四半期報告書-第120期第3四半期(平成26年7月1日-平成26年9月30日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間(平成26年1月1日~9月30日)のわが国の経済は、消費税率引上げにより消費意欲が冷え込む中で、円安による輸入原材料やガソリン価格の高騰等を背景に消費者物価が上昇していることもあり、個人消費の持ち直しの動きに足踏みが見られるなど、先行き不透明な状況で推移いたしました。
当社グループが属する食品業界におきましては、実質所得が伸びない消費者が節約志向を強める中で、同業他社との販売競争は熾烈さを増し、さらに、円安や相場変動に伴う急激な原材料価格の高騰が損益を大きく圧迫する厳しい経営環境が続きました。
このような環境の中で当社グループは、「常により良い商品と最善のサービス(ベストクオリティー・ベストサービス)を通じて、お客様、ご家族に、おいしさ、楽しさ、満足を提供する」という経営理念のもと、グループ全社を挙げて、お客様視点に基づく、お買い得感や値頃感を訴求する商品やサービスを提供するとともに、高品質な商品や付加価値のあるサービスの提供にも取り組み、売上の拡大をはかってまいりました。また当社は、本年4月1日に子会社化した㈱スイートガーデンの事業と既存洋菓子事業を合わせた、生産面、物流面での効率化や、㈱スイートガーデンの商品開発力を活かした品揃えの強化、同社店舗の競争力向上に向けた不二家ブランド化等を進めてまいりました。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、全セグメントとも増収となり、連結売上高は721億42百万円(対前年同期比111.2%)となりました。損益面では、増収を達成したにもかかわらず厳しい状況となりました。洋菓子事業においては、㈱スイートガーデンの新規連結や広域流通企業との取り組みにより増収となりましたが、原材料価格の上昇に対応した価格改定と消費税率引上げにより客数が減少した洋菓子チェーン店の売上が低調となり、利益率の高いライン化製品も低迷し、加えて物流費用も増加いたしました。菓子事業においても、当社単体では、主力のビスケット類が伸長し増収となりましたものの、主要原材料、特にチョコレート原料の想定を上回る価格高騰の影響が大きく、高騰が予想されたカカオ豆等の前倒し調達や、一部製品の規格改定などを実施いたしましたが、損益を大きく下振れさせることとなりました。営業損失は8億66百万円(前年同期は4億52百万円の営業損失)、経常損失は持分法適用会社の業績低下を受け、5億61百万円(前年同期は80百万円の経常利益)、四半期純損失は13億15百万円(前年同期は4億37百万円の四半期純損失)となりました。
現在当社グループは損益の回復に全社を挙げて取り組んでおります。洋菓子事業におきましては、生産性の高い合理化ラインで製造できる、値頃感を訴求でき、かつ確実に利益の確保に繋がる製品を拡販する体制を速やかに整備するとともに、物流の合理化による経費削減等にも注力してまいります。加えて、「マカロン」や「ザッハトルテ」などの新製品を投入し、洋菓子チェーン店の売上回復を期してまいります。また、菓子事業におきましても、原材料価格高騰に対応するため、製品の規格改定を進めると同時に、売上の確保、販売経費の削減につとめてまいります。さらに、より高い付加価値を求めるお客様の志向に対応し、新たな需要を取り込むべく、ヨーロッパ伝統の発酵技術を応用し、生地を熟成させ食感を改善し、より風味豊かにグレードアップした新製品「カントリーマアムプレミアム」「厚焼きプレミアムパイ」を開発いたしました。今秋の発売に向け、生産を開始しております。
当社グループのセグメントの概況は次のとおりであります。
(注)記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。
<洋菓子事業>当社単体の洋菓子におきましては、本年2月に原材料価格の上昇を吸収すべく規格・価格改定を実施いたしましたが、4月の消費税率引上げにより割高感が増したこともあり、既存洋菓子チェーン店の売上が低調となりました。そのような中で、チーズケーキやモンブランの製品規格を見直し、品質にこだわった価値ある新製品の発売や、値頃感を求めるお客様のニーズに応じた価格帯での品揃えの充実をはかり、また、各種のキャンペーンに加え、消費税率引上げ後の需要減に対応したクーポン券等を用いた販売促進活動等を継続的に展開しました。さらに、㈱スイートガーデンのギフト製品を積極的に導入し、売上の拡大につとめました。
