訂正有価証券報告書-第10期(2024/07/01-2025/06/30)
(重要な後発事象)
(重要な契約)
当社は、2025年8月14日の取締役会において、下記の通り、仏Safran Aircraft Engines社(以下、SAFRAN社)と、LEAPエンジン向けチタンアルミ製低圧タービンブレード(以下、チタンアルミブレード)の材料であるチタンアルミ合金(以下、新材料)の供給並びにマーケットシェアの拡大に関する契約を締結することについて決議いたしました。
1. 相手先の名称
Safran Aircraft Engines
2.相手先の所在地
2, boulevard du Général Martial Valin, 75015 PARIS, FRANCE
3.契約内容
LEAPエンジン向けチタンアルミ製低圧タービンブレードの販売契約(新材料及び加工)
4.契約の目的及び理由
当社は、現在、仏SAFRAN社から無償支給されたチタンアルミブレードの材料であるチタンアルミ合金を、チタンアルミブレードに加工し、仏SAFRAN社に販売しております。一方、当該材料は航空機需要が拡大する中で、欧州企業1社のみに生産を依存していることから、供給リスクを抱えておりました。このような状況を踏まえ、当社では当該リスクへの対応策として、材料供給から加工までを担う垂直統合体制の構築と、収益拡大を目指し、数年にわたり新材料の開発に取り組んでまいりました。その結果、新材料の量産化への目途が立ち、この度、仏SAFRAN社と新材料の供給、並びにマーケットシェア(LEAPエンジンの生産に必要なチタンアルミブレードの供給シェア)の拡大に関する契約を締結することとなったものであります。
5.主な契約の内容
当社が仏SAFRAN社と締結している、チタンアルミブレードの加工に関する現契約を、新材料供給を含めた契約内容に更新いたします。現契約からの主な変更点は下記の通りとなります。
6.契約の締結が営業活動へ及ぼす重要な事項
チタンアルミブレードに関する販売価格は、現在は加工に対する付加価値のみを考慮して設定されていますが、新材料供給後は、新材料及び加工の付加価値を考慮し、両者一体として設定されます。なお、マーケットシェアの拡大による販売数量の増加に加え、新材料採用による加工コストの削減を考慮して、加工部分に相当する販売価格は低減しますが、新材料に相当する販売価格が増加することにより、全体としての販売価格は増加いたします。
今後、新材料の量産に必要な工場や鋳造設備等に加えて、マーケットシェア拡大、及び今後の航空機需要の拡大に対応するための加工設備の投資を進める予定です。これにより、減価償却費や人財確保等による固定費の増加が見込まれますが、新材料に対する売上、並びにマーケットシェアの拡大による販売数量の増加により、全体としての利益の拡大を目指してまいります。
当社は、チタンアルミブレード並びに仏SAFRAN社への販売依存度が高いことを事業上の重要リスクとして認識しております。本契約により、これらの販売依存度がより高くなることが想定されますが、加工のみでなく、新材料を供給することにより、チタンアルミブレードのサプライヤーとしての当社の重要性が一層高まり、将来の他社の参入リスクを防ぐことが可能と考えております。
7.日程
(重要な設備投資)
当社は、2025年8月27日の取締役会において、下記の通り、LEAPエンジン用チタンアルミブレードの新材料量産、並びにマーケットシェア拡大に向けて、設備投資を実施することを決議いたしました。
1. 設備投資の理由
当社は、商業用航空機として世界で最も受注残がある仏Airbus社製A320neoファミリー及び米Boeing社製737MAXシリーズ用の航空機エンジン「LEAP」に搭載されるチタンアルミブレードを量産加工し、仏SAFRAN社に販売しております。
当社は、現在、仏SAFRAN社から無償支給されたチタンアルミブレードの材料であるチタンアルミ合金を、チタンアルミブレードに加工し、仏SAFRAN社に納入しております。一方、当該材料は航空機需要が拡大する中で、欧州企業1社のみに生産を依存していることから、供給リスクを抱えておりました。このような状況を踏まえ、当社では当該リスクへの対応策として、材料供給から加工までを担う垂直統合体制の構築と、収益拡大を目指し、数年にわたり新材料の開発に取り組んでまいりました。その結果、新材料の量産化への目途が立ち、2025年8月14日付「LEAPエンジン向けチタンアルミブレード用新材料の供給並びにマーケットシェア拡大のお知らせ」にて開示した通り、仏SAFRAN社と、新材料の供給、並びにマーケットシェア(LEAPエンジンの生産に必要なチタンアルミブレードの供給シェア)の拡大に関する契約締結を決議いたしました。
