有価証券報告書-第101期(2023/04/01-2024/03/31)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要、生産、受注及び販売の状況並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、賃上げをはじめとした雇用や所得環境が改善するなか、インバウンド消費の拡大もあり、引き続き回復傾向で推移いたしました。しかしながら、資源価格や原材料価格の高騰、円安による物価上昇や金融市場の変動などにより、景気の先行きは依然として不透明な状況となっております。
このような環境下、当社では、新たに会社のパーパス「食を科学し世界をパワフルに!(Make the world powerful with food science!)」を制定しました。持続可能な生物資源から当社のフードサイエンス技術により新たな価値を創造し、世界をパワフルにしていくことを目指してまいります。
当連結会計年度の業績は、売上高25,889百万円(前年同期比14.2%増)、営業利益2,173百万円(同19.8%増)、経常利益3,202百万円(同50.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,370百万円(同41.7%増)の増収増益となりました。なお、当連結会計年度において、営業外収益として、2023年5月29日に開示したとおり、一般投資先より一過性の受取配当金を受領した結果、前年同期比で経常利益が大きく増加いたしました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(精糖事業)
海外原糖市況は、ニューヨーク先物市場が期初22.35セント(1ポンド当たり)で始まり、タイ、インド等の北半球の生産国におけるエルニーニョ現象由来の干ばつによる減産見通しと、投機筋の買い増しから28セント台まで上伸を続けました。その後、年末にかけてブラジルにおける砂糖生産数量の大幅増産が確認されると20.03セントまで急落し、投機筋の買戻しもあり24セント台まで上伸しましたが、タイ、インドでの減産予測が緩和され、世界需給の緩和が意識されたことで、再び下げに転じ22.52セントで期末を迎えました。
一方、国内製品市況は期初東京現物相場(日本経済新聞掲載)227円~229円(上白大袋1キログラム当たり)で始まりましたが、2023年7月に12円、2024年1月に10円上昇し、249円~251円で期末を迎えました。
製品の荷動きとしましては、インバウンド需要が徐々に回復したことにより、飲料・菓子・乳製品関係が堅調に推移しましたが、価格高騰による買い控えもあり、販売数量はほぼ前期並みとなりました。利益面では、原材料やエネルギーコストの高止まりや円安による製造コストや物流コストが増加したものの、販売価格が連動して上昇した結果、増益となりました。
以上の結果、売上高は13,254百万円(前年同期比13.5%増)、営業利益1,769百万円(同72.7%増)の増収増益となりました。
(機能性素材事業)
機能性食品素材「イヌリン」は原材料やエネルギーコストが高止まりするなか、国内販売においては糖質オフ、機能性表示食品への採用増により、前期に比べ販売数量が増加しました。さらに、海外販売においては東南アジア向けの販売が落ち込んだものの、生産拠点であるタイにおいて新規採用が増加したことで前期に比べ販売数量が増加し、増収となりました。しかしながら、利益面では、原材料コストの高騰などにより、減益となりました。
切花活力剤「キープ・フラワー」は、業務用製品の販売は前期並みであったものの、物価高による生花価格の上昇を受け、家庭用製品の販売が減った結果、減収となりました。
連結子会社ユニテックフーズ株式会社は、主力商品であるペクチン、ゼラチン、コラーゲンの天然添加物素材の販売が伸長した結果、増収増益となりました。
以上の結果、機能性素材事業全体で売上高11,985百万円(前年同期比19.6%増)、営業利益901百万円(同17.1%減)の増収減益となりました。
(不動産事業)
新規物件として、昨年9月旧本社跡地にビジネスホテル「東横INN茅場町駅」を建設し、賃貸を開始しました。
以上の結果、売上高621百万円(前年同期比8.3%増)、営業利益553百万円(同3.7%増)の増収増益となり、引き続き安定収益確保に貢献しました。
(その他食品事業)
その他食品事業につきましては、タイでの食品関連事業が中心でありますが、業績は売上高28百万円(前年同期比92.9%減)、営業利益2百万円(同84.0%減)の減収減益となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ399百万円増加し、5,274百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、942百万円(前年同期比62.6%増)となりました。これは主として税金等調整前当期純利益の計上などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、517百万円(前年同期比205.0%増)となりました。これは主として有形固定資産の取得による支出などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、69百万円(前年同期633百万円収入)となりました。これは主として配当金の支払額の増加などによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
(A) 生産実績
当連結会計年度における生産実績及び商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(a) 生産実績
