有価証券報告書-第20期(2024/06/01-2025/05/31)
(1) 経営成績等の状況の概要
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は、以下のとおりであります。
① 財政状態の状況
(資産の部)
当事業年度末における資産は1,680,097千円となり、前事業年度末に比べ363,064千円増加いたしました。これは主に、繰延税金資産が14,916千円減少した一方で、現金及び預金が41,360千円、仕掛品が84,678千円、原材料及び貯蔵品が59,000千円それぞれ増加したこと等によるものであります。
(負債の部)
当事業年度末における負債は1,326,837千円となり、前事業年度末に比べ113,137千円増加いたしました。これは主に、長期借入金が68,954千円、買掛金が6,739千円それぞれ減少した一方で、未払法人税等が104,206千円、未払金が12,068千円、1年内返済予定の長期借入金が22,591千円、未払費用が19,267千円それぞれ増加したこと等によるものであります。
(純資産の部)
当事業年度末における純資産は353,259千円となり、前事業年度末に比べ249,927千円の増加となりました。これは、当期純利益147,485千円の計上に伴う繰越利益剰余金の増加に加え、札幌証券取引所アンビシャスへの新規上場時に実施した公募増資及び第三者割当増資により、資本金及び資本剰余金がそれぞれ51,221千円増加したことによるものであります。
② 経営成績の状況
当事業年度における我が国経済は、エネルギー価格の高止まりや人手不足といった構造的課題を抱えつつも、緩やかな回復基調を示しました。しかしながら、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢等の地政学的リスクの懸念、世界的な物価上昇、金融・資本市場の変動等の影響により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社が属するエレベーター等の昇降機メンテナンス業界においては、マンションストック戸数の増加やオフィスビルの新規開発の進展を背景に、設置台数は引き続き緩やかに増加しており、中長期的な保守・メンテナンス需要の拡大が見込まれます。一方で、企業や不動産オーナーの間では、収益性確保を重視したコスト管理意識が強まり、保守契約の見直しやサービス内容の最適化といったニーズが高まっております。また、設備の経年劣化に起因するリニューアル需要の拡大に加え、安全性や快適性の向上、故障予防や省エネルギー化への関心の高まりも、設備投資を後押しする要因となっております。
このような市場環境のもと、当社においては、顧客の経費削減ニーズに配慮しながら、エレベーターやエスカレーターの安全運行、故障対応及び災害時の早期復旧に応えるべく、既存拠点に加え、2024年9月に石垣支店(沖縄県)、同年12月に小樽支店(北海道)を新設し、営業・保守対応エリアの拡充を図りました。これらにより、既存の近隣支店との連携による相乗効果も生まれ、故障対応及び復旧対応のさらなる迅速化を実現しております。また、人財の確保と育成による技術力の向上に取り組むとともに、価格競争力と信頼性を兼ね備えた保守サービスの提供に努め、包括契約型点検プランの推進、老朽化設備に対するリニューアル提案等、営業体制の強化整備を行い、安定した収益基盤の確保と着実な成長につなげてまいりました。
当事業年度における業務形態別の売上高としては、保守業務については、保守管理契約台数が順調に推移し、売上高は1,783,532千円(前年同期比4.4%増)となりました。また、保全・リニューアル業務については、部品供給停止設備物件に対する提案強化、施工管理体制の見直しに加え、改修需要の高まりも追い風となり、売上高は2,264,585千円(前年同期比42.9%増)となりました。
以上の結果、当事業年度の業績につきましては、売上高は4,048,476千円(前年同期比23.0%増)、営業利益は264,702千円(同88.8%増)、経常利益は262,815千円(同91.1%増)、当期純利益は147,485千円(同98.3%増)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べ41,360千円増加し、563,834千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの変動要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動の結果得られた資金は50,143千円(前事業年度は389,832千円の収入)となりました。これは主に、税引前当期純利益262,579千円の計上があった一方で、売上債権の増加による支出189,508千円、棚卸資産の増加による支出143,678千円の計上があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動の結果支出した資金は15,705千円(前事業年度は14,756千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,950千円、無形固定資産の取得による支出8,940千円の計上があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動の結果得られた資金は6,922千円(前事業年度は233,903千円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入150,000千円、長期借入金の返済による支出196,363千円、新規上場に伴う株式の発行による収入102,442千円の計上があったこと等によるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
