有価証券報告書-第93期(2025/04/01-2026/03/31)

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2026/06/25 11:21
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143項目
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。」の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、個人消費や設備投資が底堅く推移した一方、海外経済の減速や物価上昇の影響を受け、内需主導の緩やかな回復基調にとどまりました。
そのような状況下、建設業界におきましては、公共投資や民間設備投資に支えられ、建設投資は増加基調で推移いたしました。とりわけ物流施設・データセンター等の非住宅分野は堅調に推移し、業界全体として底堅い受注環境が続きました。
当社におきましては、安定した受注の確保に努めるとともに、収益力の向上を図るため選別受注の徹底や原価管理の強化を推進してまいりました。
また、「信頼できるパートナーと共に、サステナブルな社会を建設する」、「ステークホルダーと共に成長し、ステータス性あふれる企業になる」、「受け継がれてきた伝統と共に、新たな現場管理を実現する」のビジョンのもと、事業活動に邁進してまいりました。
その結果、当事業年度における工事受注高は29,488百万円(前年同期比15.5%増)となりました。この工種別内訳は、土木工事46.8%、建築工事53.2%の割合であり、また、発注者別内訳は、官公庁工事56.7%、民間工事43.3%の割合であります。
また、完成工事高は27,707百万円(前年同期比3.7%減)となり、これに兼業事業売上高333百万円を加えた売上高は28,040百万円(前年同期比4.8%減)となりました。
利益面につきましては、営業利益は1,335百万円(前年同期比23.5%増)に、経常利益は1,314百万円(前年同期比25.6%増)となり、税金費用控除後の当期純利益は926百万円(前年同期比0.6%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
a.建設事業
建設事業においては、受注高29,488百万円(前年同期比15.5%増)、売上高27,707百万円(前年同
期比3.7%減)、セグメント利益2,651百万円(前年同期比18.9%増)となりました。
b.不動産事業
不動産事業においては、売上高33百万円(前年同期比3.8%増)、セグメント利益11百万円(前年
同期はセグメント損失18百万円)となりました。
c.砕石事業
砕石事業においては、売上高299百万円(前年同期比54.1%減)、セグメント損失87百万円(前年
同期はセグメント損失2百万円)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末比1,922百万円増加の6,394百万円(前年同期比43.0%増)となりました。
当事業年度末における各キャッシュ・フローの概況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は2,636百万円(前年同期は資金の減少4,229百万円)となりました。これは主に仕入債務の減少、未成工事受入金の減少による資金の減少に対し、未払又は未収消費税等の増減額、税引前当期純利益の計上による資金の増加が上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の増加は552百万円(前年同期は資金の減少407百万円)となりました。これは主に無形固定資産の取得による支出、有形固定資産の取得による支出に対し、事業譲渡による収入が上回ったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は1,266百万円(前年同期は資金の減少466百万円)となりました。これは主に短期借入金の減少、配当金の支払額によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.受注実績
当事業年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
前年同期比(%)
建設事業(百万円)29,48815.5
不動産事業(百万円)--
砕石事業(百万円)--
合計(百万円)29,48815.5

b.売上実績
当事業年度の売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
前年同期比(%)
建設事業(百万円)27,707△3.7
不動産事業(百万円)333.8
砕石事業(百万円)299△54.1
合計(百万円)28,040△4.8

(注)1.建設事業以外は受注生産を行っておりません。
2.生産実績を定義することが困難であるため、記載しておりません。
3.当事業年度において、砕石事業の売上実績に著しい変動がありました。これは「第5 経理の状況
1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおり、当社が行う生瀬
砕石所(兵庫県西宮市)での砕石、砕砂等の製造・販売事業について、2025年10月1日付で事業譲
渡を行ったことによるものであります。
4.売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。
前事業年度
西日本高速道路㈱ 3,231百万円 11.0%
当事業年度
西日本高速道路㈱ 4,781百万円 17.1%
阪急阪神不動産㈱ 4,693百万円 16.7%
なお、建設事業における受注工事高及び完成工事高の実績は次のとおりであります。
イ.受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高
期別区分前期繰越
工事高
(百万円)
当期受注
工事高
(百万円)