(注) 上記の金額は、販売価格によっております。
(b) 商品仕入実績
(B) 受注実績
当社グループは受注生産を行っておりません。
(C) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 上記の金額は、セグメント間取引を相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度は、中期経営計画において成長を目指した基盤固めと新規事業の更なる育成を重点課題として位置づけ、以下の戦略を掲げ、事業活動を推進してまいりました。
(A)収益力の向上
精糖事業においては、減少する消費のなか、営業体制を強化し、顧客との関係強化を図り、商権の維持に取り組むこととし、また、原料糖の効率的な仕入や生産の集約などで採算性の改善に努めてまいりました。
また、機能性食品素材イヌリンの安定生産を実現し、日本国内だけでなく海外での販路開拓も推進いたしました。
(B)事業の多角化の展開
当社グループにおいて、新しい顧客ニーズを吸い上げ、それに伴った新たな販路を開拓し、事業拡大を図ってまいりました。機能性食品素材イヌリンは、整腸作用・血糖値の上昇抑制効果・血中中性脂肪の低減効果の機能性表示だけでなく、更なる機能性を訴求し、販売活動を行ってまいりました。
(C)海外展開への更なる挑戦
当社グループは、日本国内のみならず、海外での事業活動を積極的に展開してまいりました。タイにおいては機能性食品素材イヌリンの拡販を図り、その他食品事業における製パン事業会社 DAY PLUS (THAILAND) Co.,Ltd.の採算性の向上を目指し、海外での積極的な事業拡大を図ってまいりました。
(a)経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ3,211百万円増加し、25,889百万円(前年同期比14.2%増)となりました。これは主に機能性素材事業の販売数量増加によるものであります。報告別セグメントの売上高の連結売上高に占める割合は、精糖事業51.2%、機能性素材事業46.3%、不動産事業2.4%、その他食品事業0.1%となりました。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上総利益は、前連結会計年度に比べ999百万円増加し、6,276百万円(前年同期比18.9%増)となりました。売上高売上総利益率は、精糖事業の販売価格が上昇したことにより、前連結会計年度に比べ0.9%増加し、24.2%となりました。
(営業利益)
当連結会計年度における営業利益は、上記の結果、前連結会計年度に比べ359百万円増加し、2,173百万円(前年同期比19.8%増)となりました。売上高営業利益率は、前連結会計年度に比べ0.4%増加し、8.4%となりました。
(経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ736百万円増加し、1,070百万円(前年同期比220.2%増)となりました。営業外費用は、前連結会計年度に比べ17百万円増加し、41百万円(前年同期比70.0%増)となりました。
以上の結果、経常利益は、前連結会計年度に比べ1,078百万円増加し、3,202百万円(前年同期比50.8%増)となりました。売上高経常利益率は、前連結会計年度に比べ3.0%増加し、12.4%となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における特別利益は、前連結会計年度に比べ4百万円減少し、0.6百万円(前年同期比87.3%減)となりました。特別損失は、前連結会計年度に比べ121百万円増加し、136百万円(前年同期比775.2%増)となりました。法人税等合計は、前連結会計年度に比べ269百万円増加し、734百万円(前年同期比58.0%増)となりました。さらに非支配株主に帰属する当期純損失は、前連結会計年度に比べ13百万円増加し、△37百万円(前年同期比55.8%増)となりました。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ697百万円増加し、2,370百万円(前年同期比41.7%増)となりました。売上高に対する親会社株主に帰属する当期純利益率は、前連結会計年度と比べ1.8%増加し、9.2%となりました。
(b)財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度における資産は、流動資産で前連結会計年度末に比べ18.6%増加し、16,921百万円となりました。これは主として受取手形、売掛金及び契約資産、棚卸資産の増加などによるものであります。
また、固定資産では、前連結会計年度末に比べ10.7%増加し、15,498百万円となりました。これは主として投資有価証券の増加などによるものであります。
(負債)
当連結会計年度における負債は、流動負債で前連結会計年度末に比べ25.5%増加し、6,498百万円となりました。これは主として短期借入金の増加などによるものであります。
また、固定負債では、前連結会計年度末に比べ32.2%増加し、2,069百万円となりました。これは主として繰延税金負債の増加などによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度における純資産は、前連結会計年度末に比べ10.9%増加し、23,851百万円となりました。これは主として利益剰余金の増加などによるものであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(A)キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(B)資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要の主なものは、原材料及び商品の仕入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資などであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを重点事項と考えております。
