有価証券報告書-第109期(2025/04/01-2026/03/31)
2025年度にスタートした中期経営計画を実現するために2025年度に人事戦略も刷新しました。戦略実現に資する人材(スキル・ノウハウ)を獲得・育成し(People)、従業員一人ひとりの自律的な成長と挑戦を後押しし(Growth Driver)、そして、これまで当社グループの成長を支えてきたDNAの継承と従業員の健康や働きがいの向上に資する取り組み(Culture)を行います。

(a) 組織が必要とする人材の採用・育成・活躍促進(People)
中期経営計画で掲げる「海外事業の収益化」や「新たな領域への挑戦」を着実に進めるため、海外ビジネス経験のある人材やこれまで当社が強みとしてきた「マンション建設」以外の「非住宅分野」などに精通した人材の採用、そしてグローバルに活躍できるポテンシャルを持つ社内の人材の見極めと育成が必要です。そうした人材の獲得競争力を強化するため、初任給や全体の処遇水準の引き上げを行っています。今後も高成果=高処遇を実現することで社員の目標達成意欲を喚起し、常に能力を最大限に発揮して、中長期的に成長する企業グループを目指します。
また、生産性向上や新たな価値創造に向けて、DX推進人材(※1)の育成にも注力しています。当社では2021年よりDX推進人材育成に取り組んでおり、2030年度には全社員に占めるDX推進人材比率を20%にすることを目指しています。
さらに、今後の経営を担う後継者候補人材の育成も重要施策として位置付け、サクセッションプランの策定と経営者養成講座等の運用を行っています。
[DX推進人材の概念図]

※1 当社におけるDX推進人材は、上記概念図のうち、B(活用人材)以上のスキルを有する人材と定義しています。具体的には、以下の要件を満たす人材です。
・自社・自部署の課題に対して全社最適な視点でデジタルを用いた解決策を見出し、アクションできる人材
・DXアイディアの実現に向けて、外部と社内の橋渡しが的確にでき、プロジェクトを推進できる人材
その他取り組み詳細は、当社ウェブサイト
(URL:https://www.haseko.co.jp/hc/sustainability/esg/social/index.html)の「人的資本・人材育成」をご参照ください。
(b) 自律成長する人材集団の形成(Growth Driver)
事業の更なる成長に向けては、全社員一人ひとりがありたい姿を描き、自分自身に求められていることを理解し、それに向けて自律的に学び、変化に対応していくことが必要です。そうした社員の成長を後押しします。
[教育体系]

[実施内容(ポイント)]
(参考) 人材育成に関する教育投資・時間(長谷工コーポレーション)

