有価証券報告書-第91期(令和2年2月1日-令和3年1月31日)
文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
経営理念『Be Prime,Be Sweet.』は、すべてはお客様の笑顔のために、最高のおいしさを追求し、安心・安全な品質を確保し、最良のサービスを提供するため、一流をめざして日々進化することで、常に感動をお届けすることを約束したメッセージです。
企業スローガン『こころつなぐ。笑顔かがやく。』は、スイーツを通して「こころ」と「こころ」をつなぐ架け橋となり、かがやく笑顔を広げたいという想いを表しました。スイーツには疲れた心を癒し、心を結び、感動や歓びを記憶に刻む力があります。そのようなスイーツでお客様に笑顔をお届けしたい、それこそがモロゾフの原点です。モロゾフのスイーツは、わくわくする感動、ドキドキする感動をお届けするものでなければなりません。この企業スローガンを通して、当社の想いをお客様へしっかりと伝えてまいります。
(2)目標とする経営指標
当社は、売上高は維持しつつも、変革を続けることで、安定した利益水準を確保していく方針としており、売上高および、事業本来の収益力を示す営業利益率を目標数値としております。
現在の中期経営計画「Re morozoff 2022 ~変革~ 」の『2nd Step』(2021年1月期~2023年1月期)の最終年度の目標数値は、2020年1月30日に売上高29,600百万円、営業利益率5.0%として発表いたしました。
しかし、『2nd Step』の初年度にあたります2021年1月期は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、当社は売上高、利益とも大きな影響を受けました。今後も「Withコロナ」「Afterコロナ」が続いていくと考えられ、それにより人の移動や行動が一定の制限を受け、景気や雇用所得環境の悪化、個人消費の低迷などが続くことが想定されます。また、この影響により百貨店などの店舗閉鎖やギフト需要の縮小、お土産需要の低迷などの流れも続いていくと考えられます。
この大きな環境変化を踏まえまして、2021年1月29日に『2nd Step』の2023年1月期の目標数値を売上高28,000百万円、営業利益率4.5%に修正しております。
(3)中長期的な会社の経営戦略および対処すべき課題
当社は現在、中期経営計画「Re morozoff 2022 ~変革~ 」の『2nd Step』に2021年1月期から3年間を掛けて取り組んでおります。
この期間における当社を取り巻く経営環境は、極めて厳しい状況にあります。売上面におきましては、少子高齢化や人口減少が進む中で、限られたパイを巡って業種・業態を超えた販売競争が一段と激化しており、百貨店などの店舗閉鎖は今後も続くと考えられます。また、中元、歳暮などのフォーマルギフトの縮小に加えて、当社で最も重要なイベントであるバレンタインについても変化の兆しが見られます。これに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための新しい生活様式が続くことにより、景気や雇用所得環境の悪化、個人消費の低迷などの影響が長期間にわたって残ることが想定され、さらに厳しさは増していくと考えております。
また損益面におきましても、売上減少に伴う売上原価率の上昇や、人手不足による人件費や物流コストの増加、工場等の設備の再構築や強化投資に伴う減価償却費の増加なども見込まれます。
『2nd Step』では、新ブランド戦略に加えて、市場および商品・ブランド戦略、生産戦略、人事・組織戦略を迅速に実行に移しつつ、変革を続けることで、ブランド価値と企業価値のさらなる向上を図り、売上高は維持しつつも安定した利益水準を確保できる企業体質を目指すこととしております。
今回の新型コロナウイルス感染症の影響による環境変化を踏まえまして、『2nd Step』の基本的な戦略については変更しないものの、個別の戦術に追加や修正を加えるとともに、最終年度であります2023年1月期の売上高を28,000百万円(当初目標比5.4%減)、営業利益率を4.5%(当初目標比0.5%減)に見直しをいたしました。
中期経営計画の『2nd Step』における経営戦略は次のとおりです。
①新ブランド戦略
首都圏はさらなる成長が見込める国内最大の消費マーケットであると考えており、首都圏を中心ターゲットとした新規ブランドやマーチャンダイジングを開発し、販売を強化してまいります。また、2020年4月に事業を譲り受けました「株式会社鎌倉ニュージャーマン」につきましては2020年11月に鎌倉本店を全面リニューアルするとともに、商品力にさらに磨きを掛けたうえで、リブランディングを実施いたしました。今後は鎌倉発のブランドとして、神奈川県を中心とした首都圏での販売強化に繋げてまいります。
