有価証券報告書-第101期(2024/01/01-2024/12/31)
①ガバナンス
[サステナビリティ・ガバナンス]
アサヒグループではサステナビリティの推進を重要な経営課題と捉えており、アサヒグループホールディングス(株)の代表執行役社長Group CEOが委員長となる「グローバルサステナビリティ委員会」を設置して、サステナビリティ推進を包含したコーポレートガバナンス体制を構築しています。
「グローバルサステナビリティ委員会」で決定した内容は、「グローバルサステナビリティリーダーズ会議」「サステナビリティタスクフォース」を通じてグループ全体の戦略として落とし込む仕組みになっており、グループ一体となってサステナビリティを推進する体制を組んでいます。

※その他委員長が指定する者
2024年の開催実績
[取締役会におけるサステナビリティの議論]
アサヒグループでは、『中長期経営方針』のコア戦略に位置付けられているサステナビリティ戦略について、取締役会においても重点的に議論を行っています。「グローバルサステナビリティ委員会」で議論した戦略や目標値はExecutive CommitteeやCorporate Management Boardで審議し、取締役会に報告してモニタリングされています。また、各Regional HeadquartersのCEOが毎年2回、各地域でのサステナビリティに関する具体的な取り組みや進捗について、取締役会に報告しています。
サステナビリティに関する直近の取締役会報告内容
[取締役会のサステナビリティスキル・能力]
アサヒグループホールディングス(株)は「取締役会スキルマトリックス」に照らし、豊富な経験、高い見識、高度な専門性・能力を有する人物により取締役会を構成することとしています。
「取締役会スキルマトリックス」は、役員に求める要件をグループ理念“Asahi Group Philosophy”(以下、AGP)や経営戦略などから導いて策定したもので、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に必要な取締役会全体としての知識・経験・能力のバランス、多様性を確保することを目的としています。この中では意思決定スキルとして「サステナビリティ」も設定しており、「事業を通じた社会インパクト創出をリードするスキル」「ESGの知識と見識に基づき経営を方向付けるスキル」と定義しています。具体的には、サステナビリティの重点テーマである「気候変動への対応」「持続可能な容器包装」「人と人とのつながりの創出による持続可能なコミュニティの実現」などの監督経験があることや、「不適切飲酒の撲滅」「新たな飲用機会の創出によるアルコール関連問題の解決」への対応を踏まえ酒類事業の経験があることなどを指しています。
取締役会スキルマトリックス
*「取締役会スキルマトリックス」は各取締役の役割に照らして発揮が期待されるスキルを記載しており、各取締役が保有するすべての知見・経験を表すものではありません。
「取締役会スキルマトリックス」に定めるスキルの定義
[役員報酬への社会的価値指標(サステナビリティ指標)の組み込み]
アサヒグループホールディングス(株)は、取締役及び執行役の報酬は責任と業績貢献に応じて設定しております。サステナビリティへの中長期的な取り組みを含む経営戦略と業績に連動したものであり、報酬委員会で内容を検討したうえで、透明性及び客観性を高めて公正なプロセスで決定しています。報酬委員会は取締役会の諮問機関として社外取締役が委員長を務めるとともに過半数が社外取締役で構成されており、公正な判断を保証するため、必要に応じて外部の客観的データを活用しています。
取締役の報酬は、社内取締役は基本報酬と賞与(年次・中期)及び株式報酬で構成し、社外取締役は基本報酬のみとしています。社内取締役の賞与のうち3年ごとに支給される中期賞与は、業績指標のうち40%が社会的価値指標によって決定されます。サステナビリティ戦略における重点方針及び事業・社会への影響を踏まえ、グループとして取り組むべき領域を選定して社会的価値指標としています。
2024年は、サステナビリティ戦略のマテリアリティのうち「気候変動への対応」「持続可能な容器包装」「持続可能な水資源」「責任ある飲酒」そして「人的資本の高度化」の5領域を選定しました。
これらの各指標は中期計画KPIと連動しており、領域に応じてウェイトを設定しています。ウェイトを考慮し、目標達成度合いに応じて50~150%の範囲で、各指標の進捗及び達成状況を総合的に評価して決定します。
[サステナビリティ・ガバナンス]
アサヒグループではサステナビリティの推進を重要な経営課題と捉えており、アサヒグループホールディングス(株)の代表執行役社長Group CEOが委員長となる「グローバルサステナビリティ委員会」を設置して、サステナビリティ推進を包含したコーポレートガバナンス体制を構築しています。
「グローバルサステナビリティ委員会」で決定した内容は、「グローバルサステナビリティリーダーズ会議」「サステナビリティタスクフォース」を通じてグループ全体の戦略として落とし込む仕組みになっており、グループ一体となってサステナビリティを推進する体制を組んでいます。

| 組織体 | 役割 | 構成 | 開催頻度 |
| サステナビリティ アドバイザリー 委員会 | ●専門的な見地から、サステナビリティと経営の統合のさらなる推進、サステナビリティに関する重要なテーマについて取締役会に提言 | 委員長: アサヒグループホールディングス(株) 代表執行役社長Group CEO 委員: ●アサヒグループホールディングス(株) 社内取締役 1名 ●アサヒグループホールディングス(株) 社外取締役2名 | 年2回 |
