有価証券報告書-第74期(2023/01/01-2023/12/31)

【提出】
2024/03/29 9:31
【資料】
PDFをみる
【項目】
124項目
② 戦略
当社グループは気候変動によるリスクと機会を重要な経営課題の1つであると認識しており、当社製品及びサービスの調達・生産・供給までのバリューチェーン全体を対象として、当社への影響を考察し、リスクと機会を特定しています。
分析の前提
2℃シナリオと4℃シナリオの世界観を整理し、2030年時点におけるリスクと機会を整理しました。シナリオ分析結果におけるリスクと機会は、低炭素社会への移行に伴う政策や技術などの社会変化によって生じる「移行」側面と気候変動に伴う自然災害の発生や気温上昇などの「物理」側面を考慮しています。
設定シナリオ時間軸参照シナリオ
2℃移行2030年IPCCによる気候変動予測シナリオ「SSP1-2.6」(第6次評価報告書)、IEAによる移行シナリオ「持続可能な開発シナリオ(SDS)」(IEA WEO2020)
4℃物理IPCCによる気候変動予測シナリオ「SSP3-7.0」(第6次評価報告書)

シナリオ分析結果
リスクと機会は、2030年までを想定の上、定量的な簡易分析も加味しながら事業活動に与える影響を「大」「中」「小」で定性的に評価しました。
〈重要度の高いリスク〉
大分類小分類リスク
要因
事業への影響重要度対応策
2℃4℃
移行リスク政策と法炭素税の導入炭素税の導入により当社生産コストが増加する・2030年までにScope1,2の温室効果ガス総排出量を2019年比で50%削減、Scope3の温室効果ガス総排出量を2019年比で30%削減、2050年までにカーボンニュートラル達成に向け、再生可能エネルギーの使用拡大(太陽光発電の増設・空調使用外気の地熱利用・不良廃棄飴のバイオマスエネルギーへの転換利用等)、省エネ施策・生産性効率化施策を推進・検討
・工場稼働の最適化による高効率の生産体制の構築
・気候変動に対する影響度を設備投資採択基準に追加(2022年)
プラスチック利用の規制化再生プラスチック比率の上昇等により、包装材の調達コストが増加する・2030年までに商品容器における環境にやさしい包材(バイオマス、生分解性、リサイクル素材、紙等)の比率を30%まで引き上げる目標達成に向けた取組み推進・検討
・プラスチック使用削減施策(パッケージ包装薄肉化・サイズ縮小等)の推進・検討
・パルプ・でんぷんが原材料の紙製クリアファイルを導入(2023年8月)
市場原材料コストの増加低炭素社会へ移行し、農作物の収量が減少することで原材料価格が高騰し調達コストが増加する(収量減少が想定される主原料:水飴・ゼラチン・乳原料等)・原材料を2社以上の購買先確保を原則とする購買の基本方針の遵守と更なる調達ルートの拡大検討
・主原料における代替原料検討
・廃棄原料の削減推進(再生利用等)
評判消費者の環境意識の高まり・嗜好の変化消費者の環境意識の高まりによって、環境対応が遅れた商品の消費者離れや流通業の当該商品の取り扱い回避に伴う売上減少

・2030年までに商品容器における環境にやさしい包材(バイオマス、生分解性、リサイクル素材、紙等)の比率を30%まで引き上げる目標達成に向けた取組み推進・検討
・人権ポリシー(2023年度策定)に則った環境面含むサプライヤーの状況確認等、人権デューデリジェンスの実施
・調達ポリシーの策定検討
物理リスク急性台風や洪水等の異常気象の発生洪水や台風の発生に伴い、物流が滞り、調達・生産・物流・販売活動が停止することで売上高が減少、または調達コストが増加する
また、工場等が被災することで製品や設備の毀損に伴うコストが増加する
・生産工場に火災保険を付加、罹災に伴う損失補填として利益保険を付加
・災害対応BCPの継続的な見直しとBCМへの進化
・松本市ハザードマップ上で奈良井川の浸水想定区域にある松本工場に、擁壁・止水板を設置対策済み(2021年)
慢性平均気温の上昇保冷対応輸送の増加や工場・保冷倉庫の温度維持コストの増加(空調等)
のど飴の需要期間が減少し、売上が減少する


・原材料の複数社購買の実施
・主原料における代替原料検討

〈重要度の高い機会〉
大分類機会
要因
事業への影響重要度対応策
2℃4℃
市場省エネ設備導入の推進省エネ設備への更新の実施等、より効率的な製造により製造コスト、将来的な炭素税の負担を削減する機会となる

・ボイラー設備の利用手順見直し、空調設備の更新、LED照明への切り替えなど省エネ施策の推進
・再生可能エネルギーの使用拡大を推進・検討
評判消費者の環境意識の高まり・嗜好の変化環境負荷削減商品、環境負荷が低い原材料を使用した商品開発により売上が増加する
環境意識が高いZ世代などの消費者ニーズにあわせた製品、サービス開発で消費者需要に対応し、売上が増加する


・2030年までに商品容器における環境にやさしい包材(バイオマス、生分解性、リサイクル素材、紙等)の比率を30%まで引き上げる目標達成に向けた取組み推進・検討
・環境に配慮した商品設計基準作成検討
・新規事業における廃棄飴・廃棄包材のアップサイクル商品等の開発を推進
①規格外で販売ができない飴と未使用資源の田んぼのお米を発酵させて精製されたアルコールを使用したウエットティッシュ(2022年9月)
②清見みかんの搾汁時に残る繊維質「清見パルプ」と果汁を使用したグミ(2022年12月)
廃棄包材を活用したバック、サコッシュ、ペンケースをクラウドファンディングのプロジェクトとして展開(2023年8月)

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。