具体的な取り組みとしては、当社グループは気候変動問題への対応として温室効果ガス削減や森林による二酸化炭素純吸収量の拡大を推進するなど、環境問題への対応に継続して取り組むと同時に、最適生産体制の構築等を通じた既存事業の深化・海外パッケージング事業や環境配慮型製品等の有望事業の伸長を図り、事業価値を高めていきます。2023年10月には、「収益向上への取り組み -Profitability-」の一環として、世界に先駆けて環境規制が進む欧州においてパッケージング事業の基盤を構築することを目的に、包装・包装廃棄物規制に関連したリサイクル及び脱プラスチックの分野で最先端の原材料加工技術を保有するWalki社(本社:フィンランド)の全株式を取得する株式譲渡契約を締結しました。さらに、紙づくり・森づくりで培った多様なコア技術をベースに、環境配慮型素材・製品をはじめとした木質由来の新製品・新素材等の開発・早期事業化を進め、「森林を健全に育て、その森林資源を活かした製品を創造し、社会に届けることで、希望あふれる地球の未来の実現に向け、時代を動かしていく」企業として、社会へ貢献してまいります。
当第2四半期連結累計期間の売上高は、主として国内事業における価格修正の実施等により、前年同四半期を96億円(1.1%)上回る8,471億円となりました。
営業利益は、国内では物価上昇に伴う消費抑制を受けた減販等の影響を価格修正やコストダウン等で補いましたが、海外での経済回復の遅れに伴う需要低迷やパルプ市況の悪化により、前年同四半期を16億円(△3.9%)下回る388億円となりました。経常利益は、外貨建債権債務の評価替えによる為替差益等の減少により、前年同四半期を94億円(△15.6%)下回る508億円となりました。税金等調整前四半期純利益は、前年同四半期を75億円(△13.0%)下回る500億円となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同四半期を63億円(△16.6%)下回る316億円となりました。
2023/11/13 14:59