有価証券報告書-第98期(2025/04/01-2026/03/31)
(1)【人材戦略に関する基本方針等】
① 不二製油グループ人材戦略
当社グループは、積極的な海外展開の結果、2026年3月31日現在、連結従業員の約7割を海外拠点で働く従業員が占めています。16か国45社に展開し、多様な人材が活躍するグローバル体制を構築しています。
当社グループは、2015年度に純粋持株会社制に移行して以降、加速するグローバル展開に対応するため、人材戦略として、各国・各社で多様な人材が活躍できる環境整備、DE&Iの推進、グループ会社マネジメント層の現地化等を重視してきました。
一方で、グループ会社の拡大に伴い遠心力が高まり、各エリアでの最適化を重視した運営が進む中で、エリア制では対処しきれないサプライチェーン全体に及ぶ課題が顕在化し、事業軸でのグループ対応力強化の必要性が高まりました。加えて、従来本社機能を有していた日本事業会社とグループ本社との間でも、コミュニケーションや役割連携の強化が必要となりました。
そのような中、2025年4月に事業持株会社制へ移行し、グループ本社と日本事業会社を統合いたしました。新体制においては、統合会社の融和はもちろん、海外を含むグループ全社の一体化を重要な経営方針として掲げています。これを踏まえ、人材戦略についても、従来の各社・各エリアでの最適化を重視した運営から、グループ共通の基盤強化とグループ横断的な連携を重視する運営へと転換しました。
新人材戦略においては、“Hataraki-Gai(働きがい)”をグループ共通の概念として定め、これを高めることをグループ共通のゴールとしました。そして、全社一体化の旗頭として、グループ横断でHataraki-Gaiの向上に取り組むことを人材重点方針に掲げています。多様な人材一人ひとりが強みを発揮できる環境と、自身を成長させることができる“おもろい”仕事によって、当社グループで働くことの価値を高めるべく、人材育成及び社内環境整備を一体で推進しています。
また、国ごとに食文化や価値観が大きく異なる中で課題解決型ビジネスを展開する当社グループにおいて、多様な国・地域に「食を愛し、協働と挑戦を楽しみ、人のために働く」人材がいることは強みです。この多様性を「組織の力」へ転換することは、引き続き重要な経営課題の一つです。加えて、4つの事業を営む製造業として、企業成長に必要な能力・職種は多岐にわたる一方、世界的な人材流動性や製造業への就業志向の変化等を背景に、人材確保の重要性も高まっています。これらの強みと課題を踏まえ、Hataraki-Gai向上により、共創によるイノベーションを創出し、グループと従業員の持続的な成長と笑顔の連鎖を生み出すことで、サステナブルな食の未来の共創を実現していきます。

② 中期経営計画「United for Growth 2027」人材重点方針
中期経営計画期間における人材戦略は、次の3つの重点方針を柱として推進します。
イ.グループ全社のHataraki-Gai向上による一体化:
海外グループ会社横断の推進体制(Engagement Champions Team)の下、サーベイ結果を起点とした改善アクションの実効性を高め、全社一体化を促進します。
ロ.経営人材の育成と多様性の確保:
新体制における経営上の重要ポジションを明確化し、サクセションに取り組んでいます。指名・報酬諮問委員会においてCEOサクセションを実行するとともに、CxOをメンバーとする人材育成会議において第2期次世代経営層育成プログラムを実行しています。また、人材育成会議は進捗を適宜、指名・報酬諮問委員会へ報告し、助言を受けながらサクセションプランとの整合を図っています。
ハ.事業戦略と連動した人材育成・最適人材配置:
高度専門性を持つグローバル人材等、事業戦略上のキーパーソンの国内外最適配置と、配置を見据えた計画的育成を進めるとともに、将来の人材需給変化も踏まえた人材確保・育成に取り組みます。特に国内では生産年齢人口の減少等を背景に、交替勤務者の確保が一層困難となることが想定されます。このため、人事部門・各生産部門・労働組合代表等によるプロジェクト体制で、生産職におけるHataraki-Gai向上に向けた職務設計やキャリア形成の在り方について検討を進めています。