②市場および商品・ブランド戦略
・委託チャネルのビジネスモデルの強化
既存委託店につきましては、その店舗の規模や状況に応じてリロケーションを図るとともに、都心部の主要店舗につきましては個店別のブランドや商品対応をさらに強化していくことで、売上高の増強と収益構造の改善を図ってまいります。
・安定した収益獲得のための納品チャネルの拡大
新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受けております、駅や空港、サービスエリアなどの土産マーケットや、BtoB販売を中心に取り扱う特需セグメントにつきましては、新規提案による販路拡大や、新しい得意先へのアプローチにより販売を強化してまいります。また、新しい生活様式の下で増加を続けるインターネット通販につきましても、引き続き強化を図ってまいります。
・市場戦略実現に向けた商品開発
VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)により委託店の1店舗当たりの売上高の向上と効率的な運営による利益改善を図りながら、そのブランド力と発信力をさらに強化しつつ、各戦略に対応したマーチャンダイジングの展開や商品力の強化に取り組んでまいります。
③生産戦略
生産性の向上とサステナビリティの実現を目的として、2018年1月期より4年間をかけて「西神工場の焼菓子ライン再構築」を実施してまいりましたが、2021年1月期で完了いたしました。今後も売上高や商品構成の変化に応じて各工場の生産品目の最適化を図りつつ、市場戦略および商品・ブランド戦略に柔軟に対応できるよう、製造ラインの移設や設備の強化を図るとともに、生産性の向上に取り組んでまいります。
また、新型コロナウイルス感染症の影響により大きく変化する製造高に対応して、各工場の人件費や経費の最適化を図ってまいります。
④人事・組織戦略
中長期の人員構成をにらみながら、次世代を担う人材も育成しつつ、「スリムで強い将来組織」を構築してまいります。
また、新型コロナウイルス感染症の影響により変動する売上高への対応として、店舗や工場などのラインの人材は確保しつつ、売上状況に応じて全社の人員や人件費のコントロールを行ってまいります。
今後とも、創立100周年を見据え、さらなるステップアップを目指し、中期経営計画「Re morozoff 2022 ~変革~ 」の実現に向け、経営理念『Be Prime,Be Sweet.』のもと、全社一丸で邁進する所存でございます。
(1)会社の経営の基本方針
経営理念『Be Prime,Be Sweet.』は、すべてはお客様の笑顔のために、最高のおいしさを追求し、安心・安全な品質を確保し、最良のサービスを提供するため、一流をめざして日々進化することで、常に感動をお届けすることを約束したメッセージです。
企業スローガン『こころつなぐ。笑顔かがやく。』は、スイーツを通して「こころ」と「こころ」をつなぐ架け橋となり、かがやく笑顔を広げたいという想いを表しました。スイーツには疲れた心を癒し、心を結び、感動や歓びを記憶に刻む力があります。そのようなスイーツでお客様に笑顔をお届けしたい、それこそがモロゾフの原点です。モロゾフのスイーツは、わくわくする感動、ドキドキする感動をお届けするものでなければなりません。この企業スローガンを通して、当社の想いをお客様へしっかりと伝えてまいります。
(2)目標とする経営指標
当社は、売上高は維持しつつも、変革を続けることで、安定した利益水準を確保していく方針としており、売上高および、事業本来の収益力を示す営業利益率を目標数値としております。
現在の中期経営計画「Re morozoff 2022 ~変革~ 」の『2nd Step』(2021年1月期~2023年1月期)の最終年度の目標数値は、2020年1月30日に売上高29,600百万円、営業利益率5.0%として発表いたしました。
しかし、『2nd Step』の初年度にあたります2021年1月期は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、当社は売上高、利益とも大きな影響を受けました。今後も「Withコロナ」「Afterコロナ」が続いていくと考えられ、それにより人の移動や行動が一定の制限を受け、景気や雇用所得環境の悪化、個人消費の低迷などが続くことが想定されます。また、この影響により百貨店などの店舗閉鎖やギフト需要の縮小、お土産需要の低迷などの流れも続いていくと考えられます。
この大きな環境変化を踏まえまして、2021年1月29日に『2nd Step』の2023年1月期の目標数値を売上高28,000百万円、営業利益率4.5%に修正しております。
(3)中長期的な会社の経営戦略および対処すべき課題
当社は現在、中期経営計画「Re morozoff 2022 ~変革~ 」の『2nd Step』に2021年1月期から3年間を掛けて取り組んでおります。