それに伴い、新材料供給に向けた量産体制を整えるとともに、マーケットシェア拡大に向けて、加工能力の増強を図るため、設備投資を行うことを決定いたしました。
2.設備投資の概要
(1)新材料用設備投資
栃木県足利市で新たに取得した土地に、量産工場やラボ(※1)建屋を建設し、各種設備等を導入予定です。
(2)加工用設備投資
本社工場内に各種加工設備、検査装置等を追加導入する予定です。
※1 生産した新材料(鋳造品)の検査・分析を行ない品質保証する試験施設となります。
※2 設備投資額の一部は、2024年7月19日付「経済産業省による「航空機用鋳造品(チタン合金(チタンアルミ))」供給確保計画の認定及び助成額に関するお知らせ」にて開示した、経済安全保障促進法に基づく特定重要物資として助成金の対象となる予定です。
(3)業績に与える影響
本件が2026年6月期の業績に与える影響につきましては、2025年8月14日に発表いたしました業績予想に織り込んでおります。
(重要な契約)
当社は、2025年8月14日の取締役会において、下記の通り、仏Safran Aircraft Engines社(以下、SAFRAN社)と、LEAPエンジン向けチタンアルミ製低圧タービンブレード(以下、チタンアルミブレード)の材料であるチタンアルミ合金(以下、新材料)の供給並びにマーケットシェアの拡大に関する契約を締結することについて決議いたしました。
1. 相手先の名称
Safran Aircraft Engines
2.相手先の所在地
2, boulevard du Général Martial Valin, 75015 PARIS, FRANCE
3.契約内容
LEAPエンジン向けチタンアルミ製低圧タービンブレードの販売契約(新材料及び加工)
4.契約の目的及び理由
当社は、現在、仏SAFRAN社から無償支給されたチタンアルミブレードの材料であるチタンアルミ合金を、チタンアルミブレードに加工し、仏SAFRAN社に販売しております。一方、当該材料は航空機需要が拡大する中で、欧州企業1社のみに生産を依存していることから、供給リスクを抱えておりました。このような状況を踏まえ、当社では当該リスクへの対応策として、材料供給から加工までを担う垂直統合体制の構築と、収益拡大を目指し、数年にわたり新材料の開発に取り組んでまいりました。その結果、新材料の量産化への目途が立ち、この度、仏SAFRAN社と新材料の供給、並びにマーケットシェア(LEAPエンジンの生産に必要なチタンアルミブレードの供給シェア)の拡大に関する契約を締結することとなったものであります。
5.主な契約の内容
当社が仏SAFRAN社と締結している、チタンアルミブレードの加工に関する現契約を、新材料供給を含めた契約内容に更新いたします。現契約からの主な変更点は下記の通りとなります。
| 現契約 | 本契約(更新内容) | |
| 契約内容 | LEAPエンジン向けチタンアルミ製低圧タービンブレードの販売契約(加工) | LEAPエンジン向けチタンアルミ製低圧タービンブレードの販売契約(新材料及び加工) |
| 契約締結日 | 2013年11月27日(2021年7月9日、2024年10月3日に一部改定) | 2025年9月予定 |
| 契約期間 | 2013年6月1日~2034年12月31日 | 同左 |
| マーケットシェア | 40% | ・2027年12月まで:40% ・2028年1月から:40%台後半 但し、2030年12月までは新材料供給キャパシティを考慮し上限数量を設定 |
| 新材料供給時期 | - | ・2026年7月からマーケットシェアの一部を供給 ・2028年1月からマーケットシェアの全部を供給 |
| 販売価格 | ・取引通貨は米ドル建て ・加工に相当する部分が対象 ・契約期間に渡って明示(販売年度、販売量に応じて変動) ・但し、一定の為替レートレンジを超えた場合には変動 | ・取引通貨は米ドル建て ・加工及び新材料に相当する部分を一体として価格設定 ・原則として契約期間に渡って同額 ・但し、一定の為替レートレンジを超えた場合には変動。また、新材料に関する原料コストが一定以上増減した場合は販売価格に反映 |
6.契約の締結が営業活動へ及ぼす重要な事項
チタンアルミブレードに関する販売価格は、現在は加工に対する付加価値のみを考慮して設定されていますが、新材料供給後は、新材料及び加工の付加価値を考慮し、両者一体として設定されます。なお、マーケットシェアの拡大による販売数量の増加に加え、新材料採用による加工コストの削減を考慮して、加工部分に相当する販売価格は低減しますが、新材料に相当する販売価格が増加することにより、全体としての販売価格は増加いたします。