これらの取り組みは、ESGマテリアリティの「DE&Iの推進」「人材の確保と育成」に関連する取組みとして位置づけており、サステナビリティ委員会における審議・報告等を通じて、取締役会が適宜モニタリングしています。ESGマテリアリティ及び関連する開示は、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。
また、上記方針を支える基盤として、DE&Iの推進、従業員の心身の健康と安全・安心な就業環境の確保に努めています。中計重点方針に関する取組みの詳細、また、DE&Iの推進・健康経営に関する取組み、外部評価等の詳細は、当社ウェブサイト及び今秋発行予定の統合報告書・サステナビリティレポートでご紹介しています。当社ウェブサイトは以下のURLよりご参照ください。
https://www.fujioil.co.jp/about/health/
https://www.fujioil.co.jp/sustainability/humancapital/
③ 不二製油株式会社における従業員給与等の決定方針
当社は、価値創造や生産性向上によって生み出された収益・成果をマルチステークホルダーへ適切に分配することが、経済の持続的発展及び持続的な企業価値向上につながると考え、「マルチステークホルダー方針」を制定しています。その中で、従業員に関しては、経済情勢や社会動向、生活賃金の観点並びに当社の経営環境を踏まえ、公正な処遇を前提に、役割・能力の発揮及び成果に応じた適正な配分としての賃金の引上げを行う方針としています。
基本給については、年齢等の属人的要素によらず、役割・成果との連動性を高めた報酬制度への転換を進めてきました。制度改定時には労使協議を行い、市場競争力を意識した報酬水準を設定しています。
2025年度は、物価動向等を踏まえ、すべての従業員に対してベースアップを実施しました。賞与月数の増加等も含めた平均年間給与は前事業年度比6.8%の増加となりました。
(注)「マルチステークホルダー方針」は以下のURLよりご参照ください。
https://www.fujioil.co.jp/sustainability/policy/multistakeholder/
① 不二製油グループ人材戦略
当社グループは、積極的な海外展開の結果、2026年3月31日現在、連結従業員の約7割を海外拠点で働く従業員が占めています。16か国45社に展開し、多様な人材が活躍するグローバル体制を構築しています。
当社グループは、2015年度に純粋持株会社制に移行して以降、加速するグローバル展開に対応するため、人材戦略として、各国・各社で多様な人材が活躍できる環境整備、DE&Iの推進、グループ会社マネジメント層の現地化等を重視してきました。
一方で、グループ会社の拡大に伴い遠心力が高まり、各エリアでの最適化を重視した運営が進む中で、エリア制では対処しきれないサプライチェーン全体に及ぶ課題が顕在化し、事業軸でのグループ対応力強化の必要性が高まりました。加えて、従来本社機能を有していた日本事業会社とグループ本社との間でも、コミュニケーションや役割連携の強化が必要となりました。
そのような中、2025年4月に事業持株会社制へ移行し、グループ本社と日本事業会社を統合いたしました。新体制においては、統合会社の融和はもちろん、海外を含むグループ全社の一体化を重要な経営方針として掲げています。これを踏まえ、人材戦略についても、従来の各社・各エリアでの最適化を重視した運営から、グループ共通の基盤強化とグループ横断的な連携を重視する運営へと転換しました。
新人材戦略においては、“Hataraki-Gai(働きがい)”をグループ共通の概念として定め、これを高めることをグループ共通のゴールとしました。そして、全社一体化の旗頭として、グループ横断でHataraki-Gaiの向上に取り組むことを人材重点方針に掲げています。多様な人材一人ひとりが強みを発揮できる環境と、自身を成長させることができる“おもろい”仕事によって、当社グループで働くことの価値を高めるべく、人材育成及び社内環境整備を一体で推進しています。