(百万円)
当期完成
工事高
(百万円)
次期繰越
工事高
(百万円)
前事業年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
土木工事21,1529,50430,65612,98217,673
建築工事24,42016,01740,43715,78724,650
45,57225,52271,09428,77042,324
当事業年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
土木工事17,67313,81631,49012,12719,362
建築工事24,65015,67240,32215,57924,742
42,32429,48871,81227,70744,105

(注)1.前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含めております。したがって、当期完成工事高にも係る増減額が含まれております。
2.次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)であります。
ロ.受注工事高の受注方法別比率
工事受注方法は、特命と競争に大別されます。
期別区分特命(%)競争(%)計(%)
前事業年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
土木工事39.460.6100.0
建築工事88.111.9100.0
当事業年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
土木工事16.783.3100.0
建築工事32.667.4100.0

(注)百分比は請負金額比であります。
ハ.完成工事高
期別区分官公庁(百万円)民間(百万円)計(百万円)
前事業年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
土木工事12,34264012,982
建築工事16215,62515,787
12,50416,26528,770
当事業年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
土木工事11,46965712,127
建築工事44515,13415,579
11,91415,79227,707

(注)1.完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。
前事業年度 請負金額14億円以上の主なもの
コーナン商事㈱(仮称)コーナン船橋海神店新築工事
東急不動産㈱(仮称)大阪市都島区内代町三丁目計画 新築工事
東京都足立区千住緑町一丁目、千住橋戸町付近再構築工事
大阪府寝屋川流域下水道 枚岡河内中央増補幹線 立坑築造工事(R5-1)
㈱サンケイビル(仮称)板橋区志村坂上計画 建設工事

当事業年度 請負金額10億円以上の主なもの
野村不動産㈱(仮称)世田谷区南烏山一丁目計画新築工事
トヨタホーム㈱(仮称)アネシアもくせいの杜二丁目計画新築工事
阪急阪神不動産㈱(仮称)神戸市中央区中山手通2丁目新築工事
大阪府モノレール建設事務所大阪モノレール支柱建設工事(三島工区その1)
西日本高速道路㈱阪和自動車道 切目川橋(下部工)工事

2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。
前事業年度
西日本高速道路㈱ 3,231百万円 11.2%
東急不動産㈱ 2,901百万円 10.1%
当事業年度
西日本高速道路㈱ 4,781百万円 17.3%
阪急阪神不動産㈱ 4,693百万円 16.9%
ニ.次期繰越工事高(2026年3月31日現在)
区分官公庁(百万円)民間(百万円)計(百万円)
土木工事19,02533719,362
建築工事2,49122,25124,742
21,51622,58944,105

(注)次期繰越工事のうち請負金額16億円以上の主なものは、次のとおりであります。
阪急阪神不動産㈱(仮称)四谷3丁目計画新築工事2028年5月完成予定
中日本高速道路㈱紀勢自動車道 大内山工事2028年10月完成予定
清水総合開発㈱(仮称)ヴィークコート目黒 新築工事2027年2月完成予定
三井不動産レジデンシャル㈱(仮称)東京都新宿区市谷本村町計画 新築工事2028年2月完成予定
東京都練馬区大泉町六丁目地先から同区東大泉二丁目地先間送水管(1800mm)移設工事2028年3月完成予定