また、当社グループはこれまで、高い目標に果敢に取り組む行動力のある人材を育んできました。中期経営計画の達成、さらには持続的な成長に向けては、こうしたDNAを受け継ぎながら、社員一人ひとりが「新しいことに挑戦すること」が不可欠です。その取り組みの一環として、2025年度より「SPARKプロジェクト」という新規事業提案コンテストを開始しました。当プロジェクトには331件の応募があり、最終審査を経て2件が事業化に向けて動き始めました。今後もこの活動を継続し、新しいことに対して果敢に挑戦するカルチャーの形成に寄与します。
当社グループの人材育成に関する詳細な情報は、当社ウェブサイト
(URL:https://www.haseko.co.jp/hc/sustainability/esg/social/index.html)の「人的資本・人材育成」をご参照ください。
(c) 長谷工らしい“進化”の土台(Culture)
(イ)長谷工らしさの継承
当社グループの現在の成長の源は、脈々と受け継がれてきた“自分たちの会社は自分たちで良くしていく”という精神や、全てのステークホルダーに「思いを、はせる。」姿勢、そして、グループDNAである「行動力」「目標達成力」「団結力」「工夫力」と「グループ連携意識」です。これらは今後も大切にしたい価値観であり、当社の成長の源です。こうした“長谷工らしさ”を継承するために、全社集会を毎月対面で実施し、トップ自らが想いや熱量を直接伝えることで、トップの感じている緊張感や共に頑張ろうという温かみのあるメッセージ発信を行っており、グループ全体の目標達成に向けた団結力や士気の向上に寄与しています。加えて、「グループ営業マン」活動や褒賞制度、ブランドメッセージ「思いを、はせる。」の展開、タウンホールミーティングの開催やヒストリー研修等を行っています。
(ロ) 多様な人材が健康に安心して働き続けられる環境づくり
[多様な人材の活躍]
当社グループでは、「個性活躍」をキーワードに、多様な人材が活躍できる環境づくりを目指しています。制度整備や新卒採用比率KPIの設定、研修を実施してきた結果、女性管理職比率(連結)は11.5%(2026年3月末時点)となりました。当社における女性積極採用層が管理職へ登用されるにはもう少し時間を要しますが、引き続き育児・介護がキャリアの妨げとならない環境づくりや、研修への参加や積極的な登用により、女性管理職比率の向上を目指します。
経営幹部層においては、国内連結で18人の女性役員が在籍しています。経営者養成講座といった社内研修に女性社員を積極的に抜擢し、こうしたことを契機に、女性幹部社員の役員への育成・意識付けを図り、役員登用を推進します。
また、多様な人材の活躍には、自由闊達で建設的なコミュニケーションができる風土が必要です。そのために、当社グループでは心理的安全性やアンコンシャスバイアスに関する教育を行っており、今後も継続的に実施していきます。
女性活躍等、D&I推進に向けた取組みに関する詳細な情報は、当社ウェブサイト
(URL:https://www.haseko.co.jp/hc/sustainability/esg/social/diversity-workplace.html)の
「多様な人材の活躍」をご参照ください。
[生産性と働きがい醸成]
当社グループを取り巻く環境として、建設業界の担い手不足や労働時間規制等を考えると、更に生産性とアウトプットの質を向上させることが求められます。そのための活動として、全社的な働き方改革及び労働環境整備に注力し、4週8閉所100%等を目標に、休日取得・ 労働時間削減を経営と一体となり推進しています。また、MOSt活動にて効率化を図る取り組みを行っています。これらの結果、2024年度は4週8閉所実施率30.4%でしたが、2025年度は78.1%を達成しました。
「MOSt活動」の概要・具体的な推進等に関する詳細な情報は、当社ウェブサイト
(URL:https://www.haseko.co.jp/hc/sustainability/esg/social/diversity-workplace.html#ac--04)の「働きやすい環境づくり」をご参照ください。
[健康経営の推進]
「役職員の健康なくして成果なし」をスローガンに「健康HASEKO元気PLAN」と銘打って役職員の健康づくりにつながる諸施策を進めています。
当社社長による「長谷工グループ健康宣言」の下、「グループ健康経営推進委員会」を設置し、社員の健康保持・増進に関する全社方針・目標・計画・進捗に関する意思決定・情報共有を行っています。社員及び組織の「業務パフォーマンス(生産性)」や「エンゲージメント」向上に寄与する健康経営の追求・実践を行い「健康企業の実現」を目指しています。
独自性の高い制度としては、45歳及び50歳以上の社員を対象にPET-CT検査費用を全額会社負担しており、癌の早期発見に高い効果が現れています。また、コラボヘルスの柱として特定保健指導「長谷工ヘルスチャレンジ」を展開しており、この成果はメタボ該当率の低下等具体的な健康データに現れています。
※健康経営の推進体制

健康経営に関する詳細な情報は、当社ウェブサイト
(URL:https://www.haseko.co.jp/hc/csr/employee/occupational_safety.html#anc_2)の「健康経営の推進」をご参照ください。

(a) 組織が必要とする人材の採用・育成・活躍促進(People)
中期経営計画で掲げる「海外事業の収益化」や「新たな領域への挑戦」を着実に進めるため、海外ビジネス経験のある人材やこれまで当社が強みとしてきた「マンション建設」以外の「非住宅分野」などに精通した人材の採用、そしてグローバルに活躍できるポテンシャルを持つ社内の人材の見極めと育成が必要です。そうした人材の獲得競争力を強化するため、初任給や全体の処遇水準の引き上げを行っています。今後も高成果=高処遇を実現することで社員の目標達成意欲を喚起し、常に能力を最大限に発揮して、中長期的に成長する企業グループを目指します。
また、生産性向上や新たな価値創造に向けて、DX推進人材(※1)の育成にも注力しています。当社では2021年よりDX推進人材育成に取り組んでおり、2030年度には全社員に占めるDX推進人材比率を20%にすることを目指しています。
さらに、今後の経営を担う後継者候補人材の育成も重要施策として位置付け、サクセッションプランの策定と経営者養成講座等の運用を行っています。
[DX推進人材の概念図]

