- #1 セグメント情報等、連結財務諸表(連結)
当社グループは、コア事業である染色加工を中心に、糸加工・製織・染色・縫製・販売といった各セクション間の有機的な連携のもと、トータルなテキスタイル・コーディネイト機能を提供し、さらに、テキスタイル技術をベースに、多角的な事業を展開しています。
当社グループは、事業部門を基礎とした、製品・サービス別及び生産・販売体制別のセグメントから構成されており、「染色加工事業」「繊維販売事業」「制御機器事業」の3つを報告セグメントとしています。
「染色加工事業」では、各種繊維品の染色・整理加工・包装等を行っています。「繊維販売事業」では、各種繊維製品の企画・製造・販売を行っています。「制御機器事業」では、各種制御盤、配電盤の設計・製作・販売・施工、ソフトウェアの開発・保守・販売、電気工事の設計・施工等を行っています。
2021/06/28 9:52- #2 主要な設備の状況
3.現在休止中の主要な設備はありません。
4.従業員数の[ ]は、年間の臨時雇用者数の平均人員を外数で示しています。
5.本社の建物及び構築物・土地には賃貸目的としているものを含みます。
2021/06/28 9:52- #3 事業の内容
当社、当社の連結子会社である株式会社サカイナゴヤ、二日市興業株式会社及び朝日包装株式会社、並びに当社の持分法適用関連会社である東麗酒伊織染(南通)有限公司において、各種繊維品の染色・整理加工・包装等を行っており、当社と株式会社サカイナゴヤとの間で染色加工の一部受委託を行っています。なお、当社、当社の連結子会社である株式会社サカイナゴヤは、主に染色加工が完了し顧客に報告した時点で売上を計上しています。
(2)繊維販売事業
当社、当社の連結子会社である株式会社安井及び酒伊貿易(上海)有限公司において、各種繊維製品の企画・製造・販売を行っており、当社と株式会社安井との間で繊維製品の売買を行っています。
2021/06/28 9:52- #4 事業等のリスク
(3) 為替相場の変動について
当社グループの繊維販売事業につきましては、海外でのオペレーション機能を強化しています。外貨建の買入債務につきましては、為替予約により為替変動リスクをヘッジしていますが、現地の通貨価値の上昇は、コストを押し上げる可能性があります。コストが押し上げられれば、同事業における利益率や価格競争力が低下し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは、(2)に記載のとおり、海外(中国)の子会社及び持分法適用関連会社へ出資しています。同出資金につきましては、現地通貨での価値は変わらないとしても、換算時の為替相場により、円換算後の価値が影響を受け、当社グループの財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(4) 特有の法的規制について
2021/06/28 9:52- #5 従業員の状況(連結)
(1) 連結会社の状況
| 令和3年3月31日現在 |
セグメントの名称 | 従業員数(人) |
染色加工事業 | 607 | [58] |
(注) 1.
