このような取組みのもと、当社グループの当連結会計年度における売上高は、海外で野菜種子と花種子の販売が好調に推移したことに加え、為替相場が円安になったことから、前期比大幅な増収となりました。野菜種子は、既に高いグローバルシェアを誇るブロッコリーに加え、シェアの拡大を目指し研究開発に注力しているトマト、ペッパー、カボチャなども引き続き好調に推移し、増収となりました。花種子は、主力商品のヒマワリやトルコギキョウのほか、カンパニュラやストックなど切り花用商品が好調に推移し、増収となりました。
販売費及び一般管理費は、海外での業務拡大による人員増加や、欧米を中心に物価高騰に伴う給与水準の大幅な上昇により人件費が大きく伸びたこと、また旅費交通費や減価償却費、業務委託費などの増加、さらには為替影響もあり全般的に大きく増加いたしました。これらの結果、営業利益は前期比減少となりました。経常利益は、営業利益の減少に加え、正味貨幣持高に関する損失や持分法による投資損失など営業外費用の増加を受け、前期比減少となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、遊休資産売却による固定資産売却益の計上により、前期比増加となりました。
2024年2月に公表した業績予想に対しては、営業利益は5億4百万円下回りましたが、売上高は46億77百万円、経常利益は1億24百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は6億62百万円、それぞれ上回りました。
2024/08/27 14:18