有価証券報告書-第79期(2025/04/01-2026/03/31)
⑤戦略
当社は、気候変動に関するリスクと機会を短期(1年以内)、中期(~2030年)、長期(2030~2050年)の時間軸で以下の様に評価し、特定した重要リスクに対し、対応策を実施してまいります。
当社は、気候変動に関するリスクと機会を短期(1年以内)、中期(~2030年)、長期(2030~2050年)の時間軸で以下の様に評価し、特定した重要リスクに対し、対応策を実施してまいります。
| リスク/機会 項目 | リスク内容 | 時間軸 | 影響度 | 対応策 | ||
| 移行 リスク | 法規制 ・ 政策 | CO2排出目標の厳格化 | CO2目標値達成のための削減コストの発生により費用負担が増加する | 短期 ~ 中期 | 中 | ・事業所での省エネ活動の実施 ・電力会社の見直しによるコスト増加の抑制 |
| 評判 | 投資家からの気候対応要請 | CO2削減の取り組み遅れや情報開示不足により、投資家からの評価が低下する | 短期 ~ 中期 | 小 | ・継続的なステークホルダーへの情報開示 ・CDP等の外部格付けへの対応強化 | |
| 顧客からの気候対応要請 | CO2削減の取り組み遅れや情報開示不足により、顧客からの評価が低下する | 短期 ~ 中期 | 小 | ・継続的なステークホルダーへの情報開示 ・CO2排出量削減に資する工法(独自工法)の設計・施工の促進 | ||
| 物理 リスク | 慢性 | 平均気温の上昇 | 建設現場において熱中症をはじめとする健康被害が増加し、対応費用が増加する | 短期 ~ 長期 | 大 | ・安全衛生方針の改善継続と管理徹底 ・ICTやAIの活用による施工の省力化推進 |
| 夏季の工事効率低下により工期が長期化し利益率が低下する | 中期 ~ 長期 | 中 | ・安全衛生方針の改善継続と管理徹底 ・ICTやAIの活用による施工の省力化推進 | |||
| 建設現場の労働環境悪化により、技能労働者不足が深刻化する | 中期 ~ 長期 | 大 | ・安全衛生方針の改善継続と管理徹底 ・ICTやAIの活用による施工の省力化推進 | |||
| 急性 | 自然災害の頻発・激甚化 | 災害の増加が施工中の建設物への被害や作業中断を引き起こし、操業が困難になる | 短期 ~ 長期 | 中 | ・BCPの策定と見直し ・ハザードマップを活用した防災対策の推進 | |
| リスク/機会 項目 | 機会内容 | 時間軸 | 影響度 | 対応策 | ||
| 移行 機会 | 製品 及び サービス | 環境負荷の低い施工管理への移行 | 施工時の省エネ技術または再生可能エネルギー使用の要求拡大に対応することにより受注機会が拡大する | 中期 | 大 | ・リサイクル資材を使用した工法の設計・施工促進 ・CO2排出量削減に資する技術・工法の開発・普及による営業活動力の強化 |
| 資源 効率 | 省エネ製品の導入促進 | 自社事業所や現場での省エネ機器導入により運用コストが削減される | 短期 ~ 中期 | 小 | ・オフィス、現場事務所の省エネの促進 | |
| 市場 | ステークホルダー評価の向上 | CO2排出削減の取り組みが進んだ場合、ステークホルダーからの評価が向上する。 | 短期 ~ 中期 | 小 | ・継続的なステークホルダーへの情報開示 | |
| 物理 機会 | レジリ エンス | 国土強靭化政策の強化 | 防災・減災、国土強靭化のための補修補強工事、地盤改良工事の需要が高まる | 中期 | 大 | ・採用強化と働き方改革による請負体制の強化 ・ICTやAIの活用による施工の省力化推進 |