短期運転資金、設備投資や長期運転資金の調達は、ともに自己資金とし、不足が発生した場合には金融機関からの借入をすることを基本としております。
なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は3,096百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は5,274百万円となっております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。当該連結財務諸表の作成について、一部見積りや仮定によることがあります。採用する見積りや仮定は、連結決算日において、入手可能な情報を総合的に勘案し、合理的であると考えられるものを継続的に使用しております。連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針等は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しているとおりであります。
(A)繰延税金資産
当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。
(B)固定資産の減損処理
当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。
(C)棚卸資産の評価
当社グループの保有している棚卸資産は、設定されている賞味期限内での予定販売数量を用いて販売可能性を評価しております。用いている予定販売数量は、取締役会にて承認された計画でありますが、市場環境の変化などにより、予定販売数量の見込みに変更が生じた場合、評価損が計上となる可能性があります。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要、生産、受注及び販売の状況並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、賃上げをはじめとした雇用や所得環境が改善するなか、インバウンド消費の拡大もあり、引き続き回復傾向で推移いたしました。しかしながら、資源価格や原材料価格の高騰、円安による物価上昇や金融市場の変動などにより、景気の先行きは依然として不透明な状況となっております。
このような環境下、当社では、新たに会社のパーパス「食を科学し世界をパワフルに!(Make the world powerful with food science!)」を制定しました。持続可能な生物資源から当社のフードサイエンス技術により新たな価値を創造し、世界をパワフルにしていくことを目指してまいります。
当連結会計年度の業績は、売上高25,889百万円(前年同期比14.2%増)、営業利益2,173百万円(同19.8%増)、経常利益3,202百万円(同50.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,370百万円(同41.7%増)の増収増益となりました。なお、当連結会計年度において、営業外収益として、2023年5月29日に開示したとおり、一般投資先より一過性の受取配当金を受領した結果、前年同期比で経常利益が大きく増加いたしました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(精糖事業)
海外原糖市況は、ニューヨーク先物市場が期初22.35セント(1ポンド当たり)で始まり、タイ、インド等の北半球の生産国におけるエルニーニョ現象由来の干ばつによる減産見通しと、投機筋の買い増しから28セント台まで上伸を続けました。その後、年末にかけてブラジルにおける砂糖生産数量の大幅増産が確認されると20.03セントまで急落し、投機筋の買戻しもあり24セント台まで上伸しましたが、タイ、インドでの減産予測が緩和され、世界需給の緩和が意識されたことで、再び下げに転じ22.52セントで期末を迎えました。
一方、国内製品市況は期初東京現物相場(日本経済新聞掲載)227円~229円(上白大袋1キログラム当たり)で始まりましたが、2023年7月に12円、2024年1月に10円上昇し、249円~251円で期末を迎えました。
製品の荷動きとしましては、インバウンド需要が徐々に回復したことにより、飲料・菓子・乳製品関係が堅調に推移しましたが、価格高騰による買い控えもあり、販売数量はほぼ前期並みとなりました。利益面では、原材料やエネルギーコストの高止まりや円安による製造コストや物流コストが増加したものの、販売価格が連動して上昇した結果、増益となりました。
以上の結果、売上高は13,254百万円(前年同期比13.5%増)、営業利益1,769百万円(同72.7%増)の増収増益となりました。
(機能性素材事業)
機能性食品素材「イヌリン」は原材料やエネルギーコストが高止まりするなか、国内販売においては糖質オフ、機能性表示食品への採用増により、前期に比べ販売数量が増加しました。さらに、海外販売においては東南アジア向けの販売が落ち込んだものの、生産拠点であるタイにおいて新規採用が増加したことで前期に比べ販売数量が増加し、増収となりました。しかしながら、利益面では、原材料コストの高騰などにより、減益となりました。