店舗開発につきましては、引き続き集客力のあるショッピングセンター内への出店に注力し、店舗数の拡大をはかるとともに、不二家ブランドの優位性を活かすため、関東、東北、九州、四国地区におけるスイートガーデン店舗について、不二家ブランドへの早期改装を進めました。さらに新しい取り組みとして、食品スーパー内へ専用コーナーを積極的に展開した結果、当第3四半期連結会計期間末の不二家洋菓子チェーンの店舗数は、前年同期に比べ249店増加し、958店となりました。
コンビニエンスストアをはじめとする広域流通企業との取り組みにつきましては、「もっちりとしたパンケーキ」などの企業限定商品を展開したことが、引き続き売上拡大と工場稼働率の向上に寄与しました。
4月1日より子会社化いたしました㈱スイートガーデンにつきましては、小売店舗の不二家への移管による売上減少がありましたものの、外注生産分を内製化するなど生産高の確保につとめ、当初の計画どおりの実績を確保することができました。
高級フランス菓子を製造、販売しているダロワイヨにつきましては、売上好調な「あまおうのマカロン」に加え、新製品「宇治抹茶マカロン」が好評を博しました。消費税率引上げ後の値頃感を求める消費者のニーズにマッチした規格設定や、カタログ販売への積極的な取り組みによるギフト製品の伸長もあり、前年同期の売上を大きく上回りました。
この結果、ケーキ等の洋菓子類の売上高は、㈱スイートガーデンの新規連結もあり、207億72百万円(対前年同期比129.2%)と大きく伸長いたしました。
家族団欒の場としてご利用いただいているレストランにおきましては、2月の降雪、また消費税率引上げにより、既存店売上に大きな影響を受けることとなりました。月替わりのお得なセットメニューの提供や、8月には3世代のファミリーの集客を目的としたお子様割引セールを展開するなど、売上の回復につとめるとともに、3月には「宇都宮東武店」、4月には「福岡アンパンマン&ペコズキッチン」を新規に開店いたしました。レストランの売上高は54億47百万円(対前年同期比100.4%)となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における洋菓子事業全体の売上高は、262億19百万円(対前年同期比121.9%)と増収になりましたものの、消費税率引上げ後の客数減による既存店の売上低下の影響が大きく、損益面では厳しい状況となりました。
<製菓事業>当社単体の菓子におきましては、お客様から愛され続けているカントリーマアムが発売30周年を迎えたことを機に、30~40代の女性をターゲットに、チョコチップをさらにおいしく、「大人」をキーワードにしたプレミアム感のある新製品、「16枚カントリーマアム(大人のチョコチップ)」及び「同(大人のココア)」を発売し、併せて記念キャンペーンを展開するとともに、ミルキー、ルックなどの当社主力ブランド製品の拡販につとめました。さらに、果物・野菜の国際ブランド「Dole(ドール)」や、ポッカサッポロフード&ビバレッジ㈱の人気商品ブランドとのコラボ製品の開発、地域や販路を限定した製品、また有力流通各社への専用製品を拡販するなど、厳しい環境の中、積極的な生産・販売活動を行った結果、売上は前年同期を上回りました。
中国において菓子の製造、卸売を行なっている不二家(杭州)食品有限公司につきましては、主力製品である「ポップキャンディ」を中心に引き続き販路の拡大につとめるとともに、北京、上海等の主要都市で、ペコちゃん・ポコちゃんのキャラクターを使ったテレビCMを放映するなど、積極的な宣伝活動を通じて消費者への認知度アップをはかった結果、売上は前年同期を大幅に上回りました。
この結果、菓子の売上高は、405億80百万円(対前年同期比106.0%)となりました。
飲料におきましては、本年6月までは、主力の「ネクターピーチ350g缶」が順調に売上を伸ばすとともに、新製品の「プレミアムネクター」や企業限定商品の「ピーチスムージー」の販売が好調に推移いたしました。加えて、ネクターは発売50周年を記念した消費者キャンペーンの効果もあり、売上は伸長いたしました。7月以降は天候不順の影響を大きく受け、前年同期を下回る状況となりました。
この結果、飲料売上高は、41億55百万円(対前年同期比104.3%)となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における製菓事業全体の売上高は、447億36百万円(対前年同期比105.8%)と増収となりました。損益面では、原材料価格の上昇、特にチョコレート原料やアーモンドなどの高騰が大きく影響しましたが、中国事業が好調に推移し、前年同期の利益を確保しました。
<その他>通販・キャラクター事業部のライセンス事業への取り組みや、㈱不二家システムセンターの受注請負、データ入力サービスなどの事務受託業務の売上が増加したことにより、その他事業の売上高は11億86百万円(対前年同期比106.0%)と前年同期を上回りました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産、負債、純資産の状況は以下のとおりであります。
