有価証券報告書-第20期(2025/04/01-2026/03/31)

【提出】
2026/06/23 15:23
【資料】
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【項目】
121項目
(1)経営成績等の状況の概要
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態の状況
(資産)
当事業年度末の流動資産は1,606,901千円となり、前事業年度末に比べ289,591千円減少いたしました。これは主に、前事業年度決算にかかる諸税金の納税等により現金及び預金が341,547千円減少したこと、資金の効率化を図るため稼働率の低いレンタル資産を販売用商品へ振り替えたことにより商品が57,925千円増加したことなどによるものであります。
固定資産は2,757,241千円となり、前事業年度末に比べ14,952千円減少いたしました。これは主に、第21期以降の利益計画を見直したことにより税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額が減少し、繰延税金資産が30,224千円減少したこと、収益性の低下したバッグの更新及び新たなラインナップの充実を目的としたレンタル用バッグの仕入を行ったことからレンタル資産が25,359千円増加したことなどによるものであります。
この結果、総資産は4,364,143千円となり、前事業年度末に比べ304,543千円減少いたしました。
(負債)
当事業年度末の流動負債は612,338千円となり、前事業年度末に比べ160,157千円減少いたしました。これは主に、前事業年度決算にかかる法人税等を納税し、未払法人税等が75,625千円減少したことなどによるものであります。
固定負債は665,830千円となり、前事業年度末に比べ260,823千円減少いたしました。これは主に、長期借入金が262,244千円減少したことなどによるものであります。
この結果、負債合計は1,278,169千円となり、前事業年度末に比べ420,981千円減少いたしました。
(純資産)
当事業年度末の純資産は3,085,974千円となり、前事業年度末に比べ116,437千円増加いたしました。これは主に、利益剰余金が98,379千円増加したことなどによるものであります。
この結果、自己資本比率は70.7%(前事業年度末は63.6%)となりました。
② 経営成績の状況
当事業年度において、当社は、モノの価値循環の起点となる使用価値の進化、すなわちコアビジネスであるブランドバッグのサブスクリプション型シェアリングサービス「ラクサス」の強化に引き続き取り組んでまいりました。
広告展開につきましては、従来からの主要な広告チャネルであるSNSを中心に、都内のタワーマンションや美容院でのサイネージ広告や保育園でのお知らせ同梱等の新しい広告活動にも取り組み、認知拡大を図りました。しかしながら、広告投資効率の低下が見られたことから、下期より広告効率を重視した新規販路の拡大に方針を変更しております。
ユーザー満足度の向上策につきましては、積極的に進めている調達販路の拡大に伴う商品ラインナップのより一層の充実を継続するとともに、アプリ上のバッグ表示のパーソナライズ化を推進し利便性を強化しております。
また、以上の取り組みによる新規契約獲得及び利用促進に加え、サービス利用停止(チャーン)の抑止や過去にサービスの利用を停止したユーザーの再利用を促進する取り組みとして、ユーザーアンケートやフィードバックに基づいたアプリの改善を実施し、トレンドやシーズン性を加味したバッグを積極的にアピールすることに注力しております。
新たな取り組みとしましては、当社のノウハウと強みを最大限に活かし、「試して、月額払い。所有感覚なのに、あとで返せる。」という革新的な購買体験を提供するスマートキープ型の新サービス「Lax-mochi(ラクモチ)」のβ版を2025年12月にリリースし、サービス拡大を図っているところです。
他方、当事業年度から開始した優良顧客を抱える企業との連携「ShaaS(Sharing as a Service)」につきましては、当事業年度に8社とサービス及び協業を開始したものの、更なる提携企業の獲得やシステム連携に当初想定よりも時間を要している状況となっております。
以上の取り組みの結果、当社のKPIである契約数(ダブルプラン含む)は、19,254件と第3四半期末(2025年12月末)と比較し1,188件の増加(2025年12月末契約数18,066件)、顧客別単価は、8,854円(2025年3月期8,859円)となっております。
バッグ販売に関しまして、販売チャネルの多様化に向けて2025年6月から開始した東京都渋谷区の店舗における対面販売は、認知度も向上し、特にインバウンドの獲得により着実に売り上げが増加してきております。また、2025年8月から開始したECサイトでのバッグ販売につきましても、更なる販路拡大を進めております。
以上の結果、当事業年度の売上高は2,280,939千円(前年同期比11.1%減)、営業利益は184,951千円(同68.7%減)、経常利益は190,238千円(同66.6%減)、当期純利益は98,379千円(同77.4%減)となりました。
また、当社は、ラクサス事業(ブランドバッグのサブスクリプション型シェアリングサービス)単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
③ キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ341,547千円減少し、1,180,518千円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は104,589千円(前事業年度は557,624千円の獲得)となりました。これは主に、税引前当期純利益147,115千円の計上やレンタル資産償却費353,170千円、レンタル資産除却損30,022千円等の非資金損益項目の計上並びに棚卸資産の減少額208,730千円による資金の増加があったものの、レンタル資産の取得による支出810,490千円及び法人税等の支払106,987千円などの資金減少要因が上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、獲得した資金は18,305千円(前事業年度は16,297千円の獲得)となりました。これは主に、貸付金の回収による収入10,780千円や敷金及び保証金の回収による収入10,090千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は255,266千円(前事業年度は507,846千円の獲得)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出273,324千円があったことによるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
当社は、ブランドバッグのレンタル事業を営んでいるため、生産、受注の実績はありません。このため、生産、受注及び販売の実績については販売実績についてのみ記載しております。なお、販売実績は次のとおりであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
金額(千円)前年同期比(%)
ラクサス事業2,280,939△11.1
合計2,280,939△11.1