切花活力剤「キープ・フラワー」は、業務用製品の販売は前期並みであったものの、物価高による生花価格の上昇を受け、家庭用製品の販売が減った結果、減収となりました。
連結子会社ユニテックフーズ株式会社は、主力商品であるペクチン、ゼラチン、コラーゲンの天然添加物素材の販売が伸長した結果、増収増益となりました。
以上の結果、機能性素材事業全体で売上高11,985百万円(前年同期比19.6%増)、営業利益901百万円(同17.1%減)の増収減益となりました。
(不動産事業)
新規物件として、昨年9月旧本社跡地にビジネスホテル「東横INN茅場町駅」を建設し、賃貸を開始しました。
以上の結果、売上高621百万円(前年同期比8.3%増)、営業利益553百万円(同3.7%増)の増収増益となり、引き続き安定収益確保に貢献しました。
(その他食品事業)
その他食品事業につきましては、タイでの食品関連事業が中心でありますが、業績は売上高28百万円(前年同期比92.9%減)、営業利益2百万円(同84.0%減)の減収減益となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ399百万円増加し、5,274百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、942百万円(前年同期比62.6%増)となりました。これは主として税金等調整前当期純利益の計上などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、517百万円(前年同期比205.0%増)となりました。これは主として有形固定資産の取得による支出などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、69百万円(前年同期633百万円収入)となりました。これは主として配当金の支払額の増加などによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
(A) 生産実績
当連結会計年度における生産実績及び商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(a) 生産実績
| セグメントの名称 | 当連結会計年度(千円) | 前年同期比(%) |
| 精糖 | 12,197,394 | 108.8 |
| 機能性素材 | 3,813,581 | 110.7 |
| 合計 | 16,010,976 | 109.3 |
(注) 上記の金額は、販売価格によっております。
(b) 商品仕入実績
| セグメントの名称 | 当連結会計年度(千円) | 前年同期比(%) |
| 精糖 | 386,785 | 91.2 |
| 機能性素材 | 6,970,278 | 110.3 |
| 合計 | 7,357,063 | 109.1 |
(B) 受注実績
当社グループは受注生産を行っておりません。
(C) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度(千円) | 前年同期比(%) |
| 精糖 | 13,254,182 | 113.5 |
| 機能性素材 | 11,985,739 | 119.6 |
| 不動産 | 621,048 | 108.3 |
| その他食品 | 28,582 | 7.1 |
| 合計 | 25,889,553 | 114.2 |
(注) 1 上記の金額は、セグメント間取引を相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
| 相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 販売高(千円) | 割合(%) | 販売高(千円) | 割合(%) | |
| 双日食料㈱ | 9,550,667 | 42.1 | 10,725,807 | 41.4 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度は、中期経営計画において成長を目指した基盤固めと新規事業の更なる育成を重点課題として位置づけ、以下の戦略を掲げ、事業活動を推進してまいりました。
(A)収益力の向上
精糖事業においては、減少する消費のなか、営業体制を強化し、顧客との関係強化を図り、商権の維持に取り組むこととし、また、原料糖の効率的な仕入や生産の集約などで採算性の改善に努めてまいりました。
また、機能性食品素材イヌリンの安定生産を実現し、日本国内だけでなく海外での販路開拓も推進いたしました。
(B)事業の多角化の展開
当社グループにおいて、新しい顧客ニーズを吸い上げ、それに伴った新たな販路を開拓し、事業拡大を図ってまいりました。機能性食品素材イヌリンは、整腸作用・血糖値の上昇抑制効果・血中中性脂肪の低減効果の機能性表示だけでなく、更なる機能性を訴求し、販売活動を行ってまいりました。
(C)海外展開への更なる挑戦
当社グループは、日本国内のみならず、海外での事業活動を積極的に展開してまいりました。タイにおいては機能性食品素材イヌリンの拡販を図り、その他食品事業における製パン事業会社 DAY PLUS (THAILAND) Co.,Ltd.の採算性の向上を目指し、海外での積極的な事業拡大を図ってまいりました。
(a)経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ3,211百万円増加し、25,889百万円(前年同期比14.2%増)となりました。これは主に機能性素材事業の販売数量増加によるものであります。報告別セグメントの売上高の連結売上高に占める割合は、精糖事業51.2%、機能性素材事業46.3%、不動産事業2.4%、その他食品事業0.1%となりました。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上総利益は、前連結会計年度に比べ999百万円増加し、6,276百万円(前年同期比18.9%増)となりました。売上高売上総利益率は、精糖事業の販売価格が上昇したことにより、前連結会計年度に比べ0.9%増加し、24.2%となりました。