流動資産は249億45百万円で、主に売掛債権やたな卸資産の減により前連結会計年度末に比べ21億97百万円減少いたしました。固定資産は321億60百万円で、主に有形固定資産の増により、前連結会計年度末に比べ26億75百万円の増加となりました。
この結果、総資産は571億6百万円で前連結会計年度末に比べ4億78百万円増加いたしました。
また、流動負債は195億18百万円で、主に短期借入金の新規約定により前連結会計年度末に比べ1億87百万円増加いたしました。固定負債は96億63百万円で、主に長期借入金の新規約定や社債の発行により前連結会計年度末に比べ17億72百万円増加いたしました。
この結果、負債は合計291億82百万円で、前連結会計年度末に比べ19億59百万円増加いたしました。
純資産は279億24百万円で、主に配当金の支払や四半期純損失の計上により前連結会計年度末に比べ14億81百万円減少いたしました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、2億65百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間におきまして、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はございません。
(5)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間(平成26年1月1日~9月30日)のわが国の経済は、消費税率引上げにより消費意欲が冷え込む中で、円安による輸入原材料やガソリン価格の高騰等を背景に消費者物価が上昇していることもあり、個人消費の持ち直しの動きに足踏みが見られるなど、先行き不透明な状況で推移いたしました。
当社グループが属する食品業界におきましては、実質所得が伸びない消費者が節約志向を強める中で、同業他社との販売競争は熾烈さを増し、さらに、円安や相場変動に伴う急激な原材料価格の高騰が損益を大きく圧迫する厳しい経営環境が続きました。
このような環境の中で当社グループは、「常により良い商品と最善のサービス(ベストクオリティー・ベストサービス)を通じて、お客様、ご家族に、おいしさ、楽しさ、満足を提供する」という経営理念のもと、グループ全社を挙げて、お客様視点に基づく、お買い得感や値頃感を訴求する商品やサービスを提供するとともに、高品質な商品や付加価値のあるサービスの提供にも取り組み、売上の拡大をはかってまいりました。また当社は、本年4月1日に子会社化した㈱スイートガーデンの事業と既存洋菓子事業を合わせた、生産面、物流面での効率化や、㈱スイートガーデンの商品開発力を活かした品揃えの強化、同社店舗の競争力向上に向けた不二家ブランド化等を進めてまいりました。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、全セグメントとも増収となり、連結売上高は721億42百万円(対前年同期比111.2%)となりました。損益面では、増収を達成したにもかかわらず厳しい状況となりました。洋菓子事業においては、㈱スイートガーデンの新規連結や広域流通企業との取り組みにより増収となりましたが、原材料価格の上昇に対応した価格改定と消費税率引上げにより客数が減少した洋菓子チェーン店の売上が低調となり、利益率の高いライン化製品も低迷し、加えて物流費用も増加いたしました。菓子事業においても、当社単体では、主力のビスケット類が伸長し増収となりましたものの、主要原材料、特にチョコレート原料の想定を上回る価格高騰の影響が大きく、高騰が予想されたカカオ豆等の前倒し調達や、一部製品の規格改定などを実施いたしましたが、損益を大きく下振れさせることとなりました。営業損失は8億66百万円(前年同期は4億52百万円の営業損失)、経常損失は持分法適用会社の業績低下を受け、5億61百万円(前年同期は80百万円の経常利益)、四半期純損失は13億15百万円(前年同期は4億37百万円の四半期純損失)となりました。
現在当社グループは損益の回復に全社を挙げて取り組んでおります。洋菓子事業におきましては、生産性の高い合理化ラインで製造できる、値頃感を訴求でき、かつ確実に利益の確保に繋がる製品を拡販する体制を速やかに整備するとともに、物流の合理化による経費削減等にも注力してまいります。加えて、「マカロン」や「ザッハトルテ」などの新製品を投入し、洋菓子チェーン店の売上回復を期してまいります。また、菓子事業におきましても、原材料価格高騰に対応するため、製品の規格改定を進めると同時に、売上の確保、販売経費の削減につとめてまいります。さらに、より高い付加価値を求めるお客様の志向に対応し、新たな需要を取り込むべく、ヨーロッパ伝統の発酵技術を応用し、生地を熟成させ食感を改善し、より風味豊かにグレードアップした新製品「カントリーマアムプレミアム」「厚焼きプレミアムパイ」を開発いたしました。今秋の発売に向け、生産を開始しております。