| グローバル サステナビリティ 委員会 | 戦略の決定 ●グループのサステナビリティ方針の策定 ●サステナビリティ戦略・方針、グループ目標の承認 ●実績管理 ●サステナビリティ関連リスクの特定と低減 | 委員長: アサヒグループホールディングス(株) 代表執行役社長Group CEO 委員: ●アサヒグループホールディングス(株) 社内取締役 2名 ●アサヒグループホールディングス(株) Group CGO、Group CSO、Group CR&DO、Corporate Secretary ●Asahi Global Procurement Pte. Ltd. CEO ●Regional Headquarters CEO、サステナビリティ担当役員※ | 年1回 |
| グローバル サステナビリティ リーダーズ会議 | 戦略の実行 ●グローバルサステナビリティ委員会で決定した戦略、方針の実行 ●ベストプラクティス、イノベーション事例の共有 ●関連部門と連携した事業のあらゆる面へのサステナビリティの統合 | 議長: アサヒグループホールディングス(株) 代表執行役社長Group CEO メンバー: ●アサヒグループホールディングス(株)Sustainability 部門長 ●Asahi Global Procurement Pte. Ltd. CEO、サステナビリティ担当役員 ●Regional Headquarters サステナビリティ担当役員・関係部署部門長 | 年2回 |
| サステナビリティ タスクフォース (各マテリアリティ) | 課題の取り組み ●特定のサステナビリティに関する課題、プロジェクトへの取り組み ●影響力の大きい環境、社会課題への取り組み ●多様な部門・分野の専門家が結集した取り組み | リーダー: アサヒグループホールディングス(株) Sustainability 部門・関連機能部門 各マテリアリティ担当者 メンバー: ●アサヒグループホールディングス(株) 各マテリアリティ担当者、関係部署担当者 ●Asahi Global Procurement Pte. Ltd. 各マテリアリティ担当者 ●Regional Headquarters 各マテリアリティ担当者 | 適宜開催 |
※その他委員長が指定する者
2024年の開催実績
| 組織体 | 開催月 | 主な議題 | |
| サステナビリティアドバイザリー委員会 | 6月 10月 | ●超長期トレンドから見る、将来の当社ビジネスにおけるリスクと機会 ●社会におけるアルコールの役割 | |
| グローバルサステナビリティ委員会 | 12月 | ●気候変動、責任ある飲酒のグループ目標に関する討議と決議 | |
| グローバルサステナビリティ リーダーズ会議 | 5月 | ●アサヒグループのサステナビリティ3ヵ年計画に関する討議 ●気候変動、人権などの取り組みに関する討議 | |
| 11月 | ●アサヒグループのサステナビリティ3ヵ年計画の共有 ●気候変動、責任ある飲酒のグループ目標に関する討議 | ||
| サステナビリティ タスクフォース | 環境 | 1、4、7、 10月 | ●「アサヒグループ環境ビジョン2050」の実現に向けた取り組みに関する討議 ●Regional Headquartersのベストプラクティスの共有 ●2024年計画の進捗共有など |
| コミュニティ | 2、7、10月 | ●コミュニティ戦略の基本活動であるグローバル共通施策「RE:CONNECTION for the EARTH」の事前計画の共有及び実施後の振り返り ●2024年計画の進捗共有など | |
| 責任ある飲酒 | 2、4、5、8、10、12月 | ●グループ目標に関する討議 ●「IARDデジタル・ガイディング・プリンシプル」への対応率などの進捗確認 ●Regional Headquartersのベストプラクティスの共有など | |
[取締役会におけるサステナビリティの議論]
アサヒグループでは、『中長期経営方針』のコア戦略に位置付けられているサステナビリティ戦略について、取締役会においても重点的に議論を行っています。「グローバルサステナビリティ委員会」で議論した戦略や目標値はExecutive CommitteeやCorporate Management Boardで審議し、取締役会に報告してモニタリングされています。また、各Regional HeadquartersのCEOが毎年2回、各地域でのサステナビリティに関する具体的な取り組みや進捗について、取締役会に報告しています。
サステナビリティに関する直近の取締役会報告内容
| 議題 | 内容 | |
| 2024年9月 | サステナビリティの取り組み | 気候変動への対応など、主要グローバル目標の達成に向けた取り組み |
| 2024年9月 | BMS(母乳代替品)の取り組み | ESG外部評価機関FTSEの評価項目適合に向けた、BMSマーケティングポリシーの改定やガバナンス機能の強化 |
| 2025年3月 | TCFD/TNFD分析報告 | TCFD/TFNDを統一したシナリオ分析結果 |
[取締役会のサステナビリティスキル・能力]
アサヒグループホールディングス(株)は「取締役会スキルマトリックス」に照らし、豊富な経験、高い見識、高度な専門性・能力を有する人物により取締役会を構成することとしています。
「取締役会スキルマトリックス」は、役員に求める要件をグループ理念“Asahi Group Philosophy”(以下、AGP)や経営戦略などから導いて策定したもので、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に必要な取締役会全体としての知識・経験・能力のバランス、多様性を確保することを目的としています。この中では意思決定スキルとして「サステナビリティ」も設定しており、「事業を通じた社会インパクト創出をリードするスキル」「ESGの知識と見識に基づき経営を方向付けるスキル」と定義しています。具体的には、サステナビリティの重点テーマである「気候変動への対応」「持続可能な容器包装」「人と人とのつながりの創出による持続可能なコミュニティの実現」などの監督経験があることや、「不適切飲酒の撲滅」「新たな飲用機会の創出によるアルコール関連問題の解決」への対応を踏まえ酒類事業の経験があることなどを指しています。
