有価証券報告書-第52期(2023/01/01-2023/12/31)

【提出】
2024/03/27 15:24
【資料】
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【項目】
134項目
②戦略
②-1.気候変動
当社グループは、気候変動・自然環境改善に向けた取組みをコーヒー産業そのものの維持発展に大きく影響する重要課題と捉えております。気候変動に伴うリスクと機会が、当社グループの事業戦略にどのような影響を及ぼすかを評価し、対応策を検討することを目的として、シナリオ分析を実施しました。シナリオの検討、作成においては、国際エネルギー機関(IEA)や気候変動に関する政府間パネル(IPCC)、気候変動リスク等に係る金融当局ネットワーク(NGFS)が公表するシナリオデータなどの外部機関が公表している情報源を参照し、脱炭素化が進む「1.5℃」、脱炭素化が遅れる「4℃」の2つのシナリオを想定の上、それぞれにおける2030年(中期的)・2050年(長期的)の状況と影響を分析しました。
当社グループは、事業活動におけるGHG排出量の削減と事業成長の両立を目指し、2023年に「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言に則って関連するリスクと機会を評価し、より一層の取り組み強化を目指して取り組んでまいります。
TCFDに基づく情報開示の詳細は、当社ホームページをご参照ください。
https://www.unicafe.com/csr/tcfd
②-2.人的資本
企業の発展は、従業員一人ひとりの活躍・成長とともに実現されます。
当社グループが永続的に発展し、企業価値を向上していくために最も大切な資本の1つを「人材」と捉えております。研修を通じて、自ら考え、行動できる人を育てることを目的とした人材育成を行っております。また、彼らがそれぞれの強みを見つけ、強みを発揮しやすい環境を提供しております。加えて、労働人口の減少や少子高齢化に伴う育児・介護の課題等、現代社会特有の課題もあります。その中で、それぞれの人権・多様性・ワークライフバランスを尊重しながら、当社グループに関わる全ての方が安全・安心に働ける「職場環境」の整備も不可欠なものと考えております。「人材育成」と「職場環境」の両輪を組織戦略として、これまでの取組みを常に改善しながら重点的に取組んでおります。