当社グループのセグメントの概況は次のとおりであります。
| 当第3四半期連結累計期間 | 前第3四半期連結累計期間 | 対前年 同期比 | 増減 | ||||
| 平成26年1月 1日から 平成26年9月30日まで | 平成25年1月 1日から 平成25年9月30日まで | ||||||
| 売上高 | 構成比 | 売上高 | 構成比 | ||||
| 洋 菓 子 事 業 | 百万円 | % | 百万円 | % | % | 百万円 | |
| 洋菓子 | 20,772 | 28.8 | 16,079 | 24.8 | 129.2 | 4,692 | |
| レストラン | 5,447 | 7.5 | 5,427 | 8.4 | 100.4 | 20 | |
| 計 | 26,219 | 36.3 | 21,506 | 33.2 | 121.9 | 4,712 | |
| 製 菓 事 業 | 菓 子 | 40,580 | 56.3 | 38,293 | 59.0 | 106.0 | 2,286 |
| 飲 料 | 4,155 | 5.7 | 3,984 | 6.1 | 104.3 | 170 | |
| 計 | 44,736 | 62.0 | 42,278 | 65.1 | 105.8 | 2,457 | |
| その他 | 1,186 | 1.7 | 1,118 | 1.7 | 106.0 | 67 | |
| 合 計 | 72,142 | 100.0 | 64,904 | 100.0 | 111.2 | 7,238 | |
(注)記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。
<洋菓子事業>当社単体の洋菓子におきましては、本年2月に原材料価格の上昇を吸収すべく規格・価格改定を実施いたしましたが、4月の消費税率引上げにより割高感が増したこともあり、既存洋菓子チェーン店の売上が低調となりました。そのような中で、チーズケーキやモンブランの製品規格を見直し、品質にこだわった価値ある新製品の発売や、値頃感を求めるお客様のニーズに応じた価格帯での品揃えの充実をはかり、また、各種のキャンペーンに加え、消費税率引上げ後の需要減に対応したクーポン券等を用いた販売促進活動等を継続的に展開しました。さらに、㈱スイートガーデンのギフト製品を積極的に導入し、売上の拡大につとめました。
店舗開発につきましては、引き続き集客力のあるショッピングセンター内への出店に注力し、店舗数の拡大をはかるとともに、不二家ブランドの優位性を活かすため、関東、東北、九州、四国地区におけるスイートガーデン店舗について、不二家ブランドへの早期改装を進めました。さらに新しい取り組みとして、食品スーパー内へ専用コーナーを積極的に展開した結果、当第3四半期連結会計期間末の不二家洋菓子チェーンの店舗数は、前年同期に比べ249店増加し、958店となりました。
コンビニエンスストアをはじめとする広域流通企業との取り組みにつきましては、「もっちりとしたパンケーキ」などの企業限定商品を展開したことが、引き続き売上拡大と工場稼働率の向上に寄与しました。
4月1日より子会社化いたしました㈱スイートガーデンにつきましては、小売店舗の不二家への移管による売上減少がありましたものの、外注生産分を内製化するなど生産高の確保につとめ、当初の計画どおりの実績を確保することができました。
高級フランス菓子を製造、販売しているダロワイヨにつきましては、売上好調な「あまおうのマカロン」に加え、新製品「宇治抹茶マカロン」が好評を博しました。消費税率引上げ後の値頃感を求める消費者のニーズにマッチした規格設定や、カタログ販売への積極的な取り組みによるギフト製品の伸長もあり、前年同期の売上を大きく上回りました。
この結果、ケーキ等の洋菓子類の売上高は、㈱スイートガーデンの新規連結もあり、207億72百万円(対前年同期比129.2%)と大きく伸長いたしました。
家族団欒の場としてご利用いただいているレストランにおきましては、2月の降雪、また消費税率引上げにより、既存店売上に大きな影響を受けることとなりました。月替わりのお得なセットメニューの提供や、8月には3世代のファミリーの集客を目的としたお子様割引セールを展開するなど、売上の回復につとめるとともに、3月には「宇都宮東武店」、4月には「福岡アンパンマン&ペコズキッチン」を新規に開店いたしました。レストランの売上高は54億47百万円(対前年同期比100.4%)となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における洋菓子事業全体の売上高は、262億19百万円(対前年同期比121.9%)と増収になりましたものの、消費税率引上げ後の客数減による既存店の売上低下の影響が大きく、損益面では厳しい状況となりました。