(生産実績)
当社は、生産活動を行っていないため、生産実績に関する記載はしておりません。
(受注実績)
当社は、保全・リニューアル業務において、受注活動を行っており、第20期事業年度における受注実績は、以下のとおりであります。なお、当社の報告セグメントは「昇降機メンテナンス事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(注) 保守業務及びその他については、受注から売上計上までの期間が短いため、記載を省略しております。
(販売実績)
第20期事業年度における販売実績は、以下のとおりであります。なお、当社の報告セグメントは「昇降機メンテナンス事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(注) 主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績の10%以上の相手先が無いため、記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社は、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っておりますが、見積り、予測については、不確実性を伴うため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。
財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
② 財政状態の状況
財政状態の状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」に記載のとおりであります。
③ 経営成績等の状況に関する分析
(売上高)
当事業年度における売上高は、前事業年度に比べ757,232千円増加し、4,048,476千円(前年度比23.0%増)となりました。
保守業務の売上高につきましては、既存顧客による契約が継続したこと、新規契約が順調に伸長したこと等により、76,641千円増加し、1,783,532千円(前年度比4.4%増)となりました。保全・リニューアル業務の売上高につきましては、部品供給停止物件への提案強化、施工管理体制の見直しに加え、改修需要の高まりも追い風となり、680,675千円増加し、2,264,585千円(前年度比42.9%増)となりました。
(売上原価、売上総利益)
当事業年度における売上原価は、前事業年度に比べ541,312千円増加し、2,787,393千円(前年度比24.1%増)となりました。これは主に、保全・リニューアル業務での売上高が伸長したことに伴い、材料費が398,919千円、外注費が116,128千円それぞれ増加したこと等によるものであります。
以上の結果、売上総利益は、前事業年度に比べ215,920千円増加し、1,261,083千円(前年度比20.6%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当事業年度における販売費及び一般管理費は、前事業年度に比べ91,403千円増加し、996,380千円(前年度比10.1%増)となりました。これは主に人件費が45,215千円、代理店を介した受注が増えたことに伴い、販売手数料が21,352千円増加したこと等によるものであります。
以上の結果、営業利益は、前事業年度に比べ124,516千円増加し、264,702千円(前年度比88.8%増)となりました。
(営業外損益、経常利益)
当事業年度における営業外収益は、前事業年度に比べ9,222千円増加し、16,063千円(前年度比134.8%増)となりました。これは主に、ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金10,916千円(前事業年度はありません。)を計上したこと等によるものであります。
当事業年度における営業外費用は、前事業年度に比べ8,427千円増加し、17,950千円(前年度比88.4%増)となりました。これは主に、札幌証券取引所への新規上場に伴う上場関連費用9,869千円(前事業年度はありません。)を計上したこと等によるものであります。
以上の結果、経常利益は、前事業年度に比べ125,311千円増加し、262,815千円(前年度比91.1%増)となりました。
(特別損益、法人税等及び当期純利益)
当事業年度における特別利益の発生はありません。
当事業年度における特別損失は、固定資産除売却損235千円を計上しました。
当事業年度における法人税等は、前事業年度に比べ53,551千円増加し、115,094千円(前年度比87.0%増)となりました。
以上の結果、当期純利益は、前事業年度に比べ73,146千円増加し、147,485千円(前年度比98.3%増)となりました。
④ キャッシュ・フローの状況・検討内容
キャッシュ・フローの状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
⑤ 財源及び資金の流動性に係る情報