また、国ごとに食文化や価値観が大きく異なる中で課題解決型ビジネスを展開する当社グループにおいて、多様な国・地域に「食を愛し、協働と挑戦を楽しみ、人のために働く」人材がいることは強みです。この多様性を「組織の力」へ転換することは、引き続き重要な経営課題の一つです。加えて、4つの事業を営む製造業として、企業成長に必要な能力・職種は多岐にわたる一方、世界的な人材流動性や製造業への就業志向の変化等を背景に、人材確保の重要性も高まっています。これらの強みと課題を踏まえ、Hataraki-Gai向上により、共創によるイノベーションを創出し、グループと従業員の持続的な成長と笑顔の連鎖を生み出すことで、サステナブルな食の未来の共創を実現していきます。

② 中期経営計画「United for Growth 2027」人材重点方針
中期経営計画期間における人材戦略は、次の3つの重点方針を柱として推進します。
イ.グループ全社のHataraki-Gai向上による一体化:
海外グループ会社横断の推進体制(Engagement Champions Team)の下、サーベイ結果を起点とした改善アクションの実効性を高め、全社一体化を促進します。
ロ.経営人材の育成と多様性の確保:
新体制における経営上の重要ポジションを明確化し、サクセションに取り組んでいます。指名・報酬諮問委員会においてCEOサクセションを実行するとともに、CxOをメンバーとする人材育成会議において第2期次世代経営層育成プログラムを実行しています。また、人材育成会議は進捗を適宜、指名・報酬諮問委員会へ報告し、助言を受けながらサクセションプランとの整合を図っています。
ハ.事業戦略と連動した人材育成・最適人材配置:
高度専門性を持つグローバル人材等、事業戦略上のキーパーソンの国内外最適配置と、配置を見据えた計画的育成を進めるとともに、将来の人材需給変化も踏まえた人材確保・育成に取り組みます。特に国内では生産年齢人口の減少等を背景に、交替勤務者の確保が一層困難となることが想定されます。このため、人事部門・各生産部門・労働組合代表等によるプロジェクト体制で、生産職におけるHataraki-Gai向上に向けた職務設計やキャリア形成の在り方について検討を進めています。
これらの取り組みは、ESGマテリアリティの「DE&Iの推進」「人材の確保と育成」に関連する取組みとして位置づけており、サステナビリティ委員会における審議・報告等を通じて、取締役会が適宜モニタリングしています。ESGマテリアリティ及び関連する開示は、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。
また、上記方針を支える基盤として、DE&Iの推進、従業員の心身の健康と安全・安心な就業環境の確保に努めています。中計重点方針に関する取組みの詳細、また、DE&Iの推進・健康経営に関する取組み、外部評価等の詳細は、当社ウェブサイト及び今秋発行予定の統合報告書・サステナビリティレポートでご紹介しています。当社ウェブサイトは以下のURLよりご参照ください。
https://www.fujioil.co.jp/about/health/
https://www.fujioil.co.jp/sustainability/humancapital/
③ 不二製油株式会社における従業員給与等の決定方針
当社は、価値創造や生産性向上によって生み出された収益・成果をマルチステークホルダーへ適切に分配することが、経済の持続的発展及び持続的な企業価値向上につながると考え、「マルチステークホルダー方針」を制定しています。その中で、従業員に関しては、経済情勢や社会動向、生活賃金の観点並びに当社の経営環境を踏まえ、公正な処遇を前提に、役割・能力の発揮及び成果に応じた適正な配分としての賃金の引上げを行う方針としています。
基本給については、年齢等の属人的要素によらず、役割・成果との連動性を高めた報酬制度への転換を進めてきました。制度改定時には労使協議を行い、市場競争力を意識した報酬水準を設定しています。
2025年度は、物価動向等を踏まえ、すべての従業員に対してベースアップを実施しました。賞与月数の増加等も含めた平均年間給与は前事業年度比6.8%の増加となりました。
(注)「マルチステークホルダー方針」は以下のURLよりご参照ください。
https://www.fujioil.co.jp/sustainability/policy/multistakeholder/