(注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
相手先前事業年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
当事業年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
株式会社オークネット--318,29214.0

前事業年度の株式会社オークネットに対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当事業年度の財政状態及び経営成績につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況」及び「(1)経営成績等の状況の概要 ②経営成績の状況」にも記載しておりますが、特に重要な指標の内容は、以下のとおりであります。
(売上高)
当事業年度の売上高は、2,280,939千円(前年同期11.1%減)となりました。これは、上期に投下した広告費に対し、メアド登録数は対前年比で増加したものの新規獲得・契約数に繋がらず苦戦したことなどの要因によるものです。
(売上総利益及び営業利益)
当事業年度の売上原価は、677,727千円(前年同期10.2%増)となりました。これは相対的に原価率の高いバッグ販売の売上が増加したことに加え、ユーザー満足度向上のためレンタル用バッグのラインナップ拡充に伴い減価償却費が増加したことなどの要因によるものです。また、売上原価率は29.7%となっており、この結果、当事業年度の売上総利益は1,603,212千円(同17.8%減)となっております。
当事業年度の販売費及び一般管理費は、1,413,234千円(同4.2%増)となりました。これは上場に伴う関連費用が増加したことに加え、上期に広告投資を強化したことなどの要因によるものです。
この結果、当事業年度の営業利益は184,951千円(同68.7%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
当社の当事業年度のキャッシュ・フローは、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に準拠して作成されております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、一定の会計基準の範囲内にて合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
④ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の資金需要の主なものは、販売費及び一般管理費等の営業費用、並びにラクサス事業を運営する上で欠かすことができないレンタル用バッグの取得のための資金であります。
これらの資金需要に対して必要充分な水準の手元流動性を確保するための財源は、自己資金により調達することを基本方針としておりますが、必要に応じて金融機関からの借入れも行っております。今後につきましても、成長戦略の遂行に向けて適時適切な手段で調達を行ってまいります。
(3)経営方針、経営戦略等、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
企業価値を継続的に拡大することが重要であると考え、売上高、売上総利益及び営業利益を重要な経営指標としております。前述の「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題」を解決することにより、これらの指標の向上を図ってまいります。

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