当社は、事業活動のための適切な資金確保、流動性の維持、並びに健全な財政状況を目指し、安定的な営業キャッシュ・フローの創出、幅広い資金調達手段の確保に努めております。当社資本の財源及び資金の流動性につきましては、サービス提供に必要な保全修理・工事におけるエレベーター等の部材調達、人件費等の販売費及び一般管理費等の支払いから販売代金の入金までの期間が運転資金需要となっております。運転資金及び経常的な設備投資については、フリーキャッシュ・フロー、リース取引、並びに金融機関からの借入れによる資金調達を行うことを基本としておりますが、今後も事業活動を支える資金調達については、営業キャッシュ・フローの増加に努めるとともに、低コストかつ安定的な資金の確保を図り、多様な資金調達手段に取り組んでまいります。
当事業年度における借入金の残高は、463,605千円となっております。キャッシュ・フローの状況については「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
⑥ 経営成績に重要な影響を与える原因
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑦ 経営者の問題認識と今後の方針
経営者の問題認識と今後の方針は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
⑧ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 目標とする経営指標」に記載のとおり、「売上高」、「売上高成長率」、「営業利益」、「営業利益率」及び「保守業務及び保全・リニューアル業務の契約件数」を重要な経営指標として管理しております。なお、これらの指標につきましては、現状の進捗としては変動性が高く安定的ではないため、また、「保守業務及び保全・リニューアル業務の契約件数」については、契約分類が複雑になるものも存在するため、対外的な目標値の開示は差し控えております。
これらの指標に対する今後の方針としては、上記2軸の売上形態をそれぞれ強化していくことにより、売上高及び営業利益の拡大につなげていきたいと考えております。また、顧客満足度の向上により、保守業務の契約件数の増加に繋がると考えており、お客様のご要望に対して、より迅速かつきめ細かに対応できるように、地域に密着したサポート体制を構築しております。
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は、以下のとおりであります。
① 財政状態の状況
(資産の部)
当事業年度末における資産は1,680,097千円となり、前事業年度末に比べ363,064千円増加いたしました。これは主に、繰延税金資産が14,916千円減少した一方で、現金及び預金が41,360千円、仕掛品が84,678千円、原材料及び貯蔵品が59,000千円それぞれ増加したこと等によるものであります。
(負債の部)
当事業年度末における負債は1,326,837千円となり、前事業年度末に比べ113,137千円増加いたしました。これは主に、長期借入金が68,954千円、買掛金が6,739千円それぞれ減少した一方で、未払法人税等が104,206千円、未払金が12,068千円、1年内返済予定の長期借入金が22,591千円、未払費用が19,267千円それぞれ増加したこと等によるものであります。
(純資産の部)
当事業年度末における純資産は353,259千円となり、前事業年度末に比べ249,927千円の増加となりました。これは、当期純利益147,485千円の計上に伴う繰越利益剰余金の増加に加え、札幌証券取引所アンビシャスへの新規上場時に実施した公募増資及び第三者割当増資により、資本金及び資本剰余金がそれぞれ51,221千円増加したことによるものであります。
② 経営成績の状況
当事業年度における我が国経済は、エネルギー価格の高止まりや人手不足といった構造的課題を抱えつつも、緩やかな回復基調を示しました。しかしながら、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢等の地政学的リスクの懸念、世界的な物価上昇、金融・資本市場の変動等の影響により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社が属するエレベーター等の昇降機メンテナンス業界においては、マンションストック戸数の増加やオフィスビルの新規開発の進展を背景に、設置台数は引き続き緩やかに増加しており、中長期的な保守・メンテナンス需要の拡大が見込まれます。一方で、企業や不動産オーナーの間では、収益性確保を重視したコスト管理意識が強まり、保守契約の見直しやサービス内容の最適化といったニーズが高まっております。また、設備の経年劣化に起因するリニューアル需要の拡大に加え、安全性や快適性の向上、故障予防や省エネルギー化への関心の高まりも、設備投資を後押しする要因となっております。
このような市場環境のもと、当社においては、顧客の経費削減ニーズに配慮しながら、エレベーターやエスカレーターの安全運行、故障対応及び災害時の早期復旧に応えるべく、既存拠点に加え、2024年9月に石垣支店(沖縄県)、同年12月に小樽支店(北海道)を新設し、営業・保守対応エリアの拡充を図りました。これらにより、既存の近隣支店との連携による相乗効果も生まれ、故障対応及び復旧対応のさらなる迅速化を実現しております。また、人財の確保と育成による技術力の向上に取り組むとともに、価格競争力と信頼性を兼ね備えた保守サービスの提供に努め、包括契約型点検プランの推進、老朽化設備に対するリニューアル提案等、営業体制の強化整備を行い、安定した収益基盤の確保と着実な成長につなげてまいりました。