今後、新材料の量産に必要な工場や鋳造設備等に加えて、マーケットシェア拡大、及び今後の航空機需要の拡大に対応するための加工設備の投資を進める予定です。これにより、減価償却費や人財確保等による固定費の増加が見込まれますが、新材料に対する売上、並びにマーケットシェアの拡大による販売数量の増加により、全体としての利益の拡大を目指してまいります。
当社は、チタンアルミブレード並びに仏SAFRAN社への販売依存度が高いことを事業上の重要リスクとして認識しております。本契約により、これらの販売依存度がより高くなることが想定されますが、加工のみでなく、新材料を供給することにより、チタンアルミブレードのサプライヤーとしての当社の重要性が一層高まり、将来の他社の参入リスクを防ぐことが可能と考えております。
7.日程
| (1) | 取締役会決議日 | 2025年8月14日 |
| (2) | 契約締結日 | 2025年9月(予定) |
| (3) | 新材料供給開始日 | 2026年7月(予定) |
(重要な設備投資)
当社は、2025年8月27日の取締役会において、下記の通り、LEAPエンジン用チタンアルミブレードの新材料量産、並びにマーケットシェア拡大に向けて、設備投資を実施することを決議いたしました。
1. 設備投資の理由
当社は、商業用航空機として世界で最も受注残がある仏Airbus社製A320neoファミリー及び米Boeing社製737MAXシリーズ用の航空機エンジン「LEAP」に搭載されるチタンアルミブレードを量産加工し、仏SAFRAN社に販売しております。
当社は、現在、仏SAFRAN社から無償支給されたチタンアルミブレードの材料であるチタンアルミ合金を、チタンアルミブレードに加工し、仏SAFRAN社に納入しております。一方、当該材料は航空機需要が拡大する中で、欧州企業1社のみに生産を依存していることから、供給リスクを抱えておりました。このような状況を踏まえ、当社では当該リスクへの対応策として、材料供給から加工までを担う垂直統合体制の構築と、収益拡大を目指し、数年にわたり新材料の開発に取り組んでまいりました。その結果、新材料の量産化への目途が立ち、2025年8月14日付「LEAPエンジン向けチタンアルミブレード用新材料の供給並びにマーケットシェア拡大のお知らせ」にて開示した通り、仏SAFRAN社と、新材料の供給、並びにマーケットシェア(LEAPエンジンの生産に必要なチタンアルミブレードの供給シェア)の拡大に関する契約締結を決議いたしました。
それに伴い、新材料供給に向けた量産体制を整えるとともに、マーケットシェア拡大に向けて、加工能力の増強を図るため、設備投資を行うことを決定いたしました。
2.設備投資の概要
(1)新材料用設備投資
栃木県足利市で新たに取得した土地に、量産工場やラボ(※1)建屋を建設し、各種設備等を導入予定です。
| ① | 設備概要 | 土地、鋳造工場建屋、鋳造ラボ建屋、鋳造設備、鋳造ラボ検査装置等 |
| ② | 生産品目 | LEAPエンジン用チタンアルミブレード(新材料) |
| ③ | 場所 | 栃木県足利市奥戸町1215 |
| ④ | 面積 | 7,640㎡(土地面積) |
| ⑤ | 投資予定額 | 2,575百万円 |
| ⑥ | 投資開始時期 | 2025年8月 |
| ⑦ | 投資完了時期(予定) | 2027年4月予定 |
| ⑧ | 取得資金 | 自己資金及び借入金(※2) |
(2)加工用設備投資
本社工場内に各種加工設備、検査装置等を追加導入する予定です。
| ① | 設備概要 | 加工設備(マシニングセンター、研削盤等)、検査装置(非破壊検査用装置、三次元測定機等)等 |
| ② | 生産品目 | LEAPエンジン用チタンアルミブレード(加工) |
| ③ | 場所 | 栃木県足利市寺岡町482-6(本社工場内) |
| ④ | 投資予定額 | 2,446百万円 |
| ⑤ | 投資開始時期 | 2025年8月 |
| ⑥ | 投資完了時期(予定) | 2027年6月予定 |
| ⑦ | 取得資金 | 自己資金及び借入金(※2) |
※1 生産した新材料(鋳造品)の検査・分析を行ない品質保証する試験施設となります。
※2 設備投資額の一部は、2024年7月19日付「経済産業省による「航空機用鋳造品(チタン合金(チタンアルミ))」供給確保計画の認定及び助成額に関するお知らせ」にて開示した、経済安全保障促進法に基づく特定重要物資として助成金の対象となる予定です。
(3)業績に与える影響
本件が2026年6月期の業績に与える影響につきましては、2025年8月14日に発表いたしました業績予想に織り込んでおります。