この期間における当社を取り巻く経営環境は、極めて厳しい状況にあります。売上面におきましては、少子高齢化や人口減少が進む中で、限られたパイを巡って業種・業態を超えた販売競争が一段と激化しており、百貨店などの店舗閉鎖は今後も続くと考えられます。また、中元、歳暮などのフォーマルギフトの縮小に加えて、当社で最も重要なイベントであるバレンタインについても変化の兆しが見られます。これに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための新しい生活様式が続くことにより、景気や雇用所得環境の悪化、個人消費の低迷などの影響が長期間にわたって残ることが想定され、さらに厳しさは増していくと考えております。
また損益面におきましても、売上減少に伴う売上原価率の上昇や、人手不足による人件費や物流コストの増加、工場等の設備の再構築や強化投資に伴う減価償却費の増加なども見込まれます。
『2nd Step』では、新ブランド戦略に加えて、市場および商品・ブランド戦略、生産戦略、人事・組織戦略を迅速に実行に移しつつ、変革を続けることで、ブランド価値と企業価値のさらなる向上を図り、売上高は維持しつつも安定した利益水準を確保できる企業体質を目指すこととしております。
今回の新型コロナウイルス感染症の影響による環境変化を踏まえまして、『2nd Step』の基本的な戦略については変更しないものの、個別の戦術に追加や修正を加えるとともに、最終年度であります2023年1月期の売上高を28,000百万円(当初目標比5.4%減)、営業利益率を4.5%(当初目標比0.5%減)に見直しをいたしました。
中期経営計画の『2nd Step』における経営戦略は次のとおりです。
①新ブランド戦略
首都圏はさらなる成長が見込める国内最大の消費マーケットであると考えており、首都圏を中心ターゲットとした新規ブランドやマーチャンダイジングを開発し、販売を強化してまいります。また、2020年4月に事業を譲り受けました「株式会社鎌倉ニュージャーマン」につきましては2020年11月に鎌倉本店を全面リニューアルするとともに、商品力にさらに磨きを掛けたうえで、リブランディングを実施いたしました。今後は鎌倉発のブランドとして、神奈川県を中心とした首都圏での販売強化に繋げてまいります。
②市場および商品・ブランド戦略
・委託チャネルのビジネスモデルの強化
既存委託店につきましては、その店舗の規模や状況に応じてリロケーションを図るとともに、都心部の主要店舗につきましては個店別のブランドや商品対応をさらに強化していくことで、売上高の増強と収益構造の改善を図ってまいります。
・安定した収益獲得のための納品チャネルの拡大
新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受けております、駅や空港、サービスエリアなどの土産マーケットや、BtoB販売を中心に取り扱う特需セグメントにつきましては、新規提案による販路拡大や、新しい得意先へのアプローチにより販売を強化してまいります。また、新しい生活様式の下で増加を続けるインターネット通販につきましても、引き続き強化を図ってまいります。
・市場戦略実現に向けた商品開発
VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)により委託店の1店舗当たりの売上高の向上と効率的な運営による利益改善を図りながら、そのブランド力と発信力をさらに強化しつつ、各戦略に対応したマーチャンダイジングの展開や商品力の強化に取り組んでまいります。
③生産戦略
生産性の向上とサステナビリティの実現を目的として、2018年1月期より4年間をかけて「西神工場の焼菓子ライン再構築」を実施してまいりましたが、2021年1月期で完了いたしました。今後も売上高や商品構成の変化に応じて各工場の生産品目の最適化を図りつつ、市場戦略および商品・ブランド戦略に柔軟に対応できるよう、製造ラインの移設や設備の強化を図るとともに、生産性の向上に取り組んでまいります。
また、新型コロナウイルス感染症の影響により大きく変化する製造高に対応して、各工場の人件費や経費の最適化を図ってまいります。
④人事・組織戦略
中長期の人員構成をにらみながら、次世代を担う人材も育成しつつ、「スリムで強い将来組織」を構築してまいります。
また、新型コロナウイルス感染症の影響により変動する売上高への対応として、店舗や工場などのラインの人材は確保しつつ、売上状況に応じて全社の人員や人件費のコントロールを行ってまいります。
今後とも、創立100周年を見据え、さらなるステップアップを目指し、中期経営計画「Re morozoff 2022 ~変革~ 」の実現に向け、経営理念『Be Prime,Be Sweet.』のもと、全社一丸で邁進する所存でございます。