※1 当社におけるDX推進人材は、上記概念図のうち、B(活用人材)以上のスキルを有する人材と定義しています。具体的には、以下の要件を満たす人材です。
・自社・自部署の課題に対して全社最適な視点でデジタルを用いた解決策を見出し、アクションできる人材
・DXアイディアの実現に向けて、外部と社内の橋渡しが的確にでき、プロジェクトを推進できる人材
その他取り組み詳細は、当社ウェブサイト
(URL:https://www.haseko.co.jp/hc/sustainability/esg/social/index.html)の「人的資本・人材育成」をご参照ください。
(b) 自律成長する人材集団の形成(Growth Driver)
事業の更なる成長に向けては、全社員一人ひとりがありたい姿を描き、自分自身に求められていることを理解し、それに向けて自律的に学び、変化に対応していくことが必要です。そうした社員の成長を後押しします。
[教育体系]

[実施内容(ポイント)]
| 自律人材育成 プログラム・ キャリア開発 | ・入社後10年間で「自ら考え行動し未来を切り拓くことが可能な」人材を育成する。 ・将来の長谷工グループを担う若手・中堅社員の職場定着を重要課題と捉え、ブラザーシスター(教育担当)・ネクスター(メンター)・人事の3方面からフォローする。 ・キャリア入社者のスムーズな受け入れ・早期定着に向けた施策を整備する。 |
| 経営者養成講座 | ・選抜により早期に経営者としてのマインド・スキル醸成を図る。 ・新任常務研修・新任執行役員研修は、異業種の参加者間で意見交換する要素を取り入れ、経営者に必要な幅広い視野と高い視座を養成する。 |
| 役職者教育 | ・社会からの要請への対応等で役職者の役割が増大している中、マネジメント・D&Iについての学びを通して、多様な人材が個性を大切にしながら活躍できる環境づくりを後押しする。 |
| 実務教育 | ・若手社員の早期戦力化・早期育成。実務知識を強化するカリキュラムを会社別・部門別に実施。 ・特に主要資格の早期取得は、上司・部下のコミュニケーションに加えて手厚くサポート。 |
| DX・ イノベーティブ・ グローバル人材教育 | ・グループ全体でDX・イノベーションを推し進めるため、求めるスキル水準を定めてDX推進人材の育成と組織全体をボトムアップする。 ・英語教育を通して海外事業強化を担うグローバル人材に厚みをもたせる。 |
| 自己研鑽 | ・長谷工ビジネスカレッジは、自らの実務遂行能力の向上や将来に向けた知識・スキルを習得するプログラム。「自ら学び、学びあう風土づくり」で変革の時代に対応していく。 |
(参考) 人材育成に関する教育投資・時間(長谷工コーポレーション)

