有価証券報告書-第37期(平成31年1月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/03/26 16:10
【資料】
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【項目】
118項目

対処すべき課題

(1)経営方針
当社は「感動プロデュース企業へ」を経営ビジョンとして掲げ、メッセージやストーリーの詰まったコンテンツを創造し、感動の輪を広げることにより、コンシューマーやクライアントに感動体験と需要創造を提供することが当社の最大の価値であると考えております。
(2)経営戦略等
①当社の強みである事業ドメインを下記のように定義し、経営資源の「選択と集中」を行うことで、ムダ・ムリのない事業運営をしてまいります。
・東京マーケティングドメイン
「東京圏で他社にマネのできないオリジナルのコンテンツとマーケティングモデルを創る。」
・投稿コンテンツドメイン
「ターゲット別投稿サイトの運営を起点とした投稿コンテンツの多角的な展開によりオリジナルの積層型ビジネスモデルを創る。」
②人材育成と組織力の強化による「生産性」の向上を図ってまいります。
③「既存事業の強化」と「新規事業の着手」を行い、継続的な投資を行ってまいります。
(3)経営上の目標の達成状況を判断する為の客観的な指標等
売上高、営業利益、営業利益率等を重要な経営指標としております。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当社の事業は、雑誌、書籍の出版、女性向けWEBサイトや小説サイトの運営、地域情報誌の発行など多様な事業特性を有しております。出版業界の今後の見通しといたしましては、メディアの多様化や一般消費者の多様な嗜好性を反映し、緩やかなマイナス成長が予想されております。特に出版販売マーケットは消費者が趣味嗜好に合致したものだけを求める傾向がより顕著になってきており、メディアごとの淘汰及びセグメント化がより顕著に進むものと予想されます。そのような状況の中で、当社といたしましては、多様化するユーザーの嗜好にあった的確なマーケティング及び明確なターゲティングによる商品開発が必要であると考えております。
ネットビジネスの領域におきましては他社との競合が激しくなってきており、他サービスとの差別化が必要であります。当社は出版社ならではの強みを活かしたWEBコンテンツの開発や、マーケティング活動の強化が必要と考えております。
組織面におきましては、人材の育成、社内教育の充実、情報の共有、知識の蓄積、そして個人情報の保護も含めた情報管理やITに関するセキュリティ対策の徹底も重要であると認識しており、その対応も行っております。