有価証券報告書-第100期(2023/01/01-2023/12/31)
①ガバナンス
[サステナビリティ・ガバナンス]
アサヒグループでは取締役会の諮問機関として、取締役会のモニタリング体制の強化を目的とした「サステナビリティ委員会」を2023年12月に設置しました。社外取締役2名及び代表取締役社長兼Group CEOを含む社内取締役2名で構成し、委員長は代表取締役社長兼Group CEOが務め、諮問・討議事項により、外部有識者を都度招へいします。
また、執行側においてはアサヒグループホールディングス(株)の代表取締役社長兼Group CEOが委員長となる「グローバルサステナビリティ委員会」を設置して、サステナビリティ推進を包含したコーポレート・ガバナンス体制を構築しています。
「グローバルサステナビリティ委員会」で決定した内容は、「サステナビリティ実行会議」「サステナビリティタスクフォース」を通じてグループ全体の戦略として落とし込む仕組みになっており、グループ一体となってサステナビリティを推進する体制を組んでいます。
2022年の開催実績
※サステナビリティ実行会議の議論を補完するために実施
[取締役会におけるサステナビリティの議論]
アサヒグループでは、『中長期経営方針』のコア戦略に位置付けられているサステナビリティ戦略について、取締役会においても重点的に議論を行っています。「グローバルサステナビリティ委員会」で議論した戦略や目標値は経営戦略会議(現 Corporate Management Board)で審議し、取締役会に報告してモニタリングされています。また、各Regional Headquarters(以下、RHQ)のCEOが毎年2回、各地域でのサステナビリティに関する具体的な取り組みや進捗について、取締役会に報告しています。
サステナビリティに関する直近の取締役会報告内容
[取締役会のサステナビリティスキル・能力]
アサヒグループホールディングス(株)は「取締役会スキルマトリックス」に照らし、豊富な経験、高い見識、高度な専門性・能力を有する人物により取締役会を構成することとしています。
「取締役会スキルマトリックス」は、役員に求める要件をグループ理念“Asahi Group Philosophy”(以下、AGP)や経営戦略などから導いて策定したもので、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に必要な取締役会全体としての知識・経験・能力のバランス、多様性を確保することを目的としています。この中では意思決定スキルとして「サステナビリティ」も設定しており、「事業を通じた社会インパクト創出をリードするスキル」「ESGの知識と見識に基づき経営を方向付けるスキル」と定義しています。具体的には、サステナビリティの重点テーマである「気候変動への対応」「持続可能な容器包装」「人と人とのつながりの創出による持続可能なコミュニティの実現」などの監督経験があることや、「不適切飲酒の撲滅」「新たな飲用機会の創出によるアルコール関連問題の解決」への対応を踏まえ酒類事業の経験があることなどを指しています。
取締役会スキルマトリックス
*「取締役会スキルマトリックス」は各取締役の役割に照らして発揮が期待されるスキルを記載しており、各取締役が保有するすべての知見・経験を表すものではありません。
「取締役会スキルマトリックス」に定めるスキルの定義
[役員報酬への社会的価値指標(サステナビリティ指標)の組み込み]
アサヒグループホールディングス(株)は、取締役の報酬がAGPの実現やサステナビリティと経営の統合などに向けたインセンティブとして機能するよう設計しています。取締役の報酬はあらかじめ株主総会で決議された総額の範囲内で取締役会の決議により決定されており、決議の際は報酬委員会で内容を検討したうえで、透明性及び客観性を高めて公正なプロセスで決定しています。報酬委員会は取締役会の諮問機関として社外取締役が委員長を務めるとともに過半数が社外取締役で構成されており、公正な判断を保証するため、必要に応じて外部の客観的データを活用しています。
取締役の報酬は、社内取締役は基本報酬と賞与(年次・中期)及び株式報酬で構成し、社外取締役は基本報酬のみとしています。社内取締役の賞与のうち3年ごとに支給される中期賞与は、業績指標のうち40%が社会的価値指標によって決定されます。サステナビリティ戦略における重点方針及び事業・社会への影響を踏まえ、グループとして取り組むべき領域を選定して社会的価値指標としています。具体的には、サステナビリティ戦略の5つの重点テーマと、『中長期経営方針』で戦略基盤強化として位置付けている「人的資本の高度化」において取り組んでいる「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン」の5領域を選定しています(マテリアリティ「責任ある飲酒」に紐づく2つの重点テーマは1領域として設定)。
これらの各指標は中期計画KPIと連動しており、領域に応じてウェイトを設定しています。ウェイトを考慮し、目標達成度合いに応じて50~150%の範囲で、各指標の進捗及び達成状況を総合的に評価して決定します。
具体的な中期賞与の算定方法については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等(4)役員の報酬等 5) 変動報酬」をご参照ください。
[サステナビリティ・ガバナンス]
アサヒグループでは取締役会の諮問機関として、取締役会のモニタリング体制の強化を目的とした「サステナビリティ委員会」を2023年12月に設置しました。社外取締役2名及び代表取締役社長兼Group CEOを含む社内取締役2名で構成し、委員長は代表取締役社長兼Group CEOが務め、諮問・討議事項により、外部有識者を都度招へいします。