(営業利益)
当連結会計年度における営業利益は、上記の結果、前連結会計年度に比べ359百万円増加し、2,173百万円(前年同期比19.8%増)となりました。売上高営業利益率は、前連結会計年度に比べ0.4%増加し、8.4%となりました。
(経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ736百万円増加し、1,070百万円(前年同期比220.2%増)となりました。営業外費用は、前連結会計年度に比べ17百万円増加し、41百万円(前年同期比70.0%増)となりました。
以上の結果、経常利益は、前連結会計年度に比べ1,078百万円増加し、3,202百万円(前年同期比50.8%増)となりました。売上高経常利益率は、前連結会計年度に比べ3.0%増加し、12.4%となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における特別利益は、前連結会計年度に比べ4百万円減少し、0.6百万円(前年同期比87.3%減)となりました。特別損失は、前連結会計年度に比べ121百万円増加し、136百万円(前年同期比775.2%増)となりました。法人税等合計は、前連結会計年度に比べ269百万円増加し、734百万円(前年同期比58.0%増)となりました。さらに非支配株主に帰属する当期純損失は、前連結会計年度に比べ13百万円増加し、△37百万円(前年同期比55.8%増)となりました。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ697百万円増加し、2,370百万円(前年同期比41.7%増)となりました。売上高に対する親会社株主に帰属する当期純利益率は、前連結会計年度と比べ1.8%増加し、9.2%となりました。
(b)財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度における資産は、流動資産で前連結会計年度末に比べ18.6%増加し、16,921百万円となりました。これは主として受取手形、売掛金及び契約資産、棚卸資産の増加などによるものであります。
また、固定資産では、前連結会計年度末に比べ10.7%増加し、15,498百万円となりました。これは主として投資有価証券の増加などによるものであります。
(負債)
当連結会計年度における負債は、流動負債で前連結会計年度末に比べ25.5%増加し、6,498百万円となりました。これは主として短期借入金の増加などによるものであります。
また、固定負債では、前連結会計年度末に比べ32.2%増加し、2,069百万円となりました。これは主として繰延税金負債の増加などによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度における純資産は、前連結会計年度末に比べ10.9%増加し、23,851百万円となりました。これは主として利益剰余金の増加などによるものであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(A)キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(B)資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要の主なものは、原材料及び商品の仕入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資などであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを重点事項と考えております。
短期運転資金、設備投資や長期運転資金の調達は、ともに自己資金とし、不足が発生した場合には金融機関からの借入をすることを基本としております。
なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は3,096百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は5,274百万円となっております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。当該連結財務諸表の作成について、一部見積りや仮定によることがあります。採用する見積りや仮定は、連結決算日において、入手可能な情報を総合的に勘案し、合理的であると考えられるものを継続的に使用しております。連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針等は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しているとおりであります。
(A)繰延税金資産
当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。
(B)固定資産の減損処理
当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。
(C)棚卸資産の評価
当社グループの保有している棚卸資産は、設定されている賞味期限内での予定販売数量を用いて販売可能性を評価しております。用いている予定販売数量は、取締役会にて承認された計画でありますが、市場環境の変化などにより、予定販売数量の見込みに変更が生じた場合、評価損が計上となる可能性があります。