訂正臨時報告書(内国特定有価証券)

【提出】
2016/09/14 15:00
【資料】
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提出理由

平成28年熊本地震(以下「本地震」といいます。)により、本投資法人の保有資産のうちイオンモール熊本(以下「本物件」といいます。)につき重要な災害が発生し、本投資法人の経営成績に著しい影響を与える事象となりましたので、金融商品取引法第24条の5第4項並びに特定有価証券の内容等の開示に関する内閣府令第29条第1項並びに同条第2項第5号及び第12号の規定に基づき、本報告書を提出するものであります。

重要な災害の発生

(1)重要な災害の発生年月日
平成28年4月14日及び16日
(2)重要な災害が発生した場所
イオンモール熊本(所在地:熊本県上益城郡)
(3)重要な災害により被害を受けた資産(有価証券を除く。)の種類及び帳簿価額並びにそれに対し支払われた保険金額
① 資産の種類及び帳簿価額
本地震により、本物件が被災し、建物の被害状況並びに店舗の現状及び営業再開の見通し等は下表のとおりであり、本地震により被害を受けた資産の種類及び帳簿価額は、以下のとおりです。
サブ核ゾーン西モール東モール核店舗(イオン熊本店)
被害状況
概略
液状化による基礎沈下天井落下
間仕切壁倒壊
床タイル破損 等
液状化による基礎沈下壁・天井落下
床タイル破損
設備機器落下 等
天井落下
床タイル破損 等
天井落下
設備機器落下
外壁破損 等
現状取り壊しの上、再築予定平成29年春の営業再開に向け復旧工事中平成28年7月20日営業再開済1階:平成28年4月20日
営業再開済
2階:平成28年7月20日
営業再開済

本地震により被害を受けた資産の種類は有形固定資産であり、平成28年7月期末の本物件の帳簿価額は、前期末帳簿価額13,443百万円に対し、減価償却費177百万円、固定資産除却損828百万円、資本的支出1,233百万円を計上した結果、13,670百万円となりました。
イオンモール熊本概略図

② 支払われた保険金額
保険金額の支払はありません。
(4)重要な災害による被害が本投資法人の運用実績に及ぼす影響及び損益に与える影響額
震源に近い本物件においては、本地震による大きな被害が発生しました。本投資法人が資産の運用を委託する資産運用会社であるイオン・リートマネジメント株式会社(以下「本資産運用会社」といいます。)は、本地震の発生後、本物件の建築時の施工者である株式会社竹中工務店(以下「本物件施工者」といいます。)に対し、本物件の被害状況についての詳細確認及び復旧対応等に関する調査を依頼していましたが、本訂正報告書提出日現在、本物件施工者による確認・調査作業は完了し、本物件の復旧費用の概算額が確定しています。
現時点で見通している本物件の復旧に際し、平成28年7月期に、災害による損失を1,489百万円、災害損失引当金繰入額を3,755百万円計上したことなどにより、1,627百万円の当期純損失を計上しました。なお、平成28年7月期の当期未処理損失を填補するため無償減資を実施したことにより、平成29年1月期には、前期繰越損失は発生いたしません。