また、執行側においてはアサヒグループホールディングス(株)の代表取締役社長兼Group CEOが委員長となる「グローバルサステナビリティ委員会」を設置して、サステナビリティ推進を包含したコーポレート・ガバナンス体制を構築しています。
「グローバルサステナビリティ委員会」で決定した内容は、「サステナビリティ実行会議」「サステナビリティタスクフォース」を通じてグループ全体の戦略として落とし込む仕組みになっており、グループ一体となってサステナビリティを推進する体制を組んでいます。
| 組織体 | 役割 | 構成 | 開催頻度 |
| サステナビリティ 委員会 | ●専門的な見地から、サステナビリティと経営の統合のさらなる推進、サステナビリティに関する重要なテーマについて取締役会に提言 | 委員長: アサヒグループホールディングス (株)代表取締役社長 兼 Group CEO 委員: ●アサヒグループホールディングス(株) 社内取締役 1名 ●アサヒグループホールディングス(株) 社外取締役 2名 | 年2回 |
| グローバル サステナビリティ 委員会 | ●グループのサステナビリティ方針の策定 ●サステナビリティ戦略の決定 ●サステナビリティに関する投資判断 | 委員長: アサヒグループホールディングス(株) 代表取締役社長 兼 Group CEO 委員: ●アサヒグループホールディングス(株) サステナビリティ担当役員・関係部門 Head ●Regional Headquarters CEO、サステナビリティ担当役員 | 年1回 |
| サステナビリティ 実行会議 | ●グローバルサステナビリティ委員会で決定された戦略の、Regional Headquarters(地域統括会社)・事業会社への落とし込みの具体化 | 議長: アサヒグループホールディングス(株)Sustainability 部門 Head メンバー: ●Regional Headquarters サステナビリティ担当役員・関係部門 Head | 年2回 |
| サステナビリティ タスクフォース (各マテリアリティ) | ●各マテリアリティの具体的検討及び推進 | リーダー: アサヒグループホールディングス(株)Sustainability 部門・関連機能部門 各マテリアリティ担当者 メンバー: ●アサヒグループホールディングス(株) 各マテリアリティ担当者、関係部署担当者 ●Regional Headquarters 各マテリアリティ担当者 | 適宜開催 |
2022年の開催実績
| 組織体 | 開催月 | 主な議題 | |
| グローバルサステナビリティ委員会 | 11月 | ●コミュニティ戦略に関する討議と決議 ●責任ある飲酒 取り組みの方向性に関する討議 | |
| サステナビリティ実行会議 | 3月 | ●2021年12月のグローバルサステナビリティ委員会で決議した「PETボトル環境配慮素材100%達成」についての、2030年までのロードマップ ●重点方針実現に向けた議論 | |
| 9月 | ●コミュニティ戦略に関する討議 ●重点方針の実現に向けた進捗の共有 | ||
| サステナビリティリーダー会議※ | 6、7、11月 | ●「アサヒカーボンゼロ」目標設定に関する議論 ●コミュニティ戦略、目標に関する討議 ●エンゲージメントの共有など | |
| サステナビリティタスクフォース | 環境 | 4、7、10月 | ●「気候変動、プラスチック問題などへの取り組みに関する議論 ●2022年計画の進捗の共有など |
| コミュニティ | 4、6、9月 | ●グローバル共通で行うコミュニティ支援に関する議論 ●コミュニティ戦略に関する議論など | |
| 責任ある飲酒 | 2、4、6、8、10、12月 | ●グローバルトレンドの共有 ●グローバル目標設定や達成に向けた議論 ●各地域取り組み事例の共有など | |
※サステナビリティ実行会議の議論を補完するために実施
[取締役会におけるサステナビリティの議論]
アサヒグループでは、『中長期経営方針』のコア戦略に位置付けられているサステナビリティ戦略について、取締役会においても重点的に議論を行っています。「グローバルサステナビリティ委員会」で議論した戦略や目標値は経営戦略会議(現 Corporate Management Board)で審議し、取締役会に報告してモニタリングされています。また、各Regional Headquarters(以下、RHQ)のCEOが毎年2回、各地域でのサステナビリティに関する具体的な取り組みや進捗について、取締役会に報告しています。
サステナビリティに関する直近の取締役会報告内容
| 議題 | 内容 | |
| 2023年3月 | TCFD提言への取り組み | シナリオ分析で特定されたリスクと機会、取り組み強化に向けた課題 |
| 2023年7月 | サステナビリティと経営の統合 | サステナビリティと経営の統合に向けた、[戦略][計画][管理][エンゲージメント][ガバナンス]における主な内容と今後の課題 |
| 2023年12月 | アサヒグループ人権方針の改定 | 全社取り組み強化に向けた、人権方針の改定 |
| 2023年12月 | サステナビリティ委員会の設置 | 取締役会のモニタリング体制強化に向けた、サステナビリティ委員会設置 |
| 2024年1月 | TCFD/TNFD開示 | TCFD/TFNDを統一したシナリオ分析結果と開示内容 |
[取締役会のサステナビリティスキル・能力]
アサヒグループホールディングス(株)は「取締役会スキルマトリックス」に照らし、豊富な経験、高い見識、高度な専門性・能力を有する人物により取締役会を構成することとしています。
