有価証券報告書-第111期(2023/04/01-2024/03/31)
②戦略
気候変動が当社に及ぼす影響を把握するため、国際エネルギー機関(IEA)および気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が公表した長期シナリオ(IEA NZE2050、IPCC AR6、AR5、SR1.5等)を参考に、シナリオ分析を行いました。温暖化の進行が「+4℃」と「+1.5℃」の社会における主要なリスクと機会、対応は以下のとおりです。
気候変動が当社に及ぼす影響を把握するため、国際エネルギー機関(IEA)および気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が公表した長期シナリオ(IEA NZE2050、IPCC AR6、AR5、SR1.5等)を参考に、シナリオ分析を行いました。温暖化の進行が「+4℃」と「+1.5℃」の社会における主要なリスクと機会、対応は以下のとおりです。
| 物理リスク(+4℃の世界):中長期~長期 | |||
| 社会の変化 | 主要なリスク | 影響 | 主な対応 |
| 気象現象の激甚化 (大雨、熱帯低気圧など) | ・浸水リスク(洪水、高潮・高波など)による事業活動の停滞 ✓生産拠点の長期停止 ✓サプライチェーンの寸断 | 中 | ・BCP対策の継続的強化 ✓重要拠点の浸水対策強化 ✓サプライチェーン強靭化 |
| 気温上昇 渇水、水質悪化 | ・作業環境の悪化による生産性の低下 ・渇水、水質悪化による操業度の低下 | 中 | ・作業環境の継続的改善 ・水ストレスの把握と対策 |
| 移行リスク(+1.5℃の世界):短中期~中長期 | |||
| 社会の変化 | 主要なリスク | 影響 | 主な対応 |
| 政策・規制強化 | ・NDC目標の引き上げによる関連設備投 資、技術開発投資の大幅な増加 ・炭素価格の引き上げなど新たな政策・規制の導入に伴う、コスト負担の増加 | 大 | ・GHG排出削減の推進 ✓省エネルギー、プロセス効率化、 CO₂分離回収、エネルギー転換など |
| 機会(+1.5℃への抑制):中期~中長期 | |||
| 社会の変化 | 主要な機会 | 影響 | 主な対応 |
| エネルギー効率の向上 | ・エネルギー関連材料の需要増加 | 大 | ・電池材料、半導体材料の開発 |
| 資源循環型社会への移行 | ・ガス分離回収ニーズの拡大 ・リサイクル製品など環境負荷低減に貢献する製品の需要拡大 | 大 | ・PSAの高性能化と事業拡大 ・リサイクル技術の開発 |