当事業年度における業務形態別の売上高としては、保守業務については、保守管理契約台数が順調に推移し、売上高は1,783,532千円(前年同期比4.4%増)となりました。また、保全・リニューアル業務については、部品供給停止設備物件に対する提案強化、施工管理体制の見直しに加え、改修需要の高まりも追い風となり、売上高は2,264,585千円(前年同期比42.9%増)となりました。
以上の結果、当事業年度の業績につきましては、売上高は4,048,476千円(前年同期比23.0%増)、営業利益は264,702千円(同88.8%増)、経常利益は262,815千円(同91.1%増)、当期純利益は147,485千円(同98.3%増)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べ41,360千円増加し、563,834千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの変動要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動の結果得られた資金は50,143千円(前事業年度は389,832千円の収入)となりました。これは主に、税引前当期純利益262,579千円の計上があった一方で、売上債権の増加による支出189,508千円、棚卸資産の増加による支出143,678千円の計上があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動の結果支出した資金は15,705千円(前事業年度は14,756千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,950千円、無形固定資産の取得による支出8,940千円の計上があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動の結果得られた資金は6,922千円(前事業年度は233,903千円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入150,000千円、長期借入金の返済による支出196,363千円、新規上場に伴う株式の発行による収入102,442千円の計上があったこと等によるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
(生産実績)
当社は、生産活動を行っていないため、生産実績に関する記載はしておりません。
(受注実績)
当社は、保全・リニューアル業務において、受注活動を行っており、第20期事業年度における受注実績は、以下のとおりであります。なお、当社の報告セグメントは「昇降機メンテナンス事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
| 受注業務形態の名称 | 当事業年度(自 2024年6月1日 至 2025年5月31日) | |||
| 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) | |
| 保全・リニューアル業務 | 2,451,203 | 129.9 | 657,592 | 139.6 |
| 合計 | 2,451,203 | 129.9 | 657,592 | 139.6 |
(注) 保守業務及びその他については、受注から売上計上までの期間が短いため、記載を省略しております。
(販売実績)
第20期事業年度における販売実績は、以下のとおりであります。なお、当社の報告セグメントは「昇降機メンテナンス事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
| 受注業務形態の名称 | 当事業年度 (自 2024年6月1日 至 2025年5月31日) | ||
| 販売高(千円) | 割合(%) | 前年同期比(%) | |
| 保守業務 | 1,783,532 | 44.1 | 104.4 |
| 保全・リニューアル業務 | 2,264,585 | 55.9 | 142.9 |
| その他 | 358 | 0.0 | 80.9 |
| 合計 | 4,048,476 | 100.0 | 123.0 |
(注) 主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績の10%以上の相手先が無いため、記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社は、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っておりますが、見積り、予測については、不確実性を伴うため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。
財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
② 財政状態の状況
財政状態の状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」に記載のとおりであります。
③ 経営成績等の状況に関する分析
(売上高)
当事業年度における売上高は、前事業年度に比べ757,232千円増加し、4,048,476千円(前年度比23.0%増)となりました。