また、当社グループはこれまで、高い目標に果敢に取り組む行動力のある人材を育んできました。中期経営計画の達成、さらには持続的な成長に向けては、こうしたDNAを受け継ぎながら、社員一人ひとりが「新しいことに挑戦すること」が不可欠です。その取り組みの一環として、2025年度より「SPARKプロジェクト」という新規事業提案コンテストを開始しました。当プロジェクトには331件の応募があり、最終審査を経て2件が事業化に向けて動き始めました。今後もこの活動を継続し、新しいことに対して果敢に挑戦するカルチャーの形成に寄与します。
当社グループの人材育成に関する詳細な情報は、当社ウェブサイト
(URL:https://www.haseko.co.jp/hc/sustainability/esg/social/index.html)の「人的資本・人材育成」をご参照ください。
(c) 長谷工らしい“進化”の土台(Culture)
(イ)長谷工らしさの継承
当社グループの現在の成長の源は、脈々と受け継がれてきた“自分たちの会社は自分たちで良くしていく”という精神や、全てのステークホルダーに「思いを、はせる。」姿勢、そして、グループDNAである「行動力」「目標達成力」「団結力」「工夫力」と「グループ連携意識」です。これらは今後も大切にしたい価値観であり、当社の成長の源です。こうした“長谷工らしさ”を継承するために、全社集会を毎月対面で実施し、トップ自らが想いや熱量を直接伝えることで、トップの感じている緊張感や共に頑張ろうという温かみのあるメッセージ発信を行っており、グループ全体の目標達成に向けた団結力や士気の向上に寄与しています。加えて、「グループ営業マン」活動や褒賞制度、ブランドメッセージ「思いを、はせる。」の展開、タウンホールミーティングの開催やヒストリー研修等を行っています。
(ロ) 多様な人材が健康に安心して働き続けられる環境づくり
[多様な人材の活躍]
当社グループでは、「個性活躍」をキーワードに、多様な人材が活躍できる環境づくりを目指しています。制度整備や新卒採用比率KPIの設定、研修を実施してきた結果、女性管理職比率(連結)は11.5%(2026年3月末時点)となりました。当社における女性積極採用層が管理職へ登用されるにはもう少し時間を要しますが、引き続き育児・介護がキャリアの妨げとならない環境づくりや、研修への参加や積極的な登用により、女性管理職比率の向上を目指します。
経営幹部層においては、国内連結で18人の女性役員が在籍しています。経営者養成講座といった社内研修に女性社員を積極的に抜擢し、こうしたことを契機に、女性幹部社員の役員への育成・意識付けを図り、役員登用を推進します。
また、多様な人材の活躍には、自由闊達で建設的なコミュニケーションができる風土が必要です。そのために、当社グループでは心理的安全性やアンコンシャスバイアスに関する教育を行っており、今後も継続的に実施していきます。
![]() ※2021年度は国内全グループ、2022年度以降は国内連結 | ![]() | |
| 当社は、女性活躍推進法に基づく優良企業として「えるぼし認定」の3つ星を取得しており、グループ会社では、長谷工シニアウェルデザインが3つ星、長谷工リフォームが2つ星(2段階目)を取得しています。 また、当社は次世代育成支援対策推進法に基づく「くるみん」認定を取得しており、グループ会社では、長谷工不動産ホールディングス、長谷工不動産、総合地所、長谷工シニアウェルデザイン、長谷工リアルエステートが取得しています。 |
女性活躍等、D&I推進に向けた取組みに関する詳細な情報は、当社ウェブサイト
(URL:https://www.haseko.co.jp/hc/sustainability/esg/social/diversity-workplace.html)の
「多様な人材の活躍」をご参照ください。
[生産性と働きがい醸成]
当社グループを取り巻く環境として、建設業界の担い手不足や労働時間規制等を考えると、更に生産性とアウトプットの質を向上させることが求められます。そのための活動として、全社的な働き方改革及び労働環境整備に注力し、4週8閉所100%等を目標に、休日取得・ 労働時間削減を経営と一体となり推進しています。また、MOSt活動にて効率化を図る取り組みを行っています。これらの結果、2024年度は4週8閉所実施率30.4%でしたが、2025年度は78.1%を達成しました。
| 作業所 4週8閉所 | 時間外労働 | 年休取得率 | (うち、計画的 取得率) | |
| 当社 | 78.1% | 25.8時間 | 71.8% | 98.4% |
| 国内連結 | - | 18.4時間 | 75.7% | 98.2% |
「MOSt活動」の概要・具体的な推進等に関する詳細な情報は、当社ウェブサイト
(URL:https://www.haseko.co.jp/hc/sustainability/esg/social/diversity-workplace.html#ac--04)の「働きやすい環境づくり」をご参照ください。
[健康経営の推進]
「役職員の健康なくして成果なし」をスローガンに「健康HASEKO元気PLAN」と銘打って役職員の健康づくりにつながる諸施策を進めています。
当社社長による「長谷工グループ健康宣言」の下、「グループ健康経営推進委員会」を設置し、社員の健康保持・増進に関する全社方針・目標・計画・進捗に関する意思決定・情報共有を行っています。社員及び組織の「業務パフォーマンス(生産性)」や「エンゲージメント」向上に寄与する健康経営の追求・実践を行い「健康企業の実現」を目指しています。
独自性の高い制度としては、45歳及び50歳以上の社員を対象にPET-CT検査費用を全額会社負担しており、癌の早期発見に高い効果が現れています。また、コラボヘルスの柱として特定保健指導「長谷工ヘルスチャレンジ」を展開しており、この成果はメタボ該当率の低下等具体的な健康データに現れています。
| こうした取組みの結果、当社とその関係会社は、経済産業省と日本健康会議が主催する「健康経営優良法人2026(大規模法人部門(ホワイト500))」に認定されています。 | ![]() |
※健康経営の推進体制

健康経営に関する詳細な情報は、当社ウェブサイト
(URL:https://www.haseko.co.jp/hc/csr/employee/occupational_safety.html#anc_2)の「健康経営の推進」をご参照ください。
| [エンゲージメントサーベイ実施] 当社グループでは、社員の更なる成長や活躍・働きがい醸成に向けた課題を発見するために、2025年度にエンゲージメントサーベイを導入しました。 結果、総合満足度はB+判定(※2)であり、一定の評価を受けましたが、まだ伸びしろがある状況です。部門別に結果のフィードバックを行い、トップダウンとボトムアップの両面から課題の解決に向けた活動を行うことで、持続的な企業価値向上に寄与してまいります。 (※2)評価はS、A、B+、B、B-、C、Dの7段階 | (参考)サーベイ実施概要![]() |



