有価証券報告書-第16期(2022/04/01-2023/03/31)
(重要な後発事象)
(株式取得による会社等の買収)
当社は、環境・リサイクル事業を営むトーエイ株式会社(以下、「トーエイ」)の持株会社であるトーエイホールディングス株式会社(以下、「トーエイHD」)の発行済株式のうち70%を取得(以下、「本資本参加」)いたしました。
株式取得の概要
(1)被取得株式企業の名称及びその事業の内容
被取得株式企業の名称:トーエイホールディングス株式会社
事業の内容 :持株会社・子会社の管理運営
資本金 :1百万円
(2)株式取得の目的
当社は「環境関連事業」を製紙3事業に次ぐ第4の基幹事業として位置づけ、将来の収益基盤を強化するべく事業領域の拡大を図っております。
なかでも、資源再活用ビジネスは高度循環型社会を目指す機運の高まり等を背景に今後も持続的な成長が期待される分野であり、2020年1月にグループ入りした株式会社駿河サービス工業を端緒に、第4次中期経営計画以降当該分野へ経営資源を傾注してまいりました。本資本参加もその一環として実施するものです。
トーエイは、愛知県でも有数の環境・リサイクル事業者であり、その事業内容はプラスチックやガラス、家電リサイクル事業等の循環型社会に貢献する幅広い部門で構成され、いずれも業績は安定的に推移しております。本資本参加により、同社を核とした環境・リサイクル事業のさらなる発展と共に、当社の資源再活用ビジネスとのシナジーが想定されるほか、互いの経営資源を融合することで両社の事業領域のさらなる拡大を見込んでおります。同社は当社が当該分野で掲げるビジョン『技術と信頼を背景に、非化石燃料事業を起点とした資源・エネルギー関連事業で循環型社会の構築に資する』を目指すうえで今後欠かせないものになると認識しております。
(3)株式取得の相手先の名称
今津 真治 他4名
(4)株式取得の時期
2023年4月3日
(5)取得する株式の数、取得価額及び取得後の持分比率
①取得する株式の数 70株
②取得価額 2,826百万円
③取得後の持分比率 70%
(生産体制集約に伴う工場の閉鎖)
当社は、2023年5月12日開催の取締役会において、特殊紙の生産体制集約に伴い岐阜工場を閉鎖することを決議いたしました。
工場閉鎖の概要
(1)閉鎖する工場
名称 岐阜工場
所在地 岐阜県岐阜市上川手814
主な生産品目 特殊印刷用紙
従業員数 57名(うち正社員44名)
主な設備
(2)背景
岐阜工場は、当社が真砂製紙㈱を1964年に吸収合併したことから当社としてのスタートを切り、これまで当社の主力製品であるファンシーペーパーのマザー工場としてオリジナリティーの高い製品を開発、生産してまいりました。岐阜工場では、これまで約100ブランドの製品を生産し、日本の文化の発展に大きく貢献してきたと考えております。
一方で、特殊紙を取り巻く事業環境は厳しく、特に印刷情報メディア用途における需要減少は継続しており、当社では中国市場を主なターゲットとした和紙楽活(KAMI Lab.)ブランドの立上げ、工業用で使用される機能紙の拡販等対策を進めてまいりましたが、このたび岐阜工場の生産を停止し、特殊紙の生産を三島工場に集約することで特殊紙生産体制の最適化が図られ、お客様により安定的に製品を供給することができると判断いたしました。
岐阜工場で生産している製品につきましては、設備面、技術面、収益面などから製品別に検証し、基本的に三島工場へ移管する予定であり、同敷地内にある㈱モルディアのパルプモウルド生産設備につきましては、当社三島工場への移設を検討しております。
また、岐阜工場の従業員につきましては、雇用維持を基本方針として他の事業所またはグループ会社への配置転換を進めてまいります。
(3)生産停止予定日
2024年3月末(予定)
(4)業績に与える影響
本件が2024年3月期以降の連結業績に与える影響につきましては精査中であり、現時点においては未確定であります。
(株式取得による会社等の買収)