保守業務の売上高につきましては、既存顧客による契約が継続したこと、新規契約が順調に伸長したこと等により、76,641千円増加し、1,783,532千円(前年度比4.4%増)となりました。保全・リニューアル業務の売上高につきましては、部品供給停止物件への提案強化、施工管理体制の見直しに加え、改修需要の高まりも追い風となり、680,675千円増加し、2,264,585千円(前年度比42.9%増)となりました。
(売上原価、売上総利益)
当事業年度における売上原価は、前事業年度に比べ541,312千円増加し、2,787,393千円(前年度比24.1%増)となりました。これは主に、保全・リニューアル業務での売上高が伸長したことに伴い、材料費が398,919千円、外注費が116,128千円それぞれ増加したこと等によるものであります。
以上の結果、売上総利益は、前事業年度に比べ215,920千円増加し、1,261,083千円(前年度比20.6%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当事業年度における販売費及び一般管理費は、前事業年度に比べ91,403千円増加し、996,380千円(前年度比10.1%増)となりました。これは主に人件費が45,215千円、代理店を介した受注が増えたことに伴い、販売手数料が21,352千円増加したこと等によるものであります。
以上の結果、営業利益は、前事業年度に比べ124,516千円増加し、264,702千円(前年度比88.8%増)となりました。
(営業外損益、経常利益)
当事業年度における営業外収益は、前事業年度に比べ9,222千円増加し、16,063千円(前年度比134.8%増)となりました。これは主に、ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金10,916千円(前事業年度はありません。)を計上したこと等によるものであります。
当事業年度における営業外費用は、前事業年度に比べ8,427千円増加し、17,950千円(前年度比88.4%増)となりました。これは主に、札幌証券取引所への新規上場に伴う上場関連費用9,869千円(前事業年度はありません。)を計上したこと等によるものであります。
以上の結果、経常利益は、前事業年度に比べ125,311千円増加し、262,815千円(前年度比91.1%増)となりました。
(特別損益、法人税等及び当期純利益)
当事業年度における特別利益の発生はありません。
当事業年度における特別損失は、固定資産除売却損235千円を計上しました。
当事業年度における法人税等は、前事業年度に比べ53,551千円増加し、115,094千円(前年度比87.0%増)となりました。
以上の結果、当期純利益は、前事業年度に比べ73,146千円増加し、147,485千円(前年度比98.3%増)となりました。
④ キャッシュ・フローの状況・検討内容
キャッシュ・フローの状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
⑤ 財源及び資金の流動性に係る情報
当社は、事業活動のための適切な資金確保、流動性の維持、並びに健全な財政状況を目指し、安定的な営業キャッシュ・フローの創出、幅広い資金調達手段の確保に努めております。当社資本の財源及び資金の流動性につきましては、サービス提供に必要な保全修理・工事におけるエレベーター等の部材調達、人件費等の販売費及び一般管理費等の支払いから販売代金の入金までの期間が運転資金需要となっております。運転資金及び経常的な設備投資については、フリーキャッシュ・フロー、リース取引、並びに金融機関からの借入れによる資金調達を行うことを基本としておりますが、今後も事業活動を支える資金調達については、営業キャッシュ・フローの増加に努めるとともに、低コストかつ安定的な資金の確保を図り、多様な資金調達手段に取り組んでまいります。
当事業年度における借入金の残高は、463,605千円となっております。キャッシュ・フローの状況については「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
⑥ 経営成績に重要な影響を与える原因
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑦ 経営者の問題認識と今後の方針
経営者の問題認識と今後の方針は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
⑧ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 目標とする経営指標」に記載のとおり、「売上高」、「売上高成長率」、「営業利益」、「営業利益率」及び「保守業務及び保全・リニューアル業務の契約件数」を重要な経営指標として管理しております。なお、これらの指標につきましては、現状の進捗としては変動性が高く安定的ではないため、また、「保守業務及び保全・リニューアル業務の契約件数」については、契約分類が複雑になるものも存在するため、対外的な目標値の開示は差し控えております。
これらの指標に対する今後の方針としては、上記2軸の売上形態をそれぞれ強化していくことにより、売上高及び営業利益の拡大につなげていきたいと考えております。また、顧客満足度の向上により、保守業務の契約件数の増加に繋がると考えており、お客様のご要望に対して、より迅速かつきめ細かに対応できるように、地域に密着したサポート体制を構築しております。