従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、嘱託等)は年間の平均人員を[ ]外数で記載しています。
2.全社(共通)として記載されている
従業員数は、特定のセグメントに区分できない提出会社の管理部門等に所属しているものです。
2021/06/28 9:52- #6 株式の保有状況(連結)
特定投資株式
銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
株式数(株) | 株式数(株) |
貸借対照表計上額(千円) | 貸借対照表計上額(千円) |
278,762 | 215,614 |
㈱三菱ケミカルホールディングス | 330,000 | 330,000 | 染色加工事業、繊維販売事業における取引関係の維持強化のため保有。取引関係の変化を確認し、株式保有に伴うリターン及びリスクも判断材料として、継続保有の可否を総合的に判断。 | 無(注)2 |
273,867 | 212,124 |
260,170 | 205,032 |
帝国繊維㈱ | 80,000 | 80,000 | 繊維販売事業における取引関係の維持強化のため保有。取引関係の変化を確認し、株式保有に伴うリターン及びリスクも判断材料として、継続保有の可否を総合的に判断。 | 無 |
179,360 | 168,000 |
東レ㈱ | 203,144 | 203,144 | 染色加工事業、繊維販売事業における取引関係の維持強化のため保有。取引関係の変化を確認し、株式保有に伴うリターン及びリスクも判断材料として、継続保有の可否を総合的に判断。 | 有 |
144,740 | 95,274 |
56,441 | 52,550 |
クロスプラス㈱ | 46,018 | 42,518 | 繊維販売事業における取引関係の維持強化のため保有。取引関係の変化を確認し、株式保有に伴うリターン及びリスクも判断材料として、継続保有の可否を総合的に判断。株式数の増加は、取引先持株会を通じた株式の取得のため。 | 無 |
53,012 | 17,432 |
51,004 | 39,621 |
㈱アシックス | 14,800 | 14,800 | 繊維販売事業における取引関係の維持強化のため保有。取引関係の変化を確認し、株式保有に伴うリターン及びリスクも判断材料として、継続保有の可否を総合的に判断。 | 無 |
26,122 | 14,785 |
三井物産㈱ | 10,612 | 10,612 | 染色加工事業、繊維販売事業における取引関係の維持強化のため保有。取引関係の変化を確認し、株式保有に伴うリターン及びリスクも判断材料として、継続保有の可否を総合的に判断。 | 無 |
24,428 | 15,955 |
銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
株式数(株) | 株式数(株) |
貸借対照表計上額(千円) | 貸借対照表計上額(千円) |
4,356 | 1,621 |
蝶理㈱ | 535 | 535 | 染色加工事業、繊維販売事業における取引関係の維持強化のため保有。取引関係の変化を確認し、株式保有に伴うリターン及びリスクも判断材料として、継続保有の可否を総合的に判断。 | 無 |
901 | 822 |
ユニチカ㈱ | 2,000 | 2,000 | 染色加工事業、繊維販売事業における取引関係の維持強化のため保有。取引関係の変化を確認し、株式保有に伴うリターン及びリスクも判断材料として、継続保有の可否を総合的に判断。 | 無 |
822 | 540 |
(注) 1.みなし保有株式はありません。定量的な保有効果については、記載が困難であるため記載していません。
2.子会社において、当社株式を保有しています。
2021/06/28 9:52- #7 研究開発活動
・ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)と、高弾性炭素繊維(弾性率40t)を用いたプリプレグテープ織物(織物幅1,000mm・開繊糸幅3mm・FAW78gsm・Vf42%)の加工技術を開発しました。
当連結会計年度の研究開発費は染色加工事業で610百万円、繊維販売事業で53百万円、その他の事業で24百万円、研究開発費の総額は688百万円です。
2021/06/28 9:52- #8 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
- 繊維販売事業
競争力のある市場への拡販を更に強力に推進するほか、テキスタイル、アパレル両事業の連携をより高度化し、企画機能を付加した当社独自のサプライチェーンを再構築することで、商流の多様化や販路拡大に努めるとともに、海外生産拠点の最大活用を図ることで、コスト低減や為替変動の影響を受けにくい体制を整え、収益構造の抜本的な改善を図ってまいります。2021/06/28 9:52 - #9 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
① 財政状態及び経営成績の状況
当社グループの業況は、制御機器事業が増収となりましたが、主力の染色加工事業、繊維販売事業が減収となった事によりグループ全体では減収となりました。利益面では、製造原価の低減に取り組むとともに、継続的に生産調整等も実施しましたが、大幅な減収になった事等により営業利益は減益となりました。経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、生産調整による助成金収入の計上はあったものの、持分法による投資利益が減少したことにより減益となりました。
この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高は21,897百万円と前連結会計年度比5,664百万円(△20.6%)の減収となり、営業利益は849百万円と前連結会計年度比1,273百万円(△60.0%)の減益、経常利益は2,161百万円と前連結会計年度比851百万円(△28.3%)の減益、親会社株主に帰属する当期純利益は1,408百万円と前連結会計年度比904百万円(△39.1%)の減益となりました。
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