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態の分析
当事業年度末における資産合計は、前事業年度末より142百万円減少の25,158百万円となりました。この主な要因は、現金預金1,922百万円の増加と、未収消費税等942百万円、土地397百万円、未収入金229百万円、建設仮勘定186百万円の減少等によるものであります。
当事業年度末における負債合計は、前事業年度末より711百万円減少の9,688百万円となりました。この主な要因は、未払消費税等1,160百万円の増加と、短期借入金800百万円、電子記録債務557百万円、未成工事受入金381百万円、工事損失引当金137百万円の減少等によるものであります。
当事業年度末における純資産合計は、前事業年度末より569百万円増加の15,470百万円となりました。この主な要因は、当期純利益926百万円の計上による増加と、配当金の支払いによる458百万円の減少等によるものであります。
これにより、自己資本比率は61.5%(前事業年度末は58.9%)となりました。
b.経営成績の分析
当社の経営成績は、「第2 事業の状況」における「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載の内容をご覧ください。
以下、損益計算書に重要な影響を与えた要因について分析しております。なお、各セグメントの経営成績は、セグメント間取引については、相殺・消去しております。
イ.受注工事高
当事業年度における工事受注高は、前年同期より15.5%増加の29,488百万円となりました。この工種別内訳は、土木事業におきましては前年同期より45.4%増加の13,816百万円、建築事業におきましては前年同期より2.2%減少の15,672百万円となりました。また、発注者別内訳は、官公庁工事におきましては前年同期より76.2%増加の16,720百万円、民間工事におきましては前年同期より20.3%減少の12,768百万円となりました。
ロ.売上高
当事業年度における売上高は前年同期より4.8%減少の28,040百万円となりました。
以下、セグメント別の売上は次のとおりであります。
建設事業
当事業年度における完成工事高は、前年同期より3.7%減少の27,707百万円となりました。この工種別内訳は、土木事業におきましては前年同期より6.6%減少の12,127百万円、建築事業におきましては前年同期より1.3%減少の15,579百万円となりました。また発注者別内訳は、官公庁工事におきましては前年同期より4.7%減少の11,914百万円、民間工事におきましては前年同期より2.9%減少の15,792百万円となりました。
不動産事業
賃貸収入は堅調に推移し、当事業年度における不動産事業売上高は前年同期より3.8%増加の33百万円と
なりました。
砕石事業
生瀬砕石所(兵庫県西宮市)での砕石、砕砂等の製造・販売事業を譲渡したことにより、当事業年度における砕石事業売上高は前年同期より54.1%減少の299百万円となりました。
ハ.営業損益
販売費及び一般管理費は、DX化推進に伴う費用の増加等により、7.2%増加の1,611百万円となりました。一方、建設事業における設計変更協議や物価上昇に伴う追加・変更契約の締結による工事採算性の改善により、当事業年度における営業利益は前年同期より23.5%増加の1,335百万円となりました。
ニ.経常損益
営業利益の増加に加え、受取和解金及び受取利息の増加等により営業外収益が増加したことから、当事業年度における経常利益は前年同期より25.6%増加の1,314百万円となりました。
ホ.当期純損益
事業譲渡益の増加により特別利益が増加したことに加え、事業整理損失の減少により特別損失が減少したことから、税引前当期純利益は増加しました。一方で、繰延税金資産の取崩しに伴い法人税等調整額を計上したことから、当事業年度における当期純利益は前年同期より0.6%増加の926百万円となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況」における「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載の内容をご覧ください。なお、キャッシュ・フロー関連指標の推移は次のとおりであります。
決算年月2022年3月2023年3月2024年3月2025年3月2026年3月
自己資本比率(%)55.059.152.458.961.5
時価ベースの自己資本比率(%)39.240.141.639.041.9
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)0.41.01.2--
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)99.454.046.3-182.2

