年同期比958百万円の増加)に対し、短期借入金の減少103百万円(前年同期比206百万円の減少)、長期借入金の返済による支出1,688百万円(前年同期比817百万円の増加)、リース負債の返済による支出1,639百万円(前年同期比194百万円の増加)、配当金の支払額422百万円(前年同期0百万円の増加)、自己株式の取得による支出884百万円(前年同期比772百万円の増加)等の資金減少要因があったことによるものであります。
④ 生産・受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループの事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載をしておりません。
b.受注実績
当社グループの事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載をしておりません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
事業別売上高
事業区分当連結会計年度
(自 2023年11月1日
至 2024年10月31日)
前年同期比(%)
直営美容室運営事業(百万円)14,8477.0
フランチャイズ事業(百万円)2,69318.6
インテリアデザイン事業(百万円)2,3921.7
合計19,9337.7

外部顧客への事業別売上高
事業区分当連結会計年度
(自 2023年11月1日
至 2024年10月31日)
前年同期比(%)
直営美容室運営事業(百万円)14,8477.0
フランチャイズ事業(百万円)1,60321.4
インテリアデザイン事業(百万円)1,7329.0
合計18,1838.3

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標
a.店舗数
堅調に国内での新規出店を推進できており、2024年10月末時点で国内1,029店舗に到達しております。2025年10月期もフランチャイズ店舗を中心に出店を積み重ねることにより、125店舗の店舗数純増を計画しております。
b.店舗当たりスタイリスト数
リファラルを中心に新規採用を推進しております。2025年10月期には期中平均ベースで直営店舗約4.6名、フランチャイズ店舗約4.0名を計画しております。
c.スタイリスト当たり客数
郊外エリアの出店を増加させており、郊外エリア店舗に在籍するスタイリストの方が、平均的に勤務時間が短く、当該指標(KPI)も連動して低位な傾向にあることから、微減傾向にあります(2024年10月期通期(月間平均):直営店舗107名、フランチャイズ店舗104名に対し、2025年10月期通期(月間平均)で直営店舗104名、フランチャイズ店舗100名を計画しております)。
d.顧客単価
郊外出店の増加及びリピーターの積み上がりとともに最新のトレンドを勘案したメニュー設定を行い、積極的に高単価メニューを提案することで増加基調にあります。(2024年10月期通期:直営店舗5,970円、フランチャイズ店舗6,121円に対し、2025年10月期通期ベースで直営店舗6,153円、フランチャイズ店舗6,367円を計画しております。)
② 重要性がある会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たり経営者の判断に基づく会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に与える見積りが必要となります。経営者は、これらの見積りを行うに当たり過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。
詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 2 作成の基礎、 3 重要性がある会計方針、 4 見積り及び判断の利用」に記載しておりますが、連結財務諸表の作成に当たって特に重要と認識しているものは以下のとおりであります。
(非金融資産の減損)
のれん及び無形資産が配分されている資金生成単位グループについては毎期、さらに減損の兆候がある場合には都度、減損テストを行っております。資金生成単位グループに配分されたのれん及び無形資産の回収可能価額は、使用価値によって算定しております。
使用価値は、以下の主要な仮定に基づいて算定しております。
各資金生成単位グループにおける将来キャッシュ・フローは、経営者によって承認された5年を限度とする事業計画を基礎とし、以降の期間の将来キャッシュ・フロー及び事業計画期間経過後の成長率は、日本の長期予想インフレ率のみを考慮し、事業の成長性をゼロとして継続価値を算定しております。成長性は、市場の長期の平均成長率を超過しない範囲で決定しております。
将来キャッシュ・フローの予測期間は、各資金生成単位の事業に応じた適切な期間を設定しております。
各資金生成単位に適用される割引率は、税引前加重平均資本コスト等を基礎に、外部情報及び内部情報を用いて事業に係るリスク等が適切に反映されるよう算定しております。
当該見積り及び仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において減損損失が発生する可能性があります。
③ 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態の分析
財政状態の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況」に記載しております。
b.経営成績の分析
(売上収益、売上原価、売上総利益)
売上収益は、前連結会計年度比1,392百万円増加し、18,183百万円(前年同期比8.3%増)となりました。直営及びフランチャイズ店舗の積極的な新規出店が主因で、各セグメントにおける売上収益が増収となりました。前連結会計年度比で直営美容室運営事業が966百万円、フランチャイズ事業が423百万円、インテリアデザイン事業が39百万円、それぞれ増収となりました。
外部収益については、前連結会計年度比で直営美容室運営事業が966百万円、フランチャイズ事業が283百万円、インテリアデザイン事業が143百万円、それぞれ増収となりました。
売上原価については、新規出店及びインボイス制度導入(経過措置適用)が主因で、前連結会計年度比で832百万円の増加となり、9,594百万円(同9.5%増)となりました。
この結果、売上総利益は前連結会計年度比559百万円増加し、8,589百万円(同7.0%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、その他収益、その他費用、営業利益)
販売費及び一般管理費は、直営店舗の積極的な新規出店に伴う固定費の増加や、事業拡大に伴う人員の増加等により前連結会計年度比で780百万円増加し、7,008百万円(同12.5%増)となりました。
その他収益は、前連結会計年度比で93百万円増加し、203百万円(同85.3%増)となりました。
その他費用は、前連結会計年度比で63百万円減少し、44百万円(同58.8%減)となりました。
この結果、営業利益は前連結会計年度比で64百万円減少し、1,740百万円(同3.5%減)となりました。
(金融収益、金融費用、税引前利益)
金融収益は、前連結会計年度比で15百万円増加し、16百万円(同1,423.9%増)となりました。
金融費用は、前連結会計年度比で51百万円増加し、174百万円(同41.5%増)となりました。
この結果、税引前利益は前連結会計年度比100百万円減少し、1,581百万円(同6.0%減)となりました。
(法人所得税費用、当期利益)
法人所得税費用は、前連結会計年度比54百万円減少し、505百万円(同9.7%減)となりました。
この結果、当期利益は前連結会計年度比45百万円減少し、1,076百万円(同4.1%減)となりました。
c.キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
④ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、スタイリスト及び本社社員等の人件費、店舗賃料、広告宣伝費及び求人費等があります。また、投資を目的とした資金需要は、出店リニューアルに伴う店舗設備投資等があります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。当社グループの資金の源泉は主として、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入れによる資金調達であります。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース負債を含む有利子負債の残高は12,036百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2,241百万円となっております。

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