<製菓事業>当社単体の菓子におきましては、お客様から愛され続けているカントリーマアムが発売30周年を迎えたことを機に、30~40代の女性をターゲットに、チョコチップをさらにおいしく、「大人」をキーワードにしたプレミアム感のある新製品、「16枚カントリーマアム(大人のチョコチップ)」及び「同(大人のココア)」を発売し、併せて記念キャンペーンを展開するとともに、ミルキー、ルックなどの当社主力ブランド製品の拡販につとめました。さらに、果物・野菜の国際ブランド「Dole(ドール)」や、ポッカサッポロフード&ビバレッジ㈱の人気商品ブランドとのコラボ製品の開発、地域や販路を限定した製品、また有力流通各社への専用製品を拡販するなど、厳しい環境の中、積極的な生産・販売活動を行った結果、売上は前年同期を上回りました。
中国において菓子の製造、卸売を行なっている不二家(杭州)食品有限公司につきましては、主力製品である「ポップキャンディ」を中心に引き続き販路の拡大につとめるとともに、北京、上海等の主要都市で、ペコちゃん・ポコちゃんのキャラクターを使ったテレビCMを放映するなど、積極的な宣伝活動を通じて消費者への認知度アップをはかった結果、売上は前年同期を大幅に上回りました。
この結果、菓子の売上高は、405億80百万円(対前年同期比106.0%)となりました。
飲料におきましては、本年6月までは、主力の「ネクターピーチ350g缶」が順調に売上を伸ばすとともに、新製品の「プレミアムネクター」や企業限定商品の「ピーチスムージー」の販売が好調に推移いたしました。加えて、ネクターは発売50周年を記念した消費者キャンペーンの効果もあり、売上は伸長いたしました。7月以降は天候不順の影響を大きく受け、前年同期を下回る状況となりました。
この結果、飲料売上高は、41億55百万円(対前年同期比104.3%)となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における製菓事業全体の売上高は、447億36百万円(対前年同期比105.8%)と増収となりました。損益面では、原材料価格の上昇、特にチョコレート原料やアーモンドなどの高騰が大きく影響しましたが、中国事業が好調に推移し、前年同期の利益を確保しました。
<その他>通販・キャラクター事業部のライセンス事業への取り組みや、㈱不二家システムセンターの受注請負、データ入力サービスなどの事務受託業務の売上が増加したことにより、その他事業の売上高は11億86百万円(対前年同期比106.0%)と前年同期を上回りました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産、負債、純資産の状況は以下のとおりであります。
流動資産は249億45百万円で、主に売掛債権やたな卸資産の減により前連結会計年度末に比べ21億97百万円減少いたしました。固定資産は321億60百万円で、主に有形固定資産の増により、前連結会計年度末に比べ26億75百万円の増加となりました。
この結果、総資産は571億6百万円で前連結会計年度末に比べ4億78百万円増加いたしました。
また、流動負債は195億18百万円で、主に短期借入金の新規約定により前連結会計年度末に比べ1億87百万円増加いたしました。固定負債は96億63百万円で、主に長期借入金の新規約定や社債の発行により前連結会計年度末に比べ17億72百万円増加いたしました。
この結果、負債は合計291億82百万円で、前連結会計年度末に比べ19億59百万円増加いたしました。
純資産は279億24百万円で、主に配当金の支払や四半期純損失の計上により前連結会計年度末に比べ14億81百万円減少いたしました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、2億65百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間におきまして、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はございません。
(5)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。
| 会社名 | 事業所名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の内容 | 金額 (百万円) | 完了年月 |
| 不二家(杭州)食品有限公司 | 本社工場 (中国浙江省杭州市) | 製菓事業 | 製菓 生産設備 | 729 | 平成26年9月 |