「取締役会スキルマトリックス」は、役員に求める要件をグループ理念“Asahi Group Philosophy”(以下、AGP)や経営戦略などから導いて策定したもので、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に必要な取締役会全体としての知識・経験・能力のバランス、多様性を確保することを目的としています。この中では意思決定スキルとして「サステナビリティ」も設定しており、「事業を通じた社会インパクト創出をリードするスキル」「ESGの知識と見識に基づき経営を方向付けるスキル」と定義しています。具体的には、サステナビリティの重点テーマである「気候変動への対応」「持続可能な容器包装」「人と人とのつながりの創出による持続可能なコミュニティの実現」などの監督経験があることや、「不適切飲酒の撲滅」「新たな飲用機会の創出によるアルコール関連問題の解決」への対応を踏まえ酒類事業の経験があることなどを指しています。
取締役会スキルマトリックス
| 意思決定スキル | 監督スキル | |||||||
| 長期戦略 | グローバル | サステナ ビリティ | 非連続成長 | シニア リーダー シップ | 財務 | リスク・ ガバナンス | 人材・文化 | |
| 小路 明善 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
| 勝木 敦志 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
| 谷村 圭造 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
| 﨑田 薫 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
| クリスティーナ・ アメージャン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
| 佐々江 賢一郎 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
| 大橋 徹二 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
| 松永 真理 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
| 西中 直子 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
| 佐藤 千佳 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
| メラニー・ブロック | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
*「取締役会スキルマトリックス」は各取締役の役割に照らして発揮が期待されるスキルを記載しており、各取締役が保有するすべての知見・経験を表すものではありません。
「取締役会スキルマトリックス」に定めるスキルの定義
| スキル | 定義 | |
| 意思決定スキル | 長期戦略 | ●長期あるいは超長期の社会の変化を洞察するスキル ●洞察した将来をバックキャストして戦略に導くスキル |
| グローバル | ●グローバルの視点・視座で意思決定を行うスキル ●ローカルとグローバルを融合し最適化するスキル | |
| サステナビリティ | ●事業を通じた社会インパクト創出をリードするスキル ●ESGの知識と見識に基づき経営を方向付けるスキル | |
| 非連続成長 | ●事業構造や稼ぐモデルを変革するスキル ●イノベーションを促し、新規領域を探索するスキル | |
| 監督スキル | シニアリーダーシップ | ●的確な執行状況の把握と課題提起するスキル ●リーダーシップチームの業務遂行を評価するスキル |
| 財務 | ●業績・経営指標から経営状況を把握し課題提起するスキル ●資源配分の状況を把握し課題提起するスキル | |
| リスク・ガバナンス | ●リスクコントロール状況を把握し課題提起するスキル ●執行ガバナンスの状況を把握し課題提起するスキル | |
| 人材・文化 | ●多様な人材の能力発揮の状況を評価するスキル ●企業文化の状況を把握し課題提起するスキル | |
[役員報酬への社会的価値指標(サステナビリティ指標)の組み込み]
アサヒグループホールディングス(株)は、取締役の報酬がAGPの実現やサステナビリティと経営の統合などに向けたインセンティブとして機能するよう設計しています。取締役の報酬はあらかじめ株主総会で決議された総額の範囲内で取締役会の決議により決定されており、決議の際は報酬委員会で内容を検討したうえで、透明性及び客観性を高めて公正なプロセスで決定しています。報酬委員会は取締役会の諮問機関として社外取締役が委員長を務めるとともに過半数が社外取締役で構成されており、公正な判断を保証するため、必要に応じて外部の客観的データを活用しています。
取締役の報酬は、社内取締役は基本報酬と賞与(年次・中期)及び株式報酬で構成し、社外取締役は基本報酬のみとしています。社内取締役の賞与のうち3年ごとに支給される中期賞与は、業績指標のうち40%が社会的価値指標によって決定されます。サステナビリティ戦略における重点方針及び事業・社会への影響を踏まえ、グループとして取り組むべき領域を選定して社会的価値指標としています。具体的には、サステナビリティ戦略の5つの重点テーマと、『中長期経営方針』で戦略基盤強化として位置付けている「人的資本の高度化」において取り組んでいる「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン」の5領域を選定しています(マテリアリティ「責任ある飲酒」に紐づく2つの重点テーマは1領域として設定)。
これらの各指標は中期計画KPIと連動しており、領域に応じてウェイトを設定しています。ウェイトを考慮し、目標達成度合いに応じて50~150%の範囲で、各指標の進捗及び達成状況を総合的に評価して決定します。
具体的な中期賞与の算定方法については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等(4)役員の報酬等 5) 変動報酬」をご参照ください。