取締役会スキルマトリックス
| 長期戦略 | グロー バル | サステナ ビリティ | 非連続 成長 | シニア リーダー シップ | 財務・ 会計 | 法律・ コンプライアンス | リスク ガバナンス・内部統制 | 人材・ 文化 | 業務 プロセス | |
| 大八木 成男 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
| 勝木 敦志 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
| 谷村 圭造 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
| 﨑田 薫 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||
| 福田 行孝 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
| 大島 明子 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
| 佐々江 賢一郎 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||
| 大橋 徹二 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||
| 松永 真理 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
| 田中 早苗 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
| 佐藤 千佳 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
| メラニー・ブロック | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
| 宮川 明子 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
*「取締役会スキルマトリックス」は各取締役の役割に照らして発揮が期待されるスキルを記載しており、各取締役が保有するすべての知見・経験を表すものではありません。
「取締役会スキルマトリックス」に定めるスキルの定義
| スキル | 定義 |
| 長期戦略 | ●長期あるいは超長期の社会の変化を洞察するスキル ●洞察した将来をバックキャストして戦略に導くスキル |
| グローバル | ●グローバルの視点・視座で戦略の監督を行うスキル ●ローカルとグローバルを融合し最適化するスキル |
| サステナビリティ | ●事業を通じた社会インパクト創出をリードするスキル ●ESGの知識と見識に基づき経営を方向付けるスキル |
| 非連続成長 | ●事業構造や稼ぐモデルを変革するスキル ●イノベーションを促し、新規領域を探索するスキル |
| シニアリーダーシップ | ●的確な執行状況の把握と課題提起するスキル ●リーダーシップチームの業務遂行を評価するスキル |
| 財務・会計 | ●業績・経営指標から経営状況、資源配分の状況を把握し課題提起するスキル ●財務・会計に関する専門的な知識と見識に基づき監督するスキル |
| 法律・コンプライアンス | ●法律に関する専門的な知識と見識に基づき監督するスキル ●コンプライアンス体制の整備、運用状況を監督するスキル |
| リスクガバナンス ・内部統制 | ●リスクコントロール状況、執行ガバナンスの状況を把握し課題提起するスキル ●内部統制システムの整備、運用状況を監督するスキル |
| 人材・文化 | ●多様な人材の能力発揮の状況を評価するスキル ●企業文化の状況を把握し課題提起するスキル |
| 業務プロセス | ●企業経営経験や当社経営・執行経験に基づき、業務プロセスの適正性を監督するスキル |
[役員報酬への社会的価値指標(サステナビリティ指標)の組み込み]
アサヒグループホールディングス(株)は、取締役及び執行役の報酬は責任と業績貢献に応じて設定しております。サステナビリティへの中長期的な取り組みを含む経営戦略と業績に連動したものであり、報酬委員会で内容を検討したうえで、透明性及び客観性を高めて公正なプロセスで決定しています。報酬委員会は取締役会の諮問機関として社外取締役が委員長を務めるとともに過半数が社外取締役で構成されており、公正な判断を保証するため、必要に応じて外部の客観的データを活用しています。
取締役の報酬は、社内取締役は基本報酬と賞与(年次・中期)及び株式報酬で構成し、社外取締役は基本報酬のみとしています。社内取締役の賞与のうち3年ごとに支給される中期賞与は、業績指標のうち40%が社会的価値指標によって決定されます。サステナビリティ戦略における重点方針及び事業・社会への影響を踏まえ、グループとして取り組むべき領域を選定して社会的価値指標としています。
2024年は、サステナビリティ戦略のマテリアリティのうち「気候変動への対応」「持続可能な容器包装」「持続可能な水資源」「責任ある飲酒」そして「人的資本の高度化」の5領域を選定しました。
これらの各指標は中期計画KPIと連動しており、領域に応じてウェイトを設定しています。ウェイトを考慮し、目標達成度合いに応じて50~150%の範囲で、各指標の進捗及び達成状況を総合的に評価して決定します。