当社は、環境・リサイクル事業を営むトーエイ株式会社(以下、「トーエイ」)の持株会社であるトーエイホールディングス株式会社(以下、「トーエイHD」)の発行済株式のうち70%を取得(以下、「本資本参加」)いたしました。
株式取得の概要
(1)被取得株式企業の名称及びその事業の内容
被取得株式企業の名称:トーエイホールディングス株式会社
事業の内容 :持株会社・子会社の管理運営
資本金 :1百万円
(2)株式取得の目的
当社は「環境関連事業」を製紙3事業に次ぐ第4の基幹事業として位置づけ、将来の収益基盤を強化するべく事業領域の拡大を図っております。
なかでも、資源再活用ビジネスは高度循環型社会を目指す機運の高まり等を背景に今後も持続的な成長が期待される分野であり、2020年1月にグループ入りした株式会社駿河サービス工業を端緒に、第4次中期経営計画以降当該分野へ経営資源を傾注してまいりました。本資本参加もその一環として実施するものです。
トーエイは、愛知県でも有数の環境・リサイクル事業者であり、その事業内容はプラスチックやガラス、家電リサイクル事業等の循環型社会に貢献する幅広い部門で構成され、いずれも業績は安定的に推移しております。本資本参加により、同社を核とした環境・リサイクル事業のさらなる発展と共に、当社の資源再活用ビジネスとのシナジーが想定されるほか、互いの経営資源を融合することで両社の事業領域のさらなる拡大を見込んでおります。同社は当社が当該分野で掲げるビジョン『技術と信頼を背景に、非化石燃料事業を起点とした資源・エネルギー関連事業で循環型社会の構築に資する』を目指すうえで今後欠かせないものになると認識しております。
(3)株式取得の相手先の名称
今津 真治 他4名
(4)株式取得の時期
2023年4月3日
(5)取得する株式の数、取得価額及び取得後の持分比率
①取得する株式の数 70株
②取得価額 2,826百万円
③取得後の持分比率 70%
(生産体制集約に伴う工場の閉鎖)
当社は、2023年5月12日開催の取締役会において、特殊紙の生産体制集約に伴い岐阜工場を閉鎖することを決議いたしました。
工場閉鎖の概要
(1)閉鎖する工場
名称 岐阜工場
所在地 岐阜県岐阜市上川手814
主な生産品目 特殊印刷用紙
従業員数 57名(うち正社員44名)
主な設備
マシン | 型式 | 日産量 (t/日) | 生産品目 |
5号機 | 円網多筒 | 7 | 特殊印刷用紙 |
6号機 | 長網多筒 | 12 | 特殊印刷用紙 |
(2)背景
岐阜工場は、当社が真砂製紙㈱を1964年に吸収合併したことから当社としてのスタートを切り、これまで当社の主力製品であるファンシーペーパーのマザー工場としてオリジナリティーの高い製品を開発、生産してまいりました。岐阜工場では、これまで約100ブランドの製品を生産し、日本の文化の発展に大きく貢献してきたと考えております。
一方で、特殊紙を取り巻く事業環境は厳しく、特に印刷情報メディア用途における需要減少は継続しており、当社では中国市場を主なターゲットとした和紙楽活(KAMI Lab.)ブランドの立上げ、工業用で使用される機能紙の拡販等対策を進めてまいりましたが、このたび岐阜工場の生産を停止し、特殊紙の生産を三島工場に集約することで特殊紙生産体制の最適化が図られ、お客様により安定的に製品を供給することができると判断いたしました。
岐阜工場で生産している製品につきましては、設備面、技術面、収益面などから製品別に検証し、基本的に三島工場へ移管する予定であり、同敷地内にある㈱モルディアのパルプモウルド生産設備につきましては、当社三島工場への移設を検討しております。
また、岐阜工場の従業員につきましては、雇用維持を基本方針として他の事業所またはグループ会社への配置転換を進めてまいります。
(3)生産停止予定日
2024年3月末(予定)
(4)業績に与える影響
本件が2024年3月期以降の連結業績に与える影響につきましては精査中であり、現時点においては未確定であります。