有価証券報告書-第117期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/29 13:27
【資料】
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【項目】
127項目

[目標とする指標]
当社グループは、連結営業利益と営業利益率及びROE(自己資本利益率)を、目標とする経営指標と位置付けております。
<当社グループの業績目標>
平成28年3月期
実績
平成31年3月期
目標
売上高7,537億円7,500億円
営業利益694億円850億円
営業利益率9.2%10%以上
ROE(自己資本利益率)12.6%10%以上

[平成28~30年度中期経営計画について]
当社グループは、持続的な成長の実現に向け、平成28年度を初年度とする3ヵ年の中期経営計画を策定しました。中期経営計画では、「ハイブリッド経営の深化」、「財務基盤の維持及び強化」、「安全改革の推進」を経営の基本方針に据え、M&Aを含めた成長投資や研究開発を通して、より戦略的かつ効率的なグループ経営を展開してまいります。
[対処すべき課題]
中期経営計画における目標の実現に向け、当社グループの対処すべき課題は次のとおりであります。
(石油化学事業)
オレフィン分野では、ナフサクラッカーの競争力強化に向け、事業環境に柔軟に対応した生産・販売体制並びに原料コストに適正なスプレッドを乗せた製品価格体系の構築を図ってまいります。また、外部購入するエチレン及びベンゼンについては、安定量の確保に万全を尽くすとともに、より競争力のある価格条件で調達できるように努めてまいります。
ポリエチレン分野では、コスト競争力の高い北米シェールガスや中国で進行する石炭化学由来のポリエチレン設備新増設により、世界的な需給緩和が懸念されるため、汎用品と競合しない差別化戦略の推進を図りながら、付加価値の拡大に取り組んでまいります。また、機能性ポリマー分野においては、コスト削減、得意分野における更なる技術力の強化、高付加価値化、差別化及び新規ポリマーの開発により収益力の強化に努めてまいります。また、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)については、第2製造設備新設の検討を進めてまいります。
(クロル・アルカリ事業)
強力なインフラをベースとした苛性ソーダ、塩化ビニルモノマー、塩化ビニル樹脂、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)からなるビニル・イソシアネート・チェーン事業において、海外事業会社を含めた更なる最適化・効率化を推進することによって、コスト競争力を高め収益力の強化に努めてまいります。
化学品分野では、持分法適用関連会社であったフィリピンのソーダ工業製品の製造・販売会社であるマブハイ・ビニルCo. の株式を追加取得し、子会社化いたしました。これにより、当社との一体的運営体制の強化を図りながら、より積極的な事業展開を推進してまいります。また、南陽事業所の発電用ボイラをリプレースすることにより、発電インフラの強化を図ってまいります。(平成30年12月完工予定) また、これにより余剰となる電力については、他事業所及びグループ会社への電力託送等の検討を進めてまいります。更に、フィリピンの塩化ビニル樹脂の製造・販売会社であるフィリピン・レジンズ・インダストリーズ,Inc.社での生産能力増強の検討も進めてまいります。
ウレタン分野では、MDIにおいて、汎用品から特殊品へ、単品販売からシステム販売へのシフトを加速することにより、高付加価値化の促進を図ってまいります。また、MDIの販売については、今後安定的に需要の成長が期待できる東南アジア、インド及び北米地域での販売体制の強化を図りながら、中国依存度を低減することにより、収益性の安定化を目指してまいります。
(機能商品事業)
バイオサイエンス・有機化成品・高機能材料分野において、それぞれの分野で主導的地位を保持する商品群の規模の拡大、並びに新たな製品の創出を加速し、安定した収益力の向上に努めてまいります。
バイオサイエンス分野では、酵素免疫測定試薬製造設備の生産能力を増強(平成28年10月完工予定)いたします。これにより、全自動化学発光酵素免疫測定装置に対応した専用試薬の生産拡大に取り組んでまいります。また、バイオサイエンス分野の強化・拡大の一環として、インドの体外診断薬製造販売会社であり、販売代理店であるライラック・メディケアPvt.Ltd.社(現・トーソー・インディアPvt.Ltd.社)を買収いたしました。更に、R&DやM&Aを積極的に推進し、新技術・新製品の獲得等により事業領域の拡大を図ってまいります。
有機化成品分野では、エチレンアミンプラントにおいて、ローアミンの発生をゼロに制御できる技術を確立いたしました。これにより、ハイアミン生産比率の向上を図りながら、エチレンアミンの利益極大化を目指してまいります。また、臭素事業の更なる基盤強化を図るために、臭素製造設備の効率化投資(平成29年春完工予定)を実施いたします。
高機能材料分野では、ハイシリカゼオライトのアジア市場の需要拡大及び製品の安定供給を目的とした事業継続計画(BCP)の観点から、同製品の海外生産拠点をマレーシアに建設中(平成28年11月完工予定)であります。更に、次期能力増強についても検討を進めてまいります。また、ファイン・セラミックスの一種であり、歯科材料や装飾品用途等で需要が拡大しているジルコニア粉末製造設備の生産能力を南陽事業所で増強(平成27年11月完工)し、更には四日市事業所での増強(平成28年10月完工予定)も進めております。また、次期能力増強についても検討を進めてまいります。
(エンジニアリング事業)
オルガノグループにおいて、排水・薬品・海外の3つの事業へ注力し、事業ポートフォリオの転換を加速するとともに、ソリューションビジネスの拡大を図り、安定した収益基盤を構築することを目指してまいります。また、建設分野においては、技術やサービスの向上に努め、満足度の高いサービスの実現に向け取り組んでまいります。
(財務基盤強化)
具体的な目標としては、自己資本比率50%以上を目標とし、有利子負債の圧縮に努めてまいります。
(安全改革の推進)
2012年から取り組んでいる安全改革活動を継続的に実施し、安全文化の醸成に努めてまいります。具体的には、熟練運転員のKnow-How、技能の「標準化」「システム化」による安全・安定運転技術の確立、トラブル・異常現象撲滅のための継続的な資金投入を含めた設備管理体制の強化及び化学プラント実習設備での実践教育やKnow-Why教育拡充によるトラブル対応力の養成を通して教育・訓練の充実を図ること等により、安全改革活動を推進してまいります。
当社グループは、このような課題に真摯に取り組むとともに、着実な成果の実現に向け邁進してまいります。また、当社グループが、ステークホルダーの皆様から信頼される会社を目指すとともに、環境・安全・健康基本理念に則り、今後も引き続き循環型社会の一員として、環境・安全に配慮し、社会に貢献できる企業としての活動も続けてまいります。

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