(注)1.各指標の算出方法は以下のとおりであります。
自己資本比率 :自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率 :株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ :キャッシュ・フロー/利払い
2.いずれの指標も財務数値により算出しております。
3.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
4.有利子負債は、貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。
5.キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。また利払いにつきましては、キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
6.2025年3月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオにつきましては、キャッシュ・フローがマイナスのため表示しておりません。
7.2026年3月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率につきましては、有利子負債がないため、記載しておりません。
b.資本の財源及び資金の流動性
資本の財源及び資金の流動性、財務戦略については、次のとおりであります。
イ.財務戦略について
当社は、中長期的な企業価値の向上を図り、安定した株主還元を行えるよう、強固な財務基盤の確立と資本効率の向上を念頭に、戦略的に経営資源を配分することを財務戦略の基本方針としております。
強固な財務基盤の確立につきましては、十分な手許流動性を確保した上で自己資本比率を適正な水準に保つことを目標とし、資金需要については自己資金の充当を原則として、リスク対応力を強化してまいります。
資本効率の向上につきましては、資本コストを上回る投下資本収益を実現するため、「第2 事業の状況」における「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」の「(2)経営戦略等」に記載しております諸施策に経営資源を優先的に配分し、これらの取組みを強化してまいります。
これらにより、今後の市場環境の変化を始めとする種々のリスクに対応できる健全な事業基盤を確立し、安定した株主還元を行えるよう、中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。
ロ.資金の流動性について
当社は、協力会社への安定的な支払いを担保し、健全な事業活動を行うため、十分な手許流動性を確保した財務運営を原則としております。また、今後の市場環境の変化にも、健全な事業活動が安定して行えるよう、適正な水準の手許流動性の維持及び確保に努めております。その上で、上記の経営戦略を遂行するための諸施策に経営資源を優先的に配分し、当社のあるべき姿を実現するための取組みを強化してまいります。
ハ.資金需要の主な内容
当社の資金需要は、主に運転資金需要と設備資金需要であります。
運転資金需要のうち主なものは、工事施工に必要な材料、外注費等の施工原価、共通するものとして販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、設備資金需要としましては、工事施工に必要な建設設備、砕石・砕砂等の製造に必要な砕石設備などによる機械装置等固定資産購入、上記の経営戦略を遂行する上で必要となるICT投資等によるものであります。
ニ.資本の財源について
当社は、健全な事業活動を行うため、十分な手許流動性を確保した財務運営を原則としております。運転資金及び設備資金につきましては、自己資金より充当することを原則とし、不足等が生じた場合には、取引金融機関からの短期借入金にて調達することとしております。今後も、営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に、将来必要な運転資金及び設備資金を調達していく考えであります。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、会計上の見積りが必要となる事項については、一定の合理的な基準に基づいた見積りを行っており、資産、負債並びに収益、費用の数値に反映しております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらと異なることがあります。
また、この財務諸表の作成にあたり採用している重要な会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しておりますが、特に以下の会計方針は、経営者による会計上の見積りが財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。
(収益の認識基準)
建設事業
主に長期の工事契約を締結しております。当該契約については、通常、当社が履行義務を充足することにより目的物の価値が増加し、それにつれて顧客が目的物の支配を獲得することから、一定の期間にわたり履行義務が充足されると判断し、履行義務の充足に係る進捗度に基づき収益を認識しております。履行義務の充足に係る進捗度の測定は、各報告期間の期末日までに発生した工事原価が予想される工事原価の総額に占める割合に基づいて(原価比例法)行っております。また、履行義務の充足に係る進捗度の合理的な見積りができないものの、発生費用の回収が見込まれる工事については原価回収基準を適用し、対価の額が少額又は契約期間がごく短い工事については、完全に履行義務を充足した時点で収益を認識しております。
これを適用するにあたっては、工事収益総額、工事原価総額及び決算日における工事進捗度について、合理的な見積りを行うため、工事契約ごとに実行予算を策定しております。工事契約は個別性が強く、工事の進行途上において当初は想定していなかった状況等の変化や、工事契約の変更が行われる場合があります。そのため、履行義務を充足するにつれて一定の期間にわたり収益を認識する方法による収益認識の基礎となる工事原価総額を見直すにあたっては、工事完成に必要となる作業内容及び工数に関する情報を速やかに収集し、適宜適切に実行予算に反映させておりますが、これらの見積りには不確実性を伴うため、翌事業年度の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

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