有価証券報告書-第77期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/26 13:52
【資料】
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【項目】
156項目
(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
a 監査役監査の組織、人員及び手続き
当社の監査役会は、監査役4名(うち社外監査役3名)で構成され、期初に策定した監査計画及び役割分担に基づき、それぞれが独立した立場に基づき監査を行うとともに、監査役会において能動的・積極的に意見表明し、監査の実効性を確保しています。また、会計監査人と緊密な連携を保つため、定期的に意見交換会を開催するなど積極的に情報交換を行い、監査の有効性、効率性を高めております。
常勤監査役若山茂樹氏は、株式会社三菱UFJ銀行において長年銀行業務を経験しており、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。
監査役柴垣信二氏は、日本特殊陶業株式会社において長年経理業務を経験しており、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。
監査役大橋英之氏は、公認会計士及び税理士の資格を有しており、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。
監査役茂野祥子氏は、弁護士の資格を有しており、法務に関する相当程度の知見を有しております。
b 監査役及び監査役会の活動状況
監査役は、取締役会に出席し、意見を述べ、取締役等から経営上の重要事項に関する説明を聴取するとともに、業務の適正を確保するための体制の整備及び運用状況を監視・検証するなど、取締役の職務執行について適法性・妥当性の観点から監査を行いました。
その他の企業統治に関する機関については、常勤監査役が経営協議会に出席しております。また、役員検討会では、取締役会の決議事項等について、議論を行いました。
監査役会における決議事項等は以下のとおりです。
(決議事項)
監査計画、会計監査人再任、会計監査人の監査報酬に対する同意、監査役会の監査報告書、監査役の選任議案に対する同意等
(報告事項)
業界の動向、同業他社の業績状況、重要な決裁書類の概要、経営協議会の主な協議内容、監査実施概要報告等
(審議・協議事項)
監査計画、会計監査人の評価、会計監査人の報酬の妥当性、代表取締役との定期会合テーマ、監査役会の監査報告書等
なお、当事業年度において、代表取締役と1回、内部監査室と4回、会計監査人と4回の定期会合をそれぞれ実施しました。
当事業年度における各監査役の出席状況は以下のとおりです。
地位(2024年3月31日現在)氏名監査役会取締役会
出席回数開催回数出席回数開催回数
常勤監査役若山 茂樹14回14回15回15回
社外監査役柴垣 信二14回14回14回15回
社外監査役大橋 英之14回14回15回15回
社外監査役茂野 祥子9回10回10回11回

(注)茂野祥子氏は2023年6月23日開催の第76期定時株主総会において新たに選任されたため、出席回数及び開催回数が他の監査役とは異なります。
② 内部監査の状況
内部監査制度につきましては、内部監査担当部門であります内部監査室(室員2名)が、当社グループ全部門を対象に監査を計画的に実施し、監査結果を社長、取締役会に報告しております。また、四半期ごとに役員検討会にて議論を行い、内部監査の有効性の向上に努めております。
③ 会計監査の状況
a 監査法人の名称
ふじみ監査法人
b 継続監査期間
64年間
合併前の監査法人による監査期間も含めて算定しております。
上記記載の期間は、調査が著しく困難であったため、調査可能な範囲の継続監査期間を記載したものであり、継続監査期間はこの期間を超える可能性があります。
c 業務を執行した公認会計士
今 井 清 博
山 脇 草 太
d 監査業務に係る補助者の構成
公認会計士 6名
e 監査法人の選定方針と理由
会社法に基づき、会計監査人の再任、不再任に係る決定は、監査役会が行っております。日本監査役協会から公表されている「会計監査人の選解任に関する議案の内容の決定権行使に関する監査役の対応方針」及び「会計監査人の評価及び選定基準に関する監査役等の実務指針」に基づき、適切に判断しております。
監査法人の品質管理、独立性、専門性、監査報酬の内容・水準、監査役等とのコミュニケーション、経営者等との関係、不正リスクへの対応等の観点から総合的に判断し、選定しております。
f 監査役及び監査役会による監査法人の評価
当社の監査法人の独立性、品質管理の状況、職務遂行体制の適切性、当事業年度の会計監査の実施状況等を勘案し、会計監査人監査の内容及び結果は相当であると判断しております。
g 監査法人の異動
当社の監査法人は次のとおり異動しております。
第76期 名古屋監査法人
第77期 ふじみ監査法人
なお、臨時報告書に記載した事項は、次のとおりであります。
ⅰ 異動に係る監査公認会計士等の名称
存続する監査公認会計士等 ふじみ監査法人
消滅する監査公認会計士等 名古屋監査法人
ⅱ 異動の年月日
2023年10月2日
ⅲ 消滅する監査公認会計士等の直近における就任年月日
2023年6月23日
ⅳ 消滅する監査公認会計士等が直近3年間に作成した監査報告書等又は内部統制監査報告書における意見等に関する事項
該当事項はありません。
ⅴ 異動の決定又は異動に至った理由及び経緯
当社の会計監査人である名古屋監査法人(消滅監査法人)が、2023年10月2日付で、双研日栄監査法人(存続監査法人)及び青南監査法人(消滅監査法人)と合併し、同日付で名称をふじみ監査法人と改めることに伴うものであります。
これに伴いまして、当社の監査証明を行う監査公認会計士等は、ふじみ監査法人となります。
ⅵ 上記ⅴの理由及び経緯に対する監査報告書等又は内部統制監査報告書の記載事項に係る消滅する監査公認会計士等の意見
特段の意見はない旨の回答を得ております。
④ 監査報酬の内容等
a 監査公認会計士等に対する報酬
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に基づく
報酬(百万円)
非監査業務に基づく
報酬(百万円)
監査証明業務に基づく
報酬(百万円)
非監査業務に基づく
報酬(百万円)
提出会社33-36-
連結子会社----
33-36-

b 監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対する報酬(aを除く)
該当事項はありません。
c その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
d 監査報酬の決定方針
当社は、会計監査人に対する監査報酬について、当社の規模や業務の特性等を勘案して監査日数等を検討した上で、報酬総額を決定しております。
e 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況及び報酬見積りの算出根拠等が適切であるかどうかについて必要な検証を行った上で、会計監